JP2933995B2 - 同時立体視眼底カメラ - Google Patents

同時立体視眼底カメラ

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、同時立体視眼底カメラに係り、特に眼底を
良好な状態で立体視観察できる眼底カメラに関する。
[従来技術] 従来の立体視眼底カメラとしては実公昭57−20169号
に述べられているような装置が知られている。
第7図は上記立体視眼底カメラの観察系の光学配置図
である(但し、本発明の実施例の装置と同一の光学素子
には同一の符号を付している。)。14は被検眼、51は眼
底像の向きを示す。13は対物レンズ、52は対物レンズに
よる眼底像である。15は対物レンズ13に対して被検眼の
瞳孔と共役な位置に置かれた光束を分割するための2孔
絞り、16′は正立プリズムである。その後、1対の結像
系光学素子18、19、24により視野絞り25a、bに1対の
眼底像53a、bを結像する。そして、これらの像53a、b
を接眼レンズ26a、bを通して観察することにより立体
眼底像ができる。
このとき、視野絞25a、bにできる像53a、bは眼底に
対して反対になる。正立プリズム16′を使わなければ、
眼底と同じ像が得られるが、この時は立体視した場合、
凸凹が反転してしまうことにより、正常な立体視を得る
ためには倒立像とせざるを得ないのである。
また、特開昭54−62691号において正立で立体観察で
きる眼底カメラが提案されている。この光学系を第8図
に示す。
この光学系は対物レンズ後の眼底像51をリレーレンズ
54、55を用いて反転させた後、2光束に分割している。
[発明が解決すべき課題] 前者の装置においては、立体視を得るためには眼底を
倒立像で観察しなければならないが、通常の眼底カメラ
では眼底観察は正立像で行われるため、倒立像での観察
は左右、上下、逆転しており、観察しずらいという問題
点がある。
また、後者の装置においては、リレー光学系を挿入し
なければならないので、眼底カメラの全長が長くなって
しまうこと、また同時に光学素子が増すことによる光量
ロスも生ずるという欠点があった。
本発明の目的は、従来の眼底カメラ同様、眼底像を正
立で立体観察でき、しかも小型の同時立体視眼底カメラ
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は、対物レンズに対
して被検眼の瞳孔と共役な位置に設置された絞りであ
り、該対物レンズを通過した光束を2分割するための2
孔絞りを有し、該分割光束を1対の結像光学系に導き、
同時立体視を可能にした同時立体視眼底カメラにおい
て、前記2孔絞りの像側に2光束を左右に入替えて、前
記1対の結像光学系にそれぞれ各光束を導くプリズム光
学系と、を設けたことを特徴とする。
[作 用] 眼底を正立、かつ立体視観察するためには、被検眼の
瞳孔上で2光束に分割された光束のうち、左側の光束は
観察者の左眼に、右側の光束は観察者の右眼に入るよう
に光学系を配置し、かつ正立像を形成するように配置し
なければならない。
このため対物レンズに対して被検眼瞳孔の共役位置に
置かれた2孔絞りの像側に、光束を分離する手段とし
て、2孔絞りの左側の光束を左に、右側の光束を右に単
に分離するのではなく、逆に2孔絞りの左側の光束は右
側の結像光学系に、また右側の光束は左側の結像系に光
束を導くような光学系を設けることにより達成される。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
(実施例1) 第1図は本発明の一実施例を横から見たときの光学系
概略配置図であり、照明光学系、撮影光学系、観察光学
系、画像合成基準を含む指標投影系からなる。第2図は
第1図の光学系を上から見た図である。
照明光学系 1は観察用照明光源であるハロゲンランプ、2はコン
デンサーレンズ、3は撮影用光源であるキセノンフラッ
シュランプである。ハロゲンランプ1とキセノンフラッ
シュランプ3はコンデンサーレンズ2に対して共役の位
置にある。
5はリレーレンズ、6は開口絞りである。7は光路を
変えるためのミラー、8は照明系リレーレンズ、9は照
明絞り、10はビームスプリッター、11は照明系リレーレ
ンズ、12は穴開きミラーである。
開口絞り6はリング状のスリットから構成されてお
り、穴開きミラー12の開口部近傍にスリットの中間像を
形成し、穴開きミラー12で反射した後、対物レンズ13に
より角膜近傍にスリット像を結像し、被検眼14の眼底を
照明する。
投影光学系 13は対物レンズ、15は2孔絞りである。2孔絞り15は
被検眼瞳孔と対物レンズ13に対して共役になるように配
置されており、この絞りで光束を二分している。16、17
は光束分離プリズムで、光束分離プリズム16は二分され
た光束の左右を入替えるためのものであり、光束分離プ
リズム17により光束を分離する。
被検眼の眼底で反射した光束は対物レンズ13によりA
点で倒立の中間像を結んだ後、穴開きミラー12の開口部
を通過し、2孔絞り15、光束分離プリズム16、17を透過
した後、リレーレンズ18、フォーカシングレンズ19、結
像レンズ21により眼底像をフィルム面22に結像する。フ
ォーカシングレンズ19は光軸方向を移動可能となってい
る。
20ははね上げミラーで、撮影光学系と観察光学系の光
路を切替えるもので、キセンノンフラッシュランプ3の
発光と同期しており、ランプ3の発光と同時にはね上げ
ミラー20を矢印方向にはね上げ、眼底からの光束をフィ
ルム面に導く。
観察光学系 観察光学系は対物レンズ13乃至はね上げミラー20の撮
影光学系の光学系と共用する。
対物レンズ13乃至フォーカシングレンズ19を介して導
かれた眼底からの反射光は、はね上げミラー20により反
射された後、さらにミラー23により光路を変更する。観
察系結像レンズ24、接眼視野絞り25、接眼レンズ26を介
して撮影者27は被検眼の眼底像を観察する。
指標光学系 31、32、33及び34(図示せず)はマスク35を投影する
ための光源である。マスク35は第3図に示すごとく構成
されてしている。35a,bは画像合成時に目標とするため
の画像合成用指標35c,dは被検者が固視するための固視
指標で左眼用及び右眼用のものからなっている。画像合
成用指標35a,bは光源31,32により投影され、固視指標35
c,dは光源33,34により投影され、光源33,34を切替え点
灯することにより使用する。光源33,34を切替え点灯す
る代わりにマスクを設けて被検者に固視指標35c,dの一
方を提示することでも良い。
マスク35は被検眼の屈折状態の補正のためにフォーカ
シングレンズ19に連動して光軸方向に移動する。
36は補助レンズで、マスク35が光軸方向に移動して
も、被検眼に入射する固視指標及び画像合成用指標の角
度が変化しないようにするために配置されている。即
ち、本実施例では補助レンズ36、照明系リレーレンズ1
1、対物レンズ13がバダール光学系を構成し、これらの
合成焦点が略瞳孔位置にあるようにしている。
第4図は被検者が対物レンズ13を見たときの視界を示
す図である。
40は対物レンズ13の外枠、41は照明絞り9で制限され
た照明領域を示す。42,43は画像合成用指標、44は左眼
用固視指標、45は右眼用固視指標であり、前記のように
左眼用固視指標44、右眼用固視指標45は択一的に提示さ
れる。固視指標44,45は左右に15゜、上方に2゜の位置
に配置されており、このとき画面中央に乳頭を持ってく
ることができる(第5図参照)。
また、画像合成用指標42,43は上下10゜の位置に配置
され、両者の間隔は20゜に設定されている。
このようなマスクの構成は乳頭を撮影するために設定
された例であり、必要に応じて換えることは差支えな
い。
以上の光学系の構成の実施例において、その動作を説
明する。
ケーシングに収められた光学系本体はこれを載置する
移動台とこれと相対移動する固定台とからなる摺動機構
を有し、固定台に固着されたアゴ台に被検者を固定し、
装置内部の固視指標を注視するように指示する。
検者が右眼を撮影しようとするときは、右眼撮影スイ
ッチ(図示せず)を押し右眼用固視光源35dを点灯す
る。
その後、観察用光源であるハロゲンランプ1を点灯
し、被検眼を照明する。撮影者は照明系の開口絞り6の
角膜上での像と被検眼の瞳孔をジョイスティックにより
摺動機構を動作させて光学系を左右、上下に動かしてア
ライメントする。ほぼアライメントができると、照明光
が眼底を照明することになる。
眼底での反射光は対物レンズを通過後、中間像を形成
する。この眼底像は倒立像である。その後穴開きミラー
12を通過し、2孔絞り15で光束が左右2光束に分割され
る。次に、2孔絞り15直後の光束分離プリズム16によ
り、左右の光束を入替えて分離させる。分離した光束は
プリズム17a、bでそれぞれ反射した後、1対の結像レ
ンズ系、即ち、リレーレンズ18a,b、フォーカシングレ
ンズ19a,b、観察系結像レンズ24a,bにより接眼レンズの
視野絞り25a,b上に結像する。この眼底像は正立像であ
る。撮影者はこの像を観察することにより、眼底の立体
観察をすることができる。撮影者は左右の像を観察して
フォーカレンズ19a、bに連動したノブを回して最良な
ピント位置にフォーカスを合わせると同時に、左右とも
にフレアの出ない状態にアライメントを微調整する。
アライメント及びピント合わせが終了し、撮影ボタン
を押すと、キセノンフラッシュランプ3が発光する。キ
セノンフラッシュランプ3が発光すると、それに同期し
て撮影系内のはね上げミラー20がはね上がり、フィルム
面に撮影される。
以上のような動作は手動の部分を除き、装置内部のマ
イクロコンピューター(図示せず)により制御される。
このようにして撮影された眼底像は第5図に示すごと
く一対のステレオ画像である。フィルム22の1コマには
光路aよりの像22a、光路bよりの像22b及び画像合成用
指標が写し込まれている。したがって、写し込まれた画
像合成用指標を基準として合わせることにより、ステレ
オ画像22a、22bより一枚の立体写真22cを容易に合成で
きる。
(実施例2) 実施例1では2孔絞りの像側に2光束を左右に入替え
るための光学手段として、三角プリズムを用いていた
が、実施例2では他のプリズムの例を示す(第6図)。
これは、実施例1の光束分離プリズム16、17を一体化す
るとともにプリズム内での多面反射を実現している。装
置の基本的光学系は実施例1と異ならないので省略す
る。
斜線部は光の反射面を示す。
この実施例によれば、装置の大きさを変えることな
く、多面反射を利用して実質的な光路を長く取ることが
できるので、光束を十分に分離できる。
実施例1及び2においては左右の光束を入れ替える手
段としてプリズムを使用した例を示したが、ミラー等の
反射部材を使用してもよいことはいうまでもない。
[発明の効果] 本発明によれば、観察光学系を長くすることなく眼底
の正立立体視観察ができるので、通常の眼底カメラを使
用している人に対して違和感を与えず、かつ小型の同時
立体視眼底カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を横から見たときの光学系概
略配置図、第2図は第1図の光学系を上から見た図、第
3図はマスク35の構成例、第4図は被検者が対物レンズ
13を見たときの視界を示す図、第5図は一対のステレオ
画像から立体写真を合成する作業を説明する図、第6図
は他の実施例のプリズムの斜視図、第7及び第8図は従
来装置の光学系概略配置図である。 6……開口絞り、11……照明系リレーレンズ 12……穴開きミラー、13……対物レンズ 15……2孔絞り 16……光束分離プリズム 19……フォーカシングレンズ 24……観察系結像レンズマスク 25……接眼視野絞り、26……接眼レンズ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズに対して被検眼の瞳孔と共役な
    位置に設置された絞りであり、該対物レンズを通過した
    光束を2分割するための2孔絞りを有し、該分割光束を
    1対の結像光学系に導き、同時立体視を可能にした同時
    立体視眼底カメラにおいて、前記2孔絞りの像側に2光
    束を左右に入替えて、前記1対の結像光学系にそれぞれ
    各光束を導くプリズム光学系と、を設けたことを特徴と
    する同時立体視眼底カメラ。
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