JPS6029605Y2 - 内燃機関のオイルポンプ駆動装置 - Google Patents

内燃機関のオイルポンプ駆動装置

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JPS6029605Y2
JPS6029605Y2 JP15958881U JP15958881U JPS6029605Y2 JP S6029605 Y2 JPS6029605 Y2 JP S6029605Y2 JP 15958881 U JP15958881 U JP 15958881U JP 15958881 U JP15958881 U JP 15958881U JP S6029605 Y2 JPS6029605 Y2 JP S6029605Y2
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JP
Japan
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drive shaft
drive
gear
oil pump
cylinder head
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JP15958881U
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JPS5864807U (ja
Inventor
泰年 梅村
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用その他のエンジンにおいてエンジン本
体下部に設けたオイルポンプをシリンダヘッド上部に取
り付けた動弁カム軸で駆動させる形式のオイルポンプ駆
動装置の改良に関する。
この種装置では動弁カム軸に設けた駆動歯車とオイルポ
ンプ回転軸とを接続する長い駆動軸を必要とするが、該
駆動軸はシリンダヘッド、シリンダブロックを貫く貫通
孔を挿通してエンジン本体上部に設けたオイルポンプの
回転軸まで垂直方向に長く延びているため、軸の振れ止
めと潤滑を確実に行わないと、回転が円滑に伝わりにく
くなる。
そのため、この駆動軸の取付固定方法と潤滑には種々の
工夫がなされている。
例えば、従来例として第1図、第2図(雑誌「内燃機関
」の昭和53112月号43頁に開示)に示すものがあ
る。
シリンダヘッド1上部に回転自由に軸支した動弁カム軸
2に駆動歯車3が軸着されている。
駆動歯車3には駆動軸4にロックピン5を介して軸着し
た被動歯車6が噛合する。
駆動軸4はシリンダヘッド、シリンダブロックを垂直方
向に貫通して設けた貫通孔7を貫いてエンジン本体下部
まで延び、そこで図示しないオイルポンプの回転軸と接
続する。
ロックピン5は駆動軸4の端部の孔4Aに挿入され、そ
の円周部5Aは被動歯車6の端面に形成した半径方向に
延びる半円形切欠6Bに嵌合し、またその両端は軸カラ
ー8で孔4Aから抜けないように固定されている。
歯車ホルダー9は被動歯車6、駆動軸4の端部、軸カラ
ー8を覆ってボルト10によってシリンダヘッド1に固
定しである。
該歯車ホルダー9はシリンダヘッド1上壁面にある貫通
孔7の座面7Aへ被動歯車6の側面6Aを摺動可能に押
圧するための端壁面9Aをそなえており、歯車の軸方向
の動きをこれにより規制している。
駆動軸4のベアリング部4Bに対する潤滑はオイル通路
11から強制圧送されたオイルを供給することによりお
こなわれる。
ところが、かかる従来構造においては駆動軸4に被動歯
車6を取り付ける構造がロックピン5を介しておこなわ
れているので複雑となり、かつ、軸の潤滑もオイル通路
11を特別に設けて強制給油する方法であり製造工数が
かかる。
本考案は上記従来構造の欠点に鑑み構造を簡単にして、
所望の性能を充分に満足できるようにした。
具体的には動弁カム軸に設けた駆動歯車と、エンジン本
体下部に設けたオイルポンプ回転用の駆動軸と、この駆
動軸の上端部に軸着し、駆動歯車と噛合する被動歯車と
、この被動歯車側面をシリンダヘッド上壁面にある貫通
孔の座面に摺動可能に押圧するために駆動軸の端面を押
圧する抑え板をもうけ、この抑え板に、飛沫オイルの受
は皿部と、受は皿部のオイルを駆動軸の端面の潤滑油穴
に導く開口と、を設けた構造にした。
以下に本考案を第3図〜第5図に示す実施例により詳細
に説明する。
シリンダヘッド21上部を回転自由に軸支した動弁カム
軸22には駆動歯車23が加工され該駆動歯車23は、
シリンダヘッド21にボルト24で固定したアイドラー
軸25に取り付けたアイドラー歯車26と噛合している
このアイドラー歯車26は駆動軸27の端部に圧入嵌合
させた被動歯車28と噛合している。
被動歯車28の軸方向の位置決めは、駆動軸27の端面
27Aを押圧する抑え板31をもうけ、この被動歯車2
8の側面28Aをシリンダヘッド上壁面にある貫通孔2
9の座面30に摺動可能に押圧することによっておこな
っている。
そのため抑え板31には適度のスプリング作用を付与さ
せる。
抑え板31は上述のボルト24によりアイドラー軸25
、シリンダヘッド21に固定する。
さらにこの抑え板31にはシリンダヘッド21上部と図
示しないロッカカバーの間の空間内で飛散している飛沫
オイルを受けて溜める受は皿部32と、該受は皿部32
に溜ったオイルを駆動軸27の端面27Aの潤滑油穴3
4に導く開口33とをもうける。
35は駆動軸27のベアリング部であり、軸の振れを止
めている。
この駆動軸27の下端は図示しないオイルポンプの回転
軸と接続している。
かかる構成によれば、図示しないクランク軸で回転され
る動弁カム軸22にもうけた駆動歯車23によってアイ
ドラー歯車25が回転し、このアイドラー歯車26によ
って駆動軸27に固定した被動歯車28が回転する。
最後に駆動軸27の回転によってエンジン本体下部にも
うけたオイルポンプの回転軸が回転するようになってい
る。
本考案は以上のようであるから、垂直方向に延びる駆動
軸の取付、位置決めは抑え板31によって貫通穴29の
座面30を押圧することにより確実となるので回転を円
滑におこなえる。
またベアリング部35へのオイルの供給は抑え板31の
開口33から潤滑油穴34ヘオイルを導くことにより充
分におこなえ、特別な給油構造を必要としない。
このように従来に比べて簡単な構造で、駆動軸の取付固
定と潤滑をおこなえるのである。
また部品数も少なく、製造が容易になる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例の説明図を示し、第1図は縦断
面図、第2図は被動歯車部の斜視図、第3図は本願の実
施例を示す平面図、第4図は第3図のA−A断面図、第
5図は第3図のB−B断面図である。 21・・・・・・シリンダヘッド、22・・・・・・動
弁カム軸、23・・・・・・駆動歯車、27・・・・・
・駆動軸、28・・・・・・被動歯車、31・・・・・
・抑え板、32・・・・・・受は皿部、33・・・・・
・開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘッド上部の動弁カム軸に設けた駆動歯車と、
    エンジン本体下部に設けたオイルポンプを回転させるた
    めにシリンダヘッド、シリンダブロックを垂直方向に貫
    く貫通孔に挿通した駆動軸と、この駆動軸の上端部に軸
    着し前記駆動歯車と噛み合す被動歯車と、この被動歯車
    側面をシリンダヘッド上壁面にある貫通孔上端周囲の座
    面に摺動可能に押圧するために駆動軸の端面を押圧する
    抑え板と、を備え、前記抑え板に、飛沫オイルの受は皿
    部と、該受は皿部内のオイルを駆動軸の端面の潤滑油穴
    に導く開口と、を設けたことを特徴とする内燃機関のオ
    イルポンプ駆動装置。
JP15958881U 1981-10-28 1981-10-28 内燃機関のオイルポンプ駆動装置 Expired JPS6029605Y2 (ja)

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JP15958881U JPS6029605Y2 (ja) 1981-10-28 1981-10-28 内燃機関のオイルポンプ駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS5864807U JPS5864807U (ja) 1983-05-02
JPS6029605Y2 true JPS6029605Y2 (ja) 1985-09-06

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