JPS6029698B2 - 殺草剤 - Google Patents
殺草剤Info
- Publication number
- JPS6029698B2 JPS6029698B2 JP15297577A JP15297577A JPS6029698B2 JP S6029698 B2 JPS6029698 B2 JP S6029698B2 JP 15297577 A JP15297577 A JP 15297577A JP 15297577 A JP15297577 A JP 15297577A JP S6029698 B2 JPS6029698 B2 JP S6029698B2
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- Japan
- Prior art keywords
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- parts
- compound
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- water
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- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式
(式中、Rはナフチル基、ナフトキシ基、または2,4
ージクロロフェノキシ基、R,は水素原子またはメチル
基、Xはハロゲン原子をそれぞれ示す。
ージクロロフェノキシ基、R,は水素原子またはメチル
基、Xはハロゲン原子をそれぞれ示す。
)で表わされるコリン誘導体と、それらの化合物のすく
なくとも1種を有効成分として含有することを特徴とす
る殺草剤に関するものである。従来、水田のィネ料以外
の雑草の防除には、フェノキシ系殺草剤である2,4一
〇およびMCPAが広く使われている。
なくとも1種を有効成分として含有することを特徴とす
る殺草剤に関するものである。従来、水田のィネ料以外
の雑草の防除には、フェノキシ系殺草剤である2,4一
〇およびMCPAが広く使われている。
しかしながら、これらの殺草剤は、使用時期や土壌条件
によっては往々にして水稲に薬害を併発する場合があり
、使用に際しては大中な制限をうけるため、薬害のない
安心して使用できる殺草剤の開発が強く要望されている
。
によっては往々にして水稲に薬害を併発する場合があり
、使用に際しては大中な制限をうけるため、薬害のない
安心して使用できる殺草剤の開発が強く要望されている
。
本発明者らは、使用時期や土壌、気象条件に左右されず
水田雑草を選択的に防除し、しかも薬害の極めてすくな
し、殺草剤について鋭意研究を重ねた結果、本発明殺草
剤の有効成分である前記一般式〔1〕で示される化合物
がィネ料以外の1年生および多年生の広葉雑草ならびに
カヤツリグサ料雑草に対して極めてすぐれた殺草効果を
表わすにもかかわらず、これらの雑草を防除できる薬量
では、水稲に対して奇形葉の発生その他の薬害が全く認
められないことを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
水田雑草を選択的に防除し、しかも薬害の極めてすくな
し、殺草剤について鋭意研究を重ねた結果、本発明殺草
剤の有効成分である前記一般式〔1〕で示される化合物
がィネ料以外の1年生および多年生の広葉雑草ならびに
カヤツリグサ料雑草に対して極めてすぐれた殺草効果を
表わすにもかかわらず、これらの雑草を防除できる薬量
では、水稲に対して奇形葉の発生その他の薬害が全く認
められないことを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
本発明化合物は、農薬に用いられる通常の担体に配合し
て使用するのが普通であるが、他の除草剤などの農薬ま
たは肥効’性物質との混合使用はもちろん、混合製剤し
て使用することもできる。
て使用するのが普通であるが、他の除草剤などの農薬ま
たは肥効’性物質との混合使用はもちろん、混合製剤し
て使用することもできる。
本発明殺草剤の有効成分である前記一般式〔1〕で示さ
れる代表的化合物の物性を第1表に示す。
れる代表的化合物の物性を第1表に示す。
次に本発明化合物の代表的合成例を示す。合成例 1
Q一(6ーナフトキシ)プロピオニルコリンアイオダィ
ド(化合物5)の合成8−ヨウ化エチル−Q′−(3′
−ナフトキシ)プロピオネート6.5g(0.018モ
ル)とトリエチルアミン1.1g(0.02モル)とを
よく脱水したアセトン100の‘に溶解し、耐圧性ナス
型フラスコ中、密封状態で4母音間、室温で放置して反
応させた。
ド(化合物5)の合成8−ヨウ化エチル−Q′−(3′
−ナフトキシ)プロピオネート6.5g(0.018モ
ル)とトリエチルアミン1.1g(0.02モル)とを
よく脱水したアセトン100の‘に溶解し、耐圧性ナス
型フラスコ中、密封状態で4母音間、室温で放置して反
応させた。
反応終了後、減圧下で反応液を1′3に濃縮して白色結
晶を析出させ、これをロ取し、n−へキサンで洗浄し、
化合物5 2.9g(収率37.6%)を得た。合成例
2Q一(B−ナフトキシ)プロピオニルコンリクロラ
ィド(化合物6)の合成硝酸銀1槌(0.094モル)
を蒸留水50叫に熔解せしめ、還流下かきまぜながら濃
塩酸12の‘を1び分間で滴下し、さらに15分間同状
態でかさまぜて生成した塩化銀を蒸留水30の‘で3回
洗浄した。
晶を析出させ、これをロ取し、n−へキサンで洗浄し、
化合物5 2.9g(収率37.6%)を得た。合成例
2Q一(B−ナフトキシ)プロピオニルコンリクロラ
ィド(化合物6)の合成硝酸銀1槌(0.094モル)
を蒸留水50叫に熔解せしめ、還流下かきまぜながら濃
塩酸12の‘を1び分間で滴下し、さらに15分間同状
態でかさまぜて生成した塩化銀を蒸留水30の‘で3回
洗浄した。
この塩化銀(ウェットのまま)に水100肌を加え50
〜6000でかきまぜながらく合成例1>で得た化合物
58.鍵(0.02モル)を3び分間で添加し、さらに
放冷しながら30分間かきまぜて反応させた。反応液を
ロ過後、ロ液より水を減圧乾固して目的とする化合物6
2.錐(収率34.1%)を得た。なお化合物1,2
,3は合成例1、そして化合物4は合成例2と同機にし
て合成できる。次に、本発明殺草剤の実施例をあげるが
、配合添加物ならびに配合比は広い範囲で変更し得るも
のでこれらのみに限定されるものではない。
〜6000でかきまぜながらく合成例1>で得た化合物
58.鍵(0.02モル)を3び分間で添加し、さらに
放冷しながら30分間かきまぜて反応させた。反応液を
ロ過後、ロ液より水を減圧乾固して目的とする化合物6
2.錐(収率34.1%)を得た。なお化合物1,2
,3は合成例1、そして化合物4は合成例2と同機にし
て合成できる。次に、本発明殺草剤の実施例をあげるが
、配合添加物ならびに配合比は広い範囲で変更し得るも
のでこれらのみに限定されるものではない。
実施例中「部」とあるのは「重量部」を表わす。実施例
1水和剤 化合物2 5碇部、ケィソウ士4碇部、およびドデシル
ベンゼンスルホン酸ソーダ1碇邦を混合粉砕して、水和
剤10碇部を得る。
1水和剤 化合物2 5碇部、ケィソウ士4碇部、およびドデシル
ベンゼンスルホン酸ソーダ1碇邦を混合粉砕して、水和
剤10碇部を得る。
これを水に懸濁して散布液とする。実施例 2水和剤
化合物4 4戊郡、ベントナィト3碇部、ケィソウ土2
階B、およびリグニンスルホン酸ソーダ1峠部を混合粉
砕して、水和剤100部を得る。
階B、およびリグニンスルホン酸ソーダ1峠部を混合粉
砕して、水和剤100部を得る。
これを水に懸濁して散布液とする。実施例 3
粒剤
化合物3 1碇部、ベントナィト65部、タルク20部
、ポリオキシェチレングリコールモノラウレート2部、
およびナフタレンスルホン酸ソーダ3部を混合した後、
適量の水を加えて混練し、押出式造粒機を用いて通常の
方法で造粒し、粒剤IO0部を得る。
、ポリオキシェチレングリコールモノラウレート2部、
およびナフタレンスルホン酸ソーダ3部を混合した後、
適量の水を加えて混練し、押出式造粒機を用いて通常の
方法で造粒し、粒剤IO0部を得る。
これを直接手でまくか、または散粒機で散布する。実施
例 4 粒剤 化合物6 7部、ベントナィト5碇都、タルク40部、
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ2部、およびジオク
チルスルホサクシネート1部を混合後、適量の水を加え
て混練し、押出式造粒機を用し、て通常の方法により造
粒し、粒剤1OO部を得る。
例 4 粒剤 化合物6 7部、ベントナィト5碇都、タルク40部、
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ2部、およびジオク
チルスルホサクシネート1部を混合後、適量の水を加え
て混練し、押出式造粒機を用し、て通常の方法により造
粒し、粒剤1OO部を得る。
これを直接手でまくか、または散粒機で散布する。次に
本発明殺草剤の効果について、試験例によって具体的に
説明する。
本発明殺草剤の効果について、試験例によって具体的に
説明する。
試験例 1
畑雑草に対する殺草効果試験
内径18肌の素焼きばちにチュウ積土壌を充てんし、こ
れに雑草種子ならびにィネ、トウモロコシ、コムギの種
子をは種して覆±し、温室内で生育させた。
れに雑草種子ならびにィネ、トウモロコシ、コムギの種
子をは種して覆±し、温室内で生育させた。
雑草および作物が3〜4案期に生育したときに、供試化
合物の所定量を水ネロ剤の形態にして、これを適量の水
に稀釈したものを微量噴霧器で植物の華葉に全面散布し
た。散布1ケ月後に、各種雑草に対する殺草効果ならび
に作物に対する薬害を調査し、第2表の結果を得た。こ
の表では、供試化合物の殺草効果は、作物または雑草の
生育に全く影響ないものを「0」これらを完全に枯殺し
たものを「5」とし、その間を6段階に区分して表示し
た。第 2表 注)※2−メチル−4−クロルフェノキシ酢酸ナトリウ
ム塩試験例 2水田雑草に対する殺草効果試験 a/5,000ワグネルポツトに、水田土壌を充てんし
、たん水状態にして、これに2.5葉期の水稲稚苗(品
種:日本晴)を移植し、これに適当量の水田雑草の種子
または塊茎を混入した。
合物の所定量を水ネロ剤の形態にして、これを適量の水
に稀釈したものを微量噴霧器で植物の華葉に全面散布し
た。散布1ケ月後に、各種雑草に対する殺草効果ならび
に作物に対する薬害を調査し、第2表の結果を得た。こ
の表では、供試化合物の殺草効果は、作物または雑草の
生育に全く影響ないものを「0」これらを完全に枯殺し
たものを「5」とし、その間を6段階に区分して表示し
た。第 2表 注)※2−メチル−4−クロルフェノキシ酢酸ナトリウ
ム塩試験例 2水田雑草に対する殺草効果試験 a/5,000ワグネルポツトに、水田土壌を充てんし
、たん水状態にして、これに2.5葉期の水稲稚苗(品
種:日本晴)を移植し、これに適当量の水田雑草の種子
または塊茎を混入した。
水稲移植5日後に、供試化合物の所定量を水和剤の形態
*でポット内をたん水処理した。なお、試験期間中ポッ
トのたん水深は3伽に保ち、1日当り1c戊の漏水処理
を行なった。薬剤処理1ケ月後に、雑草に対する効果お
よび水稲に対する薬害を調査し、第3表の結果を得た。
効果ならびに薬害程度の表示区分は試験例1に準ずる。
第3表 −ン ロルフェノキシ酢酸ナトリウム塩 以上の試験結果から明らかなように、本発明殺草剤は極
めて顕著な選択的殺草効果を示し、栽培作物には何ら薬
害を与えることなく、畑作ならびに水稲栽培上有害な各
種雑草に対して広範囲にすぐれた防除効果を有するもの
である。
*でポット内をたん水処理した。なお、試験期間中ポッ
トのたん水深は3伽に保ち、1日当り1c戊の漏水処理
を行なった。薬剤処理1ケ月後に、雑草に対する効果お
よび水稲に対する薬害を調査し、第3表の結果を得た。
効果ならびに薬害程度の表示区分は試験例1に準ずる。
第3表 −ン ロルフェノキシ酢酸ナトリウム塩 以上の試験結果から明らかなように、本発明殺草剤は極
めて顕著な選択的殺草効果を示し、栽培作物には何ら薬
害を与えることなく、畑作ならびに水稲栽培上有害な各
種雑草に対して広範囲にすぐれた防除効果を有するもの
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはナフチル基、ナフトキシ基または2,4
−ジクロロフエノキシ基を、R_1は水素原子またはメ
チル基を、Xはハロゲン原子をそれぞれ示す。 )で表わされる化合物。2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはナフチル基、ナフトキシ基または2,4
−ジクロロフエノキシ基を、R_1は水素原子またはメ
チル基を、Xはハロゲン原子をそれぞれ示す。 )で表わされる化合物のすくなくとも1種を有効成分と
して含有することを特徴とする殺草剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15297577A JPS6029698B2 (ja) | 1977-12-21 | 1977-12-21 | 殺草剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15297577A JPS6029698B2 (ja) | 1977-12-21 | 1977-12-21 | 殺草剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5488229A JPS5488229A (en) | 1979-07-13 |
JPS6029698B2 true JPS6029698B2 (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=15552216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15297577A Expired JPS6029698B2 (ja) | 1977-12-21 | 1977-12-21 | 殺草剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029698B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105646328B (zh) * | 2014-12-02 | 2018-07-20 | 沈阳中化农药化工研发有限公司 | 一种季铵盐类化合物及其应用 |
-
1977
- 1977-12-21 JP JP15297577A patent/JPS6029698B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5488229A (en) | 1979-07-13 |
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