JPS6037787B2 - 化粧用複合フイルム - Google Patents

化粧用複合フイルム

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JPS6037787B2
JPS6037787B2 JP10314878A JP10314878A JPS6037787B2 JP S6037787 B2 JPS6037787 B2 JP S6037787B2 JP 10314878 A JP10314878 A JP 10314878A JP 10314878 A JP10314878 A JP 10314878A JP S6037787 B2 JPS6037787 B2 JP S6037787B2
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composite film
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pvc
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武彦 関
隆至 樽谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、化粧用複合フィルムに関する。
従来、床材、クッションシート等には発泡抑制タイプの
もの、異なった色の顔料及び充填剤、樹脂で絵柄の異な
った部分を構成するチップ貫通型、透明フィルムの裏に
絵柄を施したものと既発泡のシートを貼り合わせるマッ
ト型、更にはこの印刷済の透明フィルムを着色基材と熱
あるいは接着剤で貼り合わせる塩ビタイル型などが用い
られている。
このうち発泡抑制タイプの長尺塩ビクッション床材の製
法は次の通り行なわれていた。
(尚、本明細書において「塩ビ」という語は「ボリ塩化
ピニル」の意味で用いる。)すなわち、アスベスト紙、
ガラス不織布のような寸法安定性のある基材に発泡塩ビ
ペーストを塗布し、加熱後ゲル化し、該基材に部分的に
発泡抑制剤を含むインキで絵柄を施こした後、表面層と
して透明塩ビペーストをゾルコートするか、透明塩ビフ
ィルムをラミネートした後発泡し、該発泡抑制剤を含む
インキで絵柄を施こされた部分のみが禾発泡となり凹凸
が設けられていた。この絵柄を最尺で製造するには一般
に次の方法が可能である。すなわち、第1法;発泡塩ビ
ゾルをコーティングした基材に直に発泡抑制剤を含むイ
ンキで印刷する方法、 第2法;発泡塩ビゾルをコーティングした基材に別途発
泡抑制剤を含むインキで印刷された転写紙を用いて転写
する方法、 第3法;表面層として使用される塩ビフィルムにあらか
じめ発泡抑制剤を含むインキで印刷しておく方法、 の3法が考えられているが、これらの方法にはそれぞれ
次の欠点がある。
すなわち、第1法では基材自身が非常に厚く(0.4〜
1.5肋)、高価であるので印刷工程中の不良がそのま
ま製品のコストアップにつながり、また巻取り長さに限
界があるという欠点がある。さらに、ゾルコートの表面
平滑性に欠け、印刷インキの転移性に問題がある。また
、第2法ではこの欠点が解決されているが、使用済みの
転写原紙の再使用が難しく、又転写工程という工程が増
えるため製造工程が繁雑化する欠点がある。またさらに
、第3法は転写工程が省かれてこの欠点が解決されてい
るが、この方法では次の欠点がある。1 発泡抑制剤は
低分子のため塩ビフィルム内を移行し本来凹部となる事
を望まない場所の発泡までが抑制されてしまうので印刷
フィルムの保管在庫が行なえない。2 発泡抑制剤を含
むインキは乾燥性に欠け、巻き取った場合はブロッキン
グが多発する恐れがある。
‐ リ3 塩ビクッションフ
ロア一の表面フィルムとして用いられる塩ビフィルムは
一般に可塑剤部数が高いためグラビア論転印刷では見当
安定性に欠ける傾向がある。
4 塩ビクッションフロア一は最近合板とラミネートさ
れて床材として使用されているが、このような商品群は
合板との寸法合わせ、また並行して施工された場合の隣
接した絵柄の目地合わせを行なわねばならないが、塩ビ
フィルムでは印刷工程及び基材とのラミネート工程中の
フィルムの伸縮は避けられない。
5 フィルムとのラミネートでは基材の平滑性の不足に
より気泡の混入が生じ、発泡後著しく外観を損なう場合
がある。
本発明者らは、上記第3法の利点に注目し、かかる欠点
を解消するため種々研究した結果、工程不良が少なく、
また上記欠点を克服した床材等の化粧シートの製造に使
用しうる化粧用複合フィルムを開発したものである。
すなわち、本発明は、熱可塑性フィルムと寸法安定性を
有する支持体をポリオレフィン樹脂を介してェクストル
ージョンラミネート法により仮接着してなる化粧用複合
フィルムを要旨とするものである。
このような本発明の化粧用複合フィルムは、被化粧表面
に熱可塑性フィルム面を貼合し、支持体とポリオレフィ
ン樹脂を除去することにより、床材、クッションシート
、塗装材、化粧鋼板、アコーデオンカーテンなどの各種
建材、装飾品、塩ビレザーを用いた雑貨などの表面化艇
用として極めて有用なほか、熱可塑性フィルムのみを剥
離して、これを合板、鋼板などの基材に貼り合わせる化
粧板、雨衣、テーブルクロスなどの雑貨として使用する
こともできる。
以下、上記の本発明について詳細に説明する。
まず、図面に基づき本発明の化粧用複合フィルムを説明
する。第1図は、本発明の化粧用複合フィルムを模式的
に示す断面図であって、該複合フィルムは寸法安定性を
有する支持体1と熱可塑性フィルム2とをポリオレフィ
ン樹脂3を介してェクストルージョンラミネ−ト法によ
り仮接着してある。次に、本発明では好ましい態様とし
て第2図に示す如く熱可塑性フィルム2の面に印刷層4
を設けることができる。さらにこの第2図示の場合印刷
層4は発泡抑制剤を含む部分4Aと含まない部分48と
から構成されている。このような態様の場合、発泡性樹
脂層との貼合により、該樹脂の発泡を部分的に抑制し、
凹凸を形成しうる。次に、本発明の化粧用複合フィルム
を用いて発泡化粧シートを製造する二つの方法について
説明する。ここでは第2図に示す如き二つの部分4Aと
4Bとからなる印刷層4を有する複合フィルムを用いた
場合について例示する。まず、第一法では、第3図に示
すように、二つの部分4Aと4Bからなる印刷層4の上
に発泡性樹脂フィルムをラミネートするか又は発泡性樹
脂をゾルコートしさらに予備ゲル化することなどにより
発泡性樹脂層5を形成し、しかる後加熱により上記発泡
性樹脂を発泡させた後、第4図示のように上記支持体1
をポリオレフィン樹脂3と共に剥離すると、第5図に示
すような発泡層5の上に印刷層4、さらにその上に表面
保護層としての熱可塑性フィルム2を有する発泡化粧シ
ートAが得られる。
図示の例では印刷層4が発泡抑制剤を含む部分4Aと含
まない部分48とからなる場合を示しているので、第5
図示のように得られる発泡化粧シートには印刷絵柄に同
調した凹凸が形成される。上述の例では発泡させた後支
持体1をポリオレフィン樹脂3と共に剥離したが、支持
体1をポリオレフィン樹脂3と共に剥離した後発泡させ
ることもできる。また、第6図〜第8図は、本発明の化
粧用複合フィルムを用いて発泡化粧シートを製造する第
二法の各工程を模式的に示す断面図であって、この方法
では、上記第2図に示す複合フィルムの印刷層4と寸法
安定性を有する基材6とを発泡性樹脂層5を介して第6
図に示すように貼り合わせる。
しかる後、加熱により上記発泡性樹脂を発泡させた後、
第7図に示すように上記支持体1をポリオレフィン樹脂
3と共に剥離すると、第8図に示すような寸法安定性を
有する基材6の上に発泡層5、その上に印刷層4、さら
にその上に表面保護層としての熱可塑性フィルム2を有
する発泡化粧シートBが得られる。この方法の場合も、
発泡と剥離とは上記一法の場合と同様に任意の順序で行
ないうる。上記の如く、本発明では、寸法安定性を有す
る支持体と製造後表面保護層となる、あるいは単独のフ
ィルムとして用いられるべき熱可塑性フィルムをェクス
トルージョンラミネート法により仮接着する。
寸法安定性を有する支持体としては紙、ポリエステルフ
イルム、ポリカーボネートフイルムなどが用いられ、熱
可塑性フィルムの印刷適性、後加工時の熱寸法安定性、
コスト、作業性などの点から10〜500仏程度の厚さ
であるものが好ましい。また、熱可塑性フィルムにはポ
リ塩化ピニル、ウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂等が使
用され、表面保護という機能上、耐摩耗性、耐衝撃性、
歩行感(床材の場合)などの点から40〜500一、好
ましくは50〜300仏の厚さのものが用いられる。こ
の熱可塑性フィルムはそれ自体発泡性を有する場合には
、該フィルムで表面化粧し、さらに発泡させて発泡化粧
表面を形成させることができる。さらに、ェクストルー
ジョンされる樹脂にはポリエチレン、ポリプロピレンの
ような剥離性を有すするポリオレフィン樹脂が用いられ
る。このポリオレフィン樹脂は、5〜200仏程度使用
される。このヱクストルージョンラミネート(以後、「
ECラミ」と略す)された化粧用複合フィルムのポリオ
レフィン樹脂と熱可塑性フィルムの密着強度は仮接着で
印刷時には熱可塑性フィルムの安定性を提供し、しかも
使用時、たとえば発泡性樹脂層を設けた後などに、容易
に剥離できるものでなくてはならない。また、この力よ
り寸法安定性を有する支持体とポリオレフィン樹脂との
密着強度の方が強くなくてはならない。なぜならばこの
力が逆転するとたとえば床材等の化粧シートの表面にポ
リオレフィン樹脂が露出して所望の床材等の化粧シ−ト
の表面物性を所持できなくなる。この点から考えると寸
法安定性を有する支持体が紙であればクサビ効果により
充分な密着を有し、また支持体が他のプラスチックフィ
ルムであればあらかじめ該支持体のECラミ面に接着力
を向上するプライマをグラビアコート、ロールコートな
ど通常用いられる方法によって塗布しておくことが望ま
しい。このように製造された化粧用複合フィルムでは、
前記の欠点、すなわち印刷巻取り後の発泡抑制剤の移行
、ブロッキング、見当安定性の欠除、寸法安定性の欠除
などの多くの欠点を解消しうるものである。また、表面
の平滑性については寸法安定性を有する支持体の表面性
が大きく影響するため慎重なる選択をすべきである。こ
のような方法を用いれば床村等の化粧シートの製造に使
用するだけではなく、従釆直刷りが困難であった可塑剤
部数の高い軟質フィルムへの印刷にも応用できる。また
、このようなECラミの方法を使用したのはECラミ法
自身が非常に高速に安価にしかも大量に行なうのに適し
ているからで大量生産される床材等の化粧シートへの応
用な‐どが簡単にできるという利点があるからである。
次に、化粧用複合フィルムの熱可塑性フィルム面に印刷
を施こすために用いるインキは、熱可塑性フィルムと溶
剤接着し、しかも発泡性樹旨と熱接着する事が望ましい
インキのべヒクルとしてはポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビ
ニル、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂あるいはこれらの
共重合体を単独にあるいは混合して用いる。上記インキ
として発泡抑制剤を含むものを用いて印刷することによ
り、発泡抑制剤を含む印刷層を部分的に設けておけば、
印刷層と該発泡性樹脂層を貼合した場合加熱発泡の段階
で該発泡抑制剤が作用し、印刷絵柄に同調した凹凸表面
が化粧シートに形成できる。
該発泡抑制剤としては、たとえば、マレィン酸、フマル
酸、アジピン酸、1、2フタル酸、トリメット酸等の有
機酸、有機酸ハラィド、有機酸無水物、炭素数2〜20
の多価芳香族アルコールおよびケトン、炭素数3〜12
の飽和ないし不飽和の6〜10員環アミンなどが用いら
れ、上記インキ中に5〜3の重量%程度添加される。
−上記のインキで熱可塑性フ
ィルム上に絵柄を設けるには大量かつ迅速に行なえるよ
うにグラビア印刷が主として適用されるが、その他オフ
セット印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷など通常
の印刷方法あるいは通常の描画方法で単色乃至は多色に
印刷あるいは描画する事により行なう事ができる。
この印刷した複合フィルムを使用して上述の如く2種の
発泡化粧シートの製造が行なえるが、最初に第5図に示
される発泡化粧シートA(たとえば、瞳敷タイプ床材)
について説明する。
この方法では印刷した複合フィルムの印刷面に発泡性樹
脂のゾルをコーティングして加熱後半ゲル化するかフィ
ルムを熱によりラミネートした後、加熱により発泡させ
、寸法安定性を有する支持体をポリオレフィン樹脂と共
に剥離するか、剥離してから発泡させる。この種の発泡
性樹脂にはポリ塩化ビニル(発泡倍率2〜5倍)が通常
使用される。この発泡性樹脂層がフィルムの場合は上記
ラミネート時に気泡の抱き込みがあるため、印刷面にあ
らかじめシリカ、炭酸カルシウムなどのマット剤を混入
して空気の逃げを良くした樹脂層を施こしておく事も可
能である。ゾルコートの場合はこの手段がいらないが、
ゾルを半ゲル化させる時の熱で寸法安定性を有する支持
体が伸縮しないように寸法安定性を有する支持体を選択
することが望ましい。一方、第8図に示される発泡化粧
シートB(たとえば合板貼り床村用の表面シート)の製
造法に関しては、複合フィルムの印刷面を寸法安定性を
有する基材とを発泡性樹脂を介してラミネートする。
この寸法安定性を有する基材としてはアスベストペーパ
ーやガラス不織布が用いられるが、合板にラミネートし
た時の紙間剥離、耐水性などの点からガラス不織布が望
ましい。特に床村用としては25〜40g/ののものが
適している。ガラス不織布を用いる場合、巻取時のガラ
ス繊維の発泡性樹脂への付着を考え、あらかじめ熱可塑
性樹脂のゾルコートによって目止めしておくのが望まし
い。この寸法安定性を有する基材と印刷した複合フィル
ムのラミネートは、発泡性樹脂のフィルムをはさんで熱
ロールあるいは平板でプレスするか、寸法安定性を有す
る基材が印刷した複合フィルムの少なくとも一方に発泡
性樹脂をゾルコートし加熱半ゲル化したのちラミネート
するか、ゾルコートし半ゲル化する前にラミネ−トし、
次いで加熱半ゲル化する方法が選択できる。しかし、工
程を簡略化するためには最後の方法が好ましい。一般に
ガラス不織布に熱可塑性樹脂を目止め含浸し、しかるの
ち発泡性樹脂をゾルコートし加熱半ゲル化した基材に直
刷りする場合、表面の平滑性を具備するためゾルコート
を2回以上行なわなければいけないが、本発明の方法で
はゾルコートの上に印刷する必要がないのでこの欠点が
解消できる。上記におけるゾルコートの方法は、ナイフ
コート法が主として用いられ、1回のコーティング塗布
量は10〜500gノめ程度である。
上記の説明で明らかな如く、本発明の化粧用複合フィル
ムを用いれば極めて作業安定性の良い床材、クッション
シート等の発泡化粧シートを、従釆の方法では解決でき
なかった技術的欠点を克服して製造する事が可能となる
上記においては、本発明の化粧用複合フィルムを発泡化
粧シートの製造に用いる方法について説明したが、該化
粧用複合フィルムは上記以外の他の方法にももちろん使
用しうるものである。
たとえば、本発明の化粧用複合フィルムの印刷したもし
〈は印刷していない熱可塑性フィルム面をたとえば、硬
質塩ビ鋼板の如き基材に貼合し、しかる後、支持体をポ
リオレフィン樹脂と共に剥離除去することにより、極め
て容易に基材表面に熱可塑性フィルムを形成することが
できる。この熱可塑性フィルムが発泡性を有していれば
、その後加熱することにより表面を発泡させることもで
きる。またさらに、敏質の薄い透明塩ビフィルムを用い
た化粧用複合フィルムの塩ビ面に木目を印刷し、この印
刷面と光沢、照りを有する合板、突板などを貼り合わせ
た後支持体をポリオレフィン樹脂と共に剥離除去する事
により自然大の微妙な凹凸を再現しつつ印刷による木目
を表現する事もできる。次に、実施例を示して本発明を
さらに具体的に説明する。
実施例 1 上質紙(神崎製紙社製50gノで)とアクリルフィルム
20仏(日本カーバイト社製、Aフィルム)をポリエチ
レン樹脂を用いてECラミ(コート量2隣ノめ)し、こ
のアクリルフィルムの塩酢ビアクリル共重合樹脂をべヒ
クルとするインキで印刷して化粧用複合フィルムを作成
した。
しかる後、該複合フィルムの印刷面を塩ビフィルム40
仏(ロンシール工業社製)とロール熱プレス(プレス温
度150こ0)した後紙を剥離したところ、通常の方法
ではラミネートできない薄物フィルムのラミネートが可
能であった。実施例 2 ポリエステルフィルム25仏(帝人テトロン)に、プラ
ィマ(諸星インキ社製、PETブラィマ)をグラビアコ
ートで設け、塩ビフィルム200仏(三菱モンサント社
製、可塑剤部数6碇都)とポリエチレンを介してECラ
ミ(ポリェチレンコ−ト量15g/枕)し、この塩ビフ
ィルムに実施例1と同様の方法で印刷を行なった。
次に印刷面に発泡性塩化ビニル樹脂(発泡倍率4倍)の
ゾルをナイフコート2回で500g/淋コートし、15
0ご○、1分で半ゲル化し、200oo、2分半で発泡
させた後、ポリエステルフィルムを剥離したところ、ス
ポンジタイプの暦敷床材を得た。
実施例 3薄葉紙(三興製紙社製30夕/め)と塩ビフ
ィルム150〆(バンドー化学社製、C06140)と
ポリプロピレンを介してECラミし(ポリプロピレンコ
ート量30g/で)この塩ビフィルムに塩ビ樹脂をべヒ
クルとするインキで部分的に発泡抑制剤(無水トリメツ
ト酸15%)を有する絵柄を印刷して巻取った後、1ケ
月保管した。
1ケ月後、この印刷面に発泡塩ビゾルをナイフコーティ
ングしながら(コート量20雌/め)、あらかじめ塩ビ
樹脂をコーティング目止めしておいてガラス不織布(3
5g/め)(本州製紙社製、GHN35)をウェットラ
ミネートした後ィンラィンで半ゲル化した(16000
、5硯砂)。
この後薄葉紙を剥離し20000で2分15秒間加熱発
泡した所、発泡抑制剤を含むインキで印刷した部分が凹
部となる同調ヱンボス床材を得、印刷絵柄の工程中の流
れ方向の伸びは0.2%であり、合板貼り床剤の化粧シ
ートとして充分な特性を備えていた。実施例 4 クラフト紙(王子製紙社製45g/枕)とアクリル塩ビ
フィルム(アクリル分60%、塩ビ分40%)(キャス
ト法、50山、日本カーバイト社製)とをポリプロピレ
ンによりECラミサンド(2雌/め)し、このアクリル
塩ビフィルム面に塩ビアクリル系インキにてグラビア印
刷を行なった。
一方、発泡性塩化ビニル樹脂をナイフコーティングにて
300g/淋コートしたガラス不織布(40g/〆、三
菱製紙社製)をあらかじめ用意し、しかる後、両シート
を熱圧プレスにより一体化した後、ポリプロピレン層を
付着したクラフト紙を剥離した。
さらに得られた絵柄付き塩ビ複合シートを200℃、3
分のオーブン中にて発泡した所耐光性に優れた床材が得
られた。
さらに同製品は、5m/mの合板(1尺×6尺)にラミ
ネートした所、寸法安定性が極めて高かつた。
実施例 5 ポリカーボネートフィルム(三菱江戸川化学社製、ュー
ピロン#50)50仏と発泡性透明塩ビフィルム(岡本
理研社製、50PHR×100り)をポリエチレンサン
ドによりECラミし一体化したのち、塩ビ面にアクリル
系インキにてグラビア印刷をした。
硬質塩ビ鋼板(2h/m厚、筒中プラスチック製)へ熱
プレスし、しかる後ポリエチレンのついたポリカーボネ
ートフィルムを取り除き、絵柄のついた塩ビ化粧鋼板を
オーブンに入れ20000×2分にて加熱発泡した。寸
法精度の優れたソフト感のある化粧板が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の化粧用複合フィ
ルムの模式断面図、第3図〜第5図は第2図に示す複合
フィルムを用いて発泡化粧シートを製造する工程を示す
模式断面図、第6図〜第8図は同じく他の方法により発
泡化粧シートを製造する工程を示す模式断面図である。 1・・・・・・寸法安定性を有する支持体、2・・・・
・・熱可塑性フィルム、3・・・・・・ポリオレフィン
樹脂、4・・・・・・印刷層、4A・・・・・・発泡抑
制剤を含む印刷層、4B・・・・・・発泡抑制剤を含ま
ない印刷層、5・・・・・・発泡性樹脂層、5′…・・
・発泡層、6・・・・・・寸法安定性を有する基村。第
1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性フイルムと寸法安定性を有する支持体とを
    ポリオレフイン樹脂を介してエクストルージヨンラミネ
    ート法により仮接着してなる化粧用複合フイルム。 2 熱可塑性フイルム上に印刷層を有する特許請求の範
    囲第1項記載の化粧用複合フイルム。 3 印刷層が発泡抑制剤を含む部分と含まない部分とか
    らなる特許請求の範囲第2項記載の化粧用複合フイルム
    。 4 熱可塑性フイルムが発泡性を有する特許請求の範囲
    第1項、第2項又は第3項記載の化粧用複合フイルム。
JP10314878A 1978-08-24 1978-08-24 化粧用複合フイルム Expired JPS6037787B2 (ja)

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JPS5528872A JPS5528872A (en) 1980-02-29
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