JPS6036234B2 - 水分散型ゴム系エマルジヨン粘着剤 - Google Patents
水分散型ゴム系エマルジヨン粘着剤Info
- Publication number
- JPS6036234B2 JPS6036234B2 JP3678682A JP3678682A JPS6036234B2 JP S6036234 B2 JPS6036234 B2 JP S6036234B2 JP 3678682 A JP3678682 A JP 3678682A JP 3678682 A JP3678682 A JP 3678682A JP S6036234 B2 JPS6036234 B2 JP S6036234B2
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- JP
- Japan
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- latex
- water
- adhesive
- depolymerized
- rubber emulsion
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- Expired
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水分散型ゴム系ェマルジョン粘着剤に関するも
のである。
のである。
ゴム系粘着剤としては、ゴム成分と粘着付与性樹脂成分
とを主成分とする、溶剤系のェマルジョン系とが知られ
ているが、溶剤系は環境汚染などの公害上の問題がある
ために、近時はェマルジョン系が主流を占ているのが実
状である。
とを主成分とする、溶剤系のェマルジョン系とが知られ
ているが、溶剤系は環境汚染などの公害上の問題がある
ために、近時はェマルジョン系が主流を占ているのが実
状である。
ェマルジョン系としては、天然ゴムラテツクス(以下N
Rラテックスという)に、樹脂成分及び軟化剤成分など
のェマルジョンを添加したものが汎用されているが、N
Rラテツクスは分子量が極めて高いために、溶剤系に比
して、初期タック及び粘着力が不足しているという問題
がある。
Rラテックスという)に、樹脂成分及び軟化剤成分など
のェマルジョンを添加したものが汎用されているが、N
Rラテツクスは分子量が極めて高いために、溶剤系に比
して、初期タック及び粘着力が不足しているという問題
がある。
そこでNRラテックスを解重合して改質した解重合型N
Rラテックスを主成分として用いる試みがなされている
。
Rラテックスを主成分として用いる試みがなされている
。
しかして、該解重合型NRラテックスを用いた粘着剤は
、初期タッグ及び粘着力においては溶剤系と同等の特性
を示すが、粘着剤の凝集力が不足し、耐熱性が不充分で
あるという欠点を有する。
、初期タッグ及び粘着力においては溶剤系と同等の特性
を示すが、粘着剤の凝集力が不足し、耐熱性が不充分で
あるという欠点を有する。
例えばこれを用いて粘着テープを作成し、ダンボール箱
などの封織に用いると、夏場などにおいては、ダンボー
ル箱の反発力に抗しきれず、剥れてフラップが開いてし
まうという問題がある。従って本発明の目的は、初期タ
ック、粘着力及び凝集力にすぐれた水分敬型ゴム系ェマ
ルジョン粘着剤を提供することにある。本発明のかかる
目的は、造膜物の破断時での被断応力が2〜7k9/の
の範囲に内部架橋した解重合型NRラテックスを水分散
型ゴム系ェマルジョン粘着剤の主成分として用いること
によって達成される。
などの封織に用いると、夏場などにおいては、ダンボー
ル箱の反発力に抗しきれず、剥れてフラップが開いてし
まうという問題がある。従って本発明の目的は、初期タ
ック、粘着力及び凝集力にすぐれた水分敬型ゴム系ェマ
ルジョン粘着剤を提供することにある。本発明のかかる
目的は、造膜物の破断時での被断応力が2〜7k9/の
の範囲に内部架橋した解重合型NRラテックスを水分散
型ゴム系ェマルジョン粘着剤の主成分として用いること
によって達成される。
内部架橋した解重合型NRラテックスは、NRラテック
スを酸素又は空気の存在下で過酸化物を用いて解重合し
、その後不活性ガス雰囲気下で架橋することによって得
られるものである。
スを酸素又は空気の存在下で過酸化物を用いて解重合し
、その後不活性ガス雰囲気下で架橋することによって得
られるものである。
前記解重合の度合は過酸化物の量などによって任意にか
えることができるが、本発明においては造膜物の破断時
での破断応力を1.0〜3.5k9/c鮒こ設計するこ
とが好ましいものである。
えることができるが、本発明においては造膜物の破断時
での破断応力を1.0〜3.5k9/c鮒こ設計するこ
とが好ましいものである。
また解重合したNRラテックスの架橋の度合は、造膜物
の破断時での破断応力が2〜7k9/仇の範囲となるよ
うに設計するのが、本発明の目的を確実に達成させる上
で好ましいものである。なお解重合時の過酸化物として
はクメンパーオキサィド、ハイドロパーオキサィドなど
又は過酸化水素などが用いられる。
の破断時での破断応力が2〜7k9/仇の範囲となるよ
うに設計するのが、本発明の目的を確実に達成させる上
で好ましいものである。なお解重合時の過酸化物として
はクメンパーオキサィド、ハイドロパーオキサィドなど
又は過酸化水素などが用いられる。
このように構成された内部架橋した過重合NRラテック
スには、ポリテルベン系樹脂、ロジン系樹脂、石油系樹
脂などの粘着付与性樹脂、炭酸カルシュウム、亜鉛華、
チタン白などの充填剤、及びポリブテン、液状ポリィソ
ブチレン、軟化点20℃以下のポリテルベンの如き軟化
剤などが、水分散型の形にして適量(約20〜7の重量
%=園型分)添加され、水分散型ゴム系ェマルジョン粘
着剤とされる。
スには、ポリテルベン系樹脂、ロジン系樹脂、石油系樹
脂などの粘着付与性樹脂、炭酸カルシュウム、亜鉛華、
チタン白などの充填剤、及びポリブテン、液状ポリィソ
ブチレン、軟化点20℃以下のポリテルベンの如き軟化
剤などが、水分散型の形にして適量(約20〜7の重量
%=園型分)添加され、水分散型ゴム系ェマルジョン粘
着剤とされる。
またこの系にはポリピニルアルコール、メチルセルロー
ス、アルカリ増粘型アクリル増粘剤などの増粘剤を添加
することができる。このように構成された水分散型ゴム
系ェマルジョン粘着剤は、プラスチックフィルム又はシ
ート、紙、布などの担持体上に塗設され、粘着テーフ。
ス、アルカリ増粘型アクリル増粘剤などの増粘剤を添加
することができる。このように構成された水分散型ゴム
系ェマルジョン粘着剤は、プラスチックフィルム又はシ
ート、紙、布などの担持体上に塗設され、粘着テーフ。
又はシートとして使用される。本発明の水分散型ゴム系
ェマルジョン粘着剤は、以下の実施例から実証されるが
、初期タック、粘着力及び凝集力のバランスのとれた粘
着剤であるという特徴を有する。
ェマルジョン粘着剤は、以下の実施例から実証されるが
、初期タック、粘着力及び凝集力のバランスのとれた粘
着剤であるという特徴を有する。
以下実施例を示す。
文中部とあるのは重量部を意味する。実施例
NRラテックス10碇部、テトラエチレンベンタミン0
.1部及びクメンパーオキサィド0.3部からなる配合
物に酸素を吹き込み、40ooで3時間反応させ、解重
合NRラテツクスを得る。
.1部及びクメンパーオキサィド0.3部からなる配合
物に酸素を吹き込み、40ooで3時間反応させ、解重
合NRラテツクスを得る。
このラテツクスを常法により造膜してなるゴムシートの
破断時での破断応力は2.2k9/c鰭である。次に解
重合NRラテツクス10の都‘こテトラエチレンベンタ
ミン0.05部及びクメンバパーオキサィド0.1部を
配合し、不活性ガス下で内部架橋させる。
破断時での破断応力は2.2k9/c鰭である。次に解
重合NRラテツクス10の都‘こテトラエチレンベンタ
ミン0.05部及びクメンバパーオキサィド0.1部を
配合し、不活性ガス下で内部架橋させる。
破断時での破断応力は4k9/めである。この内部架橋
した解重合NRラテックス(固型分6の重量%)10$
欄こ、次記する樹脂ェマルジョン(固型分4の重量%)
を8疎部添加混合し、水分散型ゴム系ェマルジョン粘着
剤を得る。樹脂ェマルジョン組成 ポリテルベン樹脂(軟化点115℃) 5碇部ロジ
ンェステル(軟化点70℃) 3の邦ノニオン
系乳化剤(HLB12) 8部水
20碇郡上記ェマルジョ
ン粘着剤の特性を評価するために厚さ25一mのポリエ
ステルフィルムに乾燥後の厚みが30山mとなるように
塗布し、12000で3分間乾燥して、粘着テープを得
た。
した解重合NRラテックス(固型分6の重量%)10$
欄こ、次記する樹脂ェマルジョン(固型分4の重量%)
を8疎部添加混合し、水分散型ゴム系ェマルジョン粘着
剤を得る。樹脂ェマルジョン組成 ポリテルベン樹脂(軟化点115℃) 5碇部ロジ
ンェステル(軟化点70℃) 3の邦ノニオン
系乳化剤(HLB12) 8部水
20碇郡上記ェマルジョ
ン粘着剤の特性を評価するために厚さ25一mのポリエ
ステルフィルムに乾燥後の厚みが30山mとなるように
塗布し、12000で3分間乾燥して、粘着テープを得
た。
実施例 2
NRラテックス10礎部及び過酸化水素水(ベース10
%)3部からなる配合物に酸素を吹き込み、30℃で3
時間反応させ、解重合ラテックス(破断応力3.5kg
/の)を得る。
%)3部からなる配合物に酸素を吹き込み、30℃で3
時間反応させ、解重合ラテックス(破断応力3.5kg
/の)を得る。
次に解重合ラテツクス10碇部‘こテトラエチレンベン
タミン0.05部及びクメンパーオキサィド0.1部を
配合し、不活性ガス下で内部架橋をさせる(破断応力6
kg/の)。
タミン0.05部及びクメンパーオキサィド0.1部を
配合し、不活性ガス下で内部架橋をさせる(破断応力6
kg/の)。
この内部架橋した解重合NRラテックス10碇轍こ実施
例1で用いた樹脂ェマルジョン系を8拍部添加して水分
散型ゴム系ェマルジョン粘着剤を得る。
例1で用いた樹脂ェマルジョン系を8拍部添加して水分
散型ゴム系ェマルジョン粘着剤を得る。
次にこの粘着剤を厚さ25仏mのポリエステルフィルム
面に乾燥後の厚みが40仏mとなるように塗布し、15
0oCで2分間乾燥して粘着テープを得た。第1表に実
施例1〜2の試験結果を示す。
面に乾燥後の厚みが40仏mとなるように塗布し、15
0oCで2分間乾燥して粘着テープを得た。第1表に実
施例1〜2の試験結果を示す。
なお参考例1は実施例1のNRラテックスを、参考例2
は実施例1の解重合NRラテックスを、また参考例3は
実施例2の解重合NRラテックスを夫々主成分として用
い、以下各実施例と同様に樹脂ェマルジョンを配合し、
粘着テープとしたものである。第 1 表 第1表中の試験方法 粘着力:幅25肋のサンプルをステンレス板に貼り付け
て30分間放置し、180度引き剥し接着力(条件:引
張速度300柵/min、at20?○×60%R.日
.)を測定した。
は実施例1の解重合NRラテックスを、また参考例3は
実施例2の解重合NRラテックスを夫々主成分として用
い、以下各実施例と同様に樹脂ェマルジョンを配合し、
粘着テープとしたものである。第 1 表 第1表中の試験方法 粘着力:幅25肋のサンプルをステンレス板に貼り付け
て30分間放置し、180度引き剥し接着力(条件:引
張速度300柵/min、at20?○×60%R.日
.)を測定した。
凝集力:幅1仇奴、長さ10仇肋のサンプルの一端をベ
ークライト板の下端に2仇肋の長さだけ貼り付け、サン
プルの他端に500夕の荷重をかけて、サンプルがずれ
落ちる距離を測定(条件:40qo)した。
ークライト板の下端に2仇肋の長さだけ貼り付け、サン
プルの他端に500夕の荷重をかけて、サンプルがずれ
落ちる距離を測定(条件:40qo)した。
初期夕ック:30度の角度を持った斜面に一定長ごのサ
ンプルを湖面を上にして固定し、一定の高さより1/3
2インチから1インチまでの32重類の大きさの鋼球を
ころがし、サンプル上で止まる最大径の鋼球No.で測
定した。
ンプルを湖面を上にして固定し、一定の高さより1/3
2インチから1インチまでの32重類の大きさの鋼球を
ころがし、サンプル上で止まる最大径の鋼球No.で測
定した。
Claims (1)
- 1 造膜物の破断時での破断応力が2〜7kg/cm^
2の範囲に内部架橋した解重合型天然ゴムラテツクスを
主成分とする水分散型ゴム系エマルジヨン粘着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3678682A JPS6036234B2 (ja) | 1982-03-08 | 1982-03-08 | 水分散型ゴム系エマルジヨン粘着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3678682A JPS6036234B2 (ja) | 1982-03-08 | 1982-03-08 | 水分散型ゴム系エマルジヨン粘着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58152075A JPS58152075A (ja) | 1983-09-09 |
JPS6036234B2 true JPS6036234B2 (ja) | 1985-08-19 |
Family
ID=12479458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3678682A Expired JPS6036234B2 (ja) | 1982-03-08 | 1982-03-08 | 水分散型ゴム系エマルジヨン粘着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036234B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0444361Y2 (ja) * | 1987-02-10 | 1992-10-20 | ||
JPH0551646U (ja) * | 1991-12-17 | 1993-07-09 | 株式会社小森コーポレーション | 刷版の位置決め装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6129540U (ja) * | 1984-07-25 | 1986-02-22 | 株式会社日立製作所 | Av機器の遠隔操作装置 |
JP3654934B2 (ja) | 1994-09-14 | 2005-06-02 | 花王株式会社 | 解重合天然ゴムおよびその製造方法 |
JP3129651B2 (ja) * | 1996-03-14 | 2001-01-31 | 住友ゴム工業株式会社 | 接着剤および粘着剤 |
KR20200059235A (ko) * | 2017-10-11 | 2020-05-28 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | 중합체 라텍스의 제조 방법 |
-
1982
- 1982-03-08 JP JP3678682A patent/JPS6036234B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0444361Y2 (ja) * | 1987-02-10 | 1992-10-20 | ||
JPH0551646U (ja) * | 1991-12-17 | 1993-07-09 | 株式会社小森コーポレーション | 刷版の位置決め装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58152075A (ja) | 1983-09-09 |
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