JP4320509B2 - 映像再符号化装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MPEG2("Generic coding of Moving Pictures and associated audio information", ISO/IEC 13818)符号化方式に代表される動き補償手段を備えた画像符号化装置で生成したストリームに対して、画質劣化を抑えながら文字や画像データを重畳するスーパーインポーズ機能を備えた再符号化装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、日本のアナログ放送は29.97Hzのフレーム周波数が用いられており、通常家庭で使用されているアナログVTRやTV受像機等は29.97Hzのみのフレーム周波数に対応する。そのため、映画のようなフレーム周波数24Hzで作成された素材を放送する場合、シネテレ変換と呼ぶ24Hzから29.97Hzへの変換を行うため、一定間隔で同じフィールド画像が繰り返される。
【0003】
一方、デジタル放送では、伝送帯域を効率よく利用するため、MPEG2規格と呼ばれる画像圧縮技術を用いた画像符号化が行われている。家庭ではSTB(Set Top Box)と呼ばれるデジタル受信機を用いてMPEG2データの復号を行い、アナログ映像信号をTV受像機に出力する。
【0004】
MPEG2規格は、符号化されたストリームのフレーム周波数やフレーム構造とTV受像機の持つフレーム周波数やフレーム構造が異なる場合、STBが周波数変換を行いTV受像機が再生できるよう符号化パラメータとして、frame_rate_codeと呼ぶフレーム周波数情報と、top_field_firstと呼ぶ開始フィールドの位置情報と、repeat_first_fieldと呼ぶ次フィールドのリピート情報等が存在する。
【0005】
そのため、MPEG2規格を用いたデジタル放送では従来のアナログ放送と異なり、エンコード時にシネテレ変換をする必要がない。
【0006】
また、放送局内で用いられる放送用機材もMPEG2を用いた機種が開発されている。このような機材間の接続インターフェースは従来の非圧縮のデジタル機材で使用されているSDI(serial digital interface)(SMPTE−259M規格)/HD−SDI(SMPTE−292M規格)では、インターフェース間でデコード(伸張)、エンコード(圧縮)を繰り返すため伝送回数に従って画質劣化が発生するため、MPEG2ストリームを直接伝送する方式としてSMPTE−310M規格:"Synchronous Serial Interface for MPEG-2 Digital Transport Streams"が規格化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記MPEG2ストリームに様々な映像効果やスーパーインポーズ処理を加えたり、4:2:2/4:2:0クロマフォーマット変換や、符号化レートを変換するためにトランスコーダ(再符号化装置)が必要となる。
【0008】
上述したように、放送局内でも機器間の伝送インターフェースとして非圧縮のデジタルインターフェースに代わりMPEG2ストリームが使用されつつあるが、MPEG2ストリームの持つフレーム周波数やフレーム構造が通常放送されるフレーム周波数やフレーム構造と異なると次のような課題がある。
【0009】
以下、24Hzの映画素材を、29.97Hzの480i/60方式すなわち480ラインをインターレースで60フィールド走査する方式に変換する場合の例について述べる。
【0010】
スーパーインポーズ処理等を行う場合、MPEG2ストリームを映像信号に復号し、スーパーインポーズ処理を行い、再エンコード処理を行う際に、大きく画質劣化が発生することである。これは、もともと24Hzで符号化されていたデータを映像信号に戻す段階で29.97Hzとなり、29.97Hzの信号に対しスーパーインポーズ処理を行うため、再エンコード時も29.97Hzで符号化しなければならないため、符号化効率が落ち画質劣化が知覚されやすくなるということである。
【0011】
例えば、1画面が720画素×480ラインで構成される24Hzの映画素材が6Mbps符号化レートで符号化されていたとすると、1画素あたりの割り当て符号量は、6,000,000bps/(720画素×480ライン×24Hz)=0.72bitとなるのに対し、適時リピートフィールドを行いフレーム周波数29.97Hzで符号化すると、6,000,0000bps/(720画素×480ライン×29.97Hz)=0.58bitとなり、1画素あたりの割り当て符号量は80%程度に減少するためである。
【0012】
そこで本発明は、放送方式と異なるフレーム周波数やフレーム構造を持つMPEG2ストリームに対し、スーパーインポーズ処理を行う際、画質劣化を最大限抑えながら再びMPEG2ストリームを生成することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明に係る映像再符号化装置は、第1のフレーム周波数で符号化されたMPEG2映像ストリームを復号化し、その復号画像の再生映像信号を前記第1のフレーム周波数より高い第2のフレーム周波数で出力するとき、MPEG2符号化パラメータである、再生映像信号がトップフィールドから始まるか否かを示すtop_field_first信号と復号した映像信号をフィールドリピートするか否かを示すrepeat_first_field信号に基づいて前記再生映像信号リピートフィールド画像を生成する機能を備えたビデオデコーダと、文字情報または画像情報を静止画又は動画のスーパーインポーズ映像として前記第2のフレーム周波数で前記再生映像信号に重畳するスーパーインポーズ手段と、前記スーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第1あるいは前記第2のフレーム周波数で再びMPEG2符号化するビデオエンコーダとを備える。
前記ビデオデコーダは、前記top_field_first信号と前記repeat_first_field信号に基づいて、前記再生映像信号が前記MPEG2映像ストリームの先頭フィールドか否かを示すピクチャ開始情報と、前記再生映像信号が前記リピートフィールド画像か否かを示すリピートフィールド情報とを前記再生映像信号に同期して出力する手段を有する。
前記スーパーインポーズ手段は、前記スーパーインポーズ映像が静止画か動画かを判別し、その判別結果を前記スーパーインポーズ映像に同期して出力する手段と前記判別結果により前記スーパーインポーズ映像が静止画であるとき、前記リピートフィールド情報に基づいて前記再生映像信号が前記リピートフィールド画像であるか否かを判断し、前記リピートフィールド画像であれば、前記静止画のスーパーインポーズ映像を重畳しないで前記再生映像信号を出力する一方、前記リピートフィールド画像でなければ、前記ピクチャ開始情報に基づいて前記静止画のスーパーインポーズ映像を前記MPEG2映像ストリームの先頭フィールドから前記再生映像信号に重畳すると共に、前記判別結果により前記スーパーインポーズ映像が動画であるとき、前記ピクチャ開始情報と前記リピートフィールド情報に拠らずに前記動画のスーパーインポーズ映像を前記再生映像信号に重畳する手段とを有する。
前記ビデオエンコーダは、前記静止画のスーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第1のフレーム周波数でMPEG2符号化する一方、前記動画のスーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第2のフレーム周波数でMPEG2符号化する。
【0014】
また、本発明に係る映像再符号化方法は、第1のフレーム周波数で符号化されたMPEG2映像ストリームを復号化し、その復号画像の再生映像信号を前記第1のフレーム周波数より高い第2のフレーム周波数で出力するとき、MPEG2符号化パラメータである、再生映像信号がトップフィールドから始まるか否かを示すtop_field_first信号と復号した映像信号をフィールドリピートするか否かを示すrepeat_first_field信号に基づいて前記再生映像信号リピートフィールド画像を生成する処理を備えたデコード処理と、文字情報または画像情報を静止画又は動画のスーパーインポーズ映像として前記第2のフレーム周波数で前記再生映像信号に重畳するスーパーインポーズ処理と、前記スーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第1あるいは前記第2のフレーム周波数で再びMPEG2符号化するエンコード処理とを備える。
前記デコード処理は、前記top_field_first信号と前記repeat_first_field信号に基づいて、前記再生映像信号が前記MPEG2映像ストリームの先頭フィールドか否かを示すピクチャ開始情報と、前記再生映像信号が前記リピートフィールド画像か否かを示すリピートフィールド情報を前記再生映像信号に同期して出力する処理を有する。
前記スーパーインポーズ処理は、前記スーパーインポーズ映像が静止画か動画かを判別し、その判別結果を前記スーパーインポーズ映像に同期して出力する処理と前記判別結果により前記スーパーインポーズ映像が静止画であるとき、前記リピートフィールド情報に基づいて前記再生映像信号が前記リピートフィールド画像であるか否かを判断し、前記リピートフィールド画像であれば、前記静止画のスーパーインポーズ映像を重畳しないで前記再生映像信号を出力する一方、前記リピートフィールド画像でなければ、前記ピクチャ開始情報に基づいて前記静止画のスーパーインポーズ映像を前記MPEG2映像ストリームの先頭フィールドから前記再生映像信号に重畳すると共に、前記判別結果により前記スーパーインポーズ映像が動画であるとき、前記ピクチャ開始情報と前記リピートフィールド情報に拠らずに前記動画のスーパーインポーズ映像を前記再生映像信号に重畳する処理とを有する。
前記エンコード処理は、前記静止画のスーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第1のフレーム周波数でMPEG2符号化する一方、前記動画のスーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第2のフレーム周波数でMPEG2符号化する。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図中で同じ機能を有する回路には同じ番号を付している。
【0019】
図1は、本発明によるスーパーインポーズ機能を備えた再符号化装置のシステム概要を示すブロック図で、TSデコーダ1、音声遅延メモリ2、TSエンコーダ3、ビデオデコーダ4、スーパーインポーズ回路5、ビデオエンコーダ6で構成される。
【0020】
TSデコーダ1は、伝送されるMPEG2−TS(トランスポートストリーム)100から映像信号と音声信号を分離し、映像信号をMPEG2映像ストリーム103としてビデオデコーダ4に、音声信号を音声ストリーム101として音声遅延メモリ2にそれぞれ出力する。
【0021】
音声遅延メモリ2は、映像信号と音声信号を同期させるための遅延メモリで、ビデオエンコーダ4、スーパーインポーズ回路5、ビデオエンコーダ6で映像信号が遅延する時間、音声ストリーム101を遅延し、遅延した音声ストリーム102としてTSエンコーダ3に出力する。ここで、音声ストリームはMPEG2符号化方式で圧縮されたものや非圧縮のPCMデータ等で構成される。本実施の形態では、音声データのビットレート変換やアフレコ処理(差し替え)を想定していないため映像信号と同期させるための遅延メモリを用いているが、音声信号の再処理を必要とする場合、遅延メモリ2に加え再処理用の音声エンコーダが必要となる。また、映像、音声以外のデータがTSストリームに含まれる場合、外部メモリを用いて遅延やデータの再生成が必要となるが、本実施の形態は映像信号の処理が主目的であるため省略している。
【0022】
図2は、ビデオデコーダ4の詳細な回路構成例を示したもので、VLD(可変長符号復号器)回路40、逆量子化回路41、逆DCT回路42、動き補償回路43、パラメータメモリ44、同期発生回路45で構成される。
【0023】
従来技術を用いたビデオデコーダと異なる点は、同期発生回路45を用いて、MPEG2ストリーム上のピクチャ開始情報107とリピートフィールド位置情報108をデコードされた映像データ106に同期してスーパーインポーズ回路5に出力することにある。
【0024】
VLD回路40は、MPEG2映像ストリーム103から可変長復号を行い、符号化パラメータ105をパラメータメモリ44へ、映像データである量子化係数値データ123を逆量子化回路41へ出力する。ここで、符号化パラメータ105はマクロブロックごとの符号化ビット数126とMPEG2規格のシーケンス層以下のパラメータ、フレーム周波数情報、トップフィールド情報、リピートフィールド情報、ピクチャタイプ、フレームごとの符号化ビット数127、VBVディレイ値、量子化マトリクス、マクロブロックタイプ、動ベクトルデータ122、量子化ステップ値120(量子化ステップコードを量子化ステップタイプに従ってデコードしたもの)、DCTモード情報121等で構成される。
【0025】
逆量子化回路41は、量子化係数値データ123とマクロブロック単位で量子化ステップ値120をパラメータメモリから読み出して逆量子化処理を行い、DCT係数値データ124を逆DCT回路42に出力する。逆量子化処理で使用する量子化マトリクスがユーザー定義のものを利用する場合、パラメータメモリから量子化マトリクスも読み込むものとする。
【0026】
逆DCT回路42は、DCT係数値データ124とDCTモード情報121を用いて逆DCT処理を行い、差分映像データ125を動き補償回路43に出力する。
【0027】
動き補償回路43は、内部にそれぞれ前方向予測用、後方向予測用のフレームメモリを有し、差分映像データ125と動ベクトルデータ122を用いて動き補償処理を行いデコードされた映像データ106をスーパーインポーズ回路5に出力する。ここで、MPEG2データの持つフレーム周波数と再生系で用いられるフレーム周波数が異なる場合、適時リピートフィールド処理を行いデコードされた映像データ106を出力する。
【0028】
パラメータメモリ44は、VLD回路40で復号された符号化パラメータ105をフレーム単位で保持している。
【0029】
同期発生回路45は、パラメータメモリ44から、フレーム単位で符号化パラメータを読み出し、フレーム構成情報として、MPEG2ストリーム上の先頭フィールドを表すピクチャ開始情報107と、再生フィールドがリピート処理により生成された映像データであることを示すリピートフィールド情報108としてスーパーインポーズ回路5に出力する。
【0030】
図3は、フレーム周波数24Hzの映画素材を29.97Hzの480i/60に再生する場合のリピートフィールドの一例を示したものである。各フィールドは、トップフィールドにT、ボトムフィールドにBの記号を付し、数字でフレーム番号を表している。例えば、T0は第0フレームのトップフィールド、B0は第0フレームのボトムフィールドを表している。また、楕円形の図形はMPEG2ストリーム上フレーム位置を表しており、記号Sとフレーム番号を付している。
【0031】
ストリームS0は、top_field_first=1、repeat_first_field=1であるから、T1フィールドはT0フィールドのリピートフィールドで構成される。ストリームS1は、top_field_first=0、repeat_first_field=0となっているため、本来ボトムフィールドであるB1がトップフィールド、本来トップフィールドであるT2をボトムフィールドとして1フレームを構成する。ストリームS2は、top_field_first=0、repeat_first_field=1より、B2をトップフィールド、T3をボトムフィールドとして再生後、B3をB2のリピートフィールドで再生する。以下同様に、ストリームS3はtop_field_first=1、repeat_first_field=0より再生フレームはT4、B4で構成され、ストリームS4はtop_field_first=1、repeat_first_field=1よりT5、B5を再生後、T6をT5のリピートフィールドで再生する。
【0032】
このように、480i/60では、1フレームはトップフィールド、ボトムフィールドの2フィールド、1秒あたり29.97枚のフレーム画像で構成される。一方、映画素材は1秒あたり24枚の静止画(フレーム画像)で構成されているため、1秒あたり約6枚のフレーム画像を挿入する必要があるが、フィールド単位で挿入されるため、MPEG2ストリーム上のピクチャ開始位置は固定していない。
【0033】
図4は、同期発生回路45の出力するピクチャ開始情報107とリピートフィールド情報108の出力タイミングを表した図である。MPEG2ストリームの構造は図5と同じ構成とする。ピクチャ開始情報107は、MPEG2ストリーム上の先頭フィールド時に“H”となる信号であるため、T0、B1、B2、T4、T5で“H”となる。リピートフィールド情報108は、MPEG2パラメータのrepeat_first_fieldフラグからリピートフィールドのとき“H”となる信号で、repeat_first_fieldフラグがT0、B1、T5で“H”となっているため、それぞれT1、B3、T6がリピートフィールドで構成されていることを示している。
【0034】
図5は、スーパーインポーズ回路5の構成例を示す図で、文字・画像発生回路50、遅延メモリ51、フレームメモリ52、静止画判別回路53、スーパーインポーズ領域検出回路54、適応ミックス回路55で構成される。
【0035】
従来技術を用いたスーパーインポーズが、文字・画像発生回路50と単一フレーム周波数のみに対応したミックス回路で構成されるのに対し、本実施の形態では発生したスーパーインポーズ画像データの静止画・動画判定を行う静止画判別回路53と、遅延メモリ51と、フレームメモリ52と、スーパーインポーズ領域抽出回路54が加わり、ミックス回路も映像データ、スーパーインポーズ画像データのフレーム構造とフレーム周波数情報を考慮して映像データのミックス処理を行う適応ミックス回路55に置き換えている。
【0036】
文字・画像発生回路50はスーパーインポーズする文字、画像データ104よりミックスする映像データ106の画面サイズに合わせて文字や画像データを生成し、遅延メモリ51と静止画判別回路53とスーパーインポーズ領域検出回路54に出力する。また、スーパーインポーズの有無を表すスーパーインポーズ存在情報131を静止画判別回路53に出力する。
【0037】
遅延メモリ51は1フレームのメモリを持ち、静止画判別回路53でスーパーインポーズ画像が静止画か動画かを判定するためフレーム遅延を行い、フレーム遅延したスーパーインポーズ画像データ132を静止画判別回路53と、フレームメモリ52、スーパーインポーズ領域検出回路54に出力する。
【0038】
静止画判別回路53は、スーパーインポーズ存在情報131より、スーパーインポーズデータが存在しない場合、スーパーインポーズ無効を、存在する場合、スーパーインポーズ画像データ130とフレーム遅延したスーパーインポーズ画像データ132の差分値の絶対和を1フィールド間に渡って累積し、あらかじめ定められたしきい値と比較して、しきい値以下の場合静止画、しきい値より大きい場合動画と判断し、スーパーインポーズフィールド情報110を適応ミックス回路55とビデオエンコーダ6に出力する。また、スーパーインポーズフィールド情報110が動画の場合、フレームメモリ52に1フレーム遅延したスーパーインポーズ画像データ132を書き込み、静止画の場合は書き込まないようにするフレーム書き込み制御信号133をフレームメモリ52に出力する。なお、静止画が切り替わるフレームでは1フレーム間だけスーパーインポーズフィールド情報110は動画と判断され、フレームメモリ52にフレーム遅延したスーパーインポーズ画像データ132を書き込む。
【0039】
フレームメモリ52は、1フレーム分のフレームメモリで構成され、フレーム書き込み制御信号133が書き込みを指示した場合、フレーム遅延したスーパーインポーズ画像データ132をフレームメモリに書き込み、それ以外は書き込み動作を行わない。また、適応ミックス回路55から出力されるフィールド読み出し制御信号134に従い、フレームメモリ内に記録されたトップフィールドデータ、あるいはボトムフィールドデータを出力する。
【0040】
スーパーインポーズ領域検出回路54は、フレーム遅延したスーパーインポーズ画像データ132がどの座標にデータがあるかを検出し、座標情報をスーパーインポーズ領域識別信号111としてビデオエンコーダ6に出力する。
【0041】
図6はスーパーインポーズ領域の検出例を示す。座標情報は画素単位でも良いが、MPEG2規格は映像データの制御がマクロブロック単位で行われるため、座標情報もマクロブロックアドレス単位とすることで領域情報の蓄積に必要なメモリ量を削減する事ができる。図6では、左上座標を(1,1)とし、横方向15マクロブロック、縦方向10マクロブロックで構成される画面の座標(5,2)のマクロブロックから座標(9,3)のマクロブロックまで文字情報が重畳されている例を示しており、マクロブロック領域が座標(5,2)−(9,3)の矩形領域だけスーパーインポーズされている識別信号111を出力する。
【0042】
適応ミックス回路55は、ピクチャ開始情報107と、リピートフィールド情報108と、スーパーインポーズフィールド情報110を用いて、デコードされた映像データ106と選択されたスーパーインポーズ画像フィールドデータ135のミックスを行い、スーパーインポーズ処理された映像データ109を出力する。
【0043】
図7は適応ミックス回路55のフレームメモリ読み出し制御アルゴリズムの例を示す。図7で、SIFはスーパーインポーズフィールド情報110を、ピクチャ開始はピクチャ開始情報107を、リピートフィールドはリピートフィールド情報108を、フィールド位置は現在のフィールド位置がトップフィールドかボトムフィールドかを表す。以下、アルゴリズムについて説明する。
【0044】
スーパーインポーズフィールド情報110が動画のとき(ステップS1)、MPEG2ストリームのフレーム構造に関係なく(ステップS2)、現在のフィールド位置からフレームメモリから読み出すフィールド位置を決定する(ステップS5,S6)。
【0045】
スーパーインポーズフィールド情報110が静止画のとき(ステップS1)、MPEG2ストリームの符号化情報によって読み出すフィールド位置を決定する。まず、リピートフィールド情報108がリピートフィールドの場合(ステップS3)、ビデオエンコーダ回路6では、リピートフィールドの除去を行うため、スーパーインポーズ画像の重畳は行わず、デコードした映像データ106をそのままスーパーインポーズ処理された映像データ109としてビデオエンコーダ回路6に出力する(ステップS9)。
【0046】
リピートフィールド情報108がリピートフィールドでない場合(ステップS3)、ピクチャ開始情報107に従って(ステップS4)、フレームメモリ52からトップフィールド、ボトムフィールドのスーパーインポーズ画像データを読み出しデコードされた映像データ106に重畳し、ビデオエンコーダ回路6に出力する(ステップS7,S8)。
【0047】
また、スーパーインポーズされていない場合(ステップS1)、スーパーインポーズ画像の重畳は行わず、デコードした映像データ106をそのままスーパーインポーズ処理された映像データ109としてビデオエンコーダ回路6に出力する(ステップS9)。
【0048】
図8、図9はそれぞれスーパーインポーズ画像が静止画動画のときの適応ミックス回路55の入出力信号を表したものである。
【0049】
より、スーパーインポーズ画像が動画の場合、ビデオデコーダ回路4から出力されるピクチャ開始情報107、リピートフィールド情報108に関係なく、フィールド位置がトップフィールドかボトムフィールドかによって、フレームメモリから読み出すフィールドが決定されるため、トップフィールドである場合、フレームメモリからトップフィールドのスーパーインポーズされた画像データが読み出され、適応ミックス回路55でデコードされた映像データ106に重畳され、スーパーインポーズ処理された映像データ109をビデオエンコーダ回路6に出力される。
【0050】
より、スーパーインポーズ画像が静止画の場合、フレームメモリ52には遅延メモリ51から書き込まれないため、トップフィールドデータIT0、ボトムフィールドデータIB0を保持され、フレームメモリ52から読み出されるスーパーインポーズ画像データは、ピクチャ開始情報107とリピートフィールド情報108のみから決定される。よって、入力画像がT0のとき、リピートフィールド情報108=“L”かつピクチャ開始情報107=“H”より(T0+IT0)を出力し、B0のときリピートフィールド情報108=“L”かつピクチャ開始情報107=“L”より(B0+IB0)を出力する。T1のときリピートフィールド情報=“H”のため、T1をそのまま出力する。以下、B1のとき(B1+IT0)を出力し、T2のとき(T2+IB0)を出力する。
【0051】
以上詳述したように、本実施の形態記載のスーパーインポーズ回路5を用いることで、従来は行えなかった異なるフレーム構造の画像に対して、スーパーインポーズ画像データの特性に合わせ重畳処理を行うことができるため、ビデオエンコーダ6で再符号化する際の画質劣化を防ぐことが出来る。
【0052】
図10は、請求項5に対応したビデオエンコーダ回路6の構成例を示したもので、フィールド間引き回路60、適応動ベクトル探索回路61、動き補償回路62、適応DCTモード判定回路63、DCT回路64、適応量子化制御回路65、量子化回路66、VLC(可変長符号化)回路67で構成される。
【0053】
本実施の形態は、先に出願した特願2000−197871の明細書の記載例を異なるフレーム構造やフレーム周波数に対応させるためのもので、フィールド間引き回路60を除く回路構成については特願2000−197871と同じ構成である。
【0054】
フィールド間引き回路60は、スーパーインポーズされた映像データ109がフィールド間引き処理できる場合、MPEG2映像ストリーム103と同じフレーム順序となるようにリピートフィールド情報108、スーパーインポーズフィールド情報110を用いてフィールド間引き処理を行いフィールド間引きされた映像データ140を適応動ベクトル探索回路61と動き補償回路62に出力する。
【0055】
図11は、フィールド間引き回路60の制御例を表すフローチャートである。フローチャート内の符号化情報はデコードされたMPEG2符号化パラメータ105を、SIFはスーパーインポーズフィールド情報110を表す。まず、入力であるスーパーインポーズされた映像データ109が符号化情報を持たない場合(ステップS11)、再符号化ではないため、通常のフィールド差分値を求め(ステップS12)、フィールド差分値がしきい値より大きい場合、フィールドを出力し(ステップS16)、小さい場合、前フィールドと同じであるためフィールド間引きを行う(ステップS15)。
【0056】
符号化情報105が存在する場合(ステップS11)、repeat_first_fieldフラグから生成されたリピートフィールド情報108が通常画像か(ステップS13)、リピートフィールドかつスーパーインポーズフィールド情報110が動画の場合(ステップS14)、フィールド出力し(ステップS18)、リピートフィールド情報108がリピートフィールドかつスーパーインポーズフィールド情報110が存在しないか、静止画の場合(ステップS14)、フィールド間引きを行う(ステップS17)。
【0057】
スーパーインポーズ画像データが静止画の場合、本実施の形態のスーパーインポーズを用いるとリピートフィールド位置にはスーパーインポーズ画像データは重畳されない。
【0058】
また、スーパーインポーズ画像データが動画の場合、図より、T0は(T0+IT0)に、T1は(T1+IT1)=(T0+IT1)となり、フィールド差分値は0とならないスーパーインポーズ画像データが29.97Hzで重畳されているためMPEG2映像ストリームのフレーム周波数で符号化すると、スーパーインポーズ画像データのデータが欠落するため、フリッカーが発生し主観上画質が悪くなるため、29.97Hzで符号化フィールド間引きを行わない。
【0059】
このように、MPEG2ストリームのフレーム周波数が異なる場合、従来のフィールド間引き回路ではデコードされた映像データ106になんらかの処理を加えると、MPEG2ストリームのフレーム周波数で再符号化することは不可能であったが、本実施の形態のスーパーインポーズ回路でスーパーインポーズする画像データの特性に合わせて、映像データに適時重畳するため、フィールド間引き回路でリピートフィールドの映像データを削除することができる。
【0060】
ここで図10に戻って構成を説明する。適応動ベクトル検索回路80は、動ベクトル探索回路61と選択回路70で構成され、予測元画像がスーパーインポーズ領域となっている場合、スーパーインポーズ処理により映像データが変わっているため、動ベクトル探索回路60で探索した動ベクトルデータ141を選択し、選択された動ベクトルデータとして動き補償回路61に出力する。予測元画像がスーパーインポーズ領域でなく、かつ、現在の符号化画像がスーパーインポーズ領域となっている場合も、映像データが変わっているため動ベクトルデータ141を選択された動ベクトルデータ142として動き補償回路62に出力する。予測元画像がスーパーインポーズ領域でなく、かつ、符号化画像がスーパーインポーズ領域でない場合、画像データはMPEG2ストリームとなんら変わっていないため、MPEG2ストリームをデコードした動ベクトルデータ122を選択された動ベクトルデータ142として動き補償回路62に出力する。
【0061】
動き補償回路62は、予測元映像データを蓄積するフレームメモリを有し、動ベクトルデータ142に従ってフィールド間引きされた映像データ140と予測元映像データの差分を求め、差分映像データ143としてDCTモード判定回路63とDCT回路64に出力する。ここで、予測元映像データは動き補償回路内のローカルデコード部で量子化係数値データ150を逆量子化処理と逆DCT処理から求めたものである。
【0062】
適応DCTモード選択回路81は、DCTモード判定回路63と選択回路71で構成される。
【0063】
DCTモード判定回路63は、フィールド・フレーム適応DCT変換を用いる場合の変換モードを算出する。一般的には、輝度信号マクロブロックの垂直方向に関して連続的なライン差分と1ラインごとの差分値を比較して連続的なライン差分値の方が小さい場合フレームDCT、1ラインごとの差分値が小さい場合フィールドDCT変換を行うものとしてDCT回路64にDCTモード情報144を出力する。
【0064】
選択回路71は、スーパーインポーズ領域識別信号111に従い、MPEG2ストリームをデコードしたDCTモード情報121とDCTモード判定回路63で算出したDCTモード情報144を選択し、選択されたDCTモード情報145としてDCT回路64に出力する。
【0065】
DCT回路64は、差分画像データ143に対して選択されたDCTモード情報145を用いてマクロブロックごとに最適なDCT変換を行い、量子化制御回路65と量子化回路66に出力する。
【0066】
量子化回路66は、DCT変換係数値データ146に対して量子化ステップ値147を用いて量子化処理を行い、VLC回路67に量子化係数値データ150を出力する。
【0067】
VLC回路67は、量子化係数値データ150はランレングス、ハフマン符号を用いて符号化し、ピクチャタイプや量子化ステップ値等の符号化に必要な情報もMPEG2規格に準拠するよう付加し、エンコードされたMPEG2映像データ112をTSエンコーダ3に出力する。
【0068】
適応量子化制御回路82は、量子化制御回路65と非スーパー領域ビット数算出回路72、選択回路73で構成される。
【0069】
量子化制御回路65は、DCT変換係数値データ146のアクティビティと、VLCバッファの状態を表すVLCバッファ値151からマクロブロックごとに最適な量子化ステップ値147を求める。ここで、量子化決定の手法は、MPEG2 TM4(Test Model 4)等に記述されている方法が一般的である。
【0070】
非スーパー領域ビット数算出回路72は、スーパーインポーズ領域識別信号111とマクロブロックごとの符号化ビット数126を用いて、MPEG2ストリーム中のスーパーインポーズされていないマクロブロックのビット数を1フレーム単位で累積し、非スーパーインポーズ領域の符号化ビット数148として選択回路73に出力する。
【0071】
選択回路73は、非スーパーインポーズ領域の符号化ビット数148とフレームごとの符号化ビット数127と、スーパーインポーズ領域識別信号111と、VLCバッファ値151を用いて、MPEG2ストリームをデコードした量子化ステップ値120と量子化制御回路65で算出した量子化ステップ値147を適応的に選択し、選択された量子化ステップ値149として量子化回路66に出力する。
【0072】
図12は、選択回路73の選択処理の一例を示している。まず符号化フレーム中の非スーパーインポーズ領域の符号化ビット数NSPB(回路では148)とMPEG2ストリームからデコードした符号化フレーム全体のビット数ALLB(回路では127)を比較し(ステップS21)、(ALLB<NSPB×2)であれば、スーパーインポーズ部分の画質劣化が大きくなる可能性があるため、量子化ステップ値147を選択する(ステップS24)。これは、スーパーインポーズする画像は静止画に近い特性を持つものが多いため、フレームあたり50%程度の符号量があれば非スーパーインポーズ領域の画質を落とさなくてもスーパーインポーズ領域の符号化が行えるためである。(ALLB≧NSPB×2)のとき、VLCバッファの状態が目標符号量以上で符号化されている場合(ステップS22)、目標符号量で制御するため量子化ステップ値147を選択し(ステップS24)、VLCバッファの状態が目標符号量以下で符号化されている場合(ステップS21)、対象マクロブロックが、スーパーインポーズ領域の場合は(ステップS23)、量子化ステップ値147を(ステップS24)、非スーパーインポーズ領域の場合(ステップS23)、MPEG2ストリームからデコードした量子化ステップ値120を選択する(ステップS25)。
【0073】
また、本実施の形態ではハードウェア構成について説明したが、近年のコンピュータ処理能力の向上に伴い、リアルタイム処理を必要とする場合でも低解像度の画像や、非リアルタイム処理で良い場合、ソフトウェアで構成しても良い。
【0074】
【発明の効果】
以上説明した本発明の再符号化装置および方法によれば、フレーム周波数の異なるMPEG2データに、スーパーインポーズ処理を行っても、スーパーインポーズされる画像が静止画の場合、MPEG2データと同じフレームレートで符号化することが出来るため、再符号化時の画質劣化を最大限抑えることができるというすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】再符号化装置の全体ブロック図
【図2】ビデオデコーダ回路のブロック図
【図3】24Hzで記録されたMPEG2ストリームの29.97Hzへの展開例を示す図
【図4】同期発生回路の出力信号のタイミング例を示す図
【図5】適応スーパーインポーズ回路のブロック図
【図6】スーパーインポーズ領域の例を示す図
【図7】適応ミックス回路のフレームメモリ読み出し制御を表すフローチャート
【図8】 スーパーインポーズデータが静止画である場合のデータミックス例を示す図
【図9】 スーパーインポーズデータが動画である場合のデータミックス例を示す図
【図10】フィールド間引きの制御方法を表すフローチャート
【図11】フィールド間引きの制御方法を表すフローチャート
【図12】適応量子化制御回路の制御方法を表すフローチャート
【符号の説明】
1 TSデコーダ
2 音声遅延メモリ
3 TSエンコーダ
4 ビデオデコーダ
5 スーパーインポーズ回路
6 ビデオエンコーダ
40 VLD回路
41 逆量子化回路
42 逆DCT回路
43 動き補償回路
44 パラメータメモリ
45 同期発生回路
50 文字・画像発生回路
51 遅延メモリ
52 フレームメモリ
53 静止画判別回路
54 スーパーインポーズ領域検出回路
55 適応ミックス回路
60 フィールド間引き回路
61 動ベクトル探索回路
62 動き補償回路
63 DCTモード判定回路
64 DCT回路
65 量子化制御回路
66 量子化回路
67 VLC回路
70 選択回路
71 選択回路
72 非スーパー領域ビット数算出回路
73 選択回路
80 適応動ベクトル探索回路
81 適応DCTモード探索回路
82 適応量子化制御回路
100 MPEG2−TSストリーム
101 音声ストリーム
102 遅延した音声ストリーム
103 MPEG2映像ストリーム
104 スーパーインポーズする文字、画像データ
105 デコードされたMPEG2ストリームの符号化パラメータ
106 デコードされた映像データ
107 ピクチャ開始情報
108 リピートフィールド情報
109 スーパーインポーズ処理された映像データ
110 スーパーインポーズフィールド情報
111 スーパーインポーズ領域情報
112 エンコードされたMPEG2映像ストリーム
113 再符号化されたMPEG2−TSストリーム
120 量子化ステップ値
121 DCTモード
122 動ベクトルデータ
123 量子化係数値データ
124 DCT係数値データ
125 差分映像データ
126 マクロブロックごとの符号化ビット数
127 フレームごとの符号化ビット数
130 スーパーインポーズ画像データ
131 スーパーインポーズ存在情報
132 フレーム遅延されたスーパーインポーズ画像データ
133 フレーム書き込み制御信号
134 フィールド読み出し制御信号
135 選択されたスーパーインポーズ画像フィールドデータ
140 フィールド間引きされた映像データ
141 動ベクトルデータ
142 選択された動ベクトルデータ
143 差分映像データ
144 DCTモード
145 選択されたDCTモード
146 DCT変換係数値
147 量子化ステップ値
148 非スーパーインポーズ領域の符号化ビット数
149 選択された量子化ステップ値
150 量子化係数値データ
151 VLCバッファ値

Claims (2)

  1. 第1のフレーム周波数で符号化されたMPEG2映像ストリームを復号化し、その復号画像の再生映像信号を前記第1のフレーム周波数より高い第2のフレーム周波数で出力するとき、MPEG2符号化パラメータである、再生映像信号がトップフィールドから始まるか否かを示すtop_field_first信号と復号した映像信号をフィールドリピートするか否かを示すrepeat_first_field信号に基づいて前記再生映像信号リピートフィールド画像を生成する機能を備えたビデオデコーダと、
    文字情報または画像情報を静止画又は動画のスーパーインポーズ映像として前記第2のフレーム周波数で前記再生映像信号に重畳するスーパーインポーズ手段と、
    前記スーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第1あるいは前記第2のフレーム周波数で再びMPEG2符号化するビデオエンコーダとを備え、
    前記ビデオデコーダは、前記top_field_first信号と前記repeat_first_field信号に基づいて、前記再生映像信号が前記MPEG2映像ストリームの先頭フィールドか否かを示すピクチャ開始情報と、前記再生映像信号が前記リピートフィールド画像か否かを示すリピートフィールド情報とを前記再生映像信号に同期して出力する手段を有し、
    前記スーパーインポーズ手段は前記スーパーインポーズ映像が静止画か動画かを判別し、その判別結果を前記スーパーインポーズ映像に同期して出力する手段と前記判別結果により前記スーパーインポーズ映像が静止画であるとき、前記リピートフィールド情報に基づいて前記再生映像信号が前記リピートフィールド画像であるか否かを判断し、前記リピートフィールド画像であれば、前記静止画のスーパーインポーズ映像を重畳しないで前記再生映像信号を出力する一方、前記リピートフィールド画像でなければ、前記ピクチャ開始情報に基づいて前記静止画のスーパーインポーズ映像を前記MPEG2映像ストリームの先頭フィールドから前記再生映像信号に重畳すると共に、前記判別結果により前記スーパーインポーズ映像が動画であるとき、前記ピクチャ開始情報と前記リピートフィールド情報に拠らずに前記動画のスーパーインポーズ映像を前記再生映像信号に重畳する手段とを有し、
    前記ビデオエンコーダは、前記静止画のスーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第1のフレーム周波数でMPEG2符号化する一方、前記動画のスーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第2のフレーム周波数でMPEG2符号化することを特徴とする映像再符号化装置。
  2. 第1のフレーム周波数で符号化されたMPEG2映像ストリームを復号化し、その復号画像の再生映像信号を前記第1のフレーム周波数より高い第2のフレーム周波数で出力するとき、MPEG2符号化パラメータである、再生映像信号がトップフィールドから始まるか否かを示すtop_field_first信号と復号した映像信号をフィールドリピートするか否かを示すrepeat_first_field信号に基づいて前記再生映像信号リピートフィールド画像を生成する処理を備えたデコード処理と、
    文字情報または画像情報を静止画又は動画のスーパーインポーズ映像として前記第2のフレーム周波数で前記再生映像信号に重畳するスーパーインポーズ処理と、
    前記スーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第1あるいは前記第2のフレーム周波数で再びMPEG2符号化するエンコード処理とを備え、
    前記デコード処理は、前記top_field_first信号と前記repeat_first_field信号に基づいて、前記再生映像信号が前記MPEG2映像ストリームの先頭フィールドか否かを示すピクチャ開始情報と、前記再生映像信号が前記リピートフィールド画像か否かを示すリピートフィールド情報を前記再生映像信号に同期して出力する処理を有し、
    前記スーパーインポーズ処理は前記スーパーインポーズ映像が静止画か動画かを判別し、その判別結果を前記スーパーインポーズ映像に同期して出力する処理と前記判別結果により前記スーパーインポーズ映像が静止画であるとき、前記リピートフィールド情報に基づいて前記再生映像信号が前記リピートフィールド画像であるか否かを判断し、前記リピートフィールド画像であれば、前記静止画のスーパーインポーズ映像を重畳しないで前記再生映像信号を出力する一方、前記リピートフィールド画像でなければ、前記ピクチャ開始情報に基づいて前記静止画のスーパーインポーズ映像を前記MPEG2映像ストリームの先頭フィールドから前記再生映像信号に重畳すると共に、前記判別結果により前記スーパーインポーズ映像が動画であるとき、前記ピクチャ開始情報と前記リピートフィールド情報に拠らずに前記動画のスーパーインポーズ映像を前記再生映像信号に重畳する処理とを有し、
    前記エンコード処理は、前記静止画のスーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第1のフレーム周波数でMPEG2符号化する一方、前記動画のスーパーインポーズ映像が重畳された前記再生映像信号を前記第2のフレーム周波数でMPEG2符号化することを特徴とする映像再符号化方法。
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