JPS603266B2 - 搬送色信号の位相調整方式 - Google Patents

搬送色信号の位相調整方式

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JPS603266B2
JPS603266B2 JP54116204A JP11620479A JPS603266B2 JP S603266 B2 JPS603266 B2 JP S603266B2 JP 54116204 A JP54116204 A JP 54116204A JP 11620479 A JP11620479 A JP 11620479A JP S603266 B2 JPS603266 B2 JP S603266B2
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color television
television signal
composite color
phase adjustment
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征彦 阿知葉
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Hitachi Ltd
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Hitachi Denshi KK
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase

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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は搬送色信号の位相調整方式、すなわち、NTS
C方式やPAL方式のようにカラーテレビジョン信号の
色信号が副搬送波周波数で変調されて輝度信号に重畳さ
れた複合カラーテレビジョン信号の搬送色信号(クロマ
信号)の位相を調整する方式に関するものである。
テレビジョン信号の処理として、現在の入力信号と1フ
レーム前の信号とを比較して、そのフレーム間の差信号
の大小によって画像の動きを検出し、動きのあった部分
のみを符号化して伝送情報量を低減したり、動きのない
部分のみ過去の信号をくり返し出力することによって雑
音を軽減する技術あるいはーフレームの画像信号を記録
し、これから静止画像を得る技術が知られている。
このような信号処理において、NTSC方式やPAL方
式などの複合カラーテレビジョン信号では副搬送波の信
号の位相が水平走査期毎にNTSC方式の場合は180
o、PAL方式の場合は900異なるようになっている
、したがって、1フレーム前の信号に対しても180o
(NTSC)、あるいは900(PAL)の位相差があ
る。したがって、そのフレーム間の差信号から被写体の
動きを検出する場合、被写体は静止しているにも係らず
、色信号の位相差が原因となって大きな差信号を発生し
、動きあるいは変化があるように判断してしまうことが
ある。このため、搬送色信号の位相がフレーム間で一致
するように搬送色信号の位相調整回路を用い、1フレー
ム前の信号の搬送色信号の位相を現信号に合せることが
必要となる。従釆、複合カラーテレビジョン信号の搬送
色信号の位相を調整する方式として後に第1図で詳細に
説明する如く、位相調整しようとする現在の入力信号に
対し、1水平走査周期前あるいは後の走査線の信号を利
用するものがある。
この従来の搬送波色信号の位相調整方式では画像の垂直
方向に色変化があった場合、あるいは輝度信号に斜め周
波数成分がある場合正しい搬送色信号が得られないため
、現在の入力信号と1フレーム前の信号との差信号から
被写体の動き情報を検出する場合、誤った動作を行なう
ことがあり、高精度の搬送色信号の位相調整装置の開発
が望まれていた。さらに、フレームメモリに1フレーム
のNTSC信号を記憶し、これをくり返し読み出す静止
画像再生装置の場合にも、1フレームおきに、上述の如
き搬送色信号の位相調整装置で、搬送色信号の極性を反
転させて、カラーテレビジョン信号のフレーム構成しよ
うとすると上述の理由によって、画像のエッジ部分にフ
リッカが生じるなどの問題があった。したがって、本発
明の目的は、NTSC方式やPAL方式等の複合カラー
テレビジョン信号の搬送色信号の位相を正しく調整する
搬送色信号の位相調整方式を実現することである。
本発明は上記目的を達成するため、複合カラーテレビジ
ョン信号の搬送色信号の位相調整において「位相調整す
べき信号に対して、画面上で最も隣接した1フィールド
前あるいは後の走査線の信号を利用することを特徴とす
る。
更に詳しく言えば色信号が副搬送波周波数で変調されて
輝度信号に重畳された第1の複合カラーテレビジョン信
号の低周波成分と上記第1の複合カラーテレビジョン信
号およびこれと1フィールド周期離れ表示される画面上
で隣藤した走査線の第2の複合カラーテレビジョン信号
の高周波成分とから上記第1の複合カラーテレビジョン
信号の搬送色信号の位相と9ぴ、18びあるいは270
o異なった搬送色信号を有する複合カラーテレビジョン
信号を得るようにしたことを特徴とする。本発明は上述
の構成によって、従釆知られている搬送色信号の位相調
整方式に較べ、画面上の利用する走査線間の距離が1/
2となるため、劣化の少ない高品質の搬送色信号の位相
調整が可能となる。
なお、従来の方式に較べ、1フィールド遅延の遅延回路
を必要とするが、このような位相調整方式を必要とする
カラーテレビジョン信号処理においては、例えば上述の
フレーム間の差信号を得るためのフレームメモリ等を一
般に使用するため、これらを兼用することによって実質
的に回路装置の増大となることはない。以下、本発明を
従来の方式と関連しながら図面を用いて詳細に説明する
第1図はNTSC方式による複合カラーテレビジョン信
号の搬送色信号の位相を1800移相、すなわち色信号
の位相を反転する従来の搬送色信号の位相調整回路の構
成を示す。
入力端子1に入力されたNTSC複合カラーテレビジョ
ン信号は縦続接続された1水平走査周期(IH)遅延す
る遅延線2および3に加えられる。遅延線2の入力信号
および遅延線3の出力信号の搬送色信号の位相はともに
遅延線2の出力信号Xの搬送色信号に対し位相が180
o異なっている。加算回路4と係数が1/2の係数回路
5により、その平均をとった信号Zは信号×と搬送色信
号の位相が逆転している。減算回路6で信号Zから信号
×を減算し、その出力を高域バンドパスフイルタ7で副
搬送波周波数fscを中心とする搬送色信号成分を抽出
すると信号Xの搬送色信号に対し極性が反転し、振幅が
2倍の搬送色成分が得られる。したがって、加算回路8
でフィル夕7の出力と信号Xとを加算すると出力端子9
には信号×に対して搬送色信号の極性が反転した複合カ
ラーテレビジョン信号が得られる。この従来の位相調整
方式においては相隣る走査線の色信号の類似性(相関)
を利用したものであるため、前述の如く、画像の垂直方
向に色の変化があったような場合に、フィル夕7の出力
は正しい搬送色信号が得雛たいため、出力端子9の出力
は歪んだ信号となるという問題がある。第2図aおよび
bはいずれも本発明による搬送色情号の位相調整方式を
NTSC方式複合カラーテレビジョン信号に適用した実
施例の構成を示す図である。
同図aは位相調整すべき現在の入力信号に対して1フィ
ールド遅れた走査線の信号を利用するものである。入力
端子1川こ入力されたNTSC複合カラーテレビジョン
信号Xは輝度信号Yの低周波成分Yそと高周波成分Yh
および搬送色情号Cから成っているとみなすことができ
る。
この信号×の一部は1フィールド(26が)の遅延時間
を持つ遅延回路11で遅延させると、その出力信号Xd
は入力信号×に対して搬送色信号の極性が反転(18び
異る)しており、輝度信号Ydの低周波成分Ydぞと高
周波成分Ydhおよび搬送色成分一Cdからなっている
ここでCdの前の負号は位相が180o反転しているこ
とを表す。したがって減算回磯12で信号×dから信号
×を減算し、帯域通過フィル夕13で、副搬送波周波数
fscを中心とする高周波成分を抽出すると、フィル夕
13の出力はYdh−Yh−Cd−Cとなり、これを加
算回路14で信号Xに加えると出力端子にはYそ十Yd
h−Cdの信号成分が得られる。この信号の高周波成分
は画面上隣接した走査線の信号であり、第1図に示した
従来の方式のものに較べ、利用している走査線闇の距離
が1/2に短縮されているため色信号の相関は強く、静
止画像において高品質の搬送色信号の位相反転信号を得
ることができる。第2図bは原理的にはaのものと同一
の動作を行なうもので、aに比較し、減算回路18、帯
域通過フィル夕19の位置がaの減算回路12、帯城通
過フィル夕13に対して逆になっているのみで時間的に
1フィールド進んだ信号を利用して構成したものである
a図と同様の符号で各部の信号を表わすと入力端子16
に加わる信号はYそ十Yh+C、遅延線17の出力はY
d〆十Ydh一Cd、減算器18の出力信号はYぐ十Y
h+C−Ydそ−Ydh+Cd、フイルタ19の出力は
Yh一Ydh十C+Cd、加算器20の出力はYd夕+
Yh+Cとなり出力端子21には遅延線17の出力信号
に対して搬送色信号の位相が反転された信号を得ること
ができる。第3図及び第4図はそれぞれ上述した本発明
の方式と従来の方式による搬送色信号の位相調整回路の
特性を比較するための等価回路図及び周波数特性図で、
第3図aは上記第1図に示した従来方式による高周波成
分処理部の等価変換回路であり、同図bは第2図aに示
した本発明による方式の高周波成分処理部の等価変換回
路である。
第3図aにおいて、入力カラーテレビジョン信号は入力
端子22、高城バンドパスフィルタ23を経て、一部は
直接に、他の一部は1水平走査周期遅延の遅延線24お
よび25を経て加算器26に加えられる。加算器26の
出力は係数1′2を乗ずる係数回路27を経て出力信号
Zhを出力する。上記高周波信号Zhを得るまでの動作
は第1図から容易に類推できるので説明を省略する。信
号XhとZhとを加算回路28と1′2係数回路30で
平均すると、その出力信号は信号XhとZhの同極性の
輝度成分および搬送色成分となる。高城バンドパスフィ
ルタ23の出力から係数回路30までの回賂は第3図c
のようなフィルタ回路となり、その伝達特性Hv,(f
v)は、画像の垂直方向の低域フィルタ特性を表わすこ
とになり、垂直方向周波数をfvと表わすとNTSC方
式によるテレビジョン信号の場合HV.=C。
S2(隻・fV).・・.・則と表わすことができる。
一方、高域バンドパスフィルタから係数回路31までの
回路は第3図dのようなフィルタ回路となり、その出力
は信号XhとZhの逆極性成分を示し、その特性Hv2
(fv)はHV2(fV):Sin2(譲.fV)側【
2,と表わされ、1/2係数回路31の出力として、信
号×hに対して、犠牲の反転した信号が得られる。
係数回路30および31の出力を加算回路32で加算す
ると、出力端子32には第1図と同じである信号Zhの
みが縛られる。第3図bの場合、入力複合カラーテレビ
ジョン信号は入力端子34、高城バンドパスフイルタ3
5を経て、その出力信号Xhの一部は1フィールド(2
63H)遅延する遅延回路36に加えられ、その出力で
ある遅延された信号×hの一部は加算回路37で上記信
号×dhで加算された後、1′2係数回路39に加えら
れる。又上記遅延回路36の出力の他の一部は減算回路
30で上記信号Xhと減算された後1/2係数回路40
に加えられる。
係数回路39および40の出力はそれぞれ、信号Yh十
〇(平均出力)および信号×hとZhの逆極性成分であ
る−C−Yh′を得る。ここでC′およびYh′は1フ
ィールド前後の信号を利用するための誤差信号とみて良
い。フィル夕36から係数回路39又は40までの回絡
はそれぞれ第3図eおよびfのようなフィル夕として表
わされるから、その伝達特性Hv3(fv),Hv4(
fv)はそれぞれとなり、式(1)、■に較べ、周波数
帯城が2倍に拡がっている。
第4図は式{1}〜■を図示したもので、(i)、(i
i似望ましい信号成分、すなわちYhの同相成分および
Cの逆相成分、qii)、Gのは防筈となる成分すなわ
ちYhの逆相成分−Yh′およびCの同相成分C′を示
す。図中@は式01、■に示した従来方式による特性を
、■は式‘3}、‘4}の本発明方式による特性を示す
。同欧肌i)から本発明方式では望ましい成分の帯城が
拡がっており(矢印で示す)、同図(iii)、。Wで
は防音成分はより少なくなっていることが判る。したが
って望ましい成分と防賛成分の比は大幅に改善され、劣
化の少ない高品質の信号が得られることが判る。第5図
は本発明による位相調整方式を雑音除去装置に用いた実
施例の構成を示す。
同図において、入力端子43に入力されたNTSCカラ
ーテレビジョン信号は搬送色信号位相調整回路51で搬
送色信号の極性が反転された1フレーム周期前の信号と
の差が減算回路44で算出される。減算回路44の出力
は被写体の動き情報と入力力ラーテレピジョン信号に含
まれている雑音成分であり、動き検出回路46でその両
者を区分し、非線形係数回路45を制御し、被写体が静
止している部分では係数値kを0に近ずけ、動いている
部分ではkを1に近ずける。非線形係数回路45の出力
を搬送色信号の位相調整された1フレーム前の信号に加
算回路47で加算し、その結果をフレームメモリ48に
入力することにより、加算回路47の出力として、雑音
の除去されたNTSCカラーテレビジョン信号を得るこ
とができる。この構成、動作は一般に知られているので
詳細な説明は省く。この雑音除去装置の搬送色信号の位
相調整回路51は前述の第2図bに示した回路が使用さ
れている。この場合、フレームメモリ48は26がおよ
び2笹岬の記憶容量をもつ2ケの遅延回路49,5川こ
分割され、1フレーム周期遅延出力に対し、26犯時間
的に進んだ信号を利用し、減算回路52でその差を算出
し高城バンドパスフィルタ53で副搬送周波数fs。を
中心とした搬送色信号成分を抽出して、加算回路54で
フレームメモリ出力信号を加算すると、1フレーム遅延
した信号に対し搬送色信号の位相が反転した信号が得ら
れる。この信号は入力信号に対して、輝度の低周波成分
Yのま1フレーム遅れた信号となっているが、輝度の高
周波成分Yhと搬送色成分は1フィールド(26班)遅
延した信号となっている。そのため加算回路54の出力
の搬送色信号の位相は入力端子43に加えられるカラー
テレビジョン信号の搬送色信号の位相と同一となり、動
き検出回路46では正しい動き情報が検出できる。さら
に輝度の高周波および色信号については、1フレーム遅
延でなく1フィールド遅延した信号を利用しているため
、動きに対する追従特性が良くなり、残像が少なくなり
、より大きな雑音除去効果が得られ、画像品質が改善さ
れるという利点がある。又、搬送色信号の位相調整回路
51の出力を雑音除去装置の出力端子55とすると、入
力端子に残像が多い場合には残像の軽減された信号を得
ることができる。第6図は1フレームの書画信号をメモ
リに記憶し、これをくり返し読み出すことによって静止
画を得る装置に本発明を実施した実施例の構成を示す。
複合カラーテレビジョン信号がNTSC方式による信号
である場合、1フレーム毎に搬送色信号の位相が180
o異なる必要がある。同図において、フレームメモリ5
6に一画面の複合カラーテレビジョン信号が記憶されて
いる。タイミング信号発生回路62から、標本化周期と
等しい周期の読み出し信号が上記フレームメモリに加え
られ、所定のアドレス位置の信号が読み出される。この
読み出し‘こは1つの画像信号Xと信号×に対し1フィ
ールド(263H)同期遅れた画像信号×dの2つの信
号が同時に読み出される。信号Xの一部は直接加算器6
0に、他の一部は減算器57に加えられる。減算器は上
記信号Xdから上記信号×を減算する。減算器の出力は
副搬送波周波数fscに中心を持つ高域バンドバスフィ
ルタ58、スイッチ回路59を介して上記加算器60に
加えられる。上記礎成においてスイッチ回路59を除い
ては前記第2図aに示した搬送色信号の位相調整回路と
同じである。スイッチ回路59は1フレーム毎に開閉さ
れるもので、その駆動信号はタイミング信号発生回路6
2から加えられる。したがって出力端子61からは1フ
レーム毎に搬送色信号の位相が180o異なった正常の
複合カラーテレビジョン信号が得られる。第7図は本発
明方式を複合カラーテレビジョン信号のフレーム間差分
符号化方式、すなわち、相続くフレーム間の変化量のみ
を符号化して伝送する方式に適用した実施例の構成を示
す。
同図において減算回路64で現入力カラーテレビジョン
信号Xとフレームメモリ74で1フレーム遅延されたカ
ラーテレビジョン信号Xdの差信号を得この差信号を符
号器65で符号化し出力端子67を介して伝送信号とす
る。符号器65の出力の1部は都分復号器66で復号化
され1フレーム前の信号Xdと加算器68で加算される
。加算器68の出力はフレームメモリ74に加えられる
。フレームメモリ74は第1の遅延回路(26が遅延)
69と第2の遅延回路(269日遅延)70に分けられ
、第2の遅延回路の入、出力信号は減算回路71で減算
され高域バンドパスフィルタ72を介して加算器73に
加えられ、フレームメモリ74の出力信号と加算され、
搬送色信号の位相が入力信号Xのそれと等しい1フレー
ム遅れたカラーテレビジョン信号×dとなる。上記第2
の遅延回路70から加算器73までの部分本発明による
搬送色信号の位相調整部に当る。この符号化回路では、
蓋信号が有りとされる領域が少なくなり、符号化能率の
改善効果がある。以上の実施例はNTSC方式複合カラ
ーテレビ信号に適用したものについて述べたが本発明は
PAL方式複合カラーテレビ信号にも適用できる。
PAL方式の場合、副搬送波周波数fscは1水平走査
周期IHに対して900 の位相遅延があり、かつ1フ
ィールドで1800の位相遅れをもつ。したがって、1
フレーム周期すなわち62瓜遅れた信号に対しては9び
の位相遅れが生じている。2種の色差信号u,vがこの
副搬送波周波数で直交変調されるが、v信号はIHごと
に極性反転されて変調されている。
第8図に第1フレームから第4フレームにわたる搬送色
信号の様子を示す。同図は図面の表現上、画像の1部の
各フレームを左右に表わしているが、同一走査線上のも
のは二重矢印で示している。すなわち第1フレームの走
査線番号0の位置は第2フレーム(上記走査線番号から
625番目)では二重矢印で示した位置にくることを示
す。○および●印はそれぞれ色差信号uの最小値及び最
大値を、又■および0印は色差信号vの最小値及び最大
値を表わす。上記各印の間は副搬送波周期の1′4、す
なわち900の位相となる。又口印は標本位相を表わし
ている。すなわち副搬送波周波数fscの4倍の周波数
4もcで標本化していることを示す。標本位相を図示の
ようにu信号に対し、4y、1350、必ず、3150
の位置に選ぶと、第2フレームの90o遅れた信号は前
フレーム(第1フレーム)の同一走査線およびその直上
の走査線の標本値と1標本値おきに交互に単一矢印で示
すように搬送色信号の振幅、極性が一致している。
第3フレームの第1フレームに対して1800遅れた信
号は第1フレームの直上(第1フィールド)あるいは直
下(第2フィールド)の走査後の標本値とータ致してい
る。第4フレームの2700遅れた信号は第1フレーム
の直下の走査線(第1フィールド)あるいは第2フィー
ルドの走査線に対しては同一走査線と直下の走査線と標
本値ごとに交互に一致している。この関係を利用すると
、副搬送周波数o fscを中心とする搬送色成分のみ
を高城バンドバスフィルタで抽出して、図示の矢印で示
した走査線の高周波成分とすることにより、1フレーム
のメモ川こ記憶した複合カラーテレビ信号から4フレー
ムのカラーシーケンスを作成することができる。第9図
はPAL方式によるカラーテレビジョン信号に対する雑
音除去装置に本発明の搬送色信号の位相調整方式を適用
した場合の構成を示す。
雑音除去のための主要部分は第5図と同じであるため動
作説明を省略し、搬送色信号位相調整回路について述べ
る。この場合、1フレーム遅延した信号のクロマ位相を
90o遅らせるのであるから、第8図の第1フレームと
の信号から第2フレームの信号を作成する場合に対応す
る。したがって、フレームメモリ80を319日と31
2日の容量をもつ2ケの遅延回路81および82に分割
し、遅延回路82の入力および出力信号を利用し、標本
化周期ごとに切換わる切換回路84で、第8図の矢印の
標本値を選択し、高城バンドパスフィルタ85でそのf
scを中心とする搬送色信号を抽出する。一方遅延回路
82の出力である1フレーム遅延した信号の低周波成分
を低域フィル夕86で抽出し、加算回路88で両者を加
算することにより、1フレーム遅延信号に対し90o位
相の遅れた信号すなわち入力端子75に入力されたPA
L方式によるカラーテレビジョン信号と搬送色信号の位
相が一致した信号を得ることができる。上記第9図はP
AL方式のカラーテレビジョン信号の雑音除去装置につ
いて示したが、PAL方式のカラーテレビジョン信号の
静止画装置、フレーム間符号化装置についても第8図の
説明から本発明が実施出釆ることは容易に分る。
以上説明したごとく、本発明によれば、1フィールド離
れた画面上隣接した走査線の高周波成分を利用して、ク
ロマ位相の調整された信号を得ているため、搬送色信号
の位相調整にともなう輝度の斜め成分や、垂直方向の色
変化に対する劣化が極めて少ない高品質の信号を得るこ
とができ、複合力ラーテレビジョン信号を用いたフレー
ム間符号化方式、雑音除去装置、さらには静止画像のカ
ラーフレーム再生等に用いて効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の搬送色信号の位相調整装置の構成図、第
2図は本発明による搬送色信号の位相色信号の位相調整
方式の構成図、第3図は第1図および第2図の部分回路
の等価変換構成図、第4図は周波数特性図、第5図およ
び第9図は本発明方式を雑音除去装置に適用した実施例
の構成図、第6図は本発明方式を静止画装置に適用した
実施例の構成図第7図は本発明方式をフレーム間差分符
号化装置に適用した実施例の構成図、第8図は旧AL方
式の色信号位相と位相調整の説明図を示す。 1,10,16,22,34,43,63,75…入力
端子、2,3,11,17,24,25,36,49,
50,69,70,81,82…遅延回路、4,8,1
4,20,26,28,32,37,41,47,54
,60,68,73,79,88・・・加算回路、6,
12,18,29,38,44,52,57,64,7
1,76…減算回路、5,27,30,31,39,4
0…係数回路、7,13,19,23,35,53,5
8,72,85…高城バンドパスフィル夕、9,15,
21,33,42,55,61,67,89・・・出力
端子、45,77・・・非線形係数回路、46,78・
・・動き検出回路、48,56,74,83・・・フレ
ームメモリ、51,83・・・搬送値信号調整回路、5
9・・・スイッチ回路、62・・・タイミング信号発生
回路、84…切換回路、86・・・低域通過フィル夕。 *′図チ2図 才子図 才3図 ずJ図 矛三図 才7図 *a図 才ヲ図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 色信号が副搬送波周波数で変調されて輝度信号に重
    畳された複合カラーテレビジヨン信号源と、上記複合カ
    ラーテレビジヨン信号を1フイールド時間遅延する遅延
    手段と上記複合カラーテレビジヨン信号と上記遅延手段
    の出力信号との差信号を得る手段と上記差信号の高域成
    分を抽出するフイルタと上記フイルタの出力と上記複合
    カラーテレビジヨン信号か又は上記遅延手段の出力信号
    と加算する手段を具備してなることを特徴とする複合カ
    ラーテレビジヨン信号の搬送色信号の位相調整方式。 2 特許請求の範囲第1項記載の位相調整方式において
    複合カラーテレビジヨン信号をNTSC方式によるカラ
    ーテレビジヨン信号とし、上記遅延手段の遅延時間を1
    水平走査周期の263倍としたことを特徴とする複合カ
    ラーテレビジヨン信号の位相調整方式。 3 特許請求の範囲第1項記載の位相調整方式において
    複合カラーテレビジヨン信号をNTSC方式の複合カラ
    ーテレビジヨン信号とし、上記遅延手段と上記加算する
    手段の出力を1フレーム周期毎に切換えて出力するよう
    にしたことを特徴とする複合カラーテレビジヨン信号の
    位相調整方式。 4 特許請求の範囲第1項記載の位相調整方式において
    上記複合カラーテレビジヨン信号をPAL方式の複合カ
    ラーテレビジヨン信号とし、上記遅延手段の遅延時間を
    一水平走査周期の312倍とし、上記遅延手段の出力を
    低域フイルタを介して上記加算する狩段に加えるように
    したことを特徴とする複合カラーテレビジヨン信号の位
    相調整方式。 5 特許請求の範囲第4項記載の位相調整方式において
    、上記高域バンドパスフイルタの入力を複合カラーテレ
    ビジヨン信号と上記遅延手段の出力信号とを標本化周期
    で切換えるようにしたことを特徴とする複合テレビジヨ
    ン信号の位相調整方式。 6 特許請求の範囲第4項記載の位相調整方式において
    標本化周期を複合カラーテレビジヨン信号の副搬送波の
    1/4としたことを特徴とする複合カラーテレビジヨン
    信号の位相調整方式。
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