JPS6021454Y2 - 潤滑装置 - Google Patents
潤滑装置Info
- Publication number
- JPS6021454Y2 JPS6021454Y2 JP16728880U JP16728880U JPS6021454Y2 JP S6021454 Y2 JPS6021454 Y2 JP S6021454Y2 JP 16728880 U JP16728880 U JP 16728880U JP 16728880 U JP16728880 U JP 16728880U JP S6021454 Y2 JPS6021454 Y2 JP S6021454Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- gear
- thrust metal
- shaft
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はへりカルギヤを固定した軸の潤滑部及びへりカ
ルギヤの潤滑装置に関するもので、軸やへりカルギヤ本
体内におけるきり孔加工を不要にすることを目的として
いる。
ルギヤの潤滑装置に関するもので、軸やへりカルギヤ本
体内におけるきり孔加工を不要にすることを目的として
いる。
まず実施例を説明する。
第１図において内燃機関のシリンダブロック１にカム軸
ブツシュ２を圧入固定し、ブツシュ２にカム軸３のジャ
ーナル部４を密接に且つ回転自在に嵌合している。
ブツシュ２を圧入固定し、ブツシュ２にカム軸３のジャ
ーナル部４を密接に且つ回転自在に嵌合している。
カム軸３にはジャーナル部４の部分から段部５をへだて
て中径軸部６が、又軸部６から段部７をへだてて小径軸
部８がそれぞれ同芯且つ一体的に設けてあり、小径軸部
８にはへりカルギヤ９のボス部１０が段部７まで密接に
嵌合し、キー１１により相対的な回転が阻止され、押え
板１２、ナツト１３によりボス部１０は段部７に押し付
けられている。
て中径軸部６が、又軸部６から段部７をへだてて小径軸
部８がそれぞれ同芯且つ一体的に設けてあり、小径軸部
８にはへりカルギヤ９のボス部１０が段部７まで密接に
嵌合し、キー１１により相対的な回転が阻止され、押え
板１２、ナツト１３によりボス部１０は段部７に押し付
けられている。
ナツト１３が螺合しているねじ部１４は小径軸部８の先
端に同芯且つ一体的に設けである。
端に同芯且つ一体的に設けである。
スラストメタル１６は環状のプレートで、その内径は中
径段部６よりやや大きく、ブロック端面１７に対し複数
個のボルト１８により締着されている。
径段部６よりやや大きく、ブロック端面１７に対し複数
個のボルト１８により締着されている。
シリンダブロック１にはギヤケース２０が複数個のボル
ト（図示せず）により固定され、ギヤケース２０にはカ
バー２１が複数個のボルト２２により固定されてギヤ室
２３が形成されており、ギヤ室２３内においてカムギヤ
９はタイミングギヤ２４に噛み合い、従ってカムギヤ９
はクランク軸に連動して駆動される。
ト（図示せず）により固定され、ギヤケース２０にはカ
バー２１が複数個のボルト２２により固定されてギヤ室
２３が形成されており、ギヤ室２３内においてカムギヤ
９はタイミングギヤ２４に噛み合い、従ってカムギヤ９
はクランク軸に連動して駆動される。
２５は補機駆動用その他のギヤである。
カム軸ブツシュ２の軸受孔内面２７には潤滑油導入用の
油孔２８が開口しており、この油孔２８はシリンダブロ
ック１内の油孔を経て潤滑油ポンプの吐出口に接続して
いる。
油孔２８が開口しており、この油孔２８はシリンダブロ
ック１内の油孔を経て潤滑油ポンプの吐出口に接続して
いる。
カム軸ジャーナル部４の段部５とスラストメタル１６の
間には、カムギヤ９（へりカルギヤ）が矢印Ａ方向（第
１図左方）に向うスラストを受けてボス部１０がスラス
トメタル１６に圧接することにより隙間２９（第２図）
ができ、この隙間２９はスラストメタル１６の内周面と
中径軸部６の間の隙間３０を経て、ボス部１０内に設け
た軸と平行な縦孔３１に接続し、縦孔３１の先端は軸３
の半径方向に延びる横孔３２を経てボス部１０の外周面
において外方へ開口している。
間には、カムギヤ９（へりカルギヤ）が矢印Ａ方向（第
１図左方）に向うスラストを受けてボス部１０がスラス
トメタル１６に圧接することにより隙間２９（第２図）
ができ、この隙間２９はスラストメタル１６の内周面と
中径軸部６の間の隙間３０を経て、ボス部１０内に設け
た軸と平行な縦孔３１に接続し、縦孔３１の先端は軸３
の半径方向に延びる横孔３２を経てボス部１０の外周面
において外方へ開口している。
なお第１図において３３はカム、３４はタペット、３５
はブツシュロッド、３６は油溜である。
はブツシュロッド、３６は油溜である。
エンジンの運転中、カムギヤ９はタイミングギヤ２４か
ら矢印Ａ方向のスラストを受けてボス部１０の先端がス
ラストメタル１６に圧接した状態で回転するため、カム
軸ジャーナル部４とスラストメタル１６の間には環状の
隙間２９ができ、この隙間２９は隙間３０、縦孔３１．
横孔３２を経てギヤ室２３内に連通ずる。
ら矢印Ａ方向のスラストを受けてボス部１０の先端がス
ラストメタル１６に圧接した状態で回転するため、カム
軸ジャーナル部４とスラストメタル１６の間には環状の
隙間２９ができ、この隙間２９は隙間３０、縦孔３１．
横孔３２を経てギヤ室２３内に連通ずる。
従ってポンプで加圧された潤滑油が油孔２８の部分から
ブツシュ内面２７とカム軸ジャーナル部４の間に強制的
に送り込まれると、その一部はジャーナル部４を潤滑し
ながら、第１図の左方へ流動し、油溜３６内へ流出する
。
ブツシュ内面２７とカム軸ジャーナル部４の間に強制的
に送り込まれると、その一部はジャーナル部４を潤滑し
ながら、第１図の左方へ流動し、油溜３６内へ流出する
。
残りの一部は第１図の右方へ流動し、隙間２９内へ溜ま
り、そこから隙間３０、縦孔３１、横孔３２を経てボス
部１０の外周面上へ強制的に送り出され、横孔３２はカ
ム軸３と共に高速回転しているため潤滑油は遠心力を受
けてギヤ室２３内へ飛散し、ギヤ２５には直接吹き掛け
られ、又カムギヤ９とタイミングギヤ２４の噛合部には
ミストの状態で供給される。
り、そこから隙間３０、縦孔３１、横孔３２を経てボス
部１０の外周面上へ強制的に送り出され、横孔３２はカ
ム軸３と共に高速回転しているため潤滑油は遠心力を受
けてギヤ室２３内へ飛散し、ギヤ２５には直接吹き掛け
られ、又カムギヤ９とタイミングギヤ２４の噛合部には
ミストの状態で供給される。
従来はカム軸ブツシュ２の内周面又はカム軸ジャーナル
部４の外周面に油孔２８に連通した環状溝を設け、ジャ
ーナル部４に上記環状溝に連通ずる横孔（カム軸３の半
径方向のきり孔）と、縦孔３８、横孔３９を経てカムギ
ヤ９内の油孔４０に接続し、油孔４０の半径方向外端を
カムギヤ９の歯底に開口している。
部４の外周面に油孔２８に連通した環状溝を設け、ジャ
ーナル部４に上記環状溝に連通ずる横孔（カム軸３の半
径方向のきり孔）と、縦孔３８、横孔３９を経てカムギ
ヤ９内の油孔４０に接続し、油孔４０の半径方向外端を
カムギヤ９の歯底に開口している。
ところがその場合はカム軸３及びカムギヤ９に対するき
り孔加工に多くの手間が掛かり、コスト高になるばかり
でなく、強度が低下する欠点があった。
り孔加工に多くの手間が掛かり、コスト高になるばかり
でなく、強度が低下する欠点があった。
これに対し本考案においては、へりカルギヤ９が動力伝
達中にタイミングギヤ２４から矢印Ａ方向のスラストを
受ける点に着目し、カムギヤボス部１０がスラストメタ
ル１６に圧接した時にその背後に隙間２９ができること
を利用し、カム軸ジャーナル部４とスラストメタル内面
２７の間に圧送された潤滑油を前記隙間２９と隙間３０
を経て、カムギヤポス部１０内に設けた縦孔３１、横孔
３２から遠心力の作用を利用して飛散させることができ
、ギヤ室２３内のギヤ噛合部に対する跳ね掛は潤滑が効
果的に行われる利点がある。
達中にタイミングギヤ２４から矢印Ａ方向のスラストを
受ける点に着目し、カムギヤボス部１０がスラストメタ
ル１６に圧接した時にその背後に隙間２９ができること
を利用し、カム軸ジャーナル部４とスラストメタル内面
２７の間に圧送された潤滑油を前記隙間２９と隙間３０
を経て、カムギヤポス部１０内に設けた縦孔３１、横孔
３２から遠心力の作用を利用して飛散させることができ
、ギヤ室２３内のギヤ噛合部に対する跳ね掛は潤滑が効
果的に行われる利点がある。
又縦孔３１、横孔３２はカムギヤボス部１０の肉厚内に
短いきり孔加工により設けることができ、加工が容易に
なると共にコストも低減する。
短いきり孔加工により設けることができ、加工が容易に
なると共にコストも低減する。
更に本考案においてはブロック１の端面に内径が軸受孔
内径より小さく小径軸部８の外径より大きい環状のスラ
ストメタル１６を固定してボス部１０の端面の外周部を
スラストメタル１６に当てると共にスラストメタル１６
と段部５及び軸３の間に隙間２９．３０を形成し、段部
５とスラストメタル１６の間の隙間２９にスラストメタ
ル内側の隙間３０を介して連通ずるようにへりカルギヤ
９のボス部１０に軸３と平行の縦孔３１と、その先端か
ら半径方向外方に延びてボス部１０外周よりギヤ室２３
内に向い開口する横孔３２を設けたので、薄板物のスラ
ストメタル１６にはボルト１８を通す孔等、必要最少限
の加工を施せば良く、ギヤ９からのスラストを剛直に支
持することができ、耐久性が向上する。
内径より小さく小径軸部８の外径より大きい環状のスラ
ストメタル１６を固定してボス部１０の端面の外周部を
スラストメタル１６に当てると共にスラストメタル１６
と段部５及び軸３の間に隙間２９．３０を形成し、段部
５とスラストメタル１６の間の隙間２９にスラストメタ
ル内側の隙間３０を介して連通ずるようにへりカルギヤ
９のボス部１０に軸３と平行の縦孔３１と、その先端か
ら半径方向外方に延びてボス部１０外周よりギヤ室２３
内に向い開口する横孔３２を設けたので、薄板物のスラ
ストメタル１６にはボルト１８を通す孔等、必要最少限
の加工を施せば良く、ギヤ９からのスラストを剛直に支
持することができ、耐久性が向上する。
又隙間２９．３０が自動的に形成されるので、油孔加工
の工数が最小限になる。
の工数が最小限になる。
隙間３０に連通する縦孔３１、横孔３２は高強度材であ
るギヤ９のボス部１０の肉の厚い所に設けであるため、
ギヤ９に対する強度低下の恐れがなく、又ギヤ９の取付
強度も低下しない。
るギヤ９のボス部１０の肉の厚い所に設けであるため、
ギヤ９に対する強度低下の恐れがなく、又ギヤ９の取付
強度も低下しない。
更に横孔３２は高速回転するボス部１０に設けであるの
で、潤滑油が確実に飛散し、オイル飛沫潤滑効果が高ま
る。
で、潤滑油が確実に飛散し、オイル飛沫潤滑効果が高ま
る。
なお本考案を具体化する時、カム軸３に中径軸部６を設
けることなく、ジャーナル部４に小径軸部８を直結し、
その代りカムギヤボス部１０の先端にスラストメタル１
６の内周部と間隔をへだてて嵌合する小径部を設けてジ
ャーナル部４に直接当てるようにすることもできる。
けることなく、ジャーナル部４に小径軸部８を直結し、
その代りカムギヤボス部１０の先端にスラストメタル１
６の内周部と間隔をへだてて嵌合する小径部を設けてジ
ャーナル部４に直接当てるようにすることもできる。
第１図は本考案による゛装置の縦断面図、第２図は第１
図の部分拡大図である。 １・・・・・・シリンダブロック、４・・・・・・ジャ
ーナル部、５・・・・・・段部、８・・・・・・小径軸
部、９・・・・・・へりカルカムギヤ、１０・・・・・
・ボス部、１６・・・・・・スラストメタル、２７・・
・・・・軸受孔内面、２８・・・・・・油孔、２９・・
・・・・隙間、 ３１・・・・・・縦孔、 ３２・・・・・・横孔。
図の部分拡大図である。 １・・・・・・シリンダブロック、４・・・・・・ジャ
ーナル部、５・・・・・・段部、８・・・・・・小径軸
部、９・・・・・・へりカルカムギヤ、１０・・・・・
・ボス部、１６・・・・・・スラストメタル、２７・・
・・・・軸受孔内面、２８・・・・・・油孔、２９・・
・・・・隙間、 ３１・・・・・・縦孔、 ３２・・・・・・横孔。
Claims (1)
- ブロック１の軸受孔内面２７に潤滑油導入用のブロック
内油孔を開口し、軸受孔に軸３のジャーナル部４を密接
に支承し、ジャーナル部４に段部５をへだてて小径軸部
８を連設し、この小径軸部８に通常ジャーナル部側への
スラストを受けるへりカルギヤ９のボス部１０を固定し
、ブロック１の端面に内径が軸受孔内径より小さく小径
軸部８の外径より大きい環状のスラストメタル１６を固
定してボス部１０の端面の外周部をスラストメタル１６
に当てると共にスラストメタル１６と段部５及び軸３の
間に隙間２９．３０を形成し、段部５とスラストメタル
１６の間の隙間２９にスラストメタル内側の隙間３０を
介して連通ずるようにへりカルギヤ９のボス部１０に軸
３と平行の縦孔３１と、その先端から半径方向外方に延
びてボス部１０外周よりギヤ室２３内に向い開口する横
孔３２を設けたことを特徴とする潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16728880U JPS6021454Y2 (ja) | 1980-11-20 | 1980-11-20 | 潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16728880U JPS6021454Y2 (ja) | 1980-11-20 | 1980-11-20 | 潤滑装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5789817U JPS5789817U (ja) | 1982-06-02 |
| JPS6021454Y2 true JPS6021454Y2 (ja) | 1985-06-26 |
Family
ID=29525927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16728880U Expired JPS6021454Y2 (ja) | 1980-11-20 | 1980-11-20 | 潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021454Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH056439Y2 (ja) * | 1986-09-29 | 1993-02-18 |
-
1980
- 1980-11-20 JP JP16728880U patent/JPS6021454Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5789817U (ja) | 1982-06-02 |
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