JPS6030685A - 組換え体dνa、その製造方法、それを含む枯草菌、及びこの枯草菌を用いたプロテア−ゼの製造方法 - Google Patents

組換え体dνa、その製造方法、それを含む枯草菌、及びこの枯草菌を用いたプロテア−ゼの製造方法

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JPS6030685A
JPS6030685A JP13926183A JP13926183A JPS6030685A JP S6030685 A JPS6030685 A JP S6030685A JP 13926183 A JP13926183 A JP 13926183A JP 13926183 A JP13926183 A JP 13926183A JP S6030685 A JPS6030685 A JP S6030685A
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protease
bacillus subtilis
dna
bacillus
recombinant dna
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Application number
JP13926183A
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English (en)
Inventor
Jiyungo Okada
淳吾 岡田
Hisao Shimogaki
霜垣 久夫
Kosaku Murata
幸作 村田
Hikari Kimura
光 木村
Kenkichi Oba
大場 健吉
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/48Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
    • C12N9/50Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25)
    • C12N9/52Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25) derived from bacteria or Archaea
    • C12N9/54Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25) derived from bacteria or Archaea bacteria being Bacillus

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、プロテアーゼをコードする遺伝子を組み込
んだ組換え体DNA、その製造方法、それを含む枯草菌
及びこの枯草菌を用いたプロテアーゼの製造方法に関す
る。 プロテアーゼは、タンパク質やポリペプチドを分解する
能力を持った酵素であり、工業的に広く利用されている
。特に、バチルス属細菌である枯草菌又はその類縁菌の
プロテアーゼは、そのほとんどが菌体外lこ生産される
ため、皮革工業における皮なめし剤や、洗剤添加物など
として広く利用されている。 従来、枯草菌又はその類縁菌のプロテアーゼは、これら
菌からの発酵法で製造されている。 しかしながら、従来の発酵法では菌体量あたりの収量が
低く、夾雑する不純物が多いという欠点がある。さらに
、従来の発酵法では、複数種類のプロテアーゼ、例えば
中性プロテアーゼとアルカリ性プロテアーゼとを同時に
高収率で製造することが困難である。 この発明の目的は、菌体量あたりの収量が多く、不純物
の夾雑が少ない、プロテアーゼの製造方法を提供するこ
とである。才たこの発明の目的は、この製造方法に用い
られる組換え体DNA及び枯草菌、並びに該組換え体D
NAの製造方法を提供することである。 すなわち、この発明は、プロテアーゼをコードする遺伝
子を、枯草菌用DNA導入ベクターに組み込んだ、枯草
菌内で複製可能な組換え体DNAを提供する。また、こ
の発明は、プロテアーゼをコードする遺伝子を含む染色
体DNAを断片化する工程と、得られたDNA断片を枯
草菌用DNA導入ベクターに組み込んで組換え体DNA
を作製する王権と、この組換え体DNAで枯草菌又はそ
の類縁菌を形鏑転換する工程と、形質転換された枯草菌
又はその類縁菌のうち、菌体外にプロテアーゼを産生ず
るものを選択する工程と、選択された枯草菌又はその類
縁菌から組換え体DNAを回収する工程とを含む、上述
したこの発明の組換え体DNAの製造方法を提供する。 さらにこの発明は、前記組換え体DNAを含む枯草菌を
提供する。さらにまた、この発明は、該枯X菌を培養す
る工程と、その培i 物カらプロテアーゼを得る工程と
を含むプロテアーゼの製造方法を提供する。 この発明の組換え体DNAは、プロテアーゼをコードす
る遺伝子を、枯草菌用DNA導入ベクターに組み込んだ
、枯草菌内で複製可能なものである。この組換え体DN
Aを構成する7Noツセンジヤー遺伝子は、プロテアー
ゼをフードするものであればいずれのものでもよい。好
1い遺伝子の例としで、バチルス属細菌、特に枯草菌又
はその類縁歯の中性プロテアーゼ又はアルカリ性プロテ
アーゼをコードする遺伝子を挙げることができる。後述
する実施例では、これら両方のプロテアーゼの菌体外生
産が著しいバチルス・リケニホルミスJ 株(Baci
lluslicheniformis J )の、これ
ら両方のプロテアーゼをそれぞれフードする2個の遺伝
子を用いている。なお、バチルス・リケニホルミス3株
は、バチルス・リケニホルミス(ATCC14580)
 ヲニトロ゛ノグアニジン処理し、D−サイクロセリン
耐性コロニーを選択することによって得られたものであ
って、昭和58年7月23日に工業技術院微生物工業技
術研究所(微工研)に、受託番号微工研菌寄@7167
号として寄託されている。もつとも、バチルス・リケニ
ホルミス3株以外の菌株であっても、プロテアーゼ産生
のさかんなものは好ましく用いることかできる。さらに
、Aspergtllus 5aitoiやAsper
gillus oryzaeのようなアスペルギルスカ
ビが産生ずる酸性プロテアーゼをコードする遺伝子を用
いることもできる。 この発明の組換え体DNAに用いられるDNA導入ベク
ターは、枯草菌内で自己複製が可能であり、かつ適当な
マーカーをイイするものである。 このようなりNA導入ベクターは、この分野において広
く知られている。例えば、、UB110プラスミド( 
Kathleen M − Kegginsら、PrO
C。 NaH 、Acad − Sci 、USA Vol.
75 、No.3 。 ppl 4 23 1 42 7 、 March 1
 978 E’遺伝的
【こ活性なバチルスDNA断片の
枯草直円での分子クローニング及びベクタープラスミド
、UB 1 10の性質」(Molecular cl
oning of geneticallyactiv
e fragments of Bacillus D
NA inBac目1us subtilis and
 properties of thevector 
plasmid pUBllo ” ) fE照)及び
pC194プラスミド( Stanislav D−E
hrlicbら、P r o c。 Natl 、Acad.Sci 、USA Vol 、
75,No3 。 、、1 4.33 − 1 436 、 March 
1 9 78 r枯草菌内でのD Ii Aクローニン
グJ ( ” D N A cloning inBa
cillus subtilis”)参照)を挙げるこ
とができる。これら以外【こも多くの枯草菌用ベクター
が知られており、例えば、Thomas J−Gryc
zanら、Proc 、Natl 、Acad.Scl
 、USA Vol 、 75,No.3。 ppl4 28 1 432 = March 1 9
 7 8 r枯ffL菌内のキメラ性プラスミドの造成
及び性質( ’ Constructionand p
roperties of chimeric pla
smids inBacillus sub目目S″)
に記載されている。なお、、UB]107’ラスミドを
含有するバチルス・ズブチリスBD366’M株が、昭
f[]55877月23に微工研に、微工研菌寄1;7
170号の受託番号で寄託された。 上述したこの発明の組換え体DNAは、次の5つの工程
を含む方法によって製造することができる。 第1工程 第1工程では、原料となる染色体DNAを細胞から抽出
し、これを断片化する。原料となる染色体DNAは、プ
ロテアーゼをコードする遺伝子を含むものである。この
遺伝子については上述したとおりである。従って、プロ
テアーゼ産生の茗しいバチルス属細菌,例えば上述した
バチルス・リケニホルミス等の染色体DNA%好ましく
用いることができる,、 染色体D N Aを細胞から抽出する操作は、広く知ら
れたフェノール法( K 、 Miura 、 Bio
chem。 Blophys.Acta72.、、619 629(
1963)参照)lこよって行なうことができる。 抽出した酵素を断片化する操作は、制限耐.素又は塩基
配列特異性のないエンドヌクレアーゼによって行なうこ
とができる。さらlこまだ、機械的処理によって染色体
DNAを断片化することもOT能である。 第2工程 第2工程では、第1工程で得た染色体DNA断片を、枯
草1用DNA4人ベクターに組み込んで組換え体DNA
;3作製する。第1工程において、接着宋端を生じる制
限酵素を用いた場合には、同じfl+lJ限酔素で先を
こ説明したDNA導入ベクターを切断し、第1工程で得
た染色体DNA断片とアニーリングした後、T、DNA
リガーゼや大腸菌D N A IJガーゼのようなり 
N A IJガーセでこイtらを連結することによって
組換え体DNAを作製すること炉できる。この場合、組
換えの効小を高めるだのに、D N A 6人ベクター
を制限酵素で切断した後、広く万1られたUl 1 r
 i chらの方法によるアルカリホスファ′ターセ処
理をこれに施ずことが奸才しい。 第1工程において、千渭末端を生じる制限酵素又は塩基
配列特異性のないエンドヌク1ノアーゼを用いた場合、
及び機械的処理によって染色体DNAを断片化した場合
には、適当な制限酵素でベクターを切断した後、広く知
られたホモポリマー結合法(高木康敬編著「遺伝子操作
実験法」講職社すイエンテイフイク参照)によって、染
色体DNA断片とベクターとを結合することができる。 第3工程 第3工程では、卯、2工程で得た組換え体DNAで枯草
菌又はその穎紗菌を形質転換する。ここで言う「類縁菌
」とは、枯草菌用DNA導入ベクターの少なくともある
ものがその内部で自己複製でき、かつプロテアーゼ遺伝
子を41する組換え体DNAで形質転換された場合には
、プロテアーゼを菌体外に生産する性實を弔゛するバチ
ルス属細菌である。このような類縁閑の例として上述し
たバチルス・リケニホルミスを挙げることができる。 形質転換は、この分野において広く知られたS 、Ch
angとS 、 N 、 Cohenの方法(Mo1e
c 。 gen 、 Genet 、168 p。111−11
5(1979)参照)に従い、先ず形質転換すべき細菌
をリゾチーム処理してプロトプラスト化した後、ポリエ
チレングリコールの存在下でこのプロトプラストに第2
工程で得た組換え体DNAを加えることによって行なう
ことかできる。 才た、枯草菌は増殖のあ、る段階で自然にDNAを取り
込みやすい、いわゆるcompetentな状態になり
、プラスミドDNAを取り込むことが知られている。従
って、菌がcompeteruな状態にある時に組換え
体DNAを加えるさ、プロトプラスト化処卵を施すこと
なく形質転換を行なうことができる。 第4工程 第4工程では、形質転換された細菌のうち、原料染色体
DNA中のプロテアーゼ遺伝子を含むDNA断片を有す
る組換え体DNAで形質転換され、その結果、著量のプ
ロテアーゼを菌体外に生産する菌を選択する。 先ず、用いたDNA導入ベクターのマーカーによって、
組換え体DNAを含有する菌を一次選択する。ベクター
としてpUBIIOを用いた場合には、菌をカナマイシ
ン含有培地中で培養し、カナマイシン耐性菌を集菌する
。 次に、適当なタンパク質含弔物質、例えばスキムミルク
を含む栄養寒天培地上で、−次選択した菌を培養する。 そうすると、菌体外にプロテアーゼを生産する細菌コロ
ニーでは、プロテアーゼによってスキムミルク等のタン
パク含有物質が溶かされるため、コロニーの周辺部が透
明になって、大きなハロー(透明後)を生じる。 従って、このようなハローを有するコロニーの菌を二次
選択する。 第5工程 第5工程では、第4工程で二次選択した細菌から、[4
え体DNAを回収する。この回収は、上述したフェノー
ル法及び密度勾配遠心により各品に行なうことができる
。 このようにして得られた組換え体DNAで枯草菌又はそ
の類縁菌を形質転換することによって、高いプロテアー
ゼ生産能を有する#1IiI菌を得ることができる。好
才しい宿主菌株の例きして、広く知られたバチルス・ズ
ブチリス・マーブルグ168株(Baeillua a
ubt口is Marbu、rg 16B)由来の棹々
の変異株、例えはバチルス・ズブチル71012株や、
あるいは上述したバチルス・リケニホルミスを埜げるこ
とかできる。なお、バチルス・ズブチル71012株は
、バチルス・ズブチリス・マーブルグ168株をニトロ
ソグアニジンで処理して胞子形成能を欠失させ、DNA
の摂取能力(compe tency )を持たせるこ
とによって得られたものであり、昭和58年7月23日
に機工ωト菌寄第7168号として微工研に冨託された
。lうまでもなく、このようなプロテアーゼ生産菌は、
上述したF 1’工程ないし第4工程を含む方法によっ
てもつくることができる。 このような1株を培養すると、培地中に多量のプロテア
ーゼを生産させることができる。従って、この発明はま
た、このような菌株を培薫する工程と、その培養液から
プロテアーゼを得る工程とを含むプロテアーゼの製造方
法を枦供する。 日株の培養は、炭素源、窒素源及び微量の金属元素を含
む培地で振盪することによって行なうことができろ。炭
素源として可溶性デンプン、ラクトース、又はグルコー
スを用いることができる。炭素源の濃度は通常0.1す
いし20服竜%、好ましくは5重′lFX′%程度であ
る。窒素源としては、ペプトン、コーンスチープリカー
、大豆カゼイン、尿素等の有機胛窒素の他、硫酸アンモ
ニウム、塩化アンモニウム等の無侵襲窒素も用いること
ができる。窒素源の濃度は通常0.5ないし5重量%、
好ましくは3重量%程度である。また、微量金属として
リン酸ナトリウムと硫酸マグネシウムをそれぞれ0.0
01ないし2重量%、好才しくはそれデれ0.6重量%
、0.1重量%添加するとプロテアーゼの生産が高マル
。炭酸カルシウムを0.05ないし0.5重量%、好ま
しくは0.2重量%程度さらに添加すると、プロテアー
ゼの生産が特に高まる。培地のpHは通常5.5ないし
9.0、好ましくは約6.5であり、培養温度は通常2
5ないし45℃、好ましくは約37℃である。 このような培養によって得られた培−#液から、遠心分
離によって菌体を除去することにより、プロテアーゼを
高濃度に含む溶液が得られる。 プロテアーゼタンパク質の分離は、常法である、硫酸ア
ンモニウムを用いた塩析や、エタノール又はアセトンを
用いた有向溶媒処理により、容易に収率よく行なうこ吉
ができる。溶液が複数のプロテアーゼ、例えば後述する
Wf−MJj例のように中性プロテアーゼ吉アルカリ性
プロテアーゼとを有する場合には、必要に応じ、粗プロ
テアーゼ画分を通常のカラムクロマトグラフィーによっ
て容易に分離、精梨することができる。もつとも、それ
ら1夏数のプロテアーゼl占性をともに有していること
が望まれる場合には、この両活性をJ4M強せしめた培
養液の粗精製物をそのまま用いることができる。 実権列1 、ANZ組換え体DNA及びこれを保持する菌株の調製 バチルス・リケニホルミス1株をL−培地(ペプトン1
重量%、酵母エキス0.5重量%、食塩015重量%、
グルコース0.1重量%、精製水残部)中で対数増殖期
才で生育させた後集菌し、生理的食塩水(0,85重量
%)で1回洗浄した。このようにして得られた菌体2.
7F(湿重量)からフェノール法によって染色体DNA
を抽出し、約1.2 qのDNAを得た。この染色体D
NAの2μmをEcoRIで37℃で30分間処理して
断片化した。 1μノのプラスミドベクター、UBIIOをE coR
Iで37℃で2時間処理した後、Ullrichらの方
法(5cience 196 、p1313−1319
(1977))でアルカリホスファターゼ処理した。こ
れを上記染色体DNA断片と混合し、4.5単位T 、
 DNAリガーゼで10℃で16時間処理して組換え体
DNAを調製した。 バチルス・ズブチリス1012をL −brotb(バ
タトペブトン10)、イーストエキス5F。 NaCl!5F、クルコース]y%邦天127ζこ水を
加えて11にしたもの)で前培養し、スビセセン最小培
地(K2HPO41,4y、 KH2P0.6 y。 (NH4)、So、2 y、クエン酸2ナトリウム】y
、MySO<・7H200,2P、グルコース5ICこ
水を加えて11にしたもの)で対数末期(2,5〜3.
5時間)まで増殖させ、さらに新たなスビゼゼン最小培
地で1,5時間振盪培養し、遠心分離により集菌した。 上述の工程で得た組換え体DNA溶液100μlをこの
菌に加え、L brothで2時間培養して形質転換を
行なった。 組換え体DNA保持保持−次選択するため、150μ9
 / mlのカナ−フィシンを含む培地(4%寒天20
0 ml、1Mコハク酸す1−リウム(、H7,3)5
00d、5%カザミノ酸100m1,10%イーストエ
キス50mJ、3.5%リン酸2カリウムと15%リン
酸1カリウムとの混合物100d。 1M塩化マグネシウム20m1,2%子ウシ血清アルブ
ミン5ゴを混合しく全111)、これに150Tn9の
カナマイシンを添加したもの)で37℃で40時間培養
した。生存菌を1重量%のスキムミルク及び1重量%の
寒天を含むL−培地上で37゛Cで16時間培養した。 大きなハローを周囲に廟゛するコロニーが2つ得られた
。 大きい方のハローを有するコロニーの菌株を釣菌するこ
とにより、閑体外プロテアーゼ高生産菌、すなイっち、
プロテアーゼ遺伝子を有する組換え体DNAを保持する
菌株を得た。この菌株をバチルス・ズブチリスI U 
12/ 、AN2と名ずけ、昭和58年7月23日に微
工研に寄託した(機工@菌寄罪7169号)。なお、こ
の菌の菌学的性質は、プロテアーゼ生産能力か極めて高
いこと、胞子形成能がないことを除き、広く知られたバ
チルスーズブナルス・マーブルク168株の菌学的性質
と同じである。 バチルス・ズブチリス1012/、AN2からフェノー
ル法によりDNAを抽出し、新顔勾配遠心で組換え体D
NAを大量に集めた。この組換え体DNAを、AN2と
名ずけた。 、AN2の制御XI!酔素地図を作成した。これは図に
示されている。図中、黒く塗りつぶされている部分がバ
チルス・リケニホルミス5株の染色体断片であり、白い
部分が、UBIIO由来の部分である。、AI’J2の
分子弁は5.4メガダルトン(Ma)であり1.UBI
IOのEcoRI切断部位に2.4Mdのバチルス・リ
ケニホルミス1株由来のDNAtli片が組み適才れて
いる。 このようにして得られた形質転換株、バチルス・ズブチ
リス1012/pAN2の中性及びアルカリ性プロテア
ーゼ活性を調べた。各酵素活性はSSP培地(1()重
量%可溶性デンプン、3重量%ペプトン、0.3重量%
KH2PO,,03重量%MIS04・7H20,0,
23ii%C’aCQ3、洩部鞘製水1.H6,5)で
2日間培養した時の培養液を用いて調べた。才だ、対照
として、全く同じ条件で培養したバチルス・ズブチル3
1012株及びバチルス・リケニホルミス5株の酵素活
性も測定した。結果を紀1表に示す。なお、酵素活性の
測定は、常法である、ジャーナルオブバイオケミストリ
ー、土5 、 p、185−194(1958)記載の
方法に従った。 @1表 実施例2 第1表に記載の菌体を1000mgのssP培地に接種
し、30 ℃で5日間振盪培養した。遠心分離して菌体
を除き、培養上清を集めた。この培養上清をこ硫酸アン
モニウムを70重号%となるように添加し、沈#部分を
遇【心分離して鋳めた。この操作により、1012/p
AN2株では7.2F、1012株では0.IP!、バ
チルス・リケニホルミス5株では5.0 f/ 0.)
徂プロテアーゼタンパク質が得られた。 実施例3 実施例2で得られた沈殿を、2 mMの酢酸カルシウム
を含む20 mMのトリス−塩酸緩衝液(、H8,O)
に浴かし、この緩衝液に対して1佼透析した。このよう
にして得られた粗タンパク質溶液をDEAK−セファデ
ックスA−50を用いたカラムクロマi・グラフィーに
かけ、中性及びアルカリ性プロテアーゼにそれぞれ分離
、精製した。これらの齢素タンパク1゛は第2表に示す
とおりであった。 第 2 表 実施例4 第1表に示す3つの菌株を、6重量%乳糖、1.4重量
%大豆カゼイン、0.6重量%リン酸二水素ナトリウム
、1.4M量%リン酸−水素ナトリウム、0.2重i%
硫酸マグネシウム7水塩、0.2重it%炭酸カルシウ
ム、残部精製水から成るp H665の培地で30℃で
3日間培養し、培養上清のプロテアーゼ活性を測定した
。結果を第3表に示す。 第3表 実施例5 実施例4に記載した方法で培養したバチルス・ズブチリ
ス1012/、AN2林の培養上清を悼心分離により集
め、これに2倍答のエタノールを加えて0℃で1夜放置
した。生じた沈殿を遠心分離により集めた。この操作で
4yの柑プロテアーゼが得られた。 この発明によると、プロテアーゼを高収惠、高純度で製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
図はpAN2の制限酵素切断地図を示す。 出願人イーリ人 プル埋土 鈴 江 武 彦手続補正書 昭和5b年゛、・5月゛1゛1日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 ■、事件の表示 特願昭58−139261号 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (676) ライオ/株式会社 4、代理人 6、補正の刻象 委任状、明細書全文 7、補正の内容 (1)委任状を別紙の通電補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) プロテアーゼをコードする遺伝子を、枯草菌用
    DNA導入ベクターに組み込んだ、枯草菌内で複製可能
    な組換え体DNA0 (2) 前記遺伝子は、バチルス属細菌の染色体中ζこ
    存在し、該細菌によって菌体外に生産される中性プロテ
    アーゼ又はアルカリ性プロテアーゼをコードする遺伝子
    である特許請求の範囲第1項記載の組換え体DNA0 (3) 前記遺伝子は、バチルス属細菌の染色体中に存
    在し、該細菌によって菌体外に生産される中性プロテア
    ーゼとアルカリ性プロテアーゼとをそれぞれコードする
    2個の遺伝子である特許請求の範囲第1項記載の組換え
    体DNA。 (4) 前記バチルス属細菌はバチルス・リケニホルミ
    スである11¥許請求の範囲第3項記載の組換え体DN
    A。 (5) 、AN2である特許請求の範囲第4項記載の組
    換え体DNA。 (6) プロテアーゼをコードする遺伝子を含む染色体
    DNAを断片化する工程と、得られたDNA断片を枯草
    菌用DNA;l入ベクターに組み込んで組換え体DNA
    を作製する工程と、該組換え体DNAで枯草菌又はその
    類縁菌を形質転換する工程と、形質転換された枯草菌又
    はその類縁菌のうち、菌体外にプロテアーゼを産生ずる
    ものを選択する工程と、選択された枯草菌又はその類縁
    菌から前記組換え体DNAを回収する工程とを含む組換
    え体DNAの製造方法。 (7) 前記染色体DNAは、菌体外に中性プロテアー
    ゼ及びアルカリ性プロテアーゼを産生ずるバチルス属細
    菌のものである特許請求の範囲第6項記載の方法。 (8)前記バチルス属細菌はバチルス・リケニホルミス
    である特許請求の範囲第6項記載の方法。 (9) 前記DNA導入ベクターは、UBIIOである
    特許請求の範囲81!6項記載の方法。 Qo プロテアーゼをコードする遺伝子を、枯草菌用D
    NA導入ベクターに組込んだ、枯草菌内で複製可能な組
    換え体DNAを含有する枯草菌。 αυ バチルス・ズブチリス1012/、AN2である
    特許請求の範囲第10項記載の枯草菌。 (6) プロテアーゼをコードする遺伝子を、枯草菌用
    DNA導入ベクターに組み込んだ、枯草菌内で複製可能
    な組換え体DNAを含有する枯草菌又はその類縁菌を培
    養する工程と、その培養物からプロテアーゼを得る工程
    とを含むプロテアーゼの製造方法。 0 前記組換え体DNAを含有する枯草菌はバチルス・
    ズブチリス1012/pAN 2である特許請求の範囲
    第12項記載の方法。 α◆ プロテアーゼをコードする遺伝子を含む染色体D
    NAを断片化する工程と、得られたDNA断片を枯草菌
    用DNA導入ベクターに組み込んで組換え体DNAを作
    製する工程と、該組換え体DNAで枯草菌又はその類縁
    菌を形質転換する工程と、形質転換された枯草菌れた枯
    草菌又はその類縁菌を培養する工程と、その培養物から
    プロテアーゼを得る工程とを含むプロテアーゼの製造方
    法。 (へ)前記染色体DNAは、菌体処暑こ中性プロテアー
    ゼ及びアルカリ性プロテアーゼを産生ずるバチルス属細
    菌のものである特許請求の範囲第14項記載の方法。 00 前記バチルス属細菌はバチルス・リケニホルミス
    である特許請求の範囲第15項記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60239324A (ja) * 1984-02-20 1985-11-28 ロ−ヌ−プ−ラン・スペシアリテ・シミ−ク 新規な形態的特徴をもつ酸化第二セリウムの製造方法
EP0214435A2 (de) * 1985-08-03 1987-03-18 Henkel Kommanditgesellschaft auf Aktien Alkalische Protease, Verfahren zur Herstellung von Hybridvektoren und genetisch transformierte Mikroorganismen
EP0261009A1 (fr) 1986-08-18 1988-03-23 Institut Pasteur Sequence d'ADN exercant une fonction se manifestant par une surproduction de protéines exocellulaires par diverses souches de bacillus, et vecteurs contenant cette séquence

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