JP2001047583A - 生分解性熱収縮積層フィルム - Google Patents

生分解性熱収縮積層フィルム

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JP2001047583A
JP2001047583A JP11225870A JP22587099A JP2001047583A JP 2001047583 A JP2001047583 A JP 2001047583A JP 11225870 A JP11225870 A JP 11225870A JP 22587099 A JP22587099 A JP 22587099A JP 2001047583 A JP2001047583 A JP 2001047583A
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acid
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Yoshihiro Kuramoto
由浩 倉本
Tomohisa Tsuchida
友久 土田
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Okura Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透明で光沢に優れ、熱収縮包装に必要な収縮
性、とりわけ低温収縮性に優れた生分解性熱収縮積層フ
ィルムを提供すること。 【解決手段】L−乳酸とD−乳酸の組成比が94:6〜
79:21であるポリ乳酸(A)からなる両外層を有
し、主として脂肪族多価アルコールと脂肪族ジカルボン
酸またはその誘導体から合成された脂肪族ポリエステル
(B)、あるいは上記ポリ乳酸(A)と脂肪族ポリエス
テル(B)の混合物(C)、からなる層を少なくとも一
層有し、全層におけるポリ乳酸(A)と脂肪族ポリエス
テル(B)の割合が、(A):(B)=30:70重量
%〜75:25重量%である多層フィルムを、少なくと
も一方向に延伸することによって得られるフィルムであ
って、90℃のグリセリン中に30秒間浸漬した後の収
縮率が、フィルムのMD、TD方向の少なくとも一方向
において20%以上であることを特徴とする生分解性熱
収縮積層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、生分解性を有する
熱収縮性積層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から包装分野において大量の熱収縮
性フィルムが使用されている。該熱収縮性フィルムに用
いられる合成樹脂としては、ポリプロピレン系樹脂、ポ
リエチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系
樹脂等が挙げられる。しかしながら、これらの合成樹脂
からなる熱収縮性フィルムは、使用後自然環境に投棄さ
れると、その化学的安定性のために分解されることがな
く、自然環境に長期にわたって残留し自然環境汚染の一
因となっている。また、最近ではゴミ減量化の観点から
生ゴミのコンポスト化が推進されているが、熱収縮包装
分野に供されるフィルムはその厚みが非常に薄く、生ゴ
ミに混入した場合、分別は困難であり、コンポスト化の
妨げになっている。
【0003】このような状況のなか、生分解性を有する
熱収縮フィルムとして特開平5−212790号公報に
は、ラベル用熱収縮フィルムが開示されている。しかし
ながら同公報によって提案されたフィルムは、収縮温度
が高い高温収縮性フィルムであり、一般雑貨、食品等の
収縮包装のように、フィルムを収縮させる際の熱による
内容物の劣化防止が要求される用途には使用が困難であ
り、特殊な用途にしか使用できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況に鑑みなされたもので、透明、光沢に優れ、なおか
つ、収縮包装に必要な熱収縮特性、とりわけ低温での熱
収縮性に優れた生分解性熱収縮積層フィルムを提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意検討した結果、特定のポリ乳酸、お
よび特定の脂肪族ポリエステルからなる樹脂層を構成層
として有する多層フィルムを基材とすることによりフィ
ルムの延伸加工が可能となり、この結果、収縮包材に必
要とされる熱収縮性、とりわけ低温での熱収縮性、なら
びに透明性に優れた熱収縮性フィルムが得られることを
見いだし、本発明に到達したものである。すなわち本発
明は、L−乳酸とD−乳酸の組成比が94:6〜79:
21であるポリ乳酸(A)からなる両外層を有し、主と
して脂肪族多価アルコールと脂肪族ジカルボン酸または
その誘導体から合成された脂肪族ポリエステル(B)、
あるいは上記ポリ乳酸(A)と脂肪族ポリエステル
(B)の混合物(C)、からなる層を少なくとも一層有
し、全層におけるポリ乳酸(A)と脂肪族ポリエステル
(B)の割合が、(A):(B)=30:70重量%〜
75:25重量%である多層フィルムを、少なくとも一
方向に延伸することによって得られるフィルムであっ
て、90℃のグリセリン中に30秒間浸漬した後の収縮
率が、フィルムのMD、TD方向の少なくとも一方向に
おいて20%以上であることを特徴とする生分解性熱収
縮積層フィルムを提供するものである。
【0006】また、より好ましい形態として、脂肪族ポ
リエステル(B)が、ポリブチレンサクシネート・アジ
ペート共重合体であることを特徴とする上記の生分解性
熱収縮積層フィルムを提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を詳細に説明
する。本発明で使用されるポリ乳酸(A)は、L−乳酸
とD−乳酸の組成比が94:6〜79:21であるポリ
乳酸系重合体である。尚、このようなポリ乳酸系重合体
として、カーギル社から市販されている商品名”Eco
PLA6310D”等が例示できる。
【0008】L−乳酸の組成比が94を越えると脂肪族
ポリエステル(B)との融点の差が大きくなり、ポリ乳
酸(A)と脂肪族ポリエステル(B)の積層未延伸原反
を製膜する際に脂肪族ポリステル(B)の熱劣化を引き
起こし、得られた熱収縮フィルムの物性低下につながり
好ましくない。また、ポリ乳酸(A)と脂肪族ポリエス
テル(B)とを混合して用いる層においては両樹脂の相
溶性が悪化しフィルム全体の透明性の低下を招き好まし
くない。逆にL−乳酸の組成比が79を下回ると耐熱性
低下のため、包装分野に適した熱収縮特性を有したフィ
ルムが得られなくなり好ましくない。
【0009】一方、本発明で用いられる脂肪族ポリエス
テル(B)としては、主として脂肪族多価アルコールと
脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体から合成された脂
肪族ポリエステルであり、詳しくは脂肪族多価アルコー
ル成分として1、4−ブタンジオール、脂肪族ジカルボ
ン酸としてコハク酸を用いて得られるポリエステル樹脂
をポリイソシアネートを用いて高分子量化したポリブチ
レンサクシネート、グリコール成分として1、4−ブタ
ンジオール、脂肪族ジカルボン酸としてコハク酸とアジ
ピン酸から得られるポリエステル樹脂をポリイソシアネ
ートを用いて高分子量化したポリブチレンサクシネート
・アジペート共重合体である。また、ポリブチレンサク
シネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート共重
合体の中でも、ポリブチレンサクシネート・アジペート
共重合体を用いると延伸温度を低く設定することが可能
で、ひいてはより良好な低温収縮性が得られることから
好適に用いられる。尚、このような脂肪族ポリエステル
として、昭和高分子(株)から市販されている商品名”
ビオノーレ#1001”、”ビオノーレ#3001”等
が例示できる。
【0010】本発明において、両外層には上記したポリ
乳酸(A)を使用する。脂肪族ポリエステル(B)やポ
リ乳酸(A)と脂肪族ポリエステル(B)の混合物
(C)を両外層に使用した場合、得られる熱収縮フィル
ムの透明性および光沢が低下し、本発明の目的を達し得
ない。
【0011】またフィルム全体に占めるポリ乳酸(A)
と脂肪族ポリエステル(B)の重量的な割合は、全層に
おけるポリ乳酸(A)と脂肪族ポリエステル(B)の割
合が、(A):(B)=30:70重量%〜75:25
重量%である。ポリ乳酸(A)の割合がこの範囲を下回
ると、延伸加工性が低下し好ましくない。また、ポリ乳
酸(A)の割合がこの範囲を超えると、得られる熱収縮
フィルムの柔軟性が低下し好ましくない。
【0012】一方、本発明の両外層以外の層に使用する
樹脂としては、上記範囲内で自由に選択できる。本発明
の積層フィルムの構成は、(A)/(B)/(A)、
(A)/(C)/(A)、(A)/(B)/(C)/
(A)、(A)/(B)/(A)/(B)/(A)、
(A)/(B)/(C)/(B)/(A)、(A)/
(C)/(B)/(C)/(A)等があるが、両外層に
(A)が位置することを必須とすれば、目的に応じて任
意に設定できる。
【0013】また、ポリ乳酸(A)と脂肪族ポリエステ
ル(B)の混合物(C)は、ポリ乳酸(A)と脂肪族ポ
リエステル(B)のバージン原料をブレンドして使用す
ることはもちろん可能であるが、フィルム生産時に発生
するスリッターロス等を再生還元することも可能であ
る。
【0014】なお、本発明の目的を損なわない範囲で、
上記したポリ乳酸(A)、脂肪族ポリエステル(B)以
外に、ポリカプロラクトン系樹脂、ポリヒドロキシブチ
レート等の別種の生分解性樹脂や、非生分解性合成樹
脂、滑剤、可塑剤、アンチブロッキング剤、防曇剤、酸
化防止剤、充填剤および着色剤等の添加剤を併用するこ
とができる。
【0015】上記した組成物を用いて、本発明の生分解
性熱収縮積層フィルムを製造する方法としては、まず、
インフレーション法や、Tダイ法等公知の方法で該組成
物をフィルムに成形した後、テンター方式によって一軸
延伸、同時二軸延伸、或いは逐次二軸延伸を行う方法が
挙げられる。また、インフレーション法によるフィルム
成形に引き続きチューブラー二軸延伸を行う方法が挙げ
られる。
【0016】一方、本発明の生分解性熱収縮積層フィル
ムは90℃のグリセリン中に30秒間浸漬した後の収縮
率がフィルムのMD、TDの少なくとも一方向において
20%以上のものである。収縮率がフィルムのMD、T
Dの少なくとも一方向において20%に満たないもの
は、収縮包装用途に適用し得ない。従って、前記した延
伸加工時の延伸倍率は、フィルムを構成する樹脂組成、
目的とする熱収縮フィルムの熱収縮特性に応じて、得ら
れるフィルムのMD、TDの少なくとも一方向における
収縮率が20%以上となるように適宜選択されるもので
ある。
【0017】本発明の生分解性熱収縮積層フィルムの厚
みは用途によって異なるが、5〜300μm程度である
ことが好ましい。
【0018】
【実施例】以下、実施例によって、本発明をより具体的
に説明する。尚、本発明は以下に記載される事項によっ
て、限定されるものではない。
【0019】使用されたポリ乳酸、脂肪族ポリエステル
は以下の通りである。 ・ポリ乳酸1:L−乳酸/D−乳酸=89.5:10.
5から成るポリ乳酸系重合体(カーギル社製、商品名:
EcoPLA6310D)…以下PLA1と略称する。 ・ポリ乳酸2:L−乳酸/D−乳酸=98.6/1.4
から成るポリ乳酸系重合体(カーギル社製、商品名:E
coPLA4030D)…以下PLA2と略称する。 ・脂肪族ポリエステル:ポリブチレンサクシネート・ア
ジペート共重合体(昭和高分子(株)製、商品名:ビオ
ノーレ#3001)…以下PBSAと略称する。
【0020】また、フィルムの透明性(ヘイズ)、光沢
(グロス)、熱収縮性の評価は以下の手順によった。 ・透明性(ヘイズ):日本電色工業(株)製ヘイズメー
ターNDH−20Dにて測定する。 ・光沢(グロス):日本電色工業(株)製デジタル変角
光沢計VG−1Dにて測定する。 ・熱収縮率:延伸フィルムを裁断してMD(縦方向)、
TD(横方向)ともに100mmの試験片を作製する。
この試験片を90℃のグリセリン恒温槽に30秒間浸漬
した後、試験片のMD、およびTDの寸法を測定して下
記の式を用いて収縮率を算出する。 収縮率(%)=100×(100−L)/100 [L:90℃のグリセリンに30秒間浸漬させた後の試
験片の長さ(mm)]
【0021】[実施例1〜4]表1に示す組成物を、単
軸押出機を用いて170℃で三層Tダイより押出し、キ
ャスティングロールで急冷して厚み約300μmの未延
伸フィルムを得た。次いで、二軸延伸装置((株)岩本
製作所)を用い、縦方向、横方向ともに4倍の延伸倍率
で同時二軸延伸を行い、膜厚18μmの熱収縮性積層フ
ィルムを得た。得られたフィルムの透明性(ヘイズ)、
光沢(グロス)、熱収縮性を評価した。その結果を表1
に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1より、実施例1〜4で示された本発明
の生分解性熱収縮積層フィルムは良好な熱収縮性を有す
るとともに、透明性および光沢も良好であることがわか
る。
【0024】[比較例1〜5]実施例1〜4と同様に、
表2に示す組成物を、単軸押出機を用いて170℃で三
層Tダイより押出し、キャスティングロールで急冷して
厚み約300μmの未延伸フィルムを得た。次いで、二
軸延伸装置((株)岩本製作所)を用い、縦方向、横方
向ともに4倍の延伸倍率で同時二軸延伸を行い、膜厚1
8μmの熱収縮性フィルムを得た。得られたフィルムの
透明性(ヘイズ)、光沢(グロス)、熱収縮性を評価し
た。その結果を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】表2の、比較例1、2で示された、全層の
PLA1とPBSAの重量割合が実施例1〜4とそれぞ
れ等しくなるように設定され、両外層にPBSAを使用
したフィルムは、延伸加工性および熱収縮性は実施例と
比較して遜色ない結果であったが、透明性(ヘイズ)お
よび光沢(グロス)が著しく劣っていることがわかる。
【0027】比較例3、4で示された、全層のPLA1
とPBSAの重量割合が実施例1〜4とそれぞれ等しく
なるように設定され、全層にPLA1とPBSAの混合
物(C)を使用したフィルムは、延伸加工性は実施例と
比較して遜色ない結果であったが、熱収縮性および、透
明性(ヘイズ)、光沢(グロス)は実施例よりも劣って
いることがわかる。
【0028】比較例5で示されたように全層にPLA1
を使用した場合には、延伸加工性は実施例と比較して遜
色ない結果であったが、熱収縮性および、透明性(ヘイ
ズ)、光沢(グロス)は実施例よりも劣っていることが
わかる。
【0029】比較例1〜4の結果より、両外層に本発明
で示されたポリ乳酸(A)を使用しないと、透明性およ
び光沢に優れた生分解性熱収縮積層フィルムが得られな
いことが明らかである。
【0030】[比較例6、7]実施例1〜4と同様に、
表3に示す組成物を、単軸押出機を用いて210℃で三
層Tダイより押出し、キャスティングロールで急冷して
厚み約300μmの未延伸フィルムを得た。次いで、二
軸延伸装置((株)岩本製作所)を用い、縦方向、横方
向ともに4倍の延伸倍率で同時二軸延伸を行った。しか
しながら延伸温度を80〜120℃に亘って変化させて
適切な延伸温度を探ったにもかかわらず、延伸すること
ができなかった。
【0031】
【表3】
【0032】比較例6、7の結果より、L−乳酸、D−
乳酸を本発明で示されたごとくの割合で含有するポリ乳
酸を使用しないと包装分野に適した生分解性熱収縮積層
フィルムが得られないことが明らかである。
【0033】尚、以上の実施例、比較例においては得ら
れたサンプルの透明性、光沢、熱収縮性、延伸加工特性
に着目し、生分解性についてはあえて言及しなかった
が、本発明において用いられる2種の合成樹脂の特性
上、本発明の生分解性熱収縮積層フィルムが完全な生分
解性を有することは自明である。
【0034】
【発明の効果】本発明の生分解性熱収縮積層フィルム
は、熱収縮性、とりわけ低温での熱収縮特性が優れてい
るとともに、透明性および光沢も優れているという特長
を有している。また、ポリ乳酸と脂肪族ポリエステルを
主成分とするため、廃棄された場合に自然環境の中で生
分解され、自然環境に悪影響を与えない。さらに、たと
え焼却処理された場合でも、ポリ乳酸、脂肪族ポリエス
テルともに分子中に塩素が存在しないため、焼却時に有
毒ガスを発生する恐れはない。このように本発明により
提供される生分解性熱収縮積層フィルムは自然環境に負
荷をかけない包装材料であり、当業界において有用に活
用されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 67:00 105:02 B29L 7:00 9:00 Fターム(参考) 4F100 AK41A AK41B AK41C AL05A AL05B AL05C BA03 BA06 BA10A BA10C BA16 EJ37 GB15 JA03 JC00 YY00 4F210 AA24 AE01 AE10 AG01 AG03 QC01 QC07 QG01 QG15 RC02 RG04 RG35 RG43 4J002 CF03X CF13X CF18W FD010 FD020 FD070 FD090 FD170 FD310 GF00 GG02 4J029 AA02 AA03 AB07 AC01 AC02 AD10 AE03 BA05 CA04 CA06 EA05 JC152 KH01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L−乳酸とD−乳酸の組成比が94:6
    〜79:21であるポリ乳酸(A)からなる両外層を有
    し、主として脂肪族多価アルコールと脂肪族ジカルボン
    酸またはその誘導体から合成された脂肪族ポリエステル
    (B)、あるいは上記ポリ乳酸(A)と脂肪族ポリエス
    テル(B)の混合物(C)、からなる層を少なくとも一
    層有し、全層におけるポリ乳酸(A)と脂肪族ポリエス
    テル(B)の割合が、(A):(B)=30:70重量
    %〜75:25重量%である多層フィルムを、少なくと
    も一方向に延伸することによって得られるフィルムであ
    って、90℃のグリセリン中に30秒間浸漬した後の収
    縮率が、フィルムのMD、TD方向の少なくとも一方向
    において20%以上であることを特徴とする生分解性熱
    収縮積層フィルム。
  2. 【請求項2】 脂肪族ポリエステル(B)が、ポリブチ
    レンサクシネート・アジペート共重合体であることを特
    徴とする請求項1に記載の生分解性熱収縮積層フィル
    ム。
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