JPS6028727Y2 - 菱形金属屋根材 - Google Patents
菱形金属屋根材Info
- Publication number
- JPS6028727Y2 JPS6028727Y2 JP15944981U JP15944981U JPS6028727Y2 JP S6028727 Y2 JPS6028727 Y2 JP S6028727Y2 JP 15944981 U JP15944981 U JP 15944981U JP 15944981 U JP15944981 U JP 15944981U JP S6028727 Y2 JPS6028727 Y2 JP S6028727Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaped metal
- roofing material
- apex corner
- metal roofing
- apex
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は菱形金属屋根材の改良に関するものである。
従来の菱形金属屋根材は、第１図又は第２図に示すよう
に、対向する頂角部１，２の左右に上流側のハゼ３及び
下流側のハゼ４をそれぞれ形成してなり、これらのハゼ
３，４は菱形金属板の各辺部を折り曲げただけであって
、重合部５ができたり、或いはその重合部を除去すべく
垂直方向の切り取り線６を形成している。
に、対向する頂角部１，２の左右に上流側のハゼ３及び
下流側のハゼ４をそれぞれ形成してなり、これらのハゼ
３，４は菱形金属板の各辺部を折り曲げただけであって
、重合部５ができたり、或いはその重合部を除去すべく
垂直方向の切り取り線６を形成している。
したがって、頂角部１．２には往々にして重合部５の加
工硬化による割れ目が生じやすく、又切り取り線６があ
るので毛細管現象が生じやすく、雨水が浸透して屋根材
裏面に水が逆流し或いは流れ込むので屋根下地を損傷す
るおそれがある。
工硬化による割れ目が生じやすく、又切り取り線６があ
るので毛細管現象が生じやすく、雨水が浸透して屋根材
裏面に水が逆流し或いは流れ込むので屋根下地を損傷す
るおそれがある。
本考案はこのような事情に対処せんとしてなされたもの
で、菱形金属屋根材の上流側の頂角部に左右のハゼと一
連形成される円形袋部を設けることにより解決した。
で、菱形金属屋根材の上流側の頂角部に左右のハゼと一
連形成される円形袋部を設けることにより解決した。
以下本考案の実施例を図示に基づき説明する。
第３図は菱形金属屋根材の全体を示す正面図であり、上
流側の頂角部１の左右のハゼ３，３′が一連に接続して
なり、それらの接合部は湾入した円形袋部７とて形成さ
れている。
流側の頂角部１の左右のハゼ３，３′が一連に接続して
なり、それらの接合部は湾入した円形袋部７とて形成さ
れている。
下流側の頂角部２の左右におけるハゼ４，４′は従来の
ように折り曲げられただけであって、かつ重合部に切り
取り線６が形成されている。
ように折り曲げられただけであって、かつ重合部に切り
取り線６が形成されている。
第４図に拡大して示すように、頂角部１の左右のハゼ３
，３′は一体的しており、その分離した部分はない。
，３′は一体的しており、その分離した部分はない。
このような一連のハゼ３，３′を形成するには、第５図
に示すように、予め菱形金属板８の頂角部１に湾入部９
を切り取り形成しておき、これをプレス機にかけて左右
の斜辺を折曲予定線１０に沿って同時に内側へ折り返す
もので、この同時成形により湾入部９は収縮されてシワ
を生じつつプレスされて第４図に示す円形袋部７として
成形される。
に示すように、予め菱形金属板８の頂角部１に湾入部９
を切り取り形成しておき、これをプレス機にかけて左右
の斜辺を折曲予定線１０に沿って同時に内側へ折り返す
もので、この同時成形により湾入部９は収縮されてシワ
を生じつつプレスされて第４図に示す円形袋部７として
成形される。
したがって、頂角部１を鋭角又は角形するものではない
から、頂角部１の近傍に金属の割れ目や裂は目が生じな
いので、加工硬化による応力腐蝕がない。
から、頂角部１の近傍に金属の割れ目や裂は目が生じな
いので、加工硬化による応力腐蝕がない。
上記構成に係る菱形金属屋根材を用いて屋根を葺施工す
るには、第６図に示すように、従来の菱形金属屋根材の
葺施工と略同−に行えばよい。
るには、第６図に示すように、従来の菱形金属屋根材の
葺施工と略同−に行えばよい。
すられち、屋根材１１の左右のハゼ３，３′に、一段上
流側の屋根材１２．１３におけるそれぞれ左又は右側の
ハゼ４，４′を係合し、屋根材１２゜１３のハゼ３，３
′と係合させた屋根材１４における下流側の頂角部２を
屋根材１１の頂角部１上に配置する。
流側の屋根材１２．１３におけるそれぞれ左又は右側の
ハゼ４，４′を係合し、屋根材１２゜１３のハゼ３，３
′と係合させた屋根材１４における下流側の頂角部２を
屋根材１１の頂角部１上に配置する。
したがって、切り取り線６は円形袋部７の直上において
当接し、政所で分断される形となるから、たとえその切
り取り線６が毛細管現象を生じて雨水を導いても、当該
円形袋部７の縁にて浸透が停止し、屋根材１４の内方へ
浅水するのを防止できる。
当接し、政所で分断される形となるから、たとえその切
り取り線６が毛細管現象を生じて雨水を導いても、当該
円形袋部７の縁にて浸透が停止し、屋根材１４の内方へ
浅水するのを防止できる。
更にこのように葺施工をしたとき、下流側から上流側へ
向けて強い風雨が生じた場合にも、一連となったハゼ３
，３′及び円形袋部７が雨水の浸入を防止することが明
らかである。
向けて強い風雨が生じた場合にも、一連となったハゼ３
，３′及び円形袋部７が雨水の浸入を防止することが明
らかである。
以上記載した本考案によれば、上流側の頂角部に、左右
のハゼと一連形成された円形袋部を形成したから、菱形
金属屋根材の頂角部における雨水の遮断が物理的に完全
となり、この菱形金属屋根材にて形成した屋根において
たとえ強い風雨があっても雨水が逆流するおそれが全く
生じない。
のハゼと一連形成された円形袋部を形成したから、菱形
金属屋根材の頂角部における雨水の遮断が物理的に完全
となり、この菱形金属屋根材にて形成した屋根において
たとえ強い風雨があっても雨水が逆流するおそれが全く
生じない。
しかも成形性、量産性に秀れている。
第１図及び第２図は従来の菱形金属屋根材を示す平面図
、第３図は本考案に係る菱形金属屋根材を示す平面図、
第４図はその上流側の頂角部を示す拡大部分図、第５図
は上流側の頂角部を形成する例を示す部分図、第６図は
本考案よる菱形金属屋根材の葺施工状態図である。 １・・・・・・上流側の頂角部、２・・・・・・下流側
の頂角部、３，３′・・・・・・上流側のハゼ、４，４
′・・・・・・下流側のハゼ、６・・・・・・切り取り
線、７・・・・・・円形袋部、８・・・・・・菱形金属
板 ９・・・・・・湾入部、１０・・・・・・折曲予定
線。
、第３図は本考案に係る菱形金属屋根材を示す平面図、
第４図はその上流側の頂角部を示す拡大部分図、第５図
は上流側の頂角部を形成する例を示す部分図、第６図は
本考案よる菱形金属屋根材の葺施工状態図である。 １・・・・・・上流側の頂角部、２・・・・・・下流側
の頂角部、３，３′・・・・・・上流側のハゼ、４，４
′・・・・・・下流側のハゼ、６・・・・・・切り取り
線、７・・・・・・円形袋部、８・・・・・・菱形金属
板 ９・・・・・・湾入部、１０・・・・・・折曲予定
線。
Claims (1)
- 菱形金属板の頂角部左右にに上流側のハゼを形成する屋
根材において、菱形金属板の頂角部に湾入部を形成した
のち該頂角部左右のハゼ部分を同時にプレス底形するこ
とにより、頂角部に円形袋部が形成されるとともに該円
形袋部に発する左右一連のハゼが形成されてなる菱形金
属屋根材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15944981U JPS6028727Y2 (ja) | 1981-10-26 | 1981-10-26 | 菱形金属屋根材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15944981U JPS6028727Y2 (ja) | 1981-10-26 | 1981-10-26 | 菱形金属屋根材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5864731U JPS5864731U (ja) | 1983-05-02 |
| JPS6028727Y2 true JPS6028727Y2 (ja) | 1985-08-31 |
Family
ID=29951903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15944981U Expired JPS6028727Y2 (ja) | 1981-10-26 | 1981-10-26 | 菱形金属屋根材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6028727Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6573770B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2019-09-11 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 外装材、及び外装構造 |
-
1981
- 1981-10-26 JP JP15944981U patent/JPS6028727Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5864731U (ja) | 1983-05-02 |
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