JPS5839125B2 - サツソウザイ - Google Patents

サツソウザイ

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JPS5839125B2
JPS5839125B2 JP50070750A JP7075075A JPS5839125B2 JP S5839125 B2 JPS5839125 B2 JP S5839125B2 JP 50070750 A JP50070750 A JP 50070750A JP 7075075 A JP7075075 A JP 7075075A JP S5839125 B2 JPS5839125 B2 JP S5839125B2
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JP
Japan
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parts
soil
weeds
herbicides
herbicide
Prior art date
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Expired
Application number
JP50070750A
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English (en)
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JPS51148023A (en
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隆之 井上
耐介 呉地
良夫 高沢
修 森川
正敏 西島
俊実 田中
英男 道山
孝夫 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication of JPS51148023A publication Critical patent/JPS51148023A/ja
Publication of JPS5839125B2 publication Critical patent/JPS5839125B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 (式中、Xは塩素原子、メチル基、またはメトキシ基を
、nは011、または2、の整数を、Rはピペリジン、
テトラヒドロ−1・4−オキサジン、または低級ジアル
キルアミンの残基をそれぞれ表わす)で示される新規の
フルオルエトキシベンジルチオールカーバメート系化合
物を有効成分として含有する殺草剤に関するものである
本発明の目的は、畑作または水田の雑草の発芽期から発
生盛期にいたるまでの極めて広い適期幅を有し、しかも
作物に全く薬害を与えない高選択性殺草剤を提供すると
ころにある。
これまで水田除草剤として、MCP、24−D、CNP
、NIPなどが使用されているが、MCPはヒエ類の防
除に対する有効性に乏しく、2・4D、CNP、NIP
は発芽始期の1年生雑草の防除には効果があるが、発生
盛期の雑草には殆んど殺草力がないなど、それぞれ欠点
があるため、適用範囲の広い殺草剤が要望されている。
一般に殺草剤による殺草方法は雑草の土壌処理と茎葉処
理との2つに大別されるが、本発明者らは土壌中の雑草
種子は土壌のごく表層に存在する種子のみが発芽し、深
層部の種子はほとんど発芽しない点に着目し、土壌表層
部に固定される性質を有し、従って比較的深層部にある
作物の種子または根部に薬害を与えないような殺草剤に
ついて種々研究した結果、前記一般式で示される有効成
分化合物が、土壌中で垂直移動性が小さく、雑草の発芽
期から盛育期までの全期間にわたり極めて強力な殺草作
用を有することを見出して、本発明を完成した。
本発明殺草剤は、作物のは種または移植後の土壌処理に
よって土壌表層に固定され、作物の種子または根部に作
用することなく雑草を枯死させるので、一般畑作の栽植
または水稲移植後の土壌処理による雑草防除に最適の殺
草剤である。
このことは、現在使用されている多くの殺草剤が雑草の
発芽直前か直後に使用してのみ有効であるのに較べると
、画期的な効果であるといえる。
しかも水稲に対する薬害がなく、これまで適切な防除方
法がなかった田植後10〜15日頃の処理でも水田の雑
草を防除できるので、農作業の省力化に貢献するところ
が極めて太きい。
本発明有効成分である前記一般式で示される化合物の代
表的合成例を以下にのべる。
合成例 4−(β−フルオルエトキシ)ベンジル−N・N−ジエ
チルチオールカーバメート(化合物1)の合成 N−N−ジエチルアミン7、3 f (0,1モル)、
水酸化ナトリウム4f(0,1モル)、および水251
rLlからなる混合液をかきまぜながら、5℃以下の温
度で硫化カルボニル61を約1時間吹きこみ反応させる
次にこの反応液にアセトン20dを加えた後、4−(β
−フルオルエトキシ)ベンジルクロリド13゜81を滴
下して、5℃で30分間、ついで45〜50℃で30分
間反応させる。
反応終了後、反応液からアセトンを留去し、ついでベン
ゼン300rrLlを加えて抽出する。
このベンゼン抽出液を水洗、脱水後、ベンゼンを留去し
、残分から減圧蒸留により化合物1を主成分とする白色
結晶16.9f(融点34.5〜365℃)を得る。
元素分析値(C14H2oFNO2Sとして)%上記合
成例とほぼ同様な方法により合成できる本発明化合物を
第1表に例示する。
以下これら化合物はこの化合物番号によって示す。
本発明殺草剤は、前記一般式で示される有効成分化合物
をそのまま使用してもよいが、一般には、その使用目的
に応じて、これを適当な液体担体(例えば、有機溶媒)
に溶解または分散させ、または適当な固体担体(例えば
希釈剤、増量剤)に混合または吸着させる。
その際、必要に応じて、各種の補助剤(例えば、乳化剤
、安定剤、分散剤、懸濁剤、展着剤、湿展剤、浸透剤)
を適宜添加することにより、乳剤、水和剤、粒剤、粉剤
等の種々の剤型として使用することができる。
本発明殺草剤は、他の殺草剤の1種または2種以上、殺
虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤等の農薬、土壌改良剤、
または肥効性物質との混合使用はもちろん、これらとの
混合製剤も可能である。
例えば、本発明の殺草剤と併用される殺草剤としては、
尿素系殺草剤、チオールカーバメート系殺草剤、有機リ
ン系殺草剤、酸アミド系殺草剤、トリアジン系殺草剤、
アリロキシ脂肪酸系殺草剤等がある。
本発明殺草剤の有効成分の含有量は、粒剤では1〜20
%、水和剤では20〜50%、乳剤では20〜60%(
いずれも重量%を示す)が望ましい。
次に本発明殺草剤の実施例を示す。
実施例中に「部」とあるのは「重量部」を表わす。
実施例 1 粒剤 化合物17部、ベントナイ)70部、タルク20部、ド
デシルベンゼンスルホン酸ンーダ2部、およびリグニン
スルホン酸ソーダ1部を混合し、適量の水を加えて混練
した後、押し出し造粒機な用いて通常の方法によって造
粒し、粒剤100部を得る。
実施例 2 粒剤 化合物25部、ベントナイト70部、タルク22部、ラ
ウリル硫酸ソーダ1部、およびナフタリンスルホン酸ン
ーダ2部を混合した後、適量の水を加えて混練し、押し
出し造粒機を用いて通常の方法により造粒し、粒剤10
0部を得る。
実施例 3 粒剤 化合物35部、クレー50部、ベントナイト44部、ア
ルキルベンゼンスルホン酸7−タ0.5部、およびポリ
ビニルアルコール0.5部を混合した後、適量の水を加
えて混練し、押し出し造ね機を用いて通常の方法により
造粒し、粒剤100部を得る。
実施例 4 水和剤 化合物150部、ケインウ土30部、クレー10部、お
よびラウリン硫酸ソーダ10部を混合粉砕し、水和剤1
00部を得る。
実施例 5 乳剤 化合物4 20部、ツイーン−805部、スパーン−8
05部、およびソルベントナフサ70部を混合し、乳剤
100部を得る。
次に本発明殺草剤の効果について、試験例によって具体
的に説明する。
試験例 1 発生前土壌処理による畑作除草試験 畑風乾細土(14メツシユのフルイな通したもの)3.
5kliJをa15000ポツトに入れ、これにN、P
2O5、K20各0.51を化成肥料で全層に施肥し、
土壌水分を最大容水量の60%に調整する。
☆☆
これに、供試作物および雑草の種子を一定量は種し、
均一に覆土した後、供試化合物の所定量を前記実施例4
に記載した水和剤を用いて処理し、温室で生育させる。
は種30日後に、作物および雑草の発生ないし生育状況
を観察調査し、第2表の結果を得た。
この表で、作物に対する薬害程度および雑草に対する殺
草効果は、作物または雑草の発生ないし生育の状態が無
処理区のそれと同程度のものを「0」、はぼ完全に抑制
されたものを「5」とし、その間を6段階に区分して表
示した。
試験例 2 水稲移植栽培での初期雑草防除試験 水田一般雑草の種子が自然混在している水田風乾土壌(
14メツシユのフルイを通したもの)3ゆをa / 5
000ワグネルポツトに入れ、N1P2O5、およびに
20各o、sy′を化学肥料でその全層に施肥し、適量
の水を加えて充分かくはんし、たん水状態とする。
これに、あらかじめ温室で生育させた水稲苗(葉令3.
5)の2本を1株としてその2株を移植し、引き続いて
温室で生育させる。
水田移植5日後、雑草の発芽始期に、供試化合物の所定
量を、前記実施例4に記載した水和剤を用いて、ポット
内でたん水処理した。
薬剤処理1ケ☆早月後に、雑草の発生状況および水稲に
対する薬害の程度を観察により調査し、第3表の結果を
得た。
この表の中で、雑草の発生状況の表示区分は試験例1と
同様に6段階とし、水稲に対する薬害程度の表示区分も
「甚害」 「大吉」 「中寄」 「小書」「微香」およ
び「無害」の6段階とした。
なお、試験期間中は1日当り1crIlの漏水処理によ
り、ポットのたん水深を3(11771に保った。
試験例 3 水稲移植栽培での中期雑草防除試験 水田一般雑草の種子が自然混在している土壌3.3kg
をa / 5000ワグネルポツトに充てんし、N、P
2O,およびに20各0.82を化成肥料で全層に施肥
し、適量の水を加えて充分かくはんし、たん水状態とす
る。
次に、あらかじめ温室で育苗した水稲苗(葉令3.0)
の2本を1株として、ポット当りその2株を深さ3cr
rLにそう苗したのち、タイヌビエ種子200rII9
を土壌の表層には種混入し、温室で生育させた。
そう苗15日後、雑草発生盛期に、供試化合物の所定量
を含む水和剤を適量の水に希釈して水稲および雑草体に
耐着しないように′、ポット内で、たん水処理した。
薬剤処理1ケ月後に;雑草の発生状況および水稲に対す
る薬害の程度を観察により調査し、第4表の結果を得た
この表の中で、雑草の発生状況および水稲に対する薬害
程度の表示区分は試験例2と同様にいずれも6段階とす
る。
なお、試験期間中、ポットのたん水深は3cIfLに保
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式 (式中、Xは塩素原子、メチル基、またはメトキシ基を
    、nは0.1または2の整数を、Rはピペリジン、テト
    ラヒドロ−1・4−オキサジンまたは低級ジアルキルア
    ミンの残基をそれぞれ表わす。 )で示されるフルオルエトキシベンジルチオールカーバ
    メート系化合物を有効成分として含有する殺草剤。
JP50070750A 1975-06-13 1975-06-13 サツソウザイ Expired JPS5839125B2 (ja)

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JPS51148023A JPS51148023A (en) 1976-12-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62102422U (ja) * 1985-12-20 1987-06-30
JPS63172324U (ja) * 1987-05-01 1988-11-09

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5063135A (ja) * 1974-03-27 1975-05-29

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