JPH08102894A - デジタル方式テレビジョン放送受信機 - Google Patents
デジタル方式テレビジョン放送受信機Info
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- JPH08102894A JPH08102894A JP23810794A JP23810794A JPH08102894A JP H08102894 A JPH08102894 A JP H08102894A JP 23810794 A JP23810794 A JP 23810794A JP 23810794 A JP23810794 A JP 23810794A JP H08102894 A JPH08102894 A JP H08102894A
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- Japan
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- signal
- channel
- period
- frame memory
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】チャンネル変更を指示してから正しい画像が再
生されるまでの無意味な画像が表示される期間が短く、
使用者に不快感を与えないようにする。 【構成】チャンネル変更に応じて選局するチューナーF
と、その選局出力を復調処理する復調部Gと、その復調
出力からクロックを再生する同期信号再生部Jと、復調
信号をフレームメモリP15で1フレーム遅延して現信
号に選択的に加算することで復号化する復号化部Pと、
チャンネル変更時の選局期間、復調期間、同期信号再生
期間を検出する手段Q2と、フリーランクロックを発生
するクロック発生部Q9と、同期信号再生期間、前記フ
レームメモリの読み出しクロックを再生クロックからフ
リーランクロックに切り替える手段Q3と、Q2の全検
出期間、フレームメモリへの書き込みを禁止する手段Q
3と、Q2の全検出期間、復号出力をフレームメモリ出
力に切り替える手段P19とを具備して構成した。
生されるまでの無意味な画像が表示される期間が短く、
使用者に不快感を与えないようにする。 【構成】チャンネル変更に応じて選局するチューナーF
と、その選局出力を復調処理する復調部Gと、その復調
出力からクロックを再生する同期信号再生部Jと、復調
信号をフレームメモリP15で1フレーム遅延して現信
号に選択的に加算することで復号化する復号化部Pと、
チャンネル変更時の選局期間、復調期間、同期信号再生
期間を検出する手段Q2と、フリーランクロックを発生
するクロック発生部Q9と、同期信号再生期間、前記フ
レームメモリの読み出しクロックを再生クロックからフ
リーランクロックに切り替える手段Q3と、Q2の全検
出期間、フレームメモリへの書き込みを禁止する手段Q
3と、Q2の全検出期間、復号出力をフレームメモリ出
力に切り替える手段P19とを具備して構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】発明は、映像信号をデジタル圧縮
して伝送するデジタル伝送方式のテレビジョン放送にお
いて、その放送を受像し復号するデジタル方式テレビジ
ョン放送受信機に関する。
して伝送するデジタル伝送方式のテレビジョン放送にお
いて、その放送を受像し復号するデジタル方式テレビジ
ョン放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送の多様化と共
に、日本のハイビジョン技術が急速に進展するにつれ
て、米国内でも地上放送業者を中心とし次世代のTV放
送方式であるATVの開発の機運が高まってきている。
1987年にはFCC(アメリカ連邦通信委員会)が諮
問委員会を設置して、内外の各団体からATV伝送方式
を公募したが、そのうちデジタル伝送方式を採用してい
る4方式が最終候補として残り、さらにその4方式が1
つにまとまりつつある。
に、日本のハイビジョン技術が急速に進展するにつれ
て、米国内でも地上放送業者を中心とし次世代のTV放
送方式であるATVの開発の機運が高まってきている。
1987年にはFCC(アメリカ連邦通信委員会)が諮
問委員会を設置して、内外の各団体からATV伝送方式
を公募したが、そのうちデジタル伝送方式を採用してい
る4方式が最終候補として残り、さらにその4方式が1
つにまとまりつつある。
【0003】一般的に、映像信号をデジタル化するとそ
の情報量は膨大になり、これを直接伝送路にて伝送した
り記録媒体に蓄積するのはかなり困難であることが予想
される。例えば、現行の走査線525本、2:1インタ
レース信号の全データレートは216Mbpsとなり、
走査線525本、1:1ノンインタレース信号では43
2Mbpsにもなる。
の情報量は膨大になり、これを直接伝送路にて伝送した
り記録媒体に蓄積するのはかなり困難であることが予想
される。例えば、現行の走査線525本、2:1インタ
レース信号の全データレートは216Mbpsとなり、
走査線525本、1:1ノンインタレース信号では43
2Mbpsにもなる。
【0004】そこで、画像圧縮技術は必須となるが、多
種の画像圧縮技術アイテムの中からDCT変換、フレー
ム間予測符号化、ランレングス符号化、エントロピー符
号化を複合的に用いて映像信号を符号化している技術と
して、近年標準化が進んできたMPEGがあり、この技
術をベースにしてディジタル伝送TVシステムの提案が
活発に行われている。
種の画像圧縮技術アイテムの中からDCT変換、フレー
ム間予測符号化、ランレングス符号化、エントロピー符
号化を複合的に用いて映像信号を符号化している技術と
して、近年標準化が進んできたMPEGがあり、この技
術をベースにしてディジタル伝送TVシステムの提案が
活発に行われている。
【0005】図7、図8を用いて一般的なデジタル伝送
TVシステムのエンコーダについて説明する。
TVシステムのエンコーダについて説明する。
【0006】図7にビデオエンコーダの一般的なモデル
としてMPEG2ビデオエンコーダブロック図を示し、
以下符号化の動作について説明する。同図において、A
は高能率符号化器、Bは出力バッファである。
としてMPEG2ビデオエンコーダブロック図を示し、
以下符号化の動作について説明する。同図において、A
は高能率符号化器、Bは出力バッファである。
【0007】入力端子INにラスタ走査の映像信号が与
えられると、この映像信号は高能率符号化器Aに入力さ
れる。この高能率符号化器Aに入力された映像信号は、
ラスタブロック変換回路A11においてラスタで入力さ
れた信号8×8画素ブロック(以下DCTブロックと呼
ぶ)に変換される。変換された映像信号は差分回路A1
2と動きベクトル検出回路A19に入力される。
えられると、この映像信号は高能率符号化器Aに入力さ
れる。この高能率符号化器Aに入力された映像信号は、
ラスタブロック変換回路A11においてラスタで入力さ
れた信号8×8画素ブロック(以下DCTブロックと呼
ぶ)に変換される。変換された映像信号は差分回路A1
2と動きベクトル検出回路A19に入力される。
【0008】動きベクトル検出回路A19は、ラスタブ
ロック変換回路A11から入力された現信号を、同時に
フレームメモリA18から入力される1フレーム遅延さ
れた信号と比較することで、DCTブロック単位または
16×16画素(以下マクロブロックと呼ぶ)単位での
動きベクトルを検出する。この動きベクトル検出信号は
動き補償回路A20に入力される。
ロック変換回路A11から入力された現信号を、同時に
フレームメモリA18から入力される1フレーム遅延さ
れた信号と比較することで、DCTブロック単位または
16×16画素(以下マクロブロックと呼ぶ)単位での
動きベクトルを検出する。この動きベクトル検出信号は
動き補償回路A20に入力される。
【0009】動き補償回路A20は動きベクトル検出信
号に基づいてフレームメモリA18からの1フレーム遅
延された映像信号の位相位置を補正する。補正された映
像信号はスイッチA21を介して差分回路A12及び加
算回路A17に送られる。
号に基づいてフレームメモリA18からの1フレーム遅
延された映像信号の位相位置を補正する。補正された映
像信号はスイッチA21を介して差分回路A12及び加
算回路A17に送られる。
【0010】ここで、スイッチA21は、図示しない判
定回路によって、現信号と1フレーム遅延された信号の
差分値(8×8画素分合計)がしきい値より大きい時オ
フ状態にされる。この時、補正された映像信号は差分回
路A12及び加算回路A17には送られない。
定回路によって、現信号と1フレーム遅延された信号の
差分値(8×8画素分合計)がしきい値より大きい時オ
フ状態にされる。この時、補正された映像信号は差分回
路A12及び加算回路A17には送られない。
【0011】スイッチA21がオフ状態になるには、動
きの早い映像やシーンチェンジ時、及び受像機側で映像
を再生するために必要なフレーム差分処理を行わない信
号処理を行う場合である。一般にこのモードをイントラ
モードと呼ぶ。逆にスイッチA21がオン状態の場合に
は、差分回路A12ではフレーム差分が行われ、加算回
路A17ではフレーム加算が行われる。このモードを一
般的にインターモードと呼ぶ。
きの早い映像やシーンチェンジ時、及び受像機側で映像
を再生するために必要なフレーム差分処理を行わない信
号処理を行う場合である。一般にこのモードをイントラ
モードと呼ぶ。逆にスイッチA21がオン状態の場合に
は、差分回路A12ではフレーム差分が行われ、加算回
路A17ではフレーム加算が行われる。このモードを一
般的にインターモードと呼ぶ。
【0012】このようにイントラ/インター処理された
映像信号はDCT(ディスクリート・コサイン変換)回
路A13に送られる。このDCT回路A13に送られて
きた映像信号をDCTブロック毎にDCT変換してDC
T係数を求める。このDCT係数化された映像信号は量
子化回路A14に入力される。
映像信号はDCT(ディスクリート・コサイン変換)回
路A13に送られる。このDCT回路A13に送られて
きた映像信号をDCTブロック毎にDCT変換してDC
T係数を求める。このDCT係数化された映像信号は量
子化回路A14に入力される。
【0013】この量子化回路A14は、入力された映像
信号のDCT係数と量子化テーブル選択回路A23から
与えられた量子化テーブルを基に入力された映像信号を
量子化し、可変長符号化回路A22に信号を伝送する。
この信号は、一般的にはランレングス符号とレベル信号
になっている。
信号のDCT係数と量子化テーブル選択回路A23から
与えられた量子化テーブルを基に入力された映像信号を
量子化し、可変長符号化回路A22に信号を伝送する。
この信号は、一般的にはランレングス符号とレベル信号
になっている。
【0014】一方、逆量子化回路A15で逆量子化され
た信号はDCT回路A13の出力そのものである。従っ
て、逆量子化回路A15で逆量子化された信号は量子化
回路A14の入力信号にほぼ等しい。さらに逆量子化回
路A15の出力を逆DCT回路A16で処理された信号
は、DCT回路A13の入力にほぼ等しい。ここでほぼ
等しいと記したのは、量子化誤差を含んでいるからであ
る。
た信号はDCT回路A13の出力そのものである。従っ
て、逆量子化回路A15で逆量子化された信号は量子化
回路A14の入力信号にほぼ等しい。さらに逆量子化回
路A15の出力を逆DCT回路A16で処理された信号
は、DCT回路A13の入力にほぼ等しい。ここでほぼ
等しいと記したのは、量子化誤差を含んでいるからであ
る。
【0015】次に加算回路A17では、上記逆DCT回
路A16で処理された信号とインターモードの場合には
1フレーム遅延された信号が入力され加算される。前記
のように、イントラモードの場合には1フレーム遅延信
号は加算されない。フレーム加算処理された加算回路A
17出力はフレームメモリA18に送出される。加算回
路A17の出力は、一般的にはローカルデコーダ出力と
呼ばれる。
路A16で処理された信号とインターモードの場合には
1フレーム遅延された信号が入力され加算される。前記
のように、イントラモードの場合には1フレーム遅延信
号は加算されない。フレーム加算処理された加算回路A
17出力はフレームメモリA18に送出される。加算回
路A17の出力は、一般的にはローカルデコーダ出力と
呼ばれる。
【0016】可変長符号化回路A22に入力された信号
は、ハフマンテーブル等を用いて可変長符号化処理され
る。可変長符号化された信号は、出力バッファBに入力
される。この信号は符号化される映像信号によってデー
タ量が変化するため、出力バッファBでデータを一度保
持し、エンコーダ回路の出力として出力端子OUTから
一定レートで信号を送出している。以上が一般的なMP
EG2モデルのビデオエンコーダ回路である。
は、ハフマンテーブル等を用いて可変長符号化処理され
る。可変長符号化された信号は、出力バッファBに入力
される。この信号は符号化される映像信号によってデー
タ量が変化するため、出力バッファBでデータを一度保
持し、エンコーダ回路の出力として出力端子OUTから
一定レートで信号を送出している。以上が一般的なMP
EG2モデルのビデオエンコーダ回路である。
【0017】図8は文献(1)(“Digi Cipher HDTV S
YTEM DESCRIPTION”,22 August 1991,THE AMERICAN T
ELEVISION ALLIANCE)から引用したもので、図7で説明
したビデオエンコーダからのエンコード出力を変調し、
実際に放送波として送出するための一構成例である。
YTEM DESCRIPTION”,22 August 1991,THE AMERICAN T
ELEVISION ALLIANCE)から引用したもので、図7で説明
したビデオエンコーダからのエンコード出力を変調し、
実際に放送波として送出するための一構成例である。
【0018】同図において、A1は図7で説明した高能
率符号化器Aと出力バッファBからなるデジタル映像エ
ンコーダ、A2はデジタル音声エンコーダ、A3はデー
タ/テキストプロセッサ、A4はコントロールチャンネ
ルプロセッサである。
率符号化器Aと出力バッファBからなるデジタル映像エ
ンコーダ、A2はデジタル音声エンコーダ、A3はデー
タ/テキストプロセッサ、A4はコントロールチャンネ
ルプロセッサである。
【0019】A1より出力される一定レートの映像エン
コード出力は、マルチプレクサCによって音声、データ
テキスト、コントロールデータチャンネルとマルチプレ
クスされたビットストリームデータとなり、FECエン
コーダDにおいて誤り訂正のための情報を付加された
後、QAM変調器Eによって変調され、IF信号として
出力される。
コード出力は、マルチプレクサCによって音声、データ
テキスト、コントロールデータチャンネルとマルチプレ
クスされたビットストリームデータとなり、FECエン
コーダDにおいて誤り訂正のための情報を付加された
後、QAM変調器Eによって変調され、IF信号として
出力される。
【0020】次に、図9、図10を用いて一般的なディ
ジタル伝送TVシステムのデコーダについて説明する。
ジタル伝送TVシステムのデコーダについて説明する。
【0021】図9は同様に上記文献(1)から引用した
ものである。チューナーFからのIF信号出力を受けて
QAM復調器Gで復調する。この時の復調位相はQAM
−PLL回路Hによってロックさせる。
ものである。チューナーFからのIF信号出力を受けて
QAM復調器Gで復調する。この時の復調位相はQAM
−PLL回路Hによってロックさせる。
【0022】その後、FECデコーダIにおいて伝送時
に生じた誤りを訂正し、同期/データ選択器Jに入力す
る。同期/データ選択器Jでは誤り訂正されたビットス
トリームデータを復号して、ビデオ、音声、データ/テ
キスト、コントロールデータに分離する。
に生じた誤りを訂正し、同期/データ選択器Jに入力す
る。同期/データ選択器Jでは誤り訂正されたビットス
トリームデータを復号して、ビデオ、音声、データ/テ
キスト、コントロールデータに分離する。
【0023】ここでの分離処理及び後段の各デコーダで
の処理クロックをDATA−PLL回路Nによって再生
する。このPLL回路Nにおいては、送られてくるデー
タ列中に含まれるフレーム同期パターンを検出しながら
同期を確立する。さらにコントロールデータはマイクロ
プロセッサLに、その他のデータはそれぞれのデコー
ダ、すなわちデジタル映像デコーダM1、デジタル音声
デコーダM2、データ/テキストデコーダM3に送られ
る。マイクロプロセッサLは、既知の通り、リモートコ
ントローラKからの信号を受けてTV信号受信機の音量
やチャンネル変更等の制御を行なう。
の処理クロックをDATA−PLL回路Nによって再生
する。このPLL回路Nにおいては、送られてくるデー
タ列中に含まれるフレーム同期パターンを検出しながら
同期を確立する。さらにコントロールデータはマイクロ
プロセッサLに、その他のデータはそれぞれのデコー
ダ、すなわちデジタル映像デコーダM1、デジタル音声
デコーダM2、データ/テキストデコーダM3に送られ
る。マイクロプロセッサLは、既知の通り、リモートコ
ントローラKからの信号を受けてTV信号受信機の音量
やチャンネル変更等の制御を行なう。
【0024】図10に上記デジタル映像デコーダM1と
してMPEG2の映像デコーダブロック図を示す。同図
において、Oは入力バッファ、Pは高能率復号化器であ
る。上記同期/データ選択器Jから送られてくる可変長
符号化された映像データが入力端子INに与えられる
と、この映像データは入力バッファOに入力される。こ
の入力バッファOは入力した可変長符号化信号を後段の
可変長復号化回路P11で復号化するレートに合わせて
出力する。
してMPEG2の映像デコーダブロック図を示す。同図
において、Oは入力バッファ、Pは高能率復号化器であ
る。上記同期/データ選択器Jから送られてくる可変長
符号化された映像データが入力端子INに与えられる
と、この映像データは入力バッファOに入力される。こ
の入力バッファOは入力した可変長符号化信号を後段の
可変長復号化回路P11で復号化するレートに合わせて
出力する。
【0025】この可変長復号化回路P11では、送信側
とマッチした映像復号化が行われる。入力バッファO
は、入力側が同期/データ選択器Jから映像データを出
力するレート、出力側が可変長復号化回路P11が要求
するレートで非同期に動作する。可変長復号化回路P1
1の出力データは一定レートであり、この出力以降、D
ATA−PLL回路Nによって再生されたクロックによ
り動作する。
とマッチした映像復号化が行われる。入力バッファO
は、入力側が同期/データ選択器Jから映像データを出
力するレート、出力側が可変長復号化回路P11が要求
するレートで非同期に動作する。可変長復号化回路P1
1の出力データは一定レートであり、この出力以降、D
ATA−PLL回路Nによって再生されたクロックによ
り動作する。
【0026】可変長復号化回路P11の出力は、逆量子
化回路P12では逆量子化が行われ、逆DCT回路P1
3では逆DCTが行われる。加算回路P14では、イン
ターモードの場合には、逆DCT回路P13より得られ
る信号と、フレームメモリP15でフレーム遅延された
信号を動き補償回路P16で動き補正した信号とが、ス
イッチP17を介して加算される。また、イントラモー
ドの場合には、スイッチP17がオープンになり、1フ
レーム遅延された信号は加算されない。このスイッチP
17は、可変長復号化回路P11で得られるインター/
イントラ切替信号によって切り替えられる。
化回路P12では逆量子化が行われ、逆DCT回路P1
3では逆DCTが行われる。加算回路P14では、イン
ターモードの場合には、逆DCT回路P13より得られ
る信号と、フレームメモリP15でフレーム遅延された
信号を動き補償回路P16で動き補正した信号とが、ス
イッチP17を介して加算される。また、イントラモー
ドの場合には、スイッチP17がオープンになり、1フ
レーム遅延された信号は加算されない。このスイッチP
17は、可変長復号化回路P11で得られるインター/
イントラ切替信号によって切り替えられる。
【0027】加算回路P14出力は、ブロックラスタ変
換回路P18によってラスタ信号に変換された後、デコ
ーダ出力として出力端子OUTから出力される。
換回路P18によってラスタ信号に変換された後、デコ
ーダ出力として出力端子OUTから出力される。
【0028】以上、図7、図8を用いて一般的なディジ
タル伝送TVシステムのエンコーダについて説明し、図
9、図10を用いてデコーダに関して、特に映像処理に
ついて説明した。
タル伝送TVシステムのエンコーダについて説明し、図
9、図10を用いてデコーダに関して、特に映像処理に
ついて説明した。
【0029】ところで、以上説明したようなデコーダを
有するディジタル方式テレビジョン信号受信機におい
て、受像機使用者がチャンネル変更を行なう場合を考え
る。
有するディジタル方式テレビジョン信号受信機におい
て、受像機使用者がチャンネル変更を行なう場合を考え
る。
【0030】リモートコントローラKでチャンネル変更
を指示すると、そのデータを受けたマイクロプロセッサ
Lがチャンネル選択信号をチューナーFに送る。この信
号を受けたチューナーFが受信チャンネルを変更してI
F信号を出力した後、QAM復調器Gにて復調を開始
し、その後は上述した通りに復号動作が行われる。
を指示すると、そのデータを受けたマイクロプロセッサ
Lがチャンネル選択信号をチューナーFに送る。この信
号を受けたチューナーFが受信チャンネルを変更してI
F信号を出力した後、QAM復調器Gにて復調を開始
し、その後は上述した通りに復号動作が行われる。
【0031】ここで、使用者がチャンネル変更指示を出
してから実際に変更後のチャンネルの復号画像が画面に
出力されるまでにかかる時間を考える。文献(1)によ
れば、チューナー選局変更及びQAM復調位相確定に
0.40secかかる。また文献(2)(“MPEG-2 Sys
tem Working Draft ”,November 1993 ,ISO/IEC/JTC1
/SC29/WG11 N0601)によれば、デコーダの映像処理クロ
ックの再生用DATA−PLL回路Nに必要となるビッ
トデータ(PCR)は、最大0.1sec間隔をおいて
送信してもよいと規定されている。
してから実際に変更後のチャンネルの復号画像が画面に
出力されるまでにかかる時間を考える。文献(1)によ
れば、チューナー選局変更及びQAM復調位相確定に
0.40secかかる。また文献(2)(“MPEG-2 Sys
tem Working Draft ”,November 1993 ,ISO/IEC/JTC1
/SC29/WG11 N0601)によれば、デコーダの映像処理クロ
ックの再生用DATA−PLL回路Nに必要となるビッ
トデータ(PCR)は、最大0.1sec間隔をおいて
送信してもよいと規定されている。
【0032】DATA−PLL回路Nでのフリーランで
発生している周波数と最初のPCRから得た周波数とが
十分に近い場合には、最初のPCRを受けた段階、すな
わちFECデコーダIの出力後から遅くとも0.1se
c期間で映像処理クロックが確定するが、一般には0.
3sec程度の期間が必要である。
発生している周波数と最初のPCRから得た周波数とが
十分に近い場合には、最初のPCRを受けた段階、すな
わちFECデコーダIの出力後から遅くとも0.1se
c期間で映像処理クロックが確定するが、一般には0.
3sec程度の期間が必要である。
【0033】こうして映像処理クロックが確定した後
に、さらに映像デコーダにおいては、イントラモードの
処理を少なくとも一度完了しない正しい画像を再現でき
ない。MPEG2における一般的なイントラモード処理
の間隔、すなわちGOP(Group of Picture)を構成す
るフレーム数は13フレーム(文献(3)“マルチメデ
ィア符号化の国際標準”、安田 浩)なので、正しい画
像再現のためには0.43eecを見込まなければなら
ない。
に、さらに映像デコーダにおいては、イントラモードの
処理を少なくとも一度完了しない正しい画像を再現でき
ない。MPEG2における一般的なイントラモード処理
の間隔、すなわちGOP(Group of Picture)を構成す
るフレーム数は13フレーム(文献(3)“マルチメデ
ィア符号化の国際標準”、安田 浩)なので、正しい画
像再現のためには0.43eecを見込まなければなら
ない。
【0034】以上をまとめると、チャンネル変更を指示
してから正しい画像が再生されるまでに要する時間は、
最も長い場合には、 チューナー選局及びQAM復調 0.4sec 映像処理クロック再生 0.3sec イントラ処理間隔 0.43sec の合計で、1.13secかかることになる。現在のア
ナログ方式テレビジョン放送受信機ではこの時間は0.
2〜0.3secであり、一般に0.5sec以上ある
と使用者に不快感を与えると言われている。上述したデ
ジタル方式の1.13secはこの0.5secを大き
く上回っており、この期間中、無意味な画像が表示され
てしまい、使用者に不快感を与えるという問題がある。
してから正しい画像が再生されるまでに要する時間は、
最も長い場合には、 チューナー選局及びQAM復調 0.4sec 映像処理クロック再生 0.3sec イントラ処理間隔 0.43sec の合計で、1.13secかかることになる。現在のア
ナログ方式テレビジョン放送受信機ではこの時間は0.
2〜0.3secであり、一般に0.5sec以上ある
と使用者に不快感を与えると言われている。上述したデ
ジタル方式の1.13secはこの0.5secを大き
く上回っており、この期間中、無意味な画像が表示され
てしまい、使用者に不快感を与えるという問題がある。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のデジタル方式テレビジョン放送受信機では、チャン
ネル変更を指示してから正しい画像が再生されるまでに
要する時間が長く、この期間中、無意味な画像が表示さ
れてしまい、使用者に不快感を与えるという問題があっ
た。
来のデジタル方式テレビジョン放送受信機では、チャン
ネル変更を指示してから正しい画像が再生されるまでに
要する時間が長く、この期間中、無意味な画像が表示さ
れてしまい、使用者に不快感を与えるという問題があっ
た。
【0036】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、チャンネル変更を指示してから正しい画
像が再生されるまでの無意味な画像が表示される期間が
短く、使用者に不快感を与えないデジタル方式テレビジ
ョン放送受信機を提供することを目的とする。
されたもので、チャンネル変更を指示してから正しい画
像が再生されるまでの無意味な画像が表示される期間が
短く、使用者に不快感を与えないデジタル方式テレビジ
ョン放送受信機を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係るデジタル方式テレビジョン放送受信機
は、(1)デジタル圧縮された映像信号がチャンネル毎
に伝送されるディジタル方式のテレビジョン放送を受信
し、チャンネル変更に応じて選局するチューナーと、こ
のチューナーの選局出力を復調処理する復調部と、この
復調部の復調出力からデータ同期クロックを含む同期信
号を再生する同期信号再生部と、前記復調部の復調信号
を前記データ同期クロックに基づいてフレームメモリに
書き込み読み出すことでフレーム遅延処理を行い現信号
に選択的に加算するフレーム相関処理を施して復号化す
ることにより映像信号を得る復号化部と、前記チャンネ
ル変更を行なう際に、前記チューナーが選局に要する期
間を検出する第1の検出手段、前記復調部が復調に要す
る期間を検出する第2の検出手段、前記同期信号再生部
が同期信号再生に要する期間を検出する第3の検出手段
を備えるチャンネル変更期間検出手段と、前記チューナ
ーの受信チャンネル周波数にかかわらずフリーランで同
期クロックを発生する同期クロック発生部と、前記第3
の検出手段が検出している期間、前記フレームメモリの
読み出しクロックを前記同期クロック発生部が発生する
同期クロックに切り替える読み出しクロック切替手段
と、前記第1、第2、第3の検出手段が検出している期
間、前記フレームメモリへの書き込みを禁止するフレー
ムメモリ書き込み制御手段と、前記第1、第2、第3の
検出手段が検出している期間、復号出力を前記フレーム
メモリの出力信号に切り替える映像信号切替手段とを具
備することを特徴とする。
にこの発明に係るデジタル方式テレビジョン放送受信機
は、(1)デジタル圧縮された映像信号がチャンネル毎
に伝送されるディジタル方式のテレビジョン放送を受信
し、チャンネル変更に応じて選局するチューナーと、こ
のチューナーの選局出力を復調処理する復調部と、この
復調部の復調出力からデータ同期クロックを含む同期信
号を再生する同期信号再生部と、前記復調部の復調信号
を前記データ同期クロックに基づいてフレームメモリに
書き込み読み出すことでフレーム遅延処理を行い現信号
に選択的に加算するフレーム相関処理を施して復号化す
ることにより映像信号を得る復号化部と、前記チャンネ
ル変更を行なう際に、前記チューナーが選局に要する期
間を検出する第1の検出手段、前記復調部が復調に要す
る期間を検出する第2の検出手段、前記同期信号再生部
が同期信号再生に要する期間を検出する第3の検出手段
を備えるチャンネル変更期間検出手段と、前記チューナ
ーの受信チャンネル周波数にかかわらずフリーランで同
期クロックを発生する同期クロック発生部と、前記第3
の検出手段が検出している期間、前記フレームメモリの
読み出しクロックを前記同期クロック発生部が発生する
同期クロックに切り替える読み出しクロック切替手段
と、前記第1、第2、第3の検出手段が検出している期
間、前記フレームメモリへの書き込みを禁止するフレー
ムメモリ書き込み制御手段と、前記第1、第2、第3の
検出手段が検出している期間、復号出力を前記フレーム
メモリの出力信号に切り替える映像信号切替手段とを具
備することを特徴とする。
【0038】または、(2)デジタル圧縮された映像信
号がチャンネル毎に伝送されるディジタル方式のテレビ
ジョン放送を受信し、チャンネル変更に応じて選局する
チューナーと、このチューナーの選局出力を復調処理す
る復調部と、この復調部の復調出力からデータ同期クロ
ックを含む同期信号を再生する第1、第2の同期信号再
生部と、前記復調部の復調信号を前記第1、第2の同期
信号再生部のいずれか一方で再生されるデータ同期クロ
ックに基づいてフレームメモリに書き込み読み出すこと
でフレーム遅延処理を行い現信号に選択的に加算するフ
レーム相関処理を施して復号化することにより映像信号
を得る復号化部と、前記チャンネル変更を行なう際に、
前記チューナーが選局に要する期間を検出する第1の検
出手段、前記復調部が復調に要する期間を検出する第2
の検出手段、前記第1、第2の同期信号再生部が同期信
号再生に要する期間を検出する第3の検出手段を備える
チャンネル変更期間検出手段と、前記チャンネル変更を
行なう毎に前記第1、第2の同期信号再生部を切り替
え、一方がチャンネル変更前、他方がチャンネル変更後
の同期信号再生を交互に行なうよう制御する同期信号再
生切替制御手段と、前記第3の検出手段が検出した期
間、前記フレームメモリの読み出しクロックを前記第
1、第2の同期信号再生部のうちチャンネル変更前の同
期信号再生部が発生するクロックに切り替える読み出し
クロック切替手段と、前記第1、第2、第3の検出手段
が検出している期間、前記フレームメモリへの書き込み
を禁止するフレームメモリ書き込み制御手段と、前記第
1、第2、第3の検出手段が検出している期間、復号出
力を前記フレームメモリの出力信号に切り替える映像信
号切替手段とを具備することを特徴とする。
号がチャンネル毎に伝送されるディジタル方式のテレビ
ジョン放送を受信し、チャンネル変更に応じて選局する
チューナーと、このチューナーの選局出力を復調処理す
る復調部と、この復調部の復調出力からデータ同期クロ
ックを含む同期信号を再生する第1、第2の同期信号再
生部と、前記復調部の復調信号を前記第1、第2の同期
信号再生部のいずれか一方で再生されるデータ同期クロ
ックに基づいてフレームメモリに書き込み読み出すこと
でフレーム遅延処理を行い現信号に選択的に加算するフ
レーム相関処理を施して復号化することにより映像信号
を得る復号化部と、前記チャンネル変更を行なう際に、
前記チューナーが選局に要する期間を検出する第1の検
出手段、前記復調部が復調に要する期間を検出する第2
の検出手段、前記第1、第2の同期信号再生部が同期信
号再生に要する期間を検出する第3の検出手段を備える
チャンネル変更期間検出手段と、前記チャンネル変更を
行なう毎に前記第1、第2の同期信号再生部を切り替
え、一方がチャンネル変更前、他方がチャンネル変更後
の同期信号再生を交互に行なうよう制御する同期信号再
生切替制御手段と、前記第3の検出手段が検出した期
間、前記フレームメモリの読み出しクロックを前記第
1、第2の同期信号再生部のうちチャンネル変更前の同
期信号再生部が発生するクロックに切り替える読み出し
クロック切替手段と、前記第1、第2、第3の検出手段
が検出している期間、前記フレームメモリへの書き込み
を禁止するフレームメモリ書き込み制御手段と、前記第
1、第2、第3の検出手段が検出している期間、復号出
力を前記フレームメモリの出力信号に切り替える映像信
号切替手段とを具備することを特徴とする。
【0039】または、(3)デジタル圧縮された映像信
号がチャンネル毎に伝送されるディジタル方式のテレビ
ジョン放送を受信し、チャンネル変更に応じて選局する
チューナーと、このチューナーの選局出力を復調処理す
る復調部と、この復調部の復調出力からデータ同期クロ
ックを含む同期信号を再生する第1、第2の同期信号再
生部と、前記復調部の復調信号を前記第1の同期信号再
生部で再生されるデータ同期クロックに基づいて第1の
フレームメモリに選択的に書き込み読み出すことでフレ
ーム遅延処理を行い、前記第2の同期信号再生部で再生
されるデータ同期クロックに基づいて第2のフレームメ
モリに選択的に書き込み読み出すことでフレーム遅延処
理を行い、前記第1、第2のフレームメモリのいずれか
一方を選択して前記デジタル圧縮処理におけるイントラ
モード/インターモードに応じて現信号に選択的に加算
するフレーム相関処理を施して復号化することにより映
像信号を得る復号化部と、前記チャンネル変更を行なう
際に、前記チューナーが選局に要する期間を検出する第
1の検出手段、前記復調部が復調に要する期間を検出す
る第2の検出手段、前記第1、第2の同期信号再生部が
同期信号再生に要する期間を検出する第3の検出手段、
前記イントラモードの処理が完了するまでの期間を検出
する第4の検出手段を備えるチャンネル変更期間検出手
段と、前記チャンネル変更を行なう毎に前記第1、第2
の同期信号再生部を切り替え、一方がチャンネル変更
前、他方がチャンネル変更後の同期信号再生を交互に行
なうよう制御する同期信号再生切替制御手段と、チャン
ネル変更を行なう毎に前記第1、第2のフレームメモリ
の出力を切り替え、チャンネル変更前と変更後のフレー
ム遅延処理を交互に分担するよう制御する第1のフレー
ムメモリ切替制御手段と、第1、第2、第3、第4の検
出手段が検出した期間、前記第1、第2のフレームメモ
リ出力のうち、チャンネル変更前のフレーム遅延処理を
受け持つフレームメモリ出力を選択するよう切り替える
第2のフレームメモリ切替制御手段と、第1、第2、第
3、第4の検出手段が検出した期間、前記第1、第2の
フレームメモリ出力のうち、チャンネル変更前のフレー
ム遅延処理を受け持つフレームメモリへの前記フレーム
メモリへの書き込みを禁止するフレームメモリ書き込み
制御手段と、前記第1、第2、第3、第4の検出手段が
検出した期間、復号出力を前記第2のフレームメモリ切
替制御手段で選択されるフレームメモリ出力信号に切り
替える映像信号切替手段とを具備することを特徴とす
る。
号がチャンネル毎に伝送されるディジタル方式のテレビ
ジョン放送を受信し、チャンネル変更に応じて選局する
チューナーと、このチューナーの選局出力を復調処理す
る復調部と、この復調部の復調出力からデータ同期クロ
ックを含む同期信号を再生する第1、第2の同期信号再
生部と、前記復調部の復調信号を前記第1の同期信号再
生部で再生されるデータ同期クロックに基づいて第1の
フレームメモリに選択的に書き込み読み出すことでフレ
ーム遅延処理を行い、前記第2の同期信号再生部で再生
されるデータ同期クロックに基づいて第2のフレームメ
モリに選択的に書き込み読み出すことでフレーム遅延処
理を行い、前記第1、第2のフレームメモリのいずれか
一方を選択して前記デジタル圧縮処理におけるイントラ
モード/インターモードに応じて現信号に選択的に加算
するフレーム相関処理を施して復号化することにより映
像信号を得る復号化部と、前記チャンネル変更を行なう
際に、前記チューナーが選局に要する期間を検出する第
1の検出手段、前記復調部が復調に要する期間を検出す
る第2の検出手段、前記第1、第2の同期信号再生部が
同期信号再生に要する期間を検出する第3の検出手段、
前記イントラモードの処理が完了するまでの期間を検出
する第4の検出手段を備えるチャンネル変更期間検出手
段と、前記チャンネル変更を行なう毎に前記第1、第2
の同期信号再生部を切り替え、一方がチャンネル変更
前、他方がチャンネル変更後の同期信号再生を交互に行
なうよう制御する同期信号再生切替制御手段と、チャン
ネル変更を行なう毎に前記第1、第2のフレームメモリ
の出力を切り替え、チャンネル変更前と変更後のフレー
ム遅延処理を交互に分担するよう制御する第1のフレー
ムメモリ切替制御手段と、第1、第2、第3、第4の検
出手段が検出した期間、前記第1、第2のフレームメモ
リ出力のうち、チャンネル変更前のフレーム遅延処理を
受け持つフレームメモリ出力を選択するよう切り替える
第2のフレームメモリ切替制御手段と、第1、第2、第
3、第4の検出手段が検出した期間、前記第1、第2の
フレームメモリ出力のうち、チャンネル変更前のフレー
ム遅延処理を受け持つフレームメモリへの前記フレーム
メモリへの書き込みを禁止するフレームメモリ書き込み
制御手段と、前記第1、第2、第3、第4の検出手段が
検出した期間、復号出力を前記第2のフレームメモリ切
替制御手段で選択されるフレームメモリ出力信号に切り
替える映像信号切替手段とを具備することを特徴とす
る。
【0040】
【作用】(1)の構成によるデジタル方式テレビジョン
放送受信機では、チャンネル変更の指示が出された時点
で、復号化部におけるフレームメモリの書き込みを禁止
して内容を保持し、同時にフレームメモリの読み出しク
ロックをフリーランクロックに切り替え、チャンネル変
更を指示してから正しい画像が再生されるまでの期間の
うちイントラ処理間隔期間を除いた期間、すなわちチュ
ーナーの選局期間、復調部の復調期間、同期信号再生部
の同期再生の期間に、フレームメモリに記憶されている
フレームを読み出すことで、チャンネル変更指示直後の
フレームを表示し続けるようにし、これによって無意味
な画像が表示され使用者に不快感を与えるという問題を
解決する。
放送受信機では、チャンネル変更の指示が出された時点
で、復号化部におけるフレームメモリの書き込みを禁止
して内容を保持し、同時にフレームメモリの読み出しク
ロックをフリーランクロックに切り替え、チャンネル変
更を指示してから正しい画像が再生されるまでの期間の
うちイントラ処理間隔期間を除いた期間、すなわちチュ
ーナーの選局期間、復調部の復調期間、同期信号再生部
の同期再生の期間に、フレームメモリに記憶されている
フレームを読み出すことで、チャンネル変更指示直後の
フレームを表示し続けるようにし、これによって無意味
な画像が表示され使用者に不快感を与えるという問題を
解決する。
【0041】(2)の構成によるデジタル方式テレビジ
ョン放送受信機では、チャンネル変更の指示が出された
時点で、復号化部におけるフレームメモリの書き込みを
禁止して内容を保持し、フレームメモリの読み出しクロ
ックを、第1、第2の同期信号再生部のうちチャンネル
変更前の同期信号再生部が発生するクロックに切り替
え、フレームメモリへ書き込んだクロックに位相ロック
したクロックで読み出すことで、チャンネル変更を指示
してから正しい画像が再生されるまでの期間のうちイン
トラ処理間隔期間を除いた期間、すなわちチューナーの
選局期間、復調部の復調期間、同期信号再生部の同期再
生期間に、フレームメモリに記憶されているチャンネル
変更指示直後のフレームを表示し続けるようにし、これ
によって無意味な画像が表示された使用者に不快感を与
えるという問題を解決する。
ョン放送受信機では、チャンネル変更の指示が出された
時点で、復号化部におけるフレームメモリの書き込みを
禁止して内容を保持し、フレームメモリの読み出しクロ
ックを、第1、第2の同期信号再生部のうちチャンネル
変更前の同期信号再生部が発生するクロックに切り替
え、フレームメモリへ書き込んだクロックに位相ロック
したクロックで読み出すことで、チャンネル変更を指示
してから正しい画像が再生されるまでの期間のうちイン
トラ処理間隔期間を除いた期間、すなわちチューナーの
選局期間、復調部の復調期間、同期信号再生部の同期再
生期間に、フレームメモリに記憶されているチャンネル
変更指示直後のフレームを表示し続けるようにし、これ
によって無意味な画像が表示された使用者に不快感を与
えるという問題を解決する。
【0042】(3)の構成によるデジタル方式テレビジ
ョン放送受信機では、チャンネル変更の指示が出された
時点で、復号化部の第1、第2のフレームメモリのいず
れか一方の書き込みを禁止して内容を保持し、第1、第
2のフレームメモリを相互に切り替えて、イントラ処理
間隔期間も含めて書き込みを禁止したフレームメモリの
内容を表示することで、チャンネル変更を指示してから
正しい画像が再生されるまでの期間のうちイントラ処理
間隔期間を除いた期間、すなわちチューナーの選局期
間、復調部の復調期間、同期信号再生部の同期再生期間
にフレームメモリに記憶されているチャンネル変更指示
直後のフレームを表示し続けるようにし、これによって
無意味な画像が表示された使用者に不快感を与えるとい
う問題を解決する。
ョン放送受信機では、チャンネル変更の指示が出された
時点で、復号化部の第1、第2のフレームメモリのいず
れか一方の書き込みを禁止して内容を保持し、第1、第
2のフレームメモリを相互に切り替えて、イントラ処理
間隔期間も含めて書き込みを禁止したフレームメモリの
内容を表示することで、チャンネル変更を指示してから
正しい画像が再生されるまでの期間のうちイントラ処理
間隔期間を除いた期間、すなわちチューナーの選局期
間、復調部の復調期間、同期信号再生部の同期再生期間
にフレームメモリに記憶されているチャンネル変更指示
直後のフレームを表示し続けるようにし、これによって
無意味な画像が表示された使用者に不快感を与えるとい
う問題を解決する。
【0043】
【実施例】以下、図1、図2を参照してこの発明の第1
の実施例を詳細に説明する。但し、図1において、図
9、図10と同一構成の部分については同一符号を付し
て示し、ここでは異なる部分を中心に説明する。
の実施例を詳細に説明する。但し、図1において、図
9、図10と同一構成の部分については同一符号を付し
て示し、ここでは異なる部分を中心に説明する。
【0044】図1は、この発明に係るデジタル方式TV
放送受信機の構成を示すもので、高能率復号化器Pに
は、加算回路P14の出力とフレームメモリP15の出
力を選択的に導出し、ブロックラスタ変換回路P18に
入力するセレクタP19が設けられている。
放送受信機の構成を示すもので、高能率復号化器Pに
は、加算回路P14の出力とフレームメモリP15の出
力を選択的に導出し、ブロックラスタ変換回路P18に
入力するセレクタP19が設けられている。
【0045】一方、チューナーFからはチャンネル選択
信号を受けてから選局が完了するまでの期間、Hレベル
の選局期間信号105が出力される。QAM−PLL回
路HからはチューナーFから新たな局のIF信号を受け
たことにより位相誤差が所定値を越えてから位相を確定
するまでの期間、HレベルのQAM−PLL引き込み期
間信号106が出力される。DATA−PLL回路Nか
らは、FECデコーダIから新たな局のデータを受けた
ことにより位相誤差が所定値を越えてから位相を確定す
るまでの期間、HレベルのDATA−PLL引き込み期
間信号107が出力される。
信号を受けてから選局が完了するまでの期間、Hレベル
の選局期間信号105が出力される。QAM−PLL回
路HからはチューナーFから新たな局のIF信号を受け
たことにより位相誤差が所定値を越えてから位相を確定
するまでの期間、HレベルのQAM−PLL引き込み期
間信号106が出力される。DATA−PLL回路Nか
らは、FECデコーダIから新たな局のデータを受けた
ことにより位相誤差が所定値を越えてから位相を確定す
るまでの期間、HレベルのDATA−PLL引き込み期
間信号107が出力される。
【0046】上記選局期間信号105、QAM−PLL
引き込み信号106、DATA−PLL引き込み信号1
07は論理和回路Q2に入力され、この論理和回路Q2
の論理和演算出力104は、WE(ライト・イネーブ
ル)制御回路Q1にWE発生信号として供給されると共
に、セレクタP19,Q3に選択制御信号として供給さ
れる。
引き込み信号106、DATA−PLL引き込み信号1
07は論理和回路Q2に入力され、この論理和回路Q2
の論理和演算出力104は、WE(ライト・イネーブ
ル)制御回路Q1にWE発生信号として供給されると共
に、セレクタP19,Q3に選択制御信号として供給さ
れる。
【0047】セレクタQ3はデコーダ内部のクロック発
生回路Q4から発生するフリーランのクロック112と
DATA−PLL回路Nから出力される読み出しクロッ
ク110を選択制御信号104に応じて選択的に導出
し、フレームメモリP15に与えるものである。また、
上記WE制御回路Q1はWE発生信号104を受けてW
E信号103を発生し、フレームメモリP15に供給す
るものである。
生回路Q4から発生するフリーランのクロック112と
DATA−PLL回路Nから出力される読み出しクロッ
ク110を選択制御信号104に応じて選択的に導出
し、フレームメモリP15に与えるものである。また、
上記WE制御回路Q1はWE発生信号104を受けてW
E信号103を発生し、フレームメモリP15に供給す
るものである。
【0048】上記構成において、以下、図2を参照して
その動作について説明する。図2は図1の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。ここでは受信機の
使用者が現在視聴しているチャンネル「あ」を「い」に
変更する場合の動作を説明する。
その動作について説明する。図2は図1の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。ここでは受信機の
使用者が現在視聴しているチャンネル「あ」を「い」に
変更する場合の動作を説明する。
【0049】図9、図10で説明と同様にして、リモー
トコントローラKでチャンネル変更の指示がマイクロプ
ロセッサLに送られると、マイクロプロセッサLはチャ
ンネル選択信号をチューナーFに送る。この信号を受け
たチューナーFは、受信チャンネルを変更してIF信号
を出力すると共に、この選局に要する期間すなわちチャ
ンネル選択信号を受けてから選局が完了するまでの期
間、選局期間信号105をHレベルにする。
トコントローラKでチャンネル変更の指示がマイクロプ
ロセッサLに送られると、マイクロプロセッサLはチャ
ンネル選択信号をチューナーFに送る。この信号を受け
たチューナーFは、受信チャンネルを変更してIF信号
を出力すると共に、この選局に要する期間すなわちチャ
ンネル選択信号を受けてから選局が完了するまでの期
間、選局期間信号105をHレベルにする。
【0050】チューナーFが出力するIF信号を受け
て、QAM復調器Gにおいて復調が行なわれる。QAM
−PLL回路Hではこの復調位相を確定すると共に、チ
ューナーFから新たな局のIF信号を受けたことにより
位相誤差が所定値を越えてから位相を確定するまでの期
間、QAM−PLL引き込み期間信号106をHレベル
にする。
て、QAM復調器Gにおいて復調が行なわれる。QAM
−PLL回路Hではこの復調位相を確定すると共に、チ
ューナーFから新たな局のIF信号を受けたことにより
位相誤差が所定値を越えてから位相を確定するまでの期
間、QAM−PLL引き込み期間信号106をHレベル
にする。
【0051】その後、FECデコーダIにおいて、伝送
時に生じた誤りを訂正し、同期/データ選択器Jへと入
力する。同期/データ選択器Jでは誤り訂正されたビッ
トストリームデータを復号して、映像、音声、データテ
キスト、コントロールデータに分離する。
時に生じた誤りを訂正し、同期/データ選択器Jへと入
力する。同期/データ選択器Jでは誤り訂正されたビッ
トストリームデータを復号して、映像、音声、データテ
キスト、コントロールデータに分離する。
【0052】DATA−PLL回路Nでは、同期/デー
タ選択器Jでの分離処理及び後段の各デコーダM1〜M
3での処理クロックを再生すると共に、FECデコーダ
Iから新たな局のデータを受けたことにより位相誤差が
所定値を越えてから位相を確定するまでの期間、DAT
A−PLL引き込み期間信号107をHレベルにする。
タ選択器Jでの分離処理及び後段の各デコーダM1〜M
3での処理クロックを再生すると共に、FECデコーダ
Iから新たな局のデータを受けたことにより位相誤差が
所定値を越えてから位相を確定するまでの期間、DAT
A−PLL引き込み期間信号107をHレベルにする。
【0053】上記の3つの信号105,106,107
は論理和回路Q2に入力されて論理和がとられる。この
時の動作を図2に示す。図2からわかるように、論理和
回路Q2の出力信号104は、チャンネル変更を指示し
てから正しい画像が再生されるまでの期間のうち、イン
トラ処理間隔期間を除いた期間、すなわちチューナー選
局及びQAM復調の期間、映像処理クロック再生の期間
だけHレベルを示す信号となる。
は論理和回路Q2に入力されて論理和がとられる。この
時の動作を図2に示す。図2からわかるように、論理和
回路Q2の出力信号104は、チャンネル変更を指示し
てから正しい画像が再生されるまでの期間のうち、イン
トラ処理間隔期間を除いた期間、すなわちチューナー選
局及びQAM復調の期間、映像処理クロック再生の期間
だけHレベルを示す信号となる。
【0054】一方、同期/データ選択器Jの出力のう
ち、映像データはデジタル映像デコーダM1の入力バッ
ファOに入力される。この入力バッファOは入力した可
変長符号化信号を後段の可変長復号化回路P11で復号
化するレートに合わせて出力する。この可変長復号化回
路P11では、送信側とマッチした映像復号化が行われ
る。
ち、映像データはデジタル映像デコーダM1の入力バッ
ファOに入力される。この入力バッファOは入力した可
変長符号化信号を後段の可変長復号化回路P11で復号
化するレートに合わせて出力する。この可変長復号化回
路P11では、送信側とマッチした映像復号化が行われ
る。
【0055】入力バッファOは、入力側が同期/データ
選択器Jから映像データを出力するレート、出力側が可
変長復号化回路P11が要求するレートで非同期に動作
する。可変長復号化回路P11の出力データは一定レー
トであり、この出力以降、DATA−PLL回路Nによ
って再生されたクロックにより動作する。
選択器Jから映像データを出力するレート、出力側が可
変長復号化回路P11が要求するレートで非同期に動作
する。可変長復号化回路P11の出力データは一定レー
トであり、この出力以降、DATA−PLL回路Nによ
って再生されたクロックにより動作する。
【0056】可変長復号化回路P11の出力は、逆量子
化回路P12では逆量子化が行われ、逆DCT回路P1
3では逆DCTが行われる。加算回路P14では、イン
ターモードの場合には、逆DCT回路P13より得られ
る信号と、フレームメモリP15でフレーム遅延された
信号を動き補償回路P16で動き補正した信号とが、ス
イッチP17を介して加算される。また、イントラモー
ドの場合には、スイッチP17がオープンになり、1フ
レーム遅延された信号は加算されない。このスイッチP
17は、可変長復号化回路P11で得られるインター/
イントラ切替信号によって切り替えられる。
化回路P12では逆量子化が行われ、逆DCT回路P1
3では逆DCTが行われる。加算回路P14では、イン
ターモードの場合には、逆DCT回路P13より得られ
る信号と、フレームメモリP15でフレーム遅延された
信号を動き補償回路P16で動き補正した信号とが、ス
イッチP17を介して加算される。また、イントラモー
ドの場合には、スイッチP17がオープンになり、1フ
レーム遅延された信号は加算されない。このスイッチP
17は、可変長復号化回路P11で得られるインター/
イントラ切替信号によって切り替えられる。
【0057】フレームメモリP15への書き込みは、論
理和回路Q2からのWE発生信号104がLレベル時の
み書き込み可能、Hレベル時は書き込みが禁止されるよ
うWE制御回路Q1から発生されるWE信号103によ
って制御される。さらにフレームメモリP15の出力と
加算回路P14の出力とはセレクタP19に供給され
る。
理和回路Q2からのWE発生信号104がLレベル時の
み書き込み可能、Hレベル時は書き込みが禁止されるよ
うWE制御回路Q1から発生されるWE信号103によ
って制御される。さらにフレームメモリP15の出力と
加算回路P14の出力とはセレクタP19に供給され
る。
【0058】フレームメモリP15からの読み出しクロ
ックは、セレクタQ3により、信号104がLレベル時
にはDATA−PLL回路Nから出力される読み出しク
ロック110が、Hレベル時はデコーダ内部のクロック
発生回路Q4から発生するフリーランのクロック112
が選択されて供給される。
ックは、セレクタQ3により、信号104がLレベル時
にはDATA−PLL回路Nから出力される読み出しク
ロック110が、Hレベル時はデコーダ内部のクロック
発生回路Q4から発生するフリーランのクロック112
が選択されて供給される。
【0059】セレクタP19は、信号104がHレベル
時は加算回路P14の出力を、Lレベル時にはフレーム
メモリP15の出力を選択してブロックラスタ変換回路
P18に供給する。ブロックラスタ変換回路P18では
入力信号をラスタ信号に変換し、デコーダ出力として出
力端子OUTから出力する。
時は加算回路P14の出力を、Lレベル時にはフレーム
メモリP15の出力を選択してブロックラスタ変換回路
P18に供給する。ブロックラスタ変換回路P18では
入力信号をラスタ信号に変換し、デコーダ出力として出
力端子OUTから出力する。
【0060】この時の動作を図2を用いて説明する。セ
レクタP19からは4種類の信号201〜204が出力
される。
レクタP19からは4種類の信号201〜204が出力
される。
【0061】201は変更を指示する前のチャンネル
「あ」の映像信号が正常にデコードされたものであり、
セレクタP19は加算回路P14側を選択している。2
02は変更を指示直後のチャンネル「あ」の映像信号が
正常にデコードされたフレームを連続して出力している
状態であり、セレクタP19はフレームメモリP15側
を選択している。
「あ」の映像信号が正常にデコードされたものであり、
セレクタP19は加算回路P14側を選択している。2
02は変更を指示直後のチャンネル「あ」の映像信号が
正常にデコードされたフレームを連続して出力している
状態であり、セレクタP19はフレームメモリP15側
を選択している。
【0062】203はチャンネルを「い」に変更してD
ATA−PLL回路Nでのクロック再生が確定した後に
映像信号をデコードしていて、かつイントラモード処理
がまだ一度も行われていない状態であり、セレクタP1
9は加算回路P14側を選択している。204はチャン
ネルを「い」に変更してDATA−PLL回路Nでのク
ロック再生が確定した後に映像信号をデコードしてい
て、かつイントラ処理少なくとも一度行われた状態であ
り、セレクタP19は加算回路P14側を選択してい
る。
ATA−PLL回路Nでのクロック再生が確定した後に
映像信号をデコードしていて、かつイントラモード処理
がまだ一度も行われていない状態であり、セレクタP1
9は加算回路P14側を選択している。204はチャン
ネルを「い」に変更してDATA−PLL回路Nでのク
ロック再生が確定した後に映像信号をデコードしてい
て、かつイントラ処理少なくとも一度行われた状態であ
り、セレクタP19は加算回路P14側を選択してい
る。
【0063】すなわち、201と204はチャンネル変
更前後の正常な画像、203は前述した文献(3)によ
ると一般には最大0.43secでありチャンネル変更
時に生じる正常でない画像、202は文献(1),
(2)によると最大0.7secであり、従来例ではチ
ャンネル変更時に生じる正常でない画像が出力された
が、この発明によりチャンネル変更指示直後のチャンネ
ル「あ」の正常な映像信号の1フレームを連続して出力
している状態である。
更前後の正常な画像、203は前述した文献(3)によ
ると一般には最大0.43secでありチャンネル変更
時に生じる正常でない画像、202は文献(1),
(2)によると最大0.7secであり、従来例ではチ
ャンネル変更時に生じる正常でない画像が出力された
が、この発明によりチャンネル変更指示直後のチャンネ
ル「あ」の正常な映像信号の1フレームを連続して出力
している状態である。
【0064】したがって、上記構成によるデジタル方式
TV放送受信機は、チャンネル変更の指示が出された時
点で、デジタル映像デコーダM1におけるフレームメモ
リP15の書き込みを禁止して内容を保持し、同時にフ
レームメモリP15の読み出しクロックをデコーダ内部
のフリーランクロックに切り替え、チャンネル変更を指
示してから正しい画像が再生されるまでの期間のうちイ
ントラ処理間隔期間を除いた期間、すなわちチューナー
選局及びQAM復調の期間、映像処理クロック再生の期
間にフレームメモリP15を読み出すようにしているの
で、チャンネル変更指示直後のフレームを表示し続ける
ことができ、これによって無意味な画像が表示され使用
者に不快感を与えるという問題を解決することができ
る。
TV放送受信機は、チャンネル変更の指示が出された時
点で、デジタル映像デコーダM1におけるフレームメモ
リP15の書き込みを禁止して内容を保持し、同時にフ
レームメモリP15の読み出しクロックをデコーダ内部
のフリーランクロックに切り替え、チャンネル変更を指
示してから正しい画像が再生されるまでの期間のうちイ
ントラ処理間隔期間を除いた期間、すなわちチューナー
選局及びQAM復調の期間、映像処理クロック再生の期
間にフレームメモリP15を読み出すようにしているの
で、チャンネル変更指示直後のフレームを表示し続ける
ことができ、これによって無意味な画像が表示され使用
者に不快感を与えるという問題を解決することができ
る。
【0065】次に、図3、図4を参照してこの発明の第
2の実施例を詳細に説明する。但し、図3において、図
1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異な
る部分を中心に説明する。
2の実施例を詳細に説明する。但し、図3において、図
1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異な
る部分を中心に説明する。
【0066】図3はこの発明に係るデジタル方式TV放
送受信機の構成を示すもので、ここでは2つのDATA
−PLL回路N1,N2を備えている。各DATA−P
LL回路N1,N2は共に同期/データ選択器Jからの
同期信号からクロックを再生するもので、再生されたク
ロック117,118はセレクタQ5に入力され、マイ
クロプロセッサLからチャンネル変更時に出力される選
択信号116に応じて選択的に同期/データ選択器Jに
送られる。
送受信機の構成を示すもので、ここでは2つのDATA
−PLL回路N1,N2を備えている。各DATA−P
LL回路N1,N2は共に同期/データ選択器Jからの
同期信号からクロックを再生するもので、再生されたク
ロック117,118はセレクタQ5に入力され、マイ
クロプロセッサLからチャンネル変更時に出力される選
択信号116に応じて選択的に同期/データ選択器Jに
送られる。
【0067】また、上記DATA−PLL回路N1,N
2は、FECデコーダIから新たな局のデータを受けた
ことにより位相誤差が所定値を越えてから位相を確定す
るまでの期間、HレベルのDATA−PLL引き込み期
間信号107a,107bを出力する。これらの引き込
み期間信号107a,107bはセレクタQ6に入力さ
れ、マイクロプロセッサLからの選択信号116に応じ
て選択的に読み出しクロック切替制御回路Q8及び論理
和回路Q2に入力される。
2は、FECデコーダIから新たな局のデータを受けた
ことにより位相誤差が所定値を越えてから位相を確定す
るまでの期間、HレベルのDATA−PLL引き込み期
間信号107a,107bを出力する。これらの引き込
み期間信号107a,107bはセレクタQ6に入力さ
れ、マイクロプロセッサLからの選択信号116に応じ
て選択的に読み出しクロック切替制御回路Q8及び論理
和回路Q2に入力される。
【0068】さらに、上記DATA−PLL回路N1,
N2は、フレームメモリP15に対する読み出しクロッ
クを再生しており、それぞれの再生クロックはセレクタ
Q7に入力され、読み出しクロック切替制御回路Q8か
らの切替信号120に応じて選択的に読み出しクロック
111としてフレームメモリP15に供給される。ここ
で、上記読み出しクロック切替制御回路Q8はマイクロ
プロセッサLからの選択信号116に応じてセレクタQ
7の選択を切替制御する。
N2は、フレームメモリP15に対する読み出しクロッ
クを再生しており、それぞれの再生クロックはセレクタ
Q7に入力され、読み出しクロック切替制御回路Q8か
らの切替信号120に応じて選択的に読み出しクロック
111としてフレームメモリP15に供給される。ここ
で、上記読み出しクロック切替制御回路Q8はマイクロ
プロセッサLからの選択信号116に応じてセレクタQ
7の選択を切替制御する。
【0069】上記構成において、以下、図4を参照して
その動作について説明する。図8は図7の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。ここでは受信機の
使用者が現在視聴しているチャンネル「あ」を「い」に
変更する場合の動作を説明する。
その動作について説明する。図8は図7の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。ここでは受信機の
使用者が現在視聴しているチャンネル「あ」を「い」に
変更する場合の動作を説明する。
【0070】図1の説明と同様にして、リモートコント
ローラKでチャンネル変更の指示がマイクロプロセッサ
Lに送られると、マイクロプロセッサLはチャンネル選
択信号をチューナーFに送る。この信号を受けたチュー
ナーFは、受信チャンネルを変更してIF信号を出力す
ると共に、この選局に要する期間すなわちチャンネル選
択信号を受けてから選局が完了するまでの期間、選局期
間信号105をHレベルにする。
ローラKでチャンネル変更の指示がマイクロプロセッサ
Lに送られると、マイクロプロセッサLはチャンネル選
択信号をチューナーFに送る。この信号を受けたチュー
ナーFは、受信チャンネルを変更してIF信号を出力す
ると共に、この選局に要する期間すなわちチャンネル選
択信号を受けてから選局が完了するまでの期間、選局期
間信号105をHレベルにする。
【0071】チューナーFが出力するIF信号を受け
て、QAM復調器Gにおいて復調が行なわれる。QAM
−PLL回路Hではこの復調位相を確定すると共に、チ
ューナーFから新たな局のIF信号を受けたことにより
位相誤差が所定値を越えてから位相を確定するまでの期
間、QAM−PLL引き込み期間信号106をHレベル
にする。
て、QAM復調器Gにおいて復調が行なわれる。QAM
−PLL回路Hではこの復調位相を確定すると共に、チ
ューナーFから新たな局のIF信号を受けたことにより
位相誤差が所定値を越えてから位相を確定するまでの期
間、QAM−PLL引き込み期間信号106をHレベル
にする。
【0072】その後、FECデコーダIにおいて、伝送
時に生じた誤りを訂正し、同期/データ選択器Jへと入
力する。同期/データ選択器Jでは誤り訂正されたビッ
トストリームデータを復号して、映像、音声、データテ
キスト、コントロールデータに分離する。
時に生じた誤りを訂正し、同期/データ選択器Jへと入
力する。同期/データ選択器Jでは誤り訂正されたビッ
トストリームデータを復号して、映像、音声、データテ
キスト、コントロールデータに分離する。
【0073】2つのDATA−PLL回路N1,N2は
共に同様に動作する。すなわち、第1の実施例で説明し
たように、同期/データ選択器Jでの分離処理及び後段
の各デコーダでの処理クロックを再生すると共に、FE
CデコーダIから新たな局のデータを受けたことにより
位相誤差が所定値を越えてから位相を確定するまでの期
間、DATA−PLL引き込み期間信号107a,10
7bをそれぞれHレベルにする。
共に同様に動作する。すなわち、第1の実施例で説明し
たように、同期/データ選択器Jでの分離処理及び後段
の各デコーダでの処理クロックを再生すると共に、FE
CデコーダIから新たな局のデータを受けたことにより
位相誤差が所定値を越えてから位相を確定するまでの期
間、DATA−PLL引き込み期間信号107a,10
7bをそれぞれHレベルにする。
【0074】さらにこの2つのDATA−PLL回路N
1,N2は、チャンネル選択毎に交互に新規チャンネル
側で動作するよう、マイクロプロセッサLから出力され
る選択信号116に基づき選択される。
1,N2は、チャンネル選択毎に交互に新規チャンネル
側で動作するよう、マイクロプロセッサLから出力され
る選択信号116に基づき選択される。
【0075】すなわち、チャンネル「あ」の視聴時に、
セレクタQ5,Q6がそれぞれ選択信号116に基づき
117,107bを選択して出力していた状態であると
すると、この時の同期/データ選択器Jでの分離処理及
び後段の各デコーダでの処理クロック再生は、DATA
−PLL回路N1が受け持っている。
セレクタQ5,Q6がそれぞれ選択信号116に基づき
117,107bを選択して出力していた状態であると
すると、この時の同期/データ選択器Jでの分離処理及
び後段の各デコーダでの処理クロック再生は、DATA
−PLL回路N1が受け持っている。
【0076】その後、チャンネル「い」が選択される
と、セレクタQ5,Q6がそれぞれ他方の入力118,
107aを選択するよう選択信号116が出力され、D
ATA−PLL回路N2がクロック再生を受け持つよう
制御される。このように2つのDATA−PLL回路N
1,N2がチャンネル選択毎に交互に選択され、それに
合わせてDATA−PLL引き込み期間信号107も1
07a,107bより選択され、論理和回路102に供
給される。
と、セレクタQ5,Q6がそれぞれ他方の入力118,
107aを選択するよう選択信号116が出力され、D
ATA−PLL回路N2がクロック再生を受け持つよう
制御される。このように2つのDATA−PLL回路N
1,N2がチャンネル選択毎に交互に選択され、それに
合わせてDATA−PLL引き込み期間信号107も1
07a,107bより選択され、論理和回路102に供
給される。
【0077】一方、DATA−PLL引き込み期間信号
107と選択信号116とは読み出しクロック切替制御
回路119にも供給される。この読み出しクロック切替
制御回路119では、DATA−PLL引き込み期間信
号107がLレベルになって引き込み完了を示すと、読
み出しクロック選択信号120を選択信号116と同レ
ベルに変更する。すなわち、フレームメモリP15の読
み出しクロック111は、チャンネル変更毎に2つのD
ATA−PLL回路N1,N2から発生する読み出しク
ロックが交互に供給される。この時の動作タイミングを
図4に示す。
107と選択信号116とは読み出しクロック切替制御
回路119にも供給される。この読み出しクロック切替
制御回路119では、DATA−PLL引き込み期間信
号107がLレベルになって引き込み完了を示すと、読
み出しクロック選択信号120を選択信号116と同レ
ベルに変更する。すなわち、フレームメモリP15の読
み出しクロック111は、チャンネル変更毎に2つのD
ATA−PLL回路N1,N2から発生する読み出しク
ロックが交互に供給される。この時の動作タイミングを
図4に示す。
【0078】上記の3つの信号105,106,107
は論理和回路102に入力されて論理和がとられ、チャ
ンネル変更を指示してから正しい画像が再生されるまで
の期間のうち、イントラ処理間隔期間を除いた期間、す
なわちチューナー選局及びQAM復調の期間、映像処理
クロック再生の期間だけHレベルを示す信号104とな
る。
は論理和回路102に入力されて論理和がとられ、チャ
ンネル変更を指示してから正しい画像が再生されるまで
の期間のうち、イントラ処理間隔期間を除いた期間、す
なわちチューナー選局及びQAM復調の期間、映像処理
クロック再生の期間だけHレベルを示す信号104とな
る。
【0079】一方、同期/データ選択器Jの出力のう
ち、映像信号は入力バッファOに入力される。この入力
バッファOは入力した可変長符号化信号を後段の可変長
復号化回路P11で復号化するレートに合わせて出力す
る。この可変長復号化回路P11では、送信側とマッチ
した映像復号化が行われる。
ち、映像信号は入力バッファOに入力される。この入力
バッファOは入力した可変長符号化信号を後段の可変長
復号化回路P11で復号化するレートに合わせて出力す
る。この可変長復号化回路P11では、送信側とマッチ
した映像復号化が行われる。
【0080】可変長復号化回路P11の出力は、逆量子
化回路P12では逆量子化がなされ、逆DCT回路P1
3では逆DCTが行われる。加算回路P14では、イン
ターモードの場合には、逆DCT回路P13より得られ
る信号と、フレームメモリP15でフレーム遅延された
信号を動き補償回路P16で動き補正した信号とが、ス
イッチP17を介して加算される。また、イントラモー
ドの場合には、スイッチP17がオープンになり、1フ
レーム遅延された信号は加算されない。このスイッチP
17は、可変長復号化回路P11から得られるインター
/イントラ切替信号によって切り替えられる。
化回路P12では逆量子化がなされ、逆DCT回路P1
3では逆DCTが行われる。加算回路P14では、イン
ターモードの場合には、逆DCT回路P13より得られ
る信号と、フレームメモリP15でフレーム遅延された
信号を動き補償回路P16で動き補正した信号とが、ス
イッチP17を介して加算される。また、イントラモー
ドの場合には、スイッチP17がオープンになり、1フ
レーム遅延された信号は加算されない。このスイッチP
17は、可変長復号化回路P11から得られるインター
/イントラ切替信号によって切り替えられる。
【0081】フレームメモリP15への書き込みは、信
号104がLレベル時のみ書き込み可能、Hレベル時は
書き込みが禁止されるようWE制御回路Q1から発生さ
れるWE信号によって制御される。さらにフレームメモ
リP15の出力と加算回路P14の出力とはセレクタP
19に供給される。フレームメモリP15からの読み出
しクロックは、前述したようにセレクタQ7により選択
されて供給される。
号104がLレベル時のみ書き込み可能、Hレベル時は
書き込みが禁止されるようWE制御回路Q1から発生さ
れるWE信号によって制御される。さらにフレームメモ
リP15の出力と加算回路P14の出力とはセレクタP
19に供給される。フレームメモリP15からの読み出
しクロックは、前述したようにセレクタQ7により選択
されて供給される。
【0082】セレクタP19は、信号104がHレベル
時は加算回路P14の出力を、Lレベル時にはフレーム
メモリP15の出力を選択してブロックラスタ変換回路
P18に供給する。ブロックラスタ変換回路P18では
入力信号をラスタ信号に変換し、デコーダ出力として出
力端子OUTから出力する。
時は加算回路P14の出力を、Lレベル時にはフレーム
メモリP15の出力を選択してブロックラスタ変換回路
P18に供給する。ブロックラスタ変換回路P18では
入力信号をラスタ信号に変換し、デコーダ出力として出
力端子OUTから出力する。
【0083】セレクタP19からの出力信号を図4を用
いて説明する。セレクタP19からは4種類の信号40
1〜404が出力される。
いて説明する。セレクタP19からは4種類の信号40
1〜404が出力される。
【0084】401は変更を指示する前のチャンネル
「あ」の映像信号が正常にデコードされたものであり、
セレクタP19は加算回路P14側を選択している。4
02は変更を指示直後のチャンネル「あ」の映像信号が
正常にデコードされたフレームを連続して出力している
状態であり、セレクタP19はフレームメモリP15側
を選択している。
「あ」の映像信号が正常にデコードされたものであり、
セレクタP19は加算回路P14側を選択している。4
02は変更を指示直後のチャンネル「あ」の映像信号が
正常にデコードされたフレームを連続して出力している
状態であり、セレクタP19はフレームメモリP15側
を選択している。
【0085】第1の実施例では、このタイミングで出力
するのはフリーランのクロックでフレームメモリP15
から読み出した映像信号(図2の202)であったのに
対して、この実施例においては、DATA−PLL回路
を2つ持ち、かつ図4に示したようなタイミングで切り
替えるよう制御することで、チャンネル「あ」に同期し
たクロックでフレームメモリP15を読み出すことが可
能となり、さらなる改善が図られている。
するのはフリーランのクロックでフレームメモリP15
から読み出した映像信号(図2の202)であったのに
対して、この実施例においては、DATA−PLL回路
を2つ持ち、かつ図4に示したようなタイミングで切り
替えるよう制御することで、チャンネル「あ」に同期し
たクロックでフレームメモリP15を読み出すことが可
能となり、さらなる改善が図られている。
【0086】403はチャンネルを「い」に変更してD
ATA−PLL回路でのクロック再生が確定した後に映
像信号をデコードしていて、かつイントラモード処理が
まだ一度も行われていない状態であり、セレクタP19
は加算回路P14側を選択している。404はチャンネ
ルを「い」に変更してDATA−PLL回路でのクロッ
ク再生が確定した後に映像信号をデコードしていて、か
つイントラ処理少なくとも一度行われた状態であり、セ
レクタP19は加算回路P14側を選択している。
ATA−PLL回路でのクロック再生が確定した後に映
像信号をデコードしていて、かつイントラモード処理が
まだ一度も行われていない状態であり、セレクタP19
は加算回路P14側を選択している。404はチャンネ
ルを「い」に変更してDATA−PLL回路でのクロッ
ク再生が確定した後に映像信号をデコードしていて、か
つイントラ処理少なくとも一度行われた状態であり、セ
レクタP19は加算回路P14側を選択している。
【0087】すなわち、401と404はチャンネル変
更前後の正常な画像、403は文献(3)によると一般
には最大0.43secでありチャンネル変更時に生じ
る正常でない画像、402は文献(1),(2)による
と最大0.7secであり、従来例ではチャンネル変更
時に生じる正常でない画像が出力されたが、この発明に
よりチャンネル変更指示直後のチャンネル「あ」の正常
な映像信号の1フレームを連続して出力している状態で
ある。
更前後の正常な画像、403は文献(3)によると一般
には最大0.43secでありチャンネル変更時に生じ
る正常でない画像、402は文献(1),(2)による
と最大0.7secであり、従来例ではチャンネル変更
時に生じる正常でない画像が出力されたが、この発明に
よりチャンネル変更指示直後のチャンネル「あ」の正常
な映像信号の1フレームを連続して出力している状態で
ある。
【0088】したがって、上記構成によるデジタル方式
TV放送受信機は、チャンネル変更の指示が出された時
点で、映像デコーダM1におけるフレームメモリP15
の書き込みを禁止して内容を保持するが、第1の実施例
ではフレームメモリP15の読み出しクロックをデコー
ダ内部のフリーランクロックに切り替えたのに対し、こ
の実施例では映像処理クロック再生のためのDATA−
PLL回路を2つ持ち相互に切り替えるため、フレーム
メモリP15へ書き込んだクロックに位相ロックしたク
ロックで読み出すことが可能となる。
TV放送受信機は、チャンネル変更の指示が出された時
点で、映像デコーダM1におけるフレームメモリP15
の書き込みを禁止して内容を保持するが、第1の実施例
ではフレームメモリP15の読み出しクロックをデコー
ダ内部のフリーランクロックに切り替えたのに対し、こ
の実施例では映像処理クロック再生のためのDATA−
PLL回路を2つ持ち相互に切り替えるため、フレーム
メモリP15へ書き込んだクロックに位相ロックしたク
ロックで読み出すことが可能となる。
【0089】これにより、チャンネル変更を指示してか
ら正しい画像が再生されるまでの期間のうち、イントラ
処理間隔期間を除いた期間、すなわちチューナー選局及
びQAM復調の期間、映像処理クロック再生の期間で、
フレームメモリP15に貯えられているチャンネル変更
指示直後のフレームを表示し続けることができ、これに
よって無意味な画像が表示された使用者に不快感を与え
るという問題を解決することができる。
ら正しい画像が再生されるまでの期間のうち、イントラ
処理間隔期間を除いた期間、すなわちチューナー選局及
びQAM復調の期間、映像処理クロック再生の期間で、
フレームメモリP15に貯えられているチャンネル変更
指示直後のフレームを表示し続けることができ、これに
よって無意味な画像が表示された使用者に不快感を与え
るという問題を解決することができる。
【0090】さらに、図5、図6を参照してこの発明の
第3の実施例を詳細に説明する。但し、図5において、
図2と同一構成の部分については同一符号を付して示
し、ここでは異なる部分を中心に説明する。
第3の実施例を詳細に説明する。但し、図5において、
図2と同一構成の部分については同一符号を付して示
し、ここでは異なる部分を中心に説明する。
【0091】図5は、この発明に係るデジタル方式TV
放送受信機の構成を示すもので、高能率復号化器Pに
は、前述のセレクタP19の他、それぞれ加算回路P1
4の出力を1フレーム遅延する2つのフレームメモリP
15a,P15b、各フレームメモリP15a,P15
bの出力を選択的に動き補償回路P16、セレクタP1
9にそれぞれ出力するセレクタP20,P21が設けら
れている。
放送受信機の構成を示すもので、高能率復号化器Pに
は、前述のセレクタP19の他、それぞれ加算回路P1
4の出力を1フレーム遅延する2つのフレームメモリP
15a,P15b、各フレームメモリP15a,P15
bの出力を選択的に動き補償回路P16、セレクタP1
9にそれぞれ出力するセレクタP20,P21が設けら
れている。
【0092】一方、ここでも2つのDATA−PLL回
路N1,N2を備えている。各DATA−PLL回路N
1,N2は共に同期/データ選択器Jからの同期信号か
らクロックを再生するもので、再生されたクロック11
7,118はセレクタQ5に入力され、マイクロプロセ
ッサLからチャンネル変更時に出力される選択信号11
6に応じて選択的に同期/データ選択器Jに送られる。
路N1,N2を備えている。各DATA−PLL回路N
1,N2は共に同期/データ選択器Jからの同期信号か
らクロックを再生するもので、再生されたクロック11
7,118はセレクタQ5に入力され、マイクロプロセ
ッサLからチャンネル変更時に出力される選択信号11
6に応じて選択的に同期/データ選択器Jに送られる。
【0093】また、上記DATA−PLL回路N1,N
2は、FECデコーダIから新たな局のデータを受けた
ことにより位相誤差が所定値を越えてから位相を確定す
るまでの期間、HレベルのDATA−PLL引き込み期
間信号107a,107bを出力する。これらの引き込
み期間信号107a,107bはセレクタQ6に入力さ
れ、マイクロプロセッサLからの選択信号116に応じ
て選択的にイントラ処理期間検出回路Q9及び論理和回
路Q2に入力される。
2は、FECデコーダIから新たな局のデータを受けた
ことにより位相誤差が所定値を越えてから位相を確定す
るまでの期間、HレベルのDATA−PLL引き込み期
間信号107a,107bを出力する。これらの引き込
み期間信号107a,107bはセレクタQ6に入力さ
れ、マイクロプロセッサLからの選択信号116に応じ
て選択的にイントラ処理期間検出回路Q9及び論理和回
路Q2に入力される。
【0094】さらに、上記DATA−PLL回路N1,
N2は、フレームメモリP15a,P15bに対する読
み出しクロック111a,111bを再生しており、そ
れぞれの再生クロックはフレームメモリP15a,P1
5bに入力される。
N2は、フレームメモリP15a,P15bに対する読
み出しクロック111a,111bを再生しており、そ
れぞれの再生クロックはフレームメモリP15a,P1
5bに入力される。
【0095】上記イントラ処理期間検出回路Q9は、可
変長復号化回路P11で得られるインター/イントラ切
替信号を入力し、セレクタQ6からのDATA−PLL
引き込み期間信号107入力時にイントラ処理期間を検
出し、Hレベルのイントラ処理期間信号122を出力す
る。この信号122は論理和回路Q2、選択信号発生回
路Q10に供給される。
変長復号化回路P11で得られるインター/イントラ切
替信号を入力し、セレクタQ6からのDATA−PLL
引き込み期間信号107入力時にイントラ処理期間を検
出し、Hレベルのイントラ処理期間信号122を出力す
る。この信号122は論理和回路Q2、選択信号発生回
路Q10に供給される。
【0096】この選択信号発生回路Q10は、イントラ
処理期間検出回路Q9からのイントラ処理期間信号12
2とマイクロプロセッサLからの選択信号116に応じ
てセレクタP21のフレームメモリ出力選択切替を行う
選択信号125を出力するものである。
処理期間検出回路Q9からのイントラ処理期間信号12
2とマイクロプロセッサLからの選択信号116に応じ
てセレクタP21のフレームメモリ出力選択切替を行う
選択信号125を出力するものである。
【0097】上記構成において、以下、図6を参照して
その動作について説明する。図6は図5の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。ここでは受信機の
使用者が現在視聴しているチャンネル「あ」を「い」に
変更する場合の動作を説明する。
その動作について説明する。図6は図5の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。ここでは受信機の
使用者が現在視聴しているチャンネル「あ」を「い」に
変更する場合の動作を説明する。
【0098】図1を用いた説明と同様にして、リモート
コントローラKでチャンネル変更の指示がマイクロプロ
セッサLに送られると、マイクロプロセッサLはチャン
ネル選択信号をチューナーFに送る。この信号を受けた
チューナーFは、受信チャンネルを変更してIF信号を
出力すると共に、この選局に要する期間すなわちチャン
ネル選択信号を受けてから選局が完了するまでの期間、
選局期間信号105をHレベルにする。
コントローラKでチャンネル変更の指示がマイクロプロ
セッサLに送られると、マイクロプロセッサLはチャン
ネル選択信号をチューナーFに送る。この信号を受けた
チューナーFは、受信チャンネルを変更してIF信号を
出力すると共に、この選局に要する期間すなわちチャン
ネル選択信号を受けてから選局が完了するまでの期間、
選局期間信号105をHレベルにする。
【0099】チューナーFが出力するIF信号を受け
て、QAM復調器Gにおいて復調が行なわれる。QAM
−PLL回路Hではこの復調位相を確定すると共に、チ
ューナーFから新たな局のIF信号を受けたことにより
位相誤差が所定値を越えてから位相を確定するまでの期
間、QAM−PLL引き込み期間信号106をHレベル
にする。
て、QAM復調器Gにおいて復調が行なわれる。QAM
−PLL回路Hではこの復調位相を確定すると共に、チ
ューナーFから新たな局のIF信号を受けたことにより
位相誤差が所定値を越えてから位相を確定するまでの期
間、QAM−PLL引き込み期間信号106をHレベル
にする。
【0100】その後、FECデコーダIにおいて、伝送
時に生じた誤りを訂正し、同期/データ選択器Jへと入
力する。同期/データ選択器Jでは誤り訂正されたビッ
トストリームデータを復号して、映像、音声、データテ
キスト、コントロールデータに分離する。
時に生じた誤りを訂正し、同期/データ選択器Jへと入
力する。同期/データ選択器Jでは誤り訂正されたビッ
トストリームデータを復号して、映像、音声、データテ
キスト、コントロールデータに分離する。
【0101】2つのDATA−PLL回路N1,N2は
共に同様に動作する。すなわち、同期/データ選択器J
での分離処理及び後段の各デコーダでの処理クロックを
再生すると共に、FECデコーダIから新たな局のデー
タを受けたことにより位相誤差が所定値を越えてから位
相を確定するまでの期間、DATA−PLL引き込み期
間信号107a,107bをそれぞれHレベルにする。
共に同様に動作する。すなわち、同期/データ選択器J
での分離処理及び後段の各デコーダでの処理クロックを
再生すると共に、FECデコーダIから新たな局のデー
タを受けたことにより位相誤差が所定値を越えてから位
相を確定するまでの期間、DATA−PLL引き込み期
間信号107a,107bをそれぞれHレベルにする。
【0102】さらにこの2つのDATA−PLL回路N
1,N2は、チャンネル選択毎に交互に新規チャンネル
側で動作するよう、マイクロプロセッサLから出力され
る選択信号116に基づき選択される。
1,N2は、チャンネル選択毎に交互に新規チャンネル
側で動作するよう、マイクロプロセッサLから出力され
る選択信号116に基づき選択される。
【0103】すなわち、チャンネル「あ」の視聴時に、
セレクタQ5,Q6がそれぞれ選択信号116に基づき
117,107bを選択して出力していた状態であると
すると、この時の同期/データ選択器Jでの分離処理及
び後段の各デコーダでの処理クロック再生は、DATA
−PLL回路N1が受け持っている。
セレクタQ5,Q6がそれぞれ選択信号116に基づき
117,107bを選択して出力していた状態であると
すると、この時の同期/データ選択器Jでの分離処理及
び後段の各デコーダでの処理クロック再生は、DATA
−PLL回路N1が受け持っている。
【0104】その後、チャンネル「い」が選択される
と、セレクタQ5,Q6がそれぞれ他方の入力118,
107aを選択するよう選択信号116が出力され、D
ATA−PLL回路N2がクロック再生を受け持つよう
制御される。このように2つのDATA−PLL回路N
1,N2がチャンネル選択毎に交互に選択され、それに
合わせてDATA−PLL引き込み期間信号107も1
07a,107bより選択され、論理和回路102に供
給される。
と、セレクタQ5,Q6がそれぞれ他方の入力118,
107aを選択するよう選択信号116が出力され、D
ATA−PLL回路N2がクロック再生を受け持つよう
制御される。このように2つのDATA−PLL回路N
1,N2がチャンネル選択毎に交互に選択され、それに
合わせてDATA−PLL引き込み期間信号107も1
07a,107bより選択され、論理和回路102に供
給される。
【0105】さらにDATA−PLL引き込み期間信号
107は可変長復号化回路P11より出力されるインタ
ー/イントラ切替信号と共にイントラ処理期間検出回路
121に入力される。イントラ処理期間検出回路121
では、DATA−PLL引き込み期間信号107がHレ
ベルに変化してから次にイントラ処理が行われるまで期
間Hレベルとなるイントラ期間検出信号122を出力す
る。この時の動作タイミングを図8に示す。
107は可変長復号化回路P11より出力されるインタ
ー/イントラ切替信号と共にイントラ処理期間検出回路
121に入力される。イントラ処理期間検出回路121
では、DATA−PLL引き込み期間信号107がHレ
ベルに変化してから次にイントラ処理が行われるまで期
間Hレベルとなるイントラ期間検出信号122を出力す
る。この時の動作タイミングを図8に示す。
【0106】上記の4つの信号105,105,10
7,122は論理和回路102に入力されて論理和がと
られ、チャンネル変更を指示してから正しい画像が再生
されるまでの期間、すなわちチューナー選局及びQAM
復調の期間、映像処理クロック再生の期間、イントラ処
理間隔期間だけHレベルを示す信号104となる。
7,122は論理和回路102に入力されて論理和がと
られ、チャンネル変更を指示してから正しい画像が再生
されるまでの期間、すなわちチューナー選局及びQAM
復調の期間、映像処理クロック再生の期間、イントラ処
理間隔期間だけHレベルを示す信号104となる。
【0107】一方、同期/データ選択器Jの出力のう
ち、映像信号は入力バッファOに入力される。この入力
バッファOは入力した可変長符号化信号を後段の可変長
復号化回路P11で復号化するレートに合わせて出力す
る。この可変長復号化回路P11では、送信側とマッチ
した映像復号化が行われる。
ち、映像信号は入力バッファOに入力される。この入力
バッファOは入力した可変長符号化信号を後段の可変長
復号化回路P11で復号化するレートに合わせて出力す
る。この可変長復号化回路P11では、送信側とマッチ
した映像復号化が行われる。
【0108】可変長復号化回路P11出力は、逆量子化
回路P12では逆量子化がなされ、逆DCT回路P13
では逆DCTが行われる。加算回路P14では、インタ
ーモードの場合には、逆DCT回路P13より得られる
信号と、フレーム遅延された信号を動き補償回路P16
で動き補正した信号とが、スイッチP17を介して加算
される。また、イントラモードの場合には、スイッチP
17がオープンになり、1フレーム遅延された信号は加
算されない。このスイッチP17は、可変長復号化回路
P11から得られるインター/イントラ切替信号によっ
て切り替えられる。
回路P12では逆量子化がなされ、逆DCT回路P13
では逆DCTが行われる。加算回路P14では、インタ
ーモードの場合には、逆DCT回路P13より得られる
信号と、フレーム遅延された信号を動き補償回路P16
で動き補正した信号とが、スイッチP17を介して加算
される。また、イントラモードの場合には、スイッチP
17がオープンになり、1フレーム遅延された信号は加
算されない。このスイッチP17は、可変長復号化回路
P11から得られるインター/イントラ切替信号によっ
て切り替えられる。
【0109】この実施例においては、第1、2の実施例
と異なり、2つのフレームメモリP15a,P15bを
備える。2つのフレームメモリP15a,P15bへの
書き込みはWE制御回路Q1から発生されるWE信号に
よって制御される。
と異なり、2つのフレームメモリP15a,P15bを
備える。2つのフレームメモリP15a,P15bへの
書き込みはWE制御回路Q1から発生されるWE信号に
よって制御される。
【0110】WE信号103aは信号104がHレベル
かつセレクタQ5,Q6がそれぞれ選択信号116に基
づき117,107bを選択して出力していた状態には
書き込みが禁止、WE信号103bは信号104がHレ
ベルかつセレクタQ5,Q6がそれぞれ選択信号116
に基づき118,107aを選択して出力していた状態
には書き込みが禁止、どちらのWE信号もそれ以外の状
態では書き込み可能となるよう出力される。
かつセレクタQ5,Q6がそれぞれ選択信号116に基
づき117,107bを選択して出力していた状態には
書き込みが禁止、WE信号103bは信号104がHレ
ベルかつセレクタQ5,Q6がそれぞれ選択信号116
に基づき118,107aを選択して出力していた状態
には書き込みが禁止、どちらのWE信号もそれ以外の状
態では書き込み可能となるよう出力される。
【0111】フレームメモリP15a,P15bの読み
出しクロックは、それぞれDATA−PLL回路N1,
N2より供給される。さらにこれらのフレームメモリ出
力は選択信号116により制御されるセレクタP20に
よって、チャンネル「あ」を選択している間はP15
b、チャンネル「い」に変更後はP15aを選択し出力
する。
出しクロックは、それぞれDATA−PLL回路N1,
N2より供給される。さらにこれらのフレームメモリ出
力は選択信号116により制御されるセレクタP20に
よって、チャンネル「あ」を選択している間はP15
b、チャンネル「い」に変更後はP15aを選択し出力
する。
【0112】すなわち、チャンネル「あ」に関しては、
DATA−PLL回路N1に基づいたクロックそれぞれ
書き込み・読み出しがなされるフレームメモリP15b
を使用した1フレーム遅延により映像デコードが行わ
れ、チャンネル「い」に関しては、DATA−PLL回
路N2に基づいたクロックそれぞれ書き込み・読み出し
がなされるフレームメモリP15aを使用した1フレー
ム遅延により映像デコードが行われるよう、フレームメ
モリP15a,P15bとセレクタP20が制御され
る。
DATA−PLL回路N1に基づいたクロックそれぞれ
書き込み・読み出しがなされるフレームメモリP15b
を使用した1フレーム遅延により映像デコードが行わ
れ、チャンネル「い」に関しては、DATA−PLL回
路N2に基づいたクロックそれぞれ書き込み・読み出し
がなされるフレームメモリP15aを使用した1フレー
ム遅延により映像デコードが行われるよう、フレームメ
モリP15a,P15bとセレクタP20が制御され
る。
【0113】一方、2つのフレームメモリP15a,P
15bの出力はセレクタP21にも供給される。セレク
タP21は、図6に示すタイミングの選択信号125に
より制御され、選択信号125がLレベル時はフレーム
メモリP15bの出力を、Hレベル時にはフレームメモ
リP15aの出力を選択出力し、セレクタP19へと入
力する。選択信号125は、選択信号116とイントラ
期間検出信号122を基に選択信号発生回路126によ
り発生する。
15bの出力はセレクタP21にも供給される。セレク
タP21は、図6に示すタイミングの選択信号125に
より制御され、選択信号125がLレベル時はフレーム
メモリP15bの出力を、Hレベル時にはフレームメモ
リP15aの出力を選択出力し、セレクタP19へと入
力する。選択信号125は、選択信号116とイントラ
期間検出信号122を基に選択信号発生回路126によ
り発生する。
【0114】セレクタP19からの出力信号を図6を用
いて説明する。セレクタP19からは5種類の信号50
1〜503が出力される。
いて説明する。セレクタP19からは5種類の信号50
1〜503が出力される。
【0115】501は変更を指示する前のチャンネル
「あ」の映像信号が正常にデコードされたものであり、
セレクタP19は加算回路P14側を選択している。5
02は変更を指示直後のチャンネル「あ」の映像信号が
正常にデコードされたフレームを連続して出力している
状態であり、セレクタP19はセレクタP21側を選択
している。
「あ」の映像信号が正常にデコードされたものであり、
セレクタP19は加算回路P14側を選択している。5
02は変更を指示直後のチャンネル「あ」の映像信号が
正常にデコードされたフレームを連続して出力している
状態であり、セレクタP19はセレクタP21側を選択
している。
【0116】503はチャンネルを「い」に変更してD
ATA−PLL回路N2でのクロック再生が確定した後
に映像信号をデコードしていて、かつイントラ処理が少
なくとも一度行われた状態であり、セレクタP19は加
算回路P14側を選択している。
ATA−PLL回路N2でのクロック再生が確定した後
に映像信号をデコードしていて、かつイントラ処理が少
なくとも一度行われた状態であり、セレクタP19は加
算回路P14側を選択している。
【0117】出力501,503の中間の期間はチャン
ネル変更過渡期の出力である。第2の実施例において
は、このタイミングで出力するのは、チャンネル「あ」
に同期したクロックでフレームメモリを読み出した信号
402と、チャンネルを「い」に変更してDATA−P
LL回路N2でのクロック再生が確定した後に映像信号
をデコードしていて、かつイントラモード処理がまだ一
度も行われていない信号403とを出力している。
ネル変更過渡期の出力である。第2の実施例において
は、このタイミングで出力するのは、チャンネル「あ」
に同期したクロックでフレームメモリを読み出した信号
402と、チャンネルを「い」に変更してDATA−P
LL回路N2でのクロック再生が確定した後に映像信号
をデコードしていて、かつイントラモード処理がまだ一
度も行われていない信号403とを出力している。
【0118】これに対して本実施例では、フレームメモ
リを2つ備え、デコードに必要となる遅延処理に交互に
使用するよう制御することで、チャンネル「あ」に同期
したクロックでフレームメモリから読み出した信号50
2を続けて出力することが可能となり、さらなる改善が
図られている。
リを2つ備え、デコードに必要となる遅延処理に交互に
使用するよう制御することで、チャンネル「あ」に同期
したクロックでフレームメモリから読み出した信号50
2を続けて出力することが可能となり、さらなる改善が
図られている。
【0119】すなわち、501と503はチャンネル変
更前後の正常な画像、502は文献(1)(2)による
と最大1.13secであり、従来例ではチャンネル変
更時に生じる正常でない画像が出力されたが、この発明
によりチャンネル変更指示直後のチャンネル「あ」の正
常な映像信号の1フレームを連続して出力している状態
である。
更前後の正常な画像、502は文献(1)(2)による
と最大1.13secであり、従来例ではチャンネル変
更時に生じる正常でない画像が出力されたが、この発明
によりチャンネル変更指示直後のチャンネル「あ」の正
常な映像信号の1フレームを連続して出力している状態
である。
【0120】したがって、上記構成によるデジタル方式
TV放送受信機は、チャンネル変更の指示が出された時
点で、デジタル映像デコーダM1におけるフレームメモ
リP15の書き込みを禁止して内容を保持するが、第2
の実施例ではチャンネル変更を指示してから正しい画像
が再生されるまでの期間のうちイントラ処理間隔期間を
除いた期間だけ、書き込みを禁止したフレームメモリの
内容を表示したのに対して、この実施例では、フレーム
メモリを2つ持ち相互に切り替えることで、イントラ処
理間隔期間も含めて書き込みを禁止したフレームメモリ
の内容を表示することが可能となる。
TV放送受信機は、チャンネル変更の指示が出された時
点で、デジタル映像デコーダM1におけるフレームメモ
リP15の書き込みを禁止して内容を保持するが、第2
の実施例ではチャンネル変更を指示してから正しい画像
が再生されるまでの期間のうちイントラ処理間隔期間を
除いた期間だけ、書き込みを禁止したフレームメモリの
内容を表示したのに対して、この実施例では、フレーム
メモリを2つ持ち相互に切り替えることで、イントラ処
理間隔期間も含めて書き込みを禁止したフレームメモリ
の内容を表示することが可能となる。
【0121】よって、チャンネル変更を指示してから正
しい画像が再生されるまでの期間のうち、イントラ処理
間隔期間を除いた期間、すなわちチューナー選局及びQ
AM復調の期間、映像処理クロック再生の期間に、フレ
ームメモリP15に貯えられているチャンネル変更指示
直後のフレームを表示し続けることができ、無意味な画
像が表示された使用者に不快感を与えるという問題を解
決することができる。
しい画像が再生されるまでの期間のうち、イントラ処理
間隔期間を除いた期間、すなわちチューナー選局及びQ
AM復調の期間、映像処理クロック再生の期間に、フレ
ームメモリP15に貯えられているチャンネル変更指示
直後のフレームを表示し続けることができ、無意味な画
像が表示された使用者に不快感を与えるという問題を解
決することができる。
【0122】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形しても同様に実施可能である。
のではなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形しても同様に実施可能である。
【0123】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
チャンネル変更を指示してから正しい画像が再生される
までの無意味な画像が表示される期間が短く、使用者に
不快感を与えないデジタル方式テレビジョン放送受信機
を提供することができる。
チャンネル変更を指示してから正しい画像が再生される
までの無意味な画像が表示される期間が短く、使用者に
不快感を与えないデジタル方式テレビジョン放送受信機
を提供することができる。
【図1】 この発明に係るデジタル方式テレビジョン放
送受信機の第1の実施例の構成を示すブロック回路図で
ある。
送受信機の第1の実施例の構成を示すブロック回路図で
ある。
【図2】 第1の同実施例の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
【図3】 この発明に係る第2の実施例の構成を示すブ
ロック回路図である。
ロック回路図である。
【図4】 第2の実施例の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図5】 この発明に係る第3の実施例の構成を示すブ
ロック回路図である。
ロック回路図である。
【図6】 第3の実施例の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図7】 一般的なディジタル伝送TVシステムのエン
コーダの映像エンコーダ部の構成を示すブロック回路図
である。
コーダの映像エンコーダ部の構成を示すブロック回路図
である。
【図8】 一般的なディジタル伝送TVシステムのエン
コーダの構成を説明する図である。
コーダの構成を説明する図である。
【図9】 一般的なディジタル伝送TVシステムのデコ
ーダの映像デコード部の構成を説明する図である。
ーダの映像デコード部の構成を説明する図である。
【図10】 一般的なディジタル伝送TVシステムのデ
コーダの構成を説明する図である。
コーダの構成を説明する図である。
A…高能率符号化器、A11…ラスタブロック変換回
路、A12…差分回路、A13…DCT回路、A14…
量子化回路、A15…逆量子化回路、A16…逆DCT
回路、A17…加算回路、A18…フレームメモリ、A
19…動きベクトル検出回路、A20…動き補償回路、
A21…スイッチ、A22…可変長符号化回路、A23
…量子化テーブル選択回路、B…出力バッファ、A1…
デジタル映像エンコーダ、A2…デジタル音声エンコー
ダ、A3…データ/テキストプロセッサ、A4…コント
ロールチャンネルプロセッサ、C…マルチプレクサ、D
…FECエンコーダ、E…QAM変調器、F…チューナ
ー、G…QAM復調器、H…QAM−PLL回路、I…
FECデコーダ、J…同期/データ選択器、K…リモー
トコントローラ、L…マイクロプロセッサ、M1…デジ
タル映像デコーダ、M2…デジタル音声デコーダ、M3
…データ/テキストデコーダ、N,N1,N2…DAT
A−PLL回路、O…入力バッファ、P…高能率復号化
器、P11…可変長復号化回路、P12…逆量子化回
路、P13…逆DCT回路、P14…加算回路、P1
5,P15a,P15b…フレームメモリ、P16…動
き補償回路、P17…スイッチ、P18…ブロックラス
タ変換回路、P19,P20,P21…セレクタ、Q1
…WE選択回路、Q2…論理和回路、Q3…セレクタ、
Q4…クロック発生回路、Q5,Q6,Q7…セレク
タ、Q8…読み出しクロック切替制御回路、Q9…イン
トラ処理期間検出回路、Q10…選択信号発生回路、1
03…WE信号、104…論理和演算出力、105…選
局期間信号、106…QAM−PLL引き込み期間信
号、107,107a,107b…DATA−PLL引
き込み期間信号、110,111,111a,111b
…読み出しクロック、112…フリーランクロック、1
16…チャンネル変更時選択信号、117,118…再
生クロック、122…イントラ処理期間信号、125…
フレームメモリ出力選択信号。
路、A12…差分回路、A13…DCT回路、A14…
量子化回路、A15…逆量子化回路、A16…逆DCT
回路、A17…加算回路、A18…フレームメモリ、A
19…動きベクトル検出回路、A20…動き補償回路、
A21…スイッチ、A22…可変長符号化回路、A23
…量子化テーブル選択回路、B…出力バッファ、A1…
デジタル映像エンコーダ、A2…デジタル音声エンコー
ダ、A3…データ/テキストプロセッサ、A4…コント
ロールチャンネルプロセッサ、C…マルチプレクサ、D
…FECエンコーダ、E…QAM変調器、F…チューナ
ー、G…QAM復調器、H…QAM−PLL回路、I…
FECデコーダ、J…同期/データ選択器、K…リモー
トコントローラ、L…マイクロプロセッサ、M1…デジ
タル映像デコーダ、M2…デジタル音声デコーダ、M3
…データ/テキストデコーダ、N,N1,N2…DAT
A−PLL回路、O…入力バッファ、P…高能率復号化
器、P11…可変長復号化回路、P12…逆量子化回
路、P13…逆DCT回路、P14…加算回路、P1
5,P15a,P15b…フレームメモリ、P16…動
き補償回路、P17…スイッチ、P18…ブロックラス
タ変換回路、P19,P20,P21…セレクタ、Q1
…WE選択回路、Q2…論理和回路、Q3…セレクタ、
Q4…クロック発生回路、Q5,Q6,Q7…セレク
タ、Q8…読み出しクロック切替制御回路、Q9…イン
トラ処理期間検出回路、Q10…選択信号発生回路、1
03…WE信号、104…論理和演算出力、105…選
局期間信号、106…QAM−PLL引き込み期間信
号、107,107a,107b…DATA−PLL引
き込み期間信号、110,111,111a,111b
…読み出しクロック、112…フリーランクロック、1
16…チャンネル変更時選択信号、117,118…再
生クロック、122…イントラ処理期間信号、125…
フレームメモリ出力選択信号。
Claims (3)
- 【請求項1】 デジタル圧縮された映像信号がチャンネ
ル毎に伝送されるディジタル方式のテレビジョン放送を
受信し、チャンネル変更に応じて選局するチューナー
と、 このチューナーの選局出力を復調処理する復調部と、 この復調部の復調出力からデータ同期クロックを含む同
期信号を再生する同期信号再生部と、 前記復調部の復調信号を前記データ同期クロックに基づ
いてフレームメモリに書き込み読み出すことでフレーム
遅延処理を行い現信号に選択的に加算するフレーム相関
処理を施して復号化することにより映像信号を得る復号
化部と、 前記チャンネル変更を行なう際に、前記チューナーが選
局に要する期間を検出する第1の検出手段、前記復調部
が復調に要する期間を検出する第2の検出手段、前記同
期信号再生部が同期信号再生に要する期間を検出する第
3の検出手段を備えるチャンネル変更期間検出手段と、 前記チューナーの受信チャンネル周波数にかかわらずフ
リーランで同期クロックを発生する同期クロック発生部
と、 前記第3の検出手段が検出している期間、前記フレーム
メモリの読み出しクロックを前記同期クロック発生部が
発生する同期クロックに切り替える読み出しクロック切
替手段と、 前記第1、第2、第3の検出手段が検出している期間、
前記フレームメモリへの書き込みを禁止するフレームメ
モリ書き込み制御手段と、 前記第1、第2、第3の検出手段が検出している期間、
復号出力を前記フレームメモリの出力信号に切り替える
映像信号切替手段とを具備することを特徴とするデジタ
ル方式テレビジョン放送受信機。 - 【請求項2】 デジタル圧縮された映像信号がチャンネ
ル毎に伝送されるディジタル方式のテレビジョン放送を
受信し、チャンネル変更に応じて選局するチューナー
と、 このチューナーの選局出力を復調処理する復調部と、 この復調部の復調出力からデータ同期クロックを含む同
期信号を再生する第1、第2の同期信号再生部と、 前記復調部の復調信号を前記第1、第2の同期信号再生
部のいずれか一方で再生されるデータ同期クロックに基
づいてフレームメモリに書き込み読み出すことでフレー
ム遅延処理を行い現信号に選択的に加算するフレーム相
関処理を施して復号化することにより映像信号を得る復
号化部と、 前記チャンネル変更を行なう際に、前記チューナーが選
局に要する期間を検出する第1の検出手段、前記復調部
が復調に要する期間を検出する第2の検出手段、前記第
1、第2の同期信号再生部が同期信号再生に要する期間
を検出する第3の検出手段を備えるチャンネル変更期間
検出手段と、 前記チャンネル変更を行なう毎に前記第1、第2の同期
信号再生部を切り替え、一方がチャンネル変更前、他方
がチャンネル変更後の同期信号再生を交互に行なうよう
制御する同期信号再生切替制御手段と、 前記第3の検出手段が検出した期間、前記フレームメモ
リの読み出しクロックを前記第1、第2の同期信号再生
部のうちチャンネル変更前の同期信号再生部が発生する
クロックに切り替える読み出しクロック切替手段と、 前記第1、第2、第3の検出手段が検出している期間、
前記フレームメモリへの書き込みを禁止するフレームメ
モリ書き込み制御手段と、 前記第1、第2、第3の検出手段が検出している期間、
復号出力を前記フレームメモリの出力信号に切り替える
映像信号切替手段とを具備することを特徴とするデジタ
ル方式テレビジョン放送受信機。 - 【請求項3】 デジタル圧縮された映像信号がチャンネ
ル毎に伝送されるディジタル方式のテレビジョン放送を
受信し、チャンネル変更に応じて選局するチューナー
と、 このチューナーの選局出力を復調処理する復調部と、 この復調部の復調出力からデータ同期クロックを含む同
期信号を再生する第1、第2の同期信号再生部と、 前記復調部の復調信号を前記第1の同期信号再生部で再
生されるデータ同期クロックに基づいて第1のフレーム
メモリに選択的に書き込み読み出すことでフレーム遅延
処理を行い、前記第2の同期信号再生部で再生されるデ
ータ同期クロックに基づいて第2のフレームメモリに選
択的に書き込み読み出すことでフレーム遅延処理を行
い、前記第1、第2のフレームメモリのいずれか一方を
選択して前記デジタル圧縮処理におけるイントラモード
/インターモードに応じて現信号に選択的に加算するフ
レーム相関処理を施して復号化することにより映像信号
を得る復号化部と、 前記チャンネル変更を行なう際に、前記チューナーが選
局に要する期間を検出する第1の検出手段、前記復調部
が復調に要する期間を検出する第2の検出手段、前記第
1、第2の同期信号再生部が同期信号再生に要する期間
を検出する第3の検出手段、前記イントラモードの処理
が完了するまでの期間を検出する第4の検出手段を備え
るチャンネル変更期間検出手段と、 前記チャンネル変更を行なう毎に前記第1、第2の同期
信号再生部を切り替え、一方がチャンネル変更前、他方
がチャンネル変更後の同期信号再生を交互に行なうよう
制御する同期信号再生切替制御手段と、 チャンネル変更を行なう毎に前記第1、第2のフレーム
メモリの出力を切り替え、チャンネル変更前と変更後の
フレーム遅延処理を交互に分担するよう制御する第1の
フレームメモリ切替制御手段と、 第1、第2、第3、第4の検出手段が検出した期間、前
記第1、第2のフレームメモリ出力のうち、チャンネル
変更前のフレーム遅延処理を受け持つフレームメモリ出
力を選択するよう切り替える第2のフレームメモリ切替
制御手段と、 第1、第2、第3、第4の検出手段が検出した期間、前
記第1、第2のフレームメモリ出力のうち、チャンネル
変更前のフレーム遅延処理を受け持つフレームメモリへ
の前記フレームメモリへの書き込みを禁止するフレーム
メモリ書き込み制御手段と、 前記第1、第2、第3、第4の検出手段が検出した期
間、復号出力を前記第2のフレームメモリ切替制御手段
で選択されるフレームメモリ出力信号に切り替える映像
信号切替手段とを具備することを特徴とするデジタル方
式テレビジョン放送受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23810794A JPH08102894A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | デジタル方式テレビジョン放送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23810794A JPH08102894A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | デジタル方式テレビジョン放送受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102894A true JPH08102894A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17025285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23810794A Pending JPH08102894A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | デジタル方式テレビジョン放送受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08102894A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008077775A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Sony Corp | 再生装置、再生方法および再生プログラム |
US7671927B2 (en) | 2004-08-27 | 2010-03-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for reducing channel switching delay in digital broadcast receiver and digital broadcast receiver using the same |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23810794A patent/JPH08102894A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7671927B2 (en) | 2004-08-27 | 2010-03-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for reducing channel switching delay in digital broadcast receiver and digital broadcast receiver using the same |
JP2008077775A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Sony Corp | 再生装置、再生方法および再生プログラム |
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