JPS6033026B2 - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

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JPS6033026B2
JPS6033026B2 JP53005227A JP522778A JPS6033026B2 JP S6033026 B2 JPS6033026 B2 JP S6033026B2 JP 53005227 A JP53005227 A JP 53005227A JP 522778 A JP522778 A JP 522778A JP S6033026 B2 JPS6033026 B2 JP S6033026B2
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JP
Japan
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signal
field
rotating
recording
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善彦 大田
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は映像信号再生装置に係り、磁気テープに記録さ
れた映像信号を再生するに際し、ヘリカルスキャンニン
グ方式の磁気録画再生装置(以下VTRという)の性質
を巧みに利用することにより、簡単な構成でしかも高品
位に1フィールド当りの水平走査線数が、記録映像信号
よりも多い映像信号に変換を伴って再生し得る装置を提
供することを目的とする。
現在、テレビジョンの映像信号方式としては、日本、米
国等で用いられているフィールド周波数60HZ(但し
、カラー映像信号の場合、正確には59.94HZ)で
1フィールド内の水平走査線数262.5本の方式(以
下、これを標準方式という)と、欧州等で用いられてい
るフィールド周波数50HZで1フィールド内の水平走
査線数312.5本の方式(以下、これを異方式という
)の2つの方式が主流となっている。
その他、フィールド周波数と1フィールド内の水平走査
線数の組合せとして、50日2、202.5本の方式や
、50HZ、409.5本の方式等種々の方式が採用さ
れてはいるが、カラー放送の本格的普及に伴い、上記の
標準方式と異方式とに集約されている。映像信号方式と
しては、フィールド周波数と1フィールド内の水平走査
線数の違いの他に、色信号の伝送形態により、更にNT
SC方式、PAL方式、SECAM方式に分類できるこ
とは周知の通りである。
この色信号の伝送形態の違いについては、電気的な処理
により相互の変換は比較的容易に行なえる。しかし、フ
ィールド周波数と1フィールド内の水平走査線数とを変
換する、いわゆる方式変換は従来極めて複雑で大掛りな
装置を必要としていた。すなわち、従釆はフィールド周
波数と水平走査線数とを変換する、いわゆる方式変換を
必要とするのは、異なった地域間(例えば欧州と日本)
での国際中継のように、主として放送局相互の間での問
題であったため、この方式変換は極めて厳格な規格に合
致した変換を行なわなければならず、そのため、大掛り
な電子変換装置が用いられていた。現在の進歩した電子
変換装置は、映像信号を一旦デジタル信号に変換し、多
量のデジタルメモリに記憶した後、必要な順序で読み出
し、元の映像信号に復元させるもので、この記憶と読み
出しの時間比を操作することにより、フィールド周波数
と水平走査線数の変換を行なうものである。しかるに、
この電子変換装置は、極めて大掛りで高価となるという
欠点があった。このような電子変換装置が完成する以前
には、幾多の装置が案出され、実用に供されていた。最
も簡単な装置は、A映像信号方式による画像をブラウン
管上に出し、その画面をB映像信号方式によるテレビジ
ョンカメラで撮唆し、B映像信号を得るものである。ま
た磁気記録を利用し、VTRの録・再を繰り返し、記録
と再生間に時間軸関係をずらすことにより、方式変換を
行なう手段も試みられている(例えば、ヘリカルスキヤ
ンニングVTRにおいて、記録トラックと再生トラック
との位置差が最も大なる所へ補助ヘッドを設けてフィー
ルド周波数の変換を行なう特公昭38−23713号記
載の発明、ある肘、志(瓜肌nの最4・公倍数)秒間に
順次L/m個分のトラックを再生することによりフィー
ルド周波数の変換を行なう特公昭39−1066号記載
の発明、あるいはアンベツクス型VTRでヘッドを6(
又は5)個で記録し、再生時にはドラム径を変えて5(
又は6)個のヘッドで再生することにより、水平走査線
数を変える特公昭39一8855号記載の発明等)。
しかるに、この手段はフィールド周波数の変換と水平走
査線数の変換を分けて行ない、目的別に3種類のVTR
を用意し、都合3回の鍵・再の繰り返し‘こより方式変
換を行なうという大掛りなものとなるという欠点があっ
た。しかも、特に方式変換のために、新たに磁気記録再
生を繰り返すので、映像信号のSN比の劣化や周波数特
性の劣化が発生するという欠点があった。また、ヘリカ
ルスキャンニング方式のVTRでは、記録トラック軌跡
がテープ長手方向に対し斜めに形成されることにより、
隣接するトラック間では水平走査線数の順位が一定値ず
れる性質を利用し、再生軌跡を記録軌跡からすらして走
査し、再生トラックが隣りのトラックに乗り移る毎に水
平走査線数が減る(又は増す)と同時に、回転磁気ヘッ
ドの回転数を変えることにより、フィールド周波数の変
換を同時に行なう手段が従来あった(特公昭42−37
27号、特公昭42−10350号)。
しかし、この手段は、再生時にトラックを乗り変える点
で雑音が発生するため、信号の記録方式を選ばなくては
ならない欠点があり、特に現在のVTRの主流であるF
M信号記録方式には通さない。一方、磁気テープを共通
に使用する装置では、異なる映像信号方式で記録された
記録済みテープをその記録時と同じ条件で再生し、モニ
ターテレビジョン受像機もその映像信号方式に合わせて
切換えて受像することが行なわれる。この場合、モニタ
ーテレビジョン受像機は垂直同期と水平同期を合わせ、
画面上の振幅を合わせることにより、記録時と同じ映像
信号方式に合わせることは簡単にできる。信号がカラー
映像信号の場合には、色信号成分をその地域の色信号方
式に近付けるよう変換する場合もある。しかし、この方
法は厳密には記録と同じ条件で再生するものであるから
、方式変換ではなく、またモニターテレビジョン受像機
も少なくとも2種類の映像信号方式が受像できるもので
あるから特殊となり、一般的ではない。
本発明は上記の従来の諸欠点を悉く除去すると共に、他
方式による記録済みテープをそのまま再生すると同時に
特に水平走査線数の多い映像信号への方式変換を行ない
、その地域の一般のテレビジョン受像機で受像できるよ
うにしたものであり、以下図面と共にその各実施例につ
き説明する。第1図は2ヘッド方式のへりカルスキャン
ニング方式のVTRで映像信号及び音声信号を記録した
ときの磁気テープの記録パターンの一例を示す。
1は磁気テープで、この磁気テープ1上を走査する2個
の回転ヘッド(図示せず)により、交互に映像信号の1
フィールド分が、テープ長手方向上煩斜した1本のトラ
ックとして顔次記録される。
第1図中、2はこの映像信号記録トラックを示す。この
映像信号記録トラック2の或るトラックの上端部分と次
のトラックの下端部分には通常異なる回転へッド‘こよ
り同一の映像情報が記録されている。映像信号記録トラ
ック2に対応して、テープ下側織部には固定した磁気ヘ
ッド(図示せず)でコントロール信号3がパルス状に記
録されてコントロールトラック4が形成されている。5
は音声トラックで、固定した磁気ヘッド(図示せず)で
音声信号が記録されている。
上記のような周知のへIJカルスキヤンニング方式のV
TRにより形成された記録トラックパターンを有する磁
気テープ1を、記録時とは異なるテープ走行速度で再生
した場合、単位時間あたりの再生トラックの数はテープ
走行速度の比に応じて変ることは明らかである。
例えば単位時間あたり60トラックで記録したものを、
再生時に記録時の5/針音のテープ走行速度で走行させ
ると、単位時間あたり再生される映像信号トラック2の
数は、50本となる。またこの時、コントロールトラッ
ク4から再生されたコントロールパルスは、記録時の5
/針音の繰り返し周波数となる。したがって、再生され
るコントロールパルスに対応した映像信号記録トラック
2を順次走査すると、再生時には記録時とは異なったフ
ィールド周波数の映像が得られ、この場合、映像信号記
録トラック2の重複再生や間引き再生をせずともフィー
ルド周波数の変換が行なわれる。
一方、記録された1フィールド分の1本の映像信号記録
トラックに含されている水平走査線数は、前述したよう
にその映像信号方式の種類によって異なっている。もし
、再生時に1本の記録トラックよりも短かし、(又は長
い)範囲のトラック部分を1フィールドとして利用した
ならば、1フィールド内の水平走査線数はその利用した
記録トラックの長さの割合で変化する。したがって、現
に記録されている1フィールド分1本の映像信号記録ト
ラック2を、その長さ(トラック長)と異なる長さで再
生して1フィールド分として再生時に利用することによ
り、水平走査線数の変換が行なわれる。ただ、この場合
には、再生時に必要な水平走査線数に対して、記録され
ている1本あたりの映像信号記録トラック2の水平走査
線数が少ない場合と多い場合とが生ずる。多い場合には
映像信号記録トラック2の水平走査線の一部を切り捨て
ればよいが、本発明装置のように水平走査線数の多い映
像信号方式に変換する場合には1トラック当りの言己鍵
水平走査線が少ないので後述する如く回転ヘッドは1本
の映像信号記録トラック2の長さ以上の長さを走査する
ことになる。従って、この映像信号記録トラック2が形
成されていない磁気テープ1上を走査した時に再生信号
の欠如が生ずるため、後述する如き電気的な何らかの補
正手段が必要となる。本発明装置は以上の点に鑑みなさ
れたものであり、これはへりカルスキャンニング方式の
VTRの性質を巧みに利用した極めて自然な形の方式変
換であるから、簡単な構成で方式変換できるものである
本発明装置のフィールド周波数及び水平走査線数の変換
の動作につき、第1図に示す如き記録パターンを有する
磁気テープを再生する場合を例にとって説明する。
いま、第1図に示す映像信号記録トラック2には、フィ
ールド周波数60HZ、1フィールド内の水平走査線数
252.5本の標準方式の映像信号が記録されているも
のとし、また記録時のテープ走行速度がS,であるもの
とする。この磁気テープをフィールド周波数50HZ、
1フィールド内の水平走査線数312.5本の異方式の
映像信号に変換して再生する場合につき説明するに、ま
ず再生装置の磁気テープ走行速度S2はS2:さ.に選
定される。
これにより、単位時間あたり再生される映像信号記録ト
ラック2の数は、記録時の5/針音となり、また再生コ
ントロール信号の繰り返し周波数も記録時の5/6倍に
なる。従って、コントロール信号に同期して回転ヘッド
を駆動する周知の回転ヘッドサーボにより、各トラック
に対し回転ヘッドは1対1で対応する。なお、上記のテ
ープ走行速度S2の選定により、記録情報の再生時間は
記録時間の6/針音となる。従って、記録再生される映
像信号が特に正確な時間関係で再生される必要がある場
合は問題となるが、このような場合は極めて稀であり、
時間の変化は記録時の20%以下であり、この程度であ
れば実用上殆ど問題とはならない。次に、1フィールド
内の水平走査線数を312.5本に変換するために、回
転ヘッドドラムの直径値を第3図BにD2で示す如く、
記録時の回転ヘッドドラムの直径値(同図AにD,で示
す)の312.5/262.3苔し、すると共に、回転
ヘッドの走査軌跡角度を記録時のそれと等しくするため
に回転ヘッドドラムに対する磁気テープの巻付け長さ(
角度)を調整する。
すなわち、第3図Aに示す記録時の回転ヘッドドラム7
に巻付けられている磁気テープ1の長さと等しくなるよ
うに、同図Bに示す如く再生時の回転ヘッドドラム9に
磁気テープーを巻付ける。従って、磁気テープ1の回転
ヘッドドラムの1800巻付け分は、記録時には第1図
にW,で示す如き長さであるのに対し、再生時には第2
図にW2で示す如く長くなることは、第3図A,Bより
も明らかである。なお、第3図A,B中、6a,6bは
回転ヘッドドラム7に180o対向して取付けられた回
転ヘッド、8a,8bには回転ヘッドドラム9に18ぴ
対向して取付けられた回転ヘッドである。再生装置が第
2図に示す如きトラックパターンを形成する場合には、
回転ヘッド8a,8bの回転数を記録時の5/6倍(2
ヘッド方式の場合25HZ)にすることにより、回転磁
気ヘッド8a,8bは再生コントロール信号に対して記
録トラック2上を正確に走査する。第2図において、1
フィールド分の再生トラック長さは、記録トラックの長
さよりも長くなる。
したがって、再生時において、1本の記録トラック走査
時の始まり付近と終り付近では再生信号が欠如すること
になる。相隣る記録トラックにおいて、映像信号の同一
情報部分が記録されている部分が短かし、場合は、この
欠如期間が長くなるので、そこに発生する雑音等を抑圧
すると共に、水平同期信号を補充することが望ましい。
また、磁気テープ1に記録されている垂直同期信号を再
生時に利用すると、モニターテレビジョン受像機では、
画面の下方に情報の欠除期間が現れることになる。
そこで、画面の上方と下方に等分の欠除期間が現れるよ
うにするには、再生された垂直同期信号より以前に有効
な擬似垂直同期信号を挿入するとよい。第4図は再生時
に再生信号が欠如する期間に、別個に用意した水平同期
信号を挿入すると共に、磁気テープーから再生される垂
直同期信号をもとに擬似垂直同期信号を生成し、これを
映像信号に有せしめる手段を示した本発明装置の一実施
例のフロック系統図で、第3図Bと同一部分には同一符
号を付してある。
まず、回転ヘッドの回転制御系について説明する。回転
ヘッド8a,8bが180o対向して配設されている回
転ヘッドトラック9は直流モータ1川こ直結されて駆動
せしめられるような構成とされており、その回転はマグ
ネット11と2つの回転パルスヘッド12a,12bと
により検出される。回転パルスヘッド12a,12bは
夫々回転ヘッドドラム9の1回転につき1つの回転パル
スを出力し、この回転パルスは夫々単安定マルチ/ゞィ
ブレ−夕(以下モノマルチという)13,14に入力さ
れ、夫々の遅延時間が若干調整されて回転パルスヘッド
12a,12bの取付け位置誤差が修正される。モノマ
ルチ13,14の各出力パルスはフリップフロップ15
を交互にトリガーして、このフリツプフロツプ15より
第5図Aに示す如き対称矩形波aを発生させる。この対
称矩形波である回転パルスaは台形波発生回路16によ
り第5図Bに示す如き台形波bとされた後サンプリング
回路17に印加される。一方、コントロールヘッド18
には前記コントロールトラック4からの信号が再生され
、アンプ19を経て第5図Cに示す如きパルスcがモノ
マルチに入力されて遅延時間が調整された後次のサンプ
リングパルス発生回路21により同図Dに示す如きサン
プリングパルスdが得られる。
このサンプリングパルスdは前記のサンプリング回路1
7に印加されれて台形波bの傾斜部分をサンプリングす
る。サンプリングされた台形波bはホールド回路22に
より連続した電圧として取り出された後直流アンプ23
に供給され、ここで入力端子24により入来する別個に
用意した直流モータ10の周波数弁別出力電圧と合成さ
れた後、更に駆動回路25を経て直流モータ1川こ加え
られる。以上の周知のヘッドトラッキングサーブ系によ
り、回転ヘッド8a,8bの回転位相、速度が制御され
、回転ヘッド8a,8bは映像信号記録トラック上を正
確に走査せしめられる。次に擬似垂直同期信号を作成し
、これを再生映像信号に有せしめる動作につき説明する
回転ヘッド8a,8bにより磁気テープ(第4図には図
示せず)上の映像信号記録トラック2に記録されている
信号が交互に再生され、回転ヘッド8aにより再生され
た信号はプリアンプ26により第5図Aに示す如き再生
信号aとして取り出され、回転ヘッド8bにより再生さ
れた信号はプリアンプ27より同図Bに示す如き再生信
号bとして取り出される。両再生信号a,bは第5図A
,Bに示すように垂直同期信号部が1回の回転ヘッド8
a,8bの走査毎に夫々2個所含まれている場合がある
。また、モノマルチ13,14の出力は第5図D,Eに
示すパルスd,eとなり、従ってフリツブフロップ15
の出力は同図Fに示す如きパルスfとなる。スイッチン
グ回路29はこのパルスfをスイッチングパルスとして
印加されるから、その出力信号は第5図Cに示す如く、
再生信号aとbとが交互に継ぎ合わされた再生信号cと
され、復調回路29により復調されて元の映像信号とさ
れる。この復調回路29の再生映像信号は、第5図Mに
mで示す如く信号の欠如期間(この期間で雑音が発生す
る)と垂直同期信号(記録オーバーラップにより、再生
時2つある場合がある)とが含まれている。この再生映
像信号mは、同期分離回路3川こ供給され、ここで水平
、垂直の複合同期信号が分離された後垂直同期分離回路
31及びゲート回路32に夫々供給される。
垂直同期分離回路31により複合同期信号から垂直同期
信号が分離されたゲート回路33に供聯合される。一方
、前記モノマルチ13,14の出力パルスd,eは、モ
ノマルチ34をトリガーし、更にこのモノマルチ34の
出力によってモノマルチ35をトリガーして、これより
第5図Gに示す如く、再生信号cの垂直同期信号部に対
応する位相関係のパルスgが取り出される。
このパルスgはゲートパルスとして前記ゲート回路33
に印加される一方、モノマルチ36に印加され、その立
下りでこれをトリガーする。従ってゲート回路33より
回転ヘッド8a又は8bが記録トラックを1本走査する
毎に第5図日に示す如く所定位相の垂直同期信号hのみ
が取り出され、縦線接続されたモノマルチ37,38に
より正確にインターレースさせるため、約1フレーム弱
の期間に相当する期間遅らされたパルスとされた後、次
の擬似垂直同期信号発生回路39により第5図1に示す
如きパルスが擬似垂直同期信号iとして得られる。この
擬似垂直同期信号iは合成回路401こ供給され、ここ
で後述する水平同期信号発生回路42により水平同期信
号と合成される。ここで、モノマルチ37,38により
約1フレーム弱の期間、入力パルスを遅延するのは次の
理由による。
本実施例では記録時と再生時共に2ヘッド方式VTRを
使用するが、記録時のVTRと再生時のVTRは、方式
変換を行なうということから異なるのが前提である。よ
って、記録時のVTRと再生時のVTRとの間でヘッド
の取付角度誤差が通常であり、それによりフィールド毎
の時間誤差が発生するから、その誤差と垂直同期信号と
は一致関係にある必要があるので、2個の回転ヘッドの
再生垂直同期信号は1フレーム弱遅らされて、次に同じ
回転ヘッドが再生する映像信号の垂直同期信号として用
いると、一致関係はずれないからである。仮に、上記の
ヘッドの取付角度誤差が63.5仏sec分あるとする
と、1フィールド弱遅延した場合は垂直同期信号とその
次に続く映像信号とはIHの位置誤差となり、正規にイ
ンターレースしないことになる。しかし、上記へッド取
付角度誤差が小さい場合には、一方の回転へッド‘こよ
り再生垂直同期信号を約1フィールド分遅延して、次の
フィ−ルドを再生する他方の回転ヘッドの再生映像信号
の垂直同期信号として使うようにしても何ら不都合はな
い。
前記同期分離回路30より取り出された複合同期信号は
、ゲ−ト回路32にも供給され、ここでモノマルチ36
よりの第5図Jに示すゲートパルスiによりその正側の
期間のみ通過せしめられる。
従って、ゲート回路32より第5図Kに示す如き水平同
期信号kが得られこの水平同期信号kは、内部に自動周
波数制御(AFC)を含む同期結合発振回路41に供給
される。この同期結合発振回路41は入力の水平同期信
号kが欠除している期間も直前の位相で連続して発振す
る回路である。この同期結合発振回路41の発振出力は
、水平同期信号発生回路42で位相とパルス幅が調整さ
れ、映像信号の水平同期信号と等価の信号(擬似水平同
期信号)を作成し、前述の合成回路40において擬似垂
直同期信号iと合成される。この合成回路40の出力信
号は第5図Lに示す如き擬似同期信号そとなり、スイッ
チング回路43に供給される。スイッチング回路43は
、前記のモノマルチ36より第5図Jに示す如きパルス
iがスイッチングパルスとして印加され、このパルスi
の正側期間で、復調回路29より同図Mに示す再生復調
映像信号mを選択出力し、パルスiの負側期間で合成回
路40よりの擬似同期信号〆を選択出力し、同期信号の
先端の電位を揃えて第5図Nに示す如き映像信号nを得
る回路である。
この映像信号nは映像出力回路44にてカラー信号成分
等のプロセスを経て出力端子45より、フィールド周波
数50HZ、1フィールド内の水平走査線数312.5
本の映像信号が方式変換を伴って取り出される。以上の
構成により、再生時の映像信号に水平同期信号及び擬似
垂直同期信号を追加し、新たな映像信号nを作るように
しているため、再生信号の欠除期間には位相等の連続し
た水平同期信号で補充され、また擬似垂直同期信号iの
位置の調整あるいは回転ヘッド8a,8bによる1フィ
ールド分の記録トラックの走査長さを移動調整すること
により、画面上の上方、下方に欠除期間を等分に振り分
けることが可能となる。なお、本実施例では擬似垂直同
期信号として、磁気テープから再生される垂直同期信号
を基にして作成したが、これはインターレース関係を正
しく保つためである。
もし、記録時に奇数フィールド偶数フィールドとの関係
と、映像信号記録トラックの関係が規定されているもの
であれば、あるいは簡易的な装置では、例えばモノマル
チ35の出力パルスgを直接スイッチング回路43に印
加するなどの構成により、回転パルスを基に擬似垂直同
期信号を作成することもできる。また、再生信号欠除期
間には、上記の如く回転ヘッド8a,8bの回転に同期
した擬似垂直同期信号iを挿入する代りに、該欠除期間
に発生する雑音を抑圧し、黒レベル信号を挿入しても実
用上大なる問題はない。以上の実施例の如き設定により
、本発明装置による再生時の映像信号方式の変換が行な
われる。
なお、記録されている映像信号の1フィールド内の水平
走査線数を異なる方式の水平走査線として映像信号を再
生するに際しては、上記の実施例に限定されるものでは
なく、要は記録時の映像信号の1フィールド内の水平走
査線数をN,、回転ヘッドの1フィールド分の走査軌跡
長さをそ,、また再生時の映像信号の1フィールド内の
水平走査線数をN2としたときに、再生時の回転ヘッド
の1フィールド分の走査軌跡長ごそ2 を、夕2i静. なる関係が成り立つように設定すればよい。
但し、N,くN2である。また、実施例では記録と再生
が同じ2ヘッド方式VTRであるので、回転ヘッドの回
転速度を記録時のF2/F,倍にしたが、異なる方式の
VTRで再生する場合はこの関係が直ちにあてはまらな
いが、いずれの方式のVTRで再生した場合でも、再生
時に走査軌跡長さ〆2を走査する時間が1/F2となる
回転速度で回転ヘッドを回転する点は常に成り立つ。
次に音声信号の音程(ピッチ)補正について説明する。
本発明装置では、再生時の磁気テープ走行速度は記録時
とは異なるため、再生された音声信号の音程が記録時の
音程と異なる。本実施例の場合、磁気テープ走行速度の
違いは記録時の5′6倍であるから、音程の変化は20
%以下であり、この程度であれば実用上は大きな支障は
ないので音程の補正を行わずに再生音声信号をそのまま
用いてもよいが、変化率が大きい場合や、正確な音程を
再生時に必要とする場合には、原記録音声信号の音程に
戻すための補正をすることが望ましい。この補正のため
には、最近のデジタル・メモリを利用した手段や、バケ
ット・ブリゲード・デバイス(BBD)やチヤージ・カ
ップルド・デバイス(CCD)等の電荷転送デバイスを
使用した手段等の周知の技術を適用し得る。上述の如く
、本発明になる映像信号再生装置は、フィールド周波数
F,、1フィールド内の水平走査線数N,の映像信号が
、記録時S,の速度で走行せしめられるテ−プの長手方
向に対して傾斜したトラックに回転へッド‘こより記録
されたテープを、再生時のテープ走行速度S2と再生時
の複数の回転ヘッドの1フィールド分の走査軌跡長さそ
2とが、S2=幹 そ2=静. となるようにテープ走行速度S2、回転ヘッドドラム径
及び該回転ヘッドドラムのテープ巻付角度が選定される
と共に(但し、Z,は記録時のヘッドの1フィールド分
の走査軌跡長さ、F2は再生された映像信号のフィール
ド周波数、N2は再生された映像信号の1フィールド内
の水平走査線数でN2>N,)、走査軌跡長さ夕2 を
走査する時間が1/下2となる回転速度で回転せしめら
れる上記複数の回転へッド‘こより上記記録トラックの
上記長さそ,の全範囲が上記長さ〆2の範囲内に含ま−
れるように回転ヘッドドラムへ巻き付けられたテープの
既記録映像信号を再生する装置と、上記既記録映像信号
から再生分離して得た垂直同期信号を略整数フィールド
期間弱に相当する時間遅延して得た信号を擬似垂直同期
信号として出力する信号作成回路とを有するため、既記
録映像信号をフィールド周波数F2、1フィールド内の
水平走査線数N2の変換を伴って映像信号を再生するに
際し、再生映像信号の欠除期間を補正すると同時に、画
面の上方と下方に振り分けることができ、記録済テープ
を再生するでけでよく、したがって再生映像信号のSN
比の劣化や周波数特性の劣化は殆ど発生せず従来にくら
べて高品位の再生映像信号を得ることもでき、また本格
的な方式変換であっても、フィールド画像内を細かく分
けて水平区間の情報を追加する重複使用や間引きが行わ
れるので、動きのある画像の場合には自然さが生ずる場
合がいまいまあったのに対し、本発明装置によればその
ような動きの不自然さが殆ど生ずることがなく、また現
在のへIJカルスキヤンニング方式VTRの技術を利用
した簡単な構成であるため、放送局仕様のものしかなか
った従来のものに〈らべて、極めて安価で小型しかも実
用的である。
また信号作成回路により該擬似垂直同期信号を生成する
ための遅延時間は略偶数フィールド期間弱であり、該複
数の回転ヘッドは回転体に180o対向して取付けられ
た2個の回転ヘッドであるため、記録時のVTRとの回
転ヘッドの取付角度誤差が数十山secと比較的大きく
ても、回転ヘッドの取付角度誤差によるフィールド毎の
時間誤差は生ぜず、正規のインターレース関係をあらゆ
る記録済テープに対して常に正しく保持させることがで
き、また複数の回転ヘッドの回転制御系の一部より取り
出した回転パルスより作成したゲートパルスにより、上
記複数の回転ヘッドより再生した再生信号中、垂直同期
期間以外の期間の有効信号をゲート出力すると共に、こ
の再生信号の垂直同期期間に上記擬似垂直同期信号と上
記有効信号中の水平同期信号に同期した擬似水平同期信
号とを時系列的に合成して擬似同期信号を得る回路を有
して再生するようにしたため、再生映像信号欠除期間が
長くてもそこに発生する雑音等を抑圧しえて良好な再生
画像を得ることができ、VTRがカセット式テープの記
録、再生装置の形態をとり、同一形態のカセット式テー
プが世界的に普及しつつある現在、互いに異なる映像信
号方式を採用する各地城間のテープ交換等が望まれてい
るが、この要求に対し記録済みテープの映像信号方式の
1フィールド内の水平走査線数を、多い水平走査線数の
他の映像信号方式へ変換しうる本発明装置は極めて有効
でVTRの利用価値を一層高揚せしめることができる等
の数々の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はへりカルスキャンニング方式VTRにより映像
信号及び音声信号を記録したときの磁気テープ上の記録
パターンの一例を示す図、第2図は本発明装置を説明す
るための再生装置による磁気テープ上のトラックパター
ンの一例を示す図、第3図A,Bは夫々本発明装置を説
明するための記録時及び再生時の回転ヘッドドラム直径
と磁気テープ巻付け長さとの関係の例を示す概略図、第
4図は本発明装置の一実施例のブロック系統図、第5図
A〜Nは夫々第4図の各部の波形のタイムチャートであ
る。 1・・・磁気テープ、2・・・映像信号記録トラック、
4…コントロールトラック、5…音声トラック、10…
直流モータ、39・・・擬似垂直同期信号発生回路、4
5・・・異方式映像信号出力端子。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フイールド周波数F_1,1フイールド内の水平走
    査線数N_1の映像信号が、記録時S_1の速度で走行
    せしめられテープの長手方向に対して傾斜したトラツク
    に回転ヘツドにより記録されたテープを、再生時のテー
    プ走行速度S_2と再生時の複数の回転ヘツドの各々の
    1フイールド分の走査軌跡長さl_2とが、S_2=(
    F_2/F_1)S_1 l_2=(N_2/N_1)l_1 となるようにテープ走行速度S_2,回転ヘツドドラム
    径及び該回転ヘツドドラムのテープ巻付角度が選定され
    ると共に(但し、l_1は記録時のヘツドの1フイール
    ド分の走査軌跡長さ,F_2は再生された映像信号のフ
    イールド周波数,N_2は再生された映像信号の1フイ
    ールド内の水平走査線数でN_2>N_1)、該走査軌
    跡長さl_2を走査する時間が1/F_2となる回路速
    度で回転せしめられる上記複数の回転ヘツドにより上記
    記録トラツクの上記長さl_1の全範囲が上記長さl_
    2の範囲内に含まれるように回転ヘツドドラムへ巻き付
    けられたテープの既記録映像信号を再生する装置と、上
    記既記録映像信号から再生分離して得た垂直同期信号を
    略整数フイールド期間弱に相当する時間遅延して得た信
    号を擬似垂直同期信号として出力する信号作成回路とを
    有することも特徴とする映像信号再生装置。 2 該信号作成回路により該擬似垂直同期信号を生成す
    るための遅延時間は略偶数フイールド期間弱であり、該
    複数の回転ヘツドは回転体に180°対向して取付けら
    れた2個の回転ヘツドであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の映像信号再生装置。 3 フイールド周波数F_1,1フイールド内の水平走
    査線数N_1の映像信号が、記録時S_1の速度で走行
    せしめられるテープの長手方向に対して傾斜したトラツ
    クに回転ヘツドにより記録されたテープを、再生時のテ
    ープ走行速度S_2と再生時の複数の回転ヘツドの各々
    の1フイールド分の走査軌跡長さl_2とが、S_2=
    (F_2/F_1)S_1 l_2=(N_2/N_1)l_1 となるようにテープ走行速度S_2,回転ヘツドドラム
    径及び該回転ヘツドドラムのテープ巻付角度が選定され
    ると共に(但し、l_1は記録時のヘツドの1フイール
    ド分の走査軌跡長さ,F_2は再生された映像信号のフ
    イールド周波数,N_2は再生された映像信号の1フイ
    ールド内の水平走査線数でN_2>N_1)、該走査軌
    跡長さl_2を走査する時間が1/F_2となる回転速
    度で回転せしめられる上記複数の回転ヘツドにこより上
    記記録トラツクの上記長さl_1の全範囲が上記長さl
    _2の範囲内に含まれるように回転ヘツドドラムへ巻き
    付けられたテープの既記録映像信号を再生する装置と、
    上記既記録映像信号から再生分離して得た垂直同期信号
    を略整数フイールド期間弱に相当する時間遅延して得た
    信号を擬似垂直同期信号として出力する信号作成回路と
    、上記複数の回転ヘツドの回転制御系の一部より取り出
    した回転パルスより作成したゲートパルスにより、上記
    複数の回転ヘツドより再生した再生信号中、垂直同期期
    間以外の期間の有効信号をゲート出力すると共に、この
    再生信号の垂直同期期間に上記擬似垂直同期信号と上記
    有効信号中の水平同期信号に同期した擬似水平同期信号
    とを時系列的に合成して擬似同期信号を得る回路とを有
    することを特徴とする映像信号再生装置。 4 該信号作成回路により該擬似垂直同期信号を生成す
    るための遅延時間は略偶数フイールド期間弱であり、該
    複数の回転ヘツドは回転体に180°対向して取付けら
    れた2個の回転ヘツドであることを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の映像信号再生装置。
JP53005227A 1978-01-23 1978-01-23 映像信号再生装置 Expired JPS6033026B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53005227A JPS6033026B2 (ja) 1978-01-23 1978-01-23 映像信号再生装置
US06/005,688 US4346397A (en) 1978-01-23 1979-01-23 Apparatus for reproducing a video signal of one system with conversion to a video signal of another system

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JPS5498520A JPS5498520A (en) 1979-08-03
JPS6033026B2 true JPS6033026B2 (ja) 1985-07-31

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JP53005227A Expired JPS6033026B2 (ja) 1978-01-23 1978-01-23 映像信号再生装置

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JPS5498520A (en) 1979-08-03

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