JPH1087876A - 単層フィルム - Google Patents

単層フィルム

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JPH1087876A
JPH1087876A JP24160296A JP24160296A JPH1087876A JP H1087876 A JPH1087876 A JP H1087876A JP 24160296 A JP24160296 A JP 24160296A JP 24160296 A JP24160296 A JP 24160296A JP H1087876 A JPH1087876 A JP H1087876A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時にはフィルム同士の粘着力を低く抑
え、且つ使用時にはフィルム同士、梱包物との粘着力が
高く、ロールからの繰り出し易さ(剥離性)及び粘着性
能を十分満足する単層フィルムを提供する。 【解決手段】 分子量分布(MN)が1.00〜1.2
0、数平均分子量(MN)が330〜550のミネラル
オイルが0.10〜1.0重量%付与されている事を特
徴とする単層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送、保管の際の
梱包、金属、木材等の表面保護、若しくは食品、食品容
器を包む場合に用いる単層フィルムに関する。より詳し
くは、製造時、使用時に各々必要とされる粘着性能を発
現させる優れた単層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】単層フィルムは製造方法の簡易性、その
手軽な包装手法により年々広がっている。この中で特に
自己粘着性を有するフィルムは輸送、保管の際の梱包等
に広く利用されている。この際、通常の低密度ポリエチ
レンフィルムでは自己粘着性が不足するため、多層構造
とし、表面層に粘着物質を含有させ、粘着性を持たせる
方法等が特開平5−43849号公報に開示されてい
る。また自己粘着性を持たすため密度を下げた超低密度
ポリエチレンや、通常フィルムにおいて既に自己粘着性
を有するポリ塩化ビニリデン系フィルム等を使用する事
がある。しかしながらいずれに於いても粘着を付与させ
るのみで粘着力を制御するものではない。
【0003】一方、特開平5−116257号公報には
自己粘着性が強すぎ、フィルムを原反から繰り出す際に
大きな剥離音がするために、これを防ぐ事を目的とし剥
離剤をフィルム中に含有させる方法等が開示されてい
る。しかし、この方法は原反からのフィルムの繰り出し
時にフィルム同士の剥離力を弱めるだけのものであって
実際のフィルムを使用する際の粘着力を適切な範囲内に
制御するものではなかった。
【0004】さらに種々の構成の多層フィルムが文献や
特許公報に開示されてはいるが、フィルム構成を多層と
した場合製造工程が煩雑となり、様々なトラブルが発生
し易く、生産性を低下させる原因となりやすい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点を克服し、製造時にフィルム同士の粘着力を低く
抑え、且つ使用時にはフィルム同士との粘着力を高める
こと、すなわちロールからの繰り出し易さ(剥離性)と
粘着性能を兼備する単層フィルムを提供する事を課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決するため、特定のミネラルオイルを単層フィルム
に付与する事により粘着力を制御した単層フィルムを見
出し、本発明をなすにいたった。即ち、本発明は分子量
分布(MW/MN)が1.00〜1.20、数平均分子
量(MN)が330〜550のミネラルオイルが0.1
0〜1.0重量%付与されている事を特徴とする単層フ
ィルムに関する。以下に、本発明を詳細に説明する。
【0007】まず粘着性能を有する単層フィルムの製造
時、使用時に必要とされる特性について説明する。粘着
性能を有するフィルムはフィルム自体に粘着性を有する
場合と粘着剤を押出工程で練り込む場合もしくは製造さ
れたフィルムに塗布する場合がある。いずれの方法に於
いても製造工程初期に強い粘着力があるとフィルム同士
がくっつき、再ブローできない場合や、原反フィルムか
らフィルムを引き出す事ができ難く成り、所定の製品サ
イズにスリットする際にシワが生じてしまう場合があ
る。従って、製造時には粘着力が小さく、さらに製品と
して使用する際には粘着力を必要程度高い範囲内にする
技術が必要とされる。
【0008】本発明は特定のミネラルオイルを単層フィ
ルムに付与する事により、製造時のフィルムに剥離性能
を持たせ、上記の必要とされる機能を持たせる事を可能
とした。即ち、本発明のフィルムは、製造時にはミネラ
ルオイルがフィルム表面に存在するためフィルム同士の
粘着力は低くなる。一方、ミネラルオイルはフィルム表
面から中へもしくはフィルム中を移行することが可能な
ため、製造時にフィルム表面もしくはフィルム表面付近
に存在したミネラルオイルは、フィルムとの相溶性、保
存条件等に応じてフィルム中へ移行する。この際、移動
速度が速すぎると製造中にフィルム表面もしくはその付
近のミネラルオイルが少なくなり、過剰粘着が発生し、
フィルムの製造が困難になる。また移動速度が遅いと使
用時に表面に必要以上のミネラルオイルが存在するため
粘着力を妨げる結果となる。従って、適切な移動速度を
持ち、移行量が適切となるミネラルオイルが必要とな
る。本発明者らは、このミネラルオイルの移行量は分子
量、分子量分布が大きく関与している事を見いだした。
【0009】本発明で使用されるミネラルオイルとは、
例えば工業用途に使用されている流動パラフィンや食品
添加物公定書記載の流動パラフィン等が挙げられる。本
発明の単層フィルムは、上記ミネラルオイルが付与され
ている。ここで、付与とは、フィルム製造時或いは製造
後における塗布の他、含浸、吹き付け、押出工程におけ
る練り込み等をいい、ミネラルオイルの少なくとも一部
がフィルムの表面或いはその近傍に存在することを意味
する。
【0010】本発明のミネラルオイルの役割は、粘着性
能を有した単層フィルムに適切な剥離性能を発生させ、
その結果フィルムの粘着力を制御させるもので、数平均
分子量は330〜550であることが必要である。33
0未満であるとフィルム表面のミネラルオイルがフィル
ム中に移行し易く、長期間安定した剥離性能を保つ事が
できず、製造後短期間内に使用しなければ満足する剥離
性能を示すことができなくなる。550より大きいとフ
ィルム表面からフィルム中へ移行し難くなり、フィルム
中に不均一に存在し、適切な剥離性能を発生させる事が
できない。好ましくは350〜480、さらに好ましく
は390〜460の範囲にある事が良い。
【0011】又、分子量分布(MW/MN)は1.00
〜1.20の範囲にある事が必要である。分子量分布が
広すぎると即ちMW/MNの値が1.20より大きいと
ミネラルオイルの移動速度を制御しきれず、特に使用時
の粘着力を発現させる事が困難である。好ましくは1.
00〜1.10の範囲が良い。単層フィルムに付与する
ミネラルオイルの量は0.01〜1.0重量%であるこ
とが必要である。0.01重量%より少ないと製造時に
剥離性能を十分に発現させるこのが出来ない場合があ
る。1.0重量%より多いと使用時にフィルム表面を完
全に覆ってしまい粘着性能を発現させる事ができない場
合がある。より好ましくは0.1〜0.5重量%の範囲
内である。
【0012】特にフィルム製造後から使用までに高い温
度条件にて保存される場合には、ミネラルオイルは、直
鎖状炭化水素C20、C21、C22、C31、C3
2、C33相当分子量成分の各割合の合計が35〜50
体積%、且つ直鎖状炭化水素C31、C32、C33相
当分子量成分(B成分)の合計割合と直鎖状炭化水素C
20、C21、C22相当分子量成分(A成分)の合計
割合の比(B/A)が4.0〜10.0である事が好ま
しい。ここで、直鎖状炭化水素C20、C21、C2
2、C31、C32、C33相当分子量成分とは、後述
のように、ガスクロマトグラフによる測定において、炭
素数20、21、22、31、32、33の直鎖状炭化
水素の標準サンプルと同位置に検出される成分をいう。
従って、環状炭化水素であっても、前記炭素数の直鎖状
炭化水素と同位置に検出される成分は、その炭素数の直
鎖状炭化水素相当分子量成分という。例えば炭素数25
の環状炭化水素であっても、例えば炭素数28の直鎖状
炭化水素と同位置に検出される成分は、直鎖状炭化水素
C28相当分子量成分という。
【0013】直鎖状炭化水素C20、C21、C22、
C31、C32、C33相当分子量成分はフィルム製造
時に剥離性能を特に強く示す事があり、また直鎖状炭化
水素C31、C32、C33相当分子量成分は製造後時
間が経過しフィルムを原反等の巻いた状態で剥離性能を
特に強く示す事がある。これは製造工程初期には直鎖状
炭化水素C20、C21、C22、C31、C32、C
33相当分子量成分がフィルム表面にも存在していた
が、この中で保存温度が高い場合、直鎖状炭化水素C2
0、C21、C22相当分子量成分は分子量が低いため
比較的早くフィルム中へ移行し、保存温度が高くても使
用時には主に直鎖状炭化水素C31、C32、C33相
当分子量成分がフィルム表面に残る結果となる。このよ
うな機構によりフィルム製造時にはフィルム表面にはミ
ネラルオイル量が多くフィルム同士の粘着力が弱く、使
用時にはミネラルオイルの量がフィルム表面で少なくな
り、フィルムの粘着力が強くする事が可能となる。従っ
て、フィルムの種類、製造工程によっては直鎖状炭化水
素C20、C21、C22、C31、C32、C33相
当分子量成分の割合の合計が35〜55体積%の範囲内
にあると制御効果がより顕著に表れる事がある。より好
ましくは37〜48体積%が良い。さらに直鎖状炭化水
素C31、C32、C33相当分子量成分の合計割合
(B)と直鎖状炭化水素C20、C21、C22相当分
子量成分の合計割合(A)の比(B/A)が4.0〜1
0.0である事が好ましい。4.0未満であるとフィル
ム表面からフィルム中への移行量が短時間で多くなりす
ぎ使用時までの長期間に安定した剥離性能を維持できず
一定の粘着力を維持させる事ができない。また10.0
より大きいと高分子量成分が多くなり、フィルム中やフ
ィルム中からフィルム表面へ移行し難くなり、フィルム
中に不均一に存在し、適切な剥離性能を発生させる事が
できない場合がある。より好ましくは4.0〜9.0の
範囲内が良い。
【0014】本発明において使用されるミネラルオイル
の動粘度は20cSt〜70cSt(40℃)の範囲内
にあることが好ましい。20cStより低いとフィルム
表面で流動性が高くなり分布にムラを生じその結果とし
て剥離ムラを生じる場合がある。70cStより高いと
ミネラルオイル自体に粘着力を有するようになり剥離性
能が低下する。従って動粘度は20cSt〜70cSt
(40℃)の範囲内にあることが好ましいが35cSt
〜50cSt(40℃)の範囲であることがより好まし
い。さらには37cSt〜45cSt(40℃)である
ことが好ましい。
【0015】本発明の単層フィルムとしては、塩化ビニ
リデン系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリエチ
レン系等のポリオレフィン系フィルム等が用いられる。
ここで、ポリオレフィン系フィルムでは特に後述のゲル
パーミエーションクロマトグラフ(GPC)法により測
定される分子量分布(MW/MN)が1.5〜3.5、
密度0.865〜0.914g/cm3 、共重合体がオ
クテンのポリエチレン系フィルムが好ましい。
【0016】単層フィルムにポリ塩化ビニリデン系フィ
ルムを使用する場合には、塩化ビニリデンと塩化ビニル
の共重合体、塩化ビニリデンとメチルアクリレートの共
重合体、塩化ビニリデンとブチルアクリレートの共重合
体、塩化ビニリデンと2ーエチルヘキシルアクリレート
の共重合体から成るフィルムが挙げられる。いずれのフ
ィルムにおいても塩化ビニリデン含有量は73重量%以
上が好ましく、さらに80重量%以上が好ましく、さら
には85重量%以上がより好ましい。この中で特にミネ
ラルオイルの移行の制御のし易さの点から塩化ビニリデ
ンと塩化ビニルの共重合体を使用したフィルムが好まし
い。塩化ビニリデン系フィルムに使用する共重合体の分
子量(MW)はフィルム強度及び成形加工性の面から5
0000以上200000以下が好ましい。さらに好ま
しくは70000以上150000以下が好ましい。分
子量分布(MW/MN)は成形加工性およびフィルムの
表面外観の面より1.1〜20.0が好ましい。さらに
は1.5〜5.0の範囲がより好ましい。
【0017】単層フィルムにポリエステル系フィルムを
使用する場合、特に限定されるわけではないが、例えば
後述の方法により求められる面配向度が0.04以上
0.15以下の共重合ポリエステルフィルムであって、
該共重合ポリエステルが還元粘度0.8デシリットル/
g以上1.6デシリットル/g以下であることが好まし
い。また、テレフタル酸を主成分とするジカルボン酸成
分と1,4−ブタンジオール及び下記式(1)で示され
る一種以上のジオールを含むジオール成分よりなり、全
酸成分に対して、m=2のジオールが0.2モル%未満
の時、m=2のジオールを除く全ジオール成分100モ
ル%中、1,4−ブタンジオールが55モル%以上85
モル%以下m=1のジオールが15モル%以上45モル
%以下であり、m=2のジオールが0.2モル%以上3
モル%以下の時m=2のジオールを除く全ジオール成分
100モル%中1,4−ブタンジオールが55モル%以
上90モル%以下、m=1のジオールが10モル%以上
45モル%以下である共重合ポリエステルフィルム等が
挙げられる。
【0018】
【化1】
【0019】ここで全酸成分とは、エステル重縮合反応
に寄与するカルボキシル基を有するポリカルボン酸を指
す。さらに詳述すると、該共重合ポリエステルフィルム
の場合、全酸成分に占めるテレフタル酸の割合は90モ
ル%以上であることが好ましく、全成分がテレフタル酸
であっても構わない。該共重合ポリエステルを構成する
ジオール成分のもう一つの必須成分は前記(1)式で示
されるジオール、即ち、m=1のジオールとして表され
るポリエチレングリコール及び/またはm=2のジオー
ルとして表されるポリテトラメチレングリコールであ
る。該ジオールはそれぞれ単独で用いても、また併用し
て用いてもよいがポリエチレングリコールとポリテトラ
メチレングリコールの両者を用いることが好ましい。又
該共重合ポリエステルフィルムには添加剤として下記式
(2)(3)で示される化合物、ソルビタン脂肪酸、ポ
リブタジエン、ポリブテン、水添ポリブテン、ポリイソ
ブチレン等の粘着付与剤、ブロッキング防止剤、安定剤
(ヒンダードフェノール系、チオプロピオン酸エステ
ル、脂肪酸サルファイド及びジサルファイド、フォスフ
ァイト及びチオフォスファイト等の酸化防止剤等)を必
要に応じて一種もしくは二種以上併用して添加しても良
い。(2)で表される化合物としてはモノまたはジグリ
セリンとウンデシル酸、ラウリル酸、トリデシル酸、ミ
リスチン酸、ペンタデシル酸、ステアリン酸、ノナデカ
ン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸より選ば
れる脂肪酸のエステル等が挙げられる。(3)で表され
る化合物としてはプロピレングリコールとウンデシル
酸、ラウリル酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタ
デシル酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、オレイン酸、
リノール酸、リノレイン酸より選ばれる脂肪酸のエステ
ル等が挙げられる。ソルビタン脂肪酸エステルとしては
ソルビタンとウンデシル酸、ラウリル酸、トリデシル
酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、ステアリン酸、ノ
ナデカン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸よ
り選ばれる脂肪酸のエステル等が挙げられる。これらの
粘着付与剤の添加量は必要に応じて添加すればよく特に
制限はないが1.5重量%以上9.1重量%以下添加す
ることが好ましい場合がある。
【0020】
【化2】
【0021】またポリエステル系フィルムはポリ塩化ビ
ニリデン系フィルムと比較すると一次構造が異なるため
ミネラルオイルとの相溶性が異なる。従って本発明のミ
ネラルオイルの剥離性能(フィルム同士の粘着性能)に
対する影響が異なる。本発明において、フィルムの厚み
は、フィルム強度及び、使い易さから8ミクロン以上3
0ミクロン以下が好ましい。さらには8ミクロン以上1
6ミクロン以下がより好ましい。
【0022】本発明においては、必要に応じて種々の添
加剤を使用する事ができる。添加剤として滑剤、防曇
剤、安定剤(一例:エポキシ化植物油、エチレンジアミ
ン4酢酸塩、アミン系もしくはフェノール系の酸化防止
剤、イオウ系の酸化防止剤、リン系の酸化防止剤、ベン
ゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系
もしくはシアノアクリレート系の光安定剤、ヒンダード
ピペリジン系の光安定剤)等が一例として挙げられる。
また場合によっては可塑剤、ポリブテン、水添ポリブテ
ン等を添加しても良い。これらを全て、もしくは必要に
応じて一種又は数種類を添加しても良い。
【0023】本発明の単層フィルムの製造方法は特に限
定されるものではないがその例を示す。まず単層ポリ塩
化ビニリデン系フィルム、単層ポリエステル系フィルム
を製造する場合では、例えばいわゆるトラップドバブル
法が用いられる。詳述すると押出機に樹脂が送られ樹脂
が溶融される。溶融された樹脂は押出機先端に取り付け
られた環状ダイから管状に押し出される。特に高い厚み
精度が必要な場合は、押出機と環状ダイの間にギヤポン
プを設置しても良い。押し出された溶融樹脂は冷却水で
冷却される。この際、溶融管状樹脂の内部に本発明記載
のミネラルオイルを入れておきバブル内面にミネラルオ
イルを塗布する。塗布量の制御はこのバブルをピンチす
るピンチロールの圧力で行う。一旦ピンチされた管状樹
脂は再度加熱後ブロウアップされたバブルを形成する。
又必要に応じては電離性放射線の照射による架橋をおこ
なってもよい。再度この際に縦方向、横方向に延伸を受
け所定のフィルムサイズと成る。このブロウンバブルを
折りたたみつつピンチロールで引き取った後巻き取る。
巻取方法は幾種類かあるが巻取工程前にスリットを行い
チューブ状の単層フィルム切り開き巻き取る方法。また
巻取った2枚重ねの原反単層フィルムを次の工程のスリ
ット機で切り開きさらに所定のサイズの製品にスリット
する方法等がある。
【0024】又単層ポリエステル系フィルムを製造する
場合にTダイを使用する事もできる。詳述すると樹脂原
料を混合設備で混合した後、押出機に送られ、溶融され
る。溶融された樹脂は押出機先端に取り付けられたTダ
イからシート状に押し出される。特に高い厚み精度が必
要な場合は、押出機とTダイの間にギヤポンプを設置し
ても良い。押し出された溶融樹脂はチルロールで冷却固
化され単層フィルムを得る。さらに必要に応じて加熱ロ
ール等での縦方向の延伸、テンター等での横方向の延伸
を行ってもよいし又2軸延伸装置を使用し延伸しても良
い。本発明記載のミネラルオイルはこの成形方法を行う
場合、Tダイから押し出されたシートに塗布しても良い
し、延伸後のフィルムに塗布しても良い。この工程の
後、端部をスリットし原反を得る。この原反を所定のサ
イズにスリットし製品を得る方法等がある。
【0025】本発明による単層フィルムは用途は特に限
定されないが樹脂板、金属板等の保護に用いられる表面
保護フィルム、食品や食品容器を包むクリングフィル
ム、ラップフィルム等の用途等にも利用することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、実施例及び比較例を挙げて
本発明をさらに詳細に説明する。但し、本発明はこれら
の実施例のみに限定されるものではない。実施例では以
下の測定方法を使用した。 (1)ミネラルオイルの付与量の測定方法 ミネラルオイルの付与量の検定は以下の方法で行う。ポ
リ塩化ビニリデン系フィルムの場合テトラヒドロフラン
に、ポリエステル系フィルムの場合トリフルオロ酢酸/
クロロホルム(1/2重量比)に各サンプルを10重量
%溶解させた溶液を「アサヒクリン225」(旭硝子
(株)製)<商品名>で再沈させる。フィルターで濾過
した後、濾液を蒸発乾固させる。再度アサヒクリン22
5<商品名>で溶解させた液を液体クロマトグラフ(L
C)法を使用して測定した。測定装置としてはMill
ipore Corporation製Waters5
10HPLC Pump、カラムはμ−Porasil
を使用し測定を行い、フィルム1g中に塗布されるミネ
ラルオイルの量を算出した。 (2)ミネラルオイルの分子量分布、数平均分子量、直
鎖状炭化水素C20、C21、C22、C31、C3
2、C33相当分子量成分の割合の測定 ミネラルオイルの分子量分布及び数平均分子量は使用す
るミネラルオイルもしくは次記法で単層フィルムから抽
出してガスクロマトグラフ(GC)法を使用して測定す
る。ポリ塩化ビニリデン系フィルムの場合テトラヒドロ
フランに、ポリエステル系フィルムの場合トリフルオロ
酢酸/クロロホルム(1/2重量比)に各サンプルを1
0重量%溶解させた溶液をn−ヘキサンで再沈させる。
フィルターで濾過した後、濾液を蒸発乾固させる。再度
でn−ヘキサン溶解させた液をサンプルとする。測定装
置としてはヒューレトパッカード(株)製HP5890
A、カラムは金属キャピラリーカラム:0.25mm×
15m(Ultra ALLOY(HT))を使用し測
定した。測定された値は炭素数が判っている直鎖状炭化
水素の標準サンプル(例えば炭素数22であればn−ド
コサン(n−C22 46))と比較しサンプルの各炭素数
の割合を炭素数15〜46の範囲で求めた。この値より
分子量分布、数平均分子量を算出した。なお、下記実施
例及び比較例中、直鎖状炭化水素C20、C21、C2
2、C31、C32、C33相当分子量成分の割合につ
いて、%は体積%を意味する。 (3)ミネラルオイルの動粘度 JIS−K2283に準拠して求めた。 (4)単層ポリ塩化ビニリデン系フィルムの塩化ビニリ
デン含有量の測定方法 単層ポリ塩化ビニリデンの組成割合は高分解能のプロト
ン核磁気共鳴測定装置:1H−NMR(日本電子(株)
製α−400)にて測定した。さらに詳述すると重水素
化テトラヒドロフランにサンプルを5%溶解した溶液
を、測定温度約27℃の条件下、400MHzの1H−
NMRで測定し、そのスペクトル中のテトラメチルシラ
ンを基準とした化学シフトが、3.50〜4.20pp
m、2.80〜3.50ppm、2.00〜2.80p
pmの間のピークから溶媒由来のピークを差し引いて求
めた積分値を各々、(a)、(b)、(c)として下記
計算式にて当該単層ポリ塩化ビニリデン系フィルムの塩
化ビニリデンの組成割合を求めた。
【0027】塩化ビニリデンの組成割合(重量%)=
[97.0×((a)+(b)/2)×100]/[9
7.0×((a)+(b)/2)+62.5×((c)
+(b)/2)] (5)単層ポリ塩化ビニリデン系フィルムの重量平均分
子量、分子量分布の測定方法 重量平均分子量の測定はゲルパーミエーションクロマト
グラフ(GPC)法を使用して測定した。具体的に詳述
すると、単層ポリ塩化ビニリデン系フィルムをテトラヒ
ドロフランに溶解し、分子量既知の単分散ポリスチレン
を標準物質として測定する。測定装置としては東ソー
(株)製8000シリーズ<商品名>等を使用した。 (6)単層ポリエステル系フィルムの組成の測定方法 単層ポリエステル系フィルムの溶媒としてトリフルオロ
酢酸/重クロロホルム(1/2重量比)を用いて270
MHz、1 H−NMR(日本電子(株)製)により測定
した。 (7)単層ポリエステル系フィルムの還元粘度の測定方
法 オルソクロロフェノールを溶媒として濃度0.1g/デ
シリトル、25℃の条件でオストワルド粘度計を用いて
測定する。 (8)単層ポリエステル系フィルムの面配向度の測定法 アッベ(株)製の屈折計(アタゴ 1T)を用い、フィ
ルム面に垂直方向(Nz)、フィルム面内の2つの延伸
方向または、1つの延伸方向とそれに垂直方向(Nx、
Ny)の屈折率を求め、面配向度(P)を算出する。 (P)=|(Nx+Ny)/2−Nz| (9)初期剥離性能の評価方法 23℃の恒温室で面積が25cm2 の円柱のそれぞれの
底面側に、皺の入らないように単層フィルムを緊張させ
固定し、その単層フィルム面の相互が重なり合うように
2本の円柱を合わせ、加重500gで1分間圧着した
後、インストロン引張試験器にて単層フィルムを相互に
垂直な方向に引き剥がす時に必要な仕事量を測定した。 評価記号 水準値(単位 g・cm/25cm2 ) 評価 ○ ; 0〜10 ;剥離性能に優れる △ ; 10〜20 ;剥離性能がやや劣る × ; 20以上 ;剥離性能が劣る (10)使用時の剥離性能、粘着力の評価方法 単層フィルムを一ヶ月保管(28℃もしくは40℃)
後、初期剥離性能の測定方法と同じ方法でフィルムを相
互に垂直な方向に引き剥がす時に必要な仕事量を測定し
た。使用時にはロールから単層フィルムを引き出し、被
梱包物を包むため、ロールからの引き出し易さと梱包す
る際単層フィルム同士が剥がれず粘着性を持たなければ
ならないため一定範囲内の粘着力が必要となる。 評価記号 水準値(単位 g・cm/25cm2 ) 評価 ○ ;15〜24 ;剥離性能、粘着性能に優れる △ ;10〜14及び25〜29 ;剥離性能、粘着性能がやや劣る × ;10未満及び30以上 ;剥離性能、粘着性能が劣る (11)総合評価 評価記号 水準値 ○ ; 優れる △ ; やや劣る × ; 劣る
【0028】
【実施例1〜11及び比較例1〜5】表1及び表2に用
いたミネラルオイルの特性を示す。No.1〜No.5
及びNo.7〜No.9は本発明記載のミネラルオイ
ル、No.6は数平均分子量が本発明の範囲より低いミ
ネラルオイル、No.10は数平均分子量が本発明の範
囲より低く、さらに直鎖状炭化水素C20、C21、C
22、C31、C32、C33相当分子量成分の割合の
合計及び直鎖状炭化水素C31、C32、C33相当分
子量成分(B成分)の合計割合と直鎖状炭化水素C2
0、C21、C22相当分子量成分(A成分)の合計割
合の比(B/A)が本発明の好ましい範囲外であるミネ
ラルオイルである。
【0029】表3に同一条件で製膜及び保管した初期剥
離性能、使用時の剥離性能、粘着力の評価方法、及びそ
れらを総合評価した結果を示す。単層ポリ塩化ビニリデ
ンフィルムは通常のいわゆるトラップドバブル方法で得
た。詳述すると塩化ビニルを共重合させ分子量8800
0、分子量分布2.4の塩化ビニリデン含有量90重量
%のポリ塩化ビニリデン樹脂を溶融押出機に供給して溶
融して押出機の先端に取り付けた環状ダイより50kg
/hrの製造能力で押し出した。管状に押し出された溶
融樹脂は冷却水で冷却した。この際管状溶融樹脂の内部
に各ミネラルオイルを入れバブル内面にミネラルオイル
を塗布した。塗布量の制御はこのバブルをピンチする1
stピンチロールの圧力で行った。ピンチした管状溶融
樹脂は再度加熱後、ブロウアップし、原反フィルムを得
た。この原反フィルムをスリット機でスリットし単層の
厚さ10ミクロンの単層ポリ塩化ビニリデンフィルムを
得た。この際得たフィルムの粘着力を24時間以内に測
定し初期剥離性能を評価した。又28℃で一ヶ月間保管
した後の粘着力を測定し、剥離性能、粘着力の評価を行
った。実施例1〜6は本発明の範囲内でミネラルオイル
の含有量、数平均分子量を変化させたものである。初期
剥離性、使用時の剥離性能、粘着力とも良好な結果が得
られた。比較例1はミネラルオイルの数平均分子量の低
いNo.6を使用した単層ポリ塩化ビニリデンフィルム
であるが使用時の剥離性能が劣っていた。比較例2及び
比較例3は数平均分子量は本発明の範囲内のミネラルオ
イルであるが含有量が多すぎる単層フィルムと少なすぎ
る単層フィルムの例である。比較例2の様に多すぎると
使用時の粘着性能が劣り、又比較例3の様に少なすぎる
とフィルム同士が一部くっついた状態となる部分が発生
し製膜途中のブロウアップが均一に行い難くパンクし製
膜が困難で正常なフィルムを得ることができなかった。
この際の塗布量は1stピンチ通過後のパリソンより抽
出し確認した。
【0030】表4にA成分、B成分の合計、及び比を変
化させたミネラルオイルを使用した例及び単層フィルム
の材質を変えた例を示す。実施例7〜10及び比較例4
の単層ポリ塩化ビニリデンフィルムは前記実施例1と同
じ方法で得た。実施例10及び比較例5のポリエステル
系フィルムはTダイ法及び2軸延伸装置を使用して得
た。詳述すると組成、テレフタル酸、1,4−ブタンジ
オール、トリエチレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコールが各々100モル%、75モル%、25モル
%、0.6モル%(詳述すると全ジオール成分に対して
1,4−ブタンジオール、トリエチレングリコール、各
々75モル%、25モル%、ポリテトラメチレングリコ
ールはテレフタル酸100モル%に対して0.6モル%
[分子量1000で換算])、還元粘度1.0デシリッ
トル/gのポリエステル系樹脂と数種類の添加剤を2軸
押出機で混練り後40mm押出機に供給して押出機の先
端に取り付けたTダイより押し出し、約100ミクロン
のシートとし、さらにこのシートを2軸延伸し10ミク
ロンの単層のポリエステル系フィルムを得た。ミネラル
オイルはこのフィルムに塗布した。各々得た単層フィル
ムの粘着力を24時間以内に測定し初期剥離性能を評価
した。又40℃で一ヶ月間保管した後の粘着力を測定
し、剥離性能、粘着力の評価を行った。実施例7〜10
はミネラルオイルのA成分とB成分の割合の合計及びそ
の比(B/A)を本発明の好ましい範囲内で変化させた
ものである。初期剥離性、使用時の剥離性能、粘着力と
も高温条件下の保管にもかかわらず単層ポリ塩化ビニリ
デン系フィルム、単層ポリエステル系フィルムとも良好
な結果が得られた。
【0031】比較例4〜5は数平均分子量が本発明の範
囲外であり、A成分とB成分の割合の合計及びその比
(B/A)が本発明の好ましい範囲外であるミネラルオ
イルが含有された単層ポリエチレン系フィルム、単層ポ
リ塩化ビニリデン系フィルム、単層ポリエステル系フィ
ルムである。どちらの単層フィルムも初期剥離性は良好
なものの、使用時の剥離性能、粘着力が劣っていた。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【発明の効果】本発明は製造時にフィルム同士の粘着力
を低く抑え且つ使用時にはフィルム同士の粘着力を高
め、ロールからの繰り出し易さ(剥離性)及び粘着性能
を十分満足する事を兼備する単層フィルムを提供する事
を可能とした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 101/00 C08L 101/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子量分布(MW/MN)が1.00〜
    1.20、数平均分子量(MN)が330〜550であ
    るミネラルオイルが0.10〜1.0重量%付与されて
    いる事を特徴とする単層フィルム。
  2. 【請求項2】 ミネラルオイルは、直鎖状炭化水素C2
    0、C21、C22、C31、C32、C33相当分子
    量成分の各割合の合計が35〜50体積%、且つ直鎖状
    炭化水素C31、C32、C33相当分子量成分(B成
    分)の合計割合と直鎖状炭化水素C20、C21、C2
    2相当分子量成分(A成分)の合計割合の比(B/A)
    が4.0〜10.0である請求項1記載の単層フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 フィルムがポリ塩化ビニリデン系フィル
    ムである請求項1又は2記載の単層フィルム。
  4. 【請求項4】 フィルムがポリエステル系フィルムであ
    る請求項1又は2記載の単層フィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれかに記載の単層フィ
    ルムよりなる食品包装用単層フィルム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007018204A1 (ja) * 2005-08-10 2007-02-15 Asahi Kasei Chemicals Corporation ポリ塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム及びその製造方法
JP2014015590A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Asahi Kasei Chemicals Corp 塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム
WO2014054413A1 (ja) 2012-10-01 2014-04-10 株式会社クレハ 塩化ビニリデン系共重合体樹脂組成物及びその成形品
WO2014054414A1 (ja) 2012-10-01 2014-04-10 株式会社クレハ 塩化ビニリデン系共重合体樹脂組成物及びラップフィルム

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