JPH02500248A - ヘモグロビン遺伝子クローンの発現による細胞成長の増強 - Google Patents

ヘモグロビン遺伝子クローンの発現による細胞成長の増強

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JPH02500248A JP63509373A JP50937388A JPH02500248A JP H02500248 A JPH02500248 A JP H02500248A JP 63509373 A JP63509373 A JP 63509373A JP 50937388 A JP50937388 A JP 50937388A JP H02500248 A JPH02500248 A JP H02500248A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 53、以下のステップからなり、酸素存在下で成長する宿主培養細胞であって、 微生物と、動物、植物及び昆虫からなる群から選ばれた蛋白質細胞生物から得ら れた細胞とからなる一群の培養細胞から選ばれ由来する前記宿主培養細胞の、一 般に作られる蛋白質及び遺伝子工学の結果として発現される蛋白質の両方の蛋白 質、バイオポリマー及び他の代謝産物の生産を増加させる方法。
(a)宿主培養細胞に酸素結合活性を有する蛋白質を生産させることができるポ ータプルDNA配列の調製、 (b)前記ポータプルDNA配列の、少くとも多少の酸素結合蛋白質を発(C) 蛋白質の発現に適当な条件下での宿主細胞の培養、そして(d)蛋白質に少くと も多少の酸素結合活性を有する活性構造をとらせること。
54、以下のステップからなり、酸素を必要とするプロセス及び操作に酸素を輸 送及び供給する方法。
(a)宿主培養細胞に酸素結合活性を有する蛋白質を生産させることができるボ ークプルDNA配列の調製、 (b)少くとも多少の酸素結合蛋白質を発現することができる宿主培養細胞への 、前記ボークプルDNA配列の導入、(c)蛋白質の発現に適当な条件下での宿 主細胞の培養、(d)蛋白質に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性構造を とらせること、そして、 (e)前記酸素を必要とするプロセスへ、前記宿主細胞または前記宿主細胞から の酸素結合蛋白質を含む調製品を効果的に配給すること。
55、以下のステップからなり、環境から酸素を結合・除去する方法。
(a)宿主培養細胞に酸素結合活性を有する蛋白質を生産させることができるボ ークプルDNA配列の調製、 (b)少くとも多少の酸素結合蛋白質を発現することができる宿主培養細胞への 、前記ボークプルDNA配列の導入、(c)蛋白質の発現に適当な条件下での宿 主細胞の培養、(d)蛋白質に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性構造を とらせること、そして、 (e)前記酸素を含有する環境へ、前記宿主細胞または前記宿主細胞からの酸素 結合蛋白質を含む調製品を効果的に配給すること。
56、以下のステップからなり、少くとも多少の酸素結合活性を有する蛋白質を 産生できる細胞であって、微生物と、動物、植物及び昆虫からなる群から選ばれ た蛋白質細胞生物から得られた細胞とからなる一群の培養細胞から選ばれ由来す る前記宿主培養細胞の、コントロールされた環境下での成長量、成長速度及び到 達細胞密度を含む培養細胞の成長特性を増加させる方法。
(a)前記蛋白質の発現に適当な条件下での宿主細胞の培養、そして、(b)前 記蛋白質に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性構造をとらせること。
57、以下のステップからなり、少くとも多少の酸素結合活性を有する蛋白質を 産生できる細胞であって、微生物と、動物、植物及び昆虫からなる群から選ばれ た蛋白質細胞生物から得られた細胞とからなる一群の培養細胞から選ばれ由来す る前記宿主培養細胞であって、酸素存在下で成長する宿主培養細胞の一般に作ら れる蛋白質及び遺伝子工学の結果として発現される蛋白質の両方の蛋白質、バイ オポリマー及び蛋白質の代謝産物の生産を増加させる方法。
(a)前記蛋白質の発現に適当な条件下での宿主細胞の培養、そして、(b)前 記蛋白質に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性構造をとらせること。
58、少くとも多少の酸素結合活性を有する蛋白質を産生できる宿主培養細胞を 、酸素を含有する環境に導入することよりなる環境から酸素を結合及び除去する 方法。
明細書 ヘモグロビン遺伝子クローンの発現による細胞成長の増強合衆国政府は本発明に つき一定の権利を保有している。
技術分野 本発明は酸素結合蛋白質、特にヘモグロビンの生産に関し、また減圧或いは低圧 酸素レベルの環境下のみならず十分な酸素レベルの環境下における好気性生物の 成長及び物質合成能力の増強に関するものである。
茸量技術 ヘモグロビンやミオグロビンなどのグロビン類はヘムを含有する酸素担体である 。可逆的な、高濃度酸素の存在下における酸素との結合及び低濃度領域における 酸素の放出により、これらの蛋白質は多細胞生物の酸素吸収率(uptake  rate)を単なる受動的な拡散の場合よりも増加させると考えられている。単 細胞生物では、その酸素吸収率は、本質的に、その成育環境または成育培地の溶 存酸素の細胞外膜への輸送率により制限されると一般に考えられている。しかし 、細胞構造を詳細に検討することにより、環境酸素と、酸素が最終的に反応を受 けるチトクロームの間には、幾つかの潜在的な拡散障壁があることが解ってきた 0例えば、グラム陰性細菌では、チトクロームが原形質膜内側に付着している場 合には、拡散酸素は、代謝反応から電子を受け取るまでに、細胞壁、外膜、細胞 周辺腔(periplasmic 5pace )及び内膜などの移動障壁を横 切る必要がある。真核単細胞では、酸化的リン酸化がミトコンドリアで起きると 、さらに拡散の抵抗が生じる。酸素のような小さな中性分子は受動的拡散により これらの障壁を通過すると推測される。しかし、これらの障壁は、実際の反応部 位への物質移動に対する全抵抗の少なからぬ一因となっており、これらは酸素が 限られている条件下では重大なものとなりつる。
溶存酸素レベルを消耗することによって成長にどのような生理的効果があるのか については、ニジエリシア・コリ(Escherichia coli、大腸菌 )、サツカロミセス・セレビシアエ(Saccharomvces cerev isiae、 p母)、シュードモナス(Pseudomonas )属、アル カリゲネス・オイトロファス(M旦キ詔工旦し些に亜hus )を含む幾つかの 生物の場合で説明されてきている。例えば、大腸菌では、これは非常に親和性の 高いチトクロームを有するのであるが、溶存酸素分圧の変化はターミナルオキシ ゲナーゼに異なる制御を与えることになり、その結果、好気的呼吸の間に酸化さ れたNADH分子当り放出されるプロトン数が減少する。このため、化学量論的 ATP生合成は逆変化する(Kranz et al、 。
Journal of Bacteriology 158:1191−119 4.1984: Ingraham et al、、 Gr盾翌狽■@of the baceterial cell、 5inauer As5ocia tion、 Inc、 1983. p147.両文献とも{明 細書の内容として包含する)。
また好気性生物が呼吸に酸素を必要とするということに加え、酸素結合蛋白質は 他の潜在的な利用のされ方もある。例えば、ステロイド変換、酢の産生、生物学 的廃棄物処理または酵素反応による分解のような酸化的物質変換の増強に利用さ れたり、醗酵や蒸留による醗酵食品や醗酵飲料の生産段「皆での利用される。
繊維状細菌、ベギアトア(Beggiatoa )目の一つであるヴイトレオシ ラ(Vitreoscilla)は水溜りゃ腐りかけた植物質などの貧酸素環境 下で見つけられた完全な好気性生物である。低酸素条件下で細菌が成長すると、 等価サブユニットの2量体からなる可溶性ヘム蛋白質(サブユニットMW 15 ,775)の合成は幾倍かに誘導される(Boerman et al、 、  Control of heme content 1nVitreoscil la bv oxy en、 Journal of General App lied Microkiiolog凵@28:35−42 、1982) 、この可溪性ヘム蛋白質は、注目すべきスペクトル(Webst er、 et al、 。
ogical Chemistry 249:4257−4260.1974)  、構造(Wakabayashi、 et al、。
Primar se uences of a dimeric bacter ial hemo 1obin from Vitreosモ奄撃撃=B Nature 322:481−483.1986) 、そしてキネチック(O rii、 et al、、 Photodissociation of ox  Tenated cytochrome ofs) (Vitreoscil la) and kinetic Ttudies of reassociation、 Journal of Biologi cal Chemistry 261:2978−2986D1986 ) が本当の細菌ヘモグロビンである。
この蛋白質は、以前チトクローム0と考えられており、酸素貯蔵に機能するもの と推測されていた。しかしながら、生化学的な矛盾(Webster、 et  al、。
Oxy enated c tochrome o、 Journal of  Biological Chemistry 252:18R4−1836゜ 1977)およびこれに続いてなされた本当の膜結合チトクローム。及びdの発 見Chemistry 258:13768−133771.1983; We bster、 et al、、 Federation pr盾モ■■р奄獅■ 44:678.1985)にを契機として、さらに詳細なスペクトルの研究(C hoc et al、。
Oxv enated intermediate and carbon5° is ecies of cytochrome o fV奄狽窒■盾唐モ奄撃 ■ al、Journal of Biological Chemistry 2 57:865−869.1982; 0rii et alA、前記文 献参照)やその推定アミノ酸配列の終局的決定及び、既知のヘモグロビン配列と の部分共通性に関する研究(23)がなされるに至った。
これらの論文は真核生物のヘモグロビンに特有の多くの特徴と変わらない点を明 らかにし、またある程度は、酸素の使用においておそらく演じている役割又はそ の可能性について論じているが、これら研究者の誰も、この細菌ヘモグロビンの 細胞内産生を働かせるポータプルDNA配列を分離することはできなかったし、 またその産生のための組換DNA法を創出した者もいなかった。加うるに、ヴイ トレオシラ(Vitreoscilla)内でのこの蛋白質による酸素の輸送や 酵素反応論的機能について裏付けとなる文献はなく、また細菌ヘモグロビンを異 種生物に導入することによってどのような利益があるかを示唆した文献もなかっ た。さらに、このような酸素結合蛋白質が非常に広範囲に応用できるだろうとい うことについて示唆はなされていなかった。
驚くべきことに、本発明者は細菌ヘモグロビンの組換DNA合成を働かせること ができるボークプルDNA配列の発見した。本発明のヘモグロビンは、ここで述 べる組換DNA法により作られたものであり、酸素欠乏環境下における生物の成 長についての研究を増加させよう、また、本発明の酸素結合蛋白質は細胞に供給 する酸素を増加させるのにも、また他の酸素を使用するプロセスにも有用であり 、さらに他の液体または気体から酸素を結合したり分離するのにも有用である。
さらにまた本発明の酸素結合蛋白質は、細胞の生産、すなわち細胞により通常作 られる蛋白質や代謝産物の生産、あるいは遺伝子操作により細胞内で発現させる 天然又は非天然の代謝産物や蛋白質の産生を増加させることができる。本発明の 蛋白質は、また、組換DNAの仕事の選択マーカーとしても有用であり、醗酵、 酵素反応による分解、毒性化学廃棄物の処理、醸造、そして特に酸化反応や変換 反応などの酸素を必要とする段階を増強するなどの様々な応用ができる。
本発明はまた、DNAポリマー内で遺伝子に通常先行する位置にあって、この遺 伝子のmRNAへの転写開始点を供給する成るDNA配列に関するものでもある 。これらは“ブロモ−クー”配列と呼ばれている。構造遺伝子の上流には通常必 要ではないが、転写及び/又は翻訳の開始頻度及び速度を決定する蛋白質と結合 する他のDNA又はRNA配列がある。これら他の配列は、アテニュエイクー、 エンハンサ−、オペレーターなどを含み、 “レギュレーター”配列と呼ばれて いる。このように、遺伝子の転写及び最終的な発現が起こるがどうかを決定する のに働く配列は、正確には、°゛プロモーター/レギユレーター配列と呼ばれて いる。
遺伝子のプロモーター/レギュレーター配列は非常に大きな構造的及び機能的多 様性を許容したもので、一般には、化学物質や、時には細胞内或いは細胞周囲の 生理的環境に反応して遺伝子転写の制御を果たす。遺伝子転写におけるプロモー ター/レギュレーターの作用機構については、幾つかの総括的なモデルが提唱さ れている。一つのモデルは、リプレッサー遺伝子と他の遺伝子のプロモーター近 傍のレギュレーター配列又はオペレーター配列とを用いたものである。このモデ ルによれば、リプレッサー配列の転写によりリプレッサー蛋白が発現し、これが オペレーター配列と選択的に結合して目的遺伝子の転写を効果的に抑制する。環 境からの信号、例えば、当該遺伝子の蛋白産物により作用を受ける化学物質の濃 度増加などにより、リプレッサー蛋白は効果的に不活性化され、オペレーター配 列への結合能が阻害される。こうして遺伝子の転写は中断されることになる。基 質濃度の増加は基質分解を力虫媒する蛋白質の合成を誘導する操作としてみるこ とができよう。
遺伝子転写の制御におけるプロモーター/レギュレーター配列の作用機構の総括 的モデルのもう一つは、リプレッサーDNA配列により不活性型リプレッサー蛋 白が最初に形成されると提案している。この不活性型蛋白はオペレーターDNA 配列に結合することができず、なにが他の細胞内物質1選ばれた遺伝子によりコ ードされた蛋白によって触媒された反応産物である化合物のようなものと結合す るまでは、目的遺伝子の転写はできなくなる。このような細胞内での反応産物濃 度の増加は、産物合成の原因である蛋白質の過剰生産の可能性を抑制するように 働(であろう、これらの例では、レギュレーター蛋白は転写を抑制するように機 能する。他のレギュレーター蛋白は、特定のDNA配列の転写を強化あるいは活 性化するものとして記述されている。このように、ポジティブ及びネガティブな 制御蛋白質と、これに対応するレギュレーターDNA配列との双方があり得ろ。
遺伝子発現の制御はまた、翻訳の段β皆でも起きる。例えば、制御分子はメツセ ンジャーRNAの特定部位に結合し、転写を抑制または阻止する。
今日の遺伝子工学の活動の多くは、細胞に外来遺伝子を安定して取込ませ、目的 遺伝子の多数の複製源とするだけでなく、経済的に重要な遺伝子産物の大規模な 転写及び発現を可能にすることを目指してきた。
ラクトース(”lac”)プロモーター/オペレーク−系は、オペレーターの作 用モードを通じて大変制御しやすいので、一般に広く使われている9オペレータ ーが抑制されると、DNA依存性RNAポリメラーゼは全く結合できなくなり転 写を開始できなくなる。このようにブロモ−クーの働きを効果的に阻害する。
この系に、さらにイソプロピル−B−D−チオガラクトシド(IPTG)のよう な既知のインデューサーを加えて誘導すれば、抑制を解除することができる。イ ンデューサーはリプレッサー蛋白を除去し、この結果RNAポリメラーゼが機能 できるようになる。
lacプロモーター/オペレーター系を持つプラスミドで形質転換された細胞は 、培地からIPTGのようなインデューサーが除かれていて抑制状態にある間は 、最大密度まで成長することが許容される。細胞密度が最高レベルに達したとき 、インデューサーの添加により系の抑制は解除される。プロモーターはこのとき から自由になり転写を開始し、こうしてプロモーターの強さに対応した収率で遺 伝子産物の発現を得る。しかしながら、これら誘導可能なプロモーター系には比 較的弱いものもあり、このような系を用いた商業的又は研究的生産では細胞に最 大出力を出させられない。
より高収率で目的生成物を産生させることが可能な微生物の発現媒体が必要似な るに従って、トリプトファン(”Trp”〕プロモーター/オペレーター系が広 く使われるようになってきた。この系はlacプロモーターより少くとも3倍の 強さを持つ幾つかの既知の系のうちの一つである。しかしながら、これにはブロ モ−クーの制御がしにくいという欠点がある。trpプロモーターはlacプロ モーターのように誘導可能ではない。すなわち、結合リプレッサーが誘導によっ て除去されない。それどころか、系は上述のような一種のフィードバックループ として作動する。系はtrpブロモ−クー/オペレーター系のアテニュエイクー 領域を除去して、形質転換細胞が冨トリプトファン培地で成長できるように工夫 されている。これは、オペレーク−を実質的に完全に抑制するのに十分なトリプ トファンを供給して、細胞成長がどのような外来蛋白質の未成熟な発現によって も阻害されることがないようにしたものである。培養が妥当な成長レベルに達し たら、トリプトファンの追加供給を止めることにより、トリプトファン濃度を低 く制限して、それによりプロモーターの抑制を解除し、その結果、挿入されてい る目的蛋白質遺伝子を発現させる。使ってみると、この系は幾つかの欠点がある 。例えば、ブロモ−クーを完全に抑制するためには成長培地のトリプトファンを 高レベルに維持する必要があり、さらに、培養を完全に成長させるためには培地 からトリプトファンを完全に使い果たさせるようにする必要がある。
トリプトファンとラクトースのプロモーターからハイブリッド系が開発されてい る。どちらのプロモーターもlacリプレッサーにより抑制され、またIPTG により抑制が解除される。 De Boer et al、、 The tac  romoter: A functionalhybrid derived  from the tr and lac Promoters、 Proc 、 Natl、 Acad、@Sci。
LISA、 80: 21−25.1983.を参照のこと。この系には、上記 2つの議論で示した欠点がある。すなわち、通常の成長培地になんらかの試薬を 添加・導入する必要がある。
大腸菌においてクローン化蛋白質の発現に一穀に使用されているもう1つのリプ レッサー/プロモーター系は、ラムダ・ファージのPLプロモーター系に基づい ている。 Bernard and He1sinki、 Method in  Enzymology、 68:482−492.19V9: Use of Lambda Pha e Promotor PL to P romote Gene Ex ression In h凾b窒奄■ Plasmid C1onin Vehicles を参照のこと。このプロモ ーターの誘導には培養温度を30℃から42℃に上げることが必要である。この 系では、誘導前に30’Cにするので成長速度が最適値なものより低下し、また 温度変更によって細胞代謝を損なうという欠点がある。温度の変更は代謝に影響 を与えるのである。この点については、例えば、Ne1dhart、 et a l、、 The Genetics And Re ulation 0fHe at−3hock Proteins、 Annual Reviews of  Genetics、 18:295−329.198Sにより 論じられている。
商業的で、簡潔で、制御性が高くかつ効率的な、一定温度下で外部からのコント ロールによりDNA配列の転写を選択的に制御するように支配できるブロモ−ク ー/レギュレーター系が技術上必要とされてきたのである6本発明者らはこのよ うな発現系を発見した。これは培地中の溶存酸素濃度を低くすることにより発現 能力を低いところから非常に高いところまで転じることができる。この溶存酸素 レベルの低下は、成長培地にどのような化学物質も添加する必要性がなく、高い 細胞密度のもとて容易に実行され、遺伝子発現を誘導することができる。
茜更Ω皿示 本発明は酸素結合蛋白質、特にヘモグロビン、それを生産する組換DNA法に関 し、又、これら酸素結合蛋白質の細胞内生産の遂行を可能にするボークプルDN A配列に関するものである0本発明は又、これらボークプルDNA配列を含むベ クターに関するものである。
本発明の目的のひとつは、十分な量と純度で生産することができる細菌のヘモグ ロビン蛋白質を提供することにあり、これにより、商業的、薬学的、実験室的又 は工業的な酸素結合能を有する組成物を提供する。
本発明のもう一つの目的は、これら酸素結合蛋白質の生産のための組換DNA方 法を提供することにある。これら酸素結合蛋白質の組換DNAによる生成を容易 にするため、酸素結合蛋白質の細胞内生産の遂行を可能にするポータプルDNA 配列を提供することも本発明のもう一つの目的である。本発明は又、これらボー クプル配列を含むクローニングベクターを提供することも目的とする。これらの ベクターは組換系に使用することができ、生物の成長特性を増強させ、さらに酸 素結合蛋白質を実用に必要な量で生産する。酸素結合蛋白質の細胞内合成により 、物質生産もまた増加させることができる。
本発明はまた、生きた微生物のDNA配列を外部からの制御、これは環境下で使 用可能な酸素に依存するのであるが、その支配下におくための新規方法及び新規 物質を提供することを特徴とする特に、プロモーター/リプレッサー、それを生 産する組換DNA方法に関する。また転写及び翻訳を開始させ、目的遺伝子産物 の発現をコントロールすることができるボータプルDNA配列に関する。
このように、本発明のもうひとつ他の目的は、環境の酸素濃度変化に機能的に反 応するプロモーター/レギュレーターDNA配列を取りこませることにより、目 的の染色体又は外部染色体遺伝子或いはDNA配列の発現をコントロールするこ とを提供する。本発明は、このように、遺伝子操作をコントロールするための種 々の好気的又は僅かに好気的な操作手順に広く応用でき、原核細胞及び真核細胞 の内在遺伝子に存在している制御を変化させることから、宿主細胞に安定に取り こませた目的外部又は外来遺伝子を選択的かつ部分的に発現を確実に制御するこ とまでにわたって広く応用できる。
本発明のさらにもうひとつの目的は、商業的、薬学的、実験室的又は工業的な使 用に供給するのに十分な量と純度で生産することができる前述のブロモ−クー/ レギュレーターを提供することにある。
本発明の他の目的は、これらブロモ−クー/レギュレーター生産のための組換D NA法を提供することにある。これらプロモーター/レギュレーターの組換DN A合成を容易にするため、遺伝子産物の発現をコントロールできるポータプルD NA配列を提供することも、本発明の目的である。
また、これらポータプルDNA配列を含むベクターを提供することも本発明の目 的である。これらのベクターは組換系に使用されることができ、広範囲の種々の 受入細胞の形質転換の有用な道具を提供する。
本発明のその他の目的と利点は以下の説明部分の中に述べられるよう。そしであ る程度は説明の記載から明らかとなるであろうし、または本発明の実施から学び とれよう、目的及び利点は、添付の請求の範囲において特に指摘された手段と組 合せによって理解され達成されよう。
目的を達成するため、そして本発明の意図するところに従って、酸素と化学量論 的反応が可能な酸素結合蛋白質酸素が説明される。さらに目的を達成するため、 そして本発明の意図するところに従って、実施例としてまた本明細書中に広範に 記載されているように、ヘモグロビン蛋白質をコードするポータプルDNA配列 を提供する。特に、繊維状細菌Vitreoscillaのヘモグロビンをコー ドするポータプルDNA配列を提供する。これらの配列は酸素結合蛋白質の細胞 内生産を遂行できるヌクレオド配列から成る。ポータプル配列は合成配列でもよ いし、制限酵素処理断片(°゛天然DNAの配列)でもよい。
目的を達成するため、そして本発明の意図するところに従って、プロモーター/ レギュレーターが説明される。さらに目的を達成するため、そして本発明の意図 するところに従って、実施例として及び本明細書中に広範に記載されているよう に、これらプロモーター/レギュレーターのためのポータプルDNA[lc列が 提供される。本発明の実施に使用するのに特に好ましいプロキークー/レギュレ ーターDNA配列は繊維状細菌Vitreoscillaより得られるものであ る。ポータプルDNA配列は、これらプロモーター/レギュレーターのために提 供される。
ポータプル配列は合成配列でもよいし、制限酵素処理フラグメント(“天然”D NAの配列)でもよい。
本発明に使用する天然DNA配列の同定及び単離を容易にするため、発明者らは Vitreoscillaゲノムのライブラリーを開発した。このライブラリー は細胞に本発明のヘモグロビンを生成させることができる遺伝子的情報を含んで いる。ここで述べられる組換DNA法で使われかもしれない他の天然DNA配列 は他のゲノムのライブラリーから単離することができよう。
さらに本発明のプロセスに有用なポータプルDNA配列は合成により作ることも できよう。これら合成りNA配列は、当業者に公知のポリヌクレオチド合成及び 配列技術によって作ることができる。
さらに目的を達成するため、そして本発明の意図するところに従って1組換DN A法が開示される。これにより上述のボークプルDNA配列を使用してすぐに酸 素結合蛋白質を宿主細胞又は細菌に製造させることができる。この組換DNA法 は、 (a)宿主細胞にヘモグロビン活性を含めた酸素結合活性を有する蛋白質を製造 させることができるポータプルDNA配列の調製、(b)宿主細胞又は宿主細胞 に移入してその中で複製できボークプルDNA配列を操作するエレメントを含有 するベクターへの、ポータプルDNA配列のクローニング、宿主細胞内での複製 、(C)ベクターを使うのであれば、酸素結合蛋白質を発現できる宿主細胞への 、ボークプルDNA配列及び操作エレメントを含有するベクターの移入、 (d)ベクターの複製と伝帳及び蛋白質の発現に適当な条件の下での宿主細胞の 培養、そして (e)以下の何れか (i)蛋白質の採取、 (iil蛋白質の酸素結合活性の有する活性構造をとらせること、から成る。
また、目的を達成するため、そして本発明の意図するところに従って、宿主細胞 又は微生物により遺伝子産物の翻訳及び転写を上述のポータプルDNA配列を使 って外部からコントロールする組換DNA法が開示される。
本発明のプロセスは、生細胞又はウィルスの内での目的DNA配列の発現を、酸 素レベルに応答するブロモ−クー/レギュレーターDNA配列をサイト特異的な 挿入をすることにより酸素レベルによる制御に支配させる。またDNA配列が宿 主の染色体成分又は染色体外成分として安定して取りこまれている宿主微生物内 での目的“外来”または外因性配列を宿主細胞内で確実に発現させる従来方法の 改良を開示する6、このような改良法は、目的DNA配列と、酸素の環境濃度変 化により目的DNAの発現を選択的に促進または阻害することができるプロモー ター/レギュレーターDNA配列とを融合することより構成される。
さらに、目的を成就するため、そして本発明の目的するところに従って、少くと も1つのポータプルDNA配列を含むクローニングベクターを提供する。とくに 、プラスミドpUc19/pRED2を開示する。
ここまでの全般的記述と以下に続く詳細な記述との両方とも典型例及び説明に過 ぎず、請求の範囲にクレームされているように本発明はこれに限定されない。
添付図面は、本明細書に取りこまれその一部を構成するもので、本発明の一実施 態様を図説し、明細書の記述と共に本発明の詳細な説明するものである。
区l第υ擦…朋 第1図はプラスミドpUc19/pRED2の部分制限地図である。
R咀Ω実旅Q屋温黙措 これより発明の現時点で好ましい実施態様について詳細に言及する。この実施態 様は図面と以下の具体例と共に、本発明の原理を提供する。
本発明者らが組換DNA法により酸素結合蛋白質及びその天然プロモーター/レ ギュレーターを作成したということが理解されなければならない。いくつかの生 産方法並びにこれら組換産物の使用について以下に記述されているが、これら生 産物のみの最終的な使用も本発明の動噴に含まれる。
上記で触れたように、本発明は、一つには、種々の宿主細胞及び宿主微生物内で 酸素結合蛋白質を細胞内生産させることができるポータプルDNA配列に関する 0本文における°°ポータプルDNA配列”とは合成ヌクレオチド配列或いは天 然に存在するDNA配列の制限フラグメントのいずれかを意味する0本明細書の 趣旨から、゛酸素結合蛋白質“とは、アミノ酸配列の細胞内生産をさせるデオキ シリポ核酸に存在するコドンによって決定される一次構造を有する蛋白質を意味 し、番羽訳後に蛋白修飾されたものを含む(或いは含まない)、このような翻訳 後の蛋白修飾には、例えば、ヘム補欠分子族との結合がある。さらに“酸素結合 蛋白質”という語は、細胞から分泌され得るような蛋白質形態、或いは分泌され ずに細胞内に存在する蛋白質形態の何れをも意味するつもりである。
好適実施態様では、ポータプルDNA配列はヘモグロビンを細胞内で生産させる ことができる。特に好ましい実施態様では、ポータプルDNA配列は繊維状細菌 、Vitreoscilla、から既に単離されているものと生物学的に等価な ヘモグロビンを細胞内で生産させることができる。ここで云う°°生物学的に等 価−とは、本発明のポータプルDNA配列を使って生産された蛋白質が、Vit reoscillaから単離されている等価二量体可溶性ヘム蛋白質(サブユニ ットMW 15,775)と同じ様式で(但し同じ程度である必要はないが)酸 素と結合することができることを意味する。
上記で触れたように、本発明は、一つには、種々の宿主細胞又は宿主微生物内で 、内因性又は外因性遺伝子産物の細胞内生産を指向することができるプロモータ ー/レギュレーターを含んだボークプルDNA配列に関する。本文における“ポ ータプルDNA配列−及び゛プロモーター/レギュレーター”とは、合成によっ て作られたヌクレオチド配列或いは天然に存在するDNA配列の制限フラグメン トのいずれかを意味する。
本発明のボークプルDNA配列はまた、プロモーター/レギュレーター下流域に あって、少くとも一つの外来蛋白質をコードするDNA配列を含むことができる 。本明細書の趣旨から、“外来蛋白質”とは、対応アミノ酸配列の細胞内生産を させるデオキシリポ核酸に存在するコドンによって法定される一次構造を有する 蛋白質を意味し、翻訳後に蛋白修飾されたものを含む(或いは含まない)。さら に°゛外来蛋白質”という8吾は、細胞から分泌され得るような蛋白質形態、或 いは分泌されずに細胞内に存在する蛋白質形態の何れをも意味する。
正確な制御機構ははっきりしないが、ブロモ−クー/レギュレーターは宿主細胞 にとって使用可能な酸素を減少させることによってヘモグロビン及び/又はその 他の効果的に融合した遺伝子産物を、細胞内で生産させることができる。
特に好ましい実施態様では、プロモーター/レギュレーターは、転写及び翻訳を 開始しコントロールする配列であって、繊維状細菌、Vitreosci] l a、から既に単離されているものと生物学的に等価なヘモグロビン蛋白質を細胞 内で生産させることができるものと実質的に等価な配列を含む。ここで云う゛実 質的に等価”とは、宿主細胞にとって使用可能な酸素レベルをある限界値以下に 減少させることにより、プロモーター/レギュレーターが下流域の遺伝子産物を 効果的に発現させることを意味する。
勿論、本発明のプロモーター/レギュレーターは極めて多数の内因性及び/又は 外因性外来蛋白質の転写と翻訳をコントロールし開始させることが出来る。
本発明のブロモ−クー/レギュレーターのために好ましい最初のボークプルDN A配列は、少くとも以下のヌクレオチド配列部分を含む。これは、5′から3゛ へと読まれ、転写開始配列へ工旦(下線部)とVitreoscilla構造遺 伝子のヌクレオド配列の幾つか(これも下線部)を含んでいる。
AAGCTrA、ACG GACGCTGGGG TrA、AAAGTAT T TGAGTrTTG ATGTGGATrA AGmTA、`GA 60 GGCAATAAAG A丁TATAATAA GTGCTGCTACACCA TACTGA 丁GTATGGCAA AACCATAAT` 120 GGACATAAA、A AACGCACC,AT AAGG丁GGTCT m TACGTCT GATAm、ACA CAGCAGCAGs 660 TTGGCTGTTG GCCAAAACTr GGGACAAATA TrG CCCTGTG TAAGAGCCCG CCG訂GCTGb720 GACGTCTTCA GGTGTGCCTr GGCAT 745上記略号に より表現されたヌクレオチド塩基は以下の通りである。すなわちA:アデニン、 Cニゲアニン、C:シトシン、T:チミンである。
上記配列はさまざまなプロモーター/レギュレーターにおいて高度に維持されて いる成る配列と相同性を有する0通常の番号性によれば、また上記配列での共通 配列に対する相同性を下線で示す、上流−10塩基の共通配列すなわちブリブノ ウ・ボックス(Pribnow box )はTATAATA (A/G)であ る。−35塩基の共通配列はエエGACΔであり、共通シャイン・グルガノ(S hine−Dalgano)配列41AGGAGGTXXX (XX)ATG” C’ある。
好ましい実施態様では、上記配列は、少くとも下記アミノ酸配列部分を含む部の 下流域ヌクレオチド配列と操作可能に融合される。
Met−Leu−Asp−Gin−Gln−計−11e−Asn−11e−11 e−Gly−Val−Thr−11e−Thr−計一計−Phe−T3r−Ly s−Val−Leu−Ala−Ala−Ala−Gln−Asn−I 1e−G lu−Asn−示されている。現在では、本発明の実施により純化され作成され た蛋白質はこの配列と80%以上の相同性を持つことになるだろうと信じられて いる。本発明の蛋白質は低酸素環境下の細胞の機能を増加させることが観測され ている( Khosla and Ba1ley、未発表の結果)。
前述の略号で表記されたアミノ酸は以下の通りである。
ロイシン Leu イソロイシン Ile グルタミン酸 Glu アスパラギン酸 Asp グルタミン Gln アスパラギン Asn メチオニン Met フェニルアラニン Phe ヒスチジンン His 蛋白質の配列において、幾つかのアミノ酸の変更はこの蛋白質の基本的性質には なんの影響もあたえないということを、本発明の実施の際にSれてはならない。
それ故また、他のポータプルDNA配列、同じアミノ酸配列を細胞内産生させる ことができるものも、酸素結合能力を有する類縁アミノ酸配列を細胞内産生させ ることができるものの両者とも、本発明の領域に含まれることが意図される。ま た、DNA配列において、幾つかのヌクレオチド塩基の変更はこのコードした配 列の基本的性質にはなんの影響もあたえないということを、本発明の実施の際に 忘れてはならない、それ故また、酸素レベルの変化を通じて操作可能な他の類縁 ポータプルDNAプロモーター/レギュレーター配列も本発明の領域に含まれる ことが意図される。
これら類縁アミノ酸配列の中には天然Vitreoscillaヘモグロビンと 実質的に相同なものがあるだろうし、酸素結合蛋白質として機能可能でも天然V itreoscillaヘモグロビンと実質的な相同性がない他のアミノ酸配列 もあるだろうということが考慮される。ここで云う゛実質的な相同性”とは、天 然Vitreoscillaヘモグロビンとの相同性(共通性)の程度が50% 以上、好ましくは80%以上であることを意味する。
同じように、これら類似DNA配列の中には、前記配列と実質的に相同なものも あるだろうし、前に述べたプロモーター/レギュレーターとして機能できるが前 に大要を述べた配列と実質的な相同性がない他のDNA配列もあるだろうという ことが考慮される。
前述で触れたように、本発明のポータプルDNA配列は、手で或いは自動装置に より合成的に作りだすことができる。これらポリヌクレオチド配列の合成的製造 手段は当業者に広く知られている。特に本明細書に包含される指導的教材により 広く知られている。例えばポリヌクレオチド合成に関する技術の現況の例として 、Maniatis et al、、 Mo1ecular C1onin − A Laborator Manual、 Co1d S垂窒奄■ g Harbor Laboratory (1984) 、及びHorvat h et al、 、 An Automated DNA@S −nthe sizer Em lo in Deoxinucleotide 3°−Ph oso horamidites、 Method in dnzymol。
gy 154:313−326.1987.が挙げられる。これらは引用例とし て本明細書に包含する。
また、ポータプルDNA配列は天然配列の断片、即ち天然に存在しまた本発明者 らにより初めてクローン化され発現されたポリヌクレオチドの断片であってもよ い、一実施態様では、ポータプルDNA配列はゲノムライブラリーから単離され た制限酵素断片である。この好適実施態様では、ゲノムライブラリーは細菌Vi treoscillaから作られる。他の残された実施態様では、ポータプルD NA配列は他のゲノム及びcDNAライブラリーから分離される。
本発明のボークプルDNA配列は、好ましくは、宿主染色体に直接挿入されると 想像できるが、本発明はまた、そのそれぞれがここで述べる少くとも一つのボー クプルDNA配列を含む一連のベクターを提供する。ポータプルDNA配列の追 加コピーをベクターに含有させて、目的酸素結合蛋白質を大量生産するように宿 主細胞の能力を増加させてもよいことが考慮される。また他の目的DNA配列を 本発明のベクターに含有させることも想像できよう。さらに、少くとも一つの本 発明のポータプルDNA配列と多分化の目的DNA配列の追加コピーと共に、複 合ベクターを使うことにより本発明が実施されるかもしれなし)。
加えて、本発明に範囲のクローニングベクターは、ポータプルDNA配列及び/ 又はDNA配列に先行又は続(補充ヌクレオチド配列を含んでもよい。これらの 補充配列はポータプルプロモーター/レギュレーター及び/又はどのような融合 DNA配列の転写も敵対的に邪魔することがないもので、場合によっては、転写 、翻訳、翻訳後の処理、あるいは活性型と推測される最終的な遺伝子産物の1次 アミノ酸構造の能力を高めるものであろう。
本発明の好ましいベクターは第1図に示されている。このベクター、pLJC1 9/pRED2は前記アミノ酸をコードする好ましいヌクレオチド配列を含有す る。ベクターptlc19/pRED2細胞は、メリーランド州ロックビルのア メリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(Amerikan type  cultureCollection; ”ATCC” )に受託番号6753 6で寄託されている。
前述の、Vitreoscillaヘモグロビン蛋白質をコードする好ましいヌ クレオド配列及びこれに隣接するVitreoscilla配列は第1図におい て領域Aとして示しである。上記ヌクレオチド配列は、第1図の領域Aにおいて 半時針目りに読む、プラスミドptJc19/pRED2はまた好ましいDNA 配列の先行又は後続する、ターミネークー、エンハンサ−、アテニュエイター等 のような補充ヌクレオチド配列を含んでもよい、細胞内空間から輸送される蛋白 質のために、少くとも一つのり−グー配列や、ベクターDNAの適当な転写及び それに続ぐ翻訳に必要な又は好ましいなにか他のDNA配列を、本発明の範囲内 で含有させてもよい。
好ましい実施態様では、本発明のポータプルDNA配列を含有し、発現可能なり ローニング・ベクターはここに開示され請求の範囲でクレームされたプロモータ ー/レギュレーターに加え(或いはその代りに)種々の操作可能なエレメントを 含有する。これら“操作可能なエレメント”は少くとも一つのブロモ−クー、少 くとも一つの発現レギュレーターとして働く配列、そして少くとも一つの終了コ ドン、少くとも一つのリーダー配列、そしてベクターDNAの適当な転写及びそ れに続く翻訳に必要な又は好ましいなにか他のDNA配列を含有する。
本発明の別の実施態様では、ここに記載されたポータプルDNA配列を1以上含 有する他の公知ベクター、或いは最近まで未発見のベクターを使用するものとし て予想される。特に、ベクターは以下の性格、 (1)最低限の宿主生物の配列 を保持すること、 (2)適当と思われる宿主内で安定であること、 (3)適 当と思われる宿主内で高いコピー数で存在可能であること、(4)制御可能なプ ロモーターを保有すること、そして(5)ポータプルDNA配列が挿入される部 位から離れたプラスミドの部分に存在する選択可能な特徴をコードする少くとも 一つのDNA配列を持つこと、の幾つか或いは全てを有することが望ましい、上 記基準に合せるためにベクターを変更することは、本明細書に記載された利用可 能な文献及び教材により当業者によって容易に達成できる。上記性格を有しそれ 故本発明に適合する別のクローニングベクターは現在も存在しているであろうし 、また発見されるかもしれないが、これらのベクターも又本発明の範囲にあるも のとして考慮されるということを理解するべきである。
実験例1に述べられるように、大腸菌ベクターは好ましい実施態様である0種々 のクローニング・ベクターが、以下説明するように、本発明のボークブルDNA 配列の挿入に適した広範囲の宿主細胞又は生物には必要である。もし必要ならこ のようなりローニング担体は、利用可能な文献のもとで、当該技術分野の 。
通常の技能の範囲内である。
一般の枯草菌(Bacillus)、シュードモナス(Pseudomonas  ) 、アルカリギネス(Alcaligenes ) 、ストレプトコッカス (Streptococcus ) 、ラクトバシルス(Lactobacil lus ) 、メチロフィルス(Methylophilus ) 、ザントモ ナス(Xanthomonas ) + コリネバクテリウム(Coryneb acterium ) 、プレヴイバクトリウム(Brevibacteriu m) 、アセトバクター(Acetobacter )そしてストレプトミセス (Streptomyces)などの細菌を含むその他の細菌宿主も、制限なぐ 適用できる。
適合可能な真核宿主微生物の例には、真菌や、サツカロミセス(Sacchar omyces)及びカンディグ(Candida )のような酵母、そしてアス ペルギルス(、Aspergillus ) 、ベニシリム(Peninici llim)及びセファロツボリムlcephalosporium)などのカビ が含められよう。
本発明の範囲は、真核微生物、及び動物や昆虫及び植物を含む酸素存在下で生長 する他細胞生物由来の宿主培養細胞における発現系をカバーするものである。
本発明のプロモーター/レギュレーターは、培地の溶存酸素濃度の減少によって 発現活性を低いところから非常に暑いところへ転換する宿主において特に有用で ある。このような発現系はVitreoseilla由来のものである必要はな い。
種々のベクター系が、プラスミド、ウィルス及びバクテリオファージを含むこれ ら又は目的にかなった他の宿主として適用されるであろう。以下の、但しこれに は限定されないが、クローニング・ベクターのリストが、上記規準に適合するよ うに改変することができ又それゆえ本発明に使用するのに好ましいベクターとし て列挙できてよいと思われる。このような改変は本明細書に記載された利用可能 な文献及び教材により当業者により容易に達成される。
例えば、pUc9.pBR322,pGW7.placI’及びpDP8を含む 多くの選択可能なりローニング・ベクターが大FAr=て使用するためのものと して特徴づけられている。前述のManiatis et al、 、を参照。
大腸菌内で複製し、又ストレプトミセス(兆匹匹笠匹朋)内で使用できる二つの 機能を持つベクターにはpKC462aがある。枯草菌(Bacillus)で 使用するための好ましいベクターには、pUBllo、psAO501,psA 2100.pBD6.pBD8゜そしてpT127が含まれる。 Ganesa n and Hockm、Genetics and Biotechnol。
ぴ」Ll狙迂u、アカデミツク・プレス(1984)を参照。シュードモナス( Pseudomonas )では、PSFIOIO,Pm5149.pKT20 9、そしてRK2が適合する(これらのベクターの幾つかはアグロバクテリウム (Agrobacterium )及びザントモナス(Xanthomonas  )を含む広範囲のグラム陰性薗に有用である)、サツカロミセス(Saech aromvces )では、YEp24.YIp5.そしてYRp17を使用す ることができる。Bostein and Davis、 Mo1ecular  Biol。
鉦of the Yeast Saccharomyces (Strathe rn et al、 、m) Co1d Spring H≠窒b盾■ Laboratory、 1982年、を参照。C甫乳動物の系では、SV40 由来のもののようなレトロウィルスベクターが代表的に使用される。クローニン グ・ベクターの必要かつ目的とする構成成分を合成及び/又は単乱し、さらにそ れらを組合せることは、当業者の果たすべき義務と職務の範囲内であり、必要以 上の実験をしなくても達成されることが可能であろう。
本発明のクローニング・ベクターの構築において、いかなる融合遺伝子配列及び /又は酸素結合蛋白質をコードするポータプルDNA配列のブロモ−クー/レギ ュレーターの多数のコピーと、必要に応じて附随的な操作エレメントとが各ベク ターに挿入されることが、さらに留意される。このような実施態様では、宿主生 物はベクター当り多くの目的酸素結合蛋白質を生産するであろう。ベクターに挿 入されたDNA配列のコピー数は、そのベクターのサイズに起因するのだが、適 当な宿主に移入し、その中で複製、発現する最終的ベクターに能力によってのみ 制限される。
また、クローニング・ベクターは薬剤耐性マーカーや、宿主に選別可能な特徴を 発現させるその他のマーカーなどような選択マーカーを含有することが望ましい 0本発明の特に好ましい実施態様では、アンピシリン耐性遺伝子がベクターpT Jc19/pRED2に含まれている。このような薬剤耐性や他の選択マーカー は、一つには、形質転換細胞の選別を容易にするためのものである。また、この ような選別可能なマーカーがクローニング・ベクターに存在すれば、培養培地中 に混入微生物を増殖させたままでもこれを使用でき有用である。この実施態様で は、生存するための発現系(フエノクイブ)を誘導するのに必要な条件下で生物 を培養することによりこのような形質転換宿主生物の純粋培養が、得られる。
本発明のボークプルDNA配列は、それ自体選択マーカーとして使用できるもの であり、これにより低酸素環境下で成長するという特性を与え、さらに宿主細胞 の中に容易に目視できる赤い色調を生じさせる。
本発明のブロモ−クー/レギュレーターは蛋白質の発現をコントロールできるも のであり、これによって、細胞により通常作られる代謝産物や、遺伝子操作によ り細胞内で発現する天然又は非天然の代謝産物や蛋白質の生成をコントロールす ることができる。これには異種蛋白質(細胞内、細胞外を問わない)が含まれ、 ポリサッカライド、アミノ酸、ヌクレオチドなどの単純代謝産物、抗生物質及び 生細胞又は細胞性生物触媒(酵素)により作られる他の化学物質などのバイオポ リマーばかりではない。
ここに記述される組換DNA法により作成された本発明の酸素結合蛋白質は、低 酸素環境下での生物の成育に関する研究を伸長させることになろう、加えて、本 発明の酸素結合蛋白質は細胞や酸素を使用するその他のプロセスへの酸素供給を 増加させるものとして(Adlercreutz et al、 、 Bioe atalvst in Or anic 5ynthesis、 Sympos ium of the Working Party on Immobili zed Biocatalys狽刀@of the European Federation of Biotechnolp、  Abstracts、 p、18.1985 ) 、文化のt and Biotechnology9: 65−80.1984)のに有用で ある。さらにまた1本発明の酸素結合蛋白質は、細胞生産すなわち、細胞により 普通に作られる蛋白質や代謝産物の生産、遺伝子操作により細胞内で発現する天 然又は非天然の代謝産物及び蛋白質の生産を増加させることが可能である。これ には、上記で述べたように、異種蛋白質、バイオポリマー、簡単な代謝産物、抗 生物質及び生細胞又は細胞性生物触媒(U素)により作られる他の化学物質が含 まれる。
本発明による蛋白質生成物は又、rsn、u素分解、有毒化学物質の廃棄物処理 、酩造や、特にステロイド変換のような酸化反応や物質変化などの特定の酸素要 求段階を増加させるといった種々の応用ができる。
この発明はまた、酸素結合蛋白質生産のための組換DNA法に関するものでもあ る。一般に、この方法は、 (a)宿主細胞又は微生物に酸素結合能を有する蛋白質を生産させることができ るボークプルDNA配列の調製、 (b)このポータプルDNA配列の宿主内への直接移入、或いはこのボークプル DNA配列を宿主細胞または微生物へ移入できその中で複製可能なベクター(こ のようなベクターはポータプルDNA配列を操作するエレメントを含有している )へのクローニング、[c)酸素結合蛋白質を発現できる宿主へのポータプルD NA配列と操作エレメントとを含有するベクターの移入、 (d)ベクターの複製及び伝帳に適当な条件下における、そして/又は蛋白質発 現に適当な条件下における宿主細胞の培養、(e)以下の何れか、 fi)蛋白質の採取、 (ii)蛋白質に酸素結合能を有する活性構造をとらせること、から成る。
この方法におけるポータプルDNA配列は、上記で説明したように、合成された もの又は天然に存在するポリヌクレオチドである。好ましい実施態様では、ポー タプルDNA配列は少くとも上記Vitreoscillaヘモグロビン蛋白質 部分をコードする。
この発明はまた、これらプロモーター/レギュレーターを使用するための組換D NA法に関するものである。一般に、この方法は、定められた環境条件下で目的 DNA配列の発現を外部制御の支配下におくための方法(プロセス)を提供する もので、以下のステップにより構成される。
(a)定められた環境条件下でVitreoscillaヘモグロビンのプロモ ーター/レギュレーターDNA配列に対応して転写、及び/又は駐訳される目的 単離構造遺伝子を少くとも一つ用意すること、(b)目的構造遺伝子を前記プロ モーター/レギュレーターDNA配列と操作可能に融合すること。
ポータプルDNA配列が宿主染色体に直接挿入できる、或いは、ベクター・クロ ーニング系に使用できるということは想像できよう。本方法に使用できると思わ れるベクターは上記で説明したものである。好ましい実施態様では、クローニン グ・ベクターpUc19/pRED2が開示方法の中で使用されている。
このようにして得られたベクターは、次に適当な宿主細胞又は生物に移入するこ とができる。外因性DNAを取込んで、これらの遺伝子と附随的操作エレメント とを発現する能力を有する微生物ならどれでも選ぶことができると思われる。
特に本発明の使用に好ましい宿主は、上記説明したものを含むものである。ベク ターを宿主に移入する方法は当業界の通常の技術の範囲内のものである。酵母の ような特定の微生物で最終的に発現させるためには、クローニング・ベクターを 大腸菌などの他の微生物に先ず最初に移入し、そこでベクターを複製させて増殖 後そこからベクターを取出し純化して、それから酸素結合蛋白質を最終的に発現 する酵母に移入するのが好ましいかもしれない。
宿主細胞又は微生物は酸素結合蛋白質発現に適当な条件下で培養される。この条 件は、一般に宿主生物に特異的であり、このような生物の成長条件に関する刊行 文献を参考にして当業者により容易に決定される。
一つの実施態様では、DNA配列発現の制御に必要な条件は、ベクターに挿入さ れた或いは初めから存在する操作可能なエレメントに依存し、形質転換及び培養 の段階で影響を受けることになる。細胞はDNA配列発現を抑制する適当な制御 条件の存在下において高密度まで成長する。最適な細胞密度に近づいたら、環境 条件をポータプルDNA配列発現に適当な条件へと変える。こうして最適密度近 傍まで宿主細胞が成長するまで続く時間の間クローン蛋白質が生産され、もし望 むなら、発現に必要な制御条件が誘導された後のある時期に、結果として生じた クローン蛋白質産物を採集できると考えられる。
使用する操作エレメントが本発明のプロモーター/レギュレーター配列内にある 場合、その条件は以下の通りである。細胞はDNA配列の発現を阻害する適当な 酸素レベル下で高密度まで成長する。最適な細胞密度に近づいたら、環境酸素レ ベルをポータプルDNA配列発現に適当な低い値に変える。酸素飽和溶液で1% 以下から飽和までの各レベルが本発明の範囲内である。こうして、最適密度近傍 まで宿主細胞が成長するまで続く時間の間、遺伝子に融合された目的産物が生産 され、もし望むなら、発現に必要な制御条件が誘導された後のある時期に、結果 として生じた生産物を採集できよう。
本発明の生産物である酸素結合蛋白質を採取するのであれば、精製の前またはそ れに続いて、また活性構造をとる前に又はその後に採取することができる。
本発明の酸素結合蛋白質の何%かは、宿主細胞また生物での発現により、その適 当な活性構造をとると広く信じられている。望むなら、酸素結合蛋白質は細胞膜 を通過して輸送されることもできる。これは、適当なリーダー配列をコードする DNAを組換蛋白質をコードするDNAと連結すれば、一般に行なうことができ よう、多くのシグナルペプチドの構造が公表されている。少くとも一つの必要な ポータプルDNAを含む又はこれに付は加えられたリーダー配列は融合蛋白質を 細胞内で生産させ、この蛋白質は細胞膜を通過輸送され細胞から離れたらリーダ ー配列を切断すると想像される。
本発明の酸素結合蛋白質の別の使い方も予想される0本発明の純粋蛋白質及び/ 又は細胞全体及び/又は細胞抽出物は、それ自体で酸素への結合に使用でき、そ しである程度は赤血球のように機能できよう。
本発明はまた、必要なら酸素結合蛋白質(これは細胞破砕液や粗細胞標品から単 離され、抽出物から純化され、合成配列から或いはこの蛋白質を含む全細胞から 作られる)を引き渡すことにより、細胞に又は他の酸素を使用するプロセスに供 給酸素を送り、増加させる方法として使用することができる1本発明の蛋白質製 品は培養細胞の培地に効果的に加えることができ、これによって酸素輸送を増加 させるものと想像できる。
また、本発明の蛋白質は酸素を結合したり、海水などの液体や他の気体から酸素 を分離するのに使用できると想像できる。
特異的問題または環境に対して本発明が教える利用は、ここに含まれる教示に従 い当業者の可能性の範囲内にあることが理解される0本発明の生産物及びその単 離、使用及び大量生産の為の代表的プロセスの例を以下に示す。
産業状の利用性 本発明の生産物及びプロセスは薬学的、実験室的、及び工業的利用の範囲で有用 性を見出す、この発明は、種々の蛋白質または代謝産物の生産を増加させるため の増強された成長特性を有する代謝操作がされた細胞を提供する。発明はさらに 、特定DNA配列の発現を定められた環境条件下で外部制御の支配下におく方法 を提供する。また本発明の実施のため、組換DNA融合遺伝子産物、発現ベクタ ー、及びヌクレオチド塩基配列を提供する。本発明の生産物及びプロセスは、ク ローン蛋白質の大量生産や代謝産物の合成、醗酵による化成品生産、酵素処理に よる分解、廃棄物処理、構造及び広範囲の酸化反応などのような広範囲の好気的 プロセスでの利用を見出す。
(以下余白) 実−と−例 兄姿例1− Vitre 5cillaヘモグロビンの太陽菌テノ2三二三22 及び発現 且見及〃方法 Vitreoscilla s 、(マレ−11urray) 8株番号:38 9)は)〜ebster博士(米国、60616.イリノイ州、シカゴ、イリノ イ工科大学生物学部)より入手し、1.5%1Je抽出物、1.5%ペプトンお よび0.02%酢酸ナトリウム(NaO)1によりpH8,0に調節)を含む培 地で成長させた。
大腸菌JM101はSimon博士(米国、91125、カリフォルニア州、パ サデナ、カリフォルニア工科大学、生物学部)の実験室より入手し、1%バクト ドリプトン、0.5%酵母エキス、1%塩化ナトリウムを含むLブイヨンで成長 させた。
プラスミドpUc 19 (Yanisch−Perron et al、、  In roved L113 ha eclonin vectors and  host 5trains: nucleotide 5equences  of m13mp1W and pUc19 vectors、 Gene 33:103−109.1985  ]のパッケージ・キットはファルマシア社より購入した。全ての制限酵素、■4 ポリヌクレオチドキナーゼ及びT4リガーゼはニューイングランド・バイオラボ 又はベセグ・リサーチ・ラボラトリーズより入手した。子牛小腸アルカリ性フォ スファクーゼはファルマシア社からのものである。混合オリゴヌクレオチド・プ ローブはアプライド・バイオシステムズ・シンセサイザーにより合成した。コダ ック・XAR5・X線フィルムをオートラジオグラフィーに使用した。シーンク リーン(Geneclean )キットはバイオ101 (Biolol)より 購入した。他の化学薬品は全て分析グレードである。
VitreoscillaゲノムのDNAは5ilhavy et al、、  1ments wit、h enefusions、 Co1d Spring  Harbor Laboratory (1984) (その内容を本明細書 に包含する)のプロトコルに従い単離した。)(ind Ili>’A化したV itreoscilla D N AはpUc19のフォスファクーゼ処理した 1−find T11部位にサイトに連結し1..7 M 101に形質移入し た。組換コロニー及びプラーク(オ、!、!aniatis、 et、 al、 。
klolecular cloning−−a iab ratory man ual、 Co1d Spring Harbor Lab盾窒≠狽盾窒■ (1982) (その内容を本明細書に包含する)に記載されているように、ニ トロセルロース・フィルターに転写した。前述の5ilhaX−\・et、 a l、に従い、組換コロニーからプラスミドを素早く単離した。プラスミドDNA の消化断片及びゲノムDNAの断片はシーンクリーン(Geneelean ) キットを使ってアガロース・ゲルから単離した。大腸菌細胞は前述の5ilha vy et al、のCaCl2方法により形質転換した。プラスミド吸収は、 氷冷適格細胞を37°Cで5分間熱シヨツクをかしすることにより誘導した。
サザーヘーン・ハイブリダイゼーションするため、デュポン(Dupon )社 のカタログ、No、NEF−976、rProtocols for elec trophoretic and capillaryt、ransfer o f DNA and RNA 、 DNA and RNA hybridiz ation、 and DNA a獅п@RN、A rehybridization」(1985) (その内容な本明5Mに包含 する)に提案された試薬を用いた。コロニー及びプラークのハイブリダイゼーシ ョンには、前述の11aniatis、 et al、に記載された試薬を用し )だ。フィルターは予め45〜50°Cで24時間プレハイブリダイズし、30 °Cて20=24時間ハイブリダイズした。
200+LCiの(”P)ATPでリン酸化した200ピコモルのオリゴヌクレ オチド(放射比活性; 7000Ci /mmol)をプローブとして使用した 。フィルターはオートラジオグラフィーの前に、2XSSC,0,!%5DST 室温で洗浄しく5分間、3回)、さらに(C末端プローブ用には)46℃で洗浄 し、 (N末端プローブ用には)50℃で洗浄した。
SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動は、標準プロトコルであるLaemml i。
C1eavae of 5tructural roteins 、沖ハ復■t  e assemly of the head ofbacterio ha  e工、 、 Nature 227:680−685.、1970 (その内 容を本明細書に包含する)に従い、12.5%ゲル濃度で行なった。ゲル内の蛋 白質はMerrilet al、、 Ultrasensitivestain  for roteins in olyacrvlamide −駅仄1四胚 re 1onal variation in cerebros 1nal  fluid roteins、 5cience 211:P437− 1438、1983の銀染色法により肉眼で見えるようにした。
塾愚 ヘモグロビン遺伝子の2つのド、メイン(一つはN−末端で、一つばC−末端) と相同性を予想できる3組の混合オリゴヌクレオチドプローブを合成した。
■treoscilla D N AのpUc 19−Hind nlライブラ リーをアンピシリン。
X−gal及びIPTGを豊富に含むプレート(寒天培地)に予備播種し、た、 肉眼観察によると、70%以上のコロニーが多分組換体であった。それから約1 0.000コロニーをスクリーニングした。3つの陽性コロニーが確認された。
プレート上のコロニーが高密度なので、これら陽性コロニーを各群の隣接クロー ンと一緒に素早く分離しHindel消化してアッセイした。これらの内の一つ 、pREDlは2.2kbを含む3つの挿入断片を持っていた。続いて、このプ ラスミドを種々の工〕/ドヌクレアーゼで消化した。その消化したDNAバ:ノ ドはサザーン・ハイブリダイズした。Hir+rl n1部位はオリゴメリック プローブにより架橋された頌域の上流にも下流にも存在し、ないと予想されるの で、2.2kl)バンドが実際に完全ヘモグロビン遺伝子を含んでいることを確 認【、また。
ヘモグロビン構造遺伝子を含んだpREDlのH箱d Til断片を純化1.I J、桶漠プロトコルによりpUc19に両方向に再挿入した(pRED2及びI ll RE D3)、プラスミドpRED1.pRED2、pRED3及びpU ci9を含有する大腸菌細胞とVitr朋匹111a細胞を定常フェーズまで成 長させ、ヘモグロビンポリペプチドの存在を確かめるため細胞抽出物を5DS− ポリアクリルアミドゲルでアッセイした。ヘモグロビンは全ての組換細胞で主要 な細月包性蛋白質とじて発現していた。プラスミドpRED2及びp RE D  3の両方ともこのポリペプチドをほぼ等量発現していたので、覗時点ては、遺 伝子は多分、大腸菌の天然プロモーターから発現されるものと思われる。
プラスミドp RE D 2の制限地図を第1図に示す。
″″:験f9I2−中金ヌクレオ天旦配烈Vitreoscillaゲノム・ラ イブラリーから分離された断片の関連領域の配列決定を以下のように行なった。
構造遺伝子及び隣接配列を含有するプラスミドpRED2のHind lll− 3phI断片をpUc19(ベセダ・リサーチ・ラボラトリーズより購入)でサ ブクローンし、プラスミドpRED4を得た。得られたプラスミドを制限酵素マ ツピングして、Hindnド5phI挿入部分を2つの断片に分けるMluI部 位の存在を確認した。これは−船に広く行なわれているプロトコル(λ!axs am and G11bert。
yecifie DNA chemical se ueni reaetio n、 N++clear Ac1ds Re5earch P5ニ ア823−7830.1987 )を使ってそれぞれ侶別りこ配列決定した。
I−1ind III −S ph I断片の重要部分のヌクL、 Z(チド配 列を下記に示すやこれは推定上の大腸菌プロモー外−、リポソーム結合部位、完 全VHb構造遺伝子(開始及び純了のコドンに:′:、下線が付1.である)及 び推定上の大腸菌転写ターミネー・クー(Khosla and Ba1ley 、 The Vit夏塁租貝、堕、1卵卯…曵in pne: molecul ar虹卯功■(^火」四μ即聾ゴ可J肌轄にμ匹9讐坤り国、堕辿肛抽強、91 ムMo1.& Gen、 Genet、、 in press )を含有する。
A、AGCTrAACG GACGCTGGGG TrAAA、AGTAT n ’GAGTTrTG ATGTGGATrA AGπTrA`GA 60 −5例3− RED2による 腸−の成長声加:振遣2之区三接黛 この実験例では、活性Vitreoscillaヘモグロビンを生産する大腸菌 の成長の挙動を、同一条件下で成長させた対照株の挙動と比較した。以下の株を 調べた。
(1)JMIol : pRED2 ;(2)JMI O1: pUC9: 及 び(3)JMIOI プラスミドpUc9とpUc19は、挿入物とは無関係な即ちプラスミドの機能 的性質の何れとも無関係な1ケ所の制限サイトの違いを除き、本質的に同じであ る。
寒胆土順− 細胞は1%(W/V)バクトドリブトン、0.5%(Wへ1)酵母エキス、0. 596f*/V)NaC1,0,3%fW/VI K* HPO,及び0.1% (W/V) KH’2 PO,’を含む複合培地(pH7,0)で37℃で成長 させた。プラスミド含有細胞はloomg/εのアンピシリン存在下で成長させ た。いずれの場合も、振盪フラスコは430g/12グルコース、5 g/12 酵母エキス、110g/l2(NH412So、、8g/12Mg5○−’7H zO10,27g/j2Fec1s ・6H* Olo、02g/l2Znc1 a ・4H,Olo、02g#2CaC1z −2Hz Olo、02g/ff NaMo0− ・2H20,0,01g/I2CuSO4・5H20,0,00 5g/l2(7)H,BO,,0,196(V/Vl濃塩酸、4.2mg/I2 ’Jポ:7ラビン、54mg/I2パントテン酸、60mg/1葉酸を含む濃縮 栄養ブイヨンを1%(V/V)の分量(ドーズ)で接種した。この組成は、流加 培養法(fed−batch mode)において定常状態の細胞を高密度に成 長させるために以前より成功裏に使用されてきたものである。細胞はそれからさ らに定常状態に再び達するまで成長させた。光学密度はボシュロム・スペクトロ ニック2トスベクト口フォトメーターにより600nmにて測定した。乾燥重量 は、10m1の試料を4℃下で遠心し、蒸留水で一度洗い、続けて再懸濁した試 料を100℃で一夜乾燥することにより測定した。細胞のヘム含有量は、Lam ba & Webster (Lamba &Webster、 Effect  of rowth conditions on 1eld and hem e content ofVitreoscilla、 Journal of  Bacteriology 142:169−173.1980 )の方法に 従いアッセイした。ヘモグロビン活性は、Webster & Liu (We bster & Liu、 Reducednicotinamide ade nine dinucleotide c tochrome o reduc tase associ≠狽■п@with Ch tochrome o urified from Vitreosci lla、 Journal of BiologicalChemistry  249:4257−4260.1974 )の方法によって測定した。
3つの株の成長特性、ヘム含有量及びヘモグロビン活性を下記の表に提供する。
1、ODa。。 0.937 0.737 0.945(栄養培地補給前) 2、 00.。。 1.230 0.880 0.9853、最大獲得乾燥重量  1.5gA 0.85g/L Ig/L4、相対ヘム含量 5.5 1 ** 5、相対ヘモグロビン活性 5 1 **6、比成長速度* 0.04/h0. 01/h 0.009/h* 上記振盪フラスコへの追加培地供給速度の平均値 斡 未計測 例4− RED2による の −〇= 典型的な高細胞密度醗酵は流加培養タイプである。最適な栄養添加速度、及びそ の結果としての生産性は、究極的には、酢酸や乳酸のような成長を阻害する代謝 物を産生することなく細胞が炭素源を好気的に分解代謝できる速度により制限さ れる( Zabriskie and Arcuri、 Factors 1n fluencin rodutivit offermentations e m lo in recombinant m1croor anisms、  Enzyme and M奄モ窒盾b奄≠■ Technology 8ニア06−717.1986: Tsai et a l、、 The effect of or anic nPtro en and 1ucose on the roductivit of reco mbinant 1nsulin−1ike rowthのヘモグロビンを発現 する組換株(JMIol : pRED2)の成長特性と、同じようなプラスミ ドを含有する株(JMIOl : ptJc9)及びプラスミドを含有しない株 (JMIOI)との比較を典型的な流加培養醗酵条件下で行なった。
材赳及シ方法 細胞は、二ニー・ブランズウィック・マイクロファーム・ファーメンクー(Ne w Branswick Microferm fermentaor)内で3 7±0.5℃、pH7±0.05、開始作業容量2.512にて成長させた。4 .5I2/分の一定の空気流入速度と300rpmの撹拌を各運転時に維持した 。シリコン消泡剤AF60を泡立ちを制御するために使用した。前述のTsai  et al、 、の第2表に挙げられたバッチの培地と流加培地1を用いた。
接種後の成長はバッチモードである。バッチが定常状態に達した後、流下培地l を使用して10m1/時間の流速で連続供給を開始した。プラスミド含有細胞に は100mg/I2のアンピシリンを使用した。全ての場合で、溶存酸素(di ssolved oxygen; D O)レベルは、初期のLogフェーズの 間とバッチ定常状態に向う時期を除いて殆んどの運転期間中、飽和空気の5%近 辺で正しく一定に維持された。
超星 3つの株について計測された成長パラメーターを下記にまとめる。バッチ定常フ ェーズは連続供給を始める前の条件に関係している。
バッチ・logフェーズ 0.95 0.73 0.95成長速度(h−’) バッチ・定富フェーズ 2.6 1.6 2.6乾燥細胞量(g/L) フィードバッチ・logフェーズ 0.056 0.033 0.066成長速 度Fh−’) 最終乾燥細胞量(g/Ll 5.8 2.8 5.9また、JMIOl : p RED2の呼吸の挙動は、ギルソン・レスピロメーター(Gilson res pirometor )での観察すると、低Doレベルで対暇ノ株に比ヘテ改善 されていた。
結論 Vitreoscillaのヘモグロビンを含有する細胞は比較プラスミドを含 有する対照よりもより速くより高密度に成長する。
#馬(!115−他のプロモーターの制御下に′:8しるの 腸テ でのVit reoscilla−s−9’ t:l e > (V Hb ) 0’)”J !!上記実験例1.3及び4では、ヘモグロビンの発現はその菌本来の酸素制御 プロモーターの制御の下にある。それゆえ、溶存酸素濃度(Do)と細胞内VH bレベルを独立に変えることは不可能である。これを克服するため、発明者らは この蛋白質を、t r p (Ru5sell and Bennett、 C on5truction and analvsis ofin vitro  activitv of E、 coli romoter hybrids  and romoter mutant刀@that alter the −35to −10s cin 、 Gene 20:2 31−143.1982 )やt a c (deBoeret al、 Th e tac romoter: a functional hvbrid d erived frヨ卯kLI=!にシ、 Proc、 Natl、 Aead 、 Sci、 USA 80:21−25.1983)のような大腸園内で機能 するた他の制御可能なプロモーターのコントロール下で発現させることプラスミ ドpRED4 (実験例2を参照)をHind illで直線上にし、ニキソヌ クレアーゼBa131で処理してHind lTl−3phI VHb断片の5 °末端欠損部を作った。5phxで消化した後、生じたVHb断片をHind  lll−3phl消化し51.:pUC19ヘクローン化した。欠損端部の位置 は配列決定(実験例2のそれと似たようなプロトコル)により確認した。
trpとtacプロモーター及びクロラムフェニコール・アセチルトランスフェ ラーゼ遺伝子(CAT)はファルマシア社より購入した。オリゴヌクレオチドは カリフォルニア工科大学でアプライド・バイオシステムズ・DNAシンセサイザ ーを使用して合成した。全てのDNA酵素は商人より得た。
vob遺伝子産物の機能アッセイは前述の)〜ebster and Liuに 記載されたものである。
細胞は4°Cでベレットにし、100mMTris (pH7,5)、50mM NaC1で再懸濁した。この細胞!!!:濁液を水冷下、3分間、75Wで高周 波破砕(ソニケート)シた。12,000gで10分間遠心後、上清を集めV) Ibのアッセイをした。総蛋白含量はバイオラド社(Biorad Inc、) のブラッドフォード(Bradford)アッセイキットを使用して計算した。
VHb活性は△A419−436/mg総蛋白として報告する。
結果 欠損株の一つ、pRED302はVHb構造遺伝子のATG開始コドンの2塩基 対上流をマツプしていた。この欠損株が次の仕事に使用された。trpプロモー ターのEcoRI / BamH1部分を、切断されたV)lb断片の上流にク ローンした。以下のリポソーム結合部位を合成し。
5° GΔTCCCGGGTCTAGAGGA 3゜GGCCCAGATCTC CT そしてBamHIとヌクレアーゼで平滑末端にしたXbaI部位の間に挿入し、 trpプロモーターでコントロールされるVHb発現系を生み出した。CAT遺 伝子(Alton and Vapnek、 Nucleotide se u ence analysisi of tbecbloram benicol  resiSLance t、に二月、 Nature 282:864−86 9.1979 )をこのpUC19を基本とするプラスミドに利用可能なlac プロモーターの下流にその制御を受けるように挿入した。最後に、この1)UC l3を基本とするプラスミド上のβ−ラクタマーゼ遺伝子なPvuI処理及び再 連結により除去した。こ 1の段階の目的はプラスミドにコードされた周辺蛋白 質の存在を取り除くことにある。このようにして得られたプラスミドをpHbC ATと呼んで、JMIOIを形質転換した。対照に見られるように、CAT遺伝 子はpLIc19のlacプロモーターの下流にその制御を受けるようにクロー ン化された。β−ラクタマーゼ遺伝子は除かれていることが確認できた。これら 2つのプラスミドの関連領域の制限地図及び予想配列を下に示す。
2几旦CA ’T−工支j山l EeoRI 5’ GAATT CCCCT GTrGA CAATr AATCA TCG AA CTAGT TAACT AGTACVHbの開始コドン CATGT TAGM: ・−・−・−(SphI部位まで実験例3と同じ)E eoRIとVHb構造遺伝子の開始点との間に広がる領域の配列は上に示す。
これはエニニプロモーター・と合成リポソーム結合サイトとを含有する。
CAT (2,5kb JMIO1/pHbcATo)VHbレベルに対するトリプトファン(リプレッ サー)及びインド−=ルアクリル酸(非代謝性インデューサー−)の影響を下記 の表に示す。これらの実験では、細胞は3g/ffグリセロール、3g/2カザ ミノ酸及び適当量のインドール−アクリル酢酸又はトリプトファンを含む最少眼 培地でlogフェーズの中間(mid−1og)まで成長した。
宿主: トリプトファン インドール−アクリル酸 比Hb活寸生プラスミド  [mg/Ll (mg/L) *JMIOI:pCAT 3.4 X 10−” JMIOI:pHbCAT 20 6.2 X 10−”1/ 4 18.3  X 10” tt 31.5 X 10−” 1) 1 29.5 X 10” // 2.5 36.5 X 10−”tt 5 47.OX 10−” // 10 36.6X10−3 記: △A4re−ass/mg全可溶性蛋白質tacプロモーターのコントロ ール下でVHb遺伝子を発現させるため、tacプロモーターのHjnd II I−BamHI領域、pHbCATのBamHI/5phI断片及びベクターp BR322のHind Tll−3phI消化断片(Bolivar et a l。
Con5truction and characterization of  new clonin vehicles、 Il、 A@multi− ur ose clonin s stem、 Gene 2:95−113. 1977 )を使って発現プラスミドを作った。
この構築体(plNTl)を使うと、細胞の赤さのレベルは非代謝性インデュー サーIPTGの種々の量と良い相関があり、遺伝子産物の生成はtacのコント ロールに支配されていることを示していた。この発現系の利点は次の通りである 。
a、VHbの高い発現 す、成長用混合培地を使えること i#″路、(7i16−3腸−の成長−疋白”のプロモーターの?!il(下に お【るV)3bの発王この実験の目的は大腸菌に対するVHbの成長効果を示す ことにある。これらのケースでは、VHbは本来のVHb酸素制御プロモーター とは異なるプロモーターを便って発現させる。使用した菌株ニブラスミドは1、 HBIOI :pBR322(BRLからのpBR322)2、JMIOI : pINTl (実験例5で述べたpINTl)である。この2つの宿主はほとん ど同じ遺伝子型(genotypes )を有し、主な違いはJMIOIでは1 acIq遺伝子を含んだF°因子が存在することにある。
この遺伝子はtacのような強力なブロモ−クーをコントロールさせる必要があ る。
次のような培地処方を適当な注釈の形でここに述べる。
1xLB : Log/Itクトトリブトン、5g/I2酵母エキス、5 g  / 42 N a Cl 、3 g / A K 2 HPO2,1g/’j2 KH2P○4.100mg/f2アンピシリン2XLB : 20g/I2バタ トトリプトン、10g/42酵母エキス、5g/J2NaC1,3g/12Kz  HPO4,1g/j2KH2PO4,100mg/I2アンピシリン3xLB  : 50g/J2バクトドリプトン、25g/I2酵母エキス、5 g /  42 N a Cl 、 3 g / A K z HP 0−11g/f2K Hz PO2,100mg/I2アンピシリン実験は以下のように行なった。上 記2種類の菌株のシングルコロニーを培養チューブに入れた5mlのIXLBに 接種し、37℃で一夜成長させた。
適当な接種物を0.5mlとって、以下の培地を50m1入れた250m1培養 フラスコに移す。
1) HBIOI:pBR322: 2X LB2) HBIOI:pBR32 2: 5X LB3) JMIOI:pIhTl : 2X LB4) JMI OI:pIhTl : 2X LB +0.1 mM IPTG5) JMIO I:pIhTl : 2X LB + 0.5 mM IPTG6) JMIO I:pIhTl : 5X LB力JMIOI:pItffl : 5X LB  + Oll mM ITPG8) JMIOI:pIhTl : 5X LB  + 0.5 mM IπG細胞はそれから二二−ブランズウィックG24エン バイロメンタル・インキュベーター8シエーカー(New Brunswick  G24 Environmental Incubator 5haker) で振盪速度を中間にセットして37℃で24時間成長させる。実験の終りには、 培養液を1%NaC1で10倍に希釈してOD、。0をスベクトロニクス21ス ペクトロフォトメーター(spectronics 21 spectroph otometer)にて測定する。
HBIOI:pBR3222X 0 3.00JMIOI :pIhTl 2X  0 3.03JMIOI :pIhTl 2X O,12,91JMIOI: pIhTl 2X O,53,00HBIOI :pBR3225X 0 2. 73JMIOI : pThTl 5X O3,26JMIOI :pIhTl  sx o、 1 3.40JMIOI:pIhTl 5X O,53,15こ のデータから以下の結論が導きだせる。
(1)2XLBを含む全てのケースで細胞は適当な同じ密度まで成長した。この 密度は同一成長条件下でIXLBにおいていつも得られる密度のおおざっばに2 倍であり、利用可能な栄養を消費していることを示している。換言すれば、細胞 は栄養制限によって定常フェーズの成長に入っている。
(2)過剰の栄養状態で成長した細胞は最終的に酸素が限定された条件に達し、 それのよって酢酸のような阻害性の代謝物を生じることが示された(前述のTs ai et al、、) 、最終的には、例え栄養をさらに供給しても成長は停 止することになる。5×での全ての実験の結果はこのようなことが起こることを 示している。換言すれば、最終的に酸素の制限が起こり、培養は定常相にさせら れてしまう。
(3)従って、02制限成長下ではヘモグロビン遺伝子の存在が大腸菌の成長性 を増加させる。ここではV)lbの発現がDoレベルで制御されないという違い はあるものの、この結果は実験例3及び4と似ている。
(4)決められた成長条件下では成長増加効果を最高にするVHb発現の最適レ ベルが存在するのが明らかである。このような最適条件は成長の環境条件ばかり てなく各セル・ライン及び/又はプラスミド構築体に特有の成長特性とも置係す る。それゆえ最適条件はこの技術の種々の応用に当ってケース・パイ・ケースに 基いて決定されなければならないだろう。但し、このような決定をするのに過度 の実験は必要ではない。
(以下余白〕 医稔立J士=μ町引二≧見j白質のり一二Z区巳二虫成星且=り己旦3琴二影1 この実験の目的はクローン化遺伝子度物の一モデルに対するVHb遺伝子の影響 を明らかにすることにある。広く種々の遺伝子産物が組換DNA技<+tjによ り商業的に生産されるから、これ:=木技術の重要な応用面である。この種類の 典型的なプロセスには高細胞亨度流加培養醒醒がある。このようなプロセスの生 産性は最終的に、不十分な酸素をどれだけ利用できるかということにより制限さ れる。
以下の宿主/プラスミドを本実験に使用した。
1、JMIOI+pCAT 2、JMIOI :pHbCAT これらのプラスミドの構築は実験例5に記載されている。
以下の培地組成を使用した。
LB : Log/ffバクトドリブトン、5g/!酵母エキス、5g/f2N aC1,3g/ffK2HP○4.1g/ l2KH2PO−,30mg/ I 2タロラムフェニコール10×フイード: 100g/ffバタトトリブトン、 100g/ρ酵母エキス、150mg/ffクロラムフェニコール実験は以下の ように行なった。
2種類の菌株のシングルコロニーを培養チューブに入れた5m1LBに接種し一 夜成長させた。接種物1mlを新鮮L8100mlに移し、成長曲線を続けさせ た。細胞がlogフェーズの終りの近づいたら、10×フイード培地を1ml加 え、成長のバーストを続けさせた。同様に二回目の添加パルスを行なった。この 成長フェーズの終りに、100mMIPTGを含んだ10×フイード培地を1m lパルス添加し、CAT遺伝子を発現を誘導した。一時間後試料を抜きだしCA Tアッセイをモニターした。実験の結果を以下に示す。
1) IPTG添加前のクレット値 670 7002)全可溶性蛋白質 0. 31 0.435(mg/m1 培養液) 3) CAT活性 1.39xlO’ 2.67xlO’(zフト/mg 可溶 性蛋白質) 4) CAT活性 4.3 xlO” 11.6 xlO”(ユニット/ml  培養液) 上のデータから次のような結論が導きだせるだろう。
(1)VHbの存在は、例えVHbが低レベルでも、クローン遺伝子産物の生成 を増強する。
(2)培養液の単位容積当りのクローン遺伝子産物の量を増加させるほかにさら に、VHbの存在は又クローン遺伝子産物の比活性(総可溶性蛋白質の単位重量 当りの活性)を増加させる。
!…引辷1五ニ韮竺竺唖旦孕詮迂叉甲a」盪肥椹謎座水腸凹工二y旦亘 に対す る酸素依「性の制御この実験の目的は以下の通りである。
(1)大腸菌でのVHb遺伝子の発現が培地内酸素レベルの低下に応答して増加 することを示すこと。
(2)遺伝子発現の転写レベルの制御を立証すること。
(3)溶存酸素濃度の変化に応答する酸素依存性遺伝子スイッチの感受性を確認 すること。
VHb遺伝子及びその側部配列を含んだHind nl−5phI断片をベクタ ーpBR322の対応部位にクローニングした。こねによりプラスミドpOX1 を創出した。これを次に大腸菌ホールド、HBIOIに形質移入した。醗酵は容 量2.5℃のニューブランズウィック・バイオフローTIファーメンクー(Ne wBrunswick II Bioflo fermentor)で培地とし てLB(log/ρバクトドリブトン、5g/之酵母ニキス、5g/ffNac l、3 g/ 、Q K2 HP O4,1g/12に82PO,)に8mg/ mlのシリコン消泡剤を加えたものを培地として用いて37℃、pH7,0で3 0Orpmの一定の撹拌しながら行なった。他の方法は全て伝統的なプロトコル (前記のManiatis、 et al、)による。
細胞は、毎回とも、50%空気飽和よりも高いDOに相当する0Daoo =o 。
25まて成長した。この時点で空気の供給を徐々に減少させ、Doが45分以上 (すなわち遺伝子誘導に十分長く、かつ大腸菌の一世代以内の時間範囲)かレプ てほぼリニアに約1%空気飽和まで下がるようにした。試料を断続的に取り出し VHb−mRNAと蛋白質レベルを分析した。後に、窒素を容器に散布して、強 制的な嫌気性条件下にお1づるVHbプロモーターの誘導を調べた。
饋豊 (1)Dot/ベルを70%から1%空気飽和まで下げるとVHb−mRNAレ ベルは約10倍に増加した。
(2)こね2に対応するVHb活性かの増加があ−った。 V Hb −m R N A lノヘルの増大と活・i牛VHbO量の増加どの間には時間的ずれがあ ることが認められた。こλ1.1才、活性VHbを生産するためLこは宿主細胞 がヘムをさらに生合成することが必要とされるために起こるのかもしれない。
(3)VHbプロモーターは40%空気飽和以下の場合のみ有意なしノベルにス イッチし、5%空気飽和以下では最大の誘導レベルに達した。
(4)プロモーターは強制的な嫌気的条件下ではスイッチ・オフしており、遺伝 子発現を最大にするためには環境の嫌気性基底レベルが重要であることを示して いた。
一験例9−他のクローン2白”の7素依 ・A。
VHbの酸素制御プロモーター要素(oxygen−regurated pr omoter element ;0RE)を他の遺伝子発現のために使用する ため、実験例1及び2で説明したクローンVitreoscilla断片から欠 損株を作り、機能するプロモーター要素を分離した。酵素Ba131をこの目的 のため使用した(前記のManiatis、 et al、)。
分離した断片の一つは、6%ポリアクリルアミドゲルでサイズを調べると、実験 例2で示した配列の5°末端から約125bp下流までをカバーするものであっ た。この断片を使って、VHbとは異なる遺伝子を酸素依存性制御の下で発現さ せた。
この実験では、ここで説明した断片をプロモーターを持たないクロラムフェニコ ールアセチルトランスフェラーゼ(CAT)遺伝子カートリッジ(ファルマシア 社より購入)と融合させた。この融合体をベクターpBR322のHindTI I−3phI部位に挿入し、プラスミドpoxlを創製した。これを大腸菌宿主 HEIOIに形質移入した。
ORHの機能性をテストするため、実験例と同様な実験を行なった。CAT遺伝 子産物アッセイは一般に広く行なわれている実験手順(前記のManiatis 。
etal、)を用いて行なった。
稙里 DO=70%空気飽和テハ、大腸菌HB101 : poxl(7)CAT活性 ハロ。
I X 10’ユニット/mg可溶性蛋白質であった。D○を2から5%空気飽 和の間に45分間維持した後では、大腸菌HBIOI:pOX1のCAT活性は 6゜3X10’ユニット/mg可溶性蛋白質であった。これは培養の溶存酸素顔 料の外、例1O−IEFサツカロミセス・セレビシェ宿主 でqX旦亘Ω黒種二 現 この実験では我々は真核細胞の一つモデル、サツカロミセス・セレビシェ(Sa ccharom ces cerevisiae )内でVHb遺伝子を発現さ せることを試みた。
ベクターはp B M 150 (Johnston and Davis、  Se uences that re ulate thediver ent  GALI−GALIOromoter in Saccharomvces  cerevisiae、 Mo1ecu撃≠秩@and Cellaular Biology 4:1440−1448.1984 ) を用いた。宿主菌株は、 5rienc et al、、Effect of  ARSI mutations on chromosome 5tabili t in Saccharomyモ■■ cerevusiae、 Mo1ecular Ce1laular and  Biology 5:1676−1684.1985.に記■■■ たD 603 (ade−、ura−、met−、1ys−、reg 1 )で ある。実験例5で述べられた切断したVHb構造遺伝子をGALl、Oブロモ− クーの下流にクローニングしプラスミドpYRED1を創出した。
塾是 組換菌株D603 : pYREDIは、ガラクトース存在下(2%ペプトン、 1%酵母エキス、2%ガラクトース)で成長させると、対照のD603 : p BM150よりもきわめてより赤くなった。接種物(i、nocula )は最 低限のガラクトース培地で成長した。実験例3で言及した差スペクトルヘモグロ ビン分析によると、D603:PYREDIの超音波処理細胞破砕物[5oni cates)ではD603:pBM150と比較して著しいヘモグロビン活性が 確認された。
111−VHbを するサッカミセス・セレビシェ捗胞Ω成長増加 この実験例では、酵母サツカロミセス・セレビシェ(Saccharomvce scerevisiae)の成長に対するVNb発現の影響を調べた。酵母細胞 内に染色体外プラスミドとして安定して維持される酵母発現プラスミドAAH5 にVHb遺伝子をクローン化した。
材赳及〃方法 プラスミドpEX−2を以下のように構築した。実験例5記載のBamHI/5 phI断片を平滑末端に処理して酵母発現ベクター、AAH5のHind m部 位に連結することによりクローン化した( Ammerer、 Ex ress ion of enes in east毀劫り旦re ADCI romot er、 Method in Enzymology 101:192−201 .1983 参照)。
AAH5は、2μmの環状複製オリジンである酵母の選択マーカーLeu2と、 酵母アルコールデヒドロゲナーゼ−1(ADH−1)の転写のブロモ−クーとタ ーミネークー領域により切断された唯一のHind IIIサイトとを含有する 。
サツカロミセス・セレビシェ株488−0 (1eu2.ura3.hisl− 7)をラビッド・コロニー形質転換法(Keszenman−Pereyra  and He1da。
A colon rocedure for transformation  of Saccarom ′ces cerevisiaeA Curr。
Genet、 13:21−23.1988 )によりプラスミドAA)15及 びpEX−2で形質転換し、ロイシンを含まない合成デキストロース(SD)寒 天培地(Rose。
l5olation of enes b cam lementation  in east、 Method in Enzymolg凵B 152:481−504.1987 )に播種した。形質転換したそれぞれから 、1次形質転換細胞のコロニー純化の後で、代表的なりローナル・セル・ライン を確立した。
成長を調べるため、一つの酵母コロニーを2mlの5D−1eu (488−0 には+1eu)に接種し、ラボライン・モデル3258・オービット・エンビロ ーシェーカー(Labline Model 32580rbit Envir o−shaker ) で24時間、30℃、26Orpmで培養した。細胞の 成長はパーキン・エルマー・ラムダ4Aスペクトロフオトメーターを使用して濁 度(AS。。nm)で測定した。培養培地のグルコースレベルが2.0mM以下 まで下がった時に、培養に20XSD(40%グルコース、13.3%ディフコ (Difco )酵母窒素ベース(アミノ酸無し)及び1.6mg/mlのロイ シン以外の全アミノW、488−0には。
1.6mg/mlロイシンなパルス培地に含ませた)を含む濃縮培地を1/4゜ 容積添加しパルスした。グルコース濃度はエームズ・グルコスチックス(AIT lesGlucostix )の試験片を用いて測定した。
超! 上記条件下で成長した株、488−0.488−0:AAH5そして488−0  : pEX−2の成長曲線を比較すると以下のことが明らかとなった。
(1)成長の対数期では、3株とも全て同じ速度で成長した。
(2)VHb含有株488−0: pEX−2は最終光学密度13.0まで成長 した。一方1株488−0:AAH5及び488−0!:!それぞれ光学密度1 0.0と9.5までしか成長しなかった。このことは、プラスミド(488−0 :pEx−2)上にVHb遺伝子を持つ株と、VHb遺伝子を持たない同じプラ スミド(488−0:AAH5)を含む株と比較すると細胞密度が26%増加し たことを表わしている。またこのことはAA85由来のプラスミド(488−0 )を含む株よりも488−0: pEX−2の最終細胞密度が32.6%増加し たことを表わしている。
μ、12− 腸 での染 壮遺伝 の V)Ib による の土 口 この実験例では、実験例5で論じたtac−VHb遺伝子融合体を大腸菌MGI 655 (Cold Spring Harbor Laboratory、  h”Yより入手)の染色体に縮装した。
材匣担より方法 Tn10トランポゾン(Foster、 et al、、 Three Tnl O−associated excisionevents: Re1atio nshi to trans osition and role of di rect and 1nv■窒狽■■ 匹正巨堕、 Ce11.23:215−227.1981 )の欠損株を以下の ように構築した。カナマイシン抵抗性遺伝子(ファルマシア社)をpINTl  (実験例5)の5alIサイトにクローン化した。出来だプラスミドからのEc oRI / Eag I断片(これは全長tac−VHb遺伝子融合体とKan I″遺伝子を含んでいる)をトランスポゼース遺伝子を欠落したTnlO誘導体 (Cold Spring Harbor Laboratory、 h’fよ り入手)の逆位配列(incerted repeats:右側の1−66塩基 及び左側の9234−9300塩基)の間にクローン化した。出来たエレメント 、TnlOdKan−tac−VHbをtac−TnlOの右側のトランスポゼ ースを持つ複製プラスミド(Cold Spring Harbor Labo ratory、 NYより入手)にクローン化した。転移は0.5mMで4時間 、誘導し、続いて細胞をラクトース・マツコンキー・Kan寒天培地(lact ose−MacConkey −Kan plates)に播種した。Lac− ミュークントを選び、トランスポゾン誘導ミューチージョンをPiファージ(前 記の5ilhavy et al、 )を使って大腸菌MG1655内で誘導し た。その結果生じたコロニーをさらに純化し、Lac−、Kan” 、Amp’  、VHb’″ (実験例3記載のアッセイにより確認したようにIPTGで誘 導可能)をチェックして、GRO13と命名した。1mMIPTGを含み、続け て濃縮フィード培地(25%バタトトリブトン、12.5%酵母エキス)を添加 した2XLB (実験例6に記載)でのMG1655株とGRO13株との成長 させて比較すると、最終細胞密度の増加が見られた(最終細胞密度:MG165 5では0Dsoo=16.8、GRO13では○D6゜。=18.1)。
ot 国際調査報告

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ヴィトレオシラ(Vitreoscilla)ヘモグロビン蛋白質の主要部 の細胞内生産をさせることができる一連のヌクレオチドを含むポータブルDNA 配列。
  2. 2.前記一連のヌクレオチドがプロモーターを含んでいる請求項1のポータブル DNA配列。
  3. 3.前記一連のヌクレオチドが発現レギュレーターを含んでいる請求項1のDN A配列。
  4. 4.前記一連のヌクレオチドがターミネーターを含んでいる請求項1のDNA配 列。
  5. 5.前記一連のヌクレオチドがリーター配列を含んでいる請求項1のDNA配列 。
  6. 6.真核生物において細胞内生産をさせることができる請求項1記載のDNA配 列。
  7. 7.原核生物において細胞内生産をさせることができる請求項1記載のDNA配 列。
  8. 8.細菌生物において細胞内生産をさせることができる請求項1記載のDNA配 列。
  9. 9.大腸菌において細胞内生産をさせることができる請求項1記載のDNA配列 。
  10. 10.前記一連のヌクレオチドが、転写及び翻訳の開始と、少くとも前記蛋白質 部分の発現のコントロールとをさせることができるプロモーター/レギュレータ ー配列を含んでいる請求項1のDNA配列。
  11. 11.前記一連のヌクレオチドが、環境酸素の最初のレベルの中で成長する宿主 培養細胞内で、転写及び翻訳の開始と、その下流に存在する組換DNA配列のコ ントロールとをさせることが可能なプロモーター/レギュレーター配列を含み、 環境酸素の最初のレベルの中で成長する宿主培養細胞内で、前記プロモーター/ レギュレーターが前記宿主以外の生物由来のものであって、環境酸素が前記最初 のレベル以下に減少した場合に前記下流配列の発現させることができる請求項1 のDNA配列。
  12. 12.前記一連のヌクレオチドが、転写及び翻訳の開始と、ヴィトレオシラ(V itreoscilla)のヘモグロビン蛋白質の発現のコントロールとをさせ ることができるヴィトレオシラ・プロモーター/レギュレーター由来のプロモー ター/レギュレーターを含んでいる請求項1のDNA配列。
  13. 13.前記一連のヌクレオチドが、転写及び翻訳の開始と、クローン化蛋白質の 発現のコントロールとをさせることができるヴィトレオシラ・プロモーター/レ ギュレーター由来のプロモーター/レギュレーターを含んでいる請求項1のDN A配列。
  14. 14.組換DNA法により作成されたもので、少くともヴィトレオシラ(Vit reoscilla)のヘモグロビン蛋白質部分を有する蛋白質。
  15. 15.少くともヴィトレオシラ(Vitreoscilla)のヘモグロビン蛋 白質部分をのためのコード配列を含み実質的に純化された遺伝子調製品。
  16. 16.前記コード配列が前記純化された遺伝子と80%以上相同である請求項1 5記載の遺伝子調製品。
  17. 17.前記コード配列が前記純化された遺伝子と50%以上相同である請求項1 5記載の遺伝子調製品。
  18. 18.前記蛋白質が少くとも以下のアミノ酸配列部分を有する請求項15の遺伝 子調製品。 【配列があります】
  19. 19.前記コード配列が、転写及び翻訳の開始と、少くともヴィトレオシラ(V itreoscilla)のヘモグロビン蛋白質部分の発現のコントロールとを させることができるプロモーター/レギュレーターDNA配列を含む請求項15 の遺伝子調製品。
  20. 20.前記コード配列が、翻訳開始配列ATG(下線部)とヴィトレオシラ(V itreoscilla)構造遺伝子の多少のヌクレオチド配列(同じく下線部 )と包含する以下のヌクレオチド配列部分(5′より3′へ読む)を少くとも有 するプロモーター/レギュレーター配列を備える請求項15の遺伝子調製品。 Hin: 【配列があります】
  21. 21.少くともヴィトレオシラ(Vitreoscilla)ヘモグロビン蛋白 質部の細胞内生産をさせることができるヌクレオチド配列を備える組換DNAク ローニング・ベクター。
  22. 22.前記ベクターが酵母において細胞内生産をさせることができる請求項21 のベクター。
  23. 23.前記ヌクレオチド配列が異種遺伝子挿入部を備え、その発現が請求項17 のプロモーター/レギュレーターのコントロールの下にある請求項21のベクタ ー。
  24. 24.前記ヌクレオチド配列が異種遺伝子挿入部を備え、その発現が請求項11 のプロモーター/レギュレーターのコントロールの下にある請求項21のペクタ ー。
  25. 25.前記ベクターが酸素存在下で成長する宿主培養細胞内で複製可能でありか つ宿主培養細胞内で前記ヴィトレオシラ(Vitreoscilla)ヘモグロ ビン蛋白質の発現を制御することが可能なヴィトレオシラ(Vitreosci lla)プロモーター/レギュレータ部分を少くとも含み、前記プロモーター/ レギュレーター下流には遺伝子が続き、前記プロモーター/レギュレーターの制 御下で、一般にこのようなプロモーター/レギュレーターで制御されるヘモグロ ビン蛋白質以外の蛋白質を発現する請求項21のベクター。
  26. 26.少くともヴィトレオシラ(Vitreoscilla)ヘモグロビン蛋白 質部分を細胞内生産させるtrpプロモーターを使った請求項21のベクター。
  27. 27.少くともヴィトレオシラ(Vitreoscilla)ヘモグロビン蛋白 質部分の細胞内生産させるtacプロモーターを使った請求項21のベクター。
  28. 28.前記ベクターが、微生物と、動物、植物及び昆虫からなる群から選ばれた 蛋白質細胞生物から得られた細胞とからなる一群の培養細胞から選ばれ由来した 宿主培養細胞において複製可能である請求項21のベクター。
  29. 29.ベクターpUC19/pRDE2。
  30. 30.酸素存在下で成長する宿主培養細胞において少くともヴィトレオシラ(V itreoscilla)ヘモグロビン蛋白質部分を生産するための組換DNA 法であり、 前記宿主培養細胞が、微生物と、動物、植物及び昆虫からなる群から選ばれた蛋 白質細胞生物から得られた細胞とからなる一群の培養細胞から選ばれ由来したも のであり、 以下より構成される組換DNA法。 (a)宿主培養細胞に少くとも多少のヴィトレオシラ(Vitreoscill a)ヘモクロビン活性を有する蛋白質を生産させることができるボータブルDN A配列の調製、 (b)前記ポータプルDNA配列の、少くとも多少のヴィトレオシラ(Vitr eoscilla)ヘモグロビン蛋白質を発現することができる宿主培養細胞へ の導入、 (c)発現に適当な条件下での宿主細胞の培養、そして(d)以下の何れか、 (i)蛋白質の採取、 (ii)蛋白質にヘモグロビン活性を有する活性構造をとらせること。
  31. 31.前記ポータプルDNA配列は宿主培養細胞の染色体に直接導入され縮装さ れていることを特徴とする請求項30の方法。
  32. 32.前記ポータプルDNA配列は前記宿主培養細胞に以下のステップで導入さ れている請求項30の方法。 (a)宿主細胞内に移入できその中で複製可能であり、ポータプルDNA配列の 操作エレメントを含有するベクターへのポータプルDNA配列のクローニング、 (b)少くとも多少のヴィトレオシラ(Vitreoscilla)ヘモグロビ ン蛋白質を発現することができる宿主培養細胞への、ポータプルDNA配列及び 操作エレメントを含有するベクターの移入、(c)ベクターの複製及び伝幡と蛋 白質の発現とに適当条件下での宿主細胞の培養。
  33. 33.前記ポータプルDNA配列を含有する前記ベクターがpUC19/pRE D2である請求項32の方法。
  34. 34.前記宿主微生物が細菌、菌類、かび及び酵母からなる群から選ばれたもの である請求項30の方法。
  35. 35.前記宿主生物が酵母を含むことを特徴とする請求項34の方法。
  36. 36.前記ベクターがpYRED1からなることを特徴とする請求項35の方法 。
  37. 37.前記活性構造になる前に前記蛋白質を採取することを特徴とする請求項3 0の方法。
  38. 38.前記蛋白質が採取の前に前記活性構造になることができることを特徴とす る請求項30の方法。
  39. 39.前記ベクターは、宿主細胞に移入する前に微生物宿主内で増殖されること を特徴とする請求項30の方法。
  40. 40.ATCC受託番号No.67536を有する微生物、大腸菌(Esher ichlacoli)JM101 pUC19/−pRED2。
  41. 41.以下のステップからなり,決められた環境条件下でポータプルDNA配列 の発現を外部コントロールの支配下におくプロセス。 (a)決められた環境条件下でヴィトレオシラ(Vitreoscilla)ヘ モグロビンプロモーター/レギュレーターDNA配列に応答する目的の分離構造 遺伝子を少くとも一つ用意し、 (b)目的の構造遺伝子を前記プロモーター/レギュレーターDNA配列に操作 可能に融合する。
  42. 42.前記構造遺伝子が転写の際に応答するものであることを特徴とする請求項 41のプロセス。
  43. 43.前記構造遺伝子が翻訳の際に応答するものであることを特徴とする請求項 41のプロセス。
  44. 44.宿主培養細胞内で、宿主の染色体成分又は染色体外成分として安定に取り 込まれた少くとも一つの目的分離構造遺伝子配列を確実に発現させる遺伝子工学 のプロセスにおいて、 前記少くとも一つの目的分離構造遺伝子配列に、前記宿主内の酸素濃度の環境に よる変化に応答するヴィトレオシラ(Vitreoscilla)ヘモグロビン プロモーター/レギュレーターDNA配列を操作可能に融合するステップを含む ことを特徴とするステップ。
  45. 45.以下のステップを含み、外来蛋白質を宿主大腸菌培養細胞の中で発現させ る方法。 (a)前記宿主培養細胞への、請求項8によるDNA発現ベクターであって前記 外来蛋白質をコードする外来DNA配列を含有するベクターの導入、 (b)適当な培地と環境の中での前記培養宿主細胞の成長、及び前記外来DNA により発現した蛋白質の分離。
  46. 46.前記DNA発現ベクターがポータプルDNA配列であって、宿主培養細胞 の染色体に直接導入・縮装されていることを特徴とする請求項45の方法。
  47. 47.以下のステップからなり、初期レベルの環境酸素の中で成長する宿主培養 細胞の中に外来蛋白質を作らせる方法。 (a)前記宿主培養細胞への、前記宿主培養細胞内で複製出来るDNA発現ベク ターの導入、 前記ベクターは転写及び翻訳の開始と、前記外来蛋白質をコードし、その下流に 存在する外来組換DNA配列のコントロールとをさせすることができるプロモー ター/レギュレーター配列を有し、さらに前記プロモーター/レギュレーター配 列は前記初期レベル以下に環境酸素が低下した時に活性化されることが可能であ る。 (b)前記外来蛋白質により発現する蛋白質を分離するのに適当な培地の中での 前記宿主培養細胞の成長、及び (c)前記培地で利用される酸素のレベルを前記初期レベル以下の第2のレベル に下げること、 この第2のレベルは前記プロモーター/レギュレーターを活性化する酸素濃度を 提供する。
  48. 48.以下のステップからなり、初期レベルの環境酸素の中で成長する宿主培養 細胞の中に外来蛋白質を作らせる方法。 (a)前記宿主培養細胞への、請求項8によるDNA発現ベクターの導入、前記 ベクターは前記外来蛋白質をコードする外来DNA配列を含有し、前記初期レベ ル以下に環境酸素が低下することにより活性化されることができるプロモーター /レギュレーターを有する。 (b)前記外来蛋白質により発現する蛋白質を分離するのに適当な培地の中での 前記宿主培養細胞の成長、及び (c)前記培地で利用される酸素のレベルを前記初期レベル以下の第2のレベル に下げること、 この第2のレベルは前記プロモーター/レギュレーターを活性化する酸素濃度を 提供する。
  49. 49.前記ポータプルDNA配列が宿主培養細胞の染色体に直接導入され縮装さ れていることを特徴とする請求項48の方法。
  50. 50.以下のステップからなり、酸素存在下で成長する宿主培養細胞であって、 微生物と、動物、植物及び昆虫からなる群から選ばれた蛋白質細胞生物から得ら れた細胞とからなる一群の培養細胞から選ばれ由来する前記宿主培養細胞の、コ ントロールされた環境下での成長量、成長速度及び到達細胞密度を含む成長特性 を増加させる方法。 (a)宿主培養細胞に少くとも多少の酸素結合活性を有する蛋白質を生産させる ことができるポータプルDNA配列の調製、(b)少くとも多少の酸素結合蛋白 質を発現することができる宿主培養細胞への、前記ポータプルDNA配列の導入 、(c)蛋白質の発現に適当な条件下での宿主細胞の培養、そして(d)蛋白質 に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性構造をとらせること。
  51. 51.前記ポータプルDNA配列は宿主培養細胞の染色体に直接導入・縮装され ていることを特徴とする請求項50の方法。
  52. 52.前記ポータプルDNA配列は前記宿主培養細胞に以下のステップで導入さ れている請求項50の方法。 (a)宿主細胞内に移入できその中で複製可能であり、ポータプルDNA配列の 操作エレメントを含有するベクターへのポータプルDNA配列のクローニング、 (b)少くとも多少の酸素結合蛋白質を発現することができる宿主培養細胞への 、ポータプルDNA配列及び操作エレメントを含有するベクターの移入、 (c)ベクターの複製及び伝幡と蛋白質の発現とに適当な条件の下での宿主細胞 の培養。
  53. 53.以下のステップからなり、酸素存在下で成長する宿主培養細胞であって、 微生物と、動物、植物及び昆虫からなる群から選ばれた蛋白質細胞生物から得ら れた細胞とからなる一群の培養細胞から選ばれ由来する前記宿主培養細胞の、一 般に作られる蛋白質及び遺伝子工学の結果として発現される蛋白質の両方の蛋白 質、バイオポリマー及び他の代謝産物の生産を増加させる方法。 (a)宿主培養細胞に酸素結合活性を有する蛋白質を生産させることができるポ ータプルDNA配列の調製、 (b)前記ポータプルDNA配列の、少くとも多少の酸素結合蛋白質を発現する ことができる宿主培養細胞への導入、(c)蛋白質の発現に適当な条件下での宿 主細胞の培養、そして(d)蛋白質に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性 構造をとらせること。
  54. 54.以下のステップからなり、酸素を必要とするプロセス及び操作に酸素を輸 送及び供給する方法。 (a)宿主培養細胞に酸素結合活性を有する蛋白質を生産させることができるポ ータプルDNA配列の調製、 (b)少くとも多少の酸素結合蛋白質を発現することができる宿主培養細胞への 、前記ポータプルDNA配列の導入、(c)蛋白質の発現に適当な条件下での宿 主細胞の培養、(d)蛋白質に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性構造を とらせること、そして、 (e)前記酸素を必要とするプロセスヘ、前記宿主細胞または前記宿主細胞から の酸素結合蛋白質を含む調製品を効果的に配給すること。
  55. 55.以下のステップからなり、環境から酸素を結合・除去する方法。 (a)宿主培養細胞に酵素結合活性を有する蛋白質を出産させることができるポ ータプルDNA配列の調製、 (b)少くとも多少の酸素結合蛋白質を発現することができる宿主培養細胞への 、前記ポータプルDNA配列の導入、(c)蛋白質の発現に適当な条件下での宿 主細胞の培養、(d)蛋白質に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性構造を とらせること、そして、 (e)前記酸素を含有する環境へ、前記宿主細胞または前記宿主細胞からの酸素 結合蛋白質を含む調製品を効果的に配給すること。
  56. 56.以下のステップからなり、少くとも多少の酸素結合活性を有する蛋白質を 産生できる細胞であって、微生物と、動物、植物及び昆虫からなる群から選ばれ た蛋白質細胞生物から得られた細胞とからなる一群の培養細胞から選ばれ由来す る前記宿主培養細胞の、コントロールされた環境下での成長量、成長速度及び到 達細胞密度を含む培養細胞の成長特性を増加させる方法。 (a)前記蛋白質の発現に適当な条件下での宿主細胞の培養、そして、(b)前 記蛋白質に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性構造をとらせること。
  57. 57.以下のステップからなり、少くとも多少の酸素結合活性を有する蛋白質を 産生できる細胞であって、微生物と、動物、植物及び昆虫からなる群から選ばれ た蛋白質細胞生物から得られた細胞とからなる一群の培養細胞から選ばれ由来す る前記宿主培養細胞であって、酸素存在下で成長する宿主培養細胞の一般に作ら れる蛋白質及び遺伝子工学の結果として発現される蛋白質の両方の蛋白質、バイ オポリマー及び蛋白質の代謝産物の生産を増加させる方法。 (a)前記蛋白質の発現に適当な条件下での宿主細胞の培養、そして、(b)前 記蛋白質に少くとも多少の酸素結合活性を有する活性構造をとらせること。
  58. 58.少くとも多少の酸素結合活性を有する蛋白質を産生できる宿主培養細胞を 、酸素を含有する環境に導入することよりなる環境から酸素を結合及び除去する 方法。
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