JPH0442683A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

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JPH0442683A
JPH0442683A JP2150593A JP15059390A JPH0442683A JP H0442683 A JPH0442683 A JP H0442683A JP 2150593 A JP2150593 A JP 2150593A JP 15059390 A JP15059390 A JP 15059390A JP H0442683 A JPH0442683 A JP H0442683A
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JP
Japan
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signal
noise
circuit
amplitude
video signal
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Application number
JP2150593A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Inoue
禎之 井上
Toshifumi Fujii
敏史 藤井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、映像信号をFM変調して記録し再生するビ
デオテープレコーダやビデオディスクプレイヤーなどの
映像信号記録再生装置に関し、特にその雑音除去手段の
改良に関するものである。
〔従来の技術〕
映像信号記録再生装置には、再生系回路中においてFM
変調された再生信号に含まれるノイズ成分を除去するた
めにノイズリダクション回路(以1liiNR回路と記
す)を設けているものがある。
第15図に従来のNR回路の一例のブロック構成図を示
す0図中、14は入力端子、10は入力信号の高域成分
を抽出する高域通過フィルタ(以降HPFと記す)、1
)はHPFIOの出力振幅を制限する第1の振幅制限回
路(以降リミッタ(1)と記す)、12はリミッタ(1
)1)より出力される信号と入力信号の位相を合わせる
第1の位相補正器(以下EQ(1)と記す)、13はE
Q(1)12により出力される信号より、リミッタ(1
)1)より出力される信号を減算処理する減算器、15
は出力端子である。
次に上記NR回路を用いた映像信号記録再生装置の一例
として、ビデオテープレコーダ(以下VTRと記す)の
再生輝度信号処理系にNR回路を設けた場合のブロック
構成図を第7図に示す。図中、1は磁気テープ、2a、
  2bは回転ヘッド、3a、3bは回転ヘッド2a、
2bの出力信号を増幅するヘッドアンプ、4はヘッドア
ンプ3a。
3bの出力を切り替える切替回路、5は切替回路4の出
力をFMaljliするFM復調回路、6は記録時にあ
らかじめ強調された高域成分を抑圧するデイエンファシ
ス回路、7はデイエンファシス回路6より出力される再
生輝度信号に重畳されたノイズ成分を除去するNR回路
、8はデイエンファシス回路より出力される再生輝度信
号より同期信号を分離する同期分離回路、9は同期分離
回路8の出力に基づき、時間軸補正、ノンリニアデイエ
ンファシス等の処理を行う再生信号処理回路、20は出
力端子である。なおNR回路7は第15図に示すHPF
IO,リミッタ(1)1)、EQ(1)12゜減算器1
3で構成されている。
ここで、NR回路の動作原理について説明する。
なお、この原理は文献rNHKホームビデオ技術」日本
放送協会線 横山克哉著 102〜104頁などで公知
であるので詳しい説明は省略する。
まず、入力端子14に入力されたノイズ成分を含むFM
復調された再生輝度信号の一部は、HPFloにて高域
成分が分離され、リミッタ(1)1)にて信号成分であ
る大振幅成分については振幅制限され、ノイズ成分と考
えられる小振幅成分のみそのまま取り出し、減算器13
に供給される。また、入力端子14に入力されたノイズ
成分を含むFM復調された再生輝度信号はEQ(1)1
2によりHPFIOの出力信号と位相が合わせられた後
、減算器13に供給される。減算器13において、ノイ
ズ成分が重畳された再生輝度信号からノイズ成分が引算
され、出力端子15よりノイズ成分が除去された再生輝
度信号が取り出される。
次に第7図のVTRの再生輝度信号処理系の動作につい
て説明する。
回転ヘッド2a、  2bより出力される再生信号は、
ヘッドアンプ3a、3bで増幅された後、FM復調回路
5でFM復調されて再生輝度信号が得られる。そして、
デイエンファシス回路6で記録時にあらかじめ強調され
ていた高域成分を抑圧し、NR回路7および同期分離回
路8に入力される。
NR回路7では先程述べた動作原理に従い、再生輝度信
号に重畳されているノイズ成分を低減する。
′また、同期分離回路8では再生輝度信号より同期信号
を分離し、再生信号処理回路9へ出力する。
再生信号処理回路9では、同期分離回路8より出力され
る同期分離出力に基づき、再生輝度信号の時間軸誤差を
補正するとともに、記録時にかけられたノンリニアエン
ファシスの逆特性を持つノンリニアデイエンファシス処
理等を行い、再生輝度信号を得る。
しかるに、第15図に示す、N R回路7では、HPF
IOの周波数特性およびリミッタ1))1)の振幅制限
値が固定されているため(例えば第16図(a)にHP
FIOの周波数特性を示す)、FM変復調等で生じるノ
イズの周波数特性および振幅がデイエンファシス後にお
いて、HPFIOの周波数特性およびリミッタ(lul
lの振幅制限レベルと必ずしも一致していない。例えば
、ノイズの周波数特性が第16図0)lに示すようにノ
イズ成分が中域付近に集中している場合、NR回路7で
は充分なノイズの低減が行われず、また比較的S/N比
のよい低レベルの高域成分をノイズとみなして除去して
しまうため、人物のクローズアップ画像の毛髪部分など
のデイテールが除去されてしまい、「ベタッ」といった
感じの画像になってしまう、特に互換再生時等ではエン
ファシス、デイエンファシスの特性等が必ずしも合って
いないので、このような画像が顕著にあられれやすい。
また、第17図に従来のこの種のノイズリダクシッン回
路の一例として時間軸方向のデイジタルノイズリダクシ
せン回路の例を示した。図において、21)は入力端子
、212は出力端子、213はフレームメモリ、214
はROM、215は入力データよりフレームメモリ21
3の出力データを減算する減算器、216は入力データ
よりROM214の出力データを減算する減算器であり
、フレームメモリ213. ROM214.減算器21
5および216で、時間軸方向のノイズリダクシッン回
路(以下NR回路と記す)208が構成されている。
一般に時間軸方向のノイズリダクシ四ン回路では、雑音
除去効果に優れているけれども動画部において画像にぼ
けを生じる。第17図に示すNR回路では、動画部にお
ける画像のぼけを極力おさえるために、1フレーム前の
データと現データの差分値である減算器15の出力X1
−Fi−よ (Xは入力データ、yはフレームメモリの
出力データ。
iはフィールドナンバーを示す)の絶対値が大きな部分
を動画、小さな部分を静止画と判断する。
そして、ROM214は入力(xi  y=−z)の関
数形となっており、!!−Yトzの絶対値が所定の値よ
り大きな場合(動画部)では0が出力され、xi Vx
−tの絶対値が所定の値より小さな範囲ではK (Xi
  3’t−* )  (但し、Kは0≦K〈1の間で
変化し、X i −Y i−1!の絶対値があらかじめ
定められたしきい値(以降静止画領域と記す)より小さ
い場合はに一α(αは雑音低減量によって決まる、0≦
αく1なる定数である)、またXi)’i−2の絶対値
が前記しきい値より大きければ大きいほど、K→0とな
る係数)が出力される。
第18図にROM214の関数形の形状の一例を示した
。なお、第17図のNR回路は前出の文献「画像のディ
ジタル信号処理 増補版」日刊工業新聞社 吹抜敬彦著
 1)5〜1)8頁等で公知であるので詳しい説明は省
略する。
第19図に、第17図に示すNR回路を用いた映像信号
記録再生装置の一例として、ビデオテープレコーダ(以
下VTRと記す)の再生輝度信号処理系に設けた場合の
ブロック構成図を示す0図において、201は磁気テー
プ、202a、202bは回転ヘッド、203はヘッド
アンプ、204はFM復調回路、205はアナログデー
タをディジタルデータに変換するA/D変換器、206
は再生信号より同期信号を分離する同期分離回路、20
7は同期分離回路206より出力される同期信号に基づ
き、再生信号の時間軸補正等を行う再生信号処理回路、
20Bは再生信号に重畳されているノイズを除去する時
間軸方向のNR回路、209はディジタルデータをアナ
ログデータに変換するD/A変換器、210は出力端子
である。
次に第19図のVTRの再生輝度信号処理系の動作につ
いて説明する。
回転ヘッド202a、202bより出力される再生信号
は、ヘッドアンプ203で増幅された後、FM復調回路
204でFM復調され再往映像信号が得られる。再生映
像信号はA/D変換器205でディジタルデータに変換
された後、再生信号処理回路207では同期分離回路2
06より出力される同期信号に基づき、再生信号の時間
軸補正等を行う、NR回路208では前述の要領で再生
信号に重畳されているノイズ成分を低減する。NR回路
208の出力はD/A変換回路209でアナログデータ
に変換されて出力される。
一般に映像信号をFM変調する場合、白レベル側はど周
波数が高くなるようにキャリアの周波数が選ばれる。ま
た、電磁変換系の特性(厚み損失。
スペース損失等)により再生FM信号は周波数が高くな
ればなるほど、出力が出にくくなる。その様子を第20
図に示す。
今、FM変復調、電磁変換系等で発生するノイズが白色
ノイズとすると、第20図より明らかなように再生FM
信号のS/N比(信号対雑音比)はFMのキャリアの高
い方が悪くなっている。実測値でも黒レベルの信号(キ
ャリアは低く設定しである)のS/N比より、白レベル
の信号のS/N比はFM復調後の再生信号で1〜2dB
程度悪くなっている。
ここで第15図に示すNR回路で白レベル付近のS/N
比を充分に改善しようとする場合、先はど述べたフレー
ム差分(”s   Fi−2)の静止画領域のしきい値
を、黒レベルの場合の最適値に比べて大きくしなければ
ならない0例えば白レベルと黒レベルのS/N比の差が
2dB程度あったなら、しきい値は1.25倍にしなけ
ればならない、このしきい値はグレーレベル、黒レベル
付近の信号では大きく、全てのレベルでのノイズは充分
低減されるけれども、動画像においてぼけが目立ち非常
に見苦しく、特に視覚上グレーレベル付近で目立つ。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の映像信号記録再生装置は以上のように構成れてい
るので、NR回路を設けているにもかかわらず充分にノ
イズ低減をすることができず、また低レベルの高域成分
をノイズとみなして除去ししてしまうため、細部のデイ
テールがなくなってしまい「ベタッ」とした感じの画像
になってしまうという問題点があった。
また、従来の映像信号記録再生装置は、白レベル付近で
充分なノイズ低減効果を得ようとすると、動画部ではぼ
けが目立ち、非常に見苦しい画像になってしまうという
問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、NR回路を用いて充分ノイズ低減が行えると
ともに、不必要な画質の劣化をおさえることができる映
像信号記録再生装置を得ることを目的とする。
またこの発明は、白レベル付近で充分なノイズ低減を行
うとともに、動画部においてもぼけを最小限におさえる
ことのできる雑音除去回路を持つ映像信号記録再生装置
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る映像信号記録再生装置は、垂直ブランキ
ング区間に重畳されているノイズの周波数特性およびノ
イズ振幅によりNR回路のノイズ成分抽出用のフィルタ
の周波数特性を適応的に変化させ、またリミッタの振幅
制限レベルも同様に変化させるようにしたものである。
また、この発明に係る映像信号記録再生装置では、記録
時に記録映像信号の垂直ブランキング区間に階段状の基
準信号を付加しておき、再生時に上記基準信号の各信号
レベルにおけるノイズ振幅を検出し、上記各信号レベル
におけるノイズ振幅および再生映像信号の信号レベルに
より、ノイズ低減回路中の振幅制限手段の振幅制限レベ
ル(ROMの関数形)を変えるようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、上述のように構成したことにより
再生信号に重畳されたノイズに対して、最も効果的な雑
音除去が行えるとともに、必要以上に低レベルの高域成
分をノイズとみなして除去することがないため、画質の
劣化(デイテール)を最小限におさえられる。
また、この発明によれば、ノイズ低減回路中の振幅制限
手段が映像信号の各々の信号レベルに対して最適な振幅
制限値を有しているので、白レベル付近でのノイズ低減
が充分に行えるとともに動画部でのぼけも最小限におさ
えることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の第1の実施例による映像信号記録再
生装置の構成を示すブロック図である。
図において、1〜6,8,9.20は第7図と同一のも
のであるので説明は省略する。100はデイエンファシ
ス後において再生輝度信号に含まれているノイズ成分を
除去するNR回路■、101は再生輝度信号に含まれて
いるノイズの周波数特性および振幅を検出する周波数特
性骨性回路である。
第2図は第1図のNR回路■100の一構成例である。
図において、13〜15は第15図と同一のものである
ので説明は省略する。1)Oは周波数特性を適応的に可
変することができる適応型フィルター(以降AFと記す
)、1)1は振幅制限レベルを適応的に可変することの
できるリミッタ(2)、1)2はAPIIOの群遅延特
性に合わせて適応的に遅延量を変え、入力信号とリミッ
タ(2)1)1より出力される信号の位相を合わせるE
Q(2)である。
第3図は周波数特性分析回路101の一構成例を示す0
図において、130,131,132゜133はそれぞ
れ通過帯域の異なる帯域通過フィルタ(以降BPFと記
す)、134はB P F (1) 130、BPF(
21)31,BPF(3)132.・・・ BPF(N
)133より出力される情報に基づき、再生輝度信号に
重畳されているノイズ成分の周波数特性および振幅情報
を出力する周波数特性情報発生回路である。
第4図にAPIIOの一構成例を示す0図中、120お
よび121は周波数特性分析回路101より出力される
周波数特性情報に基づき遅延量を変化できる可変遅延回
路、122,123.124は周波数特性情報によりゲ
インを変えうる可変乗算器、125は加算器である。
次に第1図の動作について説明する。
回転へラド2a、2bにより出力される再生信号はヘッ
ドアンプ3a、3bで増幅された後、FM復調回路5で
FM復調されて再生輝度信号になる。FM復調回路5よ
り出力される再生輝度信号は、デイエンファシス回路6
で記録時にあらかじめ強調されていた高域成分が抑圧さ
れる。同期分離面lR8では再生輝度信号に付加されて
いる同期信号を分離し、水平および垂直同期信号を分離
した出力信号を再生信号処理回路9へ、垂直ブランキン
グ区間の信号レベルが平坦な部分を示す信号(以降、周
波数特性分析区間指定信号と記す)を周波数特性分析回
路101へそれぞれ出力する。
第5図(a)に再生輝度信号の垂直ブランキング区間の
一部を、同図(b)には同期分離回路8より出力される
周波数分析区間指定信号を示す、また、同図1c)には
第5図(a)に示したA部の拡大図を、同図+d)には
第5図(b)に示した周波数特性分析区間指定信号のB
部の拡大図を示した。
周波数特性分析回路101では、同期分離回路8より出
力される周波数特性分析区間指定信号に基づき、指定さ
れた区間の周波数特性およびノイズ振幅を求める。具体
的には第3図のB P F T1) 130.8PFt
2)131.BPF(3)132.・・・、BPF(N
)133より出力される各通過帯域内での振幅情報に基
づき、周波数特性情報発生回路134で、NR回路■1
00に送る周波数特性情報および振幅情報を発生する0
本来、この区間の信号は直流であるので、上記周波数特
性分析回路101で求められた周波数特性はFM変復調
等で輝度信号に重畳されたノイズの周波数特性となる。
そして、NR回路[100では周波数特性分析回路の出
力に基づき輝度信号に重畳されているノイズ成分を取り
除く。
以下、第2図、第4図および第6図を用いてNR回路■
100の動作を説明する0周波数特性分析回路101よ
り出力されるノイズの周波数特性情報に基づき、API
IOはノイズの周波数に合わせてフィルタの周波数特性
を変化させる。具体的には、第4図において周波数特性
分析回路101より出力される周波数特性情報に基づき
、AFlloでは可変遅延回路120,121の遅延量
および可変乗算器122,123.124のゲインを変
化させ周波数特性を変える。
その様子を第6図に示す、第6図(b)に周波数特性分
析回路101より出力されるノイズの周波数特性のいく
つかの実施例を、同図(a)には同図中)に示したそれ
ぞれのノイズの周波数特性に対するAFlloの周波数
特性を示した。同時にLIM(2)1)1では周波数特
性分析回路101より出力されるノイズの振幅情報に応
じて振幅制限レベルを変化させ(第5図(C)参照)、
EQ(2)1)2ではAFlloの群遅延特性に応じて
遅延量を変化させる。
そして、上記のような構成のAPIIOで分離された出
力は、リミッタ(2) 1)1において信号成分である
大振幅成分は振幅制限され、ノイズとみなされる小振幅
成分のみそのまま取り出し、減算器13に供給され従来
例と同様にノイズ低減が行われる。その際、APIIO
の周波数特性が、ノイズの周波数特性とほぼ一致してお
り、リミッタ(2)1)1の振幅制限レベルがノイズ振
幅とほぼ一致しているため、不必要に画質の劣化をまね
くことなく効果的にノイズを低減することができる。
そして、NR回路■100の出力は再生信号処理回路9
で従来例と同様、時間軸補正、ノンリニアエンファシス
等が施された後、出力端子20より出力される。
なお、本実施例では再生輝度信号について述べたが、色
差信号、コンポジット信号等に用いても同様の効果を奏
する。
また、本実施例では水平方向のノイズリダクション回路
の場合について説明したが、垂直方向および時間軸方向
のノイズリダクション回路の場合でも、垂直ブランキン
グ区間の平坦な部分(第5図参照)の振幅特性によりリ
ミッタの振幅制限を変化させれば不必要に画質の劣化を
招くことなく効果的にノイズの低減を行うことができる
また、本実施例では映像信号記録再生装置の一実施例と
してVTRの場合について示したが、ビデオディスクプ
レイヤー等でも同様の効果を奏する。
また、第8図はこの発明の第2の実施例による映像信号
記録再生装置の記録輝度信号処理系のブロック構成図で
ある0図において、201および202a、202bは
第19図と同一であるので説明は省略する。300は入
力端子、301はアナログ信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器、302は映像信号に付加されている
同期信号を分離する同期分離回路、303は入力された
記録映像信号を所定の記録フォーマットの信号に変換す
る記録信号処理回路、304は記録映像信号の垂直ブラ
ンキング区間に付加する基準信号を発生する基準信号発
生回路、305は記録映像信号と基準信号発生回路30
4より発生する基準信号のどちらか一方を選択するセレ
クタ回路、306はディジタルデータをアナログデータ
に変換するD/A変換器、307は入力信号をFM変調
するFM変調回路、308は記録アンプである。
第9図に本発明の第2の実施例による映像信号記録再生
装置の再生輝度信号処理系のブロック構成図を示した0
図において、201〜207および209.210は第
19図と同一であるので説明は省略する。310は再生
輝度信号に含まれるノイズを低減するNR回路■、31
)は記録時に記録信号の垂直ブランキング区間に付加さ
れた基準信号の各信号レベルのノイズ振幅を検出する振
幅検出回路、313は振幅検出回路31)より出力され
る各信号レベルにおけるノイズ振幅情報をもとに基準信
号レベルデータ、ノイズ振幅データ、振幅制限値切換信
号発生回路312を制御する制御信号を発生するデータ
処理回路、312はデータ処理回路313より出力され
る各信号レベルのノイズ振幅情報および再生映像信号の
信号レベルに基づき、NR回路■310中の振幅制限手
段の振幅制限値(ROMの関数形状)を切り換える振幅
制限値切換信号を発生する振幅制限値切換信号発生回路
である。
第10図にNR回路[310および振幅制限値切換信号
発生回路1)2の一例のブロック構成を示す0図におい
て、21)〜213および215゜216は第8図と同
一のものであるので説明は省略する。320は振幅制限
値切換信号発生回路1)2より出力される振幅制限値切
換信号に基づき、その内部の関数形を変化させることが
できるROM(2)、321はデータ処理回路313よ
り出力される制御信号に基づき、再生映像信号とデータ
処理回路313より出力される信号レベルデータとを切
り換えるセレクタ回路、322はデータ処理回路313
より出力される各信号レベルにおける振幅制限値を格納
しておくRAMで、映像信号区間ではセレクタ回路32
1より出力される再生映像信号の信号レベルに応じて振
幅制限値切換信号を発生する。
次に動作について説明する。
第8図において、記録映像信号はA/D変換器301に
よりディジタルデータに変換された後、記録信号処理回
路303で所定の記録フォーマットの記録映像信号に変
換される。基準信号発生回路304では同期分離回路3
02の出力に基づき、階段状の基準信号を発生する。セ
レクタ回路305では記録信号処理回路303より出力
される記録映像信号と基準信号発生回路304より発生
する基準信号とを切り換え、記録映像信号の垂直ブラン
キング区間に基準信号を挿入する。D/A変換器306
によりアナログデータに変換された記録映像信号は、F
M変調回路307によりFM変調された後、記録アンプ
で増幅され回転へラド202a、202bにより磁気テ
ープ201に記録される。
第1)図(a)に記録信号処理回路303より出力され
る記録映像信号の垂直ブランキング区間の一部を、同図
(b)には垂直ブランキング区間に挿入する基準信号の
挿入位置の一例を、同図(C)には垂直ブランキング区
間に挿入する階段状の基準信号の一例を示した。
第9図において、回転ヘッド202a、202bにより
再生される再生映像信号をヘッドアンプ203で増幅し
た後、FM復調回路204でFM復調し再生映像信号を
得る。A/D変換器205によりディジタル信号に変換
された後、再生信号処理回路207で同期分離回路20
6で分離された同期信号に基づき、時間軸補正を行うと
ともに、記録時の垂直ブランキング区間に付加された基
準信号を除去し、所定の再生映像信号を得る。振幅検出
回路31)は、記録時あらかじめ垂直ブランキング区間
に付加された基準信号の各信号レベルでのノイズ振幅を
検出する。なお、ノイズ振幅検出回路31)は、具体的
には再生された基準信号の各信号レベルでのデータをx
L、上記データの平均値をXL、ノイズ振幅をNtとす
ると、を計算することにより求めるように構成されてい
る。なお、第1)図(dlに基準信号に重畳されている
各信号レベルでのノイズ振幅を示した。振幅検出回路3
1)で検出された各信号レベルでのノイズ振幅は、デー
タ処理回路313で信号レベルデータと振幅制限値情報
に変換され、振幅制限値切換信号発生回路312を制御
する制御信号ともども出力される。振幅制限値切換信号
発生回路312では、データ処理回路313より出力さ
れる制御信号により、振幅制限値信号発生用のRAM3
22の内容を書き換え、有効映像信号区間では再生映像
信号の信号レベルにより振幅制限値切換信号を発生する
。NR回路■310では以下の要領で再生輝度信号に含
まれるノイズを低減する。
第10図において、入力端子21)に入力された再生輝
度信号は、減算器215によりフレームメモリより出力
されるデータと差分がとられROM+2)320へ入力
される。ROM(2)320は第12図(alに示すよ
うに、振幅制限値の違う何種類かのリミッタ形状を有し
ており、振幅制限値切換信号によりリミッタ形状を選択
して出力する。
なお、ROM(2)320の関数形は従来例と同様にx
i  ”1i−t  (Xは入力データ、yはフレーム
メモリの出力データ、iはフィールドナンバーを示す)
の絶対値が所定の値より大きな場合は、動画とみなしR
OM(2)320はOを出力し、絶対値が所定の値より
小さな範囲ではK(X=Y;−t)(但し、KはO≦K
<1の間で変化し” L   )’ i2の絶対値が静
止画領域ならばに=α(αは従来例と同様、雑音低減量
によって決まる、0≦α〈1なる定数)またXi3’i
−zの絶対値が大きければ大きいほどに−0となる係数
)が出力されるようになっているが、振幅制限値切換信
号により、静止画領域と判断するxi −)’ i−!
のしきい値(静止画領域の区間)すなわち振幅制限値が
変わる構成になっている(第12図(al参照)。
すなわち、FM変復調等で再生輝度信号に重畳されたノ
イズを、記録時にあらかじめ付加された基準信号の各信
号レベルに含まれるノイズの振幅に応じて上記NR回路
■310の静止画像領域のしきい値(振幅制限値)を制
御するので、再生映像信号の全信号レベルにおいて、最
も効果的にノイズ低減が行えるとともに、動画像のぼけ
を最小限に抑えることができる。
第12図中)および(C1,(dlにROM(2)32
0の関数形の他の例の幾つかを示した。これらの関数形
でも各信号レベルにおいて充分ノイズ低減が行えるとと
もに、動画像のぼけを最小限に抑えることができる。
なお、本実施例ではフレームメモリを用いて88回路を
構成したが、フィールドメモリ等、少なくとも1フイ一
ルド期間記憶可能なメモリであれば同様の効果を奏する
。また、上記実施例ではROMを用いて関数形を実現し
たが、RAM、汎用IC等で構成しても同様の効果を奏
する。
次に本実施例の他の88回路の例を図について説明する
第13図は垂直方向の88回路のブロック構成図である
0図において、331は入力映像信号を1水平走査期間
遅延するIH遅延回路、332は入力映像信号よりIH
遅延回路331の出力を減算する減算器、333は振幅
制限値切換信号回路312より出力される振幅制限値切
換信号で、振幅制限値を付加させるリミッタ(2)、3
34は入力映像信号よりリミッタ(2) 133の出力
を減算する減算器である。
以上、IH遅延回路331.fs、算器332.lJミ
ッタ(2)333.減算器334で垂直方向のNR回路
330が構成されている。なお、上記垂直方向の88回
路の動作原理は前出の文献rNHKホームビデオ技術」
日本放送協会編 横山克哉著102〜104頁等で公知
のため詳しい説明は省略する。
第I3図(blおよび(C)ニリミッタ(2)333が
内部に持つリミッタ形状の実施例を示した。前述の実施
例と同様、記録時に付加された基準信号により再生時の
各信号レベルにおけるNR回路中のリミッタ(2)の形
状(振幅制限値)を変えるので、不必要な画質の劣化を
招くことなく全信号レベルで効果的にノイズ低減を行え
る。なお、本実施例ではリミッタ(2) 333の形状
を第13図(blおよび(C)に示したが、これに限る
ものではない。
また、本実施例の他の88回路の例を図について説明す
る。
第14図は水平方向の88回路のブロック構成図である
。図において、341は入力信号の高域成分を抽出する
高域通過フィルタ(以降HPFと記す)、342は振幅
制限値切換信号発生回路312より出力される振幅制限
値切換信号により振幅制限値を変化させるリミッタ(3
)、343は入力映像信号よりリミッタ(3) 342
の出力を減算する減算器である。以上HPF341. 
 リミッタ(3)342、″Iji算器343で水平方
向のNR回路340は構成されている。
なお、上記水平方向の88回路の動作原理は前出の文献
rNHKホームビデオ技術」日本放送協会編 横山克哉
著 102〜104頁等で公知のため詳しい説明は省略
する。
第14図(′b)および(C1にリミッタ(3) 34
2の関数形の一例を示した。前述の実施例と同様、記録
時に付加された基準信号により、再生時の各信号レベル
に応じてNR回路中のリミッタ(3)の形状(振幅制限
値)を変えるので、不必要な画質の劣化を招くことなく
全信号レベルで効果的にノイズ低減を行える。なお、本
実施例ではリミッタ(31342の形状を第14図中)
および(C1に示したが、これに限るものではない。
なお、本実施例では基準信号の垂直ブランキング内での
挿入位置は第1)図(blに示す位置に限るものではな
く、垂直ブランキング区間内ならどこでもよい。
また、本実施例では基準信号も第1)図(C)に示すも
のに限るものではなく、垂直ブランキング区間で1水平
走査期間単位に信号レベルの異なる信号を基準信号とし
て挿入しても同様の効果を奏する。
なお、本実施例では第1)図(blに示すように基準信
号を垂直ブランキング区間に1個挿入したが、同じ信号
を垂直ブランキング区間に数個挿入しても同様の効果を
奏する。また、ノイズ振幅検出方法は上記実施例の説明
で述べたものに限るものでないことはいうまでもない。
なお、本実施例では振幅検出回路31)をディジタル回
路で構成したが、アナログ回路で構成することも可能で
ある。
なお、本実施例では再生輝度信号について述べたが、F
M変調して記録再生する色差信号、コンポジット信号、
時分割多重信号等でも同様の効果を奏する。
なお、本実施例では映像信号記録再生装置の一実施例と
してVTRの場合について示したが、ビデオディスクプ
レイヤー等でも同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明に係る映像信号記録再生装置に
よれば、再生映像信号の垂直ブランキング区間の平坦部
を用いてノイズの周波数特性および振幅特性を求め、N
R回路のノイズ成分抽出用フィルタの特性を適応的に変
化させるとともに、リミッタの振幅制限レベルも同様に
変化させるようにしたため、不必要な画質の劣化を招く
ことなく効果的にノイズを低減することができる。
また、この発明に係る映像信号記録再生装置によれば、
記録時に記録信号の垂直ブランキング区間に階段状の基
準信号を付加しておき、再生時に上記基準信号の各信号
レベルにおけるノイズ振幅を検出し、上記各信号レベル
におけるノイズ振幅および再生映像信号の信号レベルに
よりノイズ低減回路中の振幅制限手段の振幅制限値を変
えるように構成したので、不必要な画質の劣化を招(こ
となく全信号レベルで効果的にノイズ低減が行えるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の映像信号記録再生装置
のブロック構成図、第2図は第1図のNR回路の一例の
ブロック構成図、第3図は本発明の第1の実施例の周波
数特性分析回路の一例のブロック構成図、第4図は本発
明の一例の適応型フィルタのブロック構成図、第5図は
本発明の詳細な説明するための図、第6図は本発明の詳
細な説明するための図、第7図は従来例の映像信号記録
再生装置のブロック構成図、第8図は本発明の第2の実
施例による映像信号記録再生装置の記録系ブロック構成
図、第9図は本発明の第2の実施例による映像信号記録
再生装置の再生系のブロック構成図、第10図は本発明
の第2の実施例による時間軸方向のNR回路および振幅
制限値切換回路のブロック構成図、第1)図は本発明の
第2の実施例の動作を説明するための図、第12図は本
発明の第2の実施例のNR回路に用いられる振幅制限手
段のいくつかの関数形の例を示す図、第13図は本発明
の第2の実施例の垂直方向のNR回路の他の構成例を示
すブロック構成図、第14図は本発明の第2の実施例の
水平方向のNR回路の他の構成例を示すブロック構成図
、第15図は従来のNR回路の一例のブロック構成図、
第16図は従来のNR回路の問題点を説明するための図
、第17図は従来例の時間軸方向のNR回路のブロック
構成図、第18図は従来例のNR回路に用いられる振幅
制限手段の関数形の形状図、第19図は従来例の映像信
号記録再生装置の再生系のプロ、2り構成図、第20図
は従来の映像信号記録再生装置の問題点を説明するため
の図である。 図において、8は同期分離回路、100はNR回路、1
01は周波数特性分析回路、1)0は適応型フィルタ、
1)1はリミッタ、304は基準信号発生回路、305
はセレクタ回路、307はFM変調回路、206は同期
分離回路、31)は振幅検出回路、312は振幅制限値
切換信号発生回路、310はノイズ低減回路、213は
フレームメモリ、215,216,332,334,3
44は減算器、320はROM T2>、331はIH
遅延回路、333はリミッタ(2)、341はHPF、
342はリミッタ(3)である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)映像信号記録再生装置において、 再生信号より同期信号を分離する手段と、 該同期分離手段の出力に基づき映像信号の垂直ブランキ
    ング区間の信号レベルが平坦な部分における雑音の周波
    数特性および振幅を検出する手段と、 その特性が可変な雑音除去特性を有し、再生信号に重畳
    された雑音成分を取り除く手段と、上記雑音の周波数特
    性および振幅に応じて上記雑音成分を取り除く手段の特
    性を適応的に変化させる手段とを備えたことを特徴とす
    る映像信号記録再生装置。
  2. (2)映像信号をFM変調して記録再生し、再生系に再
    生映像信号に含まれるノイズを低減する手段を有し、 上記ノイズ低減手段が遅延素子、振幅制限素子および演
    算素子で構成されている映像信号記録再生装置において
    、 記録時、記録映像信号の垂直ブランキング区間に階段状
    の基準信号を付加する手段と、 再生時、再生信号に付加されている同期信号を分離する
    同期分離手段と、 該同期分離手段の出力に基づき、上記記録時に垂直ブラ
    ンキング区間に付加された上記基準信号の各信号のレベ
    ルのノイズ振幅を検出するノイズ振幅検出手段とを備え
    、 上記ノイズ低減手段の振幅制限素子の振幅制限値が上記
    ノイズ振幅検出手段により検出された各信号レベルにお
    けるノイズ振幅情報と再生映像信号レベルに応じて変化
    することを特徴とする映像信号記録再生装置。
JP2150593A 1990-06-08 1990-06-08 映像信号記録再生装置 Pending JPH0442683A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05304622A (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 Toshiba Corp ノイズ検出装置及びノイズリダクション装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05304622A (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 Toshiba Corp ノイズ検出装置及びノイズリダクション装置

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