JPS6033024B2 - 映像信号再生方法 - Google Patents
映像信号再生方法Info
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- JPS6033024B2 JPS6033024B2 JP53005225A JP522578A JPS6033024B2 JP S6033024 B2 JPS6033024 B2 JP S6033024B2 JP 53005225 A JP53005225 A JP 53005225A JP 522578 A JP522578 A JP 522578A JP S6033024 B2 JPS6033024 B2 JP S6033024B2
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- Japan
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- signal
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は映像信号再生方法に係り、磁気テープに記録さ
れた映像信号を再生するに際し、ヘリカルスキャンニン
グ方式の磁気銀画再生装置(以下VTRという)の性質
を巧みに利用することにより、簡単な構成でしかも高品
位で記録映像信号とは異なる方式のフィールド周波数及
び水平走査線数に変換して再生し得る方法を提供するこ
とを目的とする。
れた映像信号を再生するに際し、ヘリカルスキャンニン
グ方式の磁気銀画再生装置(以下VTRという)の性質
を巧みに利用することにより、簡単な構成でしかも高品
位で記録映像信号とは異なる方式のフィールド周波数及
び水平走査線数に変換して再生し得る方法を提供するこ
とを目的とする。
現在、テレビジョンの映像信号方式としては、日本、米
国等で用いられているフィールド周波数60HZ(但し
、カラー映像信号の場合、正確には59.94HZ)で
1フィールド内の水平走査線数262.5本の方式(以
下、これを標準方式という)と、殴州等で用いられてい
るフィールド周波数50日2で1フィールド内の水平走
査線数312.5本の方式(以下、これを異方式という
)の2つの方式が主流になっている。
国等で用いられているフィールド周波数60HZ(但し
、カラー映像信号の場合、正確には59.94HZ)で
1フィールド内の水平走査線数262.5本の方式(以
下、これを標準方式という)と、殴州等で用いられてい
るフィールド周波数50日2で1フィールド内の水平走
査線数312.5本の方式(以下、これを異方式という
)の2つの方式が主流になっている。
その他、フィールド周波数と1フィールド内の水平走査
線数の組合せとして「50HZ、202.5本の方式や
、50HZ、409.5本の方式等種々の方式が採用さ
れてはいるが、カラー放送の本格的普及に伴い、上記の
標準方式と異方式とに集約されている。映像信号方式と
しては、フィールド周波数と1フィールド内の水平走査
線数の違いの他に、色信号の伝送形態により、更にNT
SC方式、PAL方式、SECAM方式に分類できるこ
とは周知の通りである。
線数の組合せとして「50HZ、202.5本の方式や
、50HZ、409.5本の方式等種々の方式が採用さ
れてはいるが、カラー放送の本格的普及に伴い、上記の
標準方式と異方式とに集約されている。映像信号方式と
しては、フィールド周波数と1フィールド内の水平走査
線数の違いの他に、色信号の伝送形態により、更にNT
SC方式、PAL方式、SECAM方式に分類できるこ
とは周知の通りである。
この色信号の伝送形態の違いについては、電気的な処理
により相互の変換は比較的容易に行なえる。しかし、フ
ィールド周波数と1フィールド内の水平走査線数とを変
換する、いわゆる方式変換は従来は極めて複雑で大掛り
な装置を必要としていた。すなわち、従来はフィールド
周波数と水平走査線数とを変換する、いわゆる方式変換
を必要とするのは、異なった地域間(例えば殴州と日本
)での国際中継のように、主として放送局相互の間の問
題であったため、この方式変換は極めて厳格な規格に合
致した変換を行なわなければならす、そのため大掛りな
電子変換装置が用いられていた。現在の進歩した電子変
換装置は、映像信号を一旦ディジタル信号に変換し、多
量のディジタルメモリに記憶した後、必要な順序で読み
出し、元の映像信号に復元させるもので、この記憶と読
み出しの時間比を操作することにより、フィールド周波
数と水平走査線数の変換を行なうものである。しかるに
、この電子変換装置は、極めて大掛りで高価となるとい
う欠点があった。このような電子変換装置が完成する以
前には、幾多の装置が案出され、実用に供されていた。
最も簡単な装置は、A映像信号方式による画像をブラウ
ン管上に出し、その画面をB映像信号方式によるテレビ
ジョンカメラで撮像し、B映像信号を得るものである。
また磁気記録を利用し、VTRの録・再を繰り返し、記
録と再生間に時間軸関係をずらすことにより、方式変換
を行なう手段も試みられている(例えば、ヘリカルスキ
ャンニングVTRにおいて、記録トラックと再生トラッ
クとの位置差が最も大なる所へ補助ヘッドを設けてフィ
ールド周波数の変換を行なう特公昭38−23713号
記載の発明、あるし・‘ま、志(L‘まm,nの最4・
公倍数)秒間肌次串分のトラックを再生するこ比よりフ
ィールド周波数の変換を行なう特公昭39一1066号
記載の発明、あるいはアンベツクス型VTRでヘッドを
6(又は5)個で記録し、再生時にはドラム径を変えて
5(又は6)個のヘッドで再生することにより、水平走
査線数を変える特公昭39−8855号記載の発明等)
。
により相互の変換は比較的容易に行なえる。しかし、フ
ィールド周波数と1フィールド内の水平走査線数とを変
換する、いわゆる方式変換は従来は極めて複雑で大掛り
な装置を必要としていた。すなわち、従来はフィールド
周波数と水平走査線数とを変換する、いわゆる方式変換
を必要とするのは、異なった地域間(例えば殴州と日本
)での国際中継のように、主として放送局相互の間の問
題であったため、この方式変換は極めて厳格な規格に合
致した変換を行なわなければならす、そのため大掛りな
電子変換装置が用いられていた。現在の進歩した電子変
換装置は、映像信号を一旦ディジタル信号に変換し、多
量のディジタルメモリに記憶した後、必要な順序で読み
出し、元の映像信号に復元させるもので、この記憶と読
み出しの時間比を操作することにより、フィールド周波
数と水平走査線数の変換を行なうものである。しかるに
、この電子変換装置は、極めて大掛りで高価となるとい
う欠点があった。このような電子変換装置が完成する以
前には、幾多の装置が案出され、実用に供されていた。
最も簡単な装置は、A映像信号方式による画像をブラウ
ン管上に出し、その画面をB映像信号方式によるテレビ
ジョンカメラで撮像し、B映像信号を得るものである。
また磁気記録を利用し、VTRの録・再を繰り返し、記
録と再生間に時間軸関係をずらすことにより、方式変換
を行なう手段も試みられている(例えば、ヘリカルスキ
ャンニングVTRにおいて、記録トラックと再生トラッ
クとの位置差が最も大なる所へ補助ヘッドを設けてフィ
ールド周波数の変換を行なう特公昭38−23713号
記載の発明、あるし・‘ま、志(L‘まm,nの最4・
公倍数)秒間肌次串分のトラックを再生するこ比よりフ
ィールド周波数の変換を行なう特公昭39一1066号
記載の発明、あるいはアンベツクス型VTRでヘッドを
6(又は5)個で記録し、再生時にはドラム径を変えて
5(又は6)個のヘッドで再生することにより、水平走
査線数を変える特公昭39−8855号記載の発明等)
。
しかるに、この手段はフィールド周波数の変換と水平走
査線数の変換を分けて行ない、目的別に3種類のVTR
を用意し、都合3回の録再の繰り返しもこより方式変換
を行なうという大掛りなものとなるという欠点があった
。しかも、特に方式変換のために、新たに磁気記録再生
を繰り返すので、映像信号のSN比の劣化や周波数特性
の劣化が発生するという欠点があった。また、ヘリカル
スキャンニング方式のVTRでは、記録トラック軌跡が
テープ長手方向に対し斜めに形成されることにより、隣
接するトラック間では水平走査線の順位が一定値ずれる
性質を利用し、再生軌跡を記録軌跡からずらして走査し
、再生トラックが隣りのトラックに乗り移る毎に水平走
査線数が減る(又は増す)と同時に、回転磁気ヘッドの
回転数を変えることにより、フィールド周波数の変換を
同時に行なう手段が従釆あった(特公昭42−3727
号、特公昭42一10350号)。
査線数の変換を分けて行ない、目的別に3種類のVTR
を用意し、都合3回の録再の繰り返しもこより方式変換
を行なうという大掛りなものとなるという欠点があった
。しかも、特に方式変換のために、新たに磁気記録再生
を繰り返すので、映像信号のSN比の劣化や周波数特性
の劣化が発生するという欠点があった。また、ヘリカル
スキャンニング方式のVTRでは、記録トラック軌跡が
テープ長手方向に対し斜めに形成されることにより、隣
接するトラック間では水平走査線の順位が一定値ずれる
性質を利用し、再生軌跡を記録軌跡からずらして走査し
、再生トラックが隣りのトラックに乗り移る毎に水平走
査線数が減る(又は増す)と同時に、回転磁気ヘッドの
回転数を変えることにより、フィールド周波数の変換を
同時に行なう手段が従釆あった(特公昭42−3727
号、特公昭42一10350号)。
しかし、この手段は、再生時にトラックを乗り換える点
で雑音が発生するため、信号の記録方式を選ばなくては
ならない欠点があり、特に現在のVTRの主流であるF
M信号記録方式には適さない。一方、磁気テープを共通
に使用する装置では、異なる映像信号方式で記録された
記録済みテープをその記録時と同じ条件で再生し、モニ
ターテレビジョン受像機もその映像信号方式に合わせて
切換えて受像することが行なわれる。この場合、モニタ
ーテレビジョン受像機は垂直同期と水平同期を合わせ、
画面上の振幅を合わせることにより、記録時と同じ映像
信号方式に合わせることは簡単にできる。信号がカラー
映像信号の場合には、色信号成分をその地域の色信号方
式に近付けるよう変換する場合もある。しかし、この方
法は厳密には記録と同じ条件で再生するものであるから
、方式変換ではなく、またモニターテレビジョン受像機
も少くとも2種類の映像信号方式が受像できるものであ
るから特殊となり、一般的ではない。
で雑音が発生するため、信号の記録方式を選ばなくては
ならない欠点があり、特に現在のVTRの主流であるF
M信号記録方式には適さない。一方、磁気テープを共通
に使用する装置では、異なる映像信号方式で記録された
記録済みテープをその記録時と同じ条件で再生し、モニ
ターテレビジョン受像機もその映像信号方式に合わせて
切換えて受像することが行なわれる。この場合、モニタ
ーテレビジョン受像機は垂直同期と水平同期を合わせ、
画面上の振幅を合わせることにより、記録時と同じ映像
信号方式に合わせることは簡単にできる。信号がカラー
映像信号の場合には、色信号成分をその地域の色信号方
式に近付けるよう変換する場合もある。しかし、この方
法は厳密には記録と同じ条件で再生するものであるから
、方式変換ではなく、またモニターテレビジョン受像機
も少くとも2種類の映像信号方式が受像できるものであ
るから特殊となり、一般的ではない。
本発明は上記の従来の諸欠点を悉く除去すると共に、他
方式による記録済みテープをそのまま再生すると同時に
方式変換を行ない、その地域の一般のテレビジョン受像
機で受像できるようにしたものであり、以下図面と共に
その各実施例につき説明する。
方式による記録済みテープをそのまま再生すると同時に
方式変換を行ない、その地域の一般のテレビジョン受像
機で受像できるようにしたものであり、以下図面と共に
その各実施例につき説明する。
第1図は2ヘッド方式のへ1」カルスキャンニング方式
のVTRで映像信号及び音声信号を記録したときの磁気
テープ上の記録パターンの一例を示す。
のVTRで映像信号及び音声信号を記録したときの磁気
テープ上の記録パターンの一例を示す。
1は磁気テープで、この磁気テープー上を走査する2個
の回転ヘッド(図示せず)により、交互に映像信号の1
フィールド分が、テープ長手方向上値斜した1本のトラ
ックとして順次記録される。
の回転ヘッド(図示せず)により、交互に映像信号の1
フィールド分が、テープ長手方向上値斜した1本のトラ
ックとして順次記録される。
第1図中、2はこの映像信号記録トラックを示す。この
映像信号記録トラック2の或るトラックの上端部分と次
のトラックの下端部分には通常、異なる回転へッドlこ
より同一の映像情報が記録されている。映像信号記録ト
ラック2に対応して、テープ下側端部には固定した磁気
ヘッド(図示せず)でコントロール信号3がパルス状に
記録されてコントロールトラック4が形成されている。
5は音声トラックで、固定した磁気ヘッド(図示せず)
で音声信号が記録されている。
映像信号記録トラック2の或るトラックの上端部分と次
のトラックの下端部分には通常、異なる回転へッドlこ
より同一の映像情報が記録されている。映像信号記録ト
ラック2に対応して、テープ下側端部には固定した磁気
ヘッド(図示せず)でコントロール信号3がパルス状に
記録されてコントロールトラック4が形成されている。
5は音声トラックで、固定した磁気ヘッド(図示せず)
で音声信号が記録されている。
上記のような周知のへりカルスキャンニング方式のVT
Rにより形成された記録トラックパターンを有する磁気
テ−フ。1を、記録時とは異なるテープ走行速度で再生
した場合、単位時間あたりの再生トラックの数はテープ
走行速度の比に応じて変ることは明らかである。
Rにより形成された記録トラックパターンを有する磁気
テ−フ。1を、記録時とは異なるテープ走行速度で再生
した場合、単位時間あたりの再生トラックの数はテープ
走行速度の比に応じて変ることは明らかである。
例えば単位時間あたり50トラックで記録したものを、
再生時に記録時の6/劫音のテープ走行速度で走行させ
ると、単位時間あたり再生される映像信号記録トラック
2の数は、6本となる。またこの時、コントロールトラ
ック4から再生されたコントロールパルスは、記録時の
6/5倍の繰り返し周波数となる。したがって、再生さ
れるコントロールパルスに対応した映像信号記録トラッ
ク2を順次走査すると、再生時には記録時とは異なった
フィールド周波数の映像が得られ、この場合、映像信号
記録トラック2の重複再生や間引き再生せずともフィー
ルド周波数の変換が行われる。
再生時に記録時の6/劫音のテープ走行速度で走行させ
ると、単位時間あたり再生される映像信号記録トラック
2の数は、6本となる。またこの時、コントロールトラ
ック4から再生されたコントロールパルスは、記録時の
6/5倍の繰り返し周波数となる。したがって、再生さ
れるコントロールパルスに対応した映像信号記録トラッ
ク2を順次走査すると、再生時には記録時とは異なった
フィールド周波数の映像が得られ、この場合、映像信号
記録トラック2の重複再生や間引き再生せずともフィー
ルド周波数の変換が行われる。
一方、記録された1フィールド分の1本の映像信号記録
トラックに含まれている水平走査線数は、前述したよう
にその映像信号方式の種類によって異なっている。
トラックに含まれている水平走査線数は、前述したよう
にその映像信号方式の種類によって異なっている。
もし、再生時に1本の記録トラックよりも短かし、(又
は長い)範囲のトラック部分を1フィールドとして利用
したならば、1フィールド内の水平走査線数はその利用
した記録トラックの長さの割合で変化する。したがって
、現に記録されている1フィールド分1本の映像信号記
録トラック2を、その長さ(トラック長)と異なる長さ
で再生して1フィールド分として再生時に利用すること
により、水平走査線数の変換が行なわれる。ただ、この
場合には再生時に必要な水平走査線数に対して、記録さ
れている1本あたりの映像信号記録トラック2の水平走
査線数が少ない場合と多い場合とが生ずる。多い場合に
は映像信号記録トラック2の水平走査線の一部を切り捨
てればよいが、少ない場合には後述する如く回転ヘッド
は1本の映像信号記録トラック2の長さ以上の長さを走
査することとなるので、この映像信号記録トラック2が
形成されていない磁気テープー上を走査した時に再生信
号の欠如が生ずるため、後述する如き電気的な何らかの
補正手段が必要となる。本発明は以上の点に鑑みなされ
たものであり、これはへりカルスキャンニング方式のV
TRの性質を巧みに利用した極めて自然な形の方式変換
であるから、簡単な構成で方式変換できるものである。
は長い)範囲のトラック部分を1フィールドとして利用
したならば、1フィールド内の水平走査線数はその利用
した記録トラックの長さの割合で変化する。したがって
、現に記録されている1フィールド分1本の映像信号記
録トラック2を、その長さ(トラック長)と異なる長さ
で再生して1フィールド分として再生時に利用すること
により、水平走査線数の変換が行なわれる。ただ、この
場合には再生時に必要な水平走査線数に対して、記録さ
れている1本あたりの映像信号記録トラック2の水平走
査線数が少ない場合と多い場合とが生ずる。多い場合に
は映像信号記録トラック2の水平走査線の一部を切り捨
てればよいが、少ない場合には後述する如く回転ヘッド
は1本の映像信号記録トラック2の長さ以上の長さを走
査することとなるので、この映像信号記録トラック2が
形成されていない磁気テープー上を走査した時に再生信
号の欠如が生ずるため、後述する如き電気的な何らかの
補正手段が必要となる。本発明は以上の点に鑑みなされ
たものであり、これはへりカルスキャンニング方式のV
TRの性質を巧みに利用した極めて自然な形の方式変換
であるから、簡単な構成で方式変換できるものである。
本発明方法のフィールド周波数及び水平走査線数の変換
の動作につき、第1図に示す如き記録パターンを有する
磁気テープを再生する場合を例にとって説明する。
の動作につき、第1図に示す如き記録パターンを有する
磁気テープを再生する場合を例にとって説明する。
いま、第1図に示す映像信号記録トラック2には、フィ
ールド周波数50日2、1フィールド内の水平走査線数
312.5本の異方式の映像信号が記録されているもの
とし、また記録時のテープ走行速度がS,であるものと
する。この磁気テープをフィールド周波数60HZ、1
フィールド内の水平走査線数262.5本の標準方式の
映像信号に変換して再生する場合につき説明するに、ま
ず再生装置の磁気テープ走行速度S2はS2=夢・に選
定される。
ールド周波数50日2、1フィールド内の水平走査線数
312.5本の異方式の映像信号が記録されているもの
とし、また記録時のテープ走行速度がS,であるものと
する。この磁気テープをフィールド周波数60HZ、1
フィールド内の水平走査線数262.5本の標準方式の
映像信号に変換して再生する場合につき説明するに、ま
ず再生装置の磁気テープ走行速度S2はS2=夢・に選
定される。
これにより、単位時間あたり再生される映像信号記録ト
ラック2の数は、記録時の6球音となり、また再生コン
トロール信号の繰り返し周波数も記録時の63部こなる
。従って、コントロール信号に同期して回転ヘッドを駆
動する周知の回転ヘッドサーボにより、各トラックに対
し回転ヘッドは1対1で対応する。なお、上記のテ−フ
。走行速度S2の選定により、記録情報の再生時間は記
録時間の56倍となる。従って、記録再生される映像信
号が特に正確な時間関係で再生される必要がある場合は
問題となるが、このような場合は極めて稀であり、時間
の変化は記録時の20%以下であり、この程度であれば
実用上殆ど問題とはならない。次に、1フィールド内の
水平走査線数を262.5本に変換するために、回転ヘ
ッドの回転数を記録時の6/針部こし、回転ヘッドラム
の直径値を第3図BにD2で示す如く、記録時の回転ヘ
ッドドラムの直径値(同図AにD.で示す)の262.
5/312.5倍にすると共に、回転ヘッドの走査軌跡
角度を記録時のそれと等しくする。
ラック2の数は、記録時の6球音となり、また再生コン
トロール信号の繰り返し周波数も記録時の63部こなる
。従って、コントロール信号に同期して回転ヘッドを駆
動する周知の回転ヘッドサーボにより、各トラックに対
し回転ヘッドは1対1で対応する。なお、上記のテ−フ
。走行速度S2の選定により、記録情報の再生時間は記
録時間の56倍となる。従って、記録再生される映像信
号が特に正確な時間関係で再生される必要がある場合は
問題となるが、このような場合は極めて稀であり、時間
の変化は記録時の20%以下であり、この程度であれば
実用上殆ど問題とはならない。次に、1フィールド内の
水平走査線数を262.5本に変換するために、回転ヘ
ッドの回転数を記録時の6/針部こし、回転ヘッドラム
の直径値を第3図BにD2で示す如く、記録時の回転ヘ
ッドドラムの直径値(同図AにD.で示す)の262.
5/312.5倍にすると共に、回転ヘッドの走査軌跡
角度を記録時のそれと等しくする。
このためには、第3図Aに示す記録時の磁気テープ1の
回転ヘッドドラム7の巻付け長さと等しくなるように、
同図Bに示す如く、再生時の磁気テープ1の回転ヘッド
ドラム9への巻付け長さを調整する。この場合、厳密に
はテープ走行速度の相違も考慮にいれなければならない
が、この相違は20%以下と僅かなので回転ヘッド(第
3図A,Bに夫々6a,6b,8a,8bで示す)の回
転停止時における巻付け長さとして実用上差し支えない
。従って、磁気テープーの回転ヘッドドラムの180o
巻付け分は、記録時にか第1図にW,で示す如き長さで
あるのに対し、再生時には第2図にW2で示す如く短か
〈なることは、第3図A,Bよりも明らかである。すな
わち、第2図は、上記のようにして設定された再生装置
の磁気テープのトラックパターンで、回転ヘッド8a,
8bは記録された映像信号記録トラック上を正確に走査
する。したがって、磁気テープに記録されている異方式
の映像信号を標準方式の映像信号に変換する再生装置に
おいては、機構的には回転ヘッドドラムの直径値を記録
時のものより262.5/312.5倍にし、回転ヘッ
ドの走査軌跡角度を等しくし、回転の周波数を6′針音
(2ヘッド方式の時は30HZ)にし、更に磁気テープ
の走行速度を6/牙音‘こすることにより、異万式より
標準方式への方式変換ができる。
回転ヘッドドラム7の巻付け長さと等しくなるように、
同図Bに示す如く、再生時の磁気テープ1の回転ヘッド
ドラム9への巻付け長さを調整する。この場合、厳密に
はテープ走行速度の相違も考慮にいれなければならない
が、この相違は20%以下と僅かなので回転ヘッド(第
3図A,Bに夫々6a,6b,8a,8bで示す)の回
転停止時における巻付け長さとして実用上差し支えない
。従って、磁気テープーの回転ヘッドドラムの180o
巻付け分は、記録時にか第1図にW,で示す如き長さで
あるのに対し、再生時には第2図にW2で示す如く短か
〈なることは、第3図A,Bよりも明らかである。すな
わち、第2図は、上記のようにして設定された再生装置
の磁気テープのトラックパターンで、回転ヘッド8a,
8bは記録された映像信号記録トラック上を正確に走査
する。したがって、磁気テープに記録されている異方式
の映像信号を標準方式の映像信号に変換する再生装置に
おいては、機構的には回転ヘッドドラムの直径値を記録
時のものより262.5/312.5倍にし、回転ヘッ
ドの走査軌跡角度を等しくし、回転の周波数を6′針音
(2ヘッド方式の時は30HZ)にし、更に磁気テープ
の走行速度を6/牙音‘こすることにより、異万式より
標準方式への方式変換ができる。
なお、標準方式と異方式では、フィールド周波数と水平
走査線数との積が両者ともに極めて近いので、このよう
な方式変換の場合に、回転ヘッドの相対線速度は記録・
再生で殆ど同じであり、再生された信号の周波数の移動
がなく、その結果、映像信号の処理系の構成は楽となる
。第2図において、回転ヘッドの走査開始点が磁気テー
プー上で第1図と同じ位置になるよう設定してあるが、
これは一般に走査の開始点直後に映像信号の垂直同期信
号が位置するように記録されているのに対応させたもの
で、この結果、再生時にもこの記録された垂直同期信号
をそのまま利用できるようにしたものである。したがっ
て、この場合には1本の映像信号記録トラックの走査の
終端位置は、このトラックの終端ではなく、これよりも
前の位置になるため、画面上では本来の画面にくらべ下
方の画面の情報が欠除することになる。これを避けるた
めに、再生時の1フィールド分のトラック走査範囲をず
らし、画面上で上方及び下方共に等分に情報が欠除する
ようにしてもよい。このときには、垂直同期信号は記録
されている垂直同期信号は使えないので、別に擬似垂直
同期信号を発生させて再生映像信号に挿入する必要があ
る。また、再生装置の回転ヘッドへの磁気テープの巻付
け角度は220o程度とし、十分なオーバーラップ再生
ができるようにし、再生時に1フィールドの走査トラッ
ク範囲として記録トラック上のどこを利用するか電気的
に可変し、画面の情報内容に応じて下方の情報欠除、上
方の情報欠除を手動操作により任意に選択することもで
きる。第4図は上記の画面上下調整を説明するための本
発明方法の第1実施例のブロック系統図を示し、第3図
Bと同一部分には同一符号を付してある。まず、回転ヘ
ッドの回転制御系について説明する。回転ヘッド8a,
8bが1800対向して配設されている回転ヘッドドラ
ム9は直流モー夕10に直結されて駆動せしめられるよ
うな構成とされており、その回転はマグネット11と2
つの回転パルスヘッド12a,12bとにより検出され
る。回転パルスヘッド12a,12bは夫々回転ヘッド
ドラム9の1回転につき1つの回転パルスを出力し、こ
の回転パルスは夫々単安定マルチパイプレータ(以下モ
ノマルチという)13,14に入力され、夫々の遅延時
間が若干調整されて回転パルスヘッド12a,12bの
取付け位置誤差が修正される。モノマルチ13,14の
各出力パルスはフリップフロップ15を交互にトリガー
して、このフリップフロップ15より第5図Aに示す如
き対称矩形波aを発生させる。この対称矩形波である回
転パルスaは台形波発生回路16により第5図Bに示す
如き台形波bとされた後サンプリング回路17に印加さ
れる。一方、コントロールヘッド18には前記コントロ
ールトラック4からの信号が再生され、アンプ19を経
て第5図Cに示す如きパルスcがモノマルチ201こ入
力されて遅延時間が調整された後次0のサンプリングパ
ルス発生回路21により同図Dに示す如きサンプリング
パルスdが得られる。
走査線数との積が両者ともに極めて近いので、このよう
な方式変換の場合に、回転ヘッドの相対線速度は記録・
再生で殆ど同じであり、再生された信号の周波数の移動
がなく、その結果、映像信号の処理系の構成は楽となる
。第2図において、回転ヘッドの走査開始点が磁気テー
プー上で第1図と同じ位置になるよう設定してあるが、
これは一般に走査の開始点直後に映像信号の垂直同期信
号が位置するように記録されているのに対応させたもの
で、この結果、再生時にもこの記録された垂直同期信号
をそのまま利用できるようにしたものである。したがっ
て、この場合には1本の映像信号記録トラックの走査の
終端位置は、このトラックの終端ではなく、これよりも
前の位置になるため、画面上では本来の画面にくらべ下
方の画面の情報が欠除することになる。これを避けるた
めに、再生時の1フィールド分のトラック走査範囲をず
らし、画面上で上方及び下方共に等分に情報が欠除する
ようにしてもよい。このときには、垂直同期信号は記録
されている垂直同期信号は使えないので、別に擬似垂直
同期信号を発生させて再生映像信号に挿入する必要があ
る。また、再生装置の回転ヘッドへの磁気テープの巻付
け角度は220o程度とし、十分なオーバーラップ再生
ができるようにし、再生時に1フィールドの走査トラッ
ク範囲として記録トラック上のどこを利用するか電気的
に可変し、画面の情報内容に応じて下方の情報欠除、上
方の情報欠除を手動操作により任意に選択することもで
きる。第4図は上記の画面上下調整を説明するための本
発明方法の第1実施例のブロック系統図を示し、第3図
Bと同一部分には同一符号を付してある。まず、回転ヘ
ッドの回転制御系について説明する。回転ヘッド8a,
8bが1800対向して配設されている回転ヘッドドラ
ム9は直流モー夕10に直結されて駆動せしめられるよ
うな構成とされており、その回転はマグネット11と2
つの回転パルスヘッド12a,12bとにより検出され
る。回転パルスヘッド12a,12bは夫々回転ヘッド
ドラム9の1回転につき1つの回転パルスを出力し、こ
の回転パルスは夫々単安定マルチパイプレータ(以下モ
ノマルチという)13,14に入力され、夫々の遅延時
間が若干調整されて回転パルスヘッド12a,12bの
取付け位置誤差が修正される。モノマルチ13,14の
各出力パルスはフリップフロップ15を交互にトリガー
して、このフリップフロップ15より第5図Aに示す如
き対称矩形波aを発生させる。この対称矩形波である回
転パルスaは台形波発生回路16により第5図Bに示す
如き台形波bとされた後サンプリング回路17に印加さ
れる。一方、コントロールヘッド18には前記コントロ
ールトラック4からの信号が再生され、アンプ19を経
て第5図Cに示す如きパルスcがモノマルチ201こ入
力されて遅延時間が調整された後次0のサンプリングパ
ルス発生回路21により同図Dに示す如きサンプリング
パルスdが得られる。
このサンプリングパルスdは前記のサンプリング回路1
7に印加されて台形波bの傾斜部分をサンプリングする
。サンプリングされた台形波bはホ−ルド回路22によ
り連続した電圧として取り出された後直流アンプ23に
供給され、ここで入力端子24より入来する別個に用意
した直流モーター0の周波数弁別出力電圧と合成された
後、更に駆動回路25を経て直流モ−夕10に加えられ
る。以上の周知のヘッドトラツキングサーボ系により、
回転ヘッド8a,8bの回転位相、速度が制御され、回
転ヘッド8a,8bは映像信号記録トラック上を正確に
走査せしめられる。次に画面上の欠除部分を移動させる
動作について説明する。
7に印加されて台形波bの傾斜部分をサンプリングする
。サンプリングされた台形波bはホ−ルド回路22によ
り連続した電圧として取り出された後直流アンプ23に
供給され、ここで入力端子24より入来する別個に用意
した直流モーター0の周波数弁別出力電圧と合成された
後、更に駆動回路25を経て直流モ−夕10に加えられ
る。以上の周知のヘッドトラツキングサーボ系により、
回転ヘッド8a,8bの回転位相、速度が制御され、回
転ヘッド8a,8bは映像信号記録トラック上を正確に
走査せしめられる。次に画面上の欠除部分を移動させる
動作について説明する。
回転ヘッド8a,8bにより磁気テープー(第4図には
図示せず)上の映像信号記録トラックに記録されている
信号が交互に再生され、回転ヘッド8aにより再生され
た信号はプリァンプ26に供給され、回転ヘッド8bに
より再生された信号はプリアンプ27に供給される。従
って、プリアンプ26より第5図Eに示す如き再生信号
eが、またプリアンプ27より同図Fに示す如き再生信
号fが夫々得られるが、両再生信号e,fは第3図B及
び第5図E,Fより明らかなように、かなりの時間、重
複して同時に信号を再生している期間がある。再生信号
e,fは夫々スイッチング回路28とスイッチング回路
29に供給される。スイッチング回路28は前記フリッ
プフロップ15の出力信号aをスイッチング信号として
印加されているため、スイッチング回路28より再生信
号e,fが交互に継ぎ合わされた第5図Gに示す如き再
生信号gが取り出される。
図示せず)上の映像信号記録トラックに記録されている
信号が交互に再生され、回転ヘッド8aにより再生され
た信号はプリァンプ26に供給され、回転ヘッド8bに
より再生された信号はプリアンプ27に供給される。従
って、プリアンプ26より第5図Eに示す如き再生信号
eが、またプリアンプ27より同図Fに示す如き再生信
号fが夫々得られるが、両再生信号e,fは第3図B及
び第5図E,Fより明らかなように、かなりの時間、重
複して同時に信号を再生している期間がある。再生信号
e,fは夫々スイッチング回路28とスイッチング回路
29に供給される。スイッチング回路28は前記フリッ
プフロップ15の出力信号aをスイッチング信号として
印加されているため、スイッチング回路28より再生信
号e,fが交互に継ぎ合わされた第5図Gに示す如き再
生信号gが取り出される。
この再生信号gには再生信号e,f中の垂直同期信号部
が必ず含まれている。この再生信号gは復調回路30‘
こより復調されて映像信号に復元された後、垂直同期信
号分離回路31にて第5図日に示す如き垂直同期信号h
が分離されて取り出される。この垂直同期信号h‘ま、
モノマルチ32をトリガーする。これにより、モノマル
チ32より取り出されるパルスは第5図1に示す如きパ
ルスiとなる。ここで、モノマルチ32の時定数はボリ
ューム33により可変されるよう構成されているため、
パルスiの立上り部分が可変される(遅延時間が可変さ
れる)。このボリューム33による遅延時定数の可変に
より、画面上の情報の欠除部分が移動される。上記パル
スiはゲート回路34により、フリップフロツプ15の
出力対称矩形波aと論理積をとられ、また、これと同時
に、パルスiはゲート回路35により、上記対称矩形波
aの極性を反転回路36で反転して得た矩形波と論理積
をとられる。
が必ず含まれている。この再生信号gは復調回路30‘
こより復調されて映像信号に復元された後、垂直同期信
号分離回路31にて第5図日に示す如き垂直同期信号h
が分離されて取り出される。この垂直同期信号h‘ま、
モノマルチ32をトリガーする。これにより、モノマル
チ32より取り出されるパルスは第5図1に示す如きパ
ルスiとなる。ここで、モノマルチ32の時定数はボリ
ューム33により可変されるよう構成されているため、
パルスiの立上り部分が可変される(遅延時間が可変さ
れる)。このボリューム33による遅延時定数の可変に
より、画面上の情報の欠除部分が移動される。上記パル
スiはゲート回路34により、フリップフロツプ15の
出力対称矩形波aと論理積をとられ、また、これと同時
に、パルスiはゲート回路35により、上記対称矩形波
aの極性を反転回路36で反転して得た矩形波と論理積
をとられる。
ゲート回路34及び35の出力信号はフリップフ。ップ
37と擬似垂直同期信号発生回路38に夫々供給される
。これにより、フリツプフロップ37より第5図Jに示
す如き矩形波iが取り出され、この矩形波iはスイッチ
ング回路29にスイッチングパルスとして印加される。
従って、スイッチング回路29からは第5図Kに示す如
く、再生信号eとfとが交互に継ぎ合わされて連続した
再生信号kとして取り出される。この再生信号k中には
垂直同期信号部は含まれていない。この再生信号kは復
調回路39により元の映像信号に復調された後、垂直同
期信号プロセス回路401こ供給され、ここで、前記擬
似垂直同期信号発生回路38より取り出された第5図1
に示す擬似垂直同期信号1が挿入される。垂直同期信号
プロセス回路40の出力信号は、映像出力回路41に供
給され、ここでカラー信号の処理等がなされた後出力端
子42より送り出される。この出力端子42の出力信号
は、前述したように標準方式に変換された映像信号であ
る。第6図A〜Cは夫々再生時の1フィールドのトラッ
ク走査範囲を可変したときの記録トラックと再生トラッ
クの関係を示す図で、同図Aはモノマルチ32の遅延時
定数が小の場合、同図Cはこの遅延時定数が大の場合、
そして同図Bは遅延時定数がそれらの中間の値の場合で
ある。
37と擬似垂直同期信号発生回路38に夫々供給される
。これにより、フリツプフロップ37より第5図Jに示
す如き矩形波iが取り出され、この矩形波iはスイッチ
ング回路29にスイッチングパルスとして印加される。
従って、スイッチング回路29からは第5図Kに示す如
く、再生信号eとfとが交互に継ぎ合わされて連続した
再生信号kとして取り出される。この再生信号k中には
垂直同期信号部は含まれていない。この再生信号kは復
調回路39により元の映像信号に復調された後、垂直同
期信号プロセス回路401こ供給され、ここで、前記擬
似垂直同期信号発生回路38より取り出された第5図1
に示す擬似垂直同期信号1が挿入される。垂直同期信号
プロセス回路40の出力信号は、映像出力回路41に供
給され、ここでカラー信号の処理等がなされた後出力端
子42より送り出される。この出力端子42の出力信号
は、前述したように標準方式に変換された映像信号であ
る。第6図A〜Cは夫々再生時の1フィールドのトラッ
ク走査範囲を可変したときの記録トラックと再生トラッ
クの関係を示す図で、同図Aはモノマルチ32の遅延時
定数が小の場合、同図Cはこの遅延時定数が大の場合、
そして同図Bは遅延時定数がそれらの中間の値の場合で
ある。
第6図Aでは画面の下部、同図Bでは画面の上部と下部
、同図Cでは画面の上部の情報が夫々欠除することにな
る。第4図に示す実施例では、記録されている垂直同期
信号を基に擬似垂直同期信号を得ているために、特にイ
ンターレース関係を正しく保持できる特徴がある。
、同図Cでは画面の上部の情報が夫々欠除することにな
る。第4図に示す実施例では、記録されている垂直同期
信号を基に擬似垂直同期信号を得ているために、特にイ
ンターレース関係を正しく保持できる特徴がある。
次に、標準方式の映像信号が記録されている磁気テープ
を再生して得られた信号が、異方式の映像信号に変換さ
れている場合につき説明する。
を再生して得られた信号が、異方式の映像信号に変換さ
れている場合につき説明する。
いま、第1図に示す磁気テープ上の記録パターンが、標
準方式の映像信号が磁気テープ走行速度S,で記録形成
されたものとする。このときは、再生装置の磁気テープ
走行速度S2はS2=容・ に選定される。
準方式の映像信号が磁気テープ走行速度S,で記録形成
されたものとする。このときは、再生装置の磁気テープ
走行速度S2はS2=容・ に選定される。
また、1フィールド内の水平走査線数を312.5本に
変換するために、回転ヘッドドラムの直径値を第8図B
にD4で示す如く、記録時の回転ドラムヘッドの直径値
(同図Aに○3で示す)の312.5/262.5倍に
すると共に、回転ヘッドの走査軌跡角度を記録時のそれ
と等しくするために回転ヘッドドラムに対する磁気テー
プの巻付け長さを調整する。すなわち、第8図Aに示す
記録時の回転ヘッドドラム43に巻付けられている磁気
テープ1の長さと等しくなるように、同図Bに示す如く
再生時の回転ヘッドドラム45に磁気テープーを巻付け
る。従って、磁気テープ1の回転ヘッドドラムの180
0巻付け分は、記録時には第1図にW,で示す如き長さ
であるのに対し、再生時には第7図にW3で示す如く長
くなることは、第8図A,Bよりも明らかである。なお
、第8図A,B中、44a,44bは回転ヘッドドラム
43に180o対向して取付けられた回転ヘッド、46
a,46bは回転ヘッドドラム45に180o対向して
取付けられた回転ヘッドである。再生装置が第7図に示
す如きトラックパターンを形成する場合には、回転ヘッ
ド46a,46bの回転数を記録時の5/6(2ヘッド
方式の場合25HZ)にすることにより、回転磁気ヘッ
ド46a,46bは再生コントロール信号に対応して記
録トラック2上を正確に走査する。第7図において、1
フィールド分の再生トラック長さは、記録トラックの長
さよりも長くなる。
変換するために、回転ヘッドドラムの直径値を第8図B
にD4で示す如く、記録時の回転ドラムヘッドの直径値
(同図Aに○3で示す)の312.5/262.5倍に
すると共に、回転ヘッドの走査軌跡角度を記録時のそれ
と等しくするために回転ヘッドドラムに対する磁気テー
プの巻付け長さを調整する。すなわち、第8図Aに示す
記録時の回転ヘッドドラム43に巻付けられている磁気
テープ1の長さと等しくなるように、同図Bに示す如く
再生時の回転ヘッドドラム45に磁気テープーを巻付け
る。従って、磁気テープ1の回転ヘッドドラムの180
0巻付け分は、記録時には第1図にW,で示す如き長さ
であるのに対し、再生時には第7図にW3で示す如く長
くなることは、第8図A,Bよりも明らかである。なお
、第8図A,B中、44a,44bは回転ヘッドドラム
43に180o対向して取付けられた回転ヘッド、46
a,46bは回転ヘッドドラム45に180o対向して
取付けられた回転ヘッドである。再生装置が第7図に示
す如きトラックパターンを形成する場合には、回転ヘッ
ド46a,46bの回転数を記録時の5/6(2ヘッド
方式の場合25HZ)にすることにより、回転磁気ヘッ
ド46a,46bは再生コントロール信号に対応して記
録トラック2上を正確に走査する。第7図において、1
フィールド分の再生トラック長さは、記録トラックの長
さよりも長くなる。
したがって、再生時において、1本の記録トラック走査
時の始まり付近と終り付近では再生信号が欠如すること
になる。相隣る記録トラックにおいて、映像信号の同一
情報部分が記録されている部分が短かし、場合は、この
欠如期間が長くなるので、そこに発生する雑音等を抑圧
すると共に、水平同期信号を補充することが望ましい。
また、磁気テープーに記録されている垂直同期信号を再
生時に利用すると、モニターテレビジョン受像機では、
画面の下方に情報の欠除期間が現れることになる。
時の始まり付近と終り付近では再生信号が欠如すること
になる。相隣る記録トラックにおいて、映像信号の同一
情報部分が記録されている部分が短かし、場合は、この
欠如期間が長くなるので、そこに発生する雑音等を抑圧
すると共に、水平同期信号を補充することが望ましい。
また、磁気テープーに記録されている垂直同期信号を再
生時に利用すると、モニターテレビジョン受像機では、
画面の下方に情報の欠除期間が現れることになる。
そこで、画面の上方と下方に等分の欠除期間が現れるよ
うにするには、再生される垂直同期信号より以前に有効
な擬似垂直同期信号を挿入するとよい。第9図は再生時
に再生信号が欠如する期間に、別個に用意した水平同期
信号を挿入すると共に、磁気テープ1から再生される垂
直同期信号をもとに擬似垂直同期信号を生成し、これを
映像信号に挿入する手段を示した本発明方式の第2実施
例のブロック系統図で、第4図と同一部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。
うにするには、再生される垂直同期信号より以前に有効
な擬似垂直同期信号を挿入するとよい。第9図は再生時
に再生信号が欠如する期間に、別個に用意した水平同期
信号を挿入すると共に、磁気テープ1から再生される垂
直同期信号をもとに擬似垂直同期信号を生成し、これを
映像信号に挿入する手段を示した本発明方式の第2実施
例のブロック系統図で、第4図と同一部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。
プリァンプ26,27の出力信号は、回転ヘッド46a
,46bにより夫々再生された信号であるから、第7図
及び第8図Bより明らかなように、第10図A,Bに示
す如き再生信号a,bとなる。両再生信号a,bには、
第10図A,Bに示す如く、垂直同期信号部が1回の回
転ヘッド46a,46bの走査毎に夫々2個所含まれて
いる場合がある。ま夕た、モノマルチ13,14の出力
は第10図D,Eに示すパルスd,eとなり、従ってフ
リップフロップ15の出力は同図F‘こ示す如きパルス
fとなる。スイッチング回路29はこのパルスfをスイ
ッチングパルスとして印加されるから、その出0力信号
は第10図Cに示す如く、再生信号aとbとが交互に継
ぎ合わされた再生信号cとされ、復調回路39により復
調されて元の映像信号とされる。この復調回路39の再
生映像信号は、第10図Mにmで示す如く信号の欠如期
間(この期間で夕雑音が発生する)と垂直同期信号(記
録オーバーラップにより、再生時2つある場合がある)
とが含まれている。この再生映像信号mは、同親分離回
路47に供給され、ここで水平、垂直の複合同期信号が
分離0された後垂直同期分離回路48及びゲート回路4
9に夫々供給される。
,46bにより夫々再生された信号であるから、第7図
及び第8図Bより明らかなように、第10図A,Bに示
す如き再生信号a,bとなる。両再生信号a,bには、
第10図A,Bに示す如く、垂直同期信号部が1回の回
転ヘッド46a,46bの走査毎に夫々2個所含まれて
いる場合がある。ま夕た、モノマルチ13,14の出力
は第10図D,Eに示すパルスd,eとなり、従ってフ
リップフロップ15の出力は同図F‘こ示す如きパルス
fとなる。スイッチング回路29はこのパルスfをスイ
ッチングパルスとして印加されるから、その出0力信号
は第10図Cに示す如く、再生信号aとbとが交互に継
ぎ合わされた再生信号cとされ、復調回路39により復
調されて元の映像信号とされる。この復調回路39の再
生映像信号は、第10図Mにmで示す如く信号の欠如期
間(この期間で夕雑音が発生する)と垂直同期信号(記
録オーバーラップにより、再生時2つある場合がある)
とが含まれている。この再生映像信号mは、同親分離回
路47に供給され、ここで水平、垂直の複合同期信号が
分離0された後垂直同期分離回路48及びゲート回路4
9に夫々供給される。
垂直同期分離回路481こより複合同期信号から垂直同
期信号が分離されてゲート回路5川こ供給される。一方
、前記モノマルチ13,14の出力パルス6d,eはモ
ノマルチ51をトリガーし、更にこのモノマルチ51の
出力によってモノマルチ52をトリガーして、これより
第10図Gに示す如く、再生信号cの垂直同期信号部に
対応する位相関係のパルスgが取り出される。
期信号が分離されてゲート回路5川こ供給される。一方
、前記モノマルチ13,14の出力パルス6d,eはモ
ノマルチ51をトリガーし、更にこのモノマルチ51の
出力によってモノマルチ52をトリガーして、これより
第10図Gに示す如く、再生信号cの垂直同期信号部に
対応する位相関係のパルスgが取り出される。
このパルスgはゲー0トパルスとして前記ゲート回路5
0‘こ印加される一方、モノマルチ53に印加され、そ
の立下りでこれをトリガーする。従って、ゲート回路5
0より回転ヘッド46a又は46bが記録トラックを1
本走査する毎に第10図H‘こ示す如く所定位相の垂直
同期信号hのみが取り出され、縦縞接続されたモノマル
チ54,55により正確にインターレースさせるため、
約1フィーム弱の期間に相当する時間遅らされたパルス
とされた後、次の擬似垂直同期信号発生回路56により
第10図1に示す如きパルスが擬似垂直同期信号iとし
て得られる。この擬似垂直同期信号iは合成回路57に
供給され、ここで後述する水平同期信号発生回路59よ
りの水平同期信号と合成される。前記同期分離回路47
より取り出された複合同期信号は、ゲート回路49にも
供給され、ここでモノマルチ53よりの第10図Jに示
すゲートパルスiによりその正側の期間のみ通過せしめ
られる。
0‘こ印加される一方、モノマルチ53に印加され、そ
の立下りでこれをトリガーする。従って、ゲート回路5
0より回転ヘッド46a又は46bが記録トラックを1
本走査する毎に第10図H‘こ示す如く所定位相の垂直
同期信号hのみが取り出され、縦縞接続されたモノマル
チ54,55により正確にインターレースさせるため、
約1フィーム弱の期間に相当する時間遅らされたパルス
とされた後、次の擬似垂直同期信号発生回路56により
第10図1に示す如きパルスが擬似垂直同期信号iとし
て得られる。この擬似垂直同期信号iは合成回路57に
供給され、ここで後述する水平同期信号発生回路59よ
りの水平同期信号と合成される。前記同期分離回路47
より取り出された複合同期信号は、ゲート回路49にも
供給され、ここでモノマルチ53よりの第10図Jに示
すゲートパルスiによりその正側の期間のみ通過せしめ
られる。
従って、ゲート回路43より第10図Kに示す如き水平
同期信号kが得られ、この水平同期信号kは、内部に自
動周波数制御(AFC)を含む同期結合発振回路58に
供給される。この同期結合発振回路58は入力の水平同
期信号kが欠除している期間も直前の位相で連続して発
振する回路である。この同期結合発振回路58の発振出
力は、水平同期信号発出回路59で位相とパルス幅等が
調整され、映像信号の水平同期信号と等化の信号を作成
し、前述の合成回路57において擬似垂直同期信号iと
合成される。この合成回路57の出力信号は第10図L
に示す如き擬似同期信号1となり、スイッチング回路6
川こ供給される。スイッチング回路6川ま前記のモノマ
ルチ53より第10図Jに示す如きパルスjがスイッチ
ングパルスとして印加され、このパルスjの正側期間で
、復調回路39よりの同図Mに示す再生復調映像信号m
を選択出力し、パルスjの負荷期間で合成回路57より
の擬似同期信号1を選択出力し、同期信号の先端の電位
を揃えて第10図Nに示す如き映像信号nを得る回路で
ある。この映像信号nは映像出力回路61にてカラー信
号成分等のプロセスを経て出力端子62より、フィール
ド周波数50HZ、1フィールド内の水平走査線数31
2.5本の映像信号が方式変換を伴って取り出される。
以上の構成により、再生時の映像信号に水平同期信号及
び擬似垂直同期信号を追加し、新たな映像信号nを作る
ようにしているため、再生信号の欠除期間には位相等の
連続した水平同期信号で補充され、また擬似垂直同期信
号iの位置の調整あるし・は回転ヘッド46a,46b
による1フィールド分の記録トラックの走査長さを移動
調整することにより、画面上の上方、下方に欠除期間を
等分に振り分けることが可能となる。
同期信号kが得られ、この水平同期信号kは、内部に自
動周波数制御(AFC)を含む同期結合発振回路58に
供給される。この同期結合発振回路58は入力の水平同
期信号kが欠除している期間も直前の位相で連続して発
振する回路である。この同期結合発振回路58の発振出
力は、水平同期信号発出回路59で位相とパルス幅等が
調整され、映像信号の水平同期信号と等化の信号を作成
し、前述の合成回路57において擬似垂直同期信号iと
合成される。この合成回路57の出力信号は第10図L
に示す如き擬似同期信号1となり、スイッチング回路6
川こ供給される。スイッチング回路6川ま前記のモノマ
ルチ53より第10図Jに示す如きパルスjがスイッチ
ングパルスとして印加され、このパルスjの正側期間で
、復調回路39よりの同図Mに示す再生復調映像信号m
を選択出力し、パルスjの負荷期間で合成回路57より
の擬似同期信号1を選択出力し、同期信号の先端の電位
を揃えて第10図Nに示す如き映像信号nを得る回路で
ある。この映像信号nは映像出力回路61にてカラー信
号成分等のプロセスを経て出力端子62より、フィール
ド周波数50HZ、1フィールド内の水平走査線数31
2.5本の映像信号が方式変換を伴って取り出される。
以上の構成により、再生時の映像信号に水平同期信号及
び擬似垂直同期信号を追加し、新たな映像信号nを作る
ようにしているため、再生信号の欠除期間には位相等の
連続した水平同期信号で補充され、また擬似垂直同期信
号iの位置の調整あるし・は回転ヘッド46a,46b
による1フィールド分の記録トラックの走査長さを移動
調整することにより、画面上の上方、下方に欠除期間を
等分に振り分けることが可能となる。
なお、本実施例では擬似垂直同期信号として、磁気テー
プから再生させる垂直同期信号を基にして作成したが、
これはインターレース関係を正しく保つためである。
プから再生させる垂直同期信号を基にして作成したが、
これはインターレース関係を正しく保つためである。
もし、記録時に奇数フィールドと偶数フィールドとの関
係と記録トラックの関係が規定されているものであれば
、あるいは簡易的な装置ではパルスを基に擬似垂直同期
信号を作成することもできる。また、再生信号欠除期間
には、上記の如く回転ヘッド46a,46bの回転に同
期した擬似垂直同期信号iを挿入する代りに、該欠除期
間に発生する雑音を抑圧し、黒レベル信号を挿入しても
実用上大なる問題はない。以上の実施例の如き設定によ
り、本発明方法による再生時の映像信号方式の変換が行
なわれる。なお、記録されている映像信号の1フィール
ド内の水平走査線数を異なる方式の水平走査線数を異な
る方式の水平走査線数として映像信号を再生するに際し
ては、上記の実施例に限定されるものでなく、要は記録
時の映像信号の1フィールド内の水平走査線数をN,、
回転ヘッドの1フィ−ルド分の走査軌跡長さを1,、ま
た再生時の映像信号の1フィールド内の水平走査線数を
N2としたときに、再生時の回転ヘッドの1フィード分
の走査軌跡長さ12を、12;帯. なる関係が成り立つように設定すればよい。
係と記録トラックの関係が規定されているものであれば
、あるいは簡易的な装置ではパルスを基に擬似垂直同期
信号を作成することもできる。また、再生信号欠除期間
には、上記の如く回転ヘッド46a,46bの回転に同
期した擬似垂直同期信号iを挿入する代りに、該欠除期
間に発生する雑音を抑圧し、黒レベル信号を挿入しても
実用上大なる問題はない。以上の実施例の如き設定によ
り、本発明方法による再生時の映像信号方式の変換が行
なわれる。なお、記録されている映像信号の1フィール
ド内の水平走査線数を異なる方式の水平走査線数を異な
る方式の水平走査線数として映像信号を再生するに際し
ては、上記の実施例に限定されるものでなく、要は記録
時の映像信号の1フィールド内の水平走査線数をN,、
回転ヘッドの1フィ−ルド分の走査軌跡長さを1,、ま
た再生時の映像信号の1フィールド内の水平走査線数を
N2としたときに、再生時の回転ヘッドの1フィード分
の走査軌跡長さ12を、12;帯. なる関係が成り立つように設定すればよい。
また、実施例では記録と再生が同じ2ヘッド方式VTR
であるので、回転ヘッドの回転速度を記録時のF2/F
,倍にしたが、異なる方式のVTRで再生する場合はこ
の関係が直ちにあてはまらないがいずれに方式のVTR
で再生した場合でも、再生時に、走査軌跡長さ12を走
査する時間が1/F2となる回転速度で回転ヘッドを回
転する点は常に成り立つ。次に音声信号の音程(ピッチ
)補正について説明する。
であるので、回転ヘッドの回転速度を記録時のF2/F
,倍にしたが、異なる方式のVTRで再生する場合はこ
の関係が直ちにあてはまらないがいずれに方式のVTR
で再生した場合でも、再生時に、走査軌跡長さ12を走
査する時間が1/F2となる回転速度で回転ヘッドを回
転する点は常に成り立つ。次に音声信号の音程(ピッチ
)補正について説明する。
本発明方式では、再生時の磁気テープ走行速度は記録時
と異なるために、再生される音声信号の音程が記録時の
音程と異なる。本実施例の場合、磁気テープ走行速度の
違いは記録時の6/5倍又は5/針音であるから、音程
の変化は20%以下であり、この程度であれば実用上は
大きな支障はないので音程の補正を行わずに再生音声信
号をそのまま用いてもよいが、変化率が大きい場合や、
正確な音程を再生時に必要とする場合には、原記録音声
信号の音程に戻すための補正をすることが望ましい。こ
の補正のためには、最近のディジタル・メモリを利用し
た手段や、バケット・ブリゲード.デバイス(BBD)
やチャージ・カップルド・デバイス(CCD)等の電荷
転送デバイスを使用した手段等の周知の技術を適用し得
る。上述の如く、本発明になる映像信号再生方法は、フ
ィールド周波数F,、1フィールド内の水平走査線数N
,の映像信号が記録時S,の速度で走行せしめられるテ
ープの長手方向に対して傾斜したトラックに回転ヘッド
により記録されたテ−プを、再生時のテープ走行速度S
2と再生時の回転ヘッドの1フィールド分の走査軌跡長
さ12とが、S2(F2/F.)S,12(N2/N,
.)1. となるようにテープ走行速度S2、回転ヘッドドラム径
及び該回転ヘッドドラムへのテープ巻付角度を選定する
と共に(但し、1,は記録時のヘッドの1フィールド分
の走査軌跡長さ、F2は再生された映像信号のフィール
ド周波数、N2は再生された映像信号の1フィールド内
の水平走査線数)、走査軌跡長さ12を走査する時間が
1/F2となる回転速度で回転せしめられる回転ヘッド
により再生するようにしたため、既記録映像信号をフィ
ールド周波数F2、1フィールド内の水平走査線数N2
の映像信号に変換して再生でき、言己録済テープを再生
するだけでよく、特に方式変換のための新たな記録・再
生をする必要が全くなく、したがって再生映像信号のS
N比の劣化や周波数特性の劣化は殆ど発生せず従来にく
らべて高品位の再生映像信号を得ることができ、また本
格的な方式変換であっても、フィールド画像内を細かく
分けて水平区間の情報を追加する重複使用や間引きが行
われるので、動きのある画像の場合には不自然さが生ず
る場合がいよいよあったのに対し、本発明方法によれば
そのような動きの不自然さは殆ど生ずることがなく、ま
た現在のへりカルスキャンニング方式VTRの技術を利
用した簡単な構成であるため、放送局仕様のものしかな
かった従来のものにくらべて、極めて安価で小型でしか
も実用的であり、VTRがカセット式テープの記録・再
生装置の形態をとり、同一形態のカセット式テープが世
界的に普及しつつある現在、互いに異なる映像信号方式
を採用する各地域間のテープ変換等が望まれているが、
この要求に対し記録済みテープの相互使用を行いうる本
発明方法による方式変換は極めて有効でVTRの利用価
値を一層高揚せしめることができる等の数々の特長を有
するものである。
と異なるために、再生される音声信号の音程が記録時の
音程と異なる。本実施例の場合、磁気テープ走行速度の
違いは記録時の6/5倍又は5/針音であるから、音程
の変化は20%以下であり、この程度であれば実用上は
大きな支障はないので音程の補正を行わずに再生音声信
号をそのまま用いてもよいが、変化率が大きい場合や、
正確な音程を再生時に必要とする場合には、原記録音声
信号の音程に戻すための補正をすることが望ましい。こ
の補正のためには、最近のディジタル・メモリを利用し
た手段や、バケット・ブリゲード.デバイス(BBD)
やチャージ・カップルド・デバイス(CCD)等の電荷
転送デバイスを使用した手段等の周知の技術を適用し得
る。上述の如く、本発明になる映像信号再生方法は、フ
ィールド周波数F,、1フィールド内の水平走査線数N
,の映像信号が記録時S,の速度で走行せしめられるテ
ープの長手方向に対して傾斜したトラックに回転ヘッド
により記録されたテ−プを、再生時のテープ走行速度S
2と再生時の回転ヘッドの1フィールド分の走査軌跡長
さ12とが、S2(F2/F.)S,12(N2/N,
.)1. となるようにテープ走行速度S2、回転ヘッドドラム径
及び該回転ヘッドドラムへのテープ巻付角度を選定する
と共に(但し、1,は記録時のヘッドの1フィールド分
の走査軌跡長さ、F2は再生された映像信号のフィール
ド周波数、N2は再生された映像信号の1フィールド内
の水平走査線数)、走査軌跡長さ12を走査する時間が
1/F2となる回転速度で回転せしめられる回転ヘッド
により再生するようにしたため、既記録映像信号をフィ
ールド周波数F2、1フィールド内の水平走査線数N2
の映像信号に変換して再生でき、言己録済テープを再生
するだけでよく、特に方式変換のための新たな記録・再
生をする必要が全くなく、したがって再生映像信号のS
N比の劣化や周波数特性の劣化は殆ど発生せず従来にく
らべて高品位の再生映像信号を得ることができ、また本
格的な方式変換であっても、フィールド画像内を細かく
分けて水平区間の情報を追加する重複使用や間引きが行
われるので、動きのある画像の場合には不自然さが生ず
る場合がいよいよあったのに対し、本発明方法によれば
そのような動きの不自然さは殆ど生ずることがなく、ま
た現在のへりカルスキャンニング方式VTRの技術を利
用した簡単な構成であるため、放送局仕様のものしかな
かった従来のものにくらべて、極めて安価で小型でしか
も実用的であり、VTRがカセット式テープの記録・再
生装置の形態をとり、同一形態のカセット式テープが世
界的に普及しつつある現在、互いに異なる映像信号方式
を採用する各地域間のテープ変換等が望まれているが、
この要求に対し記録済みテープの相互使用を行いうる本
発明方法による方式変換は極めて有効でVTRの利用価
値を一層高揚せしめることができる等の数々の特長を有
するものである。
第1図はへりカルスキャンニング方式VTRにより映像
信号及び音声信号を記録した時の磁気テープ上の記録パ
ターンの一例を示す図、第2図及び第7図は夫々本発明
方法を説明するための再生装置による磁気テープ上のト
ラックパターンの各例を示す図、第3図A,Bと第8図
A,Bとは夫々本発明方法を説明するための記録時及び
再生時の回転ヘッドドラム直径と磁気テープ巻付長さと
の関係の各例を示す概略図、第4図は本発明方法の第1
実施例のブロック系統図、第5図A〜Lは夫々第4図の
各部の波形を示すタイムチャ−ト、第6図A〜Cは夫々
第4図に示す実施例による再生時の1フィールド分のト
ラック長と記録トラックの1フィールド分のトラック長
との関係を示す図、第9図は本発明方法の第2実施例の
ブロック系統図、第10図A〜Nは夫々第9図の各部の
波形を示すタイムチャートである。 1・・・磁気テープ、2・・・映像信号記録トラック、
4…コントロールトラック、5…音声トラック、10・
・・直流モータ、33・・・画面上下調整用ボリューム
、42・・・標準方式映像信号出力端子、62…異方式
映像信号出力端子。 第1図 第2図 第3図 第6図 第4図 第7図 第8図 第5図 第9図 第10図
信号及び音声信号を記録した時の磁気テープ上の記録パ
ターンの一例を示す図、第2図及び第7図は夫々本発明
方法を説明するための再生装置による磁気テープ上のト
ラックパターンの各例を示す図、第3図A,Bと第8図
A,Bとは夫々本発明方法を説明するための記録時及び
再生時の回転ヘッドドラム直径と磁気テープ巻付長さと
の関係の各例を示す概略図、第4図は本発明方法の第1
実施例のブロック系統図、第5図A〜Lは夫々第4図の
各部の波形を示すタイムチャ−ト、第6図A〜Cは夫々
第4図に示す実施例による再生時の1フィールド分のト
ラック長と記録トラックの1フィールド分のトラック長
との関係を示す図、第9図は本発明方法の第2実施例の
ブロック系統図、第10図A〜Nは夫々第9図の各部の
波形を示すタイムチャートである。 1・・・磁気テープ、2・・・映像信号記録トラック、
4…コントロールトラック、5…音声トラック、10・
・・直流モータ、33・・・画面上下調整用ボリューム
、42・・・標準方式映像信号出力端子、62…異方式
映像信号出力端子。 第1図 第2図 第3図 第6図 第4図 第7図 第8図 第5図 第9図 第10図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フイールド周波数F_1、1フイード内の水平走査
線数N_1の映像信号が記録時S_1の速度で走行せし
められるテープの長手方向に対して傾斜したトラツクに
回転ヘツドにより記録されたテープを、再生時のテープ
走行速度S_2と再生時の回転ヘツドの1フイールド分
の走査軌跡長さl_2とが、S_2=(F_2/F_1
)S_1l_2=(N_2/N_1)l_1 となるようにテープ走行速度S_2、回転ヘツドドラム
径及び該回転ヘツドドラムへのテープ巻付角度を選定す
ると共に(但し、l_1は記録時のヘツドの1フイール
ド分の走査軌跡長さ、F_2は再生された映像信号のフ
イールド周波数、N_2は再生された映像信号の1フイ
ールド内の水平走査線数)、該走査軌跡長さl_2を走
査する時間が1/F_2となる回転速度で回転せしめら
れる回転ヘツドにより再生することにより、上記既記録
映像信号をフイールド周波数F_2、1フイールド内の
水平走査線数N_2の映像信号に変換して再生すること
を特徴とする映像信号再生方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53005225A JPS6033024B2 (ja) | 1978-01-23 | 1978-01-23 | 映像信号再生方法 |
US06/005,688 US4346397A (en) | 1978-01-23 | 1979-01-23 | Apparatus for reproducing a video signal of one system with conversion to a video signal of another system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53005225A JPS6033024B2 (ja) | 1978-01-23 | 1978-01-23 | 映像信号再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5498518A JPS5498518A (en) | 1979-08-03 |
JPS6033024B2 true JPS6033024B2 (ja) | 1985-07-31 |
Family
ID=11605240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53005225A Expired JPS6033024B2 (ja) | 1978-01-23 | 1978-01-23 | 映像信号再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033024B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02111617U (ja) * | 1989-02-23 | 1990-09-06 | ||
JPH0315327U (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-15 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928267A (ja) * | 1982-08-09 | 1984-02-14 | Nec Corp | プログラム演奏時間圧縮伸長装置 |
JPS59133777A (ja) * | 1983-01-19 | 1984-08-01 | Canon Inc | ビデオ信号処理方法 |
-
1978
- 1978-01-23 JP JP53005225A patent/JPS6033024B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02111617U (ja) * | 1989-02-23 | 1990-09-06 | ||
JPH0315327U (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5498518A (en) | 1979-08-03 |
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