JP3354871B2 - 導電性ポリエステル系樹脂シート - Google Patents

導電性ポリエステル系樹脂シート

Info

Publication number
JP3354871B2
JP3354871B2 JP18306198A JP18306198A JP3354871B2 JP 3354871 B2 JP3354871 B2 JP 3354871B2 JP 18306198 A JP18306198 A JP 18306198A JP 18306198 A JP18306198 A JP 18306198A JP 3354871 B2 JP3354871 B2 JP 3354871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester resin
carbon black
sheet
layer
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18306198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000015764A (ja
Inventor
賢輝 米澤
一郎 松居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP18306198A priority Critical patent/JP3354871B2/ja
Publication of JP2000015764A publication Critical patent/JP2000015764A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3354871B2 publication Critical patent/JP3354871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品の保管、搬
送、装着に際し、電子部品を保護し、プリント配線基板
へ実装するために整列させ、取り出せる機能を有する包
装体のうち、収納ポケットを形成したプラスチック製キ
ャリアテープに適した導電性プラスチックシート、該シ
ートを用いたキャリアテープ、及び該キャリアテープを
用いて電子部品を包装した包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生産の合理化、少量多品種生産への対応
により電子部品の表面実装化が進んでおり、これに適用
する包装形態としてプラスチック製キャリアテープが注
目を集めている。このキャリアテープ用シートには、内
容物である電子部品を静電気から保護するための帯電防
止性能や、外圧による破損のために機械的強度が要求さ
れる他、その厚みが規定されている上、電子部品の中で
もチップ型電子部品と呼ばれるIC等は重量が比較的大
きいため、腰強度すなわち曲げ弾性率が大きくなければ
ならない。
【0003】本用途に適するものとして各種の材料が提
案されており、例えば塩化ビニル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂
等が挙げられるが、中でも環境問題、及び成形性が優れ
ている等の点でポリエステル系樹脂が好ましく使用され
ている。帯電防止性能のための導電性付与方法として
は、カーボンブラックをポリエステル系樹脂に練り込ん
でシート化するか、あるいはカーボンブラックを含有す
る塗料をポリエステル系樹脂からなる基材シートの両面
にコーティングするかの方法が一般的である。ところ
が、ポリエステル系樹脂はカーボンブラックの分散がか
なり困難であることや、カーボンブラックを練り込むこ
とによって脆くなるため、耐折強度、耐衝撃性などの機
械的強度が低下する他、シート表面の外観もあまり良好
なものは得られない。またコーティング法は表裏両面に
塗布する必要が有るため、表裏のコーティング層同志が
巻き取り時に滑性が悪くなりシワが発生したり、巻き取
り後にブロッキングが発生する等の不具合がある他、コ
スト的にも高くなるという欠点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はポリエステル
系樹脂からなるキャリアテープ用シートにおけるかかる
問題点を解決するものであり、内容物である電子部品の
保護のため帯電防止性能と充分な機械的強度を有し、し
かも低コストの導電性ポリエステル系樹脂シート、該シ
ートを用いたキャリアテープ、及び該キャリアテープを
用いて電子部品を包装した包装体を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、帯電防止性を
し、着色用カーボンブラックを含有する飽和ポリエス
テル樹脂組成物からなる基材シートの片面にカーボンブ
ラックを含む導電性塗料のコーティング層を設けた導電
性ポリエステル系樹脂シートであり、該シートの表面比
抵抗値が、コーティング層側表面が1×104Ω以上、
1×108Ω未満、その反対側表面が1×104Ω以上、
1×1014Ω未満である導電性ポリエステル系樹脂シー
トである。好ましくは、基材シートが帯電防止剤を含有
し、着色用カーボンブラックを含有する飽和ポリエステ
ル樹脂組成物からなる層(A)と、帯電防止剤を含有
ず、着色用カーボンブラックを含有する飽和ポリエステ
ル樹脂組成物からなる層(B)とを積層した2層構成の
シートで、B層側表面にカーボンブラックを含む導電性
塗料のコーティング層を設けた導電性ポリエステル系樹
脂シートであり、基材シートが帯電防止剤を含有し、着
色用カーボンブラックを含有する飽和ポリエステル樹脂
組成物からなる層(A)と、帯電防止剤を含有せず、着
色用カーボンブラックを含有する飽和ポリエステル樹脂
組成物からなる層(B)とを共押出法により積層した2
層構成のシートからなる導電性ポリエステル系樹脂シー
トであり、基材シートが、着色用カーボンブラックを含
有する飽和ポリエステル樹脂組成物からなるシートの片
面に帯電防止剤を含有する塗料のコーティング層を設け
たもので、該コーティング層の反対側の表面にカーボン
ブラックを含む導電性塗料のコーティング層を設けた導
電性ポリエステル系樹脂シートである。また、好ましく
は、帯電防止剤が高分子型帯電防止剤である導電性ポリ
エステル系樹脂シートである。更にはこれらの導電性ポ
リエステル系樹脂シートを用いた電子部品包装用キャリ
アテープであり、この電子部品包装用キャリアテープに
電子部品を挿入し、カバーテープでシールした電子部品
包装体である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる飽和ポリエス
テル樹脂としては、二塩基酸とグリコール類の縮合によ
り得られるものであり、例えば、エチレングリコールと
テレフタル酸から得られるポリエチレンテレフタレート
(PET)、フタル酸、イソフタル酸、セパシン酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、グルタル酸、コハク酸、シュ
ウ酸などの飽和二塩基酸を共重合成分としたポリエチレ
ンテレフタレート共重合体、及びジオール成分として、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチルグリコ
ール、プロピレングリコールなどを共重合成分としたポ
リエチレンテレフタレート共重合体またはこのブレンド
物のほか、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、1,
4-シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート(PC
T)、ポリアリレート(PAR)、ポリエチレンナフタ
レート(PEN)、ポリ−p−オキシベンゾイル、およ
びそれらの共重合体等が用いられる。また、上記飽和ポ
リエステル樹脂から選択される2種以上の樹脂からなる
ポリマーアロイ、飽和ポリエステル樹脂とポリカーボネ
ート樹脂、ABS樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂等
の他樹脂とのポリマーアロイ等も使用される。
【0007】本発明に用いられる飽和ポリエステル樹脂
組成物よりなる基材シートには、表面比抵抗値が1×1
4Ω以上、1×1014Ω未満になるように帯電防止性
を付与する必要があるが、その方法としては、帯電防止
剤を飽和ポリエステル樹脂組成物に含有させてシーティ
ングを行う方法、帯電防止剤を含有する飽和ポリエステ
ル樹脂組成物からなる層(A)と、帯電防止剤を含有し
ない飽和ポリエステル樹脂組成物からなる層(B)とを
積層した2層構成のシートを、共押出法、ドライラミネ
ート法、押出ラミネート法等によって積層させて得る方
法、飽和ポリエステル樹脂組成物からなる基材シートの
片面に帯電防止剤を含有する塗料のコーティング層を設
ける方法等が挙げられる。中でも共押出法が簡単で、帯
電防止剤を含有する飽和ポリエステル樹脂組成物からな
る層(A)を薄くすることによりコスト的にも安価にで
きることから好ましい。飽和ポリエステル樹脂組成物に
は基本的な性能をそこなわない限り必要に応じて各種の
添加剤、例えば酸化防止剤、安定剤、紫外線吸収剤、滑
剤、充填剤等を添加することができる。
【0008】本発明に用いられる帯電防止剤としては、
制電性を有する樹脂組成物、すなわち高分子型帯電防止
剤、アニオン系帯電防止剤、カチオン系帯電防止剤、非
イオン系帯電防止剤、両性系帯電防止剤等が挙げられ
る。中でも永久帯電防止効果があることから高分子型帯
電防止剤が好ましい。高分子型帯電防止剤としては、ポ
リエーテル系、ポリエーテルエステルアミド系、ポリア
ミド系、変性ポリアミド系、シロキサン系等が挙げられ
る。帯電防止付与面の表面比抵抗値が1×104Ω以
上、1×1014Ω未満が適当である。1×1014Ω以上
になると、キャリアテープ成形後のポケット部の表面比
抵抗値が大きくなるため、必要な帯電防止性能が得られ
なくなるため好ましくない。また1×104Ω未満にな
ると外部からの電気により通電した場合に内容物の電子
部品が破壊されるため好ましくない。
【0009】本発明の帯電防止性を有する飽和ポリエス
テル樹脂組成物よりなる基材シートの片面には、カーボ
ンブラックを含む導電性塗料がコーティングされる。用
いられる導電性塗料は、樹脂分、カーボンブラック、及
び溶剤を主成分とする。樹脂分としては、アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリエステルウレタン系樹
脂、塩酢ビ系樹脂等が用いられる。カーボンブラックと
しては、平均粒子径が0.08mm未満のものが好まし
く使用される。また溶剤としては、エステル系、アルコ
ール系、炭化水素系等が用いられ、エステル系として
は、エチルアセテート、ブチルアセテート等が、アルコ
ール系としてはメタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール等が、また炭化水素系としてはトルエン、キ
シレン、テレピン油等が用いられる。各主成分の含有量
は樹脂分が1〜50重量%、カーボンブラックが1〜1
5重量%、及び溶剤が35〜90重量%の範囲である。
導電性塗料にはこれらの主成分以外に添加物として分散
剤、可塑剤等を適宜使用してもよい。
【0010】本発明における導電性塗料の塗布方法とし
ては、特に限定するものではないがグラビアコーティン
グ法、ロールコーティング法、ディップコーティング法
等の方法が用いられる。充分な密着強度が得られない場
合はシート塗布面にコロナ処理を行ったり、別のコーテ
ィング剤でプライマー処理等を行っても差し支えない。
導電性塗料のコーティング層側表面の比抵抗値は1×1
4Ω以上、1×108Ω未満が適当である。1×108
Ω以上になるとキャリアテープ成形後のポケット部の表
面比抵抗値が大きくなり電子部品の静電破壊防止効果が
発現できなくなるため好ましくない。また1×104Ω
未満になると外部からの電気により通電した場合に内容
物の電子部品が破壊されるため好ましくない。
【0011】本発明の飽和ポリエステル樹脂組成物に、
着色用カーボンブラックを含有させることによって黒色
シートとする。着色用カーボンブラックの添加量として
は、飽和ポリエステル樹脂組成物100重量部に対して
0.3〜3重量部が適当である。0.3重量部未満だと
キャリアテープ成形後のポケット部の特に厚みの薄くな
る傾向のあるコーナー部分が透けるため好ましくない。
また3重量部添加すれば十分な着色が可能で3重量部を
超えて添加すると物性面で脆くなり始めるので好ましく
ない。本発明のシート厚みは0.15〜1.00mmの
範囲であり、特に0.20〜0.50mmの範囲がエン
ボスキャリアテープ用途の厚みとしては適当である。
【0012】本発明の導電性ポリエステル系樹脂シート
を用いた電子部品包装用キャリアテープの作製方法とし
ては特に限定しないが、従来よりキャリアテープの成形
方法として用いられている真空成形法、圧空成形法、プ
レス成形法等により作製される。また、該キャリアテー
プを用いて電子部品を包装した包装体の作製方法も特に
限定しないが、テーピングマシンによりキャリアテープ
の成形ポケット部分に電子部品を挿入し、カバーテープ
でシールすることにより作製される。
【0013】
【実施例】以下実施例により、本発明を説明するが、こ
れは単なる例示であり、本発明はこれにより限定される
ものではない。下記に示す原材料を用い、帯電防止剤を
含有し、着色用カーボンブラックを含有する飽和ポリエ
ステル樹脂組成物からなる層(A)と、帯電防止剤を含
せず、着色用カーボンブラックを含有する飽和ポリエ
ステル樹脂組成物からなる層(B)とを積層した2層構
成の0.3mm厚のシートを共押出法により作製した。
なお、厚み比率はA層/B層=10/90%とした。
【0014】(実施例) A層:MA−530H(PET、三菱レーヨン(株)製 ) 100重量部 ペレスタット6321 12重量部 着色用カーボンブラック 1重量部 B層:MA−530H 100重量部 着色用カーボンブラック 1重量部
【0015】(実施例) A層:PETG6763 100重量部 ペレスタット6321 12重量部 着色用カーボンブラック 1重量部 B層:PETG6763 100重量部 着色用カーボンブラック 1重量部 (実施例) A層:NOVADUR5010 100重量部 ケミスタット3100 2重量部 着色用カーボンブラック 1重量部 B層:NOVADUR5010 100重量部 着色用カーボンブラック 1重量部
【0016】導電性塗料として、塩酢ビ樹脂、カーボン
ブラック、および溶剤(トルエン/メチルエチルケトン
/酢酸エチルからなる混合溶剤)を重量比で30:6:
64の割合で配合し、分散剤、可塑剤、酸化防止剤を適
宜加えた後にボールミルで30分間混合し作製した。こ
の導電性塗料を上述の2層構成のシートのB層側表面
に、グラビアコート法(200線、版深30μmのグラ
ビアロール使用)により塗布し導電性ポリエステル系樹
脂シートを作製した。
【0017】
【0018】(比較例1)実施例2のB層と同じ原材料
(PETG6763)を用いて、0.3mm厚の単層シ
ートを作製した。得られたシートの片面にが実施例1〜
7と同じ導電性塗料を、同じ方法で塗布し導電性ポリエ
ステル系樹脂シートを作製した。 (比較例2)比較例1と同じ単層シートを作製し、その
両面に比較例1と同じ導電性塗料を同じ方法で塗布し導
電性ポリエステル系樹脂シートを作製した。 (比較例3)下記に示す原材料を用い、導電性飽和ポリ
エステル樹脂組成物層(C)、飽和ポリエステル樹脂組
成物層(D)からなるC層/D層/C層の3層構成の
0.3mm厚の シートを共押出法により作製し、導電
性ポリエステル系樹脂シートとした。なお、 厚み比率
はC層/D層/C層=10/80/10%とした。 C層:PETG6763 100重量部 カーボンブラック 20重量部 D層:PETG6763
【0019】実施例1〜及び比較例1〜3で得られた
導電性ポリエステル系樹脂シートについて、下記に示す
シート特性を、下記に示す方法で測定した。その結果を
表1〜に示した。 表面比抵抗:JIS−K−6911により、導電コート
側(比較例3は、どちらか片面側)、および反対側を測
定した。 耐折強度 :JIS−P−8115により、折曲回数5
01回以上で割れないものを○、500回以下で割れた
ものを×とした。 シート外観:目視により、良好なものを○、悪いものを
×とした。
【0020】
【表1】
【0021】
【0022】
【0023】
【表2】
【0024】表1に示すように、本発明の実施例の導電
性ポリエステル系樹脂シートのシート特性は特に問題な
く、キャリアテープ用シートとして有用であった。また
に示すように、比較例1のシートは導電コート反対
側の表面比抵抗が1×1015以上と高くキャリアテープ用
シートとして不適当であった。比較例2のシートはコー
ティング時にシワ、巻き取り後にブロッキング、及びシ
ート外観不良が発生し、また比較例3のシートはカーボ
ンブラックの分散不良による外観不良が発生し、キャリ
アテープ用シートとして不適当であった。本発明による
導電性ポリエステル系樹脂シートを用いて、キャリアテ
ープ用成形機で圧空成形によりキャリアテープを作製し
たが、特に問題はなく良好なキャリアテープが得られ
た。さらに得られたキャリアテープを用いて、テーピン
グマシンにより、成形ポケット部に電子部品としてIC
を挿入してカバーテープでシールしたところ、特に問題
はなく包装体を作製できた。
【0025】
【発明の効果】本発明による導電性ポリエステル系樹脂
シートは、従来のポリエステル系樹脂からなるキャリア
テープ用シートにおいて問題点であった、カーボンブラ
ックの練り込みによる耐折強度、耐衝撃性などの機械的
強度の低下等が無く、内容物である電子部品の保護のた
め帯電防止性能と充分な機械的強度を有し、しかも低コ
ストで作製できキャリアテープ用シートとして最適であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C08J 7/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電防止性を有し、着色用カーボンブラ
    ックを含有する飽和ポリエステル樹脂組成物からなる基
    材シートの片面にカーボンブラックを含む導電性塗料の
    コーティング層を設けた導電性ポリエステル系樹脂シー
    トであり、該シートの表面比抵抗値が、コーティング層
    側表面が1×104Ω以上、1×108Ω未満、その反対
    側表面が1×104Ω以上、1×1014Ω未満であるこ
    とを特徴とする導電性ポリエステル系樹脂シート。
  2. 【請求項2】 基材シートが帯電防止剤を含有し、着色
    用カーボンブラックを含有する飽和ポリエステル樹脂組
    成物からなる層(A)と、帯電防止剤を含有せず、着色
    用カーボンブラックを含有する飽和ポリエステル樹脂組
    成物からなる層(B)とを積層した2層構成のシートで
    あり、B層側表面にカーボンブラックを含む導電性塗料
    のコーティング層を設けた請求項1記載の導電性ポリエ
    ステル系樹脂シート。
  3. 【請求項3】 基材シートが帯電防止剤を含有し、着色
    用カーボンブラックを含有する飽和ポリエステル樹脂組
    成物からなる層(A)と、帯電防止剤を含有せず、着色
    用カーボンブラックを含有する飽和ポリエステル樹脂組
    成物からなる層(B)とを共押出法により積層した2層
    構成のシートからなる請求項2記載の導電性ポリエステ
    ル系樹脂シート。
  4. 【請求項4】 基材シートが、着色用カーボンブラック
    を含有する飽和ポリエステル樹脂組成物からなるシート
    の片面に帯電防止剤を含有する塗料のコーティング層を
    設けたものであり、該コーティング層の反対側の表面に
    カーボンブラックを含む導電性塗料のコーティング層を
    設けた請求項1記載の導電性ポリエステル系樹脂シー
    ト。
  5. 【請求項5】 帯電防止剤が高分子型帯電防止剤である
    請求項1、2、3、又は4記載の導電性ポリエステル系
    樹脂シート。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4、又は5記載の導電
    性ポリエステル系樹脂シートを用いた電子部品包装用キ
    ャリアテープ。
  7. 【請求項7】請求項記載の電子部品包装用キャリアテ
    ープに電子部品を挿入し、カバーテープでシールした電
    子部品包装体。
JP18306198A 1998-06-29 1998-06-29 導電性ポリエステル系樹脂シート Expired - Fee Related JP3354871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18306198A JP3354871B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 導電性ポリエステル系樹脂シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18306198A JP3354871B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 導電性ポリエステル系樹脂シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000015764A JP2000015764A (ja) 2000-01-18
JP3354871B2 true JP3354871B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=16129068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18306198A Expired - Fee Related JP3354871B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 導電性ポリエステル系樹脂シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3354871B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4573087B2 (ja) * 2002-10-28 2010-11-04 東洋紡績株式会社 導電性ポリエステルシートおよびそれからなる電子部品用包装容器
JP4670217B2 (ja) * 2002-11-27 2011-04-13 東洋紡績株式会社 導電性ポリエステルシートおよびそれからなる電子部品用包装容器
JP5201805B2 (ja) * 2005-05-31 2013-06-05 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000015764A (ja) 2000-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1377445B1 (en) Multilayered packaging materials for electrostatic applications
TWI269709B (en) Laminated film and process for producing laminated film
JP4713046B2 (ja) キャリアテープ
JP2002283512A (ja) ヒートシール積層体およびキャリアテープ包装体
JP3354871B2 (ja) 導電性ポリエステル系樹脂シート
JP2900080B2 (ja) 積層シート
JP4242084B2 (ja) 複合シート
JP3325980B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP2002193377A (ja) 電子部品包装用カバーテープ
JP2962975B2 (ja) 多層ポリエステルシート
JPH0767774B2 (ja) チップ型電子部品包装用カバーテープ
JPH0352695Y2 (ja)
JP2000015753A (ja) 導電性スチレン系樹脂シート
JP2000021247A (ja) 導電性プラスチックシート
JP3401327B2 (ja) 導電性熱可塑性樹脂シート
JP2809979B2 (ja) チップ型電子部品包装用カバーテープ
JPH0544128Y2 (ja)
JP2001171728A (ja) エンボスキャリアテープ用シート
JP2019059210A (ja) カバーテープ用帯電防止表面処理基材フィルム
JP2003326635A (ja) 帯電防止付カバーフィルム
JPH0741199Y2 (ja) キャリアテープ用透光性制電シート
JP2710409B2 (ja) サック貼り容器用樹脂フィルム及び積層体
JP3054069B2 (ja) 耐擦傷性導電エンボスキャリアテープ
JPS6410186B2 (ja)
JP4023763B2 (ja) 導電性キャリアテープ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130927

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130927

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140927

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees