JPS6033338Y2 - 燃料噴射弁のノズルホルダ取付装置 - Google Patents

燃料噴射弁のノズルホルダ取付装置

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JPS6033338Y2
JPS6033338Y2 JP5942180U JP5942180U JPS6033338Y2 JP S6033338 Y2 JPS6033338 Y2 JP S6033338Y2 JP 5942180 U JP5942180 U JP 5942180U JP 5942180 U JP5942180 U JP 5942180U JP S6033338 Y2 JPS6033338 Y2 JP S6033338Y2
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JP
Japan
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nozzle holder
flange member
cylinder head
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fuel injection
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JP5942180U
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JPS56161181U (ja
Inventor
正修 小川
Original Assignee
株式会社ボッシュオートモーティブ システム
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関用燃料噴射弁のノズルホルダを機関の
シリンダヘッドに、そのノズルホルダ取付穴の防水性を
確保した状態で取り付けるための燃料噴射弁のノズルホ
ルダ取付装置の改良に関する。
直接噴射式ディーゼル機関においては、そのシリンダヘ
ッドに燃料噴射弁が挿着されてその噴射ノズルをシリン
ダ内に臨ませて燃料の噴射を行っている。
より詳細には、第1図に示すように、噴射ノズル(図示
せず)を保持するノズルホルダ本体1(従来は鍛造によ
り製造される。
)がシリンダヘッド2のノズルホルダ取付穴2a内に挿
入され、図示しない取付フランジ部材によりノズルホル
ダ本体1をシリンダヘッド2に止着して、そのノズルホ
ルダ取付穴2aからの抜は出しを防止している。
そして、図示のようにノズルホルダ本体1の外周に大径
段差部1aを形成して該段差部1aとシリンダヘッド2
との間にゴム製Oリング3を介装するか、或いは上述の
取付フランジ部材とシリンダヘッド2との間に同様のO
リングを介装して、該取付フランジ部材の締め付けによ
りOリングを圧縮してノズルホルダ取付穴2a内に水が
浸入するのを防止している。
すなわち、機関を搭載した車輌の雨中走行時や洗車時等
にノズルホルダ取付穴2aから水が浸入すると、ノズル
ホルダ本体1とその先端に冠着されるノズルナツト(図
示せず)のねじ係合面が錆ついて、その結果ノズルホル
ダ本体1とノズルナツトとの間の係合が緩んで燃料漏れ
事故が発生する虞があるが、上述のOリングの使用によ
り、かかる事態の発生を防止しているのである。
一方、最近コスト節減、重量軽減を目的として例えば、
実開昭50−104016号公報に見られるような丸棒
を切削加工して製造されるノズルホルダが提案されてい
る。
このノズルホルダは取付フランジ部材をノズルホルダ本
体とは全く別個の構造となし、該取付フランジ部材をノ
ズルホルダ本体に着脱自在とすると共に、取付フランジ
部材をプレス加工として加工性を良好としたものである
が、上述のOリングを直接取付フランジ部材によってシ
リンダヘッドに押し付けて取り付けることは取付フラン
ジ部材の形状により困難である。
このためノズルホルダ本体の二面状部の下方の外周部を
大径にして該大径部外周に環状溝を形成し、この環状溝
にOリングを挿入して、シリンダヘッドのノズルホルダ
取付穴への水の浸入防止を図っているが、この方法では
ノズルホルダ本体の環状溝及びシリンダヘッドのノズル
ホルダ取付穴の寸法精度を面アラサ精度の向上を必要と
し、加工コストがアップするほか、ノズルホルダ本体を
シリンダヘッドのノズルホルダ取付穴へ挿入する際に、
Oリング外周面を損傷しやすい等の欠点を有する。
本考案は上述した欠点を改善するためになされたもので
あり、以下その実施例を第2図乃至第5図を参照して説
明する。
第2図および第3図は本考案の第1実施例を示し、ノズ
ルホルダ本体1がシリンダヘッド2のノズルホルダ取付
穴2aに挿入されている。
ノズルホルダ本体1の先端部(図においては上端部)1
′外周は第3図へに示すように二面状に切削加工され、
該二面状部に第3図口の如き略長方形状の嵌合孔4aを
穿設された防水7ランジ部材4がノズルホルダ本体1の
外周の二面状部とそれに隣接する非二面状部との境界部
分に形成された段差部(係止部)1′a上に載置係止さ
れた状態で嵌装されている。
防水フランジ部材4とシリンダヘッド2との間には例え
ばゴム製のOリング(環状シール部材)5が介装されて
、ノズルホルダ取付穴2a内部を外部に対し液密に密封
している。
防水フランジ部材4の上側に位置してノズルホルダ本体
1の二面状部には第3図イに示す略長方形状の嵌合孔6
aを穿設された取付フランジ部材6が嵌装され、該取付
フランジ部材6の下面に設けられた突起6bが防水フラ
ンジ部材4を下方に押し付けてOリング5が圧縮されて
シール効果を得ている。
取付フランジ部材6の両端に穿設されたボルト挿通孔6
c、6cには従来と同様にスタッドボルト7.7が挿通
され、その下端雄ねじ部がシリンダヘッド2に穿設され
た取付ねじ穴8,8に螺着されている。
スタッドボルト7.7の上端部には締付ナツト9,9が
螺嵌されている。
かかる構成の燃料噴射弁のノズルホルダ取付装置の取付
方法を述べると、ノズルホルダ本体1の末端部分をノズ
ルホルダ取付穴2a内に挿入してその末端に取り付けら
れた図示しないノズルナツトの先端をシリンダヘッド2
の内部の図示しない対応部分に当接させた後、ノズルホ
ルダ本体1の二面状部にOリング5を、次いで防水フラ
ンジ部材4を嵌め込み、次いで取付フランジ部材6を嵌
め込む。
その後、スタッドボルト7.7を取付フランジ部材6の
両端のボルト挿通孔6c、6cに挿通して取付ねじ六8
,8に螺着した後、締付ナツト9,9をスタッドボルト
7.7の上端に螺嵌し該締付ナツト9,9を廻して取付
フランジ部材6.6を締め付ける。
この締め付けによって、防水フランジ部材4が取付フラ
ンジ部材6下面の突起6bにより下方に押されるのでO
リング5が防水フランジ部材4とシリンダヘッド2との
間に圧着されてノズルホルダ本体1の外周面とも密着し
、ノズルホルダ取付穴2aの開口端周縁部が液密にシー
ルされ該ノズルホルダ取付穴2aの内部が外部に対して
密封される。
第4図は本考案の別の実施例を示し、ノズルホルダ本体
1の先端部1″外周に形成された二面状部の下端は該ノ
ズルホルダ本体1の非二面状部外周に嵌め込まれた防水
フランジ部材4′(該防水フランジ部材4′の嵌合孔の
形状は円形である。
)の位置から所定の距離だけ離れた上方部分に位置し、
該二面状部とそれに隣接する非二面状部との境界部分に
形成される段差部1″aに取付フランジ部材6の下面の
突起6b’が係止されている。
また、ノズルホルダ本体1の外周には防水フランジ部材
4′の反Oリング5側面(図において上面)に隣接して
円周溝1bが形成され、該円周i1bにスナップリング
(係止部)10が嵌合されている。
かかる構成において、ノズルホルダ本体1の二面状部に
嵌め込まれた取付フランジ部材6を締め付けると、該取
付フランジ部材6の下面の突起6b′が段差部1″aを
介してノズルホルダ本体1を下方に押圧し、その結果防
水フランジ部材4′が円周溝1bに嵌合したスナップリ
ング10により押圧係止されOリング5を圧縮して防水
フランジ部材4′とシリンダヘッド2との間に圧着せし
める。
尚、第4図の構成の円周溝1bとスナップリング10に
代えて、第5図に示すように、防水フランジ部材4′の
反Oリング5側(図において上面側)にてノズルホルダ
本体1を外周面に複数の孔1cを穿設し、これらの孔1
cにピン(係止部)11を圧入してもよい。
以上説明したように、本考案に依れば、ノズルホルダ本
体に独立した取付フランジ部材を防水フランジ部材とを
嵌装し、該防水フランジ部材を、ノズルホルダ本体先端
部に形成されている段差部よりなる係止部に係止するか
、またはノズルホルダ本体に形成した円周溝に嵌合した
スナップリングよりなる係止部、或はノズルホルダ本体
の周壁に穿設した孔に圧入されたピンよりなる係止部に
係止することにより、取付フランジ部材の締め付けに伴
いノズルホルダ本体に嵌装された環状シール部材(Oリ
ング)を防水フランジ部材とシリンダヘッドとの間に圧
着させてノズルホルダ取付穴の内部を外部に対して密封
し浸水を防止するようにしたので、従来の如きノズルホ
ルダ本体の局面を広い面積に切削加工して大径段差部を
設ける必要がなく加工精度も緩和し得るのでコスト節減
となり、またノズルホルダ本体をノズルホルダ取付穴に
挿入する際、環状シール部材を損傷することもない等の
効果が得られる。
尚、防水フランジ部材は、鉄板をプレス底形したもの、
合成樹脂を成形したもの、あるいは鉄製または合成樹脂
製のパイプを輪切りにしたもの等を使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のノズルホルダ本体をシリンダヘッドに装
着した状態を示す側面図、第2図は本考案の一実施例に
依るノズルホルダ取付装置の側面図、第3図は第2図の
装置に使用される取付フランジ部材、防水フランジ部材
及びノズルホルダ本体の平面図、第4図は本考案の別の
実施例に依るノズルホルダ取付装置の側面図、第5図は
本考案の他の実施例を示す要部側面図である。 1・・・・・・ノズルホルダ本体、1z・・・・・先端
部、1’a、1″a・・・・・・段差部(係止部)、1
b・・・・・・円周溝、1c・・・・・・孔、2・・・
・・・シリンダヘッド、4゜4′・・・・・・防水フラ
ンジ部材、5・・・・・・Oリング(環状シール部材)
、6・・・・・・取付フランジ部材、7・・・・・・ス
タッドボルト、9・・・・・・締付ナツト、10・・・
・・・スナップリング(係止部)、11・・・・・ゼン
(係止部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内燃機関のシリンダヘッドのノズルホルダ取付穴に
    、ノズルホルダ本体の外周の一部を二面状に形成した先
    端部側を前記シリンダヘッドの外部に突出させて挿入し
    、該シリンダヘッドの外部に突出した前記ノズルホルダ
    本体先端部の二面状部に取付フランジ部材を嵌装し、該
    取付フランジ部材を介して前記シリンダヘッドにボルト
    にて締着される内燃機関用燃料噴射弁のノズルホルダに
    おいて、前記シリンダヘッドの外部に突出した前記ノズ
    ルホルダ本体先端部の二面状部より前記シリンダヘッド
    側の外周部に環状シール部材を嵌装すると共に該環状シ
    ール部材と前記取付フランジ部材との間に位置して前記
    ノズルホルダ本体の外周部に防水フランジ部材を嵌装し
    、且つ該防水フランジ部材を前記ノズルホルダ本体に設
    けた係止部に係止させ、前記ノズルホルダ本体をボルト
    にて前記シリンダヘッドに締着するのに伴い前記取付フ
    ランジ部材を介して前記環状シール部材を前記防水フラ
    ンジ部材と前記シリンダヘッドとの間に圧着させ、該環
    状シール部材により前記ノズルホルダ取付穴の開口端周
    縁部を液密にシールして成る燃料噴射弁のノズルホルダ
    取付位置。 2 前記係止部は前記ノズルホルダ本体の先端部二面状
    部と非二面状部との境界部分に形成された段差部により
    構成されて成る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    燃料噴射弁のノズルホルダ取付装置。 3 前記係止部は前記ノズルホルダ本体の外周面に形成
    された円周溝に嵌合したスナップリングにより構成され
    て成る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の燃料噴射
    弁のノズルホルダ取付装置。 4 前記係止部は前記ノズルホルダ本体の外周面に穿設
    された孔に圧入された複数のピンにより構成されて成る
    、実用新案登録請求の範囲第1項記載の燃料噴射弁のノ
    ズルホルダ取付装置。
JP5942180U 1980-04-30 1980-04-30 燃料噴射弁のノズルホルダ取付装置 Expired JPS6033338Y2 (ja)

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JPS56161181U JPS56161181U (ja) 1981-12-01
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