JP2977598B2 - 立体眼底カメラ - Google Patents

立体眼底カメラ

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は眼底を立体撮影する立体眼底カメラに関す
る。
[従来技術] 眼底カメラにおいては古くより照明光学系内の被検眼
眼底と共役位置に、主に先端を利用する棒状の指標を差
込み、眼底にその黒い影を投影する方法が知られている
が、これは主に弱視眼の視線誘導の正確さを確認記録す
るために眼底撮影時に視認している指標の影をそのまま
写し込む方法であった。
この共役位置を端的に利用して立体眼底カメラの画像
解析用のマークを眼底に投影する方法が特開平2−2038
33号公報に開示されている。
[発明の解決すべき課題] しかし、ここでは解析プロット用に少なくとも3個の
指標の投影を必要としていること、またこのマークは輝
点であるので透過率30〜50%の円板に透過率100%のピ
ンホールを設けている等、そのままの位置にあっては所
定の全照明光量のダウンをまぬがれない等の欠点があ
る。
本発明の目的は、被検眼が固視目標を容易に観察でき
ると共に、撮影者が像を観察しやすく必要な眼底像を容
易に得ることができる立体眼底カメラを提供することに
ある。
さらに、立体像の合成用指標と固視目標を簡略かつ有
効に配置した装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の眼底カメラは、
眼底を照明する照明光学系と、眼底からの反射光束を二
分する二孔絞りと、二孔絞りにより分割された左右の光
束を入れ替える反射手段と、フォーカシングレンズを持
ち分割された光束をそれぞれ結像する一対の観察撮影光
学系と、被検眼眼底を所定の位置に導くために固視目標
を前記照明光学系の一部を介して眼底照明エリア外に投
影する固視目標投影手段と、前記観察撮影光学系のフォ
ーカシングレンズの移動に連動させて固視目標を光軸方
向に移動する移動手段と、を設けたことを特徴とする。
また、被検眼の眼底照明エリア内に立体画像合成用指
標を投影する画像合成用指標投影手段を設けたことを特
徴とする。
さらに、前記固視目標投影手段はカラーフィルタを持
ち、被検者が照明光と区別しやすくしていることを特徴
とする。
[作用] 照明光学系中の被検眼眼底とほぼ共役な面内で眼底照
明のエリア内に配置された、光路を部分的に遮断する立
体画像合成用指標手段を有することにより、照明光の一
部をマーク状に遮断し黒い影として眼底に投影し、撮影
像の中に眼底像の同一地点を示す立体画像合成用指標を
確実に写し込むことができる。
また、被検眼眼底の底位置を導くための固視目標投影
手段、例えばこの部分を一旦マスクした上で一部光路を
開放する形のマーク(ピンホール等)を設けた固視目標
を、該立体画像合成用指標とほぼ同一面内で眼底照明エ
リア外に配置することにより、固視目標は撮影エリア外
に概ね位置させることができるので、被検者は照明光の
眩しさから逃れる見易い位置に固視目標として輝点を見
ることができる。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
(構 成) 第1図は本発明の一実施例を横から見たときの光学系
概略配置図であり、照明光学系、撮影光学系、観察光学
系、照明光学系内に配置された固視目標(固視指標とも
いう)を含む指標投影系からなる。第2図は第1図の光
学系を上から見た図である。
照明光学系 1は観察用光源であるハロゲンランプ、2はコンデン
サーレンズ、3は撮影用光源であるキセノンフラッシュ
ランプである。ハロゲンランプ1とキセノンフラッシュ
ランプ3はコンデンサーレンズ2に対して共役の位置に
ある。
4はビームスプリッター、5はリレーレンズ、6は開
口絞りである。7は光路を変えるためのミラー、8は照
明系リレーレンズ、9は照明絞り、10は照明系リレーレ
ンズ、11は穴開きミラーである。
開口絞り6はリング状のスリットから構成されてお
り、穴開きミラー11の開口部近傍にスリットの中間像を
形成し、穴開きミラー11で反射した後、対物レンズ12に
より角膜近傍にスリット像を結像し、被検眼13の眼底を
照明する。
本実施例では、照明光学系の照明絞り9には、照明領
域を制限するフィールドストップ機能のほか、被検眼眼
底に対する指標光学系を構成するマスク、その他の機能
を付加するので、対物レンズ12及びリレーレンズ10を介
して眼底と共役に位置させるが、指標光学系の構成に関
しては後述する。
撮影光学系 12は対物レンズ、14は2孔絞りである。2孔絞り14は
被検眼瞳孔と対物レンズ12に対して共役になるように配
置されており、この絞りで光束を二分している。15、16
は光束分離プリズムで、光束分離プリズム15は二分され
た光束の左右を入替えるためのもので、光束分離プリズ
ム16は所定の間隔で平行に置く。
被検眼の眼底で反射した光束は対物レンズ12によりA
点で倒立の中間像を結んだ後、穴開きミラー11の開口部
を通過し、2孔絞り14、光束分離プリズム15、16を透過
した後、リレーレンズ17、フォーカシングレンズ18、結
像レンズ20によりフィルム面21に眼底像を結像する。フ
ォーカシングレンズ18は光軸方向を移動可能で被検眼の
屈折力を調整してフィルム面21に眼底像のピントを合わ
せる。
19ははね上げミラーで、撮影光学系と観察光学系の光
路を切替えるもので、キセノンフラッシュランプ3の発
光と同期しており、はね上げミラー19を矢印方向にはね
上ると同時にランプ3が発光し、眼底からの撮影光束を
フィルム面に導く。
観察光学系 観察光学系は対物レンズ12乃至はね上げミラー19の撮
影光学系の光学系と共用する。
対物レンズ12乃至フォーカシングレンズ18を介して導
かれた眼底からの観察光の反射光は、はね上げミラー19
により反射された後、さらにミラー22により光路を変更
する。観察系結像レンズ23、接眼視野絞り24、接眼レン
ズ25を介して撮影者26は被検眼の眼底像を観察する。
指標光学系 前述のように、照明光学系の照明絞り9は、指標光学
系を構成するマスク等を支持しており、対物レンズ12及
びリレーレンズ10に対して眼底と共役に位置する。
マスク30は第3図に示すごとく板ガラス部材で構成さ
れている。30a,bは画像合成時に目標とするための画像
合成用指標であり、画像合成用指標30a、bは照明絞り
の不透過領域30eと同様に光が透過しないマーキングで
ある。
本実施例では2個のマーキングを施しているが、3個
以上でもよいし、形状によれば1個でもよい。
30c,dは被検者が固視するための固視目標で左眼用及
び右眼用のものからなり、固視目標30c,dは30e内で光路
を開放するピンホールから成り、その下部の光源31,32
を切替え点灯することにより使用する。光源31,32を切
替え点灯する代わりに、遮断した照明光の光路の一部を
開放するピンホールのみを設けて被検者に固視目標30c,
dの一方を提示することでも良い。また、固視目標30c,d
上には被検者が眼底照明光と区別して見易くするための
各種カラーフィルタを重ねて効果を上げても良い。
マスク30は不透過領域以外の照明領域ではほぼ100%
光を透過する。
第4図は被検者が対物レンズ12に対向しているときの
視界を示す図である。
40は照明絞り9で制限された照明領域を示す。41,42
は画像合成用指標、43は左眼用固視目標、44は右眼用固
視目標であり、前記のように左眼用固視目標43、右眼用
固視目標44は択一的に提示される。固視指標43,44は左
右に15゜、上方に2゜の位置に配置されており、このと
き画面中央に乳頭を持ってくることができる(第5図参
照)。
また、画像合成用指標41,42は上下2カ所の定位置に
配置されている。
このようなマスクの構成は乳頭を中心に撮影するため
に設定された例であり、必要に応じて換えることは差支
えない。
さらに、被検眼に入射する画像合成用指標の角度が変
化しないよう、対物レンズに対しリレーレンズ10のパワ
ーの配分が考慮された投影系の場合、すなわち、リレー
レンズ10、対物レンズ12がバダール光学系を構成し、こ
れらの合成焦点が略瞳孔位置にあるようにすると、写込
まれる例えば2ヶの指標の角度間隔は被検眼の屈折状態
によらず一定とすることができる。
(動 作) 以上の光学系の構成の実施例において、その動作を説
明する。
ケーシングに収められた光学系本体はこれを載置する
移動台と摺動機構を有し、固定台と相対移動する。固定
台に固着されたアゴ台に被検者を固定し、観察用光源で
あるハロゲンランプ1を点灯し、被検眼を照明する。撮
影者は照明系の開口絞り6の角膜上での像と被検眼の瞳
孔をジョイスティックにより摺動機構を動作させて光学
系を左右、上下に動かしてアライメントする。ほぼアラ
イメントができると、照明光が眼底を照明することにな
る。ここで、装置内部の固視指標を注視するように指示
する。
検者が右眼を撮影しようとするときは、右眼用指標30
dを点灯する。
眼底での反射光は対物レンズを通過後、中間像を形成
する。この眼底像は倒立像である。その後穴開きミラー
11を通過し、2孔絞り14で光束が左右2光束に分割され
る。次に、2孔絞り14直後の光束分離プリズム15によ
り、左右の光束を入替えて分離される。分離した光束は
プリズム16a、bでそれぞれ反射した後、1対の結像レ
ンズ系、即ち、リレーレンズ17a,b、フォーカシングレ
ンズ18a,b、観察系結像レンズ23a,bにより接眼レンズの
視野絞り24a,b上に結像する。この眼底像は正立像であ
る。撮影者はこの像を観察することにより、眼底の立体
観察をすることができる。撮影者は左右の像を観察して
フォーカスレンズ18a、bに連動したノブを回して最良
なピント位置にフォーカスを合わせると同時に、左右と
もに照明光によるフレアの出ない状態にアライメントを
微調整する。
アライメント及びピント合わせが終了し、撮影ボタン
を押すと、それに同期して撮影系内のはね上げミラー19
がはね上がり、キセノンフラッシュランプ3が発光す
る。キセノンフラッシュランプ3が発光すると、フィル
ム面に眼底像が撮影される。
以上のような動作は手動の部分を除き、装置内部のマ
イクロコンピューター(図示せず)により制御される。
このようにして撮影された眼底像は第5図に示すごと
く一対のステレオ画像である。フィルム21の1コマには
光路aよりの像21a、光路bよりの像21b及び画像合成用
指標が写し込まれている。したがって、写し込まれた画
像合成用指標を基準として合わせることにより、ステレ
オ画像21a、21bより一枚の立体写真21cを容易に合成で
きる。
[発明の効果] 本発明によれば、被検眼が固視目標を容易に観察でき
ると共に、撮影者が像を観察しやすく必要な眼底像を容
易に得ることができる。
さらに、立体像の合成用指標と固視目標を簡略かつ有
効に配置できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を横から見たときの光学系概
略配置図、第2図は第1図の光学系を上から見た図、第
3図はマスク35の構成例、第4図は被検者が対物レンズ
13を見たときの視界を示す図、第5図は一対のステレオ
画像から立体写真を合成する作業を説明する図である。 6……開口絞り、9……照明絞り 10……照明系リレーレンズ 11……穴開きミラー、12……対物レンズ 30……マスク 31、32……固視目標投影用光源

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼底を照明する照明光学系と、 眼底からの反射光束を二分する二孔絞りと、二孔絞りに
    より分割された左右の光束を入れ替える反射手段と、フ
    ォーカシングレンズを持ち分割された光束をそれぞれ結
    像する一対の観察撮影光学系と、 被検眼眼底を所定の位置に導くために固視目標を前記照
    明光学系の一部を介して眼底照明エリア外に投影する固
    視目標投影手段と、 前記観察撮影光学系のフォーカシングレンズの移動に連
    動させて固視目標を光軸方向に移動する移動手段と、 を設けたことを特徴とする立体眼底カメラ。
  2. 【請求項2】請求項1の立体眼底カメラは、さらに被検
    眼の眼底照明エリア内に立体画像合成用指標を投影する
    画像合成用指標投影手段を設けたことを特徴とする立体
    眼底カメラ。
  3. 【請求項3】請求項1の立体眼底カメラにおいて、前記
    固視目標投影手段はカラーフィルタを持ち、被検者が照
    明光と区別しやすくしていることを特徴とする立体眼底
    カメラ。
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