JP2001238216A - 動画像圧縮装置および動画像圧縮方法 - Google Patents

動画像圧縮装置および動画像圧縮方法

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JP2001238216A
JP2001238216A JP2000046313A JP2000046313A JP2001238216A JP 2001238216 A JP2001238216 A JP 2001238216A JP 2000046313 A JP2000046313 A JP 2000046313A JP 2000046313 A JP2000046313 A JP 2000046313A JP 2001238216 A JP2001238216 A JP 2001238216A
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Tetsuminoru Kuno
哲稔 久野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性質の異なる多様な動画像データを、画質の
劣化を最小限に抑えつつ圧縮することのできる動画像圧
縮装置を提供する。 【解決手段】 本発明の動画像圧縮装置1においては、
性質判定部14が、放送データに含まれる番組情報デー
タのうち、ジャンル情報とタイトルに含まれるキーワー
ドとに基づいて、圧縮処理対象の動画像データにおける
動画像の動きの激しさを判定する。そして、判定された
動きの激しさの程度に応じて、制御部15は、前処理部
12が行うフィルタリング処理におけるフィルタリング
係数の値、ならびに、圧縮処理部13が行う圧縮処理に
おけるピクチャ種別ごとの圧縮後データ量割当を変更す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、関連情報を付加さ
れた形で放送される放送番組に含まれる動画像データを
圧縮する動画像圧縮装置及び動画像圧縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放送番組の動画像データを受信
し、光ディスクなどの記録媒体にデジタル形式で録画す
る場合、データ量低減のために圧縮処理が施される。動
画像圧縮の方式として代表的なものに、フレーム内符号
化処理とフレーム間予測符号化処理とを組み合わせたM
PEG方式がある。MPEG方式による圧縮処理につい
ては、市販の書籍(「最新MPEG教科書」(株式会社
アスキー、1994年8月1日発行)など)に詳しく記されて
いる。動画像圧縮処理のおおよその手順は以下の通りで
ある。
【0003】先ず、動画像データを構成する個々のフレ
ームに対して、フィルタリング処理を行う。これは、フ
レームを構成する個々の画素の値を、空間的あるいは時
間的に隣接する画素の値との平均値(係数によって重み
付けをしたもの)で置き換えるものである。隣接する画
素に比べて値が突出した画素については、フィルタリン
グによって隣接画素との値の差が小さくすることができ
る(高周波数帯域を削減できる)。その結果、ノイズが
除去されるとともに、その後の圧縮処理の効率も向上す
る。
【0004】次いで、個々のフレームを処理単位である
マクロブロックに分割した上で、マクロブロックごとに
順次、DCT変換、量子化、符号化などの圧縮処理を施
して符号化データを生成し、圧縮処理は完了する。これ
らの処理を行う際、フレームは3種類(Iピクチャ、P
ピクチャ、Bピクチャ)に分けられ、Iピクチャについ
てはフレーム全体の画素情報を持たせ、Pピクチャにつ
いては直前のフレームとの差分の情報を、Bピクチャに
ついては前後のフレームとの差分の情報を、それぞれ持
つように処理する。
【0005】なお、圧縮後の符号化データについては、
単位時間当たりのデータ量(レート)と1フレーム当た
りのデータ量(ビット分配)とがそれぞれほぼ一定とな
るよう制御される。例えば、30フレーム/秒の動画像
データについては、1秒当たりの動画像(30フレー
ム)の圧縮結果が4メガバイト(Mbyte)になるよう制
御され、この4Mbyteというデータ量を30のフレーム
で分配する、という具合である。ただし、フレーム当た
りのデータ量割当(ビット分配)はピクチャ種別(I、
P、B)ごとに異なる。フレーム全体のデータを処理対
象とするIピクチャに対しては、隣接フレームとの差分
のみ処理対象とするP、Bピクチャに比べて、割当デー
タ量が大きくなる。レートやビット分配などの圧縮後デ
ータ量の制御方式は、MPEG規格では規定されていな
いが、一般的には、一連の圧縮処理のうち量子化段階に
おいて量子化係数を調整する方法が用いられる。
【0006】そして、こうした従来の圧縮処理において
は、フィルタリング処理における係数、圧縮処理におけ
るピクチャ種別ごとの符号化データ量の割当(ビット配
分)は、圧縮効率や復号時の画質を考慮したうえで予め
定められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放送番
組の動画像データを対象に圧縮処理を行う場合、対象と
なる動画像データは、番組の種類によって性質が大きく
異なる。例えばスポーツ中継のように番組を構成する動
画像の動きが激しい番組、すなわち、多くの人物が動き
回る様子を頻繁にカットを割りながら写し出すものがあ
る一方、動画像の動きが少ない番組、すなわち、ニュー
スのように少数の人物が原稿を読むだけの画面が多くを
占めるものもある。また、自然の風景を写した番組に対
して、アニメーションのように平坦部分の多い番組など
は、やはり画面の変化(動き)が小さい。
【0008】これに対して、前記のフィルタリング係数
あるいは圧縮後データ量の制御(レート、ビット分配)
などの処理パラメータは、動きに関して平均的な動画像
を想定して予め定められた値が用いられる。そのため、
動画像データの性質(動きの激しさの程度、すなわち動
画像データを構成する個々のフレーム間での変化の大き
さ)によっては、予め決められた処理パラメータの値が
適合せず、結果、圧縮した番組データを復号して画面に
表示した際、画質の劣化が生じる。例えば、動きの激し
い動画像データについて、フィルタリングの結果、隣接
フレームの残像が現れたり、B、Pピクチャへのデータ
割当が不足して動き(フレーム間の変化)を細かく再現
できないなどの現象が生じる。
【0009】本発明は上記の課題に鑑み、性質の異なる
様々な動画像データを対象に同じレート(単位時間当た
りの圧縮後符号化データ発生量)で圧縮処理を行って
も、画質が劣化しにくい画像圧縮装置及び動画像圧縮方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の画像圧縮装置は、関連情報とともに提供
される番組データに含まれる動画像データを圧縮する動
画像圧縮装置であって、前記動画像データに対し高周波
数成分を削減するための前処理を施す前処理手段と、前
記前処理手段によって前処理の施された動画像データに
対して圧縮処理を施す圧縮手段と、前記関連情報をもと
に前記動画像データにおける動画像の動きの程度を判断
する判断手段と、前記判断手段が判断した前記動画像デ
ータにおける動画像の動きの程度に応じ、前記前処理手
段および前記圧縮手段のうち少なくとも一方に対して、
処理を制御する制御手段とを有すること、としている。
これにより、圧縮しようとする動画像データの動きの大
きさに応じて前処理、圧縮処理の少なくとも一方につい
て処理方式を切り替えることが可能となり、その結果、
圧縮対象の動画像データの性質に適した処理が選択で
き、画質の劣化を防止することができる。
【0011】また、上記の目的を達成するために、本発
明の画像圧縮方法は、関連情報とともに提供される番組
データに含まれる動画像データを圧縮する動画像圧縮方
法であって、前記動画像データに対し高周波数成分削減
のための前処理を施す前処理ステップと、前記前処理手
段によって前処理の施された動画像データに対して圧縮
処理を施す圧縮ステップと、前記関連情報をもとに前記
動画像データにおける動画像の動きの程度を判断する判
断ステップと、前記判断ステップにおいて判断された前
記動画像データにおける動画像の動きの程度に応じ、前
記前処理ステップおよび前記圧縮ステップのうち少なく
とも一方における処理方式を切り換えるよう制御する制
御ステップとを有することとしている。これにより、圧
縮しようとする画像データの動きの大きさに応じて前処
理、圧縮処理の少なくとも一方について処理方式を切り
替えることが可能となり、その結果、圧縮対象の動画像
データの性質に適した処理が選択でき、画質の劣化を防
止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に関わる動画像圧縮
装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。 (全体の構成)図1は、本実施の形態における画像圧縮
装置1と、画像圧縮装置1を構成の一部として、デジタ
ル放送された番組を受信してデジタル方式で記録媒体に
記録(録画)する録画装置Aとの構成を示すブロック図
である。録画装置Aは、放送局などの番組供給元(図
外)から番組の動画像・音声データ(番組データ)と当
該番組に関する関連情報である番組情報データとを含む
データストリームを受信し、そのうち、番組データ中の
動画像データと番組情報データとを動画像圧縮装置1に
出力し、動画像圧縮装置1から出力されてくる圧縮デー
タを記録媒体Dに記録する。
【0013】なお、本実施の形態における画像圧縮装置
1が採用している圧縮方式は、MPEG2とする。 (録画装置Aの構成)録画装置Aは、動画像圧縮装置1
の他に、番組受信装置A1、音声圧縮装置A2、多重化
書き込み装置A3などを含む。
【0014】番組受信装置A1は、放送局から放送され
た番組データを受信する。番組データは動画像データ、
音声データ、番組情報データを含み、動画像データおよ
び音声データは、放送用の圧縮形式で圧縮されたもので
ある。番組受信装置A1は、動画像データおよび音声デ
ータを復号したうえで、録画用の圧縮形式で圧縮させる
ために、動画像データは動画像圧縮装置1へ、音声デー
タは音声圧縮装置A2へ、それぞれ出力する。また、番
組情報データについては、動画像圧縮装置1へ出力す
る。
【0015】音声圧縮装置A2は、番組受信装置A1か
ら出力されてくる音声データを録画用の形式で圧縮処理
して、圧縮後の音声データ(圧縮音声データ)を多重化
書き込み装置A3に出力する。多重化書き込み装置A3
は、音声圧縮装置A2から出力されてくる圧縮後の音声
データと動画像圧縮装置1から出力されてくる圧縮後の
動画像データとを多重化し、記録媒体である光ディスク
Dに書き込む。
【0016】(動画像圧縮装置1の構成)次いで、動画
像圧縮装置1の構成と構成各部の処理内容とについて説
明する。動画像圧縮装置1は、データ受信部11、前処
理部12、圧縮処理部13、性質判定部14、制御部1
5などを備える。データ受信部11は、先ず番組受信装
置A1から番組情報データを受け取って、これを性質判
定部14に出力する。そして、性質判定部14の判定結
果をもとに制御部15が圧縮処理方式を決定するのを待
って、番組受信装置A1から圧縮処理対象の動画像デー
タを受け取り、前処理部12に出力する。
【0017】前処理部12は、データ受信部11から出
力されてきた動画像データについて、ノイズの除去や圧
縮効率向上を目的として、高周波数帯域削減(フィルタ
リング)の処理を行ない、フィルタリング処理後の動画
像データを圧縮処理部14に出力する。フィルタリング
処理によって、ノイズが除去されるとともに、この後に
行われる圧縮処理における圧縮効率が向上する。
【0018】フィルタリングは、同一フレーム内で隣接
する画素同士の関係をもとに行われる空間フィルタリン
グと、隣接するフレーム間で同じ位置にある画素同士の
関係をもとに行われる時間軸フィルタリングとがある。
図2は、フィルタリング処理の概要を示す図である。同
図(a)は空間フィルタリングを、同図(b)は時間軸
フィルタリングをそれぞれ示す。
【0019】空間フィルタリングは、単一フレーム内に
おいて、ある画素の値を隣接する画素の値との平均値で
置き換えるものである。平均値の算出には、画素ごとに
重み付けをした専用の係数(フィルタリング係数)が用
いられる。図2(a)においては、ブロック200にお
ける画素201の値を、上下左右の隣接画素202a、
202b、202c、202dおよび斜め隣接画素20
3a、203b、203c、203dの値との平均値で
置き換える。ここで用いられるフィルタリング係数20
4は、処理対象画素201の重みを4、上下左右の隣接
画素202a〜202dの重みを2、斜め隣接画素20
3a〜203dの重みを1としたものである。このフィ
ルタリング係数204を用いて画素201を処理する
と、処理後の値は、 (100×4+0×2+0×2+0×2+100×2+
0×1+0×1+0×1+100×1)÷(4+2×4
+1×4)=(400+200+100)÷16=70
0÷16≒44 となる。
【0020】空間フィルタリングによって、処理後の画
素の値はフレーム内で隣接する画素の値との差が小さく
なる。この処理を全画素に対して行えば、値の突出した
画素データはなくなる(高周波数帯域がカットされ
る)。なお、フィルタリング係数で表される比率におい
て、自画素の重みが小さいほど、処理後の画素値には隣
接画素の影響が大きく現れる(隣接画素との差が小さく
なる)。すなわち、カットされる高周波数帯域が大きく
なる。
【0021】ちなみに、上記の画素201を3:2:1
の比率で処理すると、処理後の画素の値は、 (100×3+0×2+0×2+0×2+100×2+
0×1+0×1+0×1+100×1)÷(3+2×4
+1×4)=(300+200+100)÷15=60
0÷15=40 となって、隣接する画素との値の差はさらに小さくな
る。
【0022】図2(b)は、時間軸フィルタリングの一
例を示すものである。時間軸フィルタリングは、ある画
素の値を、当該画素が含まれるフレームと時間的に隣接
するフレーム上で当該画素と同じ位置にある画素の値と
の平均値で置き換えるものである。処理対象の画素22
1(フレーム220)の値は100であるのに対し、前
フレーム220aにおける対応画素221aの値は1
0、次フレーム220bにおける対応画素221bの値
も10である。
【0023】ここで、画素220に対し、隣接画素22
0aおよび隣接画素220bとの比率を、前フレーム画
素:処理対象画素:次フレーム画素=1:4:1として
フィルタリングを行う。画素220のフィルタリング後
の値は、 (1×10+100×4+1×10)÷(1+4+1)
=420÷6=70 となる。これによって周囲との画素値の差は小さくな
る。この処理を全画素に対して行えば、高周波成分はカ
ットされる。なお、フィルタリング係数で表される比率
において、自画素の重みが小さいほど、処理後の画素値
には隣接画素の影響が大きく現れる(隣接画素との差が
小さくなる)。すなわち、カットされる高周波数帯域が
大きくなる。
【0024】ちなみに、比率を1:1:1とすると、処
理後の画素220の値は (1×10+100×1+1×10)÷(1+1+1)
=120÷3=40 となって、隣接する画素の値(10)により近づく。以
上、フィルタリング処理の概要を説明したが、フィルタ
リングによってノイズが除去できるのは、隣接する画素
同士は空間的にも時間的にも依存関係が強いので、ある
画素の値が隣接する画素と比べて突出した値となってい
た場合、その画素はノイズである可能性が高いからであ
る。
【0025】ただし、フィルタリング処理によって、隣
接画素より値が大きい画素については、ノイズでなくと
も値が小さくなってしまうし、逆に、隣接画素より値が
小さい画素はフィルタリングによって自分の画素値が大
きくなってしまう。そのため、空間フィルタリングの結
果として境界が甘くなったり、時間軸フィルタリングの
結果として残像が現れたりする。そして、こうした現象
は、隣接画素との差が小さくなる、すなわち、カットさ
れる高周波数帯域が大きくなるほど発生しやすくなる。
【0026】例えば、白地の画面上で黒い丸が動いてい
る画面などの場合、空間フィルタリングによって黒丸と
白地との境界部分(輪郭)はわずかながらぼやけてしま
うし、黒丸の動きが高速であれば、時間軸フィルタリン
グの結果、直前のフレームにおける黒丸の残像が次のフ
レームの画面に現れることになる。こうした現象は処理
対象の動画像の性質とフィルタリング係数との関係によ
って顕在化したり、逆に目立たなかったりする。一般
に、フィルタリング係数が一定の場合、輪郭の甘さにつ
いては、動きの少ない画像ほど目立ちやすく。一方、残
像については、動きの激しい画像ほど現れやすい。
【0027】前処理部12は、制御部15から通知され
る処理対象画像の性質の情報に基づいて、フィルタリン
グ係数を変更する。具体的には、処理対象の画素値の重
みを変更する。その詳細については、性質判定部14お
よび制御部15についての説明の中で述べる。圧縮処理
部13は、前処理部12から出力されてきた番組の動画
像データに対して、DCT変換、量子化処理、符号化な
どからなる圧縮処理手順を順次実行し、圧縮画像データ
(符号化データ)に変換する。なお、圧縮処理部13が
行う圧縮処理はMPEG方式によるものである。
【0028】圧縮処理部13は、1秒(=30フレー
ム)の動画像データを4.2Mbyteに圧縮する。これ
は、録画装置Aの製品規格(録画時間長および記録媒体
の容量)に応じて定められるものである。圧縮処理部1
3は、この4.2Mbyteのデータをさらに30のフレー
ムに分配する。図3は、圧縮処理の概要を示す図であ
る。
【0029】1秒当たり30フレームで構成される動画
像データ300は、GOP(Group ofPictures)の単位に
分けられる。1つのGOP310は15フレーム(=1/
2秒)から成る。そして、1つのGOP310を構成する
15枚のフレームは、圧縮処理の方式によって3種類の
ピクチャタイプ(Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチ
ャ)に分かれる。1GOPに含まれる各種ピクチャの数
は、Iピクチャが1フレーム、Pピクチャが4フレー
ム、Bピクチャが10フレームである。
【0030】圧縮処理部13は、各フレームについて、
マクロブロック、さらには8×8画素の単位(画素ブロ
ック311)に分割してから、DCT変換、量子化、符
号化の処理を施す。同図(b)は、1つの画素ブロック
311の内容が圧縮処理の進行に従ってどう変化するか
を示した図である。
【0031】先ず、DCT変換処理によって低周波数成
分に有効情報を集め、その後、量子化処理を行う。量子
化処理は、DCT変換後の画素の値(係数)を予め用意
された量子化係数ブロック312の対応する量子化係数
の値で除算して丸めを施すものである。そして、量子化
後の係数をジグザグスキャンして、符号化する。この量
子化の際、量子化テーブルに設定された値(量子化にお
ける丸め幅)が大きいほど、量子化後の画素の値を符号
化して表現する際に必要なデータ量(ビット数)が小さ
くてすむ。これはつまり、圧縮後の符号化データ量が小
さくなるということである。よって、圧縮後データ量
は、量子化係数の設定によって調整することができる。
例えば、量子化係数を2倍にすると、符号化後の値を表
現するのに必要なデータ量は1ビット削減できる。
【0032】動画像データを構成するフレームは、圧縮
処理時、圧縮の方式によって3種類(フレーム全体の画
素情報が圧縮処理されるIピクチャ、直前のフレームと
の差分の情報のみ圧縮処理されるPピクチャ、前後のフ
レームとの差分の情報のみ圧縮処理されるBピクチャ)
に分類される。ピクチャ種類ごとに、圧縮処理部13が
割り当てる圧縮後データ量は異なっている。フレーム全
体のデータを処理対象とするIピクチャに対しては、隣
接フレームとの差分のみ処理対象とするP、Bピクチャ
に比べて、当然、割当データ量は大きくなる。ここで
は、1GOP当たりのピクチャ種類ごとの標準データ割
当比率をI:P:B=4:2:1としている。
【0033】図3(a)の例では、1GOP(=1/2
秒)分の動画像データは、Iピクチャ:1フレーム、P
ピクチャ:4フレーム、Bピクチャ:10フレームで構
成されている。1GOP当たりの圧縮後データ量は2.
1Mbyteであり、割り当て比率が、I:P:B=4:
2:1であるから、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチ
ャそれぞれ「1フレーム当たりの」データ量割当は、以
下の通りとなる: Iピクチャ : 2.1×4/(4+2+1)÷1=1.2(Mbyte) Pピクチャ : 2.1×1/(4+2+1)÷4=0.075(Mbyte) Bピクチャ : 2.1×2/(4+2+1)÷10=0.06(Mbyte) ただし、同じ圧縮処理方法(量子化係数)で処理して
も、各フレームごとに画像の内容に応じて圧縮後のデー
タ量には差が出る。そこで、圧縮後のデータ量を割当通
りの値におさめるために、圧縮処理部13は、処理途中
で量子化係数を変更して圧縮後データ量を調整する。す
なわち、圧縮処理部13は、標準の量子化係数を保持し
ておき、この標準の量子化係数でフレームの圧縮処理を
開始する。そして圧縮後データ量の途中経過を見て、最
終的にデータ量が割当値を越えそうだと判断すればフレ
ームの途中で量子化係数を変更するというフィードバッ
ク制御を行うことで、フレーム当たりのデータ量が割当
値におさめることができる。
【0034】圧縮処理部13は、処理対象となる画像デ
ータの性質に基づいて実行方式を切り替える。具体的に
は、動画像の「動き」レベルに応じて、ピクチャタイプ
ごとの圧縮後符号化データ量の割当比率を切り替える。
動きの少ない画像(ニュース番組でアナウンサーが原稿
を読んでいる場面など)では、フレーム間での差異は小
さいので、フレーム間差異のみを符号化するP、Bピク
チャに割り当てるデータ量は小さくてよい。そこで、I
ピクチャに割り当てるデータ量を大きくして、高画質に
復号できるようにしたほうが良い。一方、動きの激しい
画像では、全く逆に、フレーム間の差異は大きく、P、
Bピクチャに含まれる差分データの量は大きくなるの
で、圧縮後データ量を多めに割り当てて、画面の動きを
正しく再現できるようにしたほうが画質はよくなる。
【0035】圧縮処理部13が、具体的に圧縮後データ
量をどのうように切り替えるかは、後述の制御部15の
説明において述べる。性質判定部14は、番組受信機A
1から出力されてくる番組情報データに含まれる番組の
ジャンルと番組のタイトルとの情報を用いて圧縮対象の
動画像データの性質(動きの激しさ)を判定し、その性
質を示す性質情報(動きレベル)を制御部15に出力す
る。ここで言う「動きの激しさ」とは、動画像データを
構成するフレーム同士の間での、対応する画素同士の値
の変化の大きさである。フレーム間符号化処理の対象と
なるP,Bピクチャの圧縮前データ量の大きさ、と言い
換えることもできる。
【0036】図4は、性質判定部14の構成を示すブロ
ック図である。性質判定部14は、番組情報の中からジ
ャンル情報、番組タイトルを抽出する抽出部141、ジ
ャンル情報をもとに圧縮処理対象の動画像データの「動
き」レベルを求めるジャンル判定部142、タイトルに
含まれるキーワードをもとに動画像データの「動き」に
関する情報を取得するタイトル判定部143、ジャンル
判定部142が求めた「動き」レベルとタイトル判定部
143が取得した情報とを総合的に評価して動画像デー
タの「動き」レベルを最終的に判定する総合評価部14
4から成る。
【0037】ジャンル判定部142は、番組のジャンル
と、各ジャンルの番組を構成する動画像データの「動
き」の激しさのレベルを示すジャンル別動きレベルテー
ブル500を保持しており、抽出部141から出力され
てくるジャンル情報をキーにこのテーブルを検索し、動
画像データの「動き」レベルを判定する。図5は、ジャ
ンル別動きレベルテーブル500の構成と内容の一例と
を表形式で示した図である。
【0038】ジャンル別動きレベルテーブル500は、
ジャンル欄510と動きレベル欄520とから成り、ジ
ャンル欄510は更に大分類欄511と詳細欄512と
に分かれる。ジャンル欄510には、画像圧縮装置1の
処理対象となる放送データの番組分類を示すジャンル情
報が格納されている。ジャンルは、先ず大分類欄511
の内容によって大きく7つに分けられ、その7つの分野
ごとに、詳細欄512の内容によって6つに分けられ
る。ジャンル欄510の内容は、放送データに含まれる
番組情報データの一部として設定されるジャンル情報に
対応しているので、番組情報から抽出部141が抽出す
るジャンル情報は、ジャンル欄510に含まれる42の
ジャンルのいずれかに必ず該当する。
【0039】動きレベル欄520には、ジャンル欄51
0に示す各ジャンルについて、「動き」の激しさの程度
を示す1〜10の値が格納されている。動きレベル欄5
20の値は、実際の各ジャンル毎に複数の番組から動画
像データをサンプリングし、画像に含まれる「カット
数」および画像に映し出されている「人の数」、あるい
は画像を構成するフレーム間で画像データの差分の大き
さなどを計測し、それらをもとに「動き」の激しさのレ
ベルを数値化したものである。一般に教育やニュースな
どのジャンルでは値が低く、スポーツでは値が大きい。
ただし、スポーツの中でもサッカーのように値が最大の
ものもあれば、相撲のようにそれほど大きくないものも
ある。
【0040】タイトル判定部143は、圧縮処理対象の
動画像データを含む番組のタイトルから、動画像の動き
の激しさに関する情報を得るものである。激しさに関す
る情報とは、ジャンルから得られる「動き」レベルを補
正するための数値である。同じジャンル、例えばスポー
ツのテニスであっても、トーナメント競技の実況中継の
場合とテレビレッスンの場合とでは、内容および「動
き」のレベルは大きく異なる。そこで、タイトル判定部
143が、ジャンルからだけでは判定できない「動き」
に関する情報をタイトルから得て、後述する総合評価部
144が、これを元にジャンル情報から得られる「動
き」レベルを補正する。
【0041】タイトル判定部143は、上記の処理のた
めにキーワードテーブル600を保持している。これ
は、番組タイトルに含まれる頻度の多い単語のうち、動
画像データの「動き」の程度を反映すると思われるキー
ワードを選び、これらキーワードの各々について「動
き」レベルを高めにあるいは低めに補正するポイント
(補正値)と対応づけたものである。そして、抽出部1
41から出力されてくるタイトルの文字列から単語を切
り出してキーワードテーブル600に照会し、動きレベ
ル補正値を求める。
【0042】図6は、キーワードテーブル600の構成
と内容の一例とを示す図である。キーワードテーブル6
00は、単語欄610と補正値欄620とから成る。単
語欄610にはキーワードが、補正値欄620には各キ
ーワードに対応する動きレベル補正値が格納されてい
る。動きレベルの低さを表すキーワードとしては「レッ
スン」、「教室」などがあり、補正値は負の値となって
いる。一方、動きレベルの高さを表すキーワードには
「二元中継」、「ダイジェスト」などがあり、補正値は
正の値である。
【0043】次いで、タイトル評価部143が、このキ
ーワードテーブル600を用いて補正値を算出する手順
について図面を参照しながら説明する。図7は、タイト
ル評価部143がタイトルから補正値を算出する処理の
流れを示すフローチャートである。タイトル評価部14
3は、抽出部141からタイトルが送られてくるのを待
って起動し(S701:Yes)、カウンタを初期化(0
設定)する(S702)。次いで、タイトルの文字列か
らから1つの単語を切り出す(S703)。そして、切
り出した単語をキーにしてキーワードテーブル600の
単語欄610を検索し、当該単語に一致するキーワード
があれば(S704:Yes)、当該キーワードに対応す
るポイント欄620の値をポイントカウンタに足し込む
(S705)。そして、S703〜S705の処理を、
タイトルに含まれる全ての単語について実行し終えると
(S706:Yes)、ポイントカウンタの値を総合評価
部144に出力して処理を終了する(S707)。
【0044】総合評価部144は、ジャンル判定部14
2から出力されてくる「動き」レベルの値にタイトル判
定部143から出力されてくる補正値を足し合わせて、
その結果を最終的な「動き」レベルとして制御部15に
出力する。一例として「ゴルフ公開レッスン・初級」と
いうタイトルのゴルフ番組の場合を考えると、ジャンル
による評価では動きレベルが「6」であるが、動きの少
ないことを示すキーワード「レッスン」がタイトルに含
まれているために、「レッスン」に対応する補正値「−
0.5」が動きレベル「6」に加算され、総合評価部1
44が制御部15に出力する最終的な動きレベルは
「5.5」となる。
【0045】制御部15は、性質判定部14から出力さ
れてくる「動き」レベルの値に基づいて、前処理部12
および圧縮処理部13に指示し、動画像データの処理方
式を変更させる。具体的には、前処理部12に対しては
フィルタリング係数の切り換えを行わせ、圧縮処理部1
3に対しては、ピクチャタイプごとの圧縮後符号化デー
タ量の割当を変更させる。
【0046】図8は、制御部15が「動き」レベルに応
じて前処理部12に指示するフィルタリング係数(空間
フィルタリング、および時間軸フィルタリングの場合)
の値を表形式で示す図である。同図に示す通り、時間軸
フィルタリングの場合、動きレベルが大きくなるにつ
れ、フィルタリング係数における隣接画素の重み付けが
相対的に軽くなっていく。これは、前処理部12の説明
において述べた通り、動きの激しい動画像データにおい
て前フレームの画素の重みを大きくすると、フィルタリ
ング処理後のデータに前フレームの残像が現れるためで
あり、このように「動き」レベルに応じてフィルタリン
グ係数を切り替えることで、こうした残像の発生を防止
できる。一方、上記の切り替えにより、高周波数成分の
削減の度合いは小さくなるので、ノイズが完全には除去
できなく場合も考えられるが、動きの激しい動画像では
ノイズは目立ちにくいので、残像を防止できる効果の方
が大きい。
【0047】一方、空間フィルタリングの場合は、逆に
動きレベルが大きくなるにつれ、フィルタリング係数に
おける隣接画素の重み付けが重くなっていく。これは、
前処理部12の説明において述べた通り、動きの激しい
動画像データにおいては輪郭の甘さが目立たないため、
多少輪郭が甘くなっても圧縮処理時の圧縮効率を高めた
方がよいという判断による。
【0048】図9は、制御部15が「動き」レベルに応
じて圧縮処理部13に指示するピクチャ種類別データ量
割当の内容を表形式で示す図である。動きレベルが6未
満の動画像データ、すなわち、特に動きが激しいという
ほどではないものについては、ピクチャ種別ごとの符号
化データ量の割当比率が、I:P:B=4:2:1とな
っており、動きレベルが6以上の動画像データ、すなわ
ち、動きが激しいものについては、割当比率は、I:
P:B=3:2:1となっている。つまり、動きの激し
い動画像データに対しては、差分データのみ符号化され
るP,Bピクチャに対する割当を相対的に大きくしてい
る。
【0049】これは、圧縮処理部13の説明において述
べた通り、動きの激しい動画像は、フレーム間で差分が
大きくなるので、差分を表現するPピクチャ、Bピクチ
ャに割り当てるデータ量を大きくしないと、圧縮処理に
おいて差分情報が多く失われて、Pピクチャ、Bピクチ
ャから復号されたフレームの画質が劣化してしまうから
である。
【0050】圧縮処理部13は、制御部15から指示さ
れたピクチャ種別ごとの符号化データ量の割当比率に従
って、ピクチャ種別ごとに各フレームの圧縮後データ量
の割当を定める。そして、この割当データ量に応じて量
子化係数を設定・変更しながら、動画像データの圧縮を
行う。ちなみに、割り当て比率が、I:P:B=3:
2:1の場合の、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャ
それぞれ「1枚当たりの」データ量割当を求めると、以
下の通りとなる: Iピクチャ : 2.1×3/(3+2+1)÷1=1.05(Mbyte) Pピクチャ : 2.1×1/(3+2+1)÷4=0.088(Mbyte) Bピクチャ : 2.1×2/(3+2+1)÷10=0.07(Mbyte) P、Bピクチャについては、比率4:2:1の場合に比
べ、1フレームあたりのデータ量割当がおよそ0.01M
byte(10Kbyte)大きくなっている。
【0051】こうした制御によって、動きの激しい動画
像データにおいても、Pピクチャ、Bピクチャから復号
されたフレームの画質が劣化するような事態は防止でき
る。 (動画像圧縮装置1の動作)次に、動画像圧縮装置1に
よる動画像データ圧縮処理の流れを、図面を用いて説明
する。
【0052】図10は、同実施の形態における動画像圧
縮装置1全体の処理の流れを示すフローチャートであ
る。先ず、データ受信部11が番組受信装置A1から動
画像データと番組情報データとを受信し、動画像データ
は前処理部12に、番組情報データは性質判定部14に
出力する(S1001)。性質判定部14は番組情報中
のジャンル情報とタイトルとから動画像データの「動
き」の激しさのレベルを判定し、制御部15に通知する
(S1002)。
【0053】制御部15は、レベルに応じて、先ず、前
処理部12が行うフィルタリング処理のフィルタリング
係数を決定し(S1003、S1004、S1005、
S1006)と、圧縮処理部13が行う圧縮処理におけ
る圧縮後データ量のピクチャごとの配分比率とを決定す
る(S1007、S1008、S1009)。そして、
それぞれ前処理部12、圧縮処理部13に通知するとと
もに、データ受信部11に対し動画像データの前処理部
12への出力を指示する。
【0054】そして、制御部15の決定通りに、前処
理、圧縮処理が行われ(S1010)、圧縮処理部13
は圧縮後の動画像データを多重化書き込み装置A3に出
力する(S1011)。このように、本実施の形態の画
像圧縮装置1は、放送データに含まれる番組情報からジ
ャンル情報およびタイトルを抽出し、これらを元に圧縮
対象の動画像データの「動き」レベルを判定する。そし
て、判定した「動き」レベルに応じてフィルタリング係
数およびピクチャ種別ごとに圧縮後の符号データ量割当
を変更するので、「動き」レベルの異なる様々な動画像
データを、画質の劣化なく圧縮することができる。 (変形例)次に、上記実施の形態の変形例について説明
する。
【0055】本変形例における動画像圧縮装置も、前記
実施の形態と同様に録画装置の一部である。録画にあた
っては単位時間当たりの音声・画像の圧縮後データ量
(レート)の合計が、一定の値になるよう制御される。
レートは圧縮後動画像データおよび圧縮後音声データの
それぞれ、さらにその合計について制御される。図11
は、本変形例における動画像圧縮装置2と、これを含む
録画装置Bとの構成を示すブロック図である。実施の形
態における録画装置A、動画像圧縮装置1と共通する構
成については同じ参照番号を付加して説明は省略する。
【0056】本変形例における動画像圧縮装置2におい
ては、制御部25が、圧縮対象の動画像データの「動
き」レベル(性質判定部14が判定したもの)に基づい
て、「動き」が小さく、圧縮率を高めても(圧縮後デー
タ割当を減らしても)画像に劣化が生じるおそれの小さ
い動画像データについては、画像に影響のでない程度に
圧縮後データ量の割当を減らすよう、圧縮処理部23を
制御する。そして、制御部25は、動画像データの割当
を減少量の大きさを音声圧縮装置B2に通知し、音声圧
縮装置B2は、その分だけ音声データの圧縮後データ量
が大きくなるよう圧縮処理方式を変更する。これによ
り、動画像データの画質を落とすことなく音声データの
圧縮後データ割当を増やして、復号時の音質を向上させ
ることができる。
【0057】録画装置Bの規格においては、記録媒体に
記録する圧縮後の音声データおよび動画像データの合計
データ量を1秒当たり4.9Mbyteとしている。そして、
このデータ量を、音声データ:0.7Mbyte/秒、動画像
データ:4.2Mbyte/秒という割合で分け合っているも
のとする。音声圧縮装置B2は、放送番組データのうち
音声データを記録用の形式で圧縮するものである。圧縮
の方式は、公知のMPEG方式である。
【0058】圧縮後の音声データのデータ量は、上記の
通り予め0.7Mbyte/秒に設定されているが、音声圧縮
装置B2は、このデータ量を、動画像圧縮装置2の制御
部25からの指示に応じて変更する。変更の基準および
変更後のデータ量の値は制御部25が決定する。制御部
25は、上記実施の形態において制御部15が行う処理
に加えて、以下の処理を行う。 (1)性質判定部14から出力されてくる「動き」レベ
ルを参照し、特に「動き」の小さい動画像データについ
ては、圧縮後のデータ量を上記の4.2Mbyte/秒よりも
小さくするよう圧縮処理部23に指示する。 (2)動画像データの圧縮後データ量を削減した分だけ
音声データの圧縮後データ量を増やすように音声圧縮装
置B2に指示する。
【0059】図12は、上記の制御部の指示内容と圧縮
対象動画像データの「動き」レベルとの対応関係を表形
式で示した図である。先ず、秒当たりの圧縮後データ量
については、「動き」レベルが3以上の場合、標準値で
ある4.2Mbyteとする。「動き」レベルが3未満の場
合は、2段階に分かれ、「2未満」の場合は4Mbyte、
「2以下3未満」の場合は4.1Mbyteとする。よって、
音声データの圧縮後データ量は、「2未満」の場合は標
準値よりも0.2Mbyte、「2以下3未満」の場合は0.
1Mbyteそれぞれ増加することになる。
【0060】圧縮処理部23は、圧縮後動画像データの
量が制御部25から指示された値になるよう、量子化係
数を調節しながら画像圧縮処理を行う。すなわち、実施
の形態でも述べた通り、指定された秒当たりの圧縮後デ
ータ量に応じてピクチャ種別ごとにフレーム当たりの圧
縮後データ量の割当を決める。そして、圧縮処理途中で
圧縮後符号化データ量をチェックし、その結果に応じて
量子化係数をフィードバック制御することで、圧縮後デ
ータ量を割当通りになるよう制御する。
【0061】このように、本変形例によれば、圧縮率を
高めても画像が劣化しにくい、「動き」の小さい動画像
データについては、圧縮後データ量の割当を減らし、そ
の分音声データのデータ割当を増やすので、動画像デー
タの画質劣化なしに音声データの音質を向上させること
ができる。なお、本変形例においては、動画像データの
「動き」の小ささだけを基準に圧縮後音声データ量の増
加させているが、番組情報に含まれるジャンルやタイト
ル内のキーワードなどの情報をもとに「音質重視」の度
合いを判定して、例えばジャンルが「音楽」かどうかな
どを基に圧縮後音声データ量の増加を行うかどうか決定
することにしてもよい。
【0062】なお、上記の実施の形態およびその変形例
においては、放送番組を受信した録画装置を例に動画像
データ圧縮処理について説明してきたが、本発明は放送
局間で転送された番組データを圧縮して放送用データと
して蓄積する場合にもに適用可能である。また、本発明
の動画像圧縮装置はハードウェアによってもプログラム
によっても実現することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像圧縮装置は、関連情報とともに提供される番組デ
ータに含まれる動画像データを圧縮する動画像圧縮装置
であって、前記動画像データに対し高周波数成分を削減
するための前処理を施す前処理手段と、前記前処理手段
によって前処理の施された動画像データに対して圧縮処
理を施す圧縮手段と、前記関連情報をもとに前記動画像
データにおける動画像の動きの程度を判断する判断手段
と、前記判断手段が判断した前記動画像データにおける
動画像の動きの程度に応じ、前記前処理手段および前記
圧縮手段のうち少なくとも一方に対して、処理を制御す
る制御手段とを有する構成となっている。これによっ
て、処理対象の動画像データにおける動画像の動きの程
度に応じて、それに適したフィルタリング処理、画像圧
縮処理の方式を選択するので、圧縮処理に起因する画質
の劣化を最小限に抑制することができる。
【0064】また、本発明の画像圧縮装置については、
前記前処理手段が行う前処理は時間軸フィルタリング処
理を含み、前記制御手段は、前記判断手段が判断した前
記動画像データにおける動画像の動きの程度が大きいほ
ど、前記時間軸フィルタリング処理における高周数波成
分削減の度合いが小さくなるようフィルタリング係数を
変更させることとしてもよく、それによって、動きの激
しい動画像データについても、復号画像に残像が現れに
くくすることが可能となる。
【0065】また、本発明の画像圧縮装置については、
前記圧縮手段が行う圧縮処理は、フレーム内符号化処理
とフレーム間符号化処理とを併用する方式であり、前記
制御手段は、前記判断手段が判断した前記動画像データ
における動画像の動きの程度が大きいほど、フレーム内
符号化処理されるフレームに割り当てられる圧縮後デー
タ量に対してフレーム間符号化処理されるフレームに割
り当てられる圧縮後データ量の比率が大きくなるよう、
前記圧縮手段を制御することとしてもよく、それによっ
て、動きの激しい動画像データについても、動きを正確
に再現した復号画像を得ることが可能となる。
【0066】また、本発明の画像圧縮装置については、
前記関連情報は番組データのジャンルを示すジャンル情
報を含み、前記判定手段は、ジャンルと動きの大きさの
程度とを対応づけたジャンルテーブルを保持しており、
前記ジャンル情報を前記ジャンルテーブルに照会して動
画像データにおける動画像の動きの程度を判定すること
としてもよく、それによって、番組のジャンルをもとに
圧縮処理対象の動画像の動きの程度を判定することが可
能となる。
【0067】また、本発明の画像圧縮装置については、
前記関連情報は番組データのタイトルを含み、前記判定
手段は、キーワードと動きの大きさの程度とを対応づけ
たキーワードテーブルを保持しており、前記タイトルに
含まれる単語を前記キーワードテーブルに照会して動画
像データにおける画像の動きの程度を判定することとし
てもよく、それによって、番組のタイトルをもとに圧縮
処理対象の動画像の動きの程度を判定することが可能と
なる。
【0068】そして、本発明の画像圧縮装置について
は、前記番組データは音声データを含み、前記音声デー
タは音声圧縮装置によって圧縮され、前記制御手段は、
前記判断手段が判断した前記動画像データにおける動画
像の動きの程度が小さい場合、前記圧縮手段を制御して
前記動画像データの圧縮後データ量を削減させる一方、
当該削減されたデータ量に応じて前記音声データの圧縮
後データ量を増加させるよう前記音声圧縮装置を制御す
ることとしてもよく、それによって、動画像データの復
号時の画質を落とすことなく、圧縮後音声データの復号
時の音質を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる動画像圧縮装置の実施の形態に
おける構成を、当該動画像圧縮装置を含む録画装置の一
部構成とともに示すブロック図である。
【図2】同実施の形態におけるフィルタリング処理の概
要を示す模式図である。
【図3】同実施の形態における圧縮処理の概要を示す模
式図である。
【図4】同実施の形態における性質判定部の構成を示す
ブロック図である。
【図5】同実施の形態におけるジャンル別動きレベルテ
ーブルの構成と内容の一例とを示す図である。
【図6】同実施の形態におけるキーワードテーブルの構
成と内容の一例とを示す図である。
【図7】同実施の形態における補正値算出処理の流れを
示すフローチャートである。
【図8】同実施の形態における動きレベルとフィルタリ
ング係数との対応関係を表形式で示す図である。
【図9】同実施の形態における動きレベルとピクチャ種
別ごとのデータ割当比率との対応関係をを表形式で示す
図である。
【図10】同実施の形態における動画像圧縮装置全体の
処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】同実施の形態の変形例における動画像圧縮装
置の構成を、当該動画像圧縮装置を含む録画装置の一部
構成とともに示すブロック図である。
【図12】同変形例における動きレベルと圧縮後動画像
データに割り当てられるデータ量との対応関係をを表形
式で示す図である。
【符号の説明】
1、2 動画像圧縮装置 11 データ受信部 12 前処理部 13、23 圧縮処理部 14 性質判定部 141 抽出部 142 ジャンル判定部 143 タイトル判定部 144 総合評価部 15、25 制御部 A、B 録画装置 A1 番組受信部 A2、B2 音声圧縮部 A3 書き込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA02 FA20 FA23 GA11 GB11 GB19 GB38 HA27 JA03 JA07 JA23 KA04 KA11 KA21 KA24 LA06 5C059 KK02 KK33 LA00 MA00 MA04 MA05 MA14 MA23 MB04 MC30 ME01 NN24 NN27 NN34 PP04 PP26 RC31 RC32 SS02 TA49 TA60 TA69 TB02 TC10 TC13 TC19 TC45 TD12 TD13 UA02 UA05 UA11 UA39 5D045 DA02 9A001 EE02 EE04 GG12 HH30 JJ19 KK62

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 関連情報とともに提供される番組データ
    に含まれる動画像データを圧縮する動画像圧縮装置であ
    って、 前記動画像データに対し高周波数成分を削減するための
    前処理を施す前処理手段と、 前記前処理手段によって前処理の施された動画像データ
    に対して圧縮処理を施す圧縮手段と、 前記関連情報をもとに前記動画像データにおける動画像
    の動きの程度を判断する判断手段と、 前記判断手段が判断した前記動画像データにおける動画
    像の動きの程度に応じ、前記前処理手段および前記圧縮
    手段のうち少なくとも一方に対して、処理を制御する制
    御手段と、を有することを特徴とする動画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】 前記前処理手段が行う前処理は時間軸フ
    ィルタリング処理を含み、 前記制御手段は、前記判断手段が判断した前記動画像デ
    ータにおける動画像の動きの程度が大きいほど、前記時
    間軸フィルタリング処理における高周数波成分削減の度
    合いが小さくなるようフィルタリング係数を変更させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の動画像圧縮装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮手段が行う圧縮処理は、フレー
    ム内符号化処理とフレーム間符号化処理とを併用する方
    式であり、 前記制御手段は、前記判断手段が判断した前記動画像デ
    ータにおける動画像の動きの程度が大きいほど、フレー
    ム内符号化処理されるフレームに割り当てられる圧縮後
    データ量に対してフレーム間符号化処理されるフレーム
    に割り当てられる圧縮後データ量の比率が大きくなるよ
    う、前記圧縮手段を制御することを特徴とする請求項1
    または2に記載の動画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】 前記関連情報は番組データのジャンルを
    示すジャンル情報を含み、 前記判定手段は、ジャンルと動画像の動きの程度とを対
    応づけたジャンルテーブルを保持しており、前記ジャン
    ル情報を前記ジャンルテーブルに照会して前記動画像デ
    ータにおける動画像の動きの程度を判定することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の動画像圧縮装
    置。
  5. 【請求項5】 前記関連情報は前記番組データのタイト
    ルを含み、 前記判定手段は、キーワードと動きの大きさの程度とを
    対応づけたキーワードテーブルを保持しており、前記タ
    イトルに含まれる単語を前記キーワードテーブルに照会
    して前記動画像データにおける動画像の動きの程度を判
    定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の動画像圧縮装置。
  6. 【請求項6】 前記番組データは音声データを含み、前
    記音声データは音声圧縮装置によって圧縮され、 前記制御手段は、前記判断手段が判断した前記動画像デ
    ータにおける動画像の動きの程度が小さい場合、前記圧
    縮手段を制御して前記動画像データの圧縮後データ量を
    削減させる一方、当該削減されたデータ量に応じて前記
    音声データの圧縮後データ量を増加させるよう前記音声
    圧縮装置を制御することを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の動画像圧縮装置。
  7. 【請求項7】 関連情報とともに提供される番組データ
    に含まれる動画像データを圧縮する動画像圧縮方法であ
    って、 前記動画像データに対し高周波数成分削減のための前処
    理を施す前処理ステップと、 前記前処理ステップにおいて前処理の施された動画像デ
    ータに対して圧縮処理を施す圧縮ステップと、 前記関連情報をもとに前記動画像データにおける動画像
    の動きの程度を判断する判断ステップと、 前記判断ステップにおいて判断された前記動画像データ
    における動画像の動きの程度に応じ、前記前処理ステッ
    プおよび前記圧縮ステップのうち少なくとも一方におけ
    る処理方式を切り換えるよう制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする動画像圧縮方法。
  8. 【請求項8】 関連情報とともに提供される番組データ
    に含まれる動画像データを圧縮する動画像圧縮装置に用
    いられるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体であって、 前記プログラムは、 前記動画像データに対し高周波数成分削減のための前処
    理を施す前処理ステップと、 前記前処理ステップにおいて前処理の施された動画像デ
    ータに対して圧縮処理を施す圧縮ステップと、 前記関連情報をもとに前記動画像データにおける動画像
    の動きの程度を判断する判断ステップと、 前記判断ステップにおいて判断された前記動画像データ
    における動画像の動きの程度に応じ、前記前処理ステッ
    プおよび前記圧縮ステップのうち少なくとも一方におけ
    る処理方式を切り換えるよう制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする記録媒体。
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