JPS6033604Y2 - ストリツプ線路フイルタ - Google Patents

ストリツプ線路フイルタ

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JPS6033604Y2
JPS6033604Y2 JP12027280U JP12027280U JPS6033604Y2 JP S6033604 Y2 JPS6033604 Y2 JP S6033604Y2 JP 12027280 U JP12027280 U JP 12027280U JP 12027280 U JP12027280 U JP 12027280U JP S6033604 Y2 JPS6033604 Y2 JP S6033604Y2
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JP
Japan
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electrode
electrodes
strip line
dielectric substrate
line filter
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JP12027280U
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JPS5743603U (ja
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敏夫 西川
禎啓 田村
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株式会社村田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はストリップ線路フィルタに関する。
第1図はこの考案の背景となるストリップ線路フィルタ
を示す図解的斜視図である。
図において、ストリップ線路フィルタ1は、誘電体基板
2の一方主表面に形成された全面電極3と、他方主表面
に形成された共振電極41ないし45とを含む。
全面電極3は誘電体基板2の一方主表面からさらにその
側表面を経て他方主表面にまで延びてガード電極33が
形成されている。
なお、ガード電極3は、共振電極の基板への印刷時、印
刷すれか仮にあってもその影響を吸収するものである。
そして、共振電極41ないし45は、それぞれの一端が
このガード電極33に共通接続されている。
すなわち、共振電極41ないし45は、ガード電極33
の一端から平行に延びて配列されている。
このような共振電極41ないし45は、たとえば銀など
の導電材料を用いて印刷後焼付などによって形成される
各共振電極41ないし45は11破長のものとして構成
され、したがってそれぞれの全面電極側端部は電圧定在
波が0となっている。
したがって、第1図における寸法A(有効共振器長)が
l/4波長に相当するように選ばれている。
これら共振電極41ないし45の相互間隔は、このスト
リップ線路フィルタ1の通過(または阻止)帯域幅を決
定する。
また、配列された共振電極41ないし45の各配列端部
の電極すなわち41および45には、入出力電極として
作用する外部引出電極51および52が形成される。
この外部引出電極51および52は、共振電極41およ
び45の短絡端から所定間隔だけ隔てられて、ガード電
極端部31および32と平行になるように形成されてい
る。
ところで、第1図に示すようなストリップ線路フィルタ
は、300MHzないし2GHzのような比較的高い周
波数の帯域で使用されるのが通常であった。
このような高い周波数ではその波長が短いため、共振電
極41〜45の有効共振器長Aも数cm以下であり、フ
ィルタとしてそれほど大形にはならなかった。
一方、このようなストリップ線路フィルタは、従来の比
回路を用いたフィルタよりも電気的特性が良好でありか
つ安定度もよいため、最近ではVHFテレビジョン周波
数帯域のような比較的低い周波数(300M Hz以下
)で使用したいという要求が高まってきた。
ところが、周波数が300MHz以下になると、波長が
長くなってしまうため、共振電極41〜45の有効共振
器長Aが10cmを越えてしまい、ストリップ線路フィ
ルタが大形になってしまう。
このため、誘電体基板2もそれにしたがって大形のもの
を用いる必要がある。
ところが、誘電体基板2は面積に比例してコストが高く
なり、また、その形状を大きくすると焼成するときにそ
りを生じてしまう。
そのために、焼成するのに特殊な方法を必要とする。
また、誘電体基板2を所定の形状に形成するときのプレ
ス加工や研摩に大型の機械類を必要とする。
さらに、ストリップ線路フィルタを使用する場合にも、
形状が大きいと取付はスペースを広く必要とししかも取
扱いに不便を生じるという問題点があった。
それゆえに、この考案の主たる目的は、比較的低い周波
数にも用いることができ、しかも小型化されたストリッ
プ線路フィルタを提供することである。
この考案は、要約すれば、2枚の誘電体基板のそれぞれ
の一方側主表面にアース電極が接触するように重ね合わ
せ、2枚の誘電体基板のそれぞれの他方側主表面に、ア
ース電極を大略囲むようにして共振電極を形成したもの
である。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特徴は以下
に図面を参照して行う詳細な説明から一層明らかとなろ
う。
第2図はこの考案の一実施例の外観斜視図であり、特に
第2A図は上面側から見た斜視図を示し、第2B図は背
面側から見た斜視図を示す。
第3図はこの考案の一実施例の側面図である。
第2図および第3図を参照してこの考案の一実施例につ
いて説明する。
ストリップ線路フィルタ10は、第1の誘電体基板2a
と第2の誘電体基板2bとを含む。
第1の誘電体基板2aの一方側主表面には、アース電極
としての略全面電極3が形成される。
そして、この誘電体基板2aは略全面電極3を介して第
2の誘電体基板2b上に積み重ねられる。
第1の誘電体基板2aの一方側側表面には、略全面電極
3に接続された電極34が形成され、さらにこの電極3
4から他方側主表面に延びてガード電極33が形成され
る。
この他方側主表面にはそれぞれが平行に延びる共振電極
46〜50が形成される。
すなわち、共振電極46〜50に含まれる電極461〜
501の一端がガード電極33に接続され、それぞれの
他端が他方側側表面の縁にまで延びて形成される。
さらに、誘電体基板2aおよび2bの他方側側表面には
電極461〜501の他端に接続される電極462〜5
02が形成される。
さらに、誘電体基板2bの他方側主表面すなわち底面に
は、誘電体基板2aの他方側主表面に形成された電極4
61〜501に対向して平行に延びる電極463〜50
3が形成される。
これらの電極463〜503の一端は誘電体基板2bの
一方側側表面の近傍にまで延びて形成され、それぞれの
他端は側表面に形成された電極462〜502に接続さ
れる。
すなわち、電極461〜501,462〜502および
463〜503は略全面電極3を囲むようにしてしかも
略全面電極3とは当然非接触状態で共振電極46〜50
を構成する。
このような各電極は、たとえば銀などの導電材料を用い
て印刷後焼付などによって形成される。
また、各共振電極46〜50の長さは11皺長となるよ
うに選ばれる。
このようなストリップ線路フィルタを製造する場合には
、いろいろな製法が考えられるが一例をあげると、まず
誘電体基板2a、2bに、電極462〜502を除く他
の電極部分にパターンを印刷する。
そして、誘電体基板2aの一方側主表面に形成した略全
面電極3と誘電体基板2bの一方側主表面との間にグレ
ーズを塗布して2枚の誘電体基板2a、2bを重ね合わ
せ、その後焼成する。
さらに、誘電体基板2a+2bの他方側側表面を研摩し
て、この部分に電極462〜502のパターンを印刷す
る。
そして、再び焼付けることによって、第2図に示すよう
なストリップ線路フィルタを形成することができる。
また、誘電体基板2a、2b共に、略全面電極3をそれ
ぞれ設け、各略全面電極3上には銀ペーストを塗布し、
誘電体基板2a、2bの一方側主表面のうち略全面電極
3を設けていない面上にはガラスグレーズを塗布して焼
成したのち、誘電体基板2a、2bの他方側側表面を研
摩して、この部分に電極462〜502のパターンを印
刷し、再び焼付けてもよい。
このように、誘電体基板2aの他方側主表面から誘電体
基板2bの他方側主表面に折り曲げるようにして共振電
極46〜50を形成したことによって、比較的波長の長
い周波数であっても、ストリップ線路フィルタの全体の
形状を小型化することができる。
したがって、2つの誘電体基板2aおよび2bの形状も
小さくすることができるので、従来の焼付方法によって
各電極を形成することができる。
また、各誘電体基板2aおよび2bの形状も比較的小さ
いので、コスト的にも安価にすることができる。
さらに、誘電体基板2aおよび2bを大型の誘電体基板
から切断するときにそりを生じたりひび割れを生じたり
することがない。
なお、誘電体基板2aおよび2bの他方側側表面の電極
462〜502を形成することなく、電極461〜50
1の他端と電極463〜503の他端とをたとえばリー
ド線などによって接続してもストリップ線路フィルタと
しての特性を得ることもできる。
第4図はこの考案の他の実施例の外観斜視図である。
この第4図は、以下の点を除いて第2図と同じである。
すなわち、誘電体基板2aの一方側主表面に形成した略
全面電極3にかえてたとえば銅板を設けたものである。
すなわち、銅板6を介して2枚の誘電体基板2aおよび
2bを積み重ねる。
そして、銅板6の一方側側表面から突出するように端子
部61,62および63を形成する。
この端子部61,62および63と誘電体基板2aの一
方側側表面に形成した電極34とをたとえばはんだ付け
などによって電気的に接続する。
そして、銅板6の端子部61,62および63は、この
ストリップ線路フィルタをプリント基板などに立てて取
付けるときに取付端子として用いることができ、しかも
アース電極に兼用することができる。
第5図はこの考案の他の実施例の側面図である。
第5A図は2枚の誘電体基板2aおよび2bの間にアー
ス電極となるたとえば銅板7を設け、この銅板7の一端
すなわち誘電体基板2aおよび2bの一方側側表面に接
触するたとえば銅板71および72を設けたものである
なお、誘電体基板2aおよび2bの他方側主表面に形成
された各共振電極46〜50の端部は銅板71に接続さ
れない。
すなわち、この第5A図では172波長のストリップ線
路フィルタとして構成される。
また、第5B図は第2図に示す略全面電極3と側表面の
電極34とガード電極33をたとえば銅板8,81およ
び82を折り曲げて形成したものである。
そして、第2図に示すガード電極33に対応する部分8
2によって各共振電極46〜50の一端がたとえばはん
だ付けなどによって電気的に接続される。
第6図はこの考案の一実施例のストリップ線路フィルタ
をハウジングに収納した状態を示す外観図であり、第6
A図は平面図を示し、第6B図は第6A図の線VIB−
VIBに沿う断面図である。
図において、ハウジング9はその上面が開口された4つ
の側壁91〜94を有する箱形形状に形成される。
なお、側壁91と94との間隔はストリップ線路フィル
タ10の横幅に等しく選ばれている。
すなわち、ストリップ線路フィルタ10の横方向の側表
面がハウジング9の側壁91と94とに密着する。
そして、この密着された部分にたとえば接着剤などが施
れて、ストリップ線路フィルタ10がハウジング9に固
定される。
また、側壁91と94とにはコネクタ101と102と
が設けられる。
コネクタ101の中心導体はストリップ線路フィルタ1
0の外部引出電極51に、たとえばはんだなどによって
電気的に接続される。
同様にして、コネクタ102の中心導体も外部引出電極
52に、はんだなどによって電気的に接続される。
また、コネクタ101,102の外部導体は直接ハウジ
ング9に接続される。
なお、ストリップ線路フィルタ10のアース電極すなわ
ち略全面電極3はたとえばリード線などによってハウジ
ング9に接続されるが、一方側側表面に形成した電極3
4を、たとえばハウジング9の側壁93に密着させても
よい。
それによって、略全面電極3とハウジング9とを接続す
るためのリード線を不要にすることができる。
さらに、ハウジング9の開口された上面は蓋95によっ
て覆われる。
このように、ストリップ線路フィルタ10をハウジング
9に収納したことによって、遮蔽することができるので
、外部からの磁界などによって悪影響を受けるのを防止
することできる。
なお、ストリップ線路フィルタ10をたとえばプリント
基板などに取付けたとき、その周りに電子部品などがな
ければハウジング9に収納することなくストリップ線路
フィルタ10をそのまま取付けてもよい。
また、上述の各実施例に示すストリップ線路フイルタは
帯域通過フィルタであるが、本考案は帯域阻止フィルタ
にも適用できることはもちろんである。
以上のように、この考案によれば、2枚の誘電体基板の
間にアース電極を挾み、このアース電極を囲むようにし
て共振電極を構成したので、使用する周波数が低くて波
長の長いものであっても、全体の形状を小さくすること
ができる。
したがって、各誘電体基板も小型化することができるの
で、コスト的にも安価にすることができ、加工も容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のストリップ線路フィルタの一例を示す外
観斜視図である。 第2A図および第2B図はこの考案の一実施例の外観斜
視図である。 第3図はこの考案の一実施例の側面図である。 第4図はこの考案の他の実施例の外観斜視図である。 第5A図および第5B図はこの考案のその他の実施例の
側面図である。 第6A図および第6B図はこの考案の一実施例のストリ
ップ線路フィルタをハウジングに収納した状態を示す外
観図である。 図において、2a、2bは誘電体基板、3はアース電極
、33はガード電極、46〜50は共振電極、51.5
2は外部引出電極を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 それぞれが重ね合わされる2枚の誘電体基板と、前記重
    ね合わされた2枚の誘電体基板の間に形成される全面電
    極と、 前記2枚の誘電体基板のそれぞれの他方側主表面に、前
    記アース電極を大略囲んで設けられる共振電極とを備え
    たストリップ線路フィルタ。
JP12027280U 1980-08-25 1980-08-25 ストリツプ線路フイルタ Expired JPS6033604Y2 (ja)

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JPS5743603U JPS5743603U (ja) 1982-03-10
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SE452562B (sv) * 1983-03-15 1987-12-07 Santrade Ltd Gengsker
JPS6158008U (ja) * 1984-09-18 1986-04-18
US5116167A (en) * 1991-02-19 1992-05-26 Kennametal Inc. Cutting insert with chip control
JP2715350B2 (ja) * 1992-01-10 1998-02-18 富士電気化学株式会社 誘電体フィルタ

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JPS5743603U (ja) 1982-03-10

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