JPH07264580A - 映像信号伝送方法並びに映像信号送信装置及び映像信号受信装置 - Google Patents
映像信号伝送方法並びに映像信号送信装置及び映像信号受信装置Info
- Publication number
- JPH07264580A JPH07264580A JP4721294A JP4721294A JPH07264580A JP H07264580 A JPH07264580 A JP H07264580A JP 4721294 A JP4721294 A JP 4721294A JP 4721294 A JP4721294 A JP 4721294A JP H07264580 A JPH07264580 A JP H07264580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video signal
- output
- coding
- channel
- output control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】各チャンネルのデータ送出レートを最適化して
画質の向上を図る。 【構成】映像信号は符号化器35乃至38によって符号化さ
れる。総合出力コントロール回路55は映像信号に重畳さ
れた識別信号を識別し、各映像信号のジャンルに基づい
て各チャンネルのデータ送出レートを決定する。例え
ば、映像のジャンルがスポーツである場合には高いレー
トを設定し、静止画である場合には低いレートを設定す
る。出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59は
設定されたレートで符号化出力をMPX43に与えて多重
化させる。これにより、各チャンネルに最適な符号量が
割当てられ、画質が向上する。受信側では入力バッファ
60によって各チャンネルの符号化出力を記憶し、復号化
レートで読出す。チャンネル切換えが行われると、セレ
クタ61は読出された符号化出力の1つを選択して復号化
器20に与える。これにより、復号化までのタイムラグを
除去する。
画質の向上を図る。 【構成】映像信号は符号化器35乃至38によって符号化さ
れる。総合出力コントロール回路55は映像信号に重畳さ
れた識別信号を識別し、各映像信号のジャンルに基づい
て各チャンネルのデータ送出レートを決定する。例え
ば、映像のジャンルがスポーツである場合には高いレー
トを設定し、静止画である場合には低いレートを設定す
る。出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59は
設定されたレートで符号化出力をMPX43に与えて多重
化させる。これにより、各チャンネルに最適な符号量が
割当てられ、画質が向上する。受信側では入力バッファ
60によって各チャンネルの符号化出力を記憶し、復号化
レートで読出す。チャンネル切換えが行われると、セレ
クタ61は読出された符号化出力の1つを選択して復号化
器20に与える。これにより、復号化までのタイムラグを
除去する。
Description
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、複数チャンネルの符号
化出力を多重して伝送する映像信号伝送方法並びに映像
信号送信装置及び映像信号受信装置に関する。
化出力を多重して伝送する映像信号伝送方法並びに映像
信号送信装置及び映像信号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代の放送方式としてHDTV
(High-Definition TV)方式のテレビジョン放送が検
討されている。米国におけるHDTV放送としてはAT
V(Adbanced Television )方式がある。このATV方
式は、1987年にFCC(アメリカ連邦通信委員会)
の諮問委員会によって検討が開始され、1993年10
月には規格が決定している。
(High-Definition TV)方式のテレビジョン放送が検
討されている。米国におけるHDTV放送としてはAT
V(Adbanced Television )方式がある。このATV方
式は、1987年にFCC(アメリカ連邦通信委員会)
の諮問委員会によって検討が開始され、1993年10
月には規格が決定している。
【0003】このHDTV方式においてはディジタル放
送が採用される。一般的に、映像信号をディジタル化す
ると、その情報量は膨大となり、情報を圧縮することな
く伝送又は記録等を行うことは、通信速度及び費用等の
点で困難である。例えば、現行NTSC方式の525、
2:1インタレース信号の全データレートは216Mb
psとなり、更に、525、1:1ノンインタレース信
号では432Mbpsにもなる。
送が採用される。一般的に、映像信号をディジタル化す
ると、その情報量は膨大となり、情報を圧縮することな
く伝送又は記録等を行うことは、通信速度及び費用等の
点で困難である。例えば、現行NTSC方式の525、
2:1インタレース信号の全データレートは216Mb
psとなり、更に、525、1:1ノンインタレース信
号では432Mbpsにもなる。
【0004】このため、ディジタル映像信号の伝送又は
記録においては、画像圧縮技術が必須であり、近年各種
標準化案が検討されている。動画用としてはMPEGが
提案されている。MPEGにおいては、DCT(Discre
te Cosine Transform )変換、フレーム間予測符号化、
ランレングス符号化及びエントロピー符号化を複合的に
用いて映像信号を符号化する。ディジタル伝送テレビジ
ョン(TV)システムとしてはこのMPEGをベースに
した各種の提案が行われている。
記録においては、画像圧縮技術が必須であり、近年各種
標準化案が検討されている。動画用としてはMPEGが
提案されている。MPEGにおいては、DCT(Discre
te Cosine Transform )変換、フレーム間予測符号化、
ランレングス符号化及びエントロピー符号化を複合的に
用いて映像信号を符号化する。ディジタル伝送テレビジ
ョン(TV)システムとしてはこのMPEGをベースに
した各種の提案が行われている。
【0005】MPEG方式においては、1フレーム内で
DCTによる圧縮(フレーム内圧縮)を行うだけでな
く、フレーム間の相関を利用して時間軸方向の冗長度を
削減するフレーム間圧縮も採用する。フレーム間圧縮
は、一般の動画像が前後のフレームでよく似ているとい
う性質を利用して、前後のフレームの差分を求め差分値
を符号化することによって、ビットレートを一層低減さ
せるものである。特に、画像の動きを予測してフレーム
間差を求めることにより予測誤差を低減する動き補償フ
レーム間予測符号化が有効である。
DCTによる圧縮(フレーム内圧縮)を行うだけでな
く、フレーム間の相関を利用して時間軸方向の冗長度を
削減するフレーム間圧縮も採用する。フレーム間圧縮
は、一般の動画像が前後のフレームでよく似ているとい
う性質を利用して、前後のフレームの差分を求め差分値
を符号化することによって、ビットレートを一層低減さ
せるものである。特に、画像の動きを予測してフレーム
間差を求めることにより予測誤差を低減する動き補償フ
レーム間予測符号化が有効である。
【0006】図18はMPEGよりも高い伝送レートに
設定されたMPEG2方式に対応したエンコーダを示す
ブロック図である。
設定されたMPEG2方式に対応したエンコーダを示す
ブロック図である。
【0007】入力端子1にはラスタ走査の映像信号が入
力される。この入力映像信号は、符号化器16のラスタブ
ロック変換回路2において、8×8画素のブロック(以
下、DCTブロックともいう)単位に変換される。DC
Tブロック単位のブロックデータは差分回路3及び動き
ベクトル検出回路4に入力される。
力される。この入力映像信号は、符号化器16のラスタブ
ロック変換回路2において、8×8画素のブロック(以
下、DCTブロックともいう)単位に変換される。DC
Tブロック単位のブロックデータは差分回路3及び動き
ベクトル検出回路4に入力される。
【0008】いま、フレーム内圧縮モードであるものと
すると、スイッチ5はオフである。この場合には、差分
回路3はラスタブロック変換回路2からのブロックデー
タをそのままDCT回路6に与える。DCT回路6には
1ブロックが8×8画素で構成された信号が入力され、
DCT回路6は8×8の2次元DCT処理によって入力
信号を周波数成分に変換する。これにより、空間的な相
関成分を削減可能となる。即ち、DCT回路4の出力
(変換係数)は量子化回路7に与えられ、量子化回路7
は変換係数を所定の量子化幅で再量子化することによっ
て、1ブロックの信号の冗長度を低減する。なお、量子
化回路7の量子化幅は、量子化コントロール回路8によ
って設定される量子化テーブルに基づいて決定される。
すると、スイッチ5はオフである。この場合には、差分
回路3はラスタブロック変換回路2からのブロックデー
タをそのままDCT回路6に与える。DCT回路6には
1ブロックが8×8画素で構成された信号が入力され、
DCT回路6は8×8の2次元DCT処理によって入力
信号を周波数成分に変換する。これにより、空間的な相
関成分を削減可能となる。即ち、DCT回路4の出力
(変換係数)は量子化回路7に与えられ、量子化回路7
は変換係数を所定の量子化幅で再量子化することによっ
て、1ブロックの信号の冗長度を低減する。なお、量子
化回路7の量子化幅は、量子化コントロール回路8によ
って設定される量子化テーブルに基づいて決定される。
【0009】量子化回路7からの量子化データは可変長
符号化回路9に与えられる。量子化出力は、一般的には
ランレングス符号等のレベル信号になっている。可変長
符号化回路9は所定の可変長符号表、例えば、ハフマン
符号表等に基づいて、量子化出力を可変長符号化して出
力バッファ10を介して出力する。これにより、出現確率
が高いデータには短いビットを割当て、出現確率が低い
データには長いビットを割当てて、伝送量を一層削減す
る。
符号化回路9に与えられる。量子化出力は、一般的には
ランレングス符号等のレベル信号になっている。可変長
符号化回路9は所定の可変長符号表、例えば、ハフマン
符号表等に基づいて、量子化出力を可変長符号化して出
力バッファ10を介して出力する。これにより、出現確率
が高いデータには短いビットを割当て、出現確率が低い
データには長いビットを割当てて、伝送量を一層削減す
る。
【0010】このように、スイッチ5がオフ状態となる
ことによって、フレーム内圧縮モード(以下、イントラ
モードともいう)による圧縮が行われる。イントラモー
ドは、所定の間隔に設定されるだけでなく、動きが早い
映像が入力された場合又はシーンチェンジが発生した場
合等においても設定される。
ことによって、フレーム内圧縮モード(以下、イントラ
モードともいう)による圧縮が行われる。イントラモー
ドは、所定の間隔に設定されるだけでなく、動きが早い
映像が入力された場合又はシーンチェンジが発生した場
合等においても設定される。
【0011】一方、フレーム間圧縮モード(以下、イン
ターモードともいう)時には、スイッチ5はオン状態と
なる。これにより、所定のDCTブロックは予測符号化
される。即ち、ラスタブロック変換回路2からのDCT
ブロックデータは差分回路3に与えられ、差分回路3
は、現フレームのブロックと後述する動き補償回路15か
らの動き補償された参照フレームのブロック(以下、参
照ブロックともいう)との画素データ毎の差分を予測誤
差としてDCT回路6に出力する。この場合には、DC
T回路6は差分データを符号化する。
ターモードともいう)時には、スイッチ5はオン状態と
なる。これにより、所定のDCTブロックは予測符号化
される。即ち、ラスタブロック変換回路2からのDCT
ブロックデータは差分回路3に与えられ、差分回路3
は、現フレームのブロックと後述する動き補償回路15か
らの動き補償された参照フレームのブロック(以下、参
照ブロックともいう)との画素データ毎の差分を予測誤
差としてDCT回路6に出力する。この場合には、DC
T回路6は差分データを符号化する。
【0012】参照ブロックは量子化出力を復号すること
により得ている。すなわち、量子化回路7の出力は、逆
量子化回路11にも与えられる。逆量子化回路11によって
量子化出力は逆量子化され、更に逆DCT回路12におい
て逆DCT処理されて元の映像信号に戻される。この場
合には、差分回路3の出力が差分情報であるので、逆D
CT回路12の出力も差分情報である。逆DCT回路12の
出力は加算器13に与えられる。加算器13の出力はフレー
ムメモリ14、動き補償回路15及びスイッチ5を介して加
算器13に与えられており、加算器13は動き補償回路15か
らの参照ブロックのデータに差分データを加算して現フ
レームのブロックデータ(ローカルデコードデータ)を
再生してフレームメモリ14に出力する。
により得ている。すなわち、量子化回路7の出力は、逆
量子化回路11にも与えられる。逆量子化回路11によって
量子化出力は逆量子化され、更に逆DCT回路12におい
て逆DCT処理されて元の映像信号に戻される。この場
合には、差分回路3の出力が差分情報であるので、逆D
CT回路12の出力も差分情報である。逆DCT回路12の
出力は加算器13に与えられる。加算器13の出力はフレー
ムメモリ14、動き補償回路15及びスイッチ5を介して加
算器13に与えられており、加算器13は動き補償回路15か
らの参照ブロックのデータに差分データを加算して現フ
レームのブロックデータ(ローカルデコードデータ)を
再生してフレームメモリ14に出力する。
【0013】フレームメモリ14は、加算器13からのロー
カルデコードデータを例えば1フレーム期間遅延させて
動きベクトル検出回路4及び動き補償回路15に出力す
る。動きベクトル検出回路4は、ラスタブロック変換回
路2からの現信号とフレームメモリ14からの1フレーム
期間遅延された信号とが入力され、DCTブロック単位
又は16×16画素(以下、マクロブロックともいう)
単位で動きベクトルを求めて動き補償回路15に出力す
る。動き補償回路15は、1フレーム前のローカルデコー
ドデータのブロック化位置を動きベクトルによって補正
して、動き補償した参照ブロックデータとして差分回路
3に出力する。こうして、動き補償された1フレーム前
のデータが参照ブロックとして差分回路3に供給される
ことになり、差分回路3は現フレームのブロックデータ
から参照ブロックデータを減算して、予測誤差のみをD
CT回路6に与える。以後の動作はイントラモード時と
同様である。
カルデコードデータを例えば1フレーム期間遅延させて
動きベクトル検出回路4及び動き補償回路15に出力す
る。動きベクトル検出回路4は、ラスタブロック変換回
路2からの現信号とフレームメモリ14からの1フレーム
期間遅延された信号とが入力され、DCTブロック単位
又は16×16画素(以下、マクロブロックともいう)
単位で動きベクトルを求めて動き補償回路15に出力す
る。動き補償回路15は、1フレーム前のローカルデコー
ドデータのブロック化位置を動きベクトルによって補正
して、動き補償した参照ブロックデータとして差分回路
3に出力する。こうして、動き補償された1フレーム前
のデータが参照ブロックとして差分回路3に供給される
ことになり、差分回路3は現フレームのブロックデータ
から参照ブロックデータを減算して、予測誤差のみをD
CT回路6に与える。以後の動作はイントラモード時と
同様である。
【0014】なお、図示しない判定回路によって、現信
号と1フレーム遅延された信号の差分値(8×8画素分
合計)が所定のしきい値よりも大きくなったことが示さ
れると、スイッチ5はオフになって、イントラモードが
選択されるようになっている。
号と1フレーム遅延された信号の差分値(8×8画素分
合計)が所定のしきい値よりも大きくなったことが示さ
れると、スイッチ5はオフになって、イントラモードが
選択されるようになっている。
【0015】ところで、上述したように、DCT回路6
は2次元DCT処理によって、入力信号を直交変換して
変換係数を出力している。DCT回路6からの変換係数
は水平及び垂直の低周波成分から高周波成分に順次配列
される。例えば、8×8画素のブロック単位で処理を行
うと、水平及び垂直に低域から高域に向かって順次配列
された8×8の64個の変換係数が生成される。変換係
数は全データの平均値を示す1個のDC係数と63個の
AC係数とから成り、水平及び垂直の低域から高域に向
かって、すなわち、DC係数から順にジグザグスキャン
されて読出される。
は2次元DCT処理によって、入力信号を直交変換して
変換係数を出力している。DCT回路6からの変換係数
は水平及び垂直の低周波成分から高周波成分に順次配列
される。例えば、8×8画素のブロック単位で処理を行
うと、水平及び垂直に低域から高域に向かって順次配列
された8×8の64個の変換係数が生成される。変換係
数は全データの平均値を示す1個のDC係数と63個の
AC係数とから成り、水平及び垂直の低域から高域に向
かって、すなわち、DC係数から順にジグザグスキャン
されて読出される。
【0016】比較的粗い絵柄では変換係数の高域成分の
値は小さく、細かい絵柄では変換係数の高域成分の値ま
で大きくなる。つまり、絵柄に拘らず同一の量子化幅で
量子化を行うと、絵柄によって符号化器16からの出力符
号量が相違してしまう。そこで、可変長符号化回路9の
出力を出力バッファ10に与えて一時保持させることによ
り、出力端子17からの符号化出力の出力レートを一定に
している。
値は小さく、細かい絵柄では変換係数の高域成分の値ま
で大きくなる。つまり、絵柄に拘らず同一の量子化幅で
量子化を行うと、絵柄によって符号化器16からの出力符
号量が相違してしまう。そこで、可変長符号化回路9の
出力を出力バッファ10に与えて一時保持させることによ
り、出力端子17からの符号化出力の出力レートを一定に
している。
【0017】また、可変長符号化出力の符号量が極端に
低下してバッファ占有量が0%になること及び可変長符
号化出力の符号量が増大してバッファ占有量が100%
になることを防止するために、出力バッファ10のバッフ
ァ占有量を常時監視するようになっている。このバッフ
ァ占有量のデータは量子化コントロール回路8に与えら
れる。量子化コントロール回路8は、バッファ占有量の
状態に基づいて量子化回路7が用いる量子化テーブルを
制御する。即ち、量子化コントロール回路8は、バッフ
ァ占有量が小さい場合には量子化ビット数を増加させる
ように量子化テーブルを設定し、バッファ占有量が大き
い場合には量子化ビット数を減少させるように量子化テ
ーブルを設定する。これにより、出力端子17からは一定
レートで符号化出力が出力される。
低下してバッファ占有量が0%になること及び可変長符
号化出力の符号量が増大してバッファ占有量が100%
になることを防止するために、出力バッファ10のバッフ
ァ占有量を常時監視するようになっている。このバッフ
ァ占有量のデータは量子化コントロール回路8に与えら
れる。量子化コントロール回路8は、バッファ占有量の
状態に基づいて量子化回路7が用いる量子化テーブルを
制御する。即ち、量子化コントロール回路8は、バッフ
ァ占有量が小さい場合には量子化ビット数を増加させる
ように量子化テーブルを設定し、バッファ占有量が大き
い場合には量子化ビット数を減少させるように量子化テ
ーブルを設定する。これにより、出力端子17からは一定
レートで符号化出力が出力される。
【0018】一方、復号化側においては、入力端子18を
介して入力される符号化出力は入力バッファ19を介して
復号化器20に供給される。復号化器20の可変長復号化回
路21は可変長符号化出力を可変長復号化する。なお、入
力バッファ19は、可変長復号化回路21における復号化レ
ートに応じたレートで入力符号化出力を可変長復号化回
路21に出力している。
介して入力される符号化出力は入力バッファ19を介して
復号化器20に供給される。復号化器20の可変長復号化回
路21は可変長符号化出力を可変長復号化する。なお、入
力バッファ19は、可変長復号化回路21における復号化レ
ートに応じたレートで入力符号化出力を可変長復号化回
路21に出力している。
【0019】可変長復号化回路21の出力は逆量子化回路
22によって逆量子化処理され、逆DCT回路23によって
逆DCT処理される。これにより、符号化出力は符号化
側のDCT処理前の画素データに戻される。逆DCT回
路23の出力は加算器24に与えられる。加算器24の出力は
フレームメモリ25、動き補償回路26及びスイッチ27を介
して加算器24に与えられる。入力された符号化出力がフ
レーム内圧縮データである場合にはスイッチ27はオフで
あり、逆DCT回路23の出力は加算器24を介してブロッ
クラスタ変換回路28にそのまま供給される。
22によって逆量子化処理され、逆DCT回路23によって
逆DCT処理される。これにより、符号化出力は符号化
側のDCT処理前の画素データに戻される。逆DCT回
路23の出力は加算器24に与えられる。加算器24の出力は
フレームメモリ25、動き補償回路26及びスイッチ27を介
して加算器24に与えられる。入力された符号化出力がフ
レーム内圧縮データである場合にはスイッチ27はオフで
あり、逆DCT回路23の出力は加算器24を介してブロッ
クラスタ変換回路28にそのまま供給される。
【0020】一方、入力された符号化出力がフレーム間
圧縮データである場合には、スイッチ27はオンとなる。
この場合には、逆DCT回路23の出力は参照ブロックと
の差分値であり、この差分値はフレームメモリ25によっ
て1フレーム期間遅延させる。動き補償回路26は、フレ
ームメモリ25の出力を、動きベクトルに基づくブロック
化位置でブロック化して、参照ブロックとして加算器24
に出力する。加算器24は、逆DCT回路23からの参照フ
レームの復号化出力と現フレームの復号化出力とを加算
することにより、現フレームのビデオ信号を再生してブ
ロックラスタ変換回路28に出力する。ブロックラスタ変
換回路28は、入力されたブロック単位の画素データをラ
スタデータに変換して出力端子29を介して出力する。こ
うして、元の画像が復元される。
圧縮データである場合には、スイッチ27はオンとなる。
この場合には、逆DCT回路23の出力は参照ブロックと
の差分値であり、この差分値はフレームメモリ25によっ
て1フレーム期間遅延させる。動き補償回路26は、フレ
ームメモリ25の出力を、動きベクトルに基づくブロック
化位置でブロック化して、参照ブロックとして加算器24
に出力する。加算器24は、逆DCT回路23からの参照フ
レームの復号化出力と現フレームの復号化出力とを加算
することにより、現フレームのビデオ信号を再生してブ
ロックラスタ変換回路28に出力する。ブロックラスタ変
換回路28は、入力されたブロック単位の画素データをラ
スタデータに変換して出力端子29を介して出力する。こ
うして、元の画像が復元される。
【0021】図18の装置は、1つの映像信号をエンコ
ードしてデコードするものである。近年、複数の映像信
号をエンコードし、複数の符号化出力の1つを選択して
デコードするシステムも提案されている。
ードしてデコードするものである。近年、複数の映像信
号をエンコードし、複数の符号化出力の1つを選択して
デコードするシステムも提案されている。
【0022】図19は4チャンネルの映像信号をエンコ
ードし、時分割多重して1時分割多重データに変換した
後伝送し、受信側において、デマルチプレクス処理によ
って4チャンネルのうちの所定の1チャンネルの映像信
号を選択してデコード処理する従来の映像信号送信装置
及び映像信号受信装置を示すブロック図である。
ードし、時分割多重して1時分割多重データに変換した
後伝送し、受信側において、デマルチプレクス処理によ
って4チャンネルのうちの所定の1チャンネルの映像信
号を選択してデコード処理する従来の映像信号送信装置
及び映像信号受信装置を示すブロック図である。
【0023】図19において、入力端子31乃至34には夫
々例えばCCIRの勧告601で定義されている第1乃
至第4チャンネルの映像信号が入力される。これらの第
1乃至第4チャンネルの映像信号は夫々符号化器35乃至
38に供給される。符号化器35乃至38の構成は図18の符
号化器16と同一である。符号化器35乃至38は夫々入力さ
れた映像信号に対してDCT処理、量子化処理及び可変
長符号化処理を施して出力バッファ及び出力コントロー
ル回路39乃至42に出力する。
々例えばCCIRの勧告601で定義されている第1乃
至第4チャンネルの映像信号が入力される。これらの第
1乃至第4チャンネルの映像信号は夫々符号化器35乃至
38に供給される。符号化器35乃至38の構成は図18の符
号化器16と同一である。符号化器35乃至38は夫々入力さ
れた映像信号に対してDCT処理、量子化処理及び可変
長符号化処理を施して出力バッファ及び出力コントロー
ル回路39乃至42に出力する。
【0024】出力バッファ及び出力コントロール回路39
乃至42は入力された符号化出力を一定レートでマルチプ
レックス回路(以下、MPXという)43に出力すると共
に、夫々バッファ占有量に基づく情報を量子化コントロ
ール回路44乃至47に出力する。量子化コントロール回路
44乃至47の構成は図18の量子化コントロール回路8と
同一であり、量子化コントロール回路44乃至47によって
夫々符号化器35乃至38が用いる量子化テーブルが制御さ
れる。
乃至42は入力された符号化出力を一定レートでマルチプ
レックス回路(以下、MPXという)43に出力すると共
に、夫々バッファ占有量に基づく情報を量子化コントロ
ール回路44乃至47に出力する。量子化コントロール回路
44乃至47の構成は図18の量子化コントロール回路8と
同一であり、量子化コントロール回路44乃至47によって
夫々符号化器35乃至38が用いる量子化テーブルが制御さ
れる。
【0025】MPX43は出力バッファ及び出力コントロ
ール回路39乃至42からの4チャンネル分の符号化出力を
時分割多重して伝送路に送出する。MPX43の伝送レー
トの制限(例えば20Mbps)によって、出力バッフ
ァ及び出力コントロール回路39乃至42のデータレートを
制限する必要がある。入力端子31乃至34に入力される第
1乃至第4の映像信号が相互に無相関であることを考慮
すると、例えば、各チャンネルの伝送レートをMPX43
の最大伝送レートの1/4の固定したレートに設定す
る。なお、4チャンネルのうちの所定の1チャンネルの
伝送レートを例えばMPX43の最大伝送レートの1/2
に設定し、他の3チャンネルの伝送レートをMPX43の
最大伝送レートの1/6に設定するようにしてもよい。
いずれの場合でも、各チャンネルの伝送レートを固定す
る方法が採用される。
ール回路39乃至42からの4チャンネル分の符号化出力を
時分割多重して伝送路に送出する。MPX43の伝送レー
トの制限(例えば20Mbps)によって、出力バッフ
ァ及び出力コントロール回路39乃至42のデータレートを
制限する必要がある。入力端子31乃至34に入力される第
1乃至第4の映像信号が相互に無相関であることを考慮
すると、例えば、各チャンネルの伝送レートをMPX43
の最大伝送レートの1/4の固定したレートに設定す
る。なお、4チャンネルのうちの所定の1チャンネルの
伝送レートを例えばMPX43の最大伝送レートの1/2
に設定し、他の3チャンネルの伝送レートをMPX43の
最大伝送レートの1/6に設定するようにしてもよい。
いずれの場合でも、各チャンネルの伝送レートを固定す
る方法が採用される。
【0026】受信側においては、MPX43から送出され
たデータをデマルチプレクス回路(以下、DMPXとい
う)48によって、所望のチャンネルのデータのみを選択
して入力バッファ49に供給する。入力バッファ49の構成
は図18の入力バッファ19と同様であり、入力バッファ
49は、送信側の出力バッファ及び出力コントロール回路
39乃至42のバッファ占有量と同様のバッファ占有量だけ
データが蓄積されると、復号化レートに応じて、入力さ
れた符号化出力を復号化器20に出力する。復号化器20の
構成は図18と同一であり、復号化器20によって復号化
された映像信号はモニタ50に与えられて、所望のチャン
ネルの映像が映出される。
たデータをデマルチプレクス回路(以下、DMPXとい
う)48によって、所望のチャンネルのデータのみを選択
して入力バッファ49に供給する。入力バッファ49の構成
は図18の入力バッファ19と同様であり、入力バッファ
49は、送信側の出力バッファ及び出力コントロール回路
39乃至42のバッファ占有量と同様のバッファ占有量だけ
データが蓄積されると、復号化レートに応じて、入力さ
れた符号化出力を復号化器20に出力する。復号化器20の
構成は図18と同一であり、復号化器20によって復号化
された映像信号はモニタ50に与えられて、所望のチャン
ネルの映像が映出される。
【0027】ところで、上述したように、各チャンネル
の符号化出力のレートは固定されていることから、絵柄
が細かい複雑な画像を圧縮符号化する場合には、符号化
ビット数が不足して復元画像の画質が劣化することがあ
る。また逆に、静止画等の画像を符号化する場合には符
号化ビット数が余ってしまうことがあるという問題があ
った。
の符号化出力のレートは固定されていることから、絵柄
が細かい複雑な画像を圧縮符号化する場合には、符号化
ビット数が不足して復元画像の画質が劣化することがあ
る。また逆に、静止画等の画像を符号化する場合には符
号化ビット数が余ってしまうことがあるという問題があ
った。
【0028】また、受信側の入力バッファ49は所定チャ
ンネルのデータが所定のバッファ占有量だけ蓄積される
までデータを保持した後に復号化器20に出力する。従っ
て、チャンネルチェンジ毎に画像の復元が停止してしま
うという問題があった。
ンネルのデータが所定のバッファ占有量だけ蓄積される
までデータを保持した後に復号化器20に出力する。従っ
て、チャンネルチェンジ毎に画像の復元が停止してしま
うという問題があった。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の映像信号送信装置及び映像信号受信装置において
は、各チャンネルの伝送レートを固定にしていることか
ら、絵柄によっては符号化ビット数に過不足が生じるこ
とがあるという問題点があった。また、受信側において
チャンネルチェンジ時には復号過程の準備のためのタイ
ムラグが大きいという問題点があった。
従来の映像信号送信装置及び映像信号受信装置において
は、各チャンネルの伝送レートを固定にしていることか
ら、絵柄によっては符号化ビット数に過不足が生じるこ
とがあるという問題点があった。また、受信側において
チャンネルチェンジ時には復号過程の準備のためのタイ
ムラグが大きいという問題点があった。
【0030】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、各チャンネルにおける符号化ビット数の過
不足の発生を防止して、復元画像の画質を向上させるこ
とができる映像信号送信装置を提供することを目的とす
る。
のであって、各チャンネルにおける符号化ビット数の過
不足の発生を防止して、復元画像の画質を向上させるこ
とができる映像信号送信装置を提供することを目的とす
る。
【0031】また、本発明は、チャンネル切換え時にお
ける復号化開始までのタイムラグの発生を防止すること
ができる映像信号受信装置を提供することを目的とす
る。
ける復号化開始までのタイムラグの発生を防止すること
ができる映像信号受信装置を提供することを目的とす
る。
【0032】また、本発明は、各チャンネルにおける符
号化ビット数の過不足の発生を防止して、復元画像の画
質を向上させることができる映像信号伝送方法を提供す
ることを目的とする。
号化ビット数の過不足の発生を防止して、復元画像の画
質を向上させることができる映像信号伝送方法を提供す
ることを目的とする。
【0033】また、本発明は、チャンネル切換え時にお
ける復号化開始までのタイムラグの発生を防止すること
ができる映像信号伝送方法を提供することを目的とす
る。
ける復号化開始までのタイムラグの発生を防止すること
ができる映像信号伝送方法を提供することを目的とす
る。
【0034】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
映像信号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当てら
れる複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段
と、これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符
号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前記複数のチ
ャンネルの映像信号のジャンルを示す情報に基づいて、
前記各符号化手段の符号化レートを決定すると共に、前
記多重化手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制
御手段とを具備したものであり、本発明の請求項3に係
る映像信号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当て
られる複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手
段と、これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの
符号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前記複数の
チャンネルの映像信号の動きを検出する動き検出手段
と、この動き検出手段の検出結果に基づいて、前記各符
号化手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重化
手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制御手段と
を具備したものであり、本発明の請求項6に係る映像信
号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当てられる複
数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、こ
れらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化出
力を時間軸多重する多重化手段と、前記各チャンネルの
複数の映像信号に重畳されているスーパーインポーズ信
号の重畳量を示す情報に基づいて、前記各符号化手段の
符号化レートを決定すると共に、前記多重化手段の総合
伝送レートを一定に維持する出力制御手段とを具備した
ものであり、本発明の請求項8に係る映像信号送信装置
は、複数のチャンネルに夫々割当てられる複数の映像信
号を夫々符号化する複数の符号化手段と、これらの複数
の符号化手段からの各チャンネルの符号化出力を時間軸
多重する多重化手段と、前記複数のチャンネルの映像信
号の1フレームの画像数を示す情報に基づいて、前記各
符号化手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重
化手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制御手段
とを具備したものであり、本発明の請求項10に係る映
像信号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当てられ
る複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段
と、これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符
号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前記複数のチ
ャンネルの映像信号の1秒間当たりのフレーム数を示す
情報に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決
定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定
に維持する出力制御手段とを具備したものであり、本発
明の請求項12に係る映像信号送信装置は、画像の動き
を検出する動き検出手段を有し、動き補償予測符号化に
よって複数のチャンネルに夫々割当てられる複数の映像
信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、これらの複
数の符号化手段からの各チャンネルの符号化出力を時間
軸多重する多重化手段と、前記動き検出手段の検出結果
に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決定す
ると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定に維
持する出力制御手段とを具備したものであり、本発明の
請求項15に係る映像信号送信装置は、複数のチャンネ
ルに夫々割当てられる複数の映像信号をDCT処理及び
量子化処理によって夫々符号化する複数の符号化手段
と、これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符
号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前記各チャン
ネルの複数の映像信号に基づく映像に含まれる文字の量
を示す情報に基づいて、前記各符号化手段の符号化レー
トを決定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レート
を一定に維持する出力制御手段とを具備したものであ
り、本発明の請求項19に係る映像信号送信装置は、複
数のチャンネルに夫々割当てられる複数の映像信号をD
CT処理及び量子化処理によって夫々符号化する複数の
符号化手段と、これらの複数の符号化手段からの各チャ
ンネルの符号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前
記各チャンネルの複数の映像信号に対するDCT処理後
の変換係数の高域の係数のレベルに基づいて、前記各符
号化手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重化
手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制御手段と
を具備したものであり、本発明の請求項22に係る映像
信号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当てられる
複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、
これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、前記複数のチャン
ネルの映像信号に対応する伝送レート係数に基づいて、
前記各符号化手段の符号化レートを決定すると共に、前
記多重化手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制
御手段とを具備したものであり、本発明の請求項23に
係る映像信号受信装置は、複数のチャンネルに夫々割当
てられた複数の映像信号の符号化出力が時間軸多重され
て入力され、入力された符号化出力を前記チャンネル毎
に管理して記憶する記憶手段と、前記複数の映像信号の
符号化出力を復号化する復号化手段と、この復号化手段
の復号化レートで前記記憶手段に記憶された各チャンネ
ルの符号化出力を読出す読出し手段と、この読出し手段
によって読出された各チャンネルの符号化出力のうち所
定のチャンネルの符号化出力を選択して前記復号化手段
に与える選択手段とを具備したものであり、本発明の請
求項24に係る映像信号伝送方法は、複数のチャンネル
に夫々割当てられる複数の映像信号の各チャンネルの符
号化レートを各映像信号に対応する伝送レート係数に基
づいて決定する手順と、前記複数のチャンネルに夫々割
当てられる複数の映像信号を夫々前記各チャンネルの符
号化レートに基づいて符号化する符号化手順と、前記各
チャンネルに夫々割当てられた複数の映像信号の符号化
出力を前記各映像信号の伝送レート係数に基づく伝送レ
ートで出力する手順と、前記各映像信号の伝送レート係
数に基づく総合送出レートを一定に維持しながら前記複
数の映像信号の符号化出力を時間軸多重して送出する手
順と、時間軸多重されて送出された符号化出力を前記各
チャンネル毎に管理して記憶する手順と、記憶された前
記各チャンネルの符号化出力を前記各チャンネルの符号
化出力の復号化レートで読出す手順と、読出された各チ
ャンネル符号化出力のうち所定のチャンネルの符号化出
力を選択する手順と、選択された所定チャンネルの符号
化出力を復号化する手順とを具備したものである。
映像信号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当てら
れる複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段
と、これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符
号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前記複数のチ
ャンネルの映像信号のジャンルを示す情報に基づいて、
前記各符号化手段の符号化レートを決定すると共に、前
記多重化手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制
御手段とを具備したものであり、本発明の請求項3に係
る映像信号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当て
られる複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手
段と、これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの
符号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前記複数の
チャンネルの映像信号の動きを検出する動き検出手段
と、この動き検出手段の検出結果に基づいて、前記各符
号化手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重化
手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制御手段と
を具備したものであり、本発明の請求項6に係る映像信
号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当てられる複
数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、こ
れらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化出
力を時間軸多重する多重化手段と、前記各チャンネルの
複数の映像信号に重畳されているスーパーインポーズ信
号の重畳量を示す情報に基づいて、前記各符号化手段の
符号化レートを決定すると共に、前記多重化手段の総合
伝送レートを一定に維持する出力制御手段とを具備した
ものであり、本発明の請求項8に係る映像信号送信装置
は、複数のチャンネルに夫々割当てられる複数の映像信
号を夫々符号化する複数の符号化手段と、これらの複数
の符号化手段からの各チャンネルの符号化出力を時間軸
多重する多重化手段と、前記複数のチャンネルの映像信
号の1フレームの画像数を示す情報に基づいて、前記各
符号化手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重
化手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制御手段
とを具備したものであり、本発明の請求項10に係る映
像信号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当てられ
る複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段
と、これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符
号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前記複数のチ
ャンネルの映像信号の1秒間当たりのフレーム数を示す
情報に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決
定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定
に維持する出力制御手段とを具備したものであり、本発
明の請求項12に係る映像信号送信装置は、画像の動き
を検出する動き検出手段を有し、動き補償予測符号化に
よって複数のチャンネルに夫々割当てられる複数の映像
信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、これらの複
数の符号化手段からの各チャンネルの符号化出力を時間
軸多重する多重化手段と、前記動き検出手段の検出結果
に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決定す
ると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定に維
持する出力制御手段とを具備したものであり、本発明の
請求項15に係る映像信号送信装置は、複数のチャンネ
ルに夫々割当てられる複数の映像信号をDCT処理及び
量子化処理によって夫々符号化する複数の符号化手段
と、これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符
号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前記各チャン
ネルの複数の映像信号に基づく映像に含まれる文字の量
を示す情報に基づいて、前記各符号化手段の符号化レー
トを決定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レート
を一定に維持する出力制御手段とを具備したものであ
り、本発明の請求項19に係る映像信号送信装置は、複
数のチャンネルに夫々割当てられる複数の映像信号をD
CT処理及び量子化処理によって夫々符号化する複数の
符号化手段と、これらの複数の符号化手段からの各チャ
ンネルの符号化出力を時間軸多重する多重化手段と、前
記各チャンネルの複数の映像信号に対するDCT処理後
の変換係数の高域の係数のレベルに基づいて、前記各符
号化手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重化
手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制御手段と
を具備したものであり、本発明の請求項22に係る映像
信号送信装置は、複数のチャンネルに夫々割当てられる
複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、
これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、前記複数のチャン
ネルの映像信号に対応する伝送レート係数に基づいて、
前記各符号化手段の符号化レートを決定すると共に、前
記多重化手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制
御手段とを具備したものであり、本発明の請求項23に
係る映像信号受信装置は、複数のチャンネルに夫々割当
てられた複数の映像信号の符号化出力が時間軸多重され
て入力され、入力された符号化出力を前記チャンネル毎
に管理して記憶する記憶手段と、前記複数の映像信号の
符号化出力を復号化する復号化手段と、この復号化手段
の復号化レートで前記記憶手段に記憶された各チャンネ
ルの符号化出力を読出す読出し手段と、この読出し手段
によって読出された各チャンネルの符号化出力のうち所
定のチャンネルの符号化出力を選択して前記復号化手段
に与える選択手段とを具備したものであり、本発明の請
求項24に係る映像信号伝送方法は、複数のチャンネル
に夫々割当てられる複数の映像信号の各チャンネルの符
号化レートを各映像信号に対応する伝送レート係数に基
づいて決定する手順と、前記複数のチャンネルに夫々割
当てられる複数の映像信号を夫々前記各チャンネルの符
号化レートに基づいて符号化する符号化手順と、前記各
チャンネルに夫々割当てられた複数の映像信号の符号化
出力を前記各映像信号の伝送レート係数に基づく伝送レ
ートで出力する手順と、前記各映像信号の伝送レート係
数に基づく総合送出レートを一定に維持しながら前記複
数の映像信号の符号化出力を時間軸多重して送出する手
順と、時間軸多重されて送出された符号化出力を前記各
チャンネル毎に管理して記憶する手順と、記憶された前
記各チャンネルの符号化出力を前記各チャンネルの符号
化出力の復号化レートで読出す手順と、読出された各チ
ャンネル符号化出力のうち所定のチャンネルの符号化出
力を選択する手順と、選択された所定チャンネルの符号
化出力を復号化する手順とを具備したものである。
【0035】
【作用】本発明の請求項1において、複数のチャンネル
に夫々割当てられる複数の映像信号は符号化手段によっ
て符号化され、多重化手段によって時間軸多重される。
この場合には、出力制御手段が各映像信号のジャンルを
示す情報に基づいて決定した符号化レートに基づいて符
号化される。また、出力制御手段によって、多重化手段
の総合伝送レートが一定に維持される。これにより、各
チャンネルの割当て符号量の過不足が低減され、復元画
像の画質の向上を図る。
に夫々割当てられる複数の映像信号は符号化手段によっ
て符号化され、多重化手段によって時間軸多重される。
この場合には、出力制御手段が各映像信号のジャンルを
示す情報に基づいて決定した符号化レートに基づいて符
号化される。また、出力制御手段によって、多重化手段
の総合伝送レートが一定に維持される。これにより、各
チャンネルの割当て符号量の過不足が低減され、復元画
像の画質の向上を図る。
【0036】本発明の請求項3において、動き検出手段
は、複数のチャンネルに夫々割当てられる複数の映像信
号の動きを検出する。符号化手段は、出力制御手段が各
映像信号の動き検出結果に基づいて決定した符号化レー
トに基づいて符号化を行う。即ち、動きが多い映像の符
号化レートを高くし、動きが少ない映像の符号化レート
を低くする。これにより、各チャンネルの割当て符号量
の過不足が低減され、復元画像の画質の向上を図る。
は、複数のチャンネルに夫々割当てられる複数の映像信
号の動きを検出する。符号化手段は、出力制御手段が各
映像信号の動き検出結果に基づいて決定した符号化レー
トに基づいて符号化を行う。即ち、動きが多い映像の符
号化レートを高くし、動きが少ない映像の符号化レート
を低くする。これにより、各チャンネルの割当て符号量
の過不足が低減され、復元画像の画質の向上を図る。
【0037】本発明の請求項6においては、出力制御手
段によって、映像信号に重畳されているスーパーインポ
ーズ信号の重畳量に基づいて各チャンネルの符号化レー
トが決定される。スーパーインポーズ信号の重畳量が多
い場合には符号化レートを高く設定し、少ない場合には
符号化レートを低く設定する。
段によって、映像信号に重畳されているスーパーインポ
ーズ信号の重畳量に基づいて各チャンネルの符号化レー
トが決定される。スーパーインポーズ信号の重畳量が多
い場合には符号化レートを高く設定し、少ない場合には
符号化レートを低く設定する。
【0038】本発明の請求項8においては、出力制御手
段によって、映像信号の1フレームの画素数に基づいて
各チャンネルの符号化レートが決定される。1フレーム
の画素数が多い場合には符号化レートを高く設定し、少
ない場合には符号化レートを低く設定する。
段によって、映像信号の1フレームの画素数に基づいて
各チャンネルの符号化レートが決定される。1フレーム
の画素数が多い場合には符号化レートを高く設定し、少
ない場合には符号化レートを低く設定する。
【0039】本発明の請求項10においては、出力制御
手段によって、映像信号の1秒当たりのフレーム数に基
づいて各チャンネルの符号化レートが決定される。1秒
当たりのフレーム数が多い場合には符号化レートを高く
設定し、少ない場合には符号化レートを低く設定する。
手段によって、映像信号の1秒当たりのフレーム数に基
づいて各チャンネルの符号化レートが決定される。1秒
当たりのフレーム数が多い場合には符号化レートを高く
設定し、少ない場合には符号化レートを低く設定する。
【0040】本発明の請求項12において、符号化手段
は、画像の動きを検出する動き検出手段を有して、動き
補償予測符号化によって映像信号を符号化する。この場
合の符号化レートは、出力制御手段が動き検出手段の動
き検出結果に基づいて各チャンネル毎に決定する。
は、画像の動きを検出する動き検出手段を有して、動き
補償予測符号化によって映像信号を符号化する。この場
合の符号化レートは、出力制御手段が動き検出手段の動
き検出結果に基づいて各チャンネル毎に決定する。
【0041】本発明の請求項15において、符号化手段
は、DCT処理及び量子化処理によって映像信号を符号
化する。この場合の符号化レートは、出力制御手段が映
像信号に含まれる文字の量を示す情報に基づいて各チャ
ンネル毎に決定する。映像に文字が多く含まれる場合に
は符号化レートを高く設定し、少ない場合には符号化レ
ートを低く設定する。
は、DCT処理及び量子化処理によって映像信号を符号
化する。この場合の符号化レートは、出力制御手段が映
像信号に含まれる文字の量を示す情報に基づいて各チャ
ンネル毎に決定する。映像に文字が多く含まれる場合に
は符号化レートを高く設定し、少ない場合には符号化レ
ートを低く設定する。
【0042】本発明の請求項19において、出力制御手
段によって、DCT処理後の変換係数の高域の係数のレ
ベルに基づいて各チャンネルの符号化レートが決定され
る。変換係数の高域の係数のレベルが高い場合には符号
化レートを高く設定し、低い場合には符号化レートを低
く設定する。
段によって、DCT処理後の変換係数の高域の係数のレ
ベルに基づいて各チャンネルの符号化レートが決定され
る。変換係数の高域の係数のレベルが高い場合には符号
化レートを高く設定し、低い場合には符号化レートを低
く設定する。
【0043】本発明の請求項22において、出力制御手
段によって、各チャンネルの映像信号に対応する伝送レ
ート係数に基づいて各チャンネルの符号化レートが決定
される。これにより、各チャンネルの割当て符号量が最
適化される。
段によって、各チャンネルの映像信号に対応する伝送レ
ート係数に基づいて各チャンネルの符号化レートが決定
される。これにより、各チャンネルの割当て符号量が最
適化される。
【0044】本発明の請求項23においては、記憶手段
によって、時間軸多重された符号化出力が各チャンネル
毎に管理されて記憶される。読出し手段は各チャンネル
に対する復号化レートで記憶手段に記憶された各チャン
ネルの符号化出力を読出し、選択手段は所望の符号化出
力を選択して復号化手段に与える。これにより、チャン
ネルの選択から復号化開始までのタイムラグは発生しな
い。
によって、時間軸多重された符号化出力が各チャンネル
毎に管理されて記憶される。読出し手段は各チャンネル
に対する復号化レートで記憶手段に記憶された各チャン
ネルの符号化出力を読出し、選択手段は所望の符号化出
力を選択して復号化手段に与える。これにより、チャン
ネルの選択から復号化開始までのタイムラグは発生しな
い。
【0045】本発明の請求項24において、各チャンネ
ルの符号化レートが決定され、この符号化レートに基づ
いて符号化が行われる。符号化出力は伝送レートに応じ
て出力され、総合送出レートを一定に維持しながら時間
軸多重される。伝送された符号化出力は各チャンネル毎
に管理されて記憶され、所望のチャンネルの符号化出力
が復号化レートで読出される。読出された符号化出力は
順次復号化される。符号化レートを適応的に変化させて
いるので、符号量の割当てが最適化され、復元画像の画
質が向上する。また、全チャネルの符号化出力が記憶手
段に保持されるので、チャンネル選択から復号開始まで
のタイムラグが発生しない。
ルの符号化レートが決定され、この符号化レートに基づ
いて符号化が行われる。符号化出力は伝送レートに応じ
て出力され、総合送出レートを一定に維持しながら時間
軸多重される。伝送された符号化出力は各チャンネル毎
に管理されて記憶され、所望のチャンネルの符号化出力
が復号化レートで読出される。読出された符号化出力は
順次復号化される。符号化レートを適応的に変化させて
いるので、符号量の割当てが最適化され、復元画像の画
質が向上する。また、全チャネルの符号化出力が記憶手
段に保持されるので、チャンネル選択から復号開始まで
のタイムラグが発生しない。
【0046】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る映像信号送信装置及び
映像信号受信装置の一実施例を示すブロック図である。
図1において図18と同一の構成要素には同一符号を付
してある。本実施例は4チャンネルの映像信号の伝送に
適用したものである。
て説明する。図1は本発明に係る映像信号送信装置及び
映像信号受信装置の一実施例を示すブロック図である。
図1において図18と同一の構成要素には同一符号を付
してある。本実施例は4チャンネルの映像信号の伝送に
適用したものである。
【0047】映像送出器51乃至54は、アナログ放送用の
テレビカメラ又はビデオテープレコーダ(VTR)から
得られる各種の映像信号をディジタル信号に変換して送
出することができる。本実施例においては、映像送出器
51乃至54は映像信号を送出するだけでなく、送出する映
像のジャンルを識別するための識別信号を有効映像信号
以外のフレームのブランキング期間に重畳して送出する
ようになっている。ジャンルとしては、例えばスポー
ツ、ニュース、ドラマ及び映画等が考えられる。映像送
出器51乃至54から送出された映像信号は、符号化器35乃
至38及び総合出力コントロール回路55に供給される。
テレビカメラ又はビデオテープレコーダ(VTR)から
得られる各種の映像信号をディジタル信号に変換して送
出することができる。本実施例においては、映像送出器
51乃至54は映像信号を送出するだけでなく、送出する映
像のジャンルを識別するための識別信号を有効映像信号
以外のフレームのブランキング期間に重畳して送出する
ようになっている。ジャンルとしては、例えばスポー
ツ、ニュース、ドラマ及び映画等が考えられる。映像送
出器51乃至54から送出された映像信号は、符号化器35乃
至38及び総合出力コントロール回路55に供給される。
【0048】符号化器35乃至38は、図18の符号化器16
と同一構成である。即ち、符号化器35乃至38は、DCT
回路、量子化回路及び可変長符号化回路を有しており、
入力された映像信号をブロック単位でDCT処理して量
子化し、更に所定の可変長符号表を用いて可変長符号化
処理して出力することができる。なお、符号化器35乃至
38の量子化処理においては、夫々後述する量子化コント
ロール回路44乃至47によって設定される量子化テーブル
を用いるようになっている。また、符号化器35乃至38
は、差分回路、逆量子化回路、逆DCT回路、動き補償
回路等を有しており、入力された映像信号と所定フレー
ム前後の参照画像との予測誤差を求め、求めた予測誤差
のみをDCT処理、量子化処理及び可変長符号化処理す
ることにより、入力された映像信号を動き補償予測符号
化(フレーム間圧縮)することもできるようになってい
る。符号化器35乃至38は夫々映像送出器51乃至54からの
映像信号を符号化して符号化出力を出力バッファ及び出
力コントロール回路56乃至59に出力するようになってい
る。
と同一構成である。即ち、符号化器35乃至38は、DCT
回路、量子化回路及び可変長符号化回路を有しており、
入力された映像信号をブロック単位でDCT処理して量
子化し、更に所定の可変長符号表を用いて可変長符号化
処理して出力することができる。なお、符号化器35乃至
38の量子化処理においては、夫々後述する量子化コント
ロール回路44乃至47によって設定される量子化テーブル
を用いるようになっている。また、符号化器35乃至38
は、差分回路、逆量子化回路、逆DCT回路、動き補償
回路等を有しており、入力された映像信号と所定フレー
ム前後の参照画像との予測誤差を求め、求めた予測誤差
のみをDCT処理、量子化処理及び可変長符号化処理す
ることにより、入力された映像信号を動き補償予測符号
化(フレーム間圧縮)することもできるようになってい
る。符号化器35乃至38は夫々映像送出器51乃至54からの
映像信号を符号化して符号化出力を出力バッファ及び出
力コントロール回路56乃至59に出力するようになってい
る。
【0049】出力バッファ及び出力コントロール回路56
乃至59は、符号化器35乃至38からの符号化出力を所定の
データ送出レートでMPX43に出力すると共に、バッフ
ァ占有量の情報を量子化コントロール回路44乃至47に出
力するようになっている。なお、出力バッファ及び出力
コントロール回路56乃至59は、MPX43の最大送出レー
トに対応する容量を有している。本実施例においては、
出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59の各デ
ータ送出レートは、夫々、符号化器35乃至38の符号化出
力の符号量と後述する総合出力コントロール回路55から
の出力コントロール情報とに基づいて設定されるように
なっている。
乃至59は、符号化器35乃至38からの符号化出力を所定の
データ送出レートでMPX43に出力すると共に、バッフ
ァ占有量の情報を量子化コントロール回路44乃至47に出
力するようになっている。なお、出力バッファ及び出力
コントロール回路56乃至59は、MPX43の最大送出レー
トに対応する容量を有している。本実施例においては、
出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59の各デ
ータ送出レートは、夫々、符号化器35乃至38の符号化出
力の符号量と後述する総合出力コントロール回路55から
の出力コントロール情報とに基づいて設定されるように
なっている。
【0050】量子化コントロール回路44乃至47は、出力
バッファ及び出力コントロール回路56乃至59からの情報
に基づいて、夫々符号化器35乃至38で用いる量子化テー
ブルを制御する。これにより、量子化コントロール回路
44乃至47は、符号化器35乃至38の符号量が出力バッファ
及び出力コントロール回路56によって設定される符号量
となるようにしている。即ち、符号化器35乃至38の符号
化レートは、総合出力コントロール回路55によって設定
される各データ送出レートに基づいて夫々決定される。
バッファ及び出力コントロール回路56乃至59からの情報
に基づいて、夫々符号化器35乃至38で用いる量子化テー
ブルを制御する。これにより、量子化コントロール回路
44乃至47は、符号化器35乃至38の符号量が出力バッファ
及び出力コントロール回路56によって設定される符号量
となるようにしている。即ち、符号化器35乃至38の符号
化レートは、総合出力コントロール回路55によって設定
される各データ送出レートに基づいて夫々決定される。
【0051】総合出力コントロール回路55は映像送出器
51乃至54の出力映像信号に重畳された識別信号を識別
し、識別結果に基づいて出力バッファ及び出力コントロ
ール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するための
出力コントロール情報を出力する。この場合には、総合
出力コントロール回路56乃至59からの出力コントロール
情報に基づいて出力バッファ及び出力コントロール回路
56乃至59が出力するデータの総データ量は、MPX43か
ら送出されるデータのうち各種のオーバーヘッドを除い
たデータ量と一致させる。
51乃至54の出力映像信号に重畳された識別信号を識別
し、識別結果に基づいて出力バッファ及び出力コントロ
ール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するための
出力コントロール情報を出力する。この場合には、総合
出力コントロール回路56乃至59からの出力コントロール
情報に基づいて出力バッファ及び出力コントロール回路
56乃至59が出力するデータの総データ量は、MPX43か
ら送出されるデータのうち各種のオーバーヘッドを除い
たデータ量と一致させる。
【0052】総合出力コントロール回路55は、符号化器
35乃至38からの符号量が大きくなりやすいジャンルの映
像信号については、伝送レートを高くするための出力コ
ントロール情報を出力する。例えば、認識信号によって
符号化する映像のジャンルがスポーツであることが示さ
れた場合には、総合出力コントロール回路55は比較的伝
送レートを高くするための出力コントロール情報を出力
する。また、例えば映像のジャンルが絵画鑑賞であるこ
とが示された場合には、総合出力コントロール回路55は
比較的伝送レートを低くするための出力コントロール情
報を出力する。
35乃至38からの符号量が大きくなりやすいジャンルの映
像信号については、伝送レートを高くするための出力コ
ントロール情報を出力する。例えば、認識信号によって
符号化する映像のジャンルがスポーツであることが示さ
れた場合には、総合出力コントロール回路55は比較的伝
送レートを高くするための出力コントロール情報を出力
する。また、例えば映像のジャンルが絵画鑑賞であるこ
とが示された場合には、総合出力コントロール回路55は
比較的伝送レートを低くするための出力コントロール情
報を出力する。
【0053】即ち、総合出力コントロール回路55は、映
像送出器51乃至54からの各映像のジャンルに対して符号
量の大小に対応する伝送レート係数を設定し、この伝送
レート係数に基づいてデータ送出レートを設定する。例
えば、総合出力コントロール回路55は、映像送出器51乃
至54の各出力映像信号の各ジャンルに基づく伝送レート
係数を夫々Ka,Kb,Kc,Kdとし、MPX43の最
大データ送出レートをRall とすると、下記(1)式に
示す演算によって、各出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59のデータ送出レートRout を設定する。
像送出器51乃至54からの各映像のジャンルに対して符号
量の大小に対応する伝送レート係数を設定し、この伝送
レート係数に基づいてデータ送出レートを設定する。例
えば、総合出力コントロール回路55は、映像送出器51乃
至54の各出力映像信号の各ジャンルに基づく伝送レート
係数を夫々Ka,Kb,Kc,Kdとし、MPX43の最
大データ送出レートをRall とすると、下記(1)式に
示す演算によって、各出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59のデータ送出レートRout を設定する。
【0054】 Rout(K)={K/(Ka+Kb+Kc+Kd)}×Rall …(1) 但し、K=Ka,Kb,Kc,Kdである。
【0055】出力バッファ及び出力コントロール回路56
乃至59からの符号化出力はMPX43に与えられる。MP
X43は入力された4チャンネルの符号化出力を時間軸多
重して図示しない伝送路に出力するようになっている。
乃至59からの符号化出力はMPX43に与えられる。MP
X43は入力された4チャンネルの符号化出力を時間軸多
重して図示しない伝送路に出力するようになっている。
【0056】一方、受信側においては、MPX43から送
出されたデータは入力バッファ60に供給される。従来例
においては、時分割多重されている各チャンネルの符号
化出力から1チャンネルの符号化出力を選択するために
DMPXを採用したが、本実施例においては、受信信号
を直接入力バッファ60に供給するようになっている。送
信側において、各チャンネルの伝送レートをジャンルに
応じて変化させていることから、例えば、所定の1チャ
ンネルの符号化出力の符号量が他のチャンネルの符号量
よりも極めて大きくなって、略MPX43の伝送データの
符号量に近いものとなることがある。従って、1チャン
ネルの符号化出力を取込む入力バッファ60の容量もMP
X43からの全データを保持することができる容量が必要
となる。
出されたデータは入力バッファ60に供給される。従来例
においては、時分割多重されている各チャンネルの符号
化出力から1チャンネルの符号化出力を選択するために
DMPXを採用したが、本実施例においては、受信信号
を直接入力バッファ60に供給するようになっている。送
信側において、各チャンネルの伝送レートをジャンルに
応じて変化させていることから、例えば、所定の1チャ
ンネルの符号化出力の符号量が他のチャンネルの符号量
よりも極めて大きくなって、略MPX43の伝送データの
符号量に近いものとなることがある。従って、1チャン
ネルの符号化出力を取込む入力バッファ60の容量もMP
X43からの全データを保持することができる容量が必要
となる。
【0057】この理由から、本実施例においては、入力
バッファ60としてマルチポートメモリが採用される。入
力バッファ60は、全伝送データを記憶すると共に、記憶
データをチャンネル毎に管理し、各チャンネルのデータ
を図示しない出力ポートから復号タイミングで、即ち、
各チャンネルの伝送レートに対応するレートで出力する
ようにアドレス管理が行われるようになっている。
バッファ60としてマルチポートメモリが採用される。入
力バッファ60は、全伝送データを記憶すると共に、記憶
データをチャンネル毎に管理し、各チャンネルのデータ
を図示しない出力ポートから復号タイミングで、即ち、
各チャンネルの伝送レートに対応するレートで出力する
ようにアドレス管理が行われるようになっている。
【0058】入力バッファ60からの各チャンネルの符号
化出力はセレクタ61を介して復号化器20に供給される。
セレクタ61はユーザーのチャンネル選択操作に基づくチ
ャンネルの符号化出力を選択して復号化器20に与える。
化出力はセレクタ61を介して復号化器20に供給される。
セレクタ61はユーザーのチャンネル選択操作に基づくチ
ャンネルの符号化出力を選択して復号化器20に与える。
【0059】復号化器20は、送信側の符号化器35の符号
化出力を復号するものであり、図18の復号化器20と同
一構成である。即ち、復号化器20は送信側の可変長符号
表に対応する可変長復号表を用いて可変長復号化する可
変長復号化回路、送信時に用いた量子化テーブルに対応
する逆量子化テーブルを用いて逆量子化する逆量子化回
路及び逆DCT回路を有している。更に、復号化器20は
加算器及び動き補償回路等を有しており、フレーム間圧
縮された符号化出力を復号化することができるようにな
っいる。復号化器20はセレクタ61からの所定チャンネル
の符号化出力を復号化して元の映像信号を復元するよう
になっている。
化出力を復号するものであり、図18の復号化器20と同
一構成である。即ち、復号化器20は送信側の可変長符号
表に対応する可変長復号表を用いて可変長復号化する可
変長復号化回路、送信時に用いた量子化テーブルに対応
する逆量子化テーブルを用いて逆量子化する逆量子化回
路及び逆DCT回路を有している。更に、復号化器20は
加算器及び動き補償回路等を有しており、フレーム間圧
縮された符号化出力を復号化することができるようにな
っいる。復号化器20はセレクタ61からの所定チャンネル
の符号化出力を復号化して元の映像信号を復元するよう
になっている。
【0060】次に、このように構成された実施例の動作
について図2の説明図を参照して説明する。図2は入力
バッファ60の各チャンネルの符号化出力の管理を説明す
るためのものである。
について図2の説明図を参照して説明する。図2は入力
バッファ60の各チャンネルの符号化出力の管理を説明す
るためのものである。
【0061】映像送出器51乃至54は、夫々第1乃至第4
チャンネルの映像信号を出力する。これらの映像信号に
は映像のジャンルを示す識別信号が重畳されている。映
像送出器51乃至54からの映像信号は夫々符号化器35乃至
38に供給されて、DCT処理、量子化処理及び可変長符
号化処理が施される。符号化器35乃至38からの符号化出
力は夫々出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至
59に与えられる。
チャンネルの映像信号を出力する。これらの映像信号に
は映像のジャンルを示す識別信号が重畳されている。映
像送出器51乃至54からの映像信号は夫々符号化器35乃至
38に供給されて、DCT処理、量子化処理及び可変長符
号化処理が施される。符号化器35乃至38からの符号化出
力は夫々出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至
59に与えられる。
【0062】一方、総合出力コントロール回路55は映像
送出器51乃至54からの映像信号に重畳されている識別信
号を識別し、上記(1)式に基づいて、出力バッファ及
び出力コントロール回路56乃至59のデータ送出レートを
決定するコントロール情報を出力する。いま、例えば、
映像送出器51乃至54から送出された映像信号に夫々スポ
ーツ、ニュース、映画及び絵画鑑賞等の静止画を示す識
別信号が重畳されているものとする。この場合には、上
記(1)式の伝送レート係数Ka,Kb,Kc,Kdは
Ka>Kb,Kc>Kdの関係を有する。つまり、総合
出力コントロール回路55は、(1)式によって、スポー
ツのように動きが多いジャンルの映像については伝送レ
ートを高く設定し、絵画鑑賞等の静止画のように動きが
殆どないジャンルの映像については伝送レートを低く設
定する。
送出器51乃至54からの映像信号に重畳されている識別信
号を識別し、上記(1)式に基づいて、出力バッファ及
び出力コントロール回路56乃至59のデータ送出レートを
決定するコントロール情報を出力する。いま、例えば、
映像送出器51乃至54から送出された映像信号に夫々スポ
ーツ、ニュース、映画及び絵画鑑賞等の静止画を示す識
別信号が重畳されているものとする。この場合には、上
記(1)式の伝送レート係数Ka,Kb,Kc,Kdは
Ka>Kb,Kc>Kdの関係を有する。つまり、総合
出力コントロール回路55は、(1)式によって、スポー
ツのように動きが多いジャンルの映像については伝送レ
ートを高く設定し、絵画鑑賞等の静止画のように動きが
殆どないジャンルの映像については伝送レートを低く設
定する。
【0063】例えば、総合出力コントロール回路55は第
1チャンネルの映像信号(スポーツ)の符号化出力のデ
ータ送出レートとして7Mbpsを設定し、第2チャン
ネルの映像信号(ニュース)の符号化出力のデータ送出
レートとして5Mbpsを設定し、第3チャンネルの映
像信号(映画)の符号化出力のデータ送出レートとして
5Mbpsを設定し、第4チャンネルの映像信号(静止
画)の符号化出力のデータ送出レートとして3Mbps
を設定する。第1乃至第4チャンネルに割当てられるデ
ータ送出レートの合計はMPX43の最大送出レート(こ
の場合には20Mbps)に一致させる。
1チャンネルの映像信号(スポーツ)の符号化出力のデ
ータ送出レートとして7Mbpsを設定し、第2チャン
ネルの映像信号(ニュース)の符号化出力のデータ送出
レートとして5Mbpsを設定し、第3チャンネルの映
像信号(映画)の符号化出力のデータ送出レートとして
5Mbpsを設定し、第4チャンネルの映像信号(静止
画)の符号化出力のデータ送出レートとして3Mbps
を設定する。第1乃至第4チャンネルに割当てられるデ
ータ送出レートの合計はMPX43の最大送出レート(こ
の場合には20Mbps)に一致させる。
【0064】出力バッファ及び出力コントロール回路56
乃至59のバッファ占有量の情報は量子化コントロール回
路44乃至47に与えられる。量子化コントロール回路44乃
至47は、夫々バッファ占有量の情報に基づいて符号化器
35乃至38で用いる量子化テーブルを制御することによ
り、符号化ビット数を出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59のデータ送出レートに対応したものとす
る。
乃至59のバッファ占有量の情報は量子化コントロール回
路44乃至47に与えられる。量子化コントロール回路44乃
至47は、夫々バッファ占有量の情報に基づいて符号化器
35乃至38で用いる量子化テーブルを制御することによ
り、符号化ビット数を出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59のデータ送出レートに対応したものとす
る。
【0065】出力バッファ及び出力コントロール回路56
乃至59は、夫々出力コントロール情報に基づくデータ送
出レートで符号化器35乃至38からの符号化出力をMPX
43に出力する。MPX43は出力バッファ及び出力コント
ロール回路56乃至59の出力を時間軸多重して図示しない
伝送路に送出する。
乃至59は、夫々出力コントロール情報に基づくデータ送
出レートで符号化器35乃至38からの符号化出力をMPX
43に出力する。MPX43は出力バッファ及び出力コント
ロール回路56乃至59の出力を時間軸多重して図示しない
伝送路に送出する。
【0066】こうして、出力バッファ及び出力コントロ
ール56乃至59のデータ送出レートが制御される。映像送
出器51乃至54から出力される映像のジャンルが時間と共
に変化した場合においても、出力バッファ及び出力コン
トロール56乃至59の各データ送出レートの比率が変化す
るだけで、総データ量は一定となる。これにより、MP
X43の出力レートは一定となると共に、各チャンネルの
映像に適応した最適な符号化レートで符号化が行われ
る。
ール56乃至59のデータ送出レートが制御される。映像送
出器51乃至54から出力される映像のジャンルが時間と共
に変化した場合においても、出力バッファ及び出力コン
トロール56乃至59の各データ送出レートの比率が変化す
るだけで、総データ量は一定となる。これにより、MP
X43の出力レートは一定となると共に、各チャンネルの
映像に適応した最適な符号化レートで符号化が行われ
る。
【0067】一方、受信側においては、多重された4チ
ャンネル分の符号化出力は、デマルチプレクス処理する
ことなく直接入力バッファ60に供給される。図2の入力
バッファ60は第1乃至第4チャンネルの符号化出力の記
憶領域を示している。図2の空白部は第1チャンネルの
スポーツ映像の符号化出力の格納領域を示し、斜線部は
第2チャンネルのニュース映像の符号化出力の格納領域
を示し、網線部は第3チャンネルの映画映像の符号化出
力の格納領域を示し、塗潰し部は第4チャンネルの静止
映像の符号化出力の格納領域を示している。入力バッフ
ァ60はMPX43の最大伝送レートに対応した記憶領域を
有しており、各チャンネルのデータ送出レートに対応し
た割合で各チャンネルの符号化出力が格納されることに
なる。
ャンネル分の符号化出力は、デマルチプレクス処理する
ことなく直接入力バッファ60に供給される。図2の入力
バッファ60は第1乃至第4チャンネルの符号化出力の記
憶領域を示している。図2の空白部は第1チャンネルの
スポーツ映像の符号化出力の格納領域を示し、斜線部は
第2チャンネルのニュース映像の符号化出力の格納領域
を示し、網線部は第3チャンネルの映画映像の符号化出
力の格納領域を示し、塗潰し部は第4チャンネルの静止
映像の符号化出力の格納領域を示している。入力バッフ
ァ60はMPX43の最大伝送レートに対応した記憶領域を
有しており、各チャンネルのデータ送出レートに対応し
た割合で各チャンネルの符号化出力が格納されることに
なる。
【0068】入力バッファ60は入力された符号化出力を
各チャンネル毎に管理し、図示しない出力ポートから各
チャンネル毎のデータを復号タイミングで出力すること
ができる。例えば、20Mbpsの伝送レートで伝送さ
れた符号化出力に対して、入力バッファ60は、図2に示
すように、各出力ポートから第1乃至第4チャンネルの
出力レート7Mbps、5Mbps、5Mbps又は3
Mbpsで各チャンネルデータを出力するようにアドレ
ス管理を行う。
各チャンネル毎に管理し、図示しない出力ポートから各
チャンネル毎のデータを復号タイミングで出力すること
ができる。例えば、20Mbpsの伝送レートで伝送さ
れた符号化出力に対して、入力バッファ60は、図2に示
すように、各出力ポートから第1乃至第4チャンネルの
出力レート7Mbps、5Mbps、5Mbps又は3
Mbpsで各チャンネルデータを出力するようにアドレ
ス管理を行う。
【0069】入力バッファ60からの符号化出力はセレク
タ61に供給される。ここで、ユーザーが第1チャンネル
のスポーツを視聴するための操作を行うものとする。そ
うすると、セレクタ61は第1チャンネルのスポーツ映像
の符号化出力を選択して復号化器20に出力する。復号化
器20は可変長復号化処理、逆量子化処理及び逆DCT処
理等によって元の映像信号を復元して図示しないモニタ
に出力する。こうして、送信側の映像送出器51から出力
された映像信号に基づくスポーツ映像を視聴することが
できる。
タ61に供給される。ここで、ユーザーが第1チャンネル
のスポーツを視聴するための操作を行うものとする。そ
うすると、セレクタ61は第1チャンネルのスポーツ映像
の符号化出力を選択して復号化器20に出力する。復号化
器20は可変長復号化処理、逆量子化処理及び逆DCT処
理等によって元の映像信号を復元して図示しないモニタ
に出力する。こうして、送信側の映像送出器51から出力
された映像信号に基づくスポーツ映像を視聴することが
できる。
【0070】ここで、ユーザーが第3チャンネルの映画
映像を視聴するための操作を行うものとする。そうする
と、セレクタ61は入力バッファ61の出力ポートから出力
される第3チャンネルの映像信号の符号化出力を選択し
て復号化器20に与える。これにより、モニタ上には送信
側の映像送出器53から出力された映像信号に基づく映画
が映出される。上述したように、従来はチャンネル切換
え後にDMPXの出力データを選択して入力バッファに
与え、送信側の出力バッファの占有量と略一致するデー
タ量だけ入力バッファにデータが蓄積された後に復号を
開始していたことから大きなタイムラグが発生していた
が、本実施例では、入力バッファ60から全チャンネルの
符号化出力が読出し可能となっているので、チャンネル
切換え時においても、復号化開始までのタイムラグは発
生しない。
映像を視聴するための操作を行うものとする。そうする
と、セレクタ61は入力バッファ61の出力ポートから出力
される第3チャンネルの映像信号の符号化出力を選択し
て復号化器20に与える。これにより、モニタ上には送信
側の映像送出器53から出力された映像信号に基づく映画
が映出される。上述したように、従来はチャンネル切換
え後にDMPXの出力データを選択して入力バッファに
与え、送信側の出力バッファの占有量と略一致するデー
タ量だけ入力バッファにデータが蓄積された後に復号を
開始していたことから大きなタイムラグが発生していた
が、本実施例では、入力バッファ60から全チャンネルの
符号化出力が読出し可能となっているので、チャンネル
切換え時においても、復号化開始までのタイムラグは発
生しない。
【0071】このように、本実施例においては、送信側
において映像のジャンルを示す識別信号に基づいて各チ
ャンネルデータ送出レートを決定しているので、各チャ
ンネルの映像信号を過不足なく最適な割当て符号量で符
号化することができる。例えば、動きが多い映像や複雑
な映像には高い出力レートが割当てられ、逆に静止画等
には低い出力レートを割当てられることから、ビットレ
ート不足によって画質が低下することを防止すると共
に、ビットレートが冗長になることを防止することがで
きる。これにより、復元画像の画質を向上させることが
できる。また、受信側において、多重された4チャンネ
ル分の符号化出力をデマルチプレクス処理することなく
入力バッファに格納し、入力バッファが各チャンネル毎
にデータを管理して読出しを行っているので、チャンネ
ル切換え時における復号化開始までのタイムラグを除去
することができる。
において映像のジャンルを示す識別信号に基づいて各チ
ャンネルデータ送出レートを決定しているので、各チャ
ンネルの映像信号を過不足なく最適な割当て符号量で符
号化することができる。例えば、動きが多い映像や複雑
な映像には高い出力レートが割当てられ、逆に静止画等
には低い出力レートを割当てられることから、ビットレ
ート不足によって画質が低下することを防止すると共
に、ビットレートが冗長になることを防止することがで
きる。これにより、復元画像の画質を向上させることが
できる。また、受信側において、多重された4チャンネ
ル分の符号化出力をデマルチプレクス処理することなく
入力バッファに格納し、入力バッファが各チャンネル毎
にデータを管理して読出しを行っているので、チャンネ
ル切換え時における復号化開始までのタイムラグを除去
することができる。
【0072】なお、本実施例においては符号化器35乃至
38としてフレーム内圧縮だけでなくフレーム間圧縮も可
能なものを採用したが、フレーム間圧縮に対応していな
い符号化器を用いてもよく、本実施例は必ずしも符号化
方法に限定されるものではない。
38としてフレーム内圧縮だけでなくフレーム間圧縮も可
能なものを採用したが、フレーム間圧縮に対応していな
い符号化器を用いてもよく、本実施例は必ずしも符号化
方法に限定されるものではない。
【0073】図3は本発明の他の実施例に係る映像信号
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図3において図1と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。図1の実施例においては映像の
ジャンルに基づいて各チャンネルの伝送レート係数を設
定したが、本実施例は映像信号の動きを検出して各チャ
ンネルの伝送レート係数を設定するものである。
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図3において図1と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。図1の実施例においては映像の
ジャンルに基づいて各チャンネルの伝送レート係数を設
定したが、本実施例は映像信号の動きを検出して各チャ
ンネルの伝送レート係数を設定するものである。
【0074】映像送出器71乃至74は、アナログ放送用の
テレビカメラ又はVTRから得られる各種の映像信号を
ディジタル信号に変換して送出することができる。本実
施例においては、映像送出器71乃至74からの映像信号は
夫々符号化器35乃至38に与えられると共に、動き検出回
路75乃至78にも与えられる。動き検出回路75乃至78は同
一構成である。
テレビカメラ又はVTRから得られる各種の映像信号を
ディジタル信号に変換して送出することができる。本実
施例においては、映像送出器71乃至74からの映像信号は
夫々符号化器35乃至38に与えられると共に、動き検出回
路75乃至78にも与えられる。動き検出回路75乃至78は同
一構成である。
【0075】図4は図3中の動き検出回路75乃至78の具
体的な構成を示すブロック図である。
体的な構成を示すブロック図である。
【0076】映像送出器71乃至74からの映像信号は動き
検出回路75乃至78の減算回路81に入力される。減算回路
81の出力はフレームメモリ83に供給され、フレームメモ
リ83は入力された信号を1フレーム期間遅延させて減算
回路81に出力する。減算回路81は、入力された映像信号
からその1フレーム遅延信号を減算することにより、画
素単位で動きを検出して検出結果を加算回路84に出力す
る。
検出回路75乃至78の減算回路81に入力される。減算回路
81の出力はフレームメモリ83に供給され、フレームメモ
リ83は入力された信号を1フレーム期間遅延させて減算
回路81に出力する。減算回路81は、入力された映像信号
からその1フレーム遅延信号を減算することにより、画
素単位で動きを検出して検出結果を加算回路84に出力す
る。
【0077】加算回路84の出力はラッチ85に供給され、
ラッチ85は画素レートのクロックによって、入力された
信号をラッチして加算回路84に出力する。加算回路84
は、減算回路81からの動き検出結果とラッチ85からの前
画素の動き検出結果とを累積加算してラッチ85に出力す
る。
ラッチ85は画素レートのクロックによって、入力された
信号をラッチして加算回路84に出力する。加算回路84
は、減算回路81からの動き検出結果とラッチ85からの前
画素の動き検出結果とを累積加算してラッチ85に出力す
る。
【0078】一方、映像送出器71乃至74からの映像信号
は動き検出回路75乃至78のフレーム同期検出回路82にも
入力されている。フレーム同期検出回路82は入力された
映像信号のフレーム同期を検出して、フレーム周期のフ
レームクロック、例えば1フレームに1回アップエッジ
が存在する“1”,“0”の信号を発生してラッチ86に
出力する。ラッチ86は画素レートのクロックによってフ
レームクロックをラッチしてラッチ85のクリア端CLに
供給する。ラッチ85はフレームクロックでクリアされ
て、画素レートのクロックで加算回路84の出力をラッチ
する。即ち、ラッチ85の出力は1フレーム毎の動き検出
結果の累積値となる。
は動き検出回路75乃至78のフレーム同期検出回路82にも
入力されている。フレーム同期検出回路82は入力された
映像信号のフレーム同期を検出して、フレーム周期のフ
レームクロック、例えば1フレームに1回アップエッジ
が存在する“1”,“0”の信号を発生してラッチ86に
出力する。ラッチ86は画素レートのクロックによってフ
レームクロックをラッチしてラッチ85のクリア端CLに
供給する。ラッチ85はフレームクロックでクリアされ
て、画素レートのクロックで加算回路84の出力をラッチ
する。即ち、ラッチ85の出力は1フレーム毎の動き検出
結果の累積値となる。
【0079】ラッチ85の出力は縦続接続されたラッチ87
乃至90を介してΣ回路91に供給される。ラッチ87乃至90
はフレームクロックによって入力された信号をラッチす
る。ラッチ87乃至89の出力は夫々次段のラッチ88乃至90
に供給されると共に、Σ回路91にも供給される。ラッチ
87乃至90からは連続した4フレームの動き検出結果のフ
レーム累積値が出力されることになり、Σ回路91は4フ
レーム分の動き検出結果のフレーム累積値を加算して平
均を求めビットシフタ92に出力する。ビットシフタ92は
入力された信号をビットシフトすることにより、上位数
ビットのみを総合出力コントロール回路79に出力する。
乃至90を介してΣ回路91に供給される。ラッチ87乃至90
はフレームクロックによって入力された信号をラッチす
る。ラッチ87乃至89の出力は夫々次段のラッチ88乃至90
に供給されると共に、Σ回路91にも供給される。ラッチ
87乃至90からは連続した4フレームの動き検出結果のフ
レーム累積値が出力されることになり、Σ回路91は4フ
レーム分の動き検出結果のフレーム累積値を加算して平
均を求めビットシフタ92に出力する。ビットシフタ92は
入力された信号をビットシフトすることにより、上位数
ビットのみを総合出力コントロール回路79に出力する。
【0080】総合出力コントロール回路79には動き検出
回路75乃至78から動き検出結果が供給される。総合出力
コントロール回路79は出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59に対応する伝送レート係数として夫々動
き検出回路75乃至78からの動き検出結果を用い、下記
(2)式に示す演算によって各出力バッファ及び出力コ
ントロール回路56乃至59のデータ送出レートを決定す
る。
回路75乃至78から動き検出結果が供給される。総合出力
コントロール回路79は出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59に対応する伝送レート係数として夫々動
き検出回路75乃至78からの動き検出結果を用い、下記
(2)式に示す演算によって各出力バッファ及び出力コ
ントロール回路56乃至59のデータ送出レートを決定す
る。
【0081】 Rout(K)={K/(Ka+Kb+Kc+Kd)}×Rall ・・・(2) 但し、K=Ka,Kb,Kc,Kd(伝送レート係数=
動き検出結果)であり、Rall はMPX43の最大送出レ
ートである。
動き検出結果)であり、Rall はMPX43の最大送出レ
ートである。
【0082】他の構成は図1の実施例と同様である。
【0083】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
について説明する。
【0084】映像送出器71乃至74から出力された映像信
号は夫々符号化器35乃至38に供給されると共に、動き検
出回路75乃至78にも供給される。動き検出回路75乃至78
は、夫々入力された映像信号の動きを検出して動き検出
結果を総合出力コントロール回路79に出力する。総合出
力コントロール回路79は上記(2)式に示す演算によっ
て出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデ
ータ伝送レートを算出する。
号は夫々符号化器35乃至38に供給されると共に、動き検
出回路75乃至78にも供給される。動き検出回路75乃至78
は、夫々入力された映像信号の動きを検出して動き検出
結果を総合出力コントロール回路79に出力する。総合出
力コントロール回路79は上記(2)式に示す演算によっ
て出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデ
ータ伝送レートを算出する。
【0085】動き検出回路75乃至78は動き検出結果の4
フレーム分の平均を求めているので、シーンチェンジ等
によってデータ送出レートが著しく変動して、各チャン
ネルの画質が急激に変化することが防止される。
フレーム分の平均を求めているので、シーンチェンジ等
によってデータ送出レートが著しく変動して、各チャン
ネルの画質が急激に変化することが防止される。
【0086】いま、例えば、動き検出回路75乃至78から
の動き検出結果が夫々15,10,4,2であるものと
する。動き検出回路75からの動き検出結果が大きいこと
から、映像送出器71からの第1チャンネルの映像はスポ
ーツ等の動きが多い映像であることが予想される。逆
に、動き検出回路78からの動き検出結果が小さいことか
ら、映像送出器74からの第4チャンネルの映像は例えば
絵画鑑賞等の静止画の映像であることが予想される。
の動き検出結果が夫々15,10,4,2であるものと
する。動き検出回路75からの動き検出結果が大きいこと
から、映像送出器71からの第1チャンネルの映像はスポ
ーツ等の動きが多い映像であることが予想される。逆
に、動き検出回路78からの動き検出結果が小さいことか
ら、映像送出器74からの第4チャンネルの映像は例えば
絵画鑑賞等の静止画の映像であることが予想される。
【0087】ところで、符号化器35乃至38はフレーム内
圧縮の外にフレーム間圧縮も可能である。フレーム間圧
縮において参照画像との差分値をDCT処理及び量子化
処理することから、静止画の場合には符号量を十分に小
さくすることができる。逆に、動きが大きい画像では、
符号量は比較的大きくなる。この理由から、総合出力コ
ントロール回路79は、上記(2)式に基づいて、動きが
多い映像の符号化出力の伝送レートを高くし、動きが殆
どない映像の符号化出力の伝送レートを低くする。
圧縮の外にフレーム間圧縮も可能である。フレーム間圧
縮において参照画像との差分値をDCT処理及び量子化
処理することから、静止画の場合には符号量を十分に小
さくすることができる。逆に、動きが大きい画像では、
符号量は比較的大きくなる。この理由から、総合出力コ
ントロール回路79は、上記(2)式に基づいて、動きが
多い映像の符号化出力の伝送レートを高くし、動きが殆
どない映像の符号化出力の伝送レートを低くする。
【0088】総合出力コントロール回路79は上記(2)
式に基づく出力コントロール情報を出力バッファ及び出
力コントロール回路56乃至59に与える。これにより、出
力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59はデータ
送出レートが設定されて、符号化器35乃至38からの符号
化出力を設定された送出レートでMPX43に出力する。
なお、映像送出器71乃至74からの映像の動き量が時間と
共に変化する場合においても、出力バッファ及び出力コ
ントロール回路56乃至59からの出力データの総データ量
は一定であり、MPX43の出力レートも一定である。
式に基づく出力コントロール情報を出力バッファ及び出
力コントロール回路56乃至59に与える。これにより、出
力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59はデータ
送出レートが設定されて、符号化器35乃至38からの符号
化出力を設定された送出レートでMPX43に出力する。
なお、映像送出器71乃至74からの映像の動き量が時間と
共に変化する場合においても、出力バッファ及び出力コ
ントロール回路56乃至59からの出力データの総データ量
は一定であり、MPX43の出力レートも一定である。
【0089】他の作用は図1の実施例と同様である。
【0090】このように、本実施例においては、総合出
力コントロール回路79が各チャンネルの映像信号の動き
検出結果に基づいて各チャンネルのデータ送出レートを
設定しているので、各チャンネルに最適の符号量が割当
てられる。例えば、動きの多い映像には高い出力レート
が割当てられ、逆に静止画のように動きが少ない映像信
号には低い出力レートが割当てられることから、動きが
多い映像を符号化する場合のビットレート不足による画
像の劣化を防止すると共に、静止画のように動きが少な
い映像信号を符号化する場合にビットレートが冗長にな
ることを防止することができる。こうして、図1の実施
例と同様の効果を得ることができる。
力コントロール回路79が各チャンネルの映像信号の動き
検出結果に基づいて各チャンネルのデータ送出レートを
設定しているので、各チャンネルに最適の符号量が割当
てられる。例えば、動きの多い映像には高い出力レート
が割当てられ、逆に静止画のように動きが少ない映像信
号には低い出力レートが割当てられることから、動きが
多い映像を符号化する場合のビットレート不足による画
像の劣化を防止すると共に、静止画のように動きが少な
い映像信号を符号化する場合にビットレートが冗長にな
ることを防止することができる。こうして、図1の実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0091】また、各チャンネルの映像信号の1フレー
ム単位の動き検出結果を複数フレームに亘って平均化
し、平均結果に基づいて各チャンネルのデータ送出レー
トを決定していることから、動きが多い映像信号には段
階的に高い出力レートを割当てることができ、逆に静止
画のように動きが少ない映像信号には段階的に低い出力
レートを割当てることができるので、突発的に動きが多
くなった映像を符号化する場合においてビットレートが
著しく変動することを防止して、安定した画質を得るこ
とができる。
ム単位の動き検出結果を複数フレームに亘って平均化
し、平均結果に基づいて各チャンネルのデータ送出レー
トを決定していることから、動きが多い映像信号には段
階的に高い出力レートを割当てることができ、逆に静止
画のように動きが少ない映像信号には段階的に低い出力
レートを割当てることができるので、突発的に動きが多
くなった映像を符号化する場合においてビットレートが
著しく変動することを防止して、安定した画質を得るこ
とができる。
【0092】図5は本発明の他の実施例に係る映像信号
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図5において図1と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図5において図1と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。
【0093】映像送出器95乃至98は、アナログ放送用の
テレビカメラ又はビデオテープレコーダ(VTR)から
得られる各種の映像信号をディジタル信号に変換して送
出することができる。本実施例においては、映像送出器
95乃至98は映像信号を送出するだけでなく、送出する映
像信号に重畳されているスーパーインポーズ信号の重畳
量を示す識別信号を有効映像信号以外のフレームのブラ
ンキング期間に重畳して送出するようになっている。映
像送出器95乃至98から送出された映像信号は、符号化器
35乃至38及び総合出力コントロール回路99に供給され
る。なお、映像送出器95乃至98は、例えばスーパーイン
ポーズ信号を重畳させるオンスクリーンディスプレイ装
置(図示せず)からスーパーインポーズ信号の重畳量を
示す識別信号を得ることもできる。
テレビカメラ又はビデオテープレコーダ(VTR)から
得られる各種の映像信号をディジタル信号に変換して送
出することができる。本実施例においては、映像送出器
95乃至98は映像信号を送出するだけでなく、送出する映
像信号に重畳されているスーパーインポーズ信号の重畳
量を示す識別信号を有効映像信号以外のフレームのブラ
ンキング期間に重畳して送出するようになっている。映
像送出器95乃至98から送出された映像信号は、符号化器
35乃至38及び総合出力コントロール回路99に供給され
る。なお、映像送出器95乃至98は、例えばスーパーイン
ポーズ信号を重畳させるオンスクリーンディスプレイ装
置(図示せず)からスーパーインポーズ信号の重畳量を
示す識別信号を得ることもできる。
【0094】総合出力コントロール回路99は映像送出器
95乃至98の出力映像信号に重畳された識別信号を識別
し、識別結果に基づいて出力バッファ及び出力コントロ
ール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するための
出力コントロール情報を出力する。即ち、総合出力コン
トロール回路99は、映像送出器95乃至98からの各映像信
号に重畳されているスーパーインポーズ信号の重畳量を
示す識別信号を伝送レート係数Ka,Kb,Kc,Kd
として用い、下記(3)式に示す演算によって、各出力
バッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデータ送
出レートRout を設定する。
95乃至98の出力映像信号に重畳された識別信号を識別
し、識別結果に基づいて出力バッファ及び出力コントロ
ール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するための
出力コントロール情報を出力する。即ち、総合出力コン
トロール回路99は、映像送出器95乃至98からの各映像信
号に重畳されているスーパーインポーズ信号の重畳量を
示す識別信号を伝送レート係数Ka,Kb,Kc,Kd
として用い、下記(3)式に示す演算によって、各出力
バッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデータ送
出レートRout を設定する。
【0095】 Rout(K)={K/(Ka+Kb+Kc+Kd)}×Rall …(3) 但し、K=Ka,Kb,Kc,Kd(伝送レート係数=
識別信号)であり、Rall はMPX43の最大伝送レート
である。
識別信号)であり、Rall はMPX43の最大伝送レート
である。
【0096】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
について説明する。
【0097】映像送出器95乃至98から出力された映像信
号は夫々符号化器35乃至38に供給されると共に、総合出
力コントロール回路99にも供給される。総合出力コント
ロール回路99は、入力された第1乃至第4チャンネルの
映像信号に含まれる識別信号を第1乃至第4チャンネル
の伝送レート係数として用いて、上記(3)式に示す演
算を行う。この演算によって、総合出力コントロール回
路99は出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59
のデータ伝送レートを設定するための出力コントロール
情報を得る。
号は夫々符号化器35乃至38に供給されると共に、総合出
力コントロール回路99にも供給される。総合出力コント
ロール回路99は、入力された第1乃至第4チャンネルの
映像信号に含まれる識別信号を第1乃至第4チャンネル
の伝送レート係数として用いて、上記(3)式に示す演
算を行う。この演算によって、総合出力コントロール回
路99は出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59
のデータ伝送レートを設定するための出力コントロール
情報を得る。
【0098】いま、例えば、映像送出器95乃至98からの
映像信号に含まれる識別信号が夫々4,3,2,1であ
るものとする。なお、識別信号の値はスーパーインポー
ズ信号の重畳量に比例している。即ち、映像送出器95の
識別信号が最も大きいことから、映像送出器95からの第
1チャンネルの映像にはスーパーインポーズされた文字
が多く表示されていることが示される。逆に、映像送出
器98からの第4チャンネルの映像にはスーパーインポー
ズされた文字が殆ど含まれていない。
映像信号に含まれる識別信号が夫々4,3,2,1であ
るものとする。なお、識別信号の値はスーパーインポー
ズ信号の重畳量に比例している。即ち、映像送出器95の
識別信号が最も大きいことから、映像送出器95からの第
1チャンネルの映像にはスーパーインポーズされた文字
が多く表示されていることが示される。逆に、映像送出
器98からの第4チャンネルの映像にはスーパーインポー
ズされた文字が殆ど含まれていない。
【0099】ところで、符号化器35乃至38のDCT処理
は画素データを周波数成分に変換するものである。一般
的な画像では、高域のDCT変換係数のパワーは比較的
小さい。従って、DCT変換係数を量子化して、水平及
び垂直の低域から高域に向かって順次配列することによ
り、高域側の量子化出力は0の連続になりやすい。これ
により、圧縮率を向上させている。ところが、画像の文
字部近傍においては、文字と背景との輝度差が大きいこ
とから、量子化出力は高域においても比較的大きなパワ
ーを有する。このため、文字を有する画像については、
文字部近傍においても十分な画質を得るために大きな割
当て符号量を必要とする。
は画素データを周波数成分に変換するものである。一般
的な画像では、高域のDCT変換係数のパワーは比較的
小さい。従って、DCT変換係数を量子化して、水平及
び垂直の低域から高域に向かって順次配列することによ
り、高域側の量子化出力は0の連続になりやすい。これ
により、圧縮率を向上させている。ところが、画像の文
字部近傍においては、文字と背景との輝度差が大きいこ
とから、量子化出力は高域においても比較的大きなパワ
ーを有する。このため、文字を有する画像については、
文字部近傍においても十分な画質を得るために大きな割
当て符号量を必要とする。
【0100】この理由から、総合出力コントロール回路
99は、上記(3)式に基づいて、スーパーインポーズ信
号の重畳量が多い映像の符号化出力の伝送レートを高く
し、重畳量が少ない映像の符号化出力の伝送レートを低
くする。
99は、上記(3)式に基づいて、スーパーインポーズ信
号の重畳量が多い映像の符号化出力の伝送レートを高く
し、重畳量が少ない映像の符号化出力の伝送レートを低
くする。
【0101】総合出力コントロール回路99は上記(3)
式に基づく出力コントロール情報を出力バッファ及び出
力コントロール回路56乃至59に与える。これにより、出
力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59はデータ
送出レートが設定されて、符号化器35乃至38からの符号
化出力を設定された送出レートでMPX43に出力する。
なお、映像送出器95乃至98からの映像に重畳されるスー
パーインポーズ信号の重畳量が時間と共に変化する場合
においても、出力バッファ及び出力コントロール回路56
乃至59からの出力データの総データ量は一定であり、M
PX43の出力レートも一定である。
式に基づく出力コントロール情報を出力バッファ及び出
力コントロール回路56乃至59に与える。これにより、出
力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59はデータ
送出レートが設定されて、符号化器35乃至38からの符号
化出力を設定された送出レートでMPX43に出力する。
なお、映像送出器95乃至98からの映像に重畳されるスー
パーインポーズ信号の重畳量が時間と共に変化する場合
においても、出力バッファ及び出力コントロール回路56
乃至59からの出力データの総データ量は一定であり、M
PX43の出力レートも一定である。
【0102】他の作用は図1の実施例と同様である。
【0103】このように、本実施例においては、総合出
力コントロール回路99が各チャンネルの映像信号のスー
パーインポーズ信号重畳量に基づいて各チャンネルのデ
ータ送出レートを設定しているので、各チャンネルに最
適の符号量が割当てられる。これにより、図1の実施例
と同様の効果を得ることができる。
力コントロール回路99が各チャンネルの映像信号のスー
パーインポーズ信号重畳量に基づいて各チャンネルのデ
ータ送出レートを設定しているので、各チャンネルに最
適の符号量が割当てられる。これにより、図1の実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0104】図6は本発明の他の実施例に係る映像信号
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図6において図1と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図6において図1と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。
【0105】映像送出器101 乃至104 は、テレビカメラ
又はビデオテープレコーダ(VTR)から得られる各種
の映像信号をディジタル信号に変換して送出することが
できる。本実施例においては、映像送出器101 乃至104
は映像信号を送出するだけでなく、送出する映像信号の
1フレームの画素数を示す識別信号を有効映像信号以外
のフレームのブランキング期間に重畳して送出するよう
になっている。例えば、映像送出器101 乃至104 から出
力される映像信号がCCIRの勧告601である場合に
は、この映像信号の1フレームの画素数は720×48
0であり、識別信号はこの画素数に対応した値となる。
映像送出器101 乃至104 から送出された映像信号は、符
号化器35乃至38及び総合出力コントロール回路105 に供
給される。
又はビデオテープレコーダ(VTR)から得られる各種
の映像信号をディジタル信号に変換して送出することが
できる。本実施例においては、映像送出器101 乃至104
は映像信号を送出するだけでなく、送出する映像信号の
1フレームの画素数を示す識別信号を有効映像信号以外
のフレームのブランキング期間に重畳して送出するよう
になっている。例えば、映像送出器101 乃至104 から出
力される映像信号がCCIRの勧告601である場合に
は、この映像信号の1フレームの画素数は720×48
0であり、識別信号はこの画素数に対応した値となる。
映像送出器101 乃至104 から送出された映像信号は、符
号化器35乃至38及び総合出力コントロール回路105 に供
給される。
【0106】総合出力コントロール回路105 は映像送出
器101 乃至104 の出力映像信号に重畳された識別信号を
識別し、識別結果に基づいて出力バッファ及び出力コン
トロール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するた
めの出力コントロール情報を出力する。即ち、総合出力
コントロール回路105 は、映像送出器101 乃至104 から
の各映像信号に挿入されている識別信号を伝送レート係
数Ka,Kb,Kc,Kdとして用い、下記(4)式に
示す演算によって、各出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59のデータ送出レートRout を設定する。
器101 乃至104 の出力映像信号に重畳された識別信号を
識別し、識別結果に基づいて出力バッファ及び出力コン
トロール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するた
めの出力コントロール情報を出力する。即ち、総合出力
コントロール回路105 は、映像送出器101 乃至104 から
の各映像信号に挿入されている識別信号を伝送レート係
数Ka,Kb,Kc,Kdとして用い、下記(4)式に
示す演算によって、各出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59のデータ送出レートRout を設定する。
【0107】 Rout(K)={K/(Ka+Kb+Kc+Kd)}×Rall …(4) 但し、K=Ka,Kb,Kc,Kd(伝送レート係数=
識別信号)であり、Rall はMPX43の最大伝送レート
である。
識別信号)であり、Rall はMPX43の最大伝送レート
である。
【0108】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
について説明する。
【0109】映像送出器101 乃至104 から出力された映
像信号は夫々符号化器35乃至38に供給されると共に、総
合出力コントロール回路105 にも供給される。総合出力
コントロール回路105 は、入力された第1乃至第4チャ
ンネルの映像信号に含まれる識別信号を第1乃至第4チ
ャンネルの伝送レート係数として用いて、上記(4)式
に示す演算を行う。この演算によって、総合出力コント
ロール回路105 は出力バッファ及び出力コントロール回
路56乃至59のデータ伝送レートを設定するための出力コ
ントロール情報を得る。
像信号は夫々符号化器35乃至38に供給されると共に、総
合出力コントロール回路105 にも供給される。総合出力
コントロール回路105 は、入力された第1乃至第4チャ
ンネルの映像信号に含まれる識別信号を第1乃至第4チ
ャンネルの伝送レート係数として用いて、上記(4)式
に示す演算を行う。この演算によって、総合出力コント
ロール回路105 は出力バッファ及び出力コントロール回
路56乃至59のデータ伝送レートを設定するための出力コ
ントロール情報を得る。
【0110】いま、例えば、映像送出器101 乃至104 か
ら夫々VGA(640×480),CIF(352×2
88),CIF,QCIF(176×144)規格の映
像信号が出力されるものとする。これらの映像信号に含
まれている識別信号は夫々4,2,2,1であるものと
する。総合出力コントロール回路105 は、これらの識別
信号を伝送レート係数として用いて上記(4)式の演算
を実行する。これにより、1フレームの画素数が多い映
像の符号化出力の伝送レートは高く設定され、画素数が
少ない映像の符号化出力の伝送レートは低く設定され
る。
ら夫々VGA(640×480),CIF(352×2
88),CIF,QCIF(176×144)規格の映
像信号が出力されるものとする。これらの映像信号に含
まれている識別信号は夫々4,2,2,1であるものと
する。総合出力コントロール回路105 は、これらの識別
信号を伝送レート係数として用いて上記(4)式の演算
を実行する。これにより、1フレームの画素数が多い映
像の符号化出力の伝送レートは高く設定され、画素数が
少ない映像の符号化出力の伝送レートは低く設定され
る。
【0111】総合出力コントロール回路105 は上記
(4)式に基づく出力コントロール情報を出力バッファ
及び出力コントロール回路56乃至59に与える。これによ
り、出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59は
データ送出レートが設定されて、符号化器35乃至38から
の符号化出力を設定された送出レートでMPX43に出力
する。なお、映像送出器101 乃至104 からの映像の1フ
レームの画素数が時間と共に変化する場合においても、
出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59からの
出力データの総データ量は一定であり、MPX43の出力
レートも一定である。
(4)式に基づく出力コントロール情報を出力バッファ
及び出力コントロール回路56乃至59に与える。これによ
り、出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59は
データ送出レートが設定されて、符号化器35乃至38から
の符号化出力を設定された送出レートでMPX43に出力
する。なお、映像送出器101 乃至104 からの映像の1フ
レームの画素数が時間と共に変化する場合においても、
出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59からの
出力データの総データ量は一定であり、MPX43の出力
レートも一定である。
【0112】他の作用は図1の実施例と同様である。
【0113】このように、本実施例においては、総合出
力コントロール回路105 が各チャンネルの映像信号の1
フレームの画素数に基づいて各チャンネルのデータ送出
レートを設定しているので、各チャンネルに最適の符号
量が割当てられる。これにより、図1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
力コントロール回路105 が各チャンネルの映像信号の1
フレームの画素数に基づいて各チャンネルのデータ送出
レートを設定しているので、各チャンネルに最適の符号
量が割当てられる。これにより、図1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0114】図7は本発明の他の実施例に係る映像信号
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図7において図1と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。本実施例は1秒間のフレーム数
に基づいて出力バッファ及び出力コントロール回路56乃
至59のデータ送出レートを設定するものである。
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図7において図1と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。本実施例は1秒間のフレーム数
に基づいて出力バッファ及び出力コントロール回路56乃
至59のデータ送出レートを設定するものである。
【0115】映像送出器106 乃至109 は、テレビカメラ
又はVTRから得られる各種の映像信号をディジタル信
号に変換して送出することができる。本実施例において
は、映像送出器106 乃至109 は映像信号を送出するだけ
でなく、送出する映像信号の1秒当たりのフレーム数を
示す識別信号を有効映像信号以外のフレームのブランキ
ング期間に重畳して送出するようになっている。映像送
出器106 乃至109 から送出された映像信号は、符号化器
35乃至38及び総合出力コントロール回路110 に供給され
る。
又はVTRから得られる各種の映像信号をディジタル信
号に変換して送出することができる。本実施例において
は、映像送出器106 乃至109 は映像信号を送出するだけ
でなく、送出する映像信号の1秒当たりのフレーム数を
示す識別信号を有効映像信号以外のフレームのブランキ
ング期間に重畳して送出するようになっている。映像送
出器106 乃至109 から送出された映像信号は、符号化器
35乃至38及び総合出力コントロール回路110 に供給され
る。
【0116】総合出力コントロール回路110 は、図1の
実施例と同様に、映像送出器106 乃至109 の出力映像信
号に重畳された識別信号を識別し、識別結果に基づいて
出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデー
タ送出レートを制御するための出力コントロール情報を
出力する。即ち、総合出力コントロール回路110 は、映
像送出器106 乃至109 からの各映像信号に挿入されてい
る識別信号を伝送レート係数Ka,Kb,Kc,Kdと
して用い、下記(5)式に示す演算によって、各出力バ
ッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデータ送出
レートRout を設定する。
実施例と同様に、映像送出器106 乃至109 の出力映像信
号に重畳された識別信号を識別し、識別結果に基づいて
出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデー
タ送出レートを制御するための出力コントロール情報を
出力する。即ち、総合出力コントロール回路110 は、映
像送出器106 乃至109 からの各映像信号に挿入されてい
る識別信号を伝送レート係数Ka,Kb,Kc,Kdと
して用い、下記(5)式に示す演算によって、各出力バ
ッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデータ送出
レートRout を設定する。
【0117】 Rout(K)={K/(Ka+Kb+Kc+Kd)}×Rall …(5) 但し、K=Ka,Kb,Kc,Kd(伝送レート係数=
識別信号)であり、Rall はMPX43の最大伝送レート
である。
識別信号)であり、Rall はMPX43の最大伝送レート
である。
【0118】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
について説明する。
【0119】映像送出器106 乃至109 から出力された映
像信号は夫々符号化器35乃至38に供給されると共に、総
合出力コントロール回路110 にも供給される。総合出力
コントロール回路110 は、入力された第1乃至第4チャ
ンネルの映像信号に含まれる識別信号を第1乃至第4チ
ャンネルの伝送レート係数として用いて、上記(5)式
に示す演算を行う。この演算によって、総合出力コント
ロール回路110 は出力バッファ及び出力コントロール回
路56乃至59のデータ伝送レートを設定するための出力コ
ントロール情報を得る。
像信号は夫々符号化器35乃至38に供給されると共に、総
合出力コントロール回路110 にも供給される。総合出力
コントロール回路110 は、入力された第1乃至第4チャ
ンネルの映像信号に含まれる識別信号を第1乃至第4チ
ャンネルの伝送レート係数として用いて、上記(5)式
に示す演算を行う。この演算によって、総合出力コント
ロール回路110 は出力バッファ及び出力コントロール回
路56乃至59のデータ伝送レートを設定するための出力コ
ントロール情報を得る。
【0120】いま、例えば、映像送出器106 乃至109 か
ら送出される映像信号の1秒当たりのフレーム数が夫々
30,15,15,10であり、その識別信号が夫々
4,2,2,1であるものとする。総合出力コントロー
ル回路110 は、これらの識別信号を伝送レート係数とし
て用いて上記(5)式の演算を実行する。これにより、
1秒当たりのフレーム数が多い映像の符号化出力の伝送
レートは高く設定され、フレーム数が少ない映像の符号
化出力の伝送レートは低く設定される。
ら送出される映像信号の1秒当たりのフレーム数が夫々
30,15,15,10であり、その識別信号が夫々
4,2,2,1であるものとする。総合出力コントロー
ル回路110 は、これらの識別信号を伝送レート係数とし
て用いて上記(5)式の演算を実行する。これにより、
1秒当たりのフレーム数が多い映像の符号化出力の伝送
レートは高く設定され、フレーム数が少ない映像の符号
化出力の伝送レートは低く設定される。
【0121】こうして、出力バッファ及び出力コントロ
ール回路56乃至59のデータ送出レートが設定されて、符
号化器35乃至38からの符号化出力が設定された送出レー
トでMPX43に出力される。なお、映像送出器106 乃至
109 からの映像の1フレームの画素数が時間と共に変化
する場合においても、出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59からの出力データの総データ量は一定で
あり、MPX43の出力レートも一定である。
ール回路56乃至59のデータ送出レートが設定されて、符
号化器35乃至38からの符号化出力が設定された送出レー
トでMPX43に出力される。なお、映像送出器106 乃至
109 からの映像の1フレームの画素数が時間と共に変化
する場合においても、出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59からの出力データの総データ量は一定で
あり、MPX43の出力レートも一定である。
【0122】他の作用は図1の実施例と同様である。
【0123】このように、本実施例においては、総合出
力コントロール回路110 が各チャンネルの映像信号の1
秒当たりのフレーム数に基づいて各チャンネルのデータ
送出レートを設定しているので、各チャンネルに最適の
符号量が割当てられる。これにより、図1の実施例と同
様の効果を得ることができる。
力コントロール回路110 が各チャンネルの映像信号の1
秒当たりのフレーム数に基づいて各チャンネルのデータ
送出レートを設定しているので、各チャンネルに最適の
符号量が割当てられる。これにより、図1の実施例と同
様の効果を得ることができる。
【0124】図8は本発明の他の実施例に係る映像信号
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図8において図3と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。
送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図8において図3と同一の構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。
【0125】本実施例は動き検出回路75乃至78を省略
し、符号化器35乃至38に代えて符号化器111 乃至114 を
採用して、符号化器111 乃至114 が得た動き検出結果を
総合出力コントロール回路79に供給した点が図3の実施
例と異なる。
し、符号化器35乃至38に代えて符号化器111 乃至114 を
採用して、符号化器111 乃至114 が得た動き検出結果を
総合出力コントロール回路79に供給した点が図3の実施
例と異なる。
【0126】図9は図8中の符号化器111 乃至114 の具
体的な構成を示すブロック図である。図9において図1
8と同一の構成要素には同一符号を付してある。
体的な構成を示すブロック図である。図9において図1
8と同一の構成要素には同一符号を付してある。
【0127】符号化器111 乃至114 は相互に同一構成で
ある。映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化
器111 乃至114 の入力端子1を介してラスタブロック変
換回路2に供給される。ラスタブロック変換回路2は、
入力された信号を例えば8画素×8水平走査線のブロッ
ク単位のデータに変換して差分回路3に出力する。差分
回路3はスイッチ5を介して前フレームのデータが参照
画像として入力されて、フレーム間圧縮処理時にはラス
タブロック変換回路2の出力から参照画像のデータを引
き算してDCT回路6に出力し、フレーム内圧縮処理時
にはラスタブロック変換回路2の出力をそのままDCT
回路6に出力するようになっている。
ある。映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化
器111 乃至114 の入力端子1を介してラスタブロック変
換回路2に供給される。ラスタブロック変換回路2は、
入力された信号を例えば8画素×8水平走査線のブロッ
ク単位のデータに変換して差分回路3に出力する。差分
回路3はスイッチ5を介して前フレームのデータが参照
画像として入力されて、フレーム間圧縮処理時にはラス
タブロック変換回路2の出力から参照画像のデータを引
き算してDCT回路6に出力し、フレーム内圧縮処理時
にはラスタブロック変換回路2の出力をそのままDCT
回路6に出力するようになっている。
【0128】DCT回路6は差分回路3の出力を8×8
の2次元DCT処理して量子化回路7に出力する。量子
化回路7は、量子化コントロール回路44乃至47が設定し
た量子化テーブルの量子化係数を用いて、DCT回路6
出力を量子化してビットレートを低減するようになって
いる。量子化出力は可変長符号化回路9に供給される。
可変長符号化回路9は、入力されたデータを可変長符号
に変換してビットレートを更に低減させバッファ及び出
力コントロール回路56乃至59を介して出力する。
の2次元DCT処理して量子化回路7に出力する。量子
化回路7は、量子化コントロール回路44乃至47が設定し
た量子化テーブルの量子化係数を用いて、DCT回路6
出力を量子化してビットレートを低減するようになって
いる。量子化出力は可変長符号化回路9に供給される。
可変長符号化回路9は、入力されたデータを可変長符号
に変換してビットレートを更に低減させバッファ及び出
力コントロール回路56乃至59を介して出力する。
【0129】量子化回路7からの量子化出力は逆量子化
回路11にも与えられる。逆量子化回路11は量子化出力を
逆量子化して逆DCT回路12に出力する。逆DCT回路
12は逆量子化回路11の出力を逆DCT処理してDCT処
理以前の元のデータに戻して加算器13に出力する。加算
器13の出力は、1フレーム期間遅延させるフレームメモ
リ14及び動き補償回路15を介して加算器13に与えられて
おり、加算器13は現フレームの差分データと前フレーム
のデータとを加算することにより、差分回路3による差
分処理以前の元のデータ(ローカルデコードデータ)に
戻してフレームメモリ14に出力する。フレームメモリ14
の出力は動きベクトル検出回路4にも与えられる。
回路11にも与えられる。逆量子化回路11は量子化出力を
逆量子化して逆DCT回路12に出力する。逆DCT回路
12は逆量子化回路11の出力を逆DCT処理してDCT処
理以前の元のデータに戻して加算器13に出力する。加算
器13の出力は、1フレーム期間遅延させるフレームメモ
リ14及び動き補償回路15を介して加算器13に与えられて
おり、加算器13は現フレームの差分データと前フレーム
のデータとを加算することにより、差分回路3による差
分処理以前の元のデータ(ローカルデコードデータ)に
戻してフレームメモリ14に出力する。フレームメモリ14
の出力は動きベクトル検出回路4にも与えられる。
【0130】動きベクトル検出回路4はラスタブロック
変換回路2の出力も入力されており、例えば全探索型動
きベクトル検出によるマッチング計算によって動きベク
トルを所定のブロック単位(マクロブロック)で求めて
動き補償回路15に出力する。動き補償回路15は、動きベ
クトルに基づいて、フレームメモリ14の出力を動き補償
し、動き補償した前フレームのデータを参照画像として
スイッチ5を介して差分回路3に出力する。
変換回路2の出力も入力されており、例えば全探索型動
きベクトル検出によるマッチング計算によって動きベク
トルを所定のブロック単位(マクロブロック)で求めて
動き補償回路15に出力する。動き補償回路15は、動きベ
クトルに基づいて、フレームメモリ14の出力を動き補償
し、動き補償した前フレームのデータを参照画像として
スイッチ5を介して差分回路3に出力する。
【0131】本実施例においては動きベクトル検出回路
4からの動きベクトルは動きベクトル累積器116 にも与
えられるようになっている。動きベクトル累積器116 は
入力された動きベクトルをフレーム単位で累積して累積
値を動きベクトル平均化器117 に出力する。動きベクト
ル平均化器117 は、入力されたフレーム単位の動きベク
トル値を複数フレームに亘って平均化し、動き検出結果
として総合出力コントロール回路79に出力するようにな
っている。
4からの動きベクトルは動きベクトル累積器116 にも与
えられるようになっている。動きベクトル累積器116 は
入力された動きベクトルをフレーム単位で累積して累積
値を動きベクトル平均化器117 に出力する。動きベクト
ル平均化器117 は、入力されたフレーム単位の動きベク
トル値を複数フレームに亘って平均化し、動き検出結果
として総合出力コントロール回路79に出力するようにな
っている。
【0132】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
について説明する。
【0133】本実施例は符号化器111 乃至114 が求めた
動き検出結果に基づいて、総合出力コントロール回路79
が出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデ
ータ送出レートを決定している点が図3の実施例と異な
る。
動き検出結果に基づいて、総合出力コントロール回路79
が出力バッファ及び出力コントロール回路56乃至59のデ
ータ送出レートを決定している点が図3の実施例と異な
る。
【0134】映像送出器71乃至74からの映像信号は、夫
々符号化器111 乃至114 の入力端子1を介してラスタブ
ロック変換回路2に供給される。ラスタブロック変換回
路2に入力された映像信号は例えば8×8画素単位にブ
ロック化され、差分回路3を介してDCT回路6に与え
られる。フレーム内圧縮モード時には、ラスタブロック
変換回路2からのブロックデータはそのままDCT回路
6に与えられ、DCT回路6によってDCT処理されて
周波数成分に変換され、更に量子化回路7によって量子
化されてデータ量が削減される。量子化出力は可変長符
号化回路9によって可変長符号に変換されて出力バッフ
ァ及び出力コントロール回路56乃至59に出力される。
々符号化器111 乃至114 の入力端子1を介してラスタブ
ロック変換回路2に供給される。ラスタブロック変換回
路2に入力された映像信号は例えば8×8画素単位にブ
ロック化され、差分回路3を介してDCT回路6に与え
られる。フレーム内圧縮モード時には、ラスタブロック
変換回路2からのブロックデータはそのままDCT回路
6に与えられ、DCT回路6によってDCT処理されて
周波数成分に変換され、更に量子化回路7によって量子
化されてデータ量が削減される。量子化出力は可変長符
号化回路9によって可変長符号に変換されて出力バッフ
ァ及び出力コントロール回路56乃至59に出力される。
【0135】一方、フレーム間圧縮モード時には、差分
回路3はラスタブロック変換回路2からの現フレームの
データと動き補償回路15からの動き補償された前フレー
ムの参照画像のデータとの差分をDCT回路6に出力す
る。この場合には、この差分(予測誤差)のみがDCT
処理、量子化処理及び可変長符号化処理される。
回路3はラスタブロック変換回路2からの現フレームの
データと動き補償回路15からの動き補償された前フレー
ムの参照画像のデータとの差分をDCT回路6に出力す
る。この場合には、この差分(予測誤差)のみがDCT
処理、量子化処理及び可変長符号化処理される。
【0136】参照画像は量子化回路7の量子化出力を用
いて作成される。即ち、量子化出力は逆量子化回路11に
よって逆量子化され、逆DCT回路12によって逆DCT
処理されて元の差分値が復元される。逆DCT回路12の
出力は加算器13に与えられる。加算器13の出力はフレー
ムメモリ14によって1フレーム遅延され、動き補償回路
15によって動き補償された後スイッチ5を介して加算器
13に与えられる。加算器13は前フレームまでの差分値を
累積加算して、現フレームのデータ(ローカルデコード
データ)を再現する。
いて作成される。即ち、量子化出力は逆量子化回路11に
よって逆量子化され、逆DCT回路12によって逆DCT
処理されて元の差分値が復元される。逆DCT回路12の
出力は加算器13に与えられる。加算器13の出力はフレー
ムメモリ14によって1フレーム遅延され、動き補償回路
15によって動き補償された後スイッチ5を介して加算器
13に与えられる。加算器13は前フレームまでの差分値を
累積加算して、現フレームのデータ(ローカルデコード
データ)を再現する。
【0137】一方、ラスタブロック変換回路2からの現
フレームのデータは動きベクトル検出回路4にも供給さ
れている。動きベクトル検出回路4は、この現フレーム
のデータとフレームメモリ14からの前フレームの再現デ
ータとの間で動きベクトルを検出して動き補償回路15に
出力する。動き補償回路15は動きベクトルを用いてフレ
ームメモリ14からの前フレームの再現データを動き補償
することにより、動き補償した参照画像を作成して差分
回路3に出力している。
フレームのデータは動きベクトル検出回路4にも供給さ
れている。動きベクトル検出回路4は、この現フレーム
のデータとフレームメモリ14からの前フレームの再現デ
ータとの間で動きベクトルを検出して動き補償回路15に
出力する。動き補償回路15は動きベクトルを用いてフレ
ームメモリ14からの前フレームの再現データを動き補償
することにより、動き補償した参照画像を作成して差分
回路3に出力している。
【0138】ところで、動きベクトル検出回路4は、動
きベクトルをマクロブロック単位で求めている。動きベ
クトル累積器116 は動きベクトル検出回路4からの動き
ベクトルを累積することにより、フレーム単位の動きベ
クトル累積値を得る。この動きベクトル累積値は動きベ
クトル平均化器117 に与えられて平均化され、動き検出
結果として総合出力コントロール回路79に与えられる。
きベクトルをマクロブロック単位で求めている。動きベ
クトル累積器116 は動きベクトル検出回路4からの動き
ベクトルを累積することにより、フレーム単位の動きベ
クトル累積値を得る。この動きベクトル累積値は動きベ
クトル平均化器117 に与えられて平均化され、動き検出
結果として総合出力コントロール回路79に与えられる。
【0139】他の動作は図3の実施例と同様である。例
えば、符号化器111 乃至114 から得られる動き検出結果
が夫々8/16,4/16,4/16,1/16である
ものとすると、映像送出器71からの第1チャンネルの映
像信号の動きが最も大きく、映像送出器74からの第4チ
ャンネルの映像信号の動きが最も小さいものと判断する
ことができる。この場合には、総合出力コントロール回
路79は、上記(2)式の演算を行うことにより、第1チ
ャンネルからの映像信号の符号化出力の伝送レートを最
も高くし、第4チャンネルからの映像信号の符号化出力
の伝送レートを最も低くする。
えば、符号化器111 乃至114 から得られる動き検出結果
が夫々8/16,4/16,4/16,1/16である
ものとすると、映像送出器71からの第1チャンネルの映
像信号の動きが最も大きく、映像送出器74からの第4チ
ャンネルの映像信号の動きが最も小さいものと判断する
ことができる。この場合には、総合出力コントロール回
路79は、上記(2)式の演算を行うことにより、第1チ
ャンネルからの映像信号の符号化出力の伝送レートを最
も高くし、第4チャンネルからの映像信号の符号化出力
の伝送レートを最も低くする。
【0140】他の作用は図3の実施例と同様である。
【0141】このように、本実施例においては、符号化
器の動きベクトル検出回路を利用して各チャンネルの映
像信号の動きを検出しているので、図3の実施例の効果
の外に、回路を簡単化することができるという利点もあ
る。
器の動きベクトル検出回路を利用して各チャンネルの映
像信号の動きを検出しているので、図3の実施例の効果
の外に、回路を簡単化することができるという利点もあ
る。
【0142】図10は本発明の他の実施例に係る映像信
号送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図10において図8と同一の構成要素には同一符号
を付して説明を省略する。
号送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図10において図8と同一の構成要素には同一符号
を付して説明を省略する。
【0143】本実施例は、符号化器111 乃至114 に代え
て符号化器121 乃至124 を採用し、総合出力コントすー
る回路79に代えて総合出力コントロール回路125 を採用
した点が図8と異なる。本実施例は映像中の文字の量を
符号化器によって検出することによって、出力バッファ
及び出力コントロール回路56乃至59のデータ送出レート
を決定するものである。
て符号化器121 乃至124 を採用し、総合出力コントすー
る回路79に代えて総合出力コントロール回路125 を採用
した点が図8と異なる。本実施例は映像中の文字の量を
符号化器によって検出することによって、出力バッファ
及び出力コントロール回路56乃至59のデータ送出レート
を決定するものである。
【0144】図11は図10中の符号化器121 乃至124
の具体的な構成を示すブロック図である。図11におい
て図9と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省
略する。
の具体的な構成を示すブロック図である。図11におい
て図9と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省
略する。
【0145】符号化器121 乃至124 は同一構成であり、
映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化器121
乃至124 の入力端子1に入力される。符号化器121 乃至
124は図9の動きベクトル累積器116 及び動きベクトル
平均化器117 を削除し、DCT中域係数検出器126 及び
係数平均化器127 を設けた点が図9の符号化器111 乃至
114 と異なる。
映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化器121
乃至124 の入力端子1に入力される。符号化器121 乃至
124は図9の動きベクトル累積器116 及び動きベクトル
平均化器117 を削除し、DCT中域係数検出器126 及び
係数平均化器127 を設けた点が図9の符号化器111 乃至
114 と異なる。
【0146】DCT中域係数検出器126 にはDCT回路
6からのDCT変換係数が与えられ、DCT中域係数検
出器126 はDCT変換係数の中域の係数をフレーム単位
で累積して累積値を係数平均化器127 に出力する。係数
平均化器127 は、入力された1フレーム単位のDCT中
域係数累積値を複数フレームに亘って平均化し、DCT
中域係数平均値を総合出力コントロール回路125 に出力
するようになっている。
6からのDCT変換係数が与えられ、DCT中域係数検
出器126 はDCT変換係数の中域の係数をフレーム単位
で累積して累積値を係数平均化器127 に出力する。係数
平均化器127 は、入力された1フレーム単位のDCT中
域係数累積値を複数フレームに亘って平均化し、DCT
中域係数平均値を総合出力コントロール回路125 に出力
するようになっている。
【0147】総合出力コントロール回路125 は、DCT
中域係数平均値に基づいて、出力バッファ及び出力コン
トロール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するた
めの出力コントロール情報を出力する。即ち、総合出力
コントロール回路125 は、DCT中域係数平均値を伝送
レート係数Ka,Kb,Kc,Kdとして用い、下記
(6)式に示す演算によって、各出力バッファ及び出力
コントロール回路56乃至59のデータ送出レートRout を
設定する。
中域係数平均値に基づいて、出力バッファ及び出力コン
トロール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するた
めの出力コントロール情報を出力する。即ち、総合出力
コントロール回路125 は、DCT中域係数平均値を伝送
レート係数Ka,Kb,Kc,Kdとして用い、下記
(6)式に示す演算によって、各出力バッファ及び出力
コントロール回路56乃至59のデータ送出レートRout を
設定する。
【0148】 Rout(K)={K/(Ka+Kb+Kc+Kd)}×Rall …(6) 但し、K=Ka,Kb,Kc,Kd(伝送レート係数=
DCT中域係数平均値)であり、Rall はMPX43の最
大伝送レートである。
DCT中域係数平均値)であり、Rall はMPX43の最
大伝送レートである。
【0149】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
について説明する。
【0150】映像送出器71乃至74からの映像信号は、夫
々符号化器121 乃至124 の入力端子1を介してラスタブ
ロック変換回路2に供給される。ラスタブロック変換回
路2に入力された映像信号は例えば8×8画素単位にブ
ロック化され、差分回路3を介してDCT回路6に与え
られる。フレーム内圧縮モード時には、ラスタブロック
変換回路2からのブロックデータはそのままDCT回路
6に与えられ、フレーム間圧縮モード時には予測誤差の
みがDCT回路6に与えられることは図9と同様であ
る。
々符号化器121 乃至124 の入力端子1を介してラスタブ
ロック変換回路2に供給される。ラスタブロック変換回
路2に入力された映像信号は例えば8×8画素単位にブ
ロック化され、差分回路3を介してDCT回路6に与え
られる。フレーム内圧縮モード時には、ラスタブロック
変換回路2からのブロックデータはそのままDCT回路
6に与えられ、フレーム間圧縮モード時には予測誤差の
みがDCT回路6に与えられることは図9と同様であ
る。
【0151】DCT回路6は入力されたブロックデータ
をDCT処理して周波数成分に変換する。本実施例にお
いては、DCT回路6からのDCT変換係数は量子化回
路7に与えられると共に、DCT中域係数検出器126 に
も与えられる。ところで、画像中の文字部をDCT処理
すると、DCT変換係数の中域成分が大きくなることが
知られている。従って、DCT変換係数の中域係数を1
フレームに亘って累積することにより、画像中に含まれ
る文字の量を検出することができる。この理由から、D
CT中域係数検出器126 はDCT中域係数を1フレーム
期間累積して、累積値を係数平均化器127 に出力する。
この累積値は係数平均化器127 において数フレームに亘
って加算されて平均化され、DCT中域係数平均値が求
められる。
をDCT処理して周波数成分に変換する。本実施例にお
いては、DCT回路6からのDCT変換係数は量子化回
路7に与えられると共に、DCT中域係数検出器126 に
も与えられる。ところで、画像中の文字部をDCT処理
すると、DCT変換係数の中域成分が大きくなることが
知られている。従って、DCT変換係数の中域係数を1
フレームに亘って累積することにより、画像中に含まれ
る文字の量を検出することができる。この理由から、D
CT中域係数検出器126 はDCT中域係数を1フレーム
期間累積して、累積値を係数平均化器127 に出力する。
この累積値は係数平均化器127 において数フレームに亘
って加算されて平均化され、DCT中域係数平均値が求
められる。
【0152】総合出力コントロール回路125 は符号化器
121 乃至124 からのDCT中域係数平均値を伝送レート
係数として用いて、上記(6)式に示す演算によって出
力バッファ及び出力バッファコントロール回路56乃至59
のデータ送出レートを決定する。
121 乃至124 からのDCT中域係数平均値を伝送レート
係数として用いて、上記(6)式に示す演算によって出
力バッファ及び出力バッファコントロール回路56乃至59
のデータ送出レートを決定する。
【0153】例えば、符号化器121 乃至124 から得られ
るDCT中域係数平均値が夫々8/16,4/16,4
/16,1/16であるものとすると、映像送出器71か
らの第1チャンネルの映像に文字が最も多く含まれ、映
像送出器74からの第4チャンネルの映像に含まれる文字
数は最も少ないものと判断することができる。この場合
には、総合出力コントロール回路125 は、上記(6)式
の演算を行うことにより、第1チャンネルからの映像信
号の符号化出力の伝送レートを最も高くし、第4チャン
ネルからの映像信号の符号化出力の伝送レートを最も低
くする。
るDCT中域係数平均値が夫々8/16,4/16,4
/16,1/16であるものとすると、映像送出器71か
らの第1チャンネルの映像に文字が最も多く含まれ、映
像送出器74からの第4チャンネルの映像に含まれる文字
数は最も少ないものと判断することができる。この場合
には、総合出力コントロール回路125 は、上記(6)式
の演算を行うことにより、第1チャンネルからの映像信
号の符号化出力の伝送レートを最も高くし、第4チャン
ネルからの映像信号の符号化出力の伝送レートを最も低
くする。
【0154】他の作用は図8の実施例と同様である。
【0155】このように、本実施例においては、符号化
器のDCT変換係数から各チャンネルの映像に含まれる
文字の量を検出しているので、映像送出器からスーパー
インポーズ信号の重畳量を示すデータが与えられなくて
も、最適なレート制御が可能となる。また、係数平均化
器によって、1フレーム単位のDCT中域係数の累積値
を数フレームに亘って平均化し、平均値に基づいて各チ
ャンネルのデータ送出レートを設定しているので、文字
が多い映像信号には段階的に高い出力レートを割当てる
ことができ、逆に文字が少ない映像信号には段階的に低
い出力レートを割当てることができることから、突発的
に文字が多くなった映像を符号化する場合においてビッ
トレートが著しく変動して画質が不安定となることを防
止することができる。
器のDCT変換係数から各チャンネルの映像に含まれる
文字の量を検出しているので、映像送出器からスーパー
インポーズ信号の重畳量を示すデータが与えられなくて
も、最適なレート制御が可能となる。また、係数平均化
器によって、1フレーム単位のDCT中域係数の累積値
を数フレームに亘って平均化し、平均値に基づいて各チ
ャンネルのデータ送出レートを設定しているので、文字
が多い映像信号には段階的に高い出力レートを割当てる
ことができ、逆に文字が少ない映像信号には段階的に低
い出力レートを割当てることができることから、突発的
に文字が多くなった映像を符号化する場合においてビッ
トレートが著しく変動して画質が不安定となることを防
止することができる。
【0156】図12は本発明の他の実施例に係る映像信
号送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図12において図10と同一の構成要素には同一符
号を付して説明を省略する。
号送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図12において図10と同一の構成要素には同一符
号を付して説明を省略する。
【0157】本実施例は、符号化器121 乃至124 に代え
て符号化器131 乃至134 を採用し、総合出力コントロー
ル回路125 に代えて総合出力コントロール回路135 を採
用した点が図10と異なる。
て符号化器131 乃至134 を採用し、総合出力コントロー
ル回路125 に代えて総合出力コントロール回路135 を採
用した点が図10と異なる。
【0158】図13は図12中の符号化器131 乃至134
の具体的な構成を示すブロック図である。
の具体的な構成を示すブロック図である。
【0159】符号化器131 乃至134 は同一構成であり、
映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化器131
乃至134 の入力端子1に入力される。符号化器131 乃至
134は図11のDCT中域係数検出器126 及び係数平均
化器127 に夫々代えてDCT高域係数検出器136 及び係
数平均化器137 を設けた点が図11の符号化器121 乃至
124 と異なる。
映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化器131
乃至134 の入力端子1に入力される。符号化器131 乃至
134は図11のDCT中域係数検出器126 及び係数平均
化器127 に夫々代えてDCT高域係数検出器136 及び係
数平均化器137 を設けた点が図11の符号化器121 乃至
124 と異なる。
【0160】DCT高域係数検出器136 にはDCT回路
6からのDCT変換係数が与えられ、DCT高域係数検
出器136 はDCT変換係数の高域の係数をフレーム単位
で累積して累積値を係数平均化器137 に出力する。係数
平均化器137 は、入力された1フレーム単位のDCT中
域係数累積値を複数フレームに亘って平均化し、DCT
中域係数平均値を総合出力コントロール回路135 に出力
するようになっている。
6からのDCT変換係数が与えられ、DCT高域係数検
出器136 はDCT変換係数の高域の係数をフレーム単位
で累積して累積値を係数平均化器137 に出力する。係数
平均化器137 は、入力された1フレーム単位のDCT中
域係数累積値を複数フレームに亘って平均化し、DCT
中域係数平均値を総合出力コントロール回路135 に出力
するようになっている。
【0161】総合出力コントロール回路135 は、DCT
高域係数平均値に基づいて、出力バッファ及び出力コン
トロール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するた
めの出力コントロール情報を出力する。総合出力コント
ロール回路135 は、DCT高域係数平均値を伝送レート
係数Ka,Kb,Kc,Kdとして用い、下記(7)式
に示す演算によって、各出力バッファ及び出力コントロ
ール回路56乃至59のデータ送出レートRout を設定す
る。
高域係数平均値に基づいて、出力バッファ及び出力コン
トロール回路56乃至59のデータ送出レートを制御するた
めの出力コントロール情報を出力する。総合出力コント
ロール回路135 は、DCT高域係数平均値を伝送レート
係数Ka,Kb,Kc,Kdとして用い、下記(7)式
に示す演算によって、各出力バッファ及び出力コントロ
ール回路56乃至59のデータ送出レートRout を設定す
る。
【0162】 Rout(K)={K/(Ka+Kb+Kc+Kd)}×Rall …(7) 但し、K=Ka,Kb,Kc,Kd(伝送レート係数=
DCT高域係数平均値)であり、Rall はMPX43の最
大伝送レートである。
DCT高域係数平均値)であり、Rall はMPX43の最
大伝送レートである。
【0163】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
について説明する。
【0164】符号化器131 乃至134 のDCT回路6は入
力されたブロックデータをDCT処理して周波数成分に
変換する。本実施例においては、DCT回路6からのD
CT変換係数は量子化回路7に与えられると共に、DC
T高域係数検出器136 にも与えられる。文字が多い画像
のように、細かい絵柄の画像をDCT処理すると、DC
T変換係数の高域成分のパワーが大きくなる。従って、
DCT変換係数の高域係数を1フレームに亘って累積す
ることにより、画像中の画像の細かさを検出することが
できる。この理由から、DCT高域係数検出器136 はD
CT高域係数を1フレーム期間累積して、累積値を係数
平均化器137 に出力する。この累積値は係数平均化器13
7 において数フレームに亘って加算されて平均化され、
DCT高域係数平均値が求められる。
力されたブロックデータをDCT処理して周波数成分に
変換する。本実施例においては、DCT回路6からのD
CT変換係数は量子化回路7に与えられると共に、DC
T高域係数検出器136 にも与えられる。文字が多い画像
のように、細かい絵柄の画像をDCT処理すると、DC
T変換係数の高域成分のパワーが大きくなる。従って、
DCT変換係数の高域係数を1フレームに亘って累積す
ることにより、画像中の画像の細かさを検出することが
できる。この理由から、DCT高域係数検出器136 はD
CT高域係数を1フレーム期間累積して、累積値を係数
平均化器137 に出力する。この累積値は係数平均化器13
7 において数フレームに亘って加算されて平均化され、
DCT高域係数平均値が求められる。
【0165】総合出力コントロール回路135 は符号化器
131 乃至134 からのDCT高域係数平均値を伝送レート
係数として用いて、上記(7)式に示す演算によって出
力バッファ及び出力バッファコントロール回路56乃至59
のデータ送出レートを決定する。
131 乃至134 からのDCT高域係数平均値を伝送レート
係数として用いて、上記(7)式に示す演算によって出
力バッファ及び出力バッファコントロール回路56乃至59
のデータ送出レートを決定する。
【0166】例えば、符号化器131 乃至134 から得られ
るDCT高域係数平均値が夫々8/16,4/16,4
/16,1/16であるものとすると、映像送出器71か
らの第1チャンネルの映像の絵柄が最も細かく、映像送
出器74からの第4チャンネルの映像の絵柄は最も粗いも
のと判断することができる。この場合には、総合出力コ
ントロール回路135 は、上記(7)式の演算を行うこと
により、第1チャンネルからの映像信号の符号化出力の
伝送レートを最も高くし、第4チャンネルからの映像信
号の符号化出力の伝送レートを最も低くする。
るDCT高域係数平均値が夫々8/16,4/16,4
/16,1/16であるものとすると、映像送出器71か
らの第1チャンネルの映像の絵柄が最も細かく、映像送
出器74からの第4チャンネルの映像の絵柄は最も粗いも
のと判断することができる。この場合には、総合出力コ
ントロール回路135 は、上記(7)式の演算を行うこと
により、第1チャンネルからの映像信号の符号化出力の
伝送レートを最も高くし、第4チャンネルからの映像信
号の符号化出力の伝送レートを最も低くする。
【0167】他の作用は図10の実施例と同様である。
【0168】このように、本実施例においては、符号化
器のDCT変換係数から各チャンネルの映像の絵柄の細
かさをを検出しているので、最適なレート制御が可能と
なる。
器のDCT変換係数から各チャンネルの映像の絵柄の細
かさをを検出しているので、最適なレート制御が可能と
なる。
【0169】図14は本発明の他の実施例に係る映像信
号送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図14において図12と同一の構成要素には同一符
号を付して説明を省略する。
号送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図14において図12と同一の構成要素には同一符
号を付して説明を省略する。
【0170】本実施例は符号化器131 乃至134 及び総合
出力コントロール回路135 に代えて符号化器141 乃至14
4 及び総合出力コントロール回路145 を採用した点が図
12の実施例と異なる。
出力コントロール回路135 に代えて符号化器141 乃至14
4 及び総合出力コントロール回路145 を採用した点が図
12の実施例と異なる。
【0171】図15は図14中の符号化器131 乃至134
の具体的な構成を示すブロック図である。図15におい
て図13と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
の具体的な構成を示すブロック図である。図15におい
て図13と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0172】符号化器141 乃至144 は、図13のDCT
高域係数検出器136 及び係数平均化器137 に代えて量子
化出力高域検出器146 及び係数平均化器147 を用いてい
る。量子化出力高域検出器146 は量子化出力の高域成分
を1フレームに亘って累積し、累積値を係数平均化器14
7 に出力する。係数平均化器147 は数フレーム分の累積
値を平均化して量子化出力高域平均値を総合出力コント
ロール回路145 に出力するようになっている。
高域係数検出器136 及び係数平均化器137 に代えて量子
化出力高域検出器146 及び係数平均化器147 を用いてい
る。量子化出力高域検出器146 は量子化出力の高域成分
を1フレームに亘って累積し、累積値を係数平均化器14
7 に出力する。係数平均化器147 は数フレーム分の累積
値を平均化して量子化出力高域平均値を総合出力コント
ロール回路145 に出力するようになっている。
【0173】総合出力コントロール回路145 は、量子化
出力高域平均値を伝送レート係数として用いて、下記
(8)式に示す演算によって出力バッファ及び出力コン
トロール回路56乃至59のデータ送出レートを決定するよ
うになっている。
出力高域平均値を伝送レート係数として用いて、下記
(8)式に示す演算によって出力バッファ及び出力コン
トロール回路56乃至59のデータ送出レートを決定するよ
うになっている。
【0174】 Rout(K)={K/(Ka+Kb+Kc+Kd)}×Rall …(8) 但し、K=Ka,Kb,Kc,Kd(伝送レート係数=
量子化出力高域平均値)であり、Rall はMPX43の最
大伝送レートである。
量子化出力高域平均値)であり、Rall はMPX43の最
大伝送レートである。
【0175】このように構成された実施例においては、
映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化器141
乃至144 に与えられて符号化される。本実施例において
は、符号化器141 乃至144 の量子化回路7からの量子化
出力は可変長符号化回路9に与えられると共に、量子化
出力高域検出器146 にも与えられる。
映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化器141
乃至144 に与えられて符号化される。本実施例において
は、符号化器141 乃至144 の量子化回路7からの量子化
出力は可変長符号化回路9に与えられると共に、量子化
出力高域検出器146 にも与えられる。
【0176】上述したように、細かい絵柄の画像が入力
された場合には、DCT変換係数の高域成分は大きくな
る。しかし、量子化幅によっては、量子化出力の高域成
分は0となることもあり、伝送レートの設定に量子化出
力の高域成分を用いたほうがよいこともある。この理由
から、本実施例では、量子化出力の高域成分を量子化出
力高域検出器146 によって検出する。更に、係数平均化
器147 は検出した量子化出力高域成分の累積値を平均化
して、量子化出力高域平均値を総合出力コントロール回
路145 に出力する。
された場合には、DCT変換係数の高域成分は大きくな
る。しかし、量子化幅によっては、量子化出力の高域成
分は0となることもあり、伝送レートの設定に量子化出
力の高域成分を用いたほうがよいこともある。この理由
から、本実施例では、量子化出力の高域成分を量子化出
力高域検出器146 によって検出する。更に、係数平均化
器147 は検出した量子化出力高域成分の累積値を平均化
して、量子化出力高域平均値を総合出力コントロール回
路145 に出力する。
【0177】総合出力コントロール回路145 は、量子化
出力高域平均値を伝送レート係数として用いて、上記
(8)式の演算によって出力バッファ及び出力コントロ
ール回路56乃至59のデータ送出レートを決定する。
出力高域平均値を伝送レート係数として用いて、上記
(8)式の演算によって出力バッファ及び出力コントロ
ール回路56乃至59のデータ送出レートを決定する。
【0178】他の作用及び効果は図12の実施例と同様
である。
である。
【0179】図16は本発明の他の実施例に係る映像信
号送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図16において図10と同一の構成要素には同一符
号を付して説明を省略する。本実施例は各フレームの色
の濃さに基づいて各チャンネルのデータ送出レートを決
定するものである。
号送信装置及び映像信号受信装置を示すブロック図であ
る。図16において図10と同一の構成要素には同一符
号を付して説明を省略する。本実施例は各フレームの色
の濃さに基づいて各チャンネルのデータ送出レートを決
定するものである。
【0180】本実施例は符号化器121 乃至124 及び総合
出力コントロール回路125 に夫々代えて符号化器151 乃
至154 及び総合出力コントロール回路155 を採用した点
が図10の実施例と異なる。
出力コントロール回路125 に夫々代えて符号化器151 乃
至154 及び総合出力コントロール回路155 を採用した点
が図10の実施例と異なる。
【0181】図17は図16中の符号化器151 乃至154
の具体的な構成を示すブロック図である。図17におい
て図11と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
の具体的な構成を示すブロック図である。図17におい
て図11と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0182】上記各実施例においては、説明の便宜上、
符号化器は1系統の処理回路のみを記載しているが、実
際には、映像信号は輝度信号と色差信号とに分離され
て、輝度信号処理系と色差信号処理系の2系統の処理回
路によって符号化される。即ち、符号化器は輝度信号処
理系と略同様の構成の色信号処理系を有し、輝度信号処
理系の量子化出力と色信号処理系の量子化出力とをセレ
クタによって多重して可変長符号化処理するようになっ
ている。本実施例においては、色信号処理系のDCT変
換係数のパワーに基づいて総合出力コントロール回路15
5 を制御する。
符号化器は1系統の処理回路のみを記載しているが、実
際には、映像信号は輝度信号と色差信号とに分離され
て、輝度信号処理系と色差信号処理系の2系統の処理回
路によって符号化される。即ち、符号化器は輝度信号処
理系と略同様の構成の色信号処理系を有し、輝度信号処
理系の量子化出力と色信号処理系の量子化出力とをセレ
クタによって多重して可変長符号化処理するようになっ
ている。本実施例においては、色信号処理系のDCT変
換係数のパワーに基づいて総合出力コントロール回路15
5 を制御する。
【0183】即ち、色信号処理系158 は輝度信号処理系
のラスタブロック変換回路2、差分回路3、動きベクト
ル検出回路5、スイッチ5、DCT回路6、量子化回路
7、逆量子化回路11、逆DCT回路12、加算器13、フレ
ームメモリ14、動き補償回路15(図11参照)と夫々同
一構成のラスタブロック変換回路2′、差分回路3′、
動きベクトル検出回路5′、スイッチ5′、DCT回路
6′、量子化回路7′、逆量子化回路11′、逆DCT回
路12′、加算器13′、フレームメモリ14′、動き補償回
路15′を有している。
のラスタブロック変換回路2、差分回路3、動きベクト
ル検出回路5、スイッチ5、DCT回路6、量子化回路
7、逆量子化回路11、逆DCT回路12、加算器13、フレ
ームメモリ14、動き補償回路15(図11参照)と夫々同
一構成のラスタブロック変換回路2′、差分回路3′、
動きベクトル検出回路5′、スイッチ5′、DCT回路
6′、量子化回路7′、逆量子化回路11′、逆DCT回
路12′、加算器13′、フレームメモリ14′、動き補償回
路15′を有している。
【0184】本実施例においては、DCT回路6′から
のDCT変換係数は量子化回路7′に与えられると共
に、パワー検出器156 にも与えられる。パワー検出器15
6 は1フレーム単位でDCT変換係数のパワーを累積し
て、累積値を係数平均化器157に出力するようになって
いる。係数平均化器157 は累積値を数フレームに亘って
平均化して色変換係数平均値を総合出力コントロール回
路155 に出力する。
のDCT変換係数は量子化回路7′に与えられると共
に、パワー検出器156 にも与えられる。パワー検出器15
6 は1フレーム単位でDCT変換係数のパワーを累積し
て、累積値を係数平均化器157に出力するようになって
いる。係数平均化器157 は累積値を数フレームに亘って
平均化して色変換係数平均値を総合出力コントロール回
路155 に出力する。
【0185】なお、量子化回路7′からの量子化出力
は、輝度信号処理系16のセレクタ159に供給され、輝度
信号処理系の量子化出力に多重されて可変長符号化回路
9に出力されるようになっている。
は、輝度信号処理系16のセレクタ159に供給され、輝度
信号処理系の量子化出力に多重されて可変長符号化回路
9に出力されるようになっている。
【0186】総合出力コントロール回路155 は、色変換
係数平均値を伝送レート係数として用いて、下記(9)
式に示す演算によって出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59のデータ送出レートを決定するようにな
っている。
係数平均値を伝送レート係数として用いて、下記(9)
式に示す演算によって出力バッファ及び出力コントロー
ル回路56乃至59のデータ送出レートを決定するようにな
っている。
【0187】 Rout(K)={K/(Ka+Kb+Kc+Kd)}×Rall …(9) 但し、K=Ka,Kb,Kc,Kd(伝送レート係数=
色変換係数平均値)であり、Rall はMPX43の最大伝
送レートである。
色変換係数平均値)であり、Rall はMPX43の最大伝
送レートである。
【0188】このように構成された実施例においては、
映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化器151
乃至154 に与えられて符号化される。符号化器151 乃至
154の色信号処理系158 のDCT回路6′はDCT変換
係数をパワー検出器156 に出力する。パワー検出器156
はDCT変換係数のパワーを1フレーム単位で累積して
係数平均化器157 に出力する。累積されたパワーは係数
平均化器157 によって数フレームに亘って平均化され、
色変換係数平均値として総合出力コントロール回路155
に与えられる。
映像送出器71乃至74からの映像信号は夫々符号化器151
乃至154 に与えられて符号化される。符号化器151 乃至
154の色信号処理系158 のDCT回路6′はDCT変換
係数をパワー検出器156 に出力する。パワー検出器156
はDCT変換係数のパワーを1フレーム単位で累積して
係数平均化器157 に出力する。累積されたパワーは係数
平均化器157 によって数フレームに亘って平均化され、
色変換係数平均値として総合出力コントロール回路155
に与えられる。
【0189】色変換係数平均値は画像の色の濃さに対応
するものであり、総合出力コントロール回路155 は色変
換係数平均値を伝送レート係数として用いて上記(9)
式の演算により各チャンネルのデータ送出レートを求め
る。
するものであり、総合出力コントロール回路155 は色変
換係数平均値を伝送レート係数として用いて上記(9)
式の演算により各チャンネルのデータ送出レートを求め
る。
【0190】他の作用及び効果は図10の実施例と同様
である。
である。
【0191】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はなく、総合出力コントロール回路125 が他の要因によ
ってデータ送出レートを決定してもよい。例えば、他の
要因としては、入力される各チャンネルの映像がカラー
画像であるか白黒画像であるか等がある。
はなく、総合出力コントロール回路125 が他の要因によ
ってデータ送出レートを決定してもよい。例えば、他の
要因としては、入力される各チャンネルの映像がカラー
画像であるか白黒画像であるか等がある。
【0192】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、各チャンネルの符号化レートを各チャンネルの
映像信号のジャンルに基づいて設定しているので、各チ
ャンネルに最適な符号化レートを割当てることができ、
復元画像の画質を向上させることができるという効果を
有する。
よれば、各チャンネルの符号化レートを各チャンネルの
映像信号のジャンルに基づいて設定しているので、各チ
ャンネルに最適な符号化レートを割当てることができ、
復元画像の画質を向上させることができるという効果を
有する。
【0193】以上説明したように本発明の請求項3によ
れば、各チャンネルの映像信号の動きを検出し検出結果
に基づいて各チャンネルの符号化レートを設定している
ので、各チャンネルに最適な符号化レートを割当てるこ
とができ、復元画像の画質を向上させることができると
いう効果を有する。
れば、各チャンネルの映像信号の動きを検出し検出結果
に基づいて各チャンネルの符号化レートを設定している
ので、各チャンネルに最適な符号化レートを割当てるこ
とができ、復元画像の画質を向上させることができると
いう効果を有する。
【0194】以上説明したように本発明の請求項6によ
れば、各チャンネルの映像信号に重畳されているスーパ
ーインポーズ信号の重畳量に基づいて各チャンネルの符
号化レートを設定しているので、各チャンネルに最適な
符号化レートを割当てることができ、復元画像の画質を
向上させることができるという効果を有する。
れば、各チャンネルの映像信号に重畳されているスーパ
ーインポーズ信号の重畳量に基づいて各チャンネルの符
号化レートを設定しているので、各チャンネルに最適な
符号化レートを割当てることができ、復元画像の画質を
向上させることができるという効果を有する。
【0195】以上説明したように本発明の請求項8によ
れば、各チャンネルの映像信号の1フレームの画素数に
基づいて各チャンネルの符号化レートを設定しているの
で、各チャンネルに最適な符号化レートを割当てること
ができ、復元画像の画質を向上させることができるとい
う効果を有する。
れば、各チャンネルの映像信号の1フレームの画素数に
基づいて各チャンネルの符号化レートを設定しているの
で、各チャンネルに最適な符号化レートを割当てること
ができ、復元画像の画質を向上させることができるとい
う効果を有する。
【0196】以上説明したように本発明の請求項10に
よれば、各チャンネルの映像信号の1秒当たりのフレー
ム数に基づいて各チャンネルの符号化レートを設定して
いるので、各チャンネルに最適な符号化レートを割当て
ることができ、復元画像の画質を向上させることができ
るという効果を有する。
よれば、各チャンネルの映像信号の1秒当たりのフレー
ム数に基づいて各チャンネルの符号化レートを設定して
いるので、各チャンネルに最適な符号化レートを割当て
ることができ、復元画像の画質を向上させることができ
るという効果を有する。
【0197】以上説明したように本発明の請求項12に
よれば、符号化手段が動きを検出して動き補償予測符号
化をすると共に、この動き検出結果を用いて各チャンネ
ルの符号化レートを設定しているので、各チャンネルに
最適な符号化レートを割当てることができ、復元画像の
画質を向上させることができるという効果を有する。
よれば、符号化手段が動きを検出して動き補償予測符号
化をすると共に、この動き検出結果を用いて各チャンネ
ルの符号化レートを設定しているので、各チャンネルに
最適な符号化レートを割当てることができ、復元画像の
画質を向上させることができるという効果を有する。
【0198】以上説明したように本発明の請求項15に
よれば、各チャンネルの映像信号に含まれる文字の量を
示す情報に基づいて各チャンネルの符号化レートを設定
しているので、各チャンネルに最適な符号化レートを割
当てることができ、復元画像の画質を向上させることが
できるという効果を有する。
よれば、各チャンネルの映像信号に含まれる文字の量を
示す情報に基づいて各チャンネルの符号化レートを設定
しているので、各チャンネルに最適な符号化レートを割
当てることができ、復元画像の画質を向上させることが
できるという効果を有する。
【0199】以上説明したように本発明の請求項19に
よれば、各チャンネルの映像信号のDCT処理後の高域
の係数のレベルに基づいて各チャンネルの符号化レート
を設定しているので、各チャンネルに最適な符号化レー
トを割当てることができ、復元画像の画質を向上させる
ことができるという効果を有する。
よれば、各チャンネルの映像信号のDCT処理後の高域
の係数のレベルに基づいて各チャンネルの符号化レート
を設定しているので、各チャンネルに最適な符号化レー
トを割当てることができ、復元画像の画質を向上させる
ことができるという効果を有する。
【0200】以上説明したように本発明の請求項22に
よれば、各チャンネルの映像信号に対応する伝送レート
係数に基づいて各チャンネルの符号化レートを設定して
いるので、各チャンネルに最適な符号化レートを割当て
ることができ、復元画像の画質を向上させることができ
るという効果を有する。
よれば、各チャンネルの映像信号に対応する伝送レート
係数に基づいて各チャンネルの符号化レートを設定して
いるので、各チャンネルに最適な符号化レートを割当て
ることができ、復元画像の画質を向上させることができ
るという効果を有する。
【0201】以上説明したように本発明の請求項23に
よれば、記憶手段が各チャンネル毎に管理して記憶した
符号化出力を復号化レートで読出し、選択手段が所定の
符号化出力を選択して復号化手段に与えているので、チ
ャンネル選択から復号化までのタイムラグの発生を防止
することができるという効果を有する。
よれば、記憶手段が各チャンネル毎に管理して記憶した
符号化出力を復号化レートで読出し、選択手段が所定の
符号化出力を選択して復号化手段に与えているので、チ
ャンネル選択から復号化までのタイムラグの発生を防止
することができるという効果を有する。
【0202】以上説明したように本発明の請求項24に
よれば、各チャンネルの符号化レートを各映像信号に対
応する伝送レートに基づいて設定すると共に、符号化出
力を多重化する場合の総合送出レートを一定に維持して
いるので、各チャンネルの符号化に最適な符号量が割当
てられるという効果を有する。また、多重化された符号
化出力を各チャンネル毎に管理して記憶し、復号化レー
トで読出した後に所定のチャンネルを選択して復号化し
ているので、チャンネル選択から復号化までのタイムラ
グを除去することができるという効果を有する。
よれば、各チャンネルの符号化レートを各映像信号に対
応する伝送レートに基づいて設定すると共に、符号化出
力を多重化する場合の総合送出レートを一定に維持して
いるので、各チャンネルの符号化に最適な符号量が割当
てられるという効果を有する。また、多重化された符号
化出力を各チャンネル毎に管理して記憶し、復号化レー
トで読出した後に所定のチャンネルを選択して復号化し
ているので、チャンネル選択から復号化までのタイムラ
グを除去することができるという効果を有する。
【図1】本発明に係る映像信号送信装置及び映像信号受
信装置の一実施例を示すブロック図。
信装置の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1中の入力バッファの各チャンネルの符号化
出力の管理を説明するための説明図。
出力の管理を説明するための説明図。
【図3】本発明の他の実施例に係る映像信号送信装置及
び映像信号受信装置を示すブロック図。
び映像信号受信装置を示すブロック図。
【図4】図3中の動き検出回路の具体的な構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図5】本発明の他の実施例に係る映像信号送信装置及
び映像信号受信装置を示すブロック図。
び映像信号受信装置を示すブロック図。
【図6】本発明の他の実施例に係る映像信号送信装置及
び映像信号受信装置を示すブロック図。
び映像信号受信装置を示すブロック図。
【図7】本発明の他の実施例に係る映像信号送信装置及
び映像信号受信装置を示すブロック図。
び映像信号受信装置を示すブロック図。
【図8】本発明の他の実施例に係る映像信号送信装置及
び映像信号受信装置を示すブロック図。
び映像信号受信装置を示すブロック図。
【図9】図8中の符号化器の具体的な構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図10】本発明の他の実施例に係る映像信号送信装置
及び映像信号受信装置を示すブロック図。
及び映像信号受信装置を示すブロック図。
【図11】図10中の符号化器の具体的な構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図12】本発明の他の実施例に係る映像信号送信装置
及び映像信号受信装置を示すブロック図。
及び映像信号受信装置を示すブロック図。
【図13】図12中の符号化器の具体的な構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図14】本発明の他の実施例に係る映像信号送信装置
及び映像信号受信装置を示すブロック図。
及び映像信号受信装置を示すブロック図。
【図15】図14中の符号化器の具体的な構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図16】本発明の他の実施例に係る映像信号送信装置
及び映像信号受信装置を示すブロック図。
及び映像信号受信装置を示すブロック図。
【図17】図16中の符号化器の具体的な構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図18】MPEG2に対応したエンコーダ及びデコー
ダを示すブロック図。
ダを示すブロック図。
【図19】従来の映像信号送信装置及び映像信号受信装
置を示すブロック図。
置を示すブロック図。
20…復号化器、35〜38…符号化器、43…MPX、44〜47
…量子化コントロール回路、51〜54…映像送出器、55…
総合出力コントロール回路、56〜59…出力バッファ及び
出力コントロール回路、60…入力バッファ、61…セレク
タ
…量子化コントロール回路、51〜54…映像送出器、55…
総合出力コントロール回路、56〜59…出力バッファ及び
出力コントロール回路、60…入力バッファ、61…セレク
タ
Claims (31)
- 【請求項1】 複数のチャンネルに夫々割当てられる複
数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、 これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、 前記複数のチャンネルの映像信号のジャンルを示す情報
に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決定す
ると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定に維
持する出力制御手段とを具備したことを特徴とする映像
信号送信装置。 - 【請求項2】 前記出力制御手段は、前記各チャンネル
の複数の映像信号から前記ジャンルを示す情報を検出す
ることを特徴とする請求項1に記載の映像信号送信装
置。 - 【請求項3】 複数のチャンネルに夫々割当てられる複
数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、 これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、 前記複数のチャンネルの映像信号の動きを検出する動き
検出手段と、 この動き検出手段の検出結果に基づいて、前記各符号化
手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重化手段
の総合伝送レートを一定に維持する出力制御手段とを具
備したことを特徴とする映像信号送信装置。 - 【請求項4】 前記出力制御手段は、現フレームと前フ
レームとの減算によって得られる動き信号を1フレーム
単位で累積加算し、累積加算結果に基づいて、前記各符
号化手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重化
手段の総合伝送レートを一定に維持することを特徴とす
る請求項3に記載の映像信号送信装置。 - 【請求項5】 前記出力制御手段は、現フレームと前フ
レームとの減算によって得られる動き信号を1フレーム
単位で累積加算し累積加算結果をnフレーム(nは自然
数)に亘って平均化し、平均結果に基づいて、前記各符
号化手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重化
手段の総合伝送レートを一定に維持することを特徴とす
る請求項3に記載の映像信号送信装置。 - 【請求項6】 複数のチャンネルに夫々割当てられる複
数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、 これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、 前記各チャンネルの複数の映像信号に重畳されているス
ーパーインポーズ信号の重畳量を示す情報に基づいて、
前記各符号化手段の符号化レートを決定すると共に、前
記多重化手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制
御手段とを具備したことを特徴とする映像信号送信装
置。 - 【請求項7】 前記出力制御手段は、前記各チャンネル
の複数の映像信号から前記スーパーインポーズ信号の重
畳量を示す情報を検出することを特徴とする請求項6に
記載の映像信号送信装置。 - 【請求項8】複数のチャンネルに夫々割当てられる複数
の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、 これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、 前記複数のチャンネルの映像信号の1フレームの画像数
を示す情報に基づいて、前記各符号化手段の符号化レー
トを決定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レート
を一定に維持する出力制御手段とを具備したことを特徴
とする映像信号送信装置。 - 【請求項9】 前記出力制御手段は、前記各チャンネル
の複数の映像信号から前記画素数を示す情報を検出する
ことを特徴とする請求項8に記載の映像信号送信装置。 - 【請求項10】 複数のチャンネルに夫々割当てられる
複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、 これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、 前記複数のチャンネルの映像信号の1秒間当たりのフレ
ーム数を示す情報に基づいて、前記各符号化手段の符号
化レートを決定すると共に、前記多重化手段の総合伝送
レートを一定に維持する出力制御手段とを具備したこと
を特徴とする映像信号送信装置。 - 【請求項11】 前記出力制御手段は、前記各チャンネ
ルの複数の映像信号から前記1秒当たりのフレーム数を
示す情報を検出することを特徴とする請求項10に記載
の映像信号送信装置。 - 【請求項12】 画像の動きを検出する動き検出手段を
有し、動き補償予測符号化によって複数のチャンネルに
夫々割当てられる複数の映像信号を夫々符号化する複数
の符号化手段と、 これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、 前記動き検出手段の検出結果に基づいて、前記各符号化
手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重化手段
の総合伝送レートを一定に維持する出力制御手段とを具
備したことを特徴とする映像信号送信装置。 - 【請求項13】 前記出力制御手段は、前記動き検出手
段の検出結果を1フレーム単位で累積加算し、累積加算
結果に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決
定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定
に維持することを特徴とする請求項12に記載の映像信
号送信装置。 - 【請求項14】 前記出力制御手段は、前記動き検出手
段の検出結果を1フレーム単位で累積加算し累積加算結
果をnフレーム(nは自然数)に亘って平均化し、平均
結果に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決
定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定
に維持することを特徴とする請求項12に記載の映像信
号送信装置。 - 【請求項15】 複数のチャンネルに夫々割当てられる
複数の映像信号をDCT処理及び量子化処理によって夫
々符号化する複数の符号化手段と、 これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、 前記各チャンネルの複数の映像信号に基づく映像に含ま
れる文字の量を示す情報に基づいて、前記各符号化手段
の符号化レートを決定すると共に、前記多重化手段の総
合伝送レートを一定に維持する出力制御手段とを具備し
たことを特徴とする映像信号送信装置。 - 【請求項16】 前記出力制御手段は、前記各チャンネ
ルの複数の映像信号に対するDCT処理後の変換係数の
中域以上の係数のレベルに基づいて前記文字の量を検出
することを特徴とする請求項15に記載の映像信号送信
装置。 - 【請求項17】 前記出力制御手段は、前記各チャンネ
ルの複数の映像信号に対するDCT処理後の変換係数の
中域以上の係数のレベルを1フレーム単位で累積加算し
加算結果に基づいて、前記各符号化手段の符号化レート
を決定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを
一定に維持する出力制御手段とを具備したことを特徴と
する請求項15に記載の映像信号送信装置。 - 【請求項18】 前記出力制御手段は、前記各チャンネ
ルの複数の映像信号に対するDCT処理後の変換係数の
中域以上の係数のレベルを1フレーム単位で累積加算し
加算結果をn(nは自然数)フレームに亘って平均化し
平均結果に基づいて、前記各符号化手段の符号化レート
を決定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを
一定に維持する出力制御手段とを具備したことを特徴と
する請求項15に記載の映像信号送信装置。 - 【請求項19】 複数のチャンネルに夫々割当てられる
複数の映像信号をDCT処理及び量子化処理によって夫
々符号化する複数の符号化手段と、 これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、 前記各チャンネルの複数の映像信号に対するDCT処理
後の変換係数の高域の係数のレベルに基づいて、前記各
符号化手段の符号化レートを決定すると共に、前記多重
化手段の総合伝送レートを一定に維持する出力制御手段
とを具備したことを特徴とする映像信号送信装置。 - 【請求項20】 前記出力制御手段は、前記各チャンネ
ルの複数の映像信号に対するDCT処理後の変換係数の
高域の係数のレベルを1フレーム単位で累積加算し加算
結果に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決
定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定
に維持する出力制御手段とを具備したことを特徴とする
請求項19に記載の映像信号送信装置。 - 【請求項21】 前記出力制御手段は、前記各チャンネ
ルの複数の映像信号に対するDCT処理後の変換係数の
高域の係数のレベルを1フレーム単位で累積加算し加算
結果をn(nは自然数)フレームに亘って平均化し平均
結果に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決
定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定
に維持する出力制御手段とを具備したことを特徴とする
請求項19に記載の映像信号送信装置。 - 【請求項22】 複数のチャンネルに夫々割当てられる
複数の映像信号を夫々符号化する複数の符号化手段と、 これらの複数の符号化手段からの各チャンネルの符号化
出力を時間軸多重する多重化手段と、 前記複数のチャンネルの映像信号に対応する伝送レート
係数に基づいて、前記各符号化手段の符号化レートを決
定すると共に、前記多重化手段の総合伝送レートを一定
に維持する出力制御手段とを具備したことを特徴とする
映像信号送信装置。 - 【請求項23】 複数のチャンネルに夫々割当てられた
複数の映像信号の符号化出力が時間軸多重されて入力さ
れ、入力された符号化出力を前記チャンネル毎に管理し
て記憶する記憶手段と、 前記複数の映像信号の符号化出力を復号化する復号化手
段と、 この復号化手段の復号化レートで前記記憶手段に記憶さ
れた各チャンネルの符号化出力を読出す読出し手段と、 この読出し手段によって読出された各チャンネルの符号
化出力のうち所定のチャンネルの符号化出力を選択して
前記復号化手段に与える選択手段とを具備したことを特
徴とする映像信号受信装置。 - 【請求項24】 複数のチャンネルに夫々割当てられる
複数の映像信号の各チャンネルの符号化レートを各映像
信号に対応する伝送レート係数に基づいて決定する手順
と、 前記複数のチャンネルに夫々割当てられる複数の映像信
号を夫々前記各チャンネルの符号化レートに基づいて符
号化する符号化手順と、 前記各チャンネルに夫々割当てられた複数の映像信号の
符号化出力を前記各映像信号の伝送レート係数に基づく
伝送レートで出力する手順と、 前記各映像信号の伝送レート係数に基づく総合送出レー
トを一定に維持しながら前記複数の映像信号の符号化出
力を時間軸多重して送出する手順と、 時間軸多重されて送出された符号化出力を前記各チャン
ネル毎に管理して記憶する手順と、 記憶された前記各チャンネルの符号化出力を前記各チャ
ンネルの符号化出力の復号化レートで読出す手順と、 読出された各チャンネル符号化出力のうち所定のチャン
ネルの符号化出力を選択する手順と、 選択された所定チャンネルの符号化出力を復号化する手
順とを具備したことを特徴とする映像信号伝送方法。 - 【請求項25】 前記伝送レート係数は、前記複数のチ
ャンネルに夫々割当てられた複数の映像信号のジャンル
を示す情報に基づいて設定することを特徴とする請求項
24に記載の映像信号伝送方法。 - 【請求項26】 前記伝送レート係数は、前記複数のチ
ャンネルに夫々割当てられた複数の映像信号の動きを示
す情報に基づいて設定することを特徴とする請求項24
に記載の映像信号伝送方法。 - 【請求項27】 前記伝送レート係数は、前記複数のチ
ャンネルに夫々割当てられた複数の映像信号に重畳され
ているスーパーインポーズ信号の重畳量を示す情報に基
づいて設定することを特徴とする請求項24に記載の映
像信号伝送方法。 - 【請求項28】 前記伝送レート係数は、前記複数のチ
ャンネルに夫々割当てられた複数の映像信号の1フレー
ムの画素数に基づいて設定することを特徴とする請求項
24に記載の映像信号伝送方法。 - 【請求項29】 前記伝送レート係数は、前記複数のチ
ャンネルに夫々割当てられた複数の映像信号の1秒当た
りのフレーム数に基づいて設定することを特徴とする請
求項24に記載の映像信号伝送方法。 - 【請求項30】 前記符号化手順は、入力された映像信
号の動きを検出して動き補償予測符号化する手順を有
し、前記伝送レート係数は前記符号化手順において検出
される動きに基づいて設定することを特徴とする請求項
24に記載の映像信号伝送方法。 - 【請求項31】 前記符号化手順は、入力された映像信
号をDCT処理する手順を有し、前記伝送レート係数は
前記DCT処理によって得られるDCT変換係数に基づ
いて設定することを特徴とする請求項24に記載の映像
信号伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4721294A JPH07264580A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 映像信号伝送方法並びに映像信号送信装置及び映像信号受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4721294A JPH07264580A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 映像信号伝送方法並びに映像信号送信装置及び映像信号受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07264580A true JPH07264580A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12768861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4721294A Pending JPH07264580A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 映像信号伝送方法並びに映像信号送信装置及び映像信号受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07264580A (ja) |
Cited By (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09116897A (ja) * | 1995-10-16 | 1997-05-02 | Mitsubishi Electric Corp | 画像伝送装置 |
JPH09284762A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-31 | Sony Corp | 映像素材供給装置及び方法 |
JPH09512400A (ja) * | 1994-04-22 | 1997-12-09 | トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド | 不足する資源を動的に割り当てるシステム |
JPH09512398A (ja) * | 1994-04-20 | 1997-12-09 | トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド | 非同期制御信号生成装置 |
WO1998026599A1 (en) * | 1996-12-12 | 1998-06-18 | Sony Corporation | Device and method for encoding image data, and image data transmission method |
WO1998032252A1 (en) * | 1997-01-21 | 1998-07-23 | Sony Corporation | Coded signal transmission method and device |
WO1999001987A1 (en) * | 1997-07-01 | 1999-01-14 | Sony Corporation | Device and method for controlling image encoding, encoding system, transmission system and broadcast system |
JPH1141569A (ja) * | 1997-07-15 | 1999-02-12 | Nec Corp | 符号多重化装置 |
JPH1155626A (ja) * | 1997-08-04 | 1999-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビジョン信号符号化装置およびテレビジョン信号記録装置 |
WO1999020051A1 (en) * | 1997-10-15 | 1999-04-22 | Sony Corporation | Video data multiplexer, video data multiplexing control method, method and apparatus for multiplexing encoded stream, and encoding method and apparatus |
JPH11127150A (ja) * | 1997-10-21 | 1999-05-11 | Sony Corp | データ送受信システム及びデータ送受信方法並びにデータ受信装置及びデータ受信方法 |
JPH11187367A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-09 | Nec Corp | 映像送信装置,映像受信装置及びこれらを用いた映像伝送システム |
JP2000078577A (ja) * | 1998-05-29 | 2000-03-14 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | ビデオ・フレ―ムの多重ストリ―ムを処理する方法及びシステム |
JP2001045439A (ja) * | 1999-05-27 | 2001-02-16 | Sony Corp | 記録装置および方法、再生装置および方法、並びに記録媒体 |
US6243417B1 (en) | 1996-12-12 | 2001-06-05 | Sony Corporation | Device and method for encoding image data, and image data transmission method |
JP2001238216A (ja) * | 2000-02-23 | 2001-08-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 動画像圧縮装置および動画像圧縮方法 |
WO2004080077A1 (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-16 | Sony Corporation | 送信制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
JP2005167868A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 画像伝送装置 |
JP2005252752A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 動画像符号化装置,動画像符号化方法,動画像符号化プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2005260605A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Fujitsu Ten Ltd | デジタル放送受信装置 |
WO2006059885A1 (en) * | 2004-12-03 | 2006-06-08 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Method for controlling video encoding bit rate based on transport packet length, and apparatus for coding video using the same |
JP2006524018A (ja) * | 2003-03-06 | 2006-10-19 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システム中のリバースリンクのための適応データレート決定 |
WO2007007496A1 (ja) * | 2005-07-12 | 2007-01-18 | Nec Corporation | 多地点会議システム、多地点会議方法及びプログラム |
JP2008523720A (ja) * | 2004-12-10 | 2008-07-03 | タット・システムズ・インコーポレイテッド | マルチプロセッサアーキテクチュア並びにピクチュアベースの先読みウィンドウを具備したデジタルビデオエンコーダのためのパラレルレートコントロール |
SG146434A1 (en) * | 2000-11-29 | 2008-10-30 | British Telecomm | Transmitting and receiving real-time data |
JP2012125413A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014158738A (ja) * | 2014-02-20 | 2014-09-04 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2015180416A (ja) * | 2015-07-21 | 2015-10-15 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018137808A (ja) * | 2018-04-26 | 2018-08-30 | ソニー株式会社 | 送信装置、送信方法、受信装置および受信方法 |
JP2020018920A (ja) * | 2019-11-06 | 2020-02-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020018919A (ja) * | 2019-11-06 | 2020-02-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
US10791311B2 (en) | 2014-08-28 | 2020-09-29 | Sony Corporation | Transmitting apparatus, transmitting method, receiving apparatus, and receiving method |
JP2021192558A (ja) * | 2020-01-16 | 2021-12-16 | ソニーグループ株式会社 | 送信装置、送信方法、受信装置および受信方法 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP4721294A patent/JPH07264580A/ja active Pending
Cited By (47)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09512398A (ja) * | 1994-04-20 | 1997-12-09 | トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド | 非同期制御信号生成装置 |
JPH09512400A (ja) * | 1994-04-22 | 1997-12-09 | トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド | 不足する資源を動的に割り当てるシステム |
JPH09116897A (ja) * | 1995-10-16 | 1997-05-02 | Mitsubishi Electric Corp | 画像伝送装置 |
JPH09284762A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-31 | Sony Corp | 映像素材供給装置及び方法 |
WO1998026599A1 (en) * | 1996-12-12 | 1998-06-18 | Sony Corporation | Device and method for encoding image data, and image data transmission method |
US6243417B1 (en) | 1996-12-12 | 2001-06-05 | Sony Corporation | Device and method for encoding image data, and image data transmission method |
WO1998032252A1 (en) * | 1997-01-21 | 1998-07-23 | Sony Corporation | Coded signal transmission method and device |
US6504850B1 (en) | 1997-01-21 | 2003-01-07 | Sony Corporation | Encoded signal transmission method and encoded signal transmission apparatus |
US7035334B2 (en) | 1997-07-01 | 2006-04-25 | Sony Corporation | Device and method for controlling image encoding, encoding system, transmission system and broadcast system |
WO1999001987A1 (en) * | 1997-07-01 | 1999-01-14 | Sony Corporation | Device and method for controlling image encoding, encoding system, transmission system and broadcast system |
JPH1141569A (ja) * | 1997-07-15 | 1999-02-12 | Nec Corp | 符号多重化装置 |
JPH1155626A (ja) * | 1997-08-04 | 1999-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビジョン信号符号化装置およびテレビジョン信号記録装置 |
GB2334860A (en) * | 1997-10-15 | 1999-09-01 | Sony Corp | Video data multiplexer, video data multiplexing control method, method and app aratus for multiplexing encoded stream, and encoding method and apparatus |
US6987739B2 (en) | 1997-10-15 | 2006-01-17 | Sony Corporation | Video data multiplexing device, video data multiplexing control method, encoded stream multiplexing device and method, and encoding device and method |
WO1999020051A1 (en) * | 1997-10-15 | 1999-04-22 | Sony Corporation | Video data multiplexer, video data multiplexing control method, method and apparatus for multiplexing encoded stream, and encoding method and apparatus |
GB2334860B (en) * | 1997-10-15 | 2002-08-21 | Sony Corp | Video data multiplexing device, video data multiplexing control method, encoded data stream multiplexing device and method and encoding device and method |
US6845107B1 (en) | 1997-10-15 | 2005-01-18 | Sony Corporation | Video data multiplexer, video data multiplexing control method, method and apparatus for multiplexing encoded stream, and encoding method and apparatus |
JPH11127150A (ja) * | 1997-10-21 | 1999-05-11 | Sony Corp | データ送受信システム及びデータ送受信方法並びにデータ受信装置及びデータ受信方法 |
JPH11187367A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-09 | Nec Corp | 映像送信装置,映像受信装置及びこれらを用いた映像伝送システム |
US6859496B1 (en) | 1998-05-29 | 2005-02-22 | International Business Machines Corporation | Adaptively encoding multiple streams of video data in parallel for multiplexing onto a constant bit rate channel |
US6956901B2 (en) | 1998-05-29 | 2005-10-18 | International Business Machines Corporation | Control strategy for dynamically encoding multiple streams of video data in parallel for multiplexing onto a constant bit rate channel |
JP2000078577A (ja) * | 1998-05-29 | 2000-03-14 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | ビデオ・フレ―ムの多重ストリ―ムを処理する方法及びシステム |
JP2001045439A (ja) * | 1999-05-27 | 2001-02-16 | Sony Corp | 記録装置および方法、再生装置および方法、並びに記録媒体 |
JP2001238216A (ja) * | 2000-02-23 | 2001-08-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 動画像圧縮装置および動画像圧縮方法 |
SG146434A1 (en) * | 2000-11-29 | 2008-10-30 | British Telecomm | Transmitting and receiving real-time data |
US7974200B2 (en) | 2000-11-29 | 2011-07-05 | British Telecommunications Public Limited Company | Transmitting and receiving real-time data |
WO2004080077A1 (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-16 | Sony Corporation | 送信制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
JP4539018B2 (ja) * | 2003-03-04 | 2010-09-08 | ソニー株式会社 | 送信制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
JP2004266756A (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-24 | Sony Corp | 送信制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
JP2006524018A (ja) * | 2003-03-06 | 2006-10-19 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システム中のリバースリンクのための適応データレート決定 |
JP2005167868A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 画像伝送装置 |
JP2005252752A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 動画像符号化装置,動画像符号化方法,動画像符号化プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2005260605A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Fujitsu Ten Ltd | デジタル放送受信装置 |
WO2006059885A1 (en) * | 2004-12-03 | 2006-06-08 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Method for controlling video encoding bit rate based on transport packet length, and apparatus for coding video using the same |
JP2008523720A (ja) * | 2004-12-10 | 2008-07-03 | タット・システムズ・インコーポレイテッド | マルチプロセッサアーキテクチュア並びにピクチュアベースの先読みウィンドウを具備したデジタルビデオエンコーダのためのパラレルレートコントロール |
JPWO2007007496A1 (ja) * | 2005-07-12 | 2009-01-29 | 日本電気株式会社 | 多地点会議システム、多地点会議方法及びプログラム |
WO2007007496A1 (ja) * | 2005-07-12 | 2007-01-18 | Nec Corporation | 多地点会議システム、多地点会議方法及びプログラム |
JP4952581B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2012-06-13 | 日本電気株式会社 | 多地点会議システム、多地点会議方法及びプログラム |
US8253775B2 (en) | 2005-07-12 | 2012-08-28 | Nec Corporation | Multipoint conference system, multipoint conference method, and program |
JP2012125413A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014158738A (ja) * | 2014-02-20 | 2014-09-04 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
US10791311B2 (en) | 2014-08-28 | 2020-09-29 | Sony Corporation | Transmitting apparatus, transmitting method, receiving apparatus, and receiving method |
JP2015180416A (ja) * | 2015-07-21 | 2015-10-15 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018137808A (ja) * | 2018-04-26 | 2018-08-30 | ソニー株式会社 | 送信装置、送信方法、受信装置および受信方法 |
JP2020018920A (ja) * | 2019-11-06 | 2020-02-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020018919A (ja) * | 2019-11-06 | 2020-02-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021192558A (ja) * | 2020-01-16 | 2021-12-16 | ソニーグループ株式会社 | 送信装置、送信方法、受信装置および受信方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07264580A (ja) | 映像信号伝送方法並びに映像信号送信装置及び映像信号受信装置 | |
US11051043B2 (en) | Image processing device and image processing method | |
US10715798B2 (en) | Image processing apparatus and method thereof | |
US6167157A (en) | Method of reducing quantization noise generated during a decoding process of image data and device for decoding image data | |
US5887061A (en) | Compression coding device with scrambling function and expansion reproducing device with descrambling function | |
JP4014263B2 (ja) | 映像信号変換装置及び映像信号変換方法 | |
US6587509B1 (en) | Reducing undesirable effects of an emphasis processing operation performed on a moving image by adding a noise signal to a decoded uncompressed signal | |
US7787541B2 (en) | Dynamic pre-filter control with subjective noise detector for video compression | |
US20040120398A1 (en) | System and method for adaptive field and frame video encoding using rate-distortion characteristics | |
JPH0595540A (ja) | 動画像符号化装置 | |
US20150036744A1 (en) | Image processing apparatus and image processing method | |
US7092442B2 (en) | System and method for adaptive field and frame video encoding using motion activity | |
US20010038669A1 (en) | Precise bit control apparatus with look-ahead for mpeg encoding | |
KR100345968B1 (ko) | 화상신호의고능률부호화,복호화장치및기록매체 | |
JP2002152759A (ja) | 画像情報変換装置および画像情報変換方法 | |
JPH07212761A (ja) | 階層符号化装置及び階層復号化装置 | |
US6040875A (en) | Method to compensate for a fade in a digital video input sequence | |
JP4517475B2 (ja) | 画像情報変換装置及び方法並びに符号化装置及び方法 | |
JP4320509B2 (ja) | 映像再符号化装置および方法 | |
JP2000004440A (ja) | 動画像復号化方法および動画像復号化装置 | |
JP4517465B2 (ja) | 画像情報変換装置及び方法並びに符号化装置及び方法 | |
JPH0993537A (ja) | ディジタル映像信号記録再生装置及びディジタル映像信号符号化方法 | |
JPH07107464A (ja) | 画像符号化装置および復号化装置 | |
JP4517468B2 (ja) | 画像情報変換装置及び方法並びに符号化装置及び方法 | |
JPH06343171A (ja) | 画像符号化方法及び装置 |