JPS6028402Y2 - 眼底カメラの光路切換機構 - Google Patents

眼底カメラの光路切換機構

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JPS6028402Y2
JPS6028402Y2 JP18600480U JP18600480U JPS6028402Y2 JP S6028402 Y2 JPS6028402 Y2 JP S6028402Y2 JP 18600480 U JP18600480 U JP 18600480U JP 18600480 U JP18600480 U JP 18600480U JP S6028402 Y2 JPS6028402 Y2 JP S6028402Y2
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JP
Japan
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mirror
optical axis
optical path
path switching
photographing
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JP18600480U
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JPS57107503U (ja
Inventor
紹生 楠城
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興和株式会社
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【考案の詳細な説明】 この考案は眼底カメラに関し、詳しくは眼底カメラの光
路切換機構に関するものである。
最近、眼底カメラにより画像を得るフィルムシステムの
拡大が目立っている。
例えば、(1135ミリフイルムにおいては、 (イ)カラースライドによる通常撮影 (ロ)カラーネガによる撮影 (ハ)高感度白黒フィルムによる螢光眼底撮影等、 (2)インスタントフィルムにおいては、(イ)カラー
ポラロイドによる通常撮影、(ロ)高感度白黒ポラロイ
ドによる螢光眼底撮影等、 (3)ブローニーフィルムにおいては 学会発表用等の拡大スライド撮影用等、 などが行われ、例えばカラースライド用撮影は直視下に
おける眼底の状況をまず、とらえる必要から欠すことの
できないものであり、状況によっては続けて螢光眼底撮
影が必要となる。
また、ポラロイド等のインスタントフィルムは即時性を
有効に利用し患者への説明あるいはカルテなどへの貼付
に利用されることから、35771mフィルムおよびイ
ンスタントフィルムの使用頻度が極めて高<すっている
しかしながら従来の眼底カメラでは同一のマウントを利
用して、35−rrrInフィルムバックとインスタン
トフィルムバックとをその必要に応じてその都度交換し
なければならない不便がともなうとともに、このため患
者への配慮が欠けることとなって、写真の画像に大きな
影響を与える等の欠点があった。
そこで本考案は上記した従来欠点に鑑みてなされたもの
で、眼底カメラに例えば35Trr!nフイルムバツク
とポラロイドフィルムバックを装着可能に設けて、眼底
カメラの光軸上に光路切換機構を配設して、同光路切換
機構を介して光軸を観察系、35rrvnQ影系および
インスタント撮影系に撰択的に切換えて、良好な状態で
撮影して画質の向上を計ることのできる眼底カメラの光
路切換機構を提供することを目的とするものである。
次に、本考案の一実施例を図にしたがって説明すると、
図中1は眼底カメラであって、同眼底カメラ1は照明系
装置2と撮影観察系装置15とより構成されている。
3は照明系装置2の光源となる照明ランプであって、同
ランプ3の光線は第1コンデンサーレンズおよび第2コ
ンデンサーレンズ5を経てプリズム6により図示上方へ
折曲されてリングスリット7、第3コンデンサーレンズ
8を経て、共役点結像レンズ9を通り、孔あきミラー1
0、対物レンズ11を通過して眼球12の網膜面を照射
するように構成されている。
また、第1コンデンサーレンズ4と第2コンデンサーレ
ンズ5との間にはストロボランプ14が配設されている
15は上記した撮影観察系装置であって、観測筒16と
光路切換機構20とファインダ一部30、第1撮影部3
3および第2撮影部35とより構成されている。
16は上記した観測筒であって、先端部より順次対物レ
ンズ11、孔あきミラー10、フォーカシングレンズ1
7および結像レンズ19が同一光軸り上に配設され、結
像レンズ19の後部には光路切換機構20が配設されて
いる。
この光路切換機構20は第1ミラー21と第2ミラー2
2との二枚のミラーよりなり、第1ミラー21の基部に
は回転軸23が取付けられているとともに同軸23は例
えばロータリーソレノイド24に連結され、第1ミラー
21は第2図イに示すように通常は光軸り上に所定の角
度α(図示では光軸りに対し45°で配置した)で配設
されて光軸りを上方へ折曲して観察光をファインダ一部
30へ切換えるとともに、ロータリーソレノイド24の
作動により第2図口に示すように回転軸23を中心とし
て所定の角度β回動可能に設けられ、この第1ミラー2
1を作動することで眼球12の網膜からの反射光を後方
の第1撮影部33へ送り込むように構成されている。
また、第2ミラー22の基部には回転軸25が取付けら
れ、この回転軸25は第1ミラー21と同じように例え
ばロータリーソレノイド26に連結されて第2ミラー2
2は第2図に示すように第1ミラー21の下方の対称の
位置にミラーを下面として配設されるとともにロータリ
ーソレノイド26の作動により回転軸25を中心として
上方へ第1ミラー21の回転角度βと対称の所定の角度
β′回動可能に設けられ、かっこの角度β′位置におい
て光軸りに対し第2図へに示すように所定の角度α′(
図示では光軸りに対し45°で配設した)で位置するよ
うに設けられて、網膜からの反射光を下方の第2撮影部
35へ切換えるように構成されている。
このように形成された第2ミラー22の一部にはリンク
27の一端がピン着28されるとともに同リンク27の
二股状の端部は第1ミラー21の一部に取付けられたピ
ン29に係合されて両ミラー21.22は相互に連結さ
れて光軸りに対して対称に配設され相互のロータリーソ
レノイド24.26の作動により独立的に光軸り上の特
定位置Pを交差位置として対称の移動角度β、β′をも
って相互に可動可能に設けられて、特定位置Pより光軸
りをファインダ一部30、第1撮影部33および第2撮
影部35の3方向へ光路切換可能に設けられている。
31は上記したファインダ一部30に配設されたミラー
であって光路切換機構20の第1ミラー21により切換
えられた光軸り上に所定の傾斜角で配設され、このミラ
ー31により折曲された光軸り上には接眼レンズ32が
配設されてファインダ一部30が形成されている。
33は上記した第1撮影部であって、光路切換機構20
の後部に設けられてカメラバック例えば35mmカメラ
バック34が着脱可能に装着されている。
36は上記した第2撮影部35のコンデンサーレンズで
あって、光路切換機構20の第2ミラー22の作動によ
って図示下方へ切換えられた光軸り上に配設され、さら
にその下方にはミラー37が所定の傾斜角で配設され、
このミラー37により折曲された光軸り上にはカメラバ
ック例えばインスタントカメラバンク38が着脱可能に
装着されている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用および効
果について説明する。
まず、照明ランプ3を発した観察光は第1コンデンサー
レンズ4、第2コンデンサーレンズ5およびプリズム6
を経てリングスリット7を通りさらに第3コンデンサー
レンズ8、共役点結像レンズ9を通り、孔あきミラー、
対物レンズ11を通過して眼球12の網膜面を照射する
眼底を発した観察光は対物レンズ11、孔あきミラー1
0゜フォーカシングレンズ17および結像レンズ19を
経て、光路切換機構2θの第1ミラー21によりその光
路がファインダ一部30へ切換えられてファインダ一部
30の接眼レンズ32で拡大観察される。
この観察時、例えば35mmフィルム39に観察状態を
撮影する場合には、第1撮影用のリレーボタンをONす
ると第1ミラー21のロータリーソレノイド24が励磁
されて駆動され第1ミラー21は回転軸25を中心とし
て第2図口に示すように上方へ所定の角度β回動されて
角度β位置に所定の時間例えば数10mm ・Secま
たは数100Trr!IL・SeC保持される。
この第1ミラー21の回動動作により第1ミラー21の
回動径路上に配設され、ストロボランプ14に接続され
たスイッチAがONされてストロボランプ14が発光さ
れる。
このストロボランプ14を発した撮影光は上記した観察
光と同じ光路を通り、眼底をフラッシュ照明する。
そして眼底を発した光は観察光と同様の光路を経て結像
レンズ19を通過した後第1ミラー21と第2ミラー2
2の間を通過して35mmカメラバック34のフィルム
39面上に結像する。
しかる後、ロータリーソレノイド24の励磁が解かれて
第1ミラー21は元の位置に復帰する。
なお、35TIrInカメラバツクはロータリーソレノ
イド24の復帰力でそのモータードライブが作動されて
フィルム39が捲取られて次の撮影の準備がなされる。
次に、観察状態をインスタントフィルム40に撮影する
場合には第2撮影用のリレーボタンをONするとロータ
リーソレノイド24.26がともに励磁されて駆動され
て第1ミラー21および第2ミラー22はともにその回
転軸23.25を中心としてそれぞれ所定の角度β、β
′回動されて第2図への状態で所定の時間保持されると
るともに第1ミラー21によりスイッチAがONされて
ストロボランプ14が発光され。
このストロボランプ14を発した撮影光は第1撮影と同
じ光路を通って眼底をフラッシュ照明し、眼底を発した
光は結像レンズ19を通過した後、第2ミラー22によ
り光路が下方へ切換えられ、同撮影光はコンデンサーレ
ンズ36およびミラー37を経てインスタントカメラバ
ンク38のフィルム40面上に結像する。
しかる後、ロータリーソレノイド24.26の励磁が解
かれて第1ミラー21および第2ミラー22は元の位置
に復帰する。
上述したように本例光路切換機構20は光軸りの対称位
置に第1ミラー21と第2ミラー22とを配設するとと
もに、光軸り上の特定位置Pを共有して第1ミラー21
および第2ミラーを独立的にかつ対称角度移動可能に設
けて光軸りを三方向へ切換可能としたものである。
したがって、2種のカメラバックの装着が可能となって
、従来のようにカメラバックの取換作業をなくすことが
できるので能率よく撮影することができ、患者への配慮
に欠けることなく良好な画像を得ることができる。
また、光軸り上の特定位置Pを共有して第1ミラー21
および第2ミラー22を独立的にかつ対称角移動可能に
設けたので眼底カメラ全体の大型化すなわち観測筒16
の光軸り方向の長さが長くなることがな〈従来と同じ長
さ間にコンパクトに構成することができるので観察者は
患者を自由にコントロールすることのできる利点がある
とくに、本例においては、第1ミラー21と第2ミラー
22との間にリンク27を介装して連繋する簡単な構成
で両ミラー21.22の作動が確実となるとともに、ロ
ータリーソレノイド24゜26の作動のバラツキを防止
ることができる。
なお、本実施例では35wnカメラバック34とインス
タントカメラバックとを組合せて装着して例示したが、
インスタントカメラバックとインスタントカメラバック
あるいは35Wnカメラバツクと35順カメラバツクと
の組合せでもよく、シかも、これらの組合せにおいてフ
ィルムを普通カラー撮影用と蛍光撮影用とを使用するこ
とのできる便利性がある。
また、カメラバックとしてブローニーフィルムを使用す
る交換バックを装着することも別途の目的から考慮され
るものである。
ミラー21.22を光軸り上の特定位置Pに設定するた
めの図示の固定ピン41.42を設けてもよい。
さて、本考案は観測用光源となる照明ランプと撮影用光
源となるストロボランプを配設した照明系装置と撮影観
測系装置とからなる眼底カメラであって、前記撮影観測
系装置は被写体に対する観測筒と該観測筒の光軸り上後
部に光路切換機構を配設し、この光路切換機構の上部、
後部および下部の三方向にはそれぞれファインダ一部、
第−撮影部および第二撮影部を配設するとともに、前記
光路切換機構には前記光軸りの上下の対称位置に対しロ
ータリーソレノイドを配設して相互のロータリーソレノ
イドにはそれぞれ第1ミラーおよび第2ミラーを附設し
て両ミラーはロータリーソレノイドの作動により独立的
に光軸り上の特定位置Pを交差位置とて対称の移動角度
β、β′をもって相互に可動可能に設け、かつ両ミラー
間にはリンクを介装して相互に連繋し、しかも、前記第
1ミラーは常時には前記光軸りに対し所定の角度αで位
置して、第1ミラーは単独、または第2ミラーと連動し
て移動角度β可動して、前記光軸りを三方向へ切換可能
に構成したことにより、第1撮影部および第2撮影部に
対し二種類のカメラバックを装着することができて眼底
撮影を極めて省力的に行うことができ、また、光軸上の
特定位置を共有して2枚のミラーを独立的、かつ対称角
移動可能に設けたのでカメラ全体をコンパクトに構成す
ることができて患者を極めて容易にコントロールするこ
とができ、とくに、第1ミラーと第2ミラーとの間にリ
ンクを介装して連繋する簡単な構成で両ミラーの作動が
確実となるとともに、ロータリーソレノイドの作動のバ
ラツキを防止することができるので、眼底カメラの光路
切換装置として極めて実用性に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は眼底カメラの略
体構造図、第2図イ9口、ハは光路切換機構の作動説明
図である。 1・・・眼底カメラ、20・・・光路切換機構、21・
・・第1ミラー、22・・・第2ミラー、L・・・光軸
、P・・・光軸上の特定位置、β、β′・・・ミラーの
回動角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 観測用光源となる照明ランプと撮影用光源となるストロ
    ボランプを配設した照明系装置と撮影観測系装置とから
    なる眼底カメラであって、前記撮影観測系装置は被写体
    に対する観測筒と該観測筒の光軸り上後部に光路切換機
    構を配設し、この光路切換機構の上部、後部および下部
    の三方向にはそれぞれファインダ一部、第−撮影部およ
    び第二撮影部を配設するとともに、前記光路切換機構に
    は前記光軸りの上下の対称位置に対しロータリーソレノ
    イドを配設して相互のロータリーソレノイドにはそれぞ
    れ第1ミラーおよび第2ミラーを附設して両ミラーはロ
    ータリーソレノイドの作動により独立的に光軸り上の特
    定位置Pを交差位置とて対称の移動角度β、β′をもっ
    て相互に可動可能に設け、かつ両ミラー間にはリンクを
    介装して相互に連繋し、しかも、前記第1ミラーは常時
    には前記光軸りに対し所定の角度αで位置して、該第1
    ミラーは単独、または、第2ミラーと連動して移動角度
    β可動して、前記光軸りを三方向へ切換可能に構成した
    ことを特徴とする眼底カメラの光路切換装置。
JP18600480U 1980-12-24 1980-12-24 眼底カメラの光路切換機構 Expired JPS6028402Y2 (ja)

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JPS57107503U JPS57107503U (ja) 1982-07-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944239A (ja) * 1982-09-06 1984-03-12 オリンパス光学工業株式会社 光学機械における光学部材の回動機構
JPS5949738A (ja) * 1982-09-16 1984-03-22 株式会社トプコン 眼底カメラの撮像モ−ド切換装置

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JPS57107503U (ja) 1982-07-02

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