JP6573770B2 - 外装材、及び外装構造 - Google Patents
外装材、及び外装構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6573770B2 JP6573770B2 JP2015068102A JP2015068102A JP6573770B2 JP 6573770 B2 JP6573770 B2 JP 6573770B2 JP 2015068102 A JP2015068102 A JP 2015068102A JP 2015068102 A JP2015068102 A JP 2015068102A JP 6573770 B2 JP6573770 B2 JP 6573770B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- engaged
- exterior material
- exterior
- adjacent sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
特許文献1には、一つの外装材1Aの水下側の斜辺(下向きハゼ3A,3B)の交差角部(水下側角部)に下段側の屋根材との段差tにより生ずる隙間を閉塞する方形状の風防板4A,4Bを垂設し、該風防板4A,4Bの下部を下段側の屋根材1Cに当接する構造が記載されている(第3図)。なお、水上側の斜辺には、表面側へ折り返した上向きハゼ2A,2Bが形成されているが、これらが交差して形成する水上側頂部については、ハゼの折返し片が突き合わせられている(第1,2図)。
特許文献2には、金属製の面材11の水上側の二辺を表面側へ折り曲げて係合受部12を形成し、水下側の二辺を裏面側へ折り曲げて係合部16を形成した構造が記載され、水上側頂部は水上側の二辺の端部同士が折り重ねられて隅角止水部15を形成している(図1〜3)
さらに、この特許文献1には明記されていないが、被係合部を吊子で固定する場合や、上段側の屋根材係合部を係合させる場合に、前記突き合わせ部が離反する恐れもあり、漏水につながる恐れがあった。
さらに、この特許文献2では、折り返した端部を更に折った折り重ねであるため、隅部の「つぶし」が不十分だと係合不良が起きやすくなったり、「つぶし」すぎると、被係合部の高さが低くなり、雨水の乗り越えが起きやすいものであった。
なお、これらの被係合部(a-2)及び係合部(a-3)は、隣接する外装材同士が相互に係合するものであるから、係合可能であれば適宜に形成できる。
また、外装材の取付に際しても、ビス等の固着具を打ち込んで直接的に固定するようにしてもよいし、各種の保持部材を下地や支持部材に固定し、この保持部材により外装材を保持して取り付けるものでもよい。
また、この支持部材は、断面略ハット状、Z状、帯板状(プレート状)等であってもよく、保持部材を用いる場合には、この保持部材を取付可能であればその構成は特に限定するものではない。例えばこの支持部材と保持部材とは、ビス等の固着具で固定するものであっても、支持部材に設けた爪片等によって保持部材を取り付けるものでもよい。
そして、少なくとも水上側に位置して隣接する二辺112,112には、表面側に折曲して被係合部12が設けられ、水下側に位置して隣接する二辺113,113には、裏面側に折曲して係合部13が設けられ、少なくとも水上側頂部111における前記被係合部12は、隣接する二辺112,112に跨がって連続状に形成されている。
前記被係合部12は、図1(a),(e)に示すように水上側(図面では上側)に位置して隣接する二辺112,112に形成され、略一定幅に表面側に折曲されたものであるが、二辺112,112が交差する中央部分121が円弧状に切除され、折返し片が短く形成されている。この被係合部12は、水上側頂部111において前述のようにプレス加工により隣接する二辺112,112に跨がって連続状に形成した。また、円弧状の切除部分121には、突起ポイント状の位置決め部14が形成されている。
前記係合部13は、図1(b),(f)に示すようにそれ以外の二辺113,113に形成され、略一定幅に裏面側に折曲されたものであるが、二辺113,113が交差する中央部分131が円弧状に切除され、折返し片が短く形成されている。この係合部13は、水下側角部114において前述のようにプレス加工により隣接する二辺113,113に跨がって連続状に形成した。
この保持部材5は、図示しない下地又は支持部材に固定される固定部51と、外装材1の水上側頂部111を形成する二辺の被係合部12,12にそれぞれ係合する係止部52,52と、を有し、該係止部52,52に近接して前記外装材1の位置決め部14を目視可能な開口部53を備える。
なお、この第2実施例の保持部材5は、前述のように前記第1実施例と同様であり、略平坦状で略正方形状の固定部51と、その水下側に折返し基端が連続状に形成された係止部52,52と、該係止部52,52間に設けられる略扇状に切り欠かれた開口部53を備えるピース材であって、該開口部53の開口縁部の略中央には水下側へ突起状の合わせ部531が設けられた構成である。
また、前記固定部51には、図示しない固定具を打ち込むための孔511と、支持部材2Bに設けた水下側縦片212の挿通可能なスリット513と、水上側縦片213を係止可能な溝514と、が設けられ、溝514の略中央にはV字状の切り込みを形成して合わせ部512とした。
その後、図5(c)に示すように縦片212,213を倒し込み(倒し片212',213')、支持部材2に保持部材5を取り付けることができる。
なお、保持部材5を支持部材2に対して取り付けた状態で、外装材1Bを水下側から配するようにしてもよい。
詳しくは、保持部材5の開口部53から外装材1Bの位置決め部14bを目視しながら保持部材5に形成したV字状の切り込みである合わせ部512及び水下側の突起状の合わせ部531を直線上に並ぶように位置調整を行いつつ、外装材1Bを適正位置に取り付けることができる。
なお、このような取付作業は、位置決め部14bの形状構成が異なる第1実施例でも同様であるから、当然のことながら、同様に取り付けることができる。
また、これらの第1実施例や第2実施例では、保持部材5により外装材1,1Bを取付保持する構造であるため、外装材1,1Bにビス等の固着具などの孔を形成することがないため、雨水等の浸入を生ずる畏れがない構造となる。
11 面板部
111,111b 水上側頂部
112,113 辺
114 水下側角部
115,116 側方角部
12 被係合部
121 中央部分(円弧状の切除部分)
13 係合部
131 中央部分(円弧状の切除部分)
14,14b 位置決め部
2 支持部材
21 頂面部
211 孔
212,213 縦片
212',213' 倒し片
22 縦面部
23 固定部
3 断熱材
5 保持材
51 固定部
511 孔
512 合わせ部(切り込み)
513 スリット
514 溝
52 係止部
53 開口部
531 合わせ部(突起)
Claims (3)
- 面板部の周縁を表面側或いは裏面側に折曲して係合部、被係合部をそれぞれ成形してなる外装材にあって、
前記面板部は、水上側頂部及び対向する水下側角部が鈍角である横長の菱形であり、水上側に位置して隣接する二辺には、表面側に折曲して被係合部が設けられ、水下側に位置して隣接する二辺には、裏面側に折曲して係合部が設けられ、水上側頂部における前記被係合部及び水下側角部における前記係合部は、隣接する二辺に跨がって連続する鈍角状に形成されていることを特徴とする外装材。 - 水上側頂部における被係合部は、折返し端縁の先端が平面視円弧状になるように切除されていることを特徴とする請求項1に記載の外装材。
- 請求項1又は2に記載の外装材同士が相互に係合するように隣接させて敷設していることを特徴とする外装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015068102A JP6573770B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 外装材、及び外装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015068102A JP6573770B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 外装材、及び外装構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016188475A JP2016188475A (ja) | 2016-11-04 |
JP6573770B2 true JP6573770B2 (ja) | 2019-09-11 |
Family
ID=57240076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015068102A Active JP6573770B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 外装材、及び外装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6573770B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729613U (ja) * | 1980-07-25 | 1982-02-16 | ||
JPS6028727Y2 (ja) * | 1981-10-26 | 1985-08-31 | 銅金株式会社 | 菱形金属屋根材 |
JPH0462251A (ja) * | 1990-06-30 | 1992-02-27 | Ig Tech Res Inc | 屋根構造 |
JPH0430617U (ja) * | 1990-07-09 | 1992-03-12 | ||
JP2629137B2 (ja) * | 1994-08-23 | 1997-07-09 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 湾曲横葺き屋根板とその製造方法 |
-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015068102A patent/JP6573770B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016188475A (ja) | 2016-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6655384B2 (ja) | 嵌合式屋根材およびその嵌合式屋根材の接続方法 | |
JP6573770B2 (ja) | 外装材、及び外装構造 | |
JP4981823B2 (ja) | 金属屋根材及びその敷設構造 | |
JP4871166B2 (ja) | けらば部材 | |
JP6573776B2 (ja) | 外装構造 | |
JP6472281B2 (ja) | 外装材の保持材、及び外装構造 | |
JP7229534B2 (ja) | 外装材と支持部材とを含む外装構造 | |
JP6838854B2 (ja) | 外装構造の施工法、及び外装構造 | |
JP6751548B2 (ja) | 外装構造 | |
JP5291777B2 (ja) | 屋根材 | |
JP6906792B2 (ja) | 長尺材ホルダ及びこれを用いたフェンスの目隠し構造 | |
JP7026545B2 (ja) | 横葺き外装構造、及びその施工方法 | |
JP6448251B2 (ja) | 瓦 | |
JP5596953B2 (ja) | 太陽電池の施工構造 | |
KR102015653B1 (ko) | 스틸 방수 패널의 결합구조 | |
JP7224639B2 (ja) | 平板スレート屋根の補修構造、補修方法、並びに補修用谷板 | |
JP5291672B2 (ja) | 屋根材 | |
JP6441448B1 (ja) | 工事用補助具 | |
JP7144928B2 (ja) | 下葺材、及びこれを備えた屋根構造 | |
JP4084799B2 (ja) | 横葺き外装材及びその接続構造 | |
JP5391297B2 (ja) | 金属屋根材及びその敷設構造 | |
JP2009035917A (ja) | モルタル受け付き土台パッキン | |
JP6543023B2 (ja) | 建築板、及び建築板の施工構造 | |
JP2022051924A (ja) | 縦葺材の端部取付用部材 | |
JP3970758B2 (ja) | 隅棟際平板瓦 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150330 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150501 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170914 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180703 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190730 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190814 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6573770 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |