JP6573776B2 - 外装構造 - Google Patents
外装構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6573776B2 JP6573776B2 JP2015086615A JP2015086615A JP6573776B2 JP 6573776 B2 JP6573776 B2 JP 6573776B2 JP 2015086615 A JP2015086615 A JP 2015086615A JP 2015086615 A JP2015086615 A JP 2015086615A JP 6573776 B2 JP6573776 B2 JP 6573776B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exterior material
- exterior
- water
- engaged
- rhombus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
特許文献1には、一つの屋根材(金属製の面材11)の水上側の斜辺(係合受部12,12A)を複数の吊子(18)で固定する構造が記載されている。なお、吊子18は、面材11の水上側の斜辺に係合させているものと認められる。
特許文献2には、屋根材(平葺建築用板A)の水上側先端の頂部を吊子(D)で固定する構造が記載されている。なお、吊子Dは、平葺建築用板Aを配した状態で折り込むように係合させているものと認められる。
また、前記特許文献2の構造でも、特にその第14図及び第20図に水上側の平葺建築用板Aの下側折返し縁3が、上側折返し縁2に吊子Dを挟んだ状態で係合していることが示され、吊子Dが存在する部分と存在しない部分とでは係合深さが異なっている。
このように外装材の係合深さが不均一であると、当然のことながら係合の浅い箇所ではズレ等が生じ易く、風雨の影響も受けやすいものであった。
前記菱形外装材は、少なくとも水上側に位置して隣接する二辺に、表面側に折曲して被係合部が設けられ、水下側に位置して隣接する二辺に、裏面側に折曲して係合部が設けられ、前記菱形外装材の水上側頂部に設けられる被係合部には、折返し端縁が切除された平面視段差状の係止受部が設けられ、前記折返し端縁が交差する中央又は水上側頂部の先端には位置決め部が設けられ、前記保持材は、下地への固定部と、前記係止受部に係合する係止部とを備え、該係止部の中央又は前記固定部の水上側端縁の中央には合わせ部が設けられ、前記菱形外装材の位置決め部と前記保持材の合わせ部とを重ねるか、或いは合わせ部から水流れ方向に平行な直線上に前記位置決め部を位置させるように位置調整して下地に取り付けられることを特徴とする外装構造を提案するものである。
前記外装材(A)は、少なくとも水上側に位置して隣接する二辺に、表面側に折曲して被係合部(a-2)が設けられ、水下側に位置して隣接する二辺に、裏面側に折曲して係合部(a-3)が設けられる構成である。
そして、前記外装材(A)の水上側頂部に設けられる被係合部(a-2)には、折返し端縁が切除された平面視段差状の係止受部(a-4)が設けられ、前記折返し端縁が交差する中央又は水上側頂部の先端には位置決め部が設けられ、
前記保持材(C)は、下地(B)への固定部(c-2)と、該係止受部(a-4)に係合する係止部(c-1)とを備え、該係止部(c-1)の中央又は前記固定部(c-2)の水上側端縁の中央には合わせ部が設けられ、
前記外装材の位置決め部と前記保持材の合わせ部とを重ねるように位置調整して下地(B)に取り付けられる構成である。
なお、以下、外装材(A)、下地(B)、保持材(C)の順で詳細に説明する。
矩形状の外装材(A)を例にすると、敷設状態の面板部(a-1)の水上側頂部を挟んだ二辺を表面側に折り返して被係合部(a-2)とし、他の二片を裏面側に折り返して係合部(a-3)とする。
この保持材(C)は、前述のように前記外装材(A)の係止受部(a-4)に係合する係止部(c-1)を備え、下地(B)への固定部(c-2)を有する構成である。また、前記係止部(c-1)に近接して裏面側を目視可能な開口部を設けてもよい。
前記外装材1を取付保持する保持材2には、前記係止受部14に係合される係止部22が設けられる。
前記被係合部12は、水上側(図面では上側)に位置して略一定幅に表面側に折曲された略逆V字状であり、隣接する二辺112,112に跨がって連続状に形成され、水上側頂部111には、折返し片が一部切除された平面視段差状の係止受部14が設けられている。また、この折返し片が交差する中央部分を位置決め部15とした。なお、図中、115,116は側方角部を指す。
前記係合部13は、水下側(図面では下側)に位置して略一定幅に裏面側に折曲された略V字状であり、同図には詳細には示していないが、前記被係合部12と同様に隣接する二辺113,113に跨がって連続状に形成されている。
一方、図1(c),(d)における下地は、略平坦状の下地材3Bを敷設した構造であり、保持材2をビス3xにて固定している。
また、前記固定部21には、前記固定具用の孔211の水下側に、支持部材3の水下側縦片312の挿通可能なスリット213が設けられ、この固定部21の水上側端縁には、前記支持部材3の水上側縦片313を係止可能な溝214と、が設けられ、該溝214の略中央にはV字状の切り込みを形成して合わせ部212が設けられている。
この第1実施例では、前述のように保持材2を用いて外装材1を取り付ける構成であるから、保持材2を固定すると共に外装材1の水上側頂部111を保持させて取り付ける。
なお、図1(a),(b)では、保持材2のスリット213に支持部材3の水下側縦片312を挿通させ、溝212に水上側縦片313を係止させ、その後、縦片312,313を倒し込むことにより、支持部材3に保持材2を取り付けることができ、適正位置に保持材2を取り付けることができる。一方、図1(c),(d)では、下地材3Bに保持材2を固定するには、孔211に固定具2xを打ち込んで固定するが、下地3Bに対し、合わせ部23,212を結ぶ直線が流れ方向に平行になるように配設することにより、適正な向きに保持材2を取り付けることができる。
このように保持材2を下地3,3Bに固定する際には、外装材1の位置決め部15と保持材2の合わせ部23とが平面視略重ね状になるように位置調整を行うことにより、容易に且つ適正位置に外装材1を取り付けることができる。
この態様でも、係止部22"の先端が被係合部12の折返し端縁から水下側へ突出することがなく、隣接する外装材1を係合させる際にその係合深さが不均一となることがなく、外装材1",1同士の係合状態を均一に且つ確実に行うことができる。
但し、他の実施例のように係止受部14が外装材1の水上側頂部に設けられ、該係止受部14を保持材2で係合保持するので、一枚の外装材1を一つの保持材2にて取付保持できるが、この態様では、二箇所以上に係止受部14"(図示以外の箇所に少なくとも一箇所)を設けてそれぞれを保持材2Cにて取付保持することが好ましい。
この第3実施例における外装材1Cは、図4(c)に示すように中央部分16が円弧状に切除され、折返し片が短く形成されている構成は、前記第2実施例における外装材1Bと同様であるが、その中央に水下側へ突出する位置決め部15bが形成されていない点が相違する構成であり、その他の構成は前記第1実施例における外装材1と同様であるから図面に同一符号を付して説明を省略する。
また、軒端用外装材6は、軒端に配設される平面視三角形状であって、略三角形状の面板部61の水上側に位置して隣接する二辺には、前記菱形外装材である外装材1と同様に被係合部62が設けられ、隣接する外装材1の係合部13が係合する点でも同様である。また、この軒端用外装材6にも、前記外装材1と同様に被係合部62に折返し端縁が切除された平面視段差状の係止受部64が形成され、該係止受部64に保持材2の係止部22が係合している。
なお、この第3実施例では、外装材1Cに位置決め部を設けていないが、水上側頂部111の先端を位置決め部として用いることができ、保持材2の合わせ部23から水流れ方向に平行な直線状にこの位置決め部が位置するように位置調整すればよい。
11 面板部
111 水上側頂部
112 (水上側)辺
113 (水下側)辺
114 水下側角部
115,116 側端角部
12 被係合部
13 係合部
14 係止受部
15,15b 位置決め部
16 切除部分
2,2C 保持材
21 固定部
211 孔
212 合わせ部(切り込み)
22 係止部
3 下地(支持部材)
31 頂面部
32 縦面部
33 固定部
4 断熱材
6 軒端用外装材
61 面板部
615,616 側端角部
62 被係合部
64 係止受部
Claims (2)
- 面板部の周縁を表面側或いは裏面側に折曲して係合部、被係合部をそれぞれ成形した菱形外装材を、下地に固定した保持材により取付保持し、隣接する菱形外装材同士が相互に係合して敷設される外装構造であって、
前記菱形外装材は、少なくとも水上側に位置して隣接する二辺に、表面側に折曲して被係合部が設けられ、水下側に位置して隣接する二辺に、裏面側に折曲して係合部が設けられ、
前記菱形外装材の水上側頂部に設けられる被係合部には、折返し端縁が切除された平面視段差状の係止受部が設けられ、前記折返し端縁が交差する中央又は水上側頂部の先端には位置決め部が設けられ、
前記保持材は、下地への固定部と、前記係止受部に係合する係止部とを備え、該係止部の中央又は前記固定部の水上側端縁の中央には合わせ部が設けられ、
前記菱形外装材の位置決め部と前記保持材の合わせ部とを重ねるか、或いは合わせ部から水流れ方向に平行な直線上に前記位置決め部を位置させるように位置調整して下地に取り付けられることを特徴とする外装構造。 - 軒端に平面視三角形状の軒端用外装材を配設し、該軒端用外装材は、水上側に位置して隣接する二辺に、表面側に折曲して被係合部が設けられ、該被係合部の水上側頂部には、折返し端縁が切除された平面視段差状の係止受部が設けられ、前記折返し端縁が交差する中央又は水上側頂部の先端には位置決め部が設けられ、前記軒端用外装材の位置決め部と前記保持材の合わせ部とを重ねるか、或いは合わせ部から水流れ方向に平行な直線上に前記位置決め部を位置させるように位置調整して前記軒端用外装材は下地に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の外装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015086615A JP6573776B2 (ja) | 2015-04-21 | 2015-04-21 | 外装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015086615A JP6573776B2 (ja) | 2015-04-21 | 2015-04-21 | 外装構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016204943A JP2016204943A (ja) | 2016-12-08 |
JP6573776B2 true JP6573776B2 (ja) | 2019-09-11 |
Family
ID=57489145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015086615A Active JP6573776B2 (ja) | 2015-04-21 | 2015-04-21 | 外装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6573776B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5651133Y2 (ja) * | 1976-02-19 | 1981-11-30 | ||
JPH02128049A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-16 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 平葺外囲体 |
BE1014123A3 (fr) * | 2001-04-13 | 2003-05-06 | Honnay Ernest | Ensemble d'une plaquette de recouvrement et d'un element de fixation. |
KR200327057Y1 (ko) * | 2003-06-26 | 2003-09-19 | (주)로자 | 건축물 내외장용 거멀접기형 패널 |
KR101168343B1 (ko) * | 2010-07-20 | 2012-07-24 | 주신기업(주) | 건축물 내외장용 금속패널 및 시공방법 |
-
2015
- 2015-04-21 JP JP2015086615A patent/JP6573776B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016204943A (ja) | 2016-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6573776B2 (ja) | 外装構造 | |
US20190316356A1 (en) | Tile fixing device, tile mounting method, and roof | |
JP2017166288A (ja) | 固定用金具 | |
JP6573770B2 (ja) | 外装材、及び外装構造 | |
JP5100464B2 (ja) | 折板屋根への見切り材固定構造およびそれを備えた折板屋根緑化構造 | |
JP6838854B2 (ja) | 外装構造の施工法、及び外装構造 | |
JP6751548B2 (ja) | 外装構造 | |
JP6472281B2 (ja) | 外装材の保持材、及び外装構造 | |
JP7229534B2 (ja) | 外装材と支持部材とを含む外装構造 | |
JP5329509B2 (ja) | 建築用壁面板の取付金具及び建築用壁面構造 | |
JP6093496B2 (ja) | 架台支持具及び屋根 | |
JP2017043926A (ja) | けらば構造 | |
JP7012956B2 (ja) | のし瓦固定方法及びのし瓦固定具 | |
CN216516628U (zh) | 一种龙骨转接板 | |
JP6906792B2 (ja) | 長尺材ホルダ及びこれを用いたフェンスの目隠し構造 | |
JP2013108311A (ja) | 屋根材の葺設構造 | |
GB2401615A (en) | Roof edging strip | |
JP2018003246A (ja) | パネルアレイ用の固定具 | |
JP3069490U (ja) | 瓦固定具セット | |
JP2006249830A (ja) | 外壁板用の留め付け金具および該留め付け金具を用いた外壁施工構造と外壁施工方法 | |
JP5213230B2 (ja) | タイルパネル取付用スリット金具およびそれを用いたタイルパネル並びにタイルパネル取付構造 | |
JP2006241796A (ja) | 横葺き屋根の納め構造 | |
JP2023150989A (ja) | けらば構造及び押さえ具 | |
JP2013170352A (ja) | 外装パネルの取付装置 | |
JP2020159145A (ja) | 屋根の施工構造、屋根の施工方法及び固定具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150422 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170914 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180703 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190730 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190814 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6573776 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |