JPS6033266Y2 - ドアヒンジ装置 - Google Patents

ドアヒンジ装置

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JPS6033266Y2
JPS6033266Y2 JP13049479U JP13049479U JPS6033266Y2 JP S6033266 Y2 JPS6033266 Y2 JP S6033266Y2 JP 13049479 U JP13049479 U JP 13049479U JP 13049479 U JP13049479 U JP 13049479U JP S6033266 Y2 JPS6033266 Y2 JP S6033266Y2
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JP
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JP13049479U
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JPS5647160U (ja
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智 遠山
利夫 粟村
俊紘 藤田
敏幸 小溝
喜義 熊谷
辰雄 立松
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
株式会社立松製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車のドアを車体にヒンジ結合させるた
めのドアヒンジ装置に関するものである。
7′自動車用ドアヒンジ装置において、そ
の開閉作動について一般的に要求・される特性には、円
滑すなわち軽くかつガタつかずに開閉すること、ドアの
全開および全閉態位に、おいてドアが確実に保持される
こと、およびドアの半開閉態位でドアがクリックされる
こと等の作動要件がある。
このような作動性を得るための装置の構造方式には、従
来から各種の構造が知られているが、従来実用されてい
る装置における一般的な構造方式では、ヒンジ軸にカム
やバネ等を付設して、ドアの開閉作動を規制させるよう
な方式が採られており、このことから、従来装置の構造
では、どうしても部品点数が多くなってそれ丈コスト高
となり、また、連動部分に基因するガタつきが大きくな
り易いほか、部品組付寸法に高い精度が必要になるなど
、従来の構造には実用性の点で優れたものが見られなか
った。
:本考案は、このような現状に鑑みなされたものであ
って、すなわち、本考案の目的は、簡潔な構造であって
、かつ、使用部品の加工に高い精度を必要としないドア
ヒンジ装置を提供することにある。
・ ・以下、図示の一実施例に基
づいて本考案を説明する。
実施例のヒンジ装置は、第1図および第2図に示すよう
に、扉開口縁の車体ピラー1に固設されて、車体外板2
との間に張出しているベース3と、ドア4の端面4aに
固設されベース3側に張出しているアームプレート5と
、同プレート5とベース3とを係合させる1対の係合ピ
ン6とによって構成されている。
先ず、ベース3は、上、下に平行で向い合っている1対
の等形ヒンジ板7と、両ヒンジ板7間を断面コ形に結合
する縦板8と、各ヒンジ板7の端部に形成された上下の
ツバ9とが断面バット型に一体形成された金具部材であ
って、各ヒンジ板7には、後述の1対の皿孔よりなる係
合孔10,11が空間されており、しかして、ツバ9が
ピラー1に溶着されている。
次に、アームプレート5はドア端面4dに展着される基
板12と同基板12上、下2段に突設された湾曲形のl
対等形のヒンジ腕13とが一体に形成された部材であっ
て、基板12の取付孔12aに挿通された図示しない結
合ボルトにより端面4aに締着されている。
そのほか、各ヒンジ腕13には、係合ピン6挿通用のビ
ン孔13aが開けられている。
ところで、ドア4が車体に組付けられた状態(第1図)
では、上、下のヒンジ腕13は、上方のヒンジ板7の下
面と、□下方めヒンジ板7の上面とに摺動可能な程度に
面接触すると共に、各ビン孔13aが、夫々係合孔10
,11に対接しており、しかして、局面にローラ14が
嵌装された各保合ピン6は、ビン孔13aを中間にして
上方と下方の係合孔10,11を上方から貫通し、かつ
ピン6は、下端に嵌着されたスナップリング15により
抜は止めされている。
ここで、上記係合孔10,11の穿設形状につき第3図
および第4図によって述べる。
先ず、ヒンジ板7の長手辺、すなわち図の下辺に沿いそ
の辺端寄りに回動心01,02の2点が採られ、その心
間距離は、ビン孔13aの心間距離aよりわずかに長く
設定されている。
更に、心01.(または02)を中心にして距離aの半
径で各弧線が位置ぎめされ、この弧線を中心線にして、
ローラ14の外接幅を以て皿孔を画いたハツチングしな
い形状が、係合孔11(または10)の基本形状となる
しかして、製品の係合孔10,11の図示形状は、上述
基本形状に対し、下記の2部分につき形状を修正したも
のである。
(a) 孔縁所要部分の切落し・・・10b、10c
、1b 孔縁に係合ピン6の案内荷重、すなわち押圧荷重がから
ない部分、具体的には後述作動説明により理解される係
合孔10の両側縁と、係合孔11の図面半周縁とに夫々
切落し10b、10c、llbが拡がり成形されており
、その切落し幅の寸度は、少くとも孔加工精度の最大バ
ラツキ程度に採ったものである (b) 孔の片側端縁の突部・・・10a、llaこ
の突部10a、llaの形状を設定するには、心0□、
0□を中心にして番孔10,11の内周縁に連続する円
孔を連成させた形状とし、これにより、係合孔10,1
1の外周縁の図面下端寄には、突部10a、11aが形
成される。
ところで普通には、第5図に示すように、自動車のドア
4はアッパヒンジUとロアーヒンジLにより2箇所で結
合されるが、上述した係合孔10.11の形状は、アッ
パヒンジUに用いられるヒンジ装置を対象にしたもので
あって、ロアーヒンジL用のヒンジ装置の場合の係合孔
の形状については、下辺の作動説明で補足する。
次に、以上のように構成された実施例のピンジン装置の
作動につき、第4図ないし第6図によって作動態位ごと
に説明する。
(全閉態位)・・・第4図a ドア4の全閉態位では、1対の係合ピン6のうち、腕端
側に位置する一方の係合ピンは、1対の係合孔のうちの
一方の係合孔10の外端の突部10a寄りのA1位(第
6図)、l対の保合ピン6のうちの胸中間側に位置する
他方の係合ピン6は、1対の保合孔のうちの他方の係合
孔11の内端a位にあり、この状態では、A1位にある
係合ピン6が突部10aに当って動けないことから、ド
ア4は、A1位の心O□周りの図面時計方向、すなわち
開動方向にのみ移動し得るが、その他の方向には移動し
得す、従ってドア4はガタつかない。
(全閉→半開)・・・第4図a→第4図bヒンジ腕13
の方向は、A1B1→A1B2→A1B、→に回動し、
この作動は円弧線に沿う移動なので、ドア4は円滑に開
動する。
(半開態位)・・・第4図b ドア4の半開態位では、両係合ピン6は、AlB5に達
するが、第5図に示すように、ドア4の自重Wにより、
アッパヒンジUには図面右進のトルク外力がかかり、そ
の結果、AlB5にあった各係合ピン6は、直ちにAi
IB、に移行する。
しかしてこのA2B4位では、a位にある他方の係合ピ
ンが突部11aに当って動けないことから、ドア4は、
aの中心02周りの図面時計方向、すなわち開動方向に
のみ移動し得るが、その他の方向には移動し得す、従っ
てドア4は軽くクリックされてガタつかない。
(半開閉→全開)・・・第4図b→第4図Cヒンジ腕1
3の方向は、B、A、→B4A3→B、A、に回動し、
ドア4は円滑に開動する。
(全開態位)・・・第4図C ドア4の全開態位、すなわち方向B4A4ではドア4は
閉動方向にのみ移動し得るだけで、ガタつかない。
(全開→半閉↓全閉)・・・第4図C→第4図a上述作
動を反対方向に行ってドア4が閉成する。
なお、半閉態位を通る時には、ドア自重のトルクFによ
る抵抗で、ドア4が軽くクリックされる。
ところで、ロアーヒンジL用のヒ□ンジ装置を構成する
場合には、第7図に示す係合孔16,17のように、係
合孔16の右側縁と、係合孔17の左右側縁に、夫々切
落し16a1切落し17a。
17bを成形させるものであって、これは、ロアーヒン
ジLにおいては、上述自重荷重Wによるトルク負荷Fが
、アッパヒンジUの反対方向になることによるものであ
る。
このように、実施例のヒンジ装置では、カム、バネ、伝
動部材等の部品を使う、ことなく、数点の係合部品を用
いただけの簡単゛の構造である。
しかも、係合孔の孔縁のうち、係合ピン6による押圧荷
重(ドアの自重Wによる荷量Fによる)がかからない部
分に切落しを設け、即ち係合孔10,11にあっては切
落し10b、10c、llb、係合孔16,17にあっ
ては切落し16a、17a17bが形成されており、切
落し幅の寸法は少なくとも係合孔加工精度の最大バラツ
キであり、他方係合ピン6による押圧荷重が加わる係合
孔11の図面右手周縁(第3図参照)および係合孔16
の図面左半周縁(第7図参照)には切落しは設けていな
い。
従って係合孔の孔縁のうち少なくとも切落し部分は加工
精度を下げることができるので、製作が容易であり安価
になる効果がある。
さらに切落しがあるため、係合孔の皿孔の幅を広くとる
ことができるので、係合ピン6に嵌装されたローラ14
がこじれたり、無用な作動摩擦を発生したりすることは
なく、即ちローラ14の摺動抵抗は少なく、他方押圧荷
重が加わる孔縁部分は切落しがないので必要な精度は十
分有している。
従ってヒンジの開閉作動は極めて円滑であり、ドアの開
閉の作動フィリングは良好になる効果を奏する。
以上述べたように、本考案に係るヒンジ装置によれば、
案内孔と係合ピンの保合による簡潔構造にすると共に、
案内孔の不作動部分を切落して装置を構成したので、製
作が容易であり、かつ安価なヒンジ装置が得られる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すドアヒンジ装置の斜
視図、第2図は、第1図の分離図、第3図は、第1図の
係合孔の平面図、第4図は、第1図の要部の平面作動図
であって、図aないし図Cは、夫々異なる作動態位にお
ける図、第5図はドアの概略図、第6図は、係合ピン位
置の説明図、第7図は、ロアーヒンジ用の別の実施例を
示す係合孔の平面図である。 4・・・・・・ドア、4a・・・・・・端面、6・・・
・・・係合ピン、7・・・・・・ヒンジ板、1G、11
,16.17・・・・・・係合孔、10 B、 11
Blesses突部、10b、10C911by
16a* 17at 17b””−”切落し、13
・・・・・・ヒンジ腕。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアの端面に固設されているヒンジ腕と、同ヒンジ腕に
    設けられている1対の保合ピンと、扉開口縁の車体に固
    設された上記係合ピン案内する1対の弧孔が穿開されて
    いるヒンジ板とを備え、上記1対の弧孔における一方の
    弧孔の一端部に当接した上記1対の保合ピンのうちの一
    方の保合ピンを支点として、上記ヒンジ腕が円弧運動を
    し、上記l対の係合ピンのうちの他方の保合ピンが上記
    1対の弧孔における他方の弧孔の一端部に当接すると、
    上記他方の係合ピンをあらたな支点として、上記ヒンジ
    腕がさらに同一方向へ円弧運動をする構成のドアヒンジ
    装置において、 上記一方および他方の各弧孔の上記名一端部の孔縁に形
    成されたピン係止用の突部と、 上記一方および他方の弧孔の孔縁の案内荷重がかからな
    い部分に形成された切落しとを設けていることを特徴と
    するドアヒンジ装置。
JP13049479U 1979-09-20 1979-09-20 ドアヒンジ装置 Expired JPS6033266Y2 (ja)

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JP13049479U JPS6033266Y2 (ja) 1979-09-20 1979-09-20 ドアヒンジ装置

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JPS5647160U JPS5647160U (ja) 1981-04-27
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5940231U (ja) * 1982-09-03 1984-03-14 日揮株式会社 サンプル容器用ジヤケツト
JPS6026428U (ja) * 1983-07-27 1985-02-22 日立化成工業株式会社 容器

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