JP3060501B2 - 映像信号伝送装置 - Google Patents

映像信号伝送装置

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JP3060501B2 JP2231148A JP23114890A JP3060501B2 JP 3060501 B2 JP3060501 B2 JP 3060501B2 JP 2231148 A JP2231148 A JP 2231148A JP 23114890 A JP23114890 A JP 23114890A JP 3060501 B2 JP3060501 B2 JP 3060501B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第14図) D発明が解決しようとする課題(第14図) E課題を解決するための手段(第1図及び第13図) F作用(第1図及び第13図) G実施例(第1図〜第13図) (G1)実施例の構成 (G2)実施例の動作 (G3)実施例の効果 (G4)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は映像信号伝送装置に関し、例えば磁気テープ
にデイジタル映像信号を記録してランダムアクセスする
場合に適用し得る。
B発明の概要 本発明は、映像信号伝送装置において、デイジタル映
像信号をフレーム間符号化処理して記録再生する際に、
差データ生成の基準となる1フレーム遅延した遅延デイ
ジタル映像信号を値1未満の重み付け係数で重み付けし
て、順次入力されるデイジタル映像信号から減算するこ
とにより、効率良く映像信号を記録して、ランダムアク
セスした場合でも速やかに正常な再生画像を得ることが
できる。
C従来の技術 従来、テレビ電話装置等の映像信号伝送装置において
は、フレーム間符号化処理することにより、映像信号を
効率良く伝送するようになされている。
すなわち第14図に示すように、映像信号伝送装置1に
おいては、順次入力されるデイジタル映像信号DVを減算
回路2に与え、ここで当該デイジタル映像信号DVから動
き補償した1フレーム前のデイジタル映像信号DDを減算
する。
これにより映像信号伝送装置1は、フレーム間で順次
差データDSを得、当該差データDSをデイスクリートコサ
イン変換回路4でデイスクリートコサイン変換した後、
再量子化回路6で再量子化する。
さらに再量子化回路6の出力データを逆再量子化回路
8で逆再量子化した後、デイスクリートコサイン逆変換
回路10に出力し、これにより差データDSを再現する。
加算回路12は、再現した差データDSを動き補償した1
フレーム前のデイジタル映像信号DDと加算し、これによ
り伝送対象側で再現されるデイジタル映像信号を当該映
像信号伝送装置1側で再現する。
フレームメモリ回路14は、加算回路12から出力される
デイジタル映像信号を順次格納すると共に、動きベクト
ル検出回路16で検出された動きベクトル検出結果に基づ
いて順次出力し、これにより1フレーム前のデイジタル
映像信号を動き補償して出力する。
符号化回路18は、例えばランレングスハフマン符号化
回路で構成され、再量子化回路6の出力データを可変長
符号化処理して出力する。
伝送バツフア回路20は、可変長符号化処理された出力
データを一旦格納した後、伝送路L1の伝送速度に応じて
順次出力し、このときオーバフロー及びアンダフローし
ないように、当該伝送バツフア回路20に格納された出力
データのデータ量に応じて再量子化回路6及び逆再量子
化回路8の量子化ステツプサイズを切り換える。
これにより映像信号伝送装置1においては、映像信号
のフレーム相関を利用して、フレーム間の差データを符
号化処理して伝送するようになされ、直接デイジタル映
像信号を伝送する場合に比して、効率良く映像信号を伝
送するようになされている。
D発明が解決しようとする課題 ところで、フレーム間符号化処理した映像信号を磁気
テープ等の記録媒体に記録するようにすれば、映像信号
を高密度記録し得、便利であると考えられる。
ところがこの種の記録媒体に記録した映像信号を再生
する場合、ランダムアクセスする場合があり、この場合
フレーム間符号化処理した映像信号においては、差デー
タを符号化処理して伝送していることにより、正常な再
生画像を得ることが困難になる。
また、一旦エラーが発生すると、エラー伝搬を避け得
ず、この場合も正常の再生画像を得ることが困難にな
る。
この問題を解決する1つの方法として所定周期でフレ
ーム内符号化処理した映像信号を記録する方法も考えら
れるが、この場合フレーム内符号化処理した分、記録す
るデータ量が多くなり、その分効率良く映像信号を記録
し得なくなる。
この場合、フレーム内符号化処理した映像信号のデー
タ量を低減して記録する方法も考えられるが、データ量
を低減した分、画質の劣化を避け得ない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、効率良
く映像信号を記録し得、かつランダムアクセスした場合
等でも速やかに正常な再生画像を得ることができる映像
信号伝送装置を提案しようとするものである。
E課題を解決するための手段 かかる課題を解決するため第1の発明においては、順
次入力されるデイジタル映像信号DVをフレーム間符号化
処理して所定の記録媒体40に記録する映像信号伝送装置
30において、デイジタル映像信号DVから基準デイジタル
映像信号DJを順次減算して差データDS1を出力する減算
回路2と、差データDS1を符号化処理して符号化データ
を出力する符号化回路4、6と、符号化データを復号し
て復号データDSを出力する復号回路8、10と、復号デー
タDSに基準デイジタル映像信号DJを加算してデイジタル
映像信号DVを再現する加算回路12と、再現されたデイジ
タル映像信号DVを蓄積して順次出力することにより、順
次入力されるデイジタル映像信号DVに比して略1フレー
ム遅延した遅延デイジタル映像信号DDを生成するメモリ
回路14と、遅延デイジタル映像信号DDを、所定のブロツ
ク単位で、ブロツク内における各画素の位置に応じた重
み付け係数で順次重み付けすると共に、当該遅延ディジ
タル映像信号DDを値1未満の重み付け係数で重み付けし
て基準デイジタル映像信号DJを生成する重み付け回路34
と、符号化データをブロツク単位に分割し、フレーム周
期で循環するアドレスデータTR、GNを付加して記録媒体
40に順次記録する記録回路18、20、42、44、46とを設け
るようにした。
また第2の発明においては、所定の記録媒体40から再
生された再生信号S1を復号してデイジタル映像信号DVO
を出力する映像信号伝送装置50において、再生信号S1を
復号して復号データDSを出力する復号回路52、54、58、
60と、復号データDSに基準デイジタル映像信号DJを加算
してデイジタル映像信号DVOを出力する加算回路64と、
デイジタル映像信号DVOを蓄積して順次出力することに
より、デイジタル映像信号DVOに比して略1フレーム遅
延した遅延デイジタル映像信号DDを生成するメモリ回路
62と、遅延デイジタル映像信号DDを、所定のブロツク単
位で、ブロツク内における各画素の位置に応じた重み付
け係数で順次重み付けすると共に、当該遅延デイジタル
映像信号DDを値1未満の重み付け重み付け係数で重み付
けして基準デイジタル映像信号DJを生成する重み付け回
路61とを設けるようにした。
F作用 遅延デイジタル映像信号DDを値1未満の重み付け係数
で重み付けして基準デイジタル映像信号DJを生成し、当
該基準デイジタル映像信号DJをデイジタル映像信号DVか
ら減算して差データDS1を生成するようにしたことによ
り、フレーム間の変化のない成分も一部記録することが
できる。
また再生時、同様に遅延デイジタル映像信号DDを値1
未満の重み付け係数で重み付けして基準デイジタル映像
信号DJを生成し、当該基準デイジタル映像信号DJを復号
データDSに加算するようにしたことにより、伝送された
フレーム間で変化のない成分を再現することができる。
従つて、効率良くデイジタル映像信号DVを記録し得る
と共に、ランダムアクセス等においても正常な再生画像
を得ることができる。
また遅延デイジタル映像信号DDを、所定のブロツク単
位で、ブロツク内における各画素の位置に応じた重み付
け係数で順次重み付けするようにしたことにより、ブロ
ツク単位で動き補償する場合にブロツク間で画質が不自
然に変化しないように補正することができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)実施例の構成 第1図において、30は全体としてビデオテープレコー
ダの記録系を示し、メモリ回路32を介してデイジタル映
像信号DVを減算回路2に与える。
これにより第2図に示すように、ラスタ走査の順序で
連続する画像データを並び替えた後、減算回路2に出力
する。
すなわちメモリ回路32は、表示画面(第2図(A))
を水平及び垂直走査方向にそれぞれ2及び6の領域(以
下ブロツク単位グループと呼ぶ)に分割し、1フレーム
周期で各ブロツク単位グループがラスタ走査の順序で連
続するようにデイジタル映像信号SV1を出力する。
さらにメモリ回路32は、各ブロツク単位グループ(第
2図(B))は水平及び垂直走査方向にそれぞれ11及び
3の領域(以下マクロ単位ブロツクと呼ぶ)に分割し、
各ブロツク単位グループにおいて、各マクロ単位ブロツ
クが順次ラスタ走査の順序で連続するようにデイジタル
映像信号SV1を出力する。
このとき各マクロ単位ブロツク(第2図(C))にお
いては、表示画像に対応した2×3のブロツクに分割さ
れ、ラスタ走査の順序で各ブロツクに割り当てされた画
像データが連続するようになされている。
さらに各ブロツクにおいては、始めの4ブロツクにそ
れぞれ表示画面の水平走査方向及び垂直走査方向に対応
した8画素×8画素の輝度情報Y1、Y2、Y3、Y4が割り当
てされるのに対し、続く2ブロツクに当該輝度情報Y1
Y2、Y3、Y4に対応する色情報CR、CBが情報圧縮されて割
り当てられるようになされている。
かくしてこの実施例においては、当該ブロツク単位で
デイジタル映像信号SV1を符号化処理するようになされ
ている。
動きベクトル検出回路16は、当該デイジタル映像信号
SV1の輝度情報を順次入力し、マクロ単位ブロツクで動
きベクトルを検出する。
さらに動きベクトル検出回路16は、動きベクトル検出
結果に基づいて、フレームメモリ回路16に出力する読み
出し用アドレスデータを切り換え、これにより1フレー
ム前の遅延デイジタル映像信号DDを当該フレームメモリ
回路16から順次動き補償して出力する。
さらにこのとき、動きベクトル検出回路16は、デイジ
タル映像信号SV1に対応してブロツク単位で順次画像デ
ータが連続するように読み出し用アドレスデータを出力
し、これにより減算回路2を介して、順次ブロツク単位
で差データDS1を出力するようになされている。
ループフイルタ回路34は、第3図に示すように、特性
の異なる4つのフイルタ回路34A、34B、34C、34Dを介し
て、遅延デイジタル映像信号DDを選択回路36に受け、当
該フイルタ回路34A〜34Dの選択出力を重み付け回路38に
出力する。
すなわち第4図及び第5図に示すように、ループフイ
ルタ回路34は、遅延デイジタル映像信号DDの画像データ
がマクロ単位ブロツクの四隅部分に相当するとき(記号
aで表す)、フイルタ回路34Aを選択し、入力された画
像データをそのまま出力する。
これに対して第6図に示すように、遅延デイジタル映
像信号DDの画像データがマクロ単位ブロツクの上下端
(記号bで表す)に相当するとき、フイルタ回路34Bを
選択し連続する画像データを重み付け加算する。
これにより、水平走査方向に連続する3画素の画像デ
ータを順次1/4、1/2、1/4だけ重み付けして加算し、当
該加算結果を重み付け回路36に出力する。
さらに第7図に示すように、遅延デイジタル映像信号
DDの画像データがマクロ単位ブロツクの左右端(記号c
で表す)に相当するとき、フイルタ回路34Cを選択し、
垂直走査方向に連続する3画素の画像データを順次1/
4、1/2、1/4だけ重み付けして加算し、当該加算結果を
重み付け回路36に出力する。
さらに第8図に示すように、遅延デイジタル映像信号
DDの画像データがマクロ単位ブロツクの残りの領域に相
当する場合(記号dで表す)、水平及び垂直に方向に連
続する3×3画素の画像データを同様に重み付けして加
算し、当該加算結果を重み付け回路36に出力する。
かくしてループフイルタ回路34は、マクロ単位ブロツ
ク内の画像データの位置に応じて遅延デイジタル映像信
号DDの周波数特性を補正するようになされ、これにより
マクロ単位ブロツク毎に動き補償した場合でも、マクロ
単位ブロツク間で画質が不自然に変化しないように遅延
デイジタル映像信号DDを補正する。
重み付け回路38は、選択回路36から出力される画像デ
ータを値0.9だけ重み付けし、これにより遅延デイジタ
ル映像信号DDの信号レベルを補正して基準デイジタル映
像信号DJを生成する。
従つて、減算回路2から出力される差データDS1にお
いては、フレーム間で変化のない情報も一部伝送される
ようになされている。
これにより当該差データDS1を符号化処理して磁気テ
ープ40に記録するにつき、ランダムアクセスしても所定
期間経過するだけで、正しい再生画像を得ることができ
る。
実際上、選択回路36から出力される画像データを値0.
9だけ重み付けしてデイジタル映像信号SD1から減算する
場合、ランダムアクセスしてnフレーム経過すれば、雑
音の影響を(0.9)に低減することができる。
従つて、例えば30フレーム経過した場合、雑音の影響
を4.2%に低減し得、実用上充分な範囲で正常な再生画
像を得ることができる。
さらに、一旦エラーが発生した場合でも、エラー伝搬
を1フレームにつき90%に低減し得、その分エラーの影
響を低減することができる。
これにより、通常のフレーム間符号化処理の場合と同
様に、効率良く映像信号を記録し得、かつランダムアク
セスした場合等でも速やかに正常な再生画像を得ること
ができる。
さらにこの実施例においては、マクロ単位ブロツク毎
に差データDS1を符号化処理した後、4層よりなる階層
構造状のアドレスデータを付加して記録するようになさ
れ、再生時、当該アドレスデータを基準にして再生デー
タを処理することにより、ランダムアクセスした場合で
も、速やかに正常な再生画像が得られるようになされて
いる。
すなわちアドレス付加回路42は、順次マクロ単位ブロ
ツクで出力される符号化データを符号化回路18から入力
し、所定のバツフアメモリ回路に格納する。
ここでアドレス付加回路42は、マクロ単位ブロツクの
各ブロツクに所定の符号を付すと共に、第9図に示すよ
うに各マクロ単位ブロツク毎にヘツダHMを付加してマク
ロブロツクのデータを形成する。
第10図に示すように、当該ヘツダHMは、ブロツクグル
ープGOB中の相対アドレスを示すアドレスデータMBAに続
いて、ループフイルタ回路34の切り換え情報等を含んで
なる識別データMYTPE、再量子化回路6の量子化ステツ
プサイズのデータMQUANT、動きベクトルのデータMVD、
有為無為ブロツクの識別データCBPで形成される。
さらにアドレス付加回路42は、各ブロツク単位グルー
プGOBの先頭に第11図に示すようなヘツダHGOBを付加
し、さらに各フレームの先頭に第12図に示すようなフレ
ームヘツダPHを付加する。
ここでヘツダHGOBは、ブロツク単位グループGOBの開
始を表す識別データGBSCに続いて、各ブロツク単位グル
ープGOBのアドレスデータGN、量子化ステツプサイズの
データGQUANT等が連続するのに対し、フレームヘツダPH
においては、各フレームの開始を表す識別データPSCに
続いて、フレーム番号を表すアドレスデータTR、フレー
ム全体について再生時の動作切り換え情報PTYPE等が連
続するようになされている。
これにより再生時、アドレスデータGN、TRを基準にし
て再生データを識別し得るようになされ、これによりラ
ンダムアクセスした場合でも、確実に再生データを処理
し得るようになされている。
かくしてアドレス付加回路42の出力データにおいて
は、伝送バツフア回路20を介して誤り検出訂正回路(EC
C)で誤有り検出訂正用の符号が付加された後、チヤン
ネルコーデイング回路46で記録信号に変換される。
さらに当該記録信号においては、所定の増幅回路を介
して順次磁気ヘツド48に出力され、これよりデイジタル
映像信号DV1を効率良く磁気テープ40に記録することが
できる。
第13図に示すように、当該ビデオテープレコーダの再
生系50においては、磁気ヘツド48を介して得られる再生
信号S1をチヤンネルデコード回路52で復調した後、誤り
検出訂正回路(ECC)54で誤り訂正する。
アドレス分離回路56は、バツフア回路58を介して、誤
り検出訂正回路54から出力される再生データを所定のタ
イミングで順次入力し、ヘツダPH、HGOB、HMを除去して
復号回路60に出力する。
このときアドレス分離回路56は、ヘツダに割り当てら
れた再量子化ステツプサイズのデータMQUANT、GQUANT、
有為無為ブロツクの識別データCBPを復号回路60に出力
するのに対し、ループフイルタ回路の切り換え情報MTYP
Eをループフイルタ回路61に出力する。
さらにアドレス分離回路56は、アドレスデータMBA、G
N、TRを動きベクトルのデータMVDと共にフレームメモリ
回路62に出力する。
これにより復号回路60は、アドレス分離回路56から順
次出力される再生データを、順次ランレングスハフマン
逆符号化処理、逆再量子化処理、デイスクリートコサイ
ン逆変換処理した後、加算回路64を介して出力する。
フレームメモリ回路62は、アドレスデータMBA、GN、T
Rを基準にして加算回路64の出力データを順次格納する
と共に、動きベクトルのデータMVDを基準にして所定の
タイミングで順次出力する。
これによりフレームメモリ回路62は、加算回路64から
出力されるデイジタル映像信号を1フレーム遅延させる
と共に動き補償して出力し、記録系で生成された遅延デ
イジタル信号DDを再現する。
ループフイルタ回路61は、記録系30のループフイルタ
回路34と同一特性を有し、動き補償されたデイジタル映
像信号の周波数特性を補正して出力する。
このときループフイルタ回路61は、遅延デイジタル映
像信号を内蔵の重み付け回路で値0.9だけ重み付けして
出力し、これにより記録系30と同様に動き補償したデイ
ジタル映像信号の信号レベルを補正して基準デイジタル
映像信号DJを生成する。
かくして加算回路64を介して、復号回路60の出力デー
タに順次基準デイジタル映像信号DJを加算することによ
り、デイジタル映像信号DVOを再生することができる。
このとき遅延デイジタル映像信号DDを重み付けするこ
とにより、記録されたフレーム間で変化のない成分を再
現し得、これにより効率良く映像信号を記録すると共
に、ランダムアクセス等の場合でも正しい再生画像を得
ることができる。
(G2)実施例の動作 以上の構成において、デイジタル映像信号SVは、メモ
リ回路32で所定順序で画像データが並び替えられた後、
動きベクトル検出回路16で順次動きベクトルが検出され
る。
さらに並び替えられたデイジタル映像信号SV1は、減
算回路2で基準デイジタル映像信号DJが減算され、その
結果得られる差データDS1がデイスクリートコサイン変
換回路4、再量子化回路6を介して符号化処理される。
再量子化回路6の出力データは、逆再量子化回路8、
デイスクリートコサイン逆変換回路10で元の差データDS
に復号された後、加算回路12で基準デイジタル映像信号
DJに加算され、これにより再生系で再生されるデイジタ
ル映像信号が当該記録系30で再現される。
再現されたデイジタル映像信号は、順次フレームメモ
リ回路14に格納された後、動きベクトル検出結果に基づ
いて順次出力され、これにより1フレーム遅延されると
共に動き補償されて出力される。
フレームメモリ回路14から出力される遅延デイジタル
映像信号DDは、ループフイルタ回路34で周波数特性が補
正された後、値0.9だけ重み付け処理されることによ
り、信号レベルが補正されて基準デイジタル映像信号DJ
に変換される。
かくして、遅延デイジタル映像信号DDを値0.9だけ重
み付け処理して、順次入力されるデイジタル映像信号DV
1から減算することにより、差データDS1においては、フ
レーム間で変化のない成分も一部含むように生成され
る。
これにより再量子化回路6の出力データを符号化回路
18で可変長符号化処理した後、アドレス付加回路42でヘ
ツダを付加して磁気テープ40に記録することにより、効
率良くデイジタル映像信号DV1を記録し得ると共に、フ
レーム間で変化のない成分も一部記録することができ
る。
これに対して再生系50において、磁気ヘツド48を介し
て得られた再生信号S1は、チヤンネルデコード回路52、
誤り検出訂正回路54を介して復号され、バツフア回路58
を介して順次アドレス分離回路56に入力される。
ここで復号されたデータは、ヘツダPH、HGOB、HMが除
去されて復号回路60に出力され、記録系30で生成された
差データDSが再現される。
当該差データDSは、加算回路64で基準デイジタル映像
信号DJと加算された後、フレームメモリ回路62に順次格
納され、動きベクトル検出結果に基づいて順次出力され
る。
これにより記録系30で生成した遅延デイジタル映像信
号DDを再現し得、ループフイルタ回路61で、当該遅延デ
イジタル映像信号DDの周波数特性が補正された後、値0.
9だけ重み付け処理されて基準デイジタル映像信号DJが
生成される。
かくして再生系50においても、記録系と同様に値0.9
だけ重み付け処理して基準デイジタル映像信号DJを生成
したことにより、フレーム間で変化のない成分を再現し
て元のデイジタル映像信号DV1を再現することができ
る。
従つてフレーム間で変化のない成分を記録再生する
分、ランダムアクセス時及びエラー発生時、正しい再生
画像を得ることができる。
(G3)実施例の効果 以上の構成によれば、値0.9の重み付け係数で重み付
けして基準デイジタル映像信号DJを生成し、フレーム間
で変化のない成分の一部を記録再生することにより、効
率良くデイジタル映像信号を記録再生し得ると共に、ラ
ンダムアクセス等において正しい再生画像を得ることが
できる。
(G4)他の実施例 なお上述の実施例においては、値0.9の重み付け係数
で遅延デイジタル映像信号を重み付け処理する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて種
々の値に重み付け係数を選定し得る。
さらに上述の実施例においては、ループフイルタ回路
で周波数特性を補正すると共に併せて重み付け処理する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に
応じて周波数特性の補正を省略するようにしてもよい。
さらに上述の実施例においては、デイジタル映像信号
をフレーム間符号化処理する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、所定周期でフレーム内符号化処理
する場合にも広く適用することができる。
さらに上述の実施例においては、本発明をビデオテー
プレコーダに適用した場合について述べたが、本発明は
これに限らず、要はランダムアクセスし得るようになさ
れた光デイスク、光磁気デイスク等の記録媒体に映像信
号を記録再生する場合に広く適用することができる。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、デイジタル映像信号を
フレーム間符号化処理して記録再生する際に、差データ
生成の基準となる1フレーム間遅延した遅延デイジタル
映像信号を値1未満の重み付け係数で重み付けした後、
順次入力されるデイジタル映像信号から減算するように
したことにより、効率良く映像信号を記録再生して、ラ
ンダムアクセスする場合でも速やかに正常な再生画像を
得ることがでる。またこの際遅延デイジタル映像信号
を、所定のブロツク単位で、ブロツク内における各画素
の位置に応じた重み付け係数で順次重み付けするように
したことにより、ブロツク単位で動き補償する場合にお
いてもブロツク間で画質が不自然に変化するのを未然に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるビデオテープレコーダ
を示すブロツク図、第2図はその動作の説明に供する略
線図、第3図はループフイルタ回路を示すブロツク図、
第4図〜第12図はその動作の説明に供する略線図、第13
図はビデオテープレコーダの再生系を示すブロツク図、
第14図は従来の映像信号伝送装置を示すブロツク図であ
る。 1……映像信号伝送装置、2……減算回路、4……デイ
スクリートコサイン変換回路、6……再量子化回路、8
……逆再量子化回路、10……デイスクリートコサイン逆
変換回路、12、64……加算回路、14、62……フレームメ
モリ回路、34、61……ループフイルタ回路、42……アド
レス付加回路、56……アドレス分離回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次入力されるデイジタル映像信号をフレ
    ーム間符号化処理して所定の記録媒体に記録する映像信
    号伝送装置において、 上記デイジタル映像信号から基準デイジタル映像信号を
    順次減算して差データを出力する減算回路と、 上記差データを符号化処理して符号化データを出力する
    符号化回路と、 上記符号化データを復号して復号データを出力する復号
    回路と、 上記復号データに上記基準デイジタル映像信号を加算し
    て上記デイジタル映像信号を再現する加算回路と、 上記再現されたデイジタル映像信号を蓄積して順次出力
    することにより、上記順次入力されるデイジタル映像信
    号に比して略1フレーム遅延した遅延デイジタル映像信
    号を生成するメモリ回路と、 上記遅延デイジタル映像信号を、所定のブロツク単位
    で、上記ブロツク内における各画素の位置に応じた重み
    付け係数で順次重み付けすると共に、当該遅延デイジタ
    ル映像信号を値1未満の重み付け係数で重み付けして上
    記基準デイジタル映像信号を生成する重み付け回路と、 上記符号化データを上記ブロツク単位に分割し、フレー
    ム周期で循環するアドレスデータを付加して上記記録媒
    体に順次記録する記録回路と を具えることを特徴とする映像信号伝送装置。
  2. 【請求項2】所定の記録媒体から再生された再生信号を
    復号してデイジタル映像信号を出力する映像信号伝送装
    置において、 上記再生信号を復号して復号データを出力する復号回路
    と、 上記復号データに基準デイジタル映像信号を加算して上
    記デイジタル映像信号を出力する加算回路と、 上記デイジタル映像信号を蓄積して順次出力することに
    より、上記デイジタル映像信号に比して略1フレーム遅
    延した遅延デイジタル映像信号を生成するメモリ回路
    と、 上記遅延デイジタル映像信号を、所定のブロツク単位
    で、上記ブロツク内における各画素の位置に応じた重み
    付け係数で順次重み付けすると共に、当該遅延デイジタ
    ル映像信号を値1未満の重み付け重み付け係数で重み付
    けして上記基準デイジタル映像信号を生成する重み付け
    回路と を具えることを特徴とする映像信号伝送装置。
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