JPS5915489Y2 - 電子部品 - Google Patents
電子部品Info
- Publication number
- JPS5915489Y2 JPS5915489Y2 JP15905376U JP15905376U JPS5915489Y2 JP S5915489 Y2 JPS5915489 Y2 JP S5915489Y2 JP 15905376 U JP15905376 U JP 15905376U JP 15905376 U JP15905376 U JP 15905376U JP S5915489 Y2 JPS5915489 Y2 JP S5915489Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- solder
- external lead
- resin material
- insulating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は電子部品に関し、特に樹脂外装した固体電解コン
デンサの耐湿性の改良に関するものである。
デンサの耐湿性の改良に関するものである。
一般に固体電解コンデンサは例えば第1図に示すように
タンタル、ニオブ、アルミニウムなどのように弁作用を
有する金属粉末を円柱状に加圧成形し焼結してなるコン
デンサエレメントAに予め弁作用を有する金属線を陽極
リードBとして植立し、この陽極リードBの突出部分に
L形に屈曲された第1の外部リード部材Cを溶接すると
共に、第2の外部リード部材りをコンテ゛ンサエレメン
トAの周面に酸化層、半導体層を介して形成された電極
引出し層Eに半田付けし、然る後、コンデンサニレメン
)Aの全周面を樹脂材Fにて被覆して構成されている。
タンタル、ニオブ、アルミニウムなどのように弁作用を
有する金属粉末を円柱状に加圧成形し焼結してなるコン
デンサエレメントAに予め弁作用を有する金属線を陽極
リードBとして植立し、この陽極リードBの突出部分に
L形に屈曲された第1の外部リード部材Cを溶接すると
共に、第2の外部リード部材りをコンテ゛ンサエレメン
トAの周面に酸化層、半導体層を介して形成された電極
引出し層Eに半田付けし、然る後、コンデンサニレメン
)Aの全周面を樹脂材Fにて被覆して構成されている。
ところで、このコンデンサはコンデンサニレメン)Aの
全周面を樹脂材Fにて簡易的に外装されているにも拘わ
らず、長期間使用するうちに静電容量、インピーダンス
、誘電体損失、漏洩電流などのコンデンサ特性が損なわ
れる傾向にある。
全周面を樹脂材Fにて簡易的に外装されているにも拘わ
らず、長期間使用するうちに静電容量、インピーダンス
、誘電体損失、漏洩電流などのコンデンサ特性が損なわ
れる傾向にある。
この原因としては第1及び第2の外部リード部材C,D
と樹脂材Fとの接触境界部分を通って侵入したり又は樹
脂材Fを直接通過して侵入したりする湿気、或いは樹脂
材Fに事前に吸着されている水分がコンテ゛ンサエレメ
ントAにおける酸化層、半導体層などに作用するためで
あることが知られている。
と樹脂材Fとの接触境界部分を通って侵入したり又は樹
脂材Fを直接通過して侵入したりする湿気、或いは樹脂
材Fに事前に吸着されている水分がコンテ゛ンサエレメ
ントAにおける酸化層、半導体層などに作用するためで
あることが知られている。
そして特に樹脂材Fを直接通過して侵入する湿気による
耐湿性への影響力は大きいものと考えられる。
耐湿性への影響力は大きいものと考えられる。
従って、従来においては樹脂材Fに多量の吸湿材を混入
したり、或いはコンデンサニメントAの表面ないし樹脂
材Fの外周面に防湿材を塗布したりすることが試みられ
ているが、未だ充分の効果は得られていない。
したり、或いはコンデンサニメントAの表面ないし樹脂
材Fの外周面に防湿材を塗布したりすることが試みられ
ているが、未だ充分の効果は得られていない。
本案はこのような点に鑑み、簡単な構成で湿耐性を効果
的に改善しうる電子部品を提供するもので、以下実施例
について説明する。
的に改善しうる電子部品を提供するもので、以下実施例
について説明する。
第2図において、1は部品本体で、図示例は弁作用を有
する金属粉末を円柱状に加圧成形し焼結してなるコンデ
ンサエレメントである。
する金属粉末を円柱状に加圧成形し焼結してなるコンデ
ンサエレメントである。
2はコンデンサエレメント1より導出された弁作用を有
する金属線よりなる陽極リードで、図示例はコンデンサ
エレメント1の中心に植立されている。
する金属線よりなる陽極リードで、図示例はコンデンサ
エレメント1の中心に植立されている。
3はコンデンサエレメント1の周面に酸化層、半導体層
を介して形成された電極引出し層で、例えばグラファイ
ト層に銀ペースト層を重合して構成されている。
を介して形成された電極引出し層で、例えばグラファイ
ト層に銀ペースト層を重合して構成されている。
4は例えばL形に屈曲された第1の外部リード部材で、
その屈曲部4aは陽極リード2の突出部分に交叉して溶
接されている。
その屈曲部4aは陽極リード2の突出部分に交叉して溶
接されている。
5は第2の外部リード部材で、その一端は電極引出し層
3に当接されている。
3に当接されている。
6は電極引出し層3上に形成された半田層で、これの形
成と同時に第2の外部リード部材5が電極引出し層3に
半田付けされる。
成と同時に第2の外部リード部材5が電極引出し層3に
半田付けされる。
7はコンデンサエレメント1の全周面に形成された絶縁
層で、例えば樹脂材をモールド成形法、浸漬法などによ
って被着外装される。
層で、例えば樹脂材をモールド成形法、浸漬法などによ
って被着外装される。
8は絶縁層7上に第1及び第2の外部リード部材4,5
が電気的に短絡状態とならないように形成された金属層
で、例えばコンデンサエレメント1を溶融半田槽に浸漬
することによって形成されている。
が電気的に短絡状態とならないように形成された金属層
で、例えばコンデンサエレメント1を溶融半田槽に浸漬
することによって形成されている。
9は金属層8の全周面に被着された樹脂材で、モールド
法、浸漬法などによって被覆される。
法、浸漬法などによって被覆される。
このようにコンデンサエレメント1における絶縁層7の
ほぼ全周面には金属層8が被着形成されているので、樹
脂材9を通して侵入する湿気は勿論のこと樹脂材9に事
前に吸着されている水分のコンテ゛ンサエレメント1に
おける酸化層、半導体層への作用を著しく軽減できる。
ほぼ全周面には金属層8が被着形成されているので、樹
脂材9を通して侵入する湿気は勿論のこと樹脂材9に事
前に吸着されている水分のコンテ゛ンサエレメント1に
おける酸化層、半導体層への作用を著しく軽減できる。
このために、長期間使用時の耐湿性を改善できコンデン
サ特性の安定性を向上できる。
サ特性の安定性を向上できる。
又、絶縁層7上における金属層8は特にコンデンサエレ
メント1の溶融半田槽への浸漬によって形成される関係
で、それの付着厚さを充分に厚くすることができる。
メント1の溶融半田槽への浸漬によって形成される関係
で、それの付着厚さを充分に厚くすることができる。
このために、良好な耐湿性が得られる上、コンテ゛ンサ
エレメント1を溶融半田槽に単に浸漬して引上げるだけ
の単純操作によって形成できるために作業性を著しく改
善できる。
エレメント1を溶融半田槽に単に浸漬して引上げるだけ
の単純操作によって形成できるために作業性を著しく改
善できる。
特に半田部材の絶縁層7への付着性は絶縁層7の構成部
材によって影響される傾向にあり、エポキシ樹脂などの
場合、被着端部が剥離し易い。
材によって影響される傾向にあり、エポキシ樹脂などの
場合、被着端部が剥離し易い。
このような場合には樹脂材の表面を粗面化したり、或い
は銀ペースト層のような下地層を形成したりすれば、付
着性は改善できる。
は銀ペースト層のような下地層を形成したりすれば、付
着性は改善できる。
さらにはコンデンサエレメント1の全周面には絶縁層7
が形成されているので、コンデンサエレメント1を溶融
半田槽に浸漬し引上げることによって半田槽8を形成す
る際に、コンテ゛ンサエレメント1に対する熱的衝撃を
緩和できる。
が形成されているので、コンデンサエレメント1を溶融
半田槽に浸漬し引上げることによって半田槽8を形成す
る際に、コンテ゛ンサエレメント1に対する熱的衝撃を
緩和できる。
このために、漏洩電流特性の劣化を軽減できる。
第3図は本案の他の実施例を示すもので、金属層8は錫
−鉛などのように高融点を有する半田部材よりなる第1
の半田層11とこの半田層11における半田部材より融
点の低い半田部材よりなる第2の半田層12とから構成
されており、それぞれの半田部材の溶融槽に浸漬−引上
げ操作を行うことによって形成される。
−鉛などのように高融点を有する半田部材よりなる第1
の半田層11とこの半田層11における半田部材より融
点の低い半田部材よりなる第2の半田層12とから構成
されており、それぞれの半田部材の溶融槽に浸漬−引上
げ操作を行うことによって形成される。
10は絶縁層7ジリ突出した第1及び第2の外部す41
部材4,5の突出基部の表面に被着された絶縁部材で、
これ って第1及び第2の外部リード部材4,5と第
び第2の半田層11.12の電気的な短絡が防止
ている。
部材4,5の突出基部の表面に被着された絶縁部材で、
これ って第1及び第2の外部リード部材4,5と第
び第2の半田層11.12の電気的な短絡が防止
ている。
特にこの絶縁部材10はコンデンサエレメント1への絶
縁層7の形成と同時に付着させれば、作業性が向上する
。
縁層7の形成と同時に付着させれば、作業性が向上する
。
この実施例によれば、絶縁層7上に融点の高い第1の半
田層11を形成した後、この第1の半田層11上に第1
の半田層11より融点の低い第2の半田層12を形成す
るために、半田層(金属層8)の厚みを自由にコントロ
ールできる。
田層11を形成した後、この第1の半田層11上に第1
の半田層11より融点の低い第2の半田層12を形成す
るために、半田層(金属層8)の厚みを自由にコントロ
ールできる。
従って特にそれを厚くすれば耐湿性を一層改善すること
ができる。
ができる。
尚、本案は何ら上記実施例にのみ制約されることなく、
外部リード部材を有するすべての電子部品に適用できる
。
外部リード部材を有するすべての電子部品に適用できる
。
又、本案において樹脂材9は省略することができるし、
金属層(半田層)を一方の外部リード部材と接続すれば
、電極として利用することもできる。
金属層(半田層)を一方の外部リード部材と接続すれば
、電極として利用することもできる。
以上のように本案によれば、簡単な構成で耐湿性を効果
的に改善することができるし、特に、固体電解コンデン
サに適用すれば、長期間に互ってコンデンサ特性を安定
に維持でき信頼性を著しく高めることができる。
的に改善することができるし、特に、固体電解コンデン
サに適用すれば、長期間に互ってコンデンサ特性を安定
に維持でき信頼性を著しく高めることができる。
第1図は従来例の正断面図、第2図〜第3図は本案のそ
れぞれ異った実施例を示す正断面図である。 図中、1は部品本体、4,5は外部リード部材、7は絶
縁層、8は金属層(半田層)である。
れぞれ異った実施例を示す正断面図である。 図中、1は部品本体、4,5は外部リード部材、7は絶
縁層、8は金属層(半田層)である。
Claims (1)
- 複数の外部リード部材を有する部品本体と、部品本体の
全周面に形成した絶縁層と、絶縁層上に複数の外部リー
ド部材が電気的に短絡状態とならないように形成した金
属層とを具備し、上記金属層を半田層にて構成したこと
を特徴とする電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15905376U JPS5915489Y2 (ja) | 1976-11-27 | 1976-11-27 | 電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15905376U JPS5915489Y2 (ja) | 1976-11-27 | 1976-11-27 | 電子部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5375757U JPS5375757U (ja) | 1978-06-24 |
JPS5915489Y2 true JPS5915489Y2 (ja) | 1984-05-08 |
Family
ID=28767011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15905376U Expired JPS5915489Y2 (ja) | 1976-11-27 | 1976-11-27 | 電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915489Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-11-27 JP JP15905376U patent/JPS5915489Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5375757U (ja) | 1978-06-24 |
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