JPS6030336B2 - 硬化性、耐熱性ポリエステル樹脂の製造法 - Google Patents

硬化性、耐熱性ポリエステル樹脂の製造法

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JPS6030336B2
JPS6030336B2 JP13770777A JP13770777A JPS6030336B2 JP S6030336 B2 JPS6030336 B2 JP S6030336B2 JP 13770777 A JP13770777 A JP 13770777A JP 13770777 A JP13770777 A JP 13770777A JP S6030336 B2 JPS6030336 B2 JP S6030336B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な硬化性、耐熱性ポリエステル樹脂の製造
法に関する。
さらに詳しくは、式(1): (式中、R,は水素またはメチル基、R2はC2〜4の
アルキレン基である)を有するエンドメチレンテトラヒ
ドロフタルイミドまたはメチルエンドメチレンテトラヒ
ドロフタルイミドのNーヒドロキシアルキル誘導体を多
価アルコールおよび多価飽和カルボン酸と共に重縮合反
応せしめることにより、以下に詳述するように硬化性お
よび耐熱性にすぐれた電気絶縁ワニスを提供しうる硬化
性、耐熱性飽和ポリエステル樹脂の製造法に関する。
従来より電気絶縁ワニスとして、乾性油とフェノール樹
脂とからなる油変性フェノール樹脂ワニスやアルキッド
樹脂ワニス、さらにェポキシェステル系ワニスなどが広
く用いられている。これらのワニスは塗膜性にすぐれ、
かつ安価であるなどの利点を有する反面、吸湿絶縁抵抗
がわるし、などその耐水性が充分でなく、さらに使用目
的によっては耐熱性が低いためその使用が制限されるな
どの欠点を有している。一方、近時電気機器のコンパク
ト化や電力容量の増大などによる高性能化に伴なう電気
機器内のコイル類などの温度上昇または電気機器自体の
高い温度条件下での作動のために、耐熱性にすぐれた電
気絶縁材料、とくに電気絶縁ワニスの出現が強く望まれ
ている。
耐熱性の電気絶縁ワニスとしては、従来よりテレフタル
酸を用いるポリエステル樹脂系ワニスまたはィミド変性
したポリエステルィミド樹脂系ワニスが広く知られてい
る。
しかしながら、前者においては耐アルカリ性に劣り、耐
熱性も充分ではなく、また後者においてはコイルワニス
や仕上げ用ワニスに通常用いられるトルェン、キシレン
またはソルベントナフサなどの炭化水素溶剤に鍵溶であ
り、そのため特殊溶剤の使用が必要となり、経済的に問
題があると共に、併用する他の電気材料の耐溶剤性の上
からもコイル用ワニスや仕上げ用ワニスとして用いるに
は好ましくない。本発明者らは、叙上のアルキッド樹脂
ワニスや油変性フェノール樹脂ワニスのごときすぐれた
経済性および塗膜性を有すると共に、耐水性にすぐれ、
トルェンやキシレンなどの通常の炭化水素系溶剤に可溶
であり、しかも耐熱性がいちじるしく改善された硬化性
ポリエステル樹脂を梶供すべく種々検討した結果、式(
1):(式中、R,およびR2は前記と同じ)を有する
エンドメチレンテトラヒドロフタルイミドまたはメチ/
レエンドメチレンテトラヒドロフタルイミドのNーヒド
ロキシアルキル誘導体を多価アルコールおよび多価飽和
カルボン酸と共に軍縮合反応せしめることにより、えら
れる硬化性、耐熱性飽和ポリエステル樹脂は叙上の問題
点を克服し、しかも前記目的を容易に達成しうるという
顕著な効果を奏しうる事実を見出し、本発明を完成する
にいたつた。
すなわち本発明はポリエステル樹脂の製造におし、て、
構成成分として多価アルコールおよび多価飽和カルポン
酸と共に、前記式(1)を有するエンドメチレンテトラ
ヒドロフタルイミドまたはメチルエンドメチレンテトラ
ヒドロフタルイミドのN−ヒドロキシアルキル誘導体を
用いることを特徴とするものであって、これにより電気
絶縁性、耐水性および塗膜性にすぐれ、かつトルヱン、
キシレンなどの通常の炭化水素溶剤に可溶であり、しか
もその耐熱性がいちじるしく改善された硬化性、耐熱性
飽和ポリエステル樹脂を提供しうる。
しかして本発明の方法によってえられるポリエステル樹
脂は、耐熱性電気絶縁ワニス用として、なかんづく耐熱
性が要求されるコイルワニス用または仕上げワニス用と
してきわめて有利に使用しうるものである。本発明にお
いて用いられる式(1)を有するエンドメチルンテトラ
ヒドロフタルイミドまたはメチルエンドメチレンンテト
ラヒドロフタルイミドのNーヒドロキシアルキル誘導体
の配合割合としては、ポリエステル樹脂を生成する前記
各成分の総量の20〜50%(重量%、以下同様)であ
ることが好ましい。
かかるN−ヒドロキシアルキル誘導体の配合割合が前記
範囲よりも小なるときは、えられる硬化物の耐熱性や機
械強度が劣り、また前記範囲よりも大なるときは、硬化
時や熱劣化時にクラツクが発生しやすくなり、いずれも
好ましくない。本発明において用いられる式(1)を有
するエンドメチレンテトラヒドロフタルイミドまたはメ
チルエンドメチレンテトラヒドロフタルイミドのNーヒ
ドロキシアルキル誘導体は、エンドメチルンテトラヒド
ロフタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル
酸またはそれらの無水物あるいはェステル化物とモノェ
タノールアミン・1−アミノプロパン−3ーオール、1
ーアミノプタンー4ーオールなどのC2〜4 のアミル
アルコールとをィミド化反応せしめることによってえら
れる。かかるN−ヒドロキシアルキル誘導体は単独かま
たは2種以上を混合して用いてもよい。また本発明に用
いられる多価飽和カルボン酸としては、たとえばフタル
酸、ィソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル
酸、メチルテトラヒドロフタル酸、エンドメチレンテト
ラヒドロフタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ
フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、トリメリツト酸またはこれらの無水物
あるいはェステル化物などの1種または2種以上が適宜
用いられる。また多価アルコールとしては、たえばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4ープタ
ンジオール、1,3ープタンジオール、2,3−ブタン
ジオール、1,6ーヘキサンジオール、ネオベンチルグ
リコール、水素化ピスフェノールA、2,2ージ(4−
ヒドロキシプロポキシフエニル)プロパン、1,4ーシ
クロヘキサンジメタノール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパンまたはトリス(2−ヒドロキシヱチル)イソ
シアヌレートなどの1種または2種以上が用いられる。
これらの各成分の配合割合としては、前述のごとく式(
D)を有するNーヒドロキシアルキル誘導体成分の配合
量がポリエステル樹脂を生成する総成分量の20〜50
%となることが好ましいが、さらにこれら各成分の軍縮
合反応を行なうにあたり、反応系内のカルボキシル基数
と水酸基数との割合が1:0.8〜1.3 より好まし
くは1:0.9〜1.2崖度の範囲にあるように各成分
の配合量を調整するのが反応上およびえられる樹脂硬化
物の特性上好ましい。反応系内のカルボキシル基数と水
酸基数との割合が前記範囲をはずれると、カルボキシ基
数と水酸基数との間に差が生ずるために、重縮合反応が
進みにくく、所望のポリエステル樹脂をうろことが困難
となる。なお前記N−ヒドロキシアルキル誘導体は、あ
らかじめ別に生成しておき、これを他の成分とと混合し
てポリエステル樹脂の製造に供してもよいが、さらにポ
リエステル樹脂生成の反応系中であらかじめ生成せしめ
ておき、これに残りの成分を添加するようにしてもよい
すなわちポリエステル樹脂の構成成分である多価アルコ
ール中で、たとえばエンドメチレンテメラヒドロフタル
酸無水物またはメチルエンドメチレンテトラヒドロフタ
ル酸無水物と相当するアミノアルコールとを反応させた
のち、残りの多価飽和カルボン酸成分を加えて重縮合反
応を行なうことにより、きわめて効率よく本発明のポリ
エステル樹脂をうろことができる。なお最後に加えられ
る酸成分がアミノアルコールとィミド化反応を行なわな
いものであれば、これを前記Nーヒドロキシアルキル譲
導体の生成時に共存させてもよく、このぱあし、ィミド
化反応と重縮合反応とを餅行して同時に行なうことがで
き、その製造上きわめて好ましい。本発明の方法におい
ては、前記各成分の混合物にテトラブチルチタネートま
たはテトラブチルジルコネートなどのェステル化触媒、
さらに必要ならキシレンなどの有機溶剤を適宜添加し、
不活性ガス気流下または必要なら反応の最終時において
減圧下で所望の温度に加熱し、水分を留去しながら反応
を行なうことによってポリエステル樹脂を製造しうる。
そのぱあし、反応温度は100〜250qo、好ましく
は150〜230qoの範囲が好ましい。また反応の終
点は蟹去される水分量に基づいて決定してもよいが、好
ましくは生成したポリエステル樹脂の酸価または粘度を
測定することによって決定される。ェステル化によって
えられるポリエステル樹脂の酸価は40以下であるのが
好ましい。このようにしてえられるポリエステル樹脂は
、通常のキシレン、トルェンまたはセロソルブなどの溶
剤に可溶であり、これらの溶剤にラジカル重合開始剤と
共に溶解させることにより電気絶縁ワニスが調製される
。ラジカル重合開始剤としては、たとえばペンゾイルパ
ーオキシド、ジーtーブチルパーオキシド、ジクミルパ
ーオキシド、tーブチル/ゞーベンゾエート、クメンハ
イドロ/ぐーオキシドまたは2,5−ジメチルヘキシル
ー2,5−ジヒドロパーオキシドなどの過酸化物があげ
られる。これら重合開始剤は、通常ポリエステル樹脂1
0碇部‘こ対して0.5〜5部添加される。しかしてえ
られるポリエステル樹組成物は、通常100〜250q
oの温度範囲で加熱することによって硬化しうるが、必
要に応じて前記ラジカル重合開始剤を添加せずに、加熱
のみまたは電子線照射などによって硬化させてもよい。
かかる硬化反応の機構は明確ではないが、ポリエステル
樹脂はその末端にエンドメチレンテトラヒドロフタルィ
ミド基またはメチルエンドメチレンテトラヒドロフタル
イミド基を有しているため、これら末端基のビシクロオ
レフィン環のラジカル開裂重合により硬化が起るものと
考えられる。
すなわち米国特許第352895び号明細書に示される
エンドメチレンテトラヒドロフタルイミド末端封鎖型ポ
リィミド樹脂の硬化における熱分解重合反応とほぼ同様
な反応が起っているものと考えられる。しかして本発明
の方法によってえられるポリエステル樹脂を用いてえた
電気絶縁ワニスは、その硬化物がきわめてすぐれた耐熱
性を有すると共に、従来の油変性フェノル樹脂ワニスや
アルキツド樹脂ワニスの有するすぐれた経済性および塗
膜性をも有し、かつ耐水性にもすぐれており、さらに必
要に応じて有機色素も添加でき、コイル用ワニス、仕上
げ用ワニス、コア用ワニスとして用いられるだけでなく
積層品、テープ材料用のプリプレグ用ワニスとしても利
用でき、工業的にきわめて有利である。つぎに参考例お
よび実施例をあげて、本発明の方法を説明する。
参考例 1 〔エンドメチレンテトラヒド。
フタルイミドのN−ヒドロキシアルキル誘導体の製造〕
エンドメチレンテトラヒドロフタル酸無水物985.0
夕(6モル)、モノエタノールアミン366.5夕(6
モル)およびエチレングリコール300夕を2夕4つ口
フラスコに仕込み、チッ素ガス気流下で縄拝しながら徐
々に160q0まで昇温し、160〜16530で30
分間加熱後、さらに1時間かかって190℃まで昇温し
た。
その間、生成した水は系外へ留去した。190qCで約
2時間加熱したのち、冷却し、析出物を炉過して、粗生
成物1112夕をえた。
該粗生成物は以後の反応にそのまま使用した。なおイン
プロピルアルコールによって再結晶したものは融点95
.5〜96.5℃℃の白色粉末状結晶であり、赤外吸収
スペクトル分析の結果、1770仇‐1および1850
肌‐1付近の酸無水物の吸収がなく、1690cの‐1
および1760伽‐1付近にィミド基による吸収が認め
られることから、前記生成物がN−ヒドロキシエチルエ
ンドメチレンテトラヒドロフタルィミドであることを確
認した。実施例 1 4〆4つ口フラスコに参考例1でえたNーヒドロキシエ
チルエンドメチレンチテトラヒドロフタルイミド518
.1夕(2.5モル)、エンドメチレンテトラヒドドロ
フタル酸無水物820.9夕(5モル)、トリス(2ー
ヒドロキシエチル)イソシアヌレート522.5夕(2
モル)、ネオベンチルグリコール104.2夕(1モル
)およびキシレン200夕をそれぞれ仕込み、チッ素ガ
ス気流下で縄拝しながら、220qoまで約2時間かか
って昇温した。
その間、生成した水は、共擁して出てくるキシレンと共
に系外へ蟹去した。さらに反応混合物を220〜230
こ○で5時間加熱して、酸価22.5のポリエステル脂
をえた。つぎに反応生成物を約140q0まで冷却した
のち、キシレン950夕およびトルェン950夕を順次
加えた。
えられた樹脂溶液の2500における粘度は3.5ポィ
ズであった。この樹脂溶液にジクミルバパーオキシドを
該樹脂溶液10礎部(重量部、以下同様)に対して2部
の割合で添加し、充分に蝿拝して均一な溶液をえた。え
られた溶液3夕を直径6.5弧のアルミシャーレ‘こ流
し込み、120qoで2時間熱風乾燥して溶剤を除去し
たのち、15000で3時間、ついで200ooで8時
間加熱して、厚さ約0.4側の硬化物をえた。この硬化
物の体積固有抵抗値は常態、室温で5.2×1び60・
弧であり、水中に10日間浸債後、4.8×1び50・
弧であった。さらに空気中、、23000で50餌時間
加熱後の熱重量減少率は8.4%であった。また前記溶
液に、直径1脚の鋼線を直径6肋の丸棒に巻回してえた
長さ8伽のへりカルコィルを含浸させて、130つ0で
1時間熱風乾燥後、15000で3時間、ついで200
00で8時間加熱して試料をえた。この試料の曲げ強さ
によるヘリカルコィルの接着強度は2200で13.5
k9であり、150q○で3.2k9でつた。実施例
2 500地の4つロフラスコにエンドメチレンテトラヒド
ロフタル酸無水物90.3夕(0.55モル)、水素化
ビスフェノールA24夕(0.1モル)、トリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレート26.1夕(0.
1モル)、モノヱタノールアミン12.2夕(0.2モ
ル)およびキシレン50夕をそれぞれ仕込み、チッ素ガ
ス気流下、損拝しながら約140〜150午0で30分
間還流した。
ついで生成した水とキシレンとを系外へ留去しながら、
徐々に22000まで昇温した。さらに220〜230
つ0で反応混合物を約6時間損拝して、酸価34.4の
ポリエステル樹脂をえた。反応生成物を約14000ま
で冷却したのち、キシレン100夕およびトルェン40
夕を順次加えていった。えられた樹脂溶液の2yoにお
ける粘度は2.1ポィズであった。この樹脂溶液10碇
部‘こ対してt−フチルパーベンゾェート1部およびク
メンヒドロパーオキシド1部をそれぞれ添加し、充分に
縄拝して均一な溶液をえた。この溶液3夕を、実施例1
と同様にしてアルミシャーレに流し込み、厚さ約0.4
肋の硬化物をえた。
この硬化物の体積固有抵抗値は常態、2が0において3
.2×1び60・伽であり、24餌時間水中浸簿後、2
.7×1び50・弧であった。また23000で500
時間空気中で加熱したときの熱重量減少率は8.8%で
あった。実施例 33夕4つ口フラスコにトリス(2−
ヒドロキシヱチル)イソシアヌレート522.5夕(2
モル)、イソフタル酸564.8夕(3.4モル)、エ
ンドメチレンテトラヒドロフタル酸無水物246.3夕
(1.5モル)、モノヱタノールアミン91.6夕(1
.5モル)およびキシレン300夕をそれぞれ仕込み、
チッ素ガス気流下、140〜150qoで燈拝しながら
約30分間還流を行なったのち、生成した水とキシレン
とを蟹去しながら、約1時間で22000まで昇温した
さらに聡梓を続けながら220〜230午0で約4時間
加熱して、酸化17.3のポリエステル樹脂をえた。反
応生成物を約140qoに冷却し、キシレン13000
およびセロソルブ600夕を順次加えた。えられた樹脂
溶液の25qoにおける粘度は2.7ポィズであった。
この樹脂溶液10礎鋼こ対してジクミルパーオキシド3
部を加えて、よく損拝して均一な溶液をえた。この溶液
3.8夕をアルミシャーレに流し込み、130qoで2
時間、150ooで2時間、さらに210ooで5時間
、空気オーブン中で加熱し、溶剤除去および硬化を行な
い、厚さ約0.4柳の硬化物をえた。この硬化物の体積
固有抵抗値は、22午○で3.2×1び60・弧、15
000で2.4×1び20・肌であった。また2300
0で50■時間、空気中で加熱したときの熱重量減少率
は9.1%であった。実施例 4 4夕4つ口フラスコにメチルエンドメチレンテトラヒド
ロフタル酸無水物641.5夕(3.6モル)、トリメ
チロールプロパン268.4夕(2モル))、1ーアミ
ノブタン−4−オール320.9夕(3.6モル)をそ
れぞれ仕込み、チッ素ガス気流下で徐々に15000ま
で昇温した。
150ooで30分間加熱後、さらに20000まで昇
温した。
この間、、生成した水は系外に留去した。200qoま
で昇温したのち、140午Cまで冷却し、テトラヒドロ
フタル酸無水物699.8夕(4.6モル)を加え、さ
らに220℃まで昇塩し、220℃付近で燭拝しながら
加熱を約6.5時間続け、酸価21.9のポリエステル
樹脂をえた。
反応生成物を約14000に冷却したのち、キシレン1
800夕を加えた。この樹脂溶液10碇部‘こ対して2
,5ージメチルヘキサン−2,5一ジヒドロパーオキシ
ド2部を加え、充分に燈拝して均一な溶液をえた。えら
れた溶液をブリキ板に塗布し、1260で1時間乾燥後
、150qoで5時間、ついで200qoで5時間加熱
して塗膜をえた。この塗膜は黄褐色透明で光沢があり、
沸騰水にlq寿間浸済後も変化を示さず、きわめて強靭
なものであった。また230qoで50餌時間空気中で
加熱したときの熱重量減少率は8.5%であった。実施
例 5 4そ4つロフラスコにエンドメチレンテトラヒドロフタ
ル酸無水物1001.4夕(16.1モル)、モノエタ
ノールアミン110夕(1.8モル)、トリス(2ーヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート391.9夕(1.
5モル)、2,2ージ(4−ヒドロキシプロポキシフエ
ニル)プロパン516.8夕(1.5モル)およびキシ
レン200夕をそれぞれ仕込み、チッ素ガス気流下で徐
々に165qoまで昇温し、165ooで約30分加熱
後、さらに210ooまで昇温し、210〜220q○
で縄拝しながら加熱し、酸価24.6のポリエステル樹
脂をえた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1)式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素またはメチル基、R_2はC_2
    〜_4のアルキレン基である)を有するエンドメチレン
    テトラヒドロフタルイミドまたはメチルエンドメチレン
    テトラヒドロフタルイミドのN−ヒドロキシアルキル誘
    導体を多価アルコールおよび多価飽和カルボン酸と共に
    重縮合反応せしめることを特徴とする硬化性、耐熱性飽
    和ポリエステル樹脂の製造法。
JP13770777A 1977-11-15 1977-11-15 硬化性、耐熱性ポリエステル樹脂の製造法 Expired JPS6030336B2 (ja)

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JPS6238864A (ja) * 1985-08-13 1987-02-19 Osaka Gas Co Ltd ガスエンジン用排気ガス浄化システム

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