JPS6028132Y2 - 貫通コンデンサ - Google Patents

貫通コンデンサ

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Publication number
JPS6028132Y2
JPS6028132Y2 JP7143580U JP7143580U JPS6028132Y2 JP S6028132 Y2 JPS6028132 Y2 JP S6028132Y2 JP 7143580 U JP7143580 U JP 7143580U JP 7143580 U JP7143580 U JP 7143580U JP S6028132 Y2 JPS6028132 Y2 JP S6028132Y2
Authority
JP
Japan
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lead wire
oxide film
feedthrough capacitor
semiconductor layer
external electrode
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Expired
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JP7143580U
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JPS56172932U (ja
Inventor
正晴 大野
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として高周波回路のロウパスフィルターとし
て使用される貫通コンデンサに関するものである。
一般に、チューナ回路などの高周波回路には回路内の高
周波成分が電源線を伝って外部に洩れたりするのを防止
するため、高周波回路を収納する金属ケースに入力端子
や出力端子を兼ねる貫通コンデンサを取付けて、この貫
通コンデンサでもって高周波成分を吸収させている。
例えば、第1図に従来の貫通コンデンサ1の一例を示す
と、2は鉄や鉄−ニッケル合金などのリード線、3はリ
ード線2の中央部を囲う筒状の外部電極、4はリード線
2と外部電極3の間に充填された誘導体物質で、リード
線1は誘導体物質4を貫通して両端部か外部に突出させ
である。
又、外部電極3の外周面には金属のフランジ5が溶接や
ロウ付は等で一体に突設されている。
そして、貫通コンデンサ1は金属ケース6の一部に穿設
した取付穴7に嵌挿され、前記フランジ5をアースされ
た金属ケース6に半田付は等で接続固定することにより
取付けられる。
このような貫通コンデンサ1はリード線2の一端部2a
が例えば電源側Aに接続され、他端部2bが高周波回路
側Bに接続される。
すると貫通コンデンサ1は第2図に示すような等価回路
、つまり誘電体物質4で決まるキャパシタンスCとリー
ド線2に含まれる若干のインダクタンスLでもって、ロ
ウパスフィルター回路が形成され、これによって高周波
回路側Bから電源側Aに洩れ出ようとする高周波成分を
吸収させている。
ところで上記従来の貫通コンデンサ1のキャパシタンス
Cは誘電体物質4の種類によって大きく左右される。
そのため、キャパシタンスが異なれば構造全体を変える
必要があった。
又、誘電体物質4はその種類にもよるが誘電率が比較的
小さくて、大きなキャパシタンスを得ることが難しかっ
た。
本考案は上記従来の問題点に鑑み、これを解決したもの
で、弁作用を有する金属からなるリード線表面に誘電体
としての酸化膜を形成して、この酸化膜上に半導体層を
介して外部電極を被着形成した貫通コンデンサを提供す
る。
以下、本考案の構成を図面の実施例でもって説明する。
第3図に於いて、8はリード線、9は酸化膜、10は半
導体層、11は外部電極で、この貫通コンデンサ12の
次の要領で形成される。
まずリード線8をタンタルやチタン、アルミニウムなど
の弁作用を有する金属で棒状に形成する。
次にこのリード線8の中央部を化成液に浸漬し、リード
線8にプラス電極を、化成液にマイナス電極を印加して
、いわゆる陽極酸化し、リード線8の中央部表面に酸化
膜9を被着形成する。
この酸化膜9は、例えばリード線8がタンタルの場合は
Ta205の誘電率が27(F/m)とかなり高い。
次にリード線8の酸化膜9上に半導体母液、例えば、硝
酸マンガン溶液を浸漬法等で付着させてから、この硝酸
マンガン溶液を熱分解して酸化膜9上に二酸化マンガン
の半導体層10を被着形成する。
そして最後に半導体層10上に例えばグラファイト層な
どを介して外部電極11を取付ける。
尚、グラファイト層は省略することもできる。
このように半導体層10を介して外部電極11を取付け
ることにより、コンデンサの耐圧が向上する。
上記貫通コンデンサ12のキャパシタンスCは酸化膜9
の厚さで決まり、例えばこの厚さが小されけばキャパシ
タンスCは大きく、厚さが大きければキャパシタンスC
は小さくなる。
又、耐圧は半導体層10の介在で大きくなり、実際耐圧
は酸化膜9の厚さ16Aにつき、0.5Vのものが得ら
れた。
例えば酸化膜9の厚さが740Aのものでほぼは46V
の耐圧が得られることになる。
従って、酸化膜9の厚さを調整するだけでキャパシタン
スと耐圧が任意に調整できる。
又、リード線8は若干のインダクタンスLを有するが、
棒状のため少い。
そこでこのインダクタンスLを大きくしたい場合には第
4図に示す第2実施例が有効である。
この第4図のリード線8′は弁作用を有する金属リード
線をコイル状に成形したもので、その全表面に上記要領
で酸化膜9や半導体層1oを順次に被着形成する。
このようにリード線8′をコイル状にするとインダクタ
ンスLが大きくなると共に、酸化膜9や半導体層10の
被着面積が大きくとれて、より小型化が可能となるメリ
ットがある。
以上説明したように、本考案によれば弁作用を有するリ
ード線表面の酸化膜が誘電率の大きい誘電体となり、而
もこの酸化膜の厚さ調整でもって貫通コンデンサのキャ
パシタンスと耐圧が簡単に調整され、小型化や大容量化
が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の貫通コンデンサの一例を示す断面図、第
2図は第1図の等価回路、第3図及び第4図は本考案に
よる貫通コンデンサの各実施例を示す断面図である。 8.8′・・・・・・リード線、9・・・・・・酸化膜
、10・・・・・・半導体層、11・・・・・・外部電
極、12・・・・・・貫通コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁作用を有する金属からなるリード線の外部露出用両端
    部を除く表面に酸化膜を形成して、この酸化膜上に半導
    体層を介して外部電極を形成したことを特徴とする貫通
    コンデンサ。
JP7143580U 1980-05-23 1980-05-23 貫通コンデンサ Expired JPS6028132Y2 (ja)

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JP7143580U JPS6028132Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23 貫通コンデンサ

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JP7143580U JPS6028132Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23 貫通コンデンサ

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JPS56172932U JPS56172932U (ja) 1981-12-21
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EP4030451A4 (en) * 2019-09-09 2023-10-04 Japan Capacitor Industrial Co., Ltd. ELECTROLYTIC CAPACITOR AND METHOD FOR MANUFACTURING ELECTROLYTIC CAPACITOR

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JPS56172932U (ja) 1981-12-21

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