JP2019059210A - カバーテープ用帯電防止表面処理基材フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】帯電を防止して低い表面抵抗率、帯電防止層表面は低い摩擦係数、リール等に巻かれて重ねられた状態で長期間保管された場合でもヒートシール性を低下させない帯電防止層を有する表面処理基材フィルムの提供。【解決手段】カバーテープ用の表面処理基材フィルム1であって、基材層3と基材層上にコートされた帯電防止層2を有し、基材層はポリエチレンテレフタレート系樹脂フィルムからなる層を有し、帯電防止層はバインダー樹脂と帯電防止剤と滑剤とを含む帯電防止コート剤組成物から形成され、バインダー樹脂はポリエステル系熱可塑性樹脂を含み、ポリエステル系熱可塑性樹脂のガラス転移温度は60℃〜110℃であり、帯電防止剤は第4級アンモニウム塩ポリマーを含み、滑剤含有量は帯電防止コート剤組成物の全固形分中の0.8質量%〜8質量%であり、帯電防止層の表面抵抗率は1×109Ω/□〜1×1012Ω/□である表面処理基材フィルム。【選択図】図1
Description
本発明は、基材層と、前記基材層上にコートされた帯電防止層とを有する、表面処理基材フィルムに関する。詳しくは、本発明の表面処理基材フィルムは、表面処理基材フィルム上の帯電を防止して低い表面抵抗率を有し、更には、帯電防止層表面は低い摩擦係数を有し、また更には、表面処理基材フィルムがリール等に巻かれて重ねられた状態で長期間保管された場合でもヒートシール性を低下させない特徴を有する表面処理基材フィルムに関する。
また、本発明の表面処理基材フィルムは、各種の包装材料に用いることが可能であり、特に包装体のカバーテープ用に最適である。
また、本発明の表面処理基材フィルムは、各種の包装材料に用いることが可能であり、特に包装体のカバーテープ用に最適である。
従来、小型電子部品を収納する収納ポケットを連続的に形成したプラスチック製キャリアテープに熱シールして使用するカバーテープにおいて、帯電防止剤としては、平均粒径0.1μm以下の錫、アンチモン及び/又はインジュウムの酸化物微粒子を含むものが使われているが、ハードコートフィルムに色味を生じさせるたり、価格が高くなるとともに、帯電防止層をシーラント層面にコーティング等により形成する工程の作業性が良くないという欠点がある(特許文献1)。
帯電防止層にポリオレフィン系バインダー樹脂とカチオン系帯電防止剤を含有するポリエステル系表面処理フィルムが知られているが、帯電防止層が剥落しやすい欠点がある(特許文献2)。
帯電防止層にカチオン基を有するバインダーおよび/または極性基を持たないバインダーと、カチオン型帯電防止剤を含有するポリエステルフィルムが知られているが、基材層が未延伸の状態で塗布乾燥してから延伸する必要があるものであり、汎用性に劣る(特許文献3)。
分子内にパーフルオロアルキル基またはパーフルオロアルケニル基をもつフッ素系化合物を含有する帯電防止層を有する塗工フィルムが知られているが、パーフルオロ化合物は高価であり、汎用性に劣る(特許文献4)。
本発明は、表面処理によって基材層上にコートされた帯電防止層を有する表面処理基材フィルムであることによって、表面処理基材フィルム上の帯電を防止して低い表面抵抗率を有し、更には、帯電防止層表面は低い摩擦係数を有し、また更には、表面処理基材フィルムがリール等に巻かれて重ねられた状態で長期間保管された場合でもヒートシール性を低下させない特徴を有する表面処理基材フィルムを提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究し、本発明の特定の基材層と、特定の帯電防止層とを有する、表面処理基材フィルムが、上記の目的を達成することを見出した。
そして、本発明は、以下の点を特徴とする。
1.基材層と、前記基材層上にコートされた帯電防止層とを有する、カバーテープ用の表面処理基材フィルムであって、
前記基材層は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂フィルムからなる層を有し、
前記帯電防止層は、バインダー樹脂と帯電防止剤と滑剤と溶剤とを含む、樹脂フィルム用の帯電防止コート剤組成物から形成されたものであって、
前記バインダー樹脂は、ポリエステル系熱可塑性樹脂を含み、
前記ポリエステル系熱可塑性樹脂のガラス転移温度は、60℃以上、110℃以下であり、
前記帯電防止剤は、固体の第4級アンモニウム塩ポリマーを含み、
前記滑剤の含有量は、前記帯電防止コート剤組成物の全固形分中の0.8質量%以上、8質量%以下であり、
前記帯電防止層の表面抵抗率は、1×109Ω/□以上、1×1012Ω/□未満である、
表面処理基材フィルム。
2.前記全固形分の、前記帯電防止コート剤組成物中の含有量は、2質量%以上、10質量%以下であり、
前記ポリエステル系熱可塑性樹脂の、前記全固形分中の含有量は、75質量%以上、94質量%以下であり、
前記有機4級アンモニウム塩ポリマーの、前記全固形分中の含有量は、3質量%以上、30質量%以下である、
上記1に記載の表面処理基材フィルム。
3.前記ポリエステル系熱可塑性樹脂のビカット軟化点が、95℃以上、145℃以下である、上記1または2に記載の表面処理基材フィルム。
4.前記ポリエステル系熱可塑性樹脂の分子量が、1.3万以上、2.0万以下である、上記1〜3の何れかに記載の表面処理基材フィルム。
5.前記滑剤が、液体のリン酸エステルである、上記1〜4の何れかに記載の表面処理基材フィルム。
6.前記帯電防止層表面の、20℃〜120℃における、鏡面真鍮との静止摩擦係数が、0.05以上、0.5未満である、上記1〜5の何れかに記載の表面処理基材フィルム。7.前記帯電防止層の厚みが、0.01μm以上、1μm以下である、上記1〜6の何れかに記載の表面処理基材フィルム。
8.前記基材層が、酸化アルミニウム層と、ナイロン系樹脂層とを有する、上記1〜7の何れかに記載の表面処理基材フィルム。
1.基材層と、前記基材層上にコートされた帯電防止層とを有する、カバーテープ用の表面処理基材フィルムであって、
前記基材層は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂フィルムからなる層を有し、
前記帯電防止層は、バインダー樹脂と帯電防止剤と滑剤と溶剤とを含む、樹脂フィルム用の帯電防止コート剤組成物から形成されたものであって、
前記バインダー樹脂は、ポリエステル系熱可塑性樹脂を含み、
前記ポリエステル系熱可塑性樹脂のガラス転移温度は、60℃以上、110℃以下であり、
前記帯電防止剤は、固体の第4級アンモニウム塩ポリマーを含み、
前記滑剤の含有量は、前記帯電防止コート剤組成物の全固形分中の0.8質量%以上、8質量%以下であり、
前記帯電防止層の表面抵抗率は、1×109Ω/□以上、1×1012Ω/□未満である、
表面処理基材フィルム。
2.前記全固形分の、前記帯電防止コート剤組成物中の含有量は、2質量%以上、10質量%以下であり、
前記ポリエステル系熱可塑性樹脂の、前記全固形分中の含有量は、75質量%以上、94質量%以下であり、
前記有機4級アンモニウム塩ポリマーの、前記全固形分中の含有量は、3質量%以上、30質量%以下である、
上記1に記載の表面処理基材フィルム。
3.前記ポリエステル系熱可塑性樹脂のビカット軟化点が、95℃以上、145℃以下である、上記1または2に記載の表面処理基材フィルム。
4.前記ポリエステル系熱可塑性樹脂の分子量が、1.3万以上、2.0万以下である、上記1〜3の何れかに記載の表面処理基材フィルム。
5.前記滑剤が、液体のリン酸エステルである、上記1〜4の何れかに記載の表面処理基材フィルム。
6.前記帯電防止層表面の、20℃〜120℃における、鏡面真鍮との静止摩擦係数が、0.05以上、0.5未満である、上記1〜5の何れかに記載の表面処理基材フィルム。7.前記帯電防止層の厚みが、0.01μm以上、1μm以下である、上記1〜6の何れかに記載の表面処理基材フィルム。
8.前記基材層が、酸化アルミニウム層と、ナイロン系樹脂層とを有する、上記1〜7の何れかに記載の表面処理基材フィルム。
本発明の表面処理基材フィルムは、表面処理基材フィルムの帯電を防止して低い表面抵抗率を与えて、更には、帯電防止層表面の摩擦係数を低下させることができ、更には、ブリード成分等も生じずに、表面処理基材フィルム及び該表面処理基材フィルムを用いた積層体に優れた保存安定性を与える。
本発明の表面処理基材フィルムは、ロール状に巻かれて長期間保管された場合もブロッキングを生じ難い。また、該表面処理基材フィルムを電子部品用キャリアテープのカバーテープとして使用した場合に、カバーテープをキャリアテープにヒートシールする際の高温金属治具のスティッキングが生じ難く、更に、カバーテープを剥離して収納されている電子部品を取り出す際の、剥離帯電による電子部品のカバーテープへの付着及び電子部品の静電破壊を防止できることから、本発明の表面処理基材フィルムは、各種の包装材料に用いることが可能であり、特に電子部品キャリアテープ用カバーテープ用途に最適である
。
本発明の表面処理基材フィルムは、ロール状に巻かれて長期間保管された場合もブロッキングを生じ難い。また、該表面処理基材フィルムを電子部品用キャリアテープのカバーテープとして使用した場合に、カバーテープをキャリアテープにヒートシールする際の高温金属治具のスティッキングが生じ難く、更に、カバーテープを剥離して収納されている電子部品を取り出す際の、剥離帯電による電子部品のカバーテープへの付着及び電子部品の静電破壊を防止できることから、本発明の表面処理基材フィルムは、各種の包装材料に用いることが可能であり、特に電子部品キャリアテープ用カバーテープ用途に最適である
。
本発明の表面処理基材フィルムについて、以下に詳しく説明する。具体例を示しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の表面処理基材フィルムは、基材層と、前記基材層上にコートされた帯電防止層とを有する、カバーテープ用の表面処理基材フィルムである。
本発明の表面処理基材フィルムは、基材層と、前記基材層上にコートされた帯電防止層とを有する、カバーテープ用の表面処理基材フィルムである。
<帯電防止層>
帯電防止層の厚みは、特に制限はないが、0.01〜1μmが好ましく、0.02〜0.2μmがより好ましい。
帯電防止層の表面抵抗率は、1×109Ω/□以上、1×1012Ω/□以下が好ましい。表面抵抗率が1×1012Ω/□よりも大きいと、十分な帯電防止効果が発現し難い虞があり、1×109Ω/□より小さいと、作製するための費用が高くなる一方で効果は限定的である。
帯電防止層は、帯電防止コート剤組成物が基材層上に塗布及び加熱等によって乾燥されて形成された層である。
帯電防止層の厚みは、特に制限はないが、0.01〜1μmが好ましく、0.02〜0.2μmがより好ましい。
帯電防止層の表面抵抗率は、1×109Ω/□以上、1×1012Ω/□以下が好ましい。表面抵抗率が1×1012Ω/□よりも大きいと、十分な帯電防止効果が発現し難い虞があり、1×109Ω/□より小さいと、作製するための費用が高くなる一方で効果は限定的である。
帯電防止層は、帯電防止コート剤組成物が基材層上に塗布及び加熱等によって乾燥されて形成された層である。
帯電防止コート剤組成物は、特定のバインダー樹脂と、特定の帯電防止剤と滑剤とを含有するものであり、必要に応じて更に、溶剤等の諸々の成分を含有してもよい。
帯電防止コート剤組成物の作製方法には特に制限は無く、上記の原材料を、公知の方法で、混合、溶解、均一分散して得ることが出来る。
帯電防止コート剤組成物の塗布方法には、特に制限はなく、例えば、ロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法、コンマコート、リバースコート、エアナイフコート、ダイヘッドコート、メイヤーバーコート、ダイレクトグラビア、オフセットグラビア、ワイヤーバーコート等の公知の手法により、基材層表面に塗布され、加熱等によって乾燥されて、帯電防止層を形成する。
帯電防止コート剤組成物の作製方法には特に制限は無く、上記の原材料を、公知の方法で、混合、溶解、均一分散して得ることが出来る。
帯電防止コート剤組成物の塗布方法には、特に制限はなく、例えば、ロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法、コンマコート、リバースコート、エアナイフコート、ダイヘッドコート、メイヤーバーコート、ダイレクトグラビア、オフセットグラビア、ワイヤーバーコート等の公知の手法により、基材層表面に塗布され、加熱等によって乾燥されて、帯電防止層を形成する。
帯電防止層は、良好な滑性を有していることが好ましく、20℃〜120℃において、該塗布膜の鏡面真鍮との静止摩擦係数と動摩擦係数は0.05以上、0.5未満であることが好ましい。
静止摩擦係数と動摩擦係数を上記範囲よりも小さくすることは実用上困難であり、静止摩擦係数と動摩擦係数が上記範囲よりも大きいと、例えば、本発明の表面処理基材フィルムを電子部品用キャリアテープのカバーテープの非シーラント層側に使用した場合に、カバーテープをキャリアテープにヒートシールする際の高温金属治具のスティッキングが生じ易く、更に、カバーテープを剥離して収納されている電子部品を取り出す際の、剥離帯電による電子部品のカバーテープへの付着及び電子部品の静電破壊が発生し易くなる。
以下、それぞれの成分等について説明する。
以下、それぞれの成分等について説明する。
[バインダー樹脂]
本発明において、帯電防止コート剤組成物に含有されるバインダー樹脂は、ポリエステ
ル系熱可塑性樹脂を含む。
ポリエステル系熱可塑性樹脂は、主骨格にポリエステル構造を有する熱可塑性樹脂であり、単一種モノマーの重合物であっても、複数種モノマーの共重合物であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよい。また、官能基を有していてもよい。
ポリエステル系熱可塑性樹脂は基材層との密着強度が高く、帯電防止層の剥離を防ぐことができるため、本発明におけるバインダー樹脂に適する。該基材層の最表面がポリエステル樹脂を含む場合に特に適する。
本発明において、帯電防止コート剤組成物に含有されるバインダー樹脂は、ポリエステ
ル系熱可塑性樹脂を含む。
ポリエステル系熱可塑性樹脂は、主骨格にポリエステル構造を有する熱可塑性樹脂であり、単一種モノマーの重合物であっても、複数種モノマーの共重合物であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよい。また、官能基を有していてもよい。
ポリエステル系熱可塑性樹脂は基材層との密着強度が高く、帯電防止層の剥離を防ぐことができるため、本発明におけるバインダー樹脂に適する。該基材層の最表面がポリエステル樹脂を含む場合に特に適する。
ポリエステル系熱可塑性樹脂のガラス転移温度は、60℃以上、110℃以下であり、65℃以上、105℃以下が更に好ましい。ガラス転移温度が、60℃よりも低いと、帯電防止層が形成された表面処理基材フィルムにブロッキングやスティッキングが発生し易くなり摩擦力も高くなる傾向になり、110℃よりも高いと、帯電防止コート剤組成物の流動性が低下して塗布性が低下し、薄く均質な帯電防止層が得られ難い傾向になる。尚、ガラス転移温度の測定は、JIS K7121のDSC法に従って測定した。
ポリエステル系熱可塑性樹脂の含有量は、帯電防止コート剤組成物の全固形分中に、75質量%以上、94質量%以下であることが好ましく、80質量%以上、90質量%以下であることが更に好ましい。該含有量が上記範囲よりも少ないと、塗布形成された帯電防止層が剥落し易く、上記範囲よりも多いと、帯電防止剤や滑剤の十分な効果が発現し難くなる。
ポリエステル系熱可塑性樹脂のビカット軟化点は、95℃以上、145℃以下が好ましく、100℃以上、140℃以下が更に好ましい。ビカット軟化点が、上記範囲よりも低いと、帯電防止層が形成された表面処理基材フィルムにブロッキングやスティッキングが発生し易くなり摩擦力も高くなる傾向になり、上記範囲よりも高いと、帯電防止コート剤組成物の流動性が低下して塗布性が低下し、薄く均質な帯電防止層が得られ難い傾向になる。
ポリエステル系熱可塑性樹脂の分子量は、1.3万以上、2.0万以下が好ましく、1.4万以上、1.6万以下が更に好ましい。
ポリエステル系熱可塑性樹脂の分子量は、1.3万以上、2.0万以下が好ましく、1.4万以上、1.6万以下が更に好ましい。
[帯電防止剤]
本発明において、帯電防止剤としては第4級アンモニウム塩ポリマーが含まれる。第4級アンモニウム塩ポリマーは、金属酸化物系の導電剤のように、ハードコートフィルムに色味を生じさせることがなく、有機樹脂との相溶性もよいために白濁等の濁りも生じ難いことから、本発明における帯電防止剤に適する。
本発明において、帯電防止剤としては第4級アンモニウム塩ポリマーが含まれる。第4級アンモニウム塩ポリマーは、金属酸化物系の導電剤のように、ハードコートフィルムに色味を生じさせることがなく、有機樹脂との相溶性もよいために白濁等の濁りも生じ難いことから、本発明における帯電防止剤に適する。
第4級アンモニウム塩ポリマーは第4級アンモニウム塩基を有するポリマーであり、ポリマーの主骨格の種類は特に限定されず、単一種モノマーの重合物であっても、複数種モノマーの共重合物であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよい。また、他の官能基を有していてもよい。
第4級アンモニウム塩ポリマーの具体例としては、例えば、ポリアクリル酸エステル系4級アンモニウム塩、ポリスチレン系4級アンモニウム塩、ポリエーテル−エステル−アミド系4級アンモニウム塩、ポリエーテル−ポリオレフィンブロックポリマー系4級アンモニウム塩等が挙げられる。
第4級アンモニウム塩ポリマーの、帯電防止コート剤組成物の全固形分中の含有率は、3質量%以上、30質量%以下が好ましく、5質量%以上、20質量%以下が更に好ましく、7質量%以上、15質量%以下が特に好ましい。上記の範囲よりも少ないと、帯電防止効果が発現し難く、摩擦力が高くなる傾向になり、上記の範囲よりも多いと、基材層に塗布乾燥後のブリードアウト分が多くなり過ぎて、表面処理基材フィルムとヒートシール層との積層体を重ねた際に、ヒートシール層への過剰ブリードアウト分の転写が発生して
ヒートシール性の低下を生じたり、ブロッキングが発生する虞がある。
第4級アンモニウム塩ポリマーの具体例としては、例えば、ポリアクリル酸エステル系4級アンモニウム塩、ポリスチレン系4級アンモニウム塩、ポリエーテル−エステル−アミド系4級アンモニウム塩、ポリエーテル−ポリオレフィンブロックポリマー系4級アンモニウム塩等が挙げられる。
第4級アンモニウム塩ポリマーの、帯電防止コート剤組成物の全固形分中の含有率は、3質量%以上、30質量%以下が好ましく、5質量%以上、20質量%以下が更に好ましく、7質量%以上、15質量%以下が特に好ましい。上記の範囲よりも少ないと、帯電防止効果が発現し難く、摩擦力が高くなる傾向になり、上記の範囲よりも多いと、基材層に塗布乾燥後のブリードアウト分が多くなり過ぎて、表面処理基材フィルムとヒートシール層との積層体を重ねた際に、ヒートシール層への過剰ブリードアウト分の転写が発生して
ヒートシール性の低下を生じたり、ブロッキングが発生する虞がある。
第4級アンモニウム塩ポリマーは、バインダー樹脂との適度な相溶性とブリードアウト性という観点では、特に固体のものが好ましく用いられる。
第4級アンモニウム塩ポリマーの市販品としては、商品名デノン1826(丸菱油化工業(株)社製)、商品名エレガン264WAX(日油(株)社製、ラウリルジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート無水物)等が挙げられる。
第4級アンモニウム塩ポリマーの市販品としては、商品名デノン1826(丸菱油化工業(株)社製)、商品名エレガン264WAX(日油(株)社製、ラウリルジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート無水物)等が挙げられる。
[滑剤]
本発明において、滑剤としては、帯電防止コート剤組成物の特性を損なうものでなければ、特に制限が無く用いることが出来る。
滑剤の含有量は、帯電防止コート剤組成物の全固形分中の0.8質量%以上、8質量%以下であり、1質量%以上、5質量%以下が好ましく、1質量%以上、2質量%以下が特に好ましい。含有量が上記の範囲よりも少ないと、滑剤の添加効果が発現し難く、上記範囲よりも多いと、樹脂フィルムに塗布乾燥後のブリードアウト分が多くなり過ぎて、樹脂フィルムを重ねた際に、ヒートシール層への過剰ブリードアウト分の付着が発生してヒートシール性の低下を生じたり、ブロッキングが発生する虞がある。
本発明において、滑剤としては、帯電防止コート剤組成物の特性を損なうものでなければ、特に制限が無く用いることが出来る。
滑剤の含有量は、帯電防止コート剤組成物の全固形分中の0.8質量%以上、8質量%以下であり、1質量%以上、5質量%以下が好ましく、1質量%以上、2質量%以下が特に好ましい。含有量が上記の範囲よりも少ないと、滑剤の添加効果が発現し難く、上記範囲よりも多いと、樹脂フィルムに塗布乾燥後のブリードアウト分が多くなり過ぎて、樹脂フィルムを重ねた際に、ヒートシール層への過剰ブリードアウト分の付着が発生してヒートシール性の低下を生じたり、ブロッキングが発生する虞がある。
滑剤には、公知の一般的な滑剤を用いることができる。例えば、炭化水素系、脂肪酸系、高級アルコール系、脂肪族アミド系、金属石鹸系、エステル系の滑剤が挙げられる。
具体例としては、炭化水素系の滑剤としては、流動パラフィン、パラフィンワックス、合成ポリエチレンワックス等が挙げられ、脂肪酸系の滑剤としては、ステアリン酸やモンタン酸等が挙げられ、高級アルコール系としては、ステアリルアルコール等が挙げられ、脂肪族アミド系としては、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミドの脂肪酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミドのアルキレン脂肪酸アミド等が挙げられ、金属石鹸系としては、ステアリン酸鉛・ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム・ステアリン酸マグネシウム等が挙げられ、エステル系としては、ステアリン酸モノグリセリドやステアリルステアレート、ポリオキシエチレントリデシルエーテルリン酸エステル等が挙げられる。
具体例としては、炭化水素系の滑剤としては、流動パラフィン、パラフィンワックス、合成ポリエチレンワックス等が挙げられ、脂肪酸系の滑剤としては、ステアリン酸やモンタン酸等が挙げられ、高級アルコール系としては、ステアリルアルコール等が挙げられ、脂肪族アミド系としては、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミドの脂肪酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミドのアルキレン脂肪酸アミド等が挙げられ、金属石鹸系としては、ステアリン酸鉛・ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム・ステアリン酸マグネシウム等が挙げられ、エステル系としては、ステアリン酸モノグリセリドやステアリルステアレート、ポリオキシエチレントリデシルエーテルリン酸エステル等が挙げられる。
滑剤は、耐ブロッキング性と適度なブリードアウト性という観点からは、特に液体のリン酸エステル系の滑剤が、好ましく用いられる。市販品としては、商品名プライサーフA212C(第一工業製薬(株)社製、ポリオキシエチレントリデシルエーテルリン酸エステル)等が挙げられる。
[溶剤]
本発明において、溶剤には、上記のバインダー樹脂や帯電防止剤や滑剤を均一に分散可能なものであり、本発明の帯電防止コート剤組成物を塗布及び乾燥して帯電防止層を形成する工程に適した揮発性を有するものならば、特に制限は無く用いることが出来る。
具体的な溶剤としては、トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、シクロヘキサノン、石油系溶剤及び、これらの混合系が挙げられるが、中でも、ケトン系溶剤やトルエンは溶解性や揮発性の点で扱い易く、コスト面でも好ましく、例えば、質量比1/1のトルエン/メチルエチルケトン混合物が特に好ましい。
本発明において、溶剤には、上記のバインダー樹脂や帯電防止剤や滑剤を均一に分散可能なものであり、本発明の帯電防止コート剤組成物を塗布及び乾燥して帯電防止層を形成する工程に適した揮発性を有するものならば、特に制限は無く用いることが出来る。
具体的な溶剤としては、トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、シクロヘキサノン、石油系溶剤及び、これらの混合系が挙げられるが、中でも、ケトン系溶剤やトルエンは溶解性や揮発性の点で扱い易く、コスト面でも好ましく、例えば、質量比1/1のトルエン/メチルエチルケトン混合物が特に好ましい。
<基材層>
本発明の表面処理基材フィルムの基材層は、樹脂製のフィルム、シート、テープ、ボード等(以下、総称として、樹脂フィルムと記載する。)を含む構成を有する。
樹脂フィルムには、帯電防止コート剤組成物が塗布及び乾燥され得るものが好ましく、特に、電子部品用キャリアテープのカバーテープに用いられる基材テープ等であれば、特に制限無く用いることができる。
本発明の表面処理基材フィルムの基材層は、樹脂製のフィルム、シート、テープ、ボード等(以下、総称として、樹脂フィルムと記載する。)を含む構成を有する。
樹脂フィルムには、帯電防止コート剤組成物が塗布及び乾燥され得るものが好ましく、特に、電子部品用キャリアテープのカバーテープに用いられる基材テープ等であれば、特に制限無く用いることができる。
樹脂フィルムの樹脂としては、具体的には、例えば、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト、ポリエチレンテレフタレート−イソフタレート共重合体、テレフタル酸‐シクロヘキサンジメタノール‐エチレングリコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンナフタレートの共押し出しフィルムなどのポリエステル樹脂;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610などのポリアミド系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン系樹脂;ポリ塩化ビニルなどのビニル系樹脂;ポリアクリレート、ポリメタアクリレート、ポリメチルメタアクリレートなどのアクリル系樹脂;ポリイミド・ポリアミドイミド・ポリエーテルイミドなどのイミド系樹脂;ポリアリレ−ト・ポリスルホン・ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンエ−テル・ポリフェニレンスルフィド(PPS)・ポリエーテルケトン、ポリエーテル‐エーテルケトン、ポリエーテルサルファイトなどのエンジニアリング樹脂;ポリカ−ボネ−ト、ポリスチレン・高衝撃ポリスチレン・AS樹脂・ABS樹脂などのスチレン系樹脂;セロファン・セルローストリアセテート・セルロースダイアセテート・ニトロセルロースなどのセルロース系フィルム、などが挙げられる。更には、上記の樹脂を主成分とする共重合樹脂、または、混合体(アロイでを含む)を用いることもできる。
これらの中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系のフィルムが、低コストで機械的強度が優れていることから好適であり、特にポリエチレンテレフタレートが最適である。
これらの中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系のフィルムが、低コストで機械的強度が優れていることから好適であり、特にポリエチレンテレフタレートが最適である。
また、樹脂フィルムには、樹脂フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、必要に応じて、種々のプラスチック配合剤や添加剤、更には改質用樹脂等を添加することができる。この場合、これら添加剤を樹脂に、極微量〜数10質量%まで、その目的に応じて任意に含有させればよい。本発明においては、一般的な添加剤としては、可塑剤、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸着剤、光安定剤、充填剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、染料、顔料等の着色剤等を任意に含有させることができる。
基材層は、上記の樹脂を用いた樹脂フィルムの、単層であっても、複数層からなる積層体であってもよい。
基材層は、上記の樹脂を用いた樹脂フィルムの、単層であっても、複数層からなる積層体であってもよい。
樹脂フィルムは、押出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法等の製膜化法を用いて作製することができる。また、樹脂フィルムは、延伸フィルムでも、未延伸フィルムでも良いが、強度を向上させる目的で、一軸方向または二軸方向に延伸したフィルムが好ましく、二軸方向に延伸したフィルムが特に好ましい。
基材層の厚さは、2.5〜100μmが好ましく、6〜50μmが更に好ましく、12〜25μmが最も好ましい。上記範囲より厚いと、テーピング包装時のヒートシール温度に高温が必要になり易く、コストも上昇し、上記範囲よりも薄いと、剛性や機械的強度が不足する傾向になる。
基材層の厚さは、2.5〜100μmが好ましく、6〜50μmが更に好ましく、12〜25μmが最も好ましい。上記範囲より厚いと、テーピング包装時のヒートシール温度に高温が必要になり易く、コストも上昇し、上記範囲よりも薄いと、剛性や機械的強度が不足する傾向になる。
また、基材層を構成する各樹脂フィルムの表面に対しては、必要に応じて、多層との、特に帯電防止層との接着性を向上させるために、予め、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレーム処理、グロー放電処理、予熱処理、除塵埃処理、蒸着処理、化学薬品処理、アルカリ処理、等の易接着処理を施しておいてもよく、或いは、プライマーコート剤層、アンダーコート剤層、アンカーコート剤層、接着剤層、蒸着アンカーコート剤層等を任意に形成しておいてもよい。
<機能層>
本発明の表面処理基材フィルムは、さらに、用途に応じて、ガスバリア層、遮光層、接着層等、種々の機能層を有することもできる。例えば、高伸縮性、耐ピンホール性、突き
刺し強度等を付与するために、公知又は市販の、6ナイロン、66ナイロン、6/66ナイロン共重合体、低密度ポリエチレン、EVOH等の層を有することができ、特に6/66ナイロン共重合体の層を有することが好ましい。
本発明の表面処理基材フィルムは、さらに、用途に応じて、ガスバリア層、遮光層、接着層等、種々の機能層を有することもできる。例えば、高伸縮性、耐ピンホール性、突き
刺し強度等を付与するために、公知又は市販の、6ナイロン、66ナイロン、6/66ナイロン共重合体、低密度ポリエチレン、EVOH等の層を有することができ、特に6/66ナイロン共重合体の層を有することが好ましい。
また例えば、ガスバリア性や遮光性を付与するために、シリカ蒸着膜層や酸化アルミニウム蒸着膜層、アルミニウム箔等の金属箔、等を使用することもできる。上記蒸着膜層は、基材層を構成するフィルムに蒸着して形成することもできる。
その他にも、化学的または物理的性質を付与する為に、基材層に用いるのと同様な樹脂フィルムを、機能層にも用いることも出来る。
その他にも、化学的または物理的性質を付与する為に、基材層に用いるのと同様な樹脂フィルムを、機能層にも用いることも出来る。
本発明において、これらの機能層の積層方法は特に限定されず、公知または慣用の製膜方法を適用することができ、押出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法等の製膜化法を用いて形成することができる。
また、機能層を構成する各樹脂フィルムの表面に対しては、必要に応じて、他層との接着性を向上させるために、予め、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレーム処理、グロー放電処理、予熱処理、除塵埃処理、蒸着処理、化学薬品処理、アルカリ処理、等の易接着処理を施しておいてもよく、或いは、プライマーコート剤層、アンダーコート剤層、アンカーコート剤層、接着剤層、蒸着アンカーコート剤層等を任意に形成しておいてもよい。
<表面処理基材フィルムの帯電防止層側表面の表面抵抗率>
本発明の表面処理基材フィルムの帯電防止層側表面の表面抵抗率は、1×109Ω/□以上、1×1012Ω/□未満である。表面抵抗率が上記の範囲内であれば、一般的な表面処理基材フィルムとして十分な帯電防止効果が発現するが、1×1012Ω/□以上の場合は、十分な帯電防止効果が発現し難い虞がある。
本発明の表面処理基材フィルムの帯電防止層側表面の表面抵抗率は、1×109Ω/□以上、1×1012Ω/□未満である。表面抵抗率が上記の範囲内であれば、一般的な表面処理基材フィルムとして十分な帯電防止効果が発現するが、1×1012Ω/□以上の場合は、十分な帯電防止効果が発現し難い虞がある。
本発明について、実施例を挙げて具体的に説明する。
本実施例で用いた原材料は下記の通り。
(基材)
PETフィルム1:二軸延伸PETフィルム(東レフィルム加工(株)社製ルミラーP60、厚み12μm)
PETフィルム2:片面に酸化アルミニウムを蒸着した二軸延伸PETフィルム(東レフィルム加工(株)社製バリアロックス1011RG、厚み12μm)
ナイロンフィルム1:ハーデンフィルム−TタイプN2100、ナイロン6系、厚み15μm
(接着剤)
2液硬化型ウレタン接着剤:ロックペイント(株)社製RU−40/H−4
(バインダー樹脂)
・ポリエステル樹脂1:ユニチカ(株)社製、エリーテルUE−9900、ガラス転移温度101℃、ビカット軟化点137℃、分子量1.5万。
・ポリエステル樹脂2:ユニチカ(株)社製、エリーテルUE−9200、ガラス転移温度65℃、ビカット軟化点101℃、分子量1.5万。
・ポリエステル樹脂3:ユニチカ(株)社製、エリーテルUE−3210、ガラス転移温度45℃、ビカット軟化点103℃、分子量2万。
(帯電防止剤)
・第4級アンモニウム塩ポリマー1:丸菱油化工業(株)社製、デノン1826。カチオン系界面活性剤。固体。
・第4級アンモニウム塩ポリマー2:日油(株)社製、エレガン264WAX。ラウリル
ジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート無水物。粘性ペースト。
(滑剤)
・滑材1:第一工業製薬(株)社製、プライサーフA212C、ポリオキシエチレントリデシルエーテルリン酸エステル。液状。
(溶剤)
・トルエン
・メチルエチルケトン
(その他)
・LLDPEフィルム1:三井化学東セロ(株)社製、TUX−MCS。30μm厚。
・アクリル系樹脂1:ダイヤナールLR−469
本実施例で用いた原材料は下記の通り。
(基材)
PETフィルム1:二軸延伸PETフィルム(東レフィルム加工(株)社製ルミラーP60、厚み12μm)
PETフィルム2:片面に酸化アルミニウムを蒸着した二軸延伸PETフィルム(東レフィルム加工(株)社製バリアロックス1011RG、厚み12μm)
ナイロンフィルム1:ハーデンフィルム−TタイプN2100、ナイロン6系、厚み15μm
(接着剤)
2液硬化型ウレタン接着剤:ロックペイント(株)社製RU−40/H−4
(バインダー樹脂)
・ポリエステル樹脂1:ユニチカ(株)社製、エリーテルUE−9900、ガラス転移温度101℃、ビカット軟化点137℃、分子量1.5万。
・ポリエステル樹脂2:ユニチカ(株)社製、エリーテルUE−9200、ガラス転移温度65℃、ビカット軟化点101℃、分子量1.5万。
・ポリエステル樹脂3:ユニチカ(株)社製、エリーテルUE−3210、ガラス転移温度45℃、ビカット軟化点103℃、分子量2万。
(帯電防止剤)
・第4級アンモニウム塩ポリマー1:丸菱油化工業(株)社製、デノン1826。カチオン系界面活性剤。固体。
・第4級アンモニウム塩ポリマー2:日油(株)社製、エレガン264WAX。ラウリル
ジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート無水物。粘性ペースト。
(滑剤)
・滑材1:第一工業製薬(株)社製、プライサーフA212C、ポリオキシエチレントリデシルエーテルリン酸エステル。液状。
(溶剤)
・トルエン
・メチルエチルケトン
(その他)
・LLDPEフィルム1:三井化学東セロ(株)社製、TUX−MCS。30μm厚。
・アクリル系樹脂1:ダイヤナールLR−469
[実施例1]
先ず、下記の原料を25℃で混合して、帯電防止コート剤を調製した。
・ポリエステル樹脂1 7.92質量部
・第4級アンモニウム塩ポリマー1: 0.9質量部
・滑剤1: 0.18質量部
・トルエン 145.5質量部
・メチルエチルケトン 145.5質量部
次に、上記で調製した帯電防止コート剤を、PETフィルム1(厚み12μm)の片面上にワイヤーバーで塗布し、熱風乾燥して、表面処理基材フィルムを得た。詳細条件は下記の通り。
ワイヤーバー種:No.2
熱風乾燥条件:80℃で30秒
乾燥後の帯電防止層厚さ:0.1g/m2
そして、得られた帯電防止フィルムを用いて、表面抵抗率、摩擦係数、ブロッキング耐性、シール強度の評価を行った。
先ず、下記の原料を25℃で混合して、帯電防止コート剤を調製した。
・ポリエステル樹脂1 7.92質量部
・第4級アンモニウム塩ポリマー1: 0.9質量部
・滑剤1: 0.18質量部
・トルエン 145.5質量部
・メチルエチルケトン 145.5質量部
次に、上記で調製した帯電防止コート剤を、PETフィルム1(厚み12μm)の片面上にワイヤーバーで塗布し、熱風乾燥して、表面処理基材フィルムを得た。詳細条件は下記の通り。
ワイヤーバー種:No.2
熱風乾燥条件:80℃で30秒
乾燥後の帯電防止層厚さ:0.1g/m2
そして、得られた帯電防止フィルムを用いて、表面抵抗率、摩擦係数、ブロッキング耐性、シール強度の評価を行った。
[実施例9]
実施例1と同様に、表1の配合に従って帯電防止コート剤を調製して、酸化アルミニウム蒸着膜付きのPETフィルム2とナイロンフィルム1と2液硬化型ウレタン接着剤を用いて表面処理基材フィルムを作製し、同様に評価を行った。
実施例1と同様に、表1の配合に従って帯電防止コート剤を調製して、酸化アルミニウム蒸着膜付きのPETフィルム2とナイロンフィルム1と2液硬化型ウレタン接着剤を用いて表面処理基材フィルムを作製し、同様に評価を行った。
[実施例9]
実施例1と同様に、表1の配合に従って帯電防止コート剤を調製して、酸化アルミニウム蒸着膜付きPETフィルム2とナイロンフィルム1と2液硬化型ウレタン接着剤を用いて表面処理基材フィルムを作製し、同様に評価を行った。
実施例1と同様に、表1の配合に従って帯電防止コート剤を調製して、酸化アルミニウム蒸着膜付きPETフィルム2とナイロンフィルム1と2液硬化型ウレタン接着剤を用いて表面処理基材フィルムを作製し、同様に評価を行った。
[評価項目]
(帯電防止層の膜厚)
帯電防止層の膜厚を、大塚電子(株)製顕微分光膜厚計OPTM−A2を用いて測定した。
(表面抵抗率)
三菱化学アナリテック社製表面抵抗率測定器を用い、下記条件下で、表面処理基材フィルムの帯電防止層側表面の表面抵抗率を測定した。表面抵抗率の対数が12未満の場合を良好とした。
雰囲気温湿度:23℃、65%RH
印可電圧:500V
(帯電防止層の膜厚)
帯電防止層の膜厚を、大塚電子(株)製顕微分光膜厚計OPTM−A2を用いて測定した。
(表面抵抗率)
三菱化学アナリテック社製表面抵抗率測定器を用い、下記条件下で、表面処理基材フィルムの帯電防止層側表面の表面抵抗率を測定した。表面抵抗率の対数が12未満の場合を良好とした。
雰囲気温湿度:23℃、65%RH
印可電圧:500V
(静止摩擦係数、動摩擦係数)
図3に記載のSUS製治具(滑り片)を、図4に記載のように、カットした表面処理基
材フィルムの非帯電防止層側の面上に乗せて、表面処理基材フィルムの端を上に折って前記治具の上部で両面テープによりフィルムを固定した。そして、表面処理基材フィルムを貼り付けた治具を鏡面真鍮板上に置き、更に前記治具の上に錘を置いた。
そして、図5に記載のように、表面処理基材フィルムを貼り付けた治具を、テンシロンを用いて一定速度で引っ張り、荷重の変化をチャート紙にグラフで記録した。
図3に記載のSUS製治具(滑り片)を、図4に記載のように、カットした表面処理基
材フィルムの非帯電防止層側の面上に乗せて、表面処理基材フィルムの端を上に折って前記治具の上部で両面テープによりフィルムを固定した。そして、表面処理基材フィルムを貼り付けた治具を鏡面真鍮板上に置き、更に前記治具の上に錘を置いた。
そして、図5に記載のように、表面処理基材フィルムを貼り付けた治具を、テンシロンを用いて一定速度で引っ張り、荷重の変化をチャート紙にグラフで記録した。
チャート紙上のグラフにおいて、治具が動き出す直前の最大荷重値をFsとし、最初の最大荷重を過ぎて最低を示したところからの、荷重値の積算平均をチャートから読み取り、これをFdとした。
そして、μs、μdを下記式から算出した。
μs=Fs/Fp
μd=Fd/Fp
μs:静止摩擦係数
μd:動摩擦係数
Fs:静止摩擦力
Fd:動摩擦力
Fp:接触力(本測定においては、1133gfである。)
測定は個々に5回行い、その平均値を求めた。
詳細条件は下記の通り。
μs=Fs/Fp
μd=Fd/Fp
μs:静止摩擦係数
μd:動摩擦係数
Fs:静止摩擦力
Fd:動摩擦力
Fp:接触力(本測定においては、1133gfである。)
測定は個々に5回行い、その平均値を求めた。
詳細条件は下記の通り。
使用機器:
イマダ製デジタルフォースゲージ ZP−5N。ロードセル500g。
イマダ製縦型電動計測スタンド MX−500N。
イマダ製摩擦係数測定治具(滑り片及び鏡面真鍮板等一式) COF−10N−V。
イマダ製デジタルフォースゲージ ZP−5N。ロードセル500g。
イマダ製縦型電動計測スタンド MX−500N。
イマダ製摩擦係数測定治具(滑り片及び鏡面真鍮板等一式) COF−10N−V。
鏡面真鍮板サイズ:幅70mm×長さ800mm×厚さ4mm
鏡面真鍮板温度:20℃、120℃
SUS製治具(滑り片)重量:133gf
帯電防止フィルムサイズ:長手方向に10cm、幅方向に10cm
錘重量:1000gf
テンシロン引っ張りスピード:50mm/分
鏡面真鍮板温度:20℃、120℃
SUS製治具(滑り片)重量:133gf
帯電防止フィルムサイズ:長手方向に10cm、幅方向に10cm
錘重量:1000gf
テンシロン引っ張りスピード:50mm/分
(ブロッキング耐性)
表面処理基材フィルムの非帯電防止層側の面に、LLDPEフィルム1(厚さ30μm)をドライラミネートし、次いでLLDPEフィルム1上にアクリル系樹脂1をグラビアコーティング(厚さ1μm)して試験片を各2枚作製した。
得られた試験片2枚を、1枚目のアクリル系樹脂1塗布面と2枚目の帯電防止コート剤塗布面とが接するように重ね合わせて、40℃90%RH雰囲気下、12kgf/cm2で1週間圧接した。放置後に、2枚目のアクリル系樹脂1が1枚目の帯電防止コート剤塗布面に転移や接着を生じていなかった場合を良好とした。
(シール強度)
表面処理基材フィルムの帯電防止層の反対面に、LLDPEフィルム1(厚さ30μm)をドライラミネートし、次いでLLDPEフィルム1上にアクリル系樹脂1をグラビアコーティング(厚さ1μm)して試験片を作製した。
得られた試験片2枚を、1枚目のアクリル系樹脂1塗布面と2枚目の帯電防止コート剤塗布面とが接するように重ね合わせて、20℃40%RH雰囲気下、0.5kgf/cm2で1週間圧接した。圧接後に、試験片のアクリル系樹脂1塗布面と、黒色ポリスチレンからなるプラスチックシートとを、150℃、3kgf、0.5秒でヒートシールし、圧
接前後のカバーテープ材のヒートシール強度を比較した結果、ヒートシール強度低下が10%以内だった場合を良好とした。
表面処理基材フィルムの非帯電防止層側の面に、LLDPEフィルム1(厚さ30μm)をドライラミネートし、次いでLLDPEフィルム1上にアクリル系樹脂1をグラビアコーティング(厚さ1μm)して試験片を各2枚作製した。
得られた試験片2枚を、1枚目のアクリル系樹脂1塗布面と2枚目の帯電防止コート剤塗布面とが接するように重ね合わせて、40℃90%RH雰囲気下、12kgf/cm2で1週間圧接した。放置後に、2枚目のアクリル系樹脂1が1枚目の帯電防止コート剤塗布面に転移や接着を生じていなかった場合を良好とした。
(シール強度)
表面処理基材フィルムの帯電防止層の反対面に、LLDPEフィルム1(厚さ30μm)をドライラミネートし、次いでLLDPEフィルム1上にアクリル系樹脂1をグラビアコーティング(厚さ1μm)して試験片を作製した。
得られた試験片2枚を、1枚目のアクリル系樹脂1塗布面と2枚目の帯電防止コート剤塗布面とが接するように重ね合わせて、20℃40%RH雰囲気下、0.5kgf/cm2で1週間圧接した。圧接後に、試験片のアクリル系樹脂1塗布面と、黒色ポリスチレンからなるプラスチックシートとを、150℃、3kgf、0.5秒でヒートシールし、圧
接前後のカバーテープ材のヒートシール強度を比較した結果、ヒートシール強度低下が10%以内だった場合を良好とした。
(評価結果まとめ)
本願発明の実施例1〜9は、良好な表面抵抗率、静止摩擦係数、動摩擦係数、ブロッキング耐性、シール強度及びシール強度低下率を示した。
しかしながら、帯電防止コート剤組成物の全固形分中の滑剤の含有量が多過ぎる比較例1は、ブロッキング耐性とシール強度低下率が劣り、帯電防止コート剤組成物中のポリエステル系熱可塑性樹脂のガラス転移温度が低すぎる比較例2は、静止摩擦係数と動摩擦係数とブロッキング耐性が劣り、帯電防止コート剤組成物中に固体の第4級アンモニウム塩ポリマーからなる前記帯電防止剤を含まない比較例3は、表面抵抗率と静止摩擦係数と動摩擦係数が劣り、帯電防止コート剤組成物に滑剤を含有しない比較例4は、静止摩擦係数と動摩擦係数が劣る結果になった。帯電防止コート剤組成物中にポリエステル系熱可塑性樹脂を含有しない比較例5は、表面処理基材フィルムから帯電防止層の剥落が見られた為、以降の評価を中止した。
本願発明の実施例1〜9は、良好な表面抵抗率、静止摩擦係数、動摩擦係数、ブロッキング耐性、シール強度及びシール強度低下率を示した。
しかしながら、帯電防止コート剤組成物の全固形分中の滑剤の含有量が多過ぎる比較例1は、ブロッキング耐性とシール強度低下率が劣り、帯電防止コート剤組成物中のポリエステル系熱可塑性樹脂のガラス転移温度が低すぎる比較例2は、静止摩擦係数と動摩擦係数とブロッキング耐性が劣り、帯電防止コート剤組成物中に固体の第4級アンモニウム塩ポリマーからなる前記帯電防止剤を含まない比較例3は、表面抵抗率と静止摩擦係数と動摩擦係数が劣り、帯電防止コート剤組成物に滑剤を含有しない比較例4は、静止摩擦係数と動摩擦係数が劣る結果になった。帯電防止コート剤組成物中にポリエステル系熱可塑性樹脂を含有しない比較例5は、表面処理基材フィルムから帯電防止層の剥落が見られた為、以降の評価を中止した。
1 表面処理基材フィルム
2 帯電防止層
3 基材層
4 機能層
5 酸化アルミニウム層
6 接着剤層
7 ナイロン系樹脂フィルム層
11 滑り片
12 フィルム
13 錘
14 鏡面真鍮板
15 ヒーター
16 滑車
17 フォースゲージ
18 縦型電動計測スタンド
2 帯電防止層
3 基材層
4 機能層
5 酸化アルミニウム層
6 接着剤層
7 ナイロン系樹脂フィルム層
11 滑り片
12 フィルム
13 錘
14 鏡面真鍮板
15 ヒーター
16 滑車
17 フォースゲージ
18 縦型電動計測スタンド
Claims (8)
- 基材層と、前記基材層上にコートされた帯電防止層とを有する、カバーテープ用の表面処理基材フィルムであって、
前記基材層は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂フィルムからなる層を有し、
前記帯電防止層は、バインダー樹脂と帯電防止剤と滑剤と溶剤とを含む、樹脂フィルム用の帯電防止コート剤組成物から形成されたものであって、
前記バインダー樹脂は、ポリエステル系熱可塑性樹脂を含み、
前記ポリエステル系熱可塑性樹脂のガラス転移温度は、60℃以上、110℃以下であり、
前記帯電防止剤は、固体の第4級アンモニウム塩ポリマーを含み、
前記滑剤の含有量は、前記帯電防止コート剤組成物の全固形分中の0.8質量%以上、8質量%以下であり、
前記帯電防止層の表面抵抗率は、1×109Ω/□以上、1×1012Ω/□未満である、
表面処理基材フィルム。 - 前記全固形分の、前記帯電防止コート剤組成物中の含有量は、2質量%以上、10質量%以下であり、
前記ポリエステル系熱可塑性樹脂の、前記全固形分中の含有量は、75質量%以上、94質量%以下であり、
前記有機4級アンモニウム塩ポリマーの、前記全固形分中の含有量は、3質量%以上、30質量%以下である、
請求項1に記載の表面処理基材フィルム。 - 前記ポリエステル系熱可塑性樹脂のビカット軟化点が、95℃以上、145℃以下である、請求項1または2に記載の表面処理基材フィルム。
- 前記ポリエステル系熱可塑性樹脂の分子量が、1.3万以上、2.0万以下である、請求項1〜3の何れか1項に記載の表面処理基材フィルム。
- 前記滑剤が、液体のリン酸エステルである、請求項1〜4の何れか1項に記載の表面処理基材フィルム。
- 前記帯電防止層表面の、20℃〜120℃における、鏡面真鍮との静止摩擦係数が、0.05以上、0.5未満である、請求項1〜5の何れか1項に記載の表面処理基材フィルム。
- 前記帯電防止層の厚みが、0.01μm以上、1μm以下である、請求項1〜6の何れか1項に記載の表面処理基材フィルム。
- 前記基材層が、酸化アルミニウム層と、ナイロン系樹脂層とを有する、請求項1〜7の何れか1項に記載の表面処理基材フィルム。
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JP2017187830A JP2019059210A (ja) | 2017-09-28 | 2017-09-28 | カバーテープ用帯電防止表面処理基材フィルム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11654665B2 (en) | 2019-09-30 | 2023-05-23 | Sk Innovation Co., Ltd. | Window cover film and flexible display panel including the same |
-
2017
- 2017-09-28 JP JP2017187830A patent/JP2019059210A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11654665B2 (en) | 2019-09-30 | 2023-05-23 | Sk Innovation Co., Ltd. | Window cover film and flexible display panel including the same |
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