JPS603536Y2 - モ−ルドコイル - Google Patents
モ−ルドコイルInfo
- Publication number
- JPS603536Y2 JPS603536Y2 JP2797679U JP2797679U JPS603536Y2 JP S603536 Y2 JPS603536 Y2 JP S603536Y2 JP 2797679 U JP2797679 U JP 2797679U JP 2797679 U JP2797679 U JP 2797679U JP S603536 Y2 JPS603536 Y2 JP S603536Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- coil
- spacer
- wire
- lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は目出線の絶縁強度が均一でかつ注型作業の容易
なモールドコイルに関する。
なモールドコイルに関する。
従来モールドすべきコイルの目出線はコイル本体に沿っ
て引出されそれ自身の剛性によって位置決めがなされる
か、あるいはガラステープ等を巻回することにより、口
出線相互の間隔および日出線とコイル本体間の間隔を十
分離して絶縁距離をつくっていた。
て引出されそれ自身の剛性によって位置決めがなされる
か、あるいはガラステープ等を巻回することにより、口
出線相互の間隔および日出線とコイル本体間の間隔を十
分離して絶縁距離をつくっていた。
しかし従来技術では目出線の剛性が不十分な場合は注型
作業中の振動や注入する樹脂の動きで目出線が移動する
と十分な絶縁距離が得れないものもあり、日出線の絶縁
強度が均一でなく、作業も上記の点を気にしながら行う
ため能率が悪かった。
作業中の振動や注入する樹脂の動きで目出線が移動する
と十分な絶縁距離が得れないものもあり、日出線の絶縁
強度が均一でなく、作業も上記の点を気にしながら行う
ため能率が悪かった。
また、上記欠点を防止するため口出線相互の混触を避け
る意味で各口出線にガラステープを厚く巻くと、巻回さ
れたテープの各層間に樹脂を完全に含浸させることが困
難で気泡が残ると絶縁劣化を起しやはり目出線の絶縁強
度が均一でなくテープの巻回作用もめんどうであった。
る意味で各口出線にガラステープを厚く巻くと、巻回さ
れたテープの各層間に樹脂を完全に含浸させることが困
難で気泡が残ると絶縁劣化を起しやはり目出線の絶縁強
度が均一でなくテープの巻回作用もめんどうであった。
本考案は上記の欠点を除いたものであり、その特徴は樹
脂を注入すべきコイルの日出線に樹脂性のスペーサを嵌
入し、目出線を周囲から所定距離だけ離した点にある。
脂を注入すべきコイルの日出線に樹脂性のスペーサを嵌
入し、目出線を周囲から所定距離だけ離した点にある。
実施例について説明すれば、第１図のようにコイル本体
１より引出された複数の日出線２はコイル外周に沿って
端子３に至り、相互に絶縁に十分な距離をおいて配置さ
れる。
１より引出された複数の日出線２はコイル外周に沿って
端子３に至り、相互に絶縁に十分な距離をおいて配置さ
れる。
このとき目出線２には、第２図に示すように予め口出線
挿通用孔４′を有するスペーサ４を嵌合させ、目出線２
相互の距離および目出線２とコイル本体との距離を少な
くともスペーサの太さ分だけ確保する。
挿通用孔４′を有するスペーサ４を嵌合させ、目出線２
相互の距離および目出線２とコイル本体との距離を少な
くともスペーサの太さ分だけ確保する。
この状態でコイルの外囲に金型を組立てこの中に樹脂を
注入してコイル全体を一体的に包埋する。
注入してコイル全体を一体的に包埋する。
このときの樹脂の注入は振動を気にすることなく簡単に
行え、樹脂の流れによって目出線２が移動しても、日出
線２の絶縁距離が縮まることはない。
行え、樹脂の流れによって目出線２が移動しても、日出
線２の絶縁距離が縮まることはない。
スペーサ４は注型樹脂との接着性をよくするためこの樹
脂と同−又は近似の樹脂から作られ、さらに表面に面荒
らし等の加工を施すと接着性が一層良くなる。
脂と同−又は近似の樹脂から作られ、さらに表面に面荒
らし等の加工を施すと接着性が一層良くなる。
スペーサの形状は第２図に示すようなドーナツ状、第３
図に示すような偏心位置に口出線挿通孔５′を有するド
ーナツ状、第４図に示すようなパイプ状、あるいは第５
図に示すような口出線挿通孔７′を複数個有する多孔板
状のものが考えられる。
図に示すような偏心位置に口出線挿通孔５′を有するド
ーナツ状、第４図に示すようなパイプ状、あるいは第５
図に示すような口出線挿通孔７′を複数個有する多孔板
状のものが考えられる。
またスペーサ４〜７は口出線挿通孔を太くして日出線に
沿って若干の摺動を許すものであっても良く、むしろこ
の場合日出線２とスペーサの間へ樹脂の充填が容易であ
る。
沿って若干の摺動を許すものであっても良く、むしろこ
の場合日出線２とスペーサの間へ樹脂の充填が容易であ
る。
またスペーサの過大な移動を防ぐため日出線２を第２図
２′で示すように局部的に歪曲させるか、あるいはガラ
ス繊維等の絶縁物を日出線に部分的に結びつけても良い
。
２′で示すように局部的に歪曲させるか、あるいはガラ
ス繊維等の絶縁物を日出線に部分的に結びつけても良い
。
以上の説明から明らかなように本考案によれば注型時の
目出線の移動や、目出線まわりの気泡に起因する絶縁不
良の少ない均一な絶縁性の高いモールドコイルが得られ
、また注型作業は振動や日出線の移動を気にせず、きわ
めて能率良く行なえる。
目出線の移動や、目出線まわりの気泡に起因する絶縁不
良の少ない均一な絶縁性の高いモールドコイルが得られ
、また注型作業は振動や日出線の移動を気にせず、きわ
めて能率良く行なえる。
第１図は本考案第１実施例の斜視図、第２図はその要部
の斜視図、第３図は第２実施例の斜視図、第４図は第３
実施例の斜視図、第５図は第４実施例の斜視図である。 １：コイル本体、２：日出線、４〜７：スペーサ、４′
〜７′：口出線挿通孔。
の斜視図、第３図は第２実施例の斜視図、第４図は第３
実施例の斜視図、第５図は第４実施例の斜視図である。 １：コイル本体、２：日出線、４〜７：スペーサ、４′
〜７′：口出線挿通孔。
Claims (1)
- コイル本体と、コイル本体からこれに沿って引出された
目出線と、目出線に嵌合した絶縁間隔保持用のスペーサ
と、これらを一体的に包理する樹脂で構成され、上記ス
ペーサは上記樹脂と同一または近似の樹脂から成ると共
に、口出線挿通孔を有することを特徴とするモールドコ
イル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2797679U JPS603536Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | モ−ルドコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2797679U JPS603536Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | モ−ルドコイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55129412U JPS55129412U (ja) | 1980-09-12 |
| JPS603536Y2 true JPS603536Y2 (ja) | 1985-01-31 |
Family
ID=28873097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2797679U Expired JPS603536Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | モ−ルドコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS603536Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-07 JP JP2797679U patent/JPS603536Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55129412U (ja) | 1980-09-12 |
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