JPS6028096Y2 - 電磁石装置 - Google Patents
電磁石装置Info
- Publication number
- JPS6028096Y2 JPS6028096Y2 JP1980168903U JP16890380U JPS6028096Y2 JP S6028096 Y2 JPS6028096 Y2 JP S6028096Y2 JP 1980168903 U JP1980168903 U JP 1980168903U JP 16890380 U JP16890380 U JP 16890380U JP S6028096 Y2 JPS6028096 Y2 JP S6028096Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- armature
- plating
- electromagnet device
- suction surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、吸着安定性を改善した電磁石装置に係わり、
特に、所謂釈放型電磁石装置に於いて改善された動作特
性を有する電磁石装置に関する。
特に、所謂釈放型電磁石装置に於いて改善された動作特
性を有する電磁石装置に関する。
従来、カメラのシャッター秒時制御等に用いられる電磁
石装置に於いては、ヨークに巻回されたコイルに予め通
電を行っておき、通電を絶った際、復帰バネによってア
ーマチャーをヨークから離間させ、シャッター走行のロ
ック部材を外すように構成したものが知られている。
石装置に於いては、ヨークに巻回されたコイルに予め通
電を行っておき、通電を絶った際、復帰バネによってア
ーマチャーをヨークから離間させ、シャッター走行のロ
ック部材を外すように構成したものが知られている。
このような釈放型電磁石装置に於いては、コイルへの通
電が絶たれてからアーマチャーがヨークから離れて他の
部材を動作させる迄の時間の高速性及びその安定性が要
求される。
電が絶たれてからアーマチャーがヨークから離れて他の
部材を動作させる迄の時間の高速性及びその安定性が要
求される。
一般に頻繁な吸着を行う例えば、カメラのシャッター機
構制御用電磁石装置に於いては、吸着面に高い耐久性が
要求されるため吸着面全体を大きくして単位面積当りの
力を減少する必要があるが、吸着面を大きくすればする
程通電を絶ってもアーマチャーとヨークとがスムーズに
離れにくくなるという欠点がある。
構制御用電磁石装置に於いては、吸着面に高い耐久性が
要求されるため吸着面全体を大きくして単位面積当りの
力を減少する必要があるが、吸着面を大きくすればする
程通電を絶ってもアーマチャーとヨークとがスムーズに
離れにくくなるという欠点がある。
そして、この欠点を解消するには、吸着面同士が吸着し
た状態に於いてエアギャップが生じるようにするのが望
ましい。
た状態に於いてエアギャップが生じるようにするのが望
ましい。
そして、このようなエアギャップを安定的に確保するに
は非磁性体金属をメッキするのが最良であり、而もこの
ようなメッキ層を設けたことにより吸着時のショックを
柔らげる緩衝材としての効果も得られ、更に耐久性が向
上するという効果もある。
は非磁性体金属をメッキするのが最良であり、而もこの
ようなメッキ層を設けたことにより吸着時のショックを
柔らげる緩衝材としての効果も得られ、更に耐久性が向
上するという効果もある。
そして従来この様なメッキとして銅メッキが一般的に使
用されていた。
用されていた。
然し乍ら従来に於ける銅メッキでは充分な厚みのメッキ
を施すことが困難であると共に、銅がやわらかいため耐
久性に乏しい欠点がある。
を施すことが困難であると共に、銅がやわらかいため耐
久性に乏しい欠点がある。
又防錆性を増すためのクロムメッキ等のメッキが必要と
なるものであった。
なるものであった。
本考案は上述の欠点を解消し得る電磁石装置を提供する
ことを目的としたものである。
ことを目的としたものである。
以下図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の電磁石装置の一例を示す図である。
同図に於いて、1は地板、2は該地板に固定されたコの
字状のヨーク、3は該ヨークの2つの腕に挿嵌されたボ
ビン、4はボビン外周に巻回されたコイルである。
字状のヨーク、3は該ヨークの2つの腕に挿嵌されたボ
ビン、4はボビン外周に巻回されたコイルである。
このコイル4は端子4aを介して、不図示の電磁石制御
回路に接続されている。
回路に接続されている。
5はアーマチャーで軸8によりアーマチャーレバー6に
回動可能に軸支されている。
回動可能に軸支されている。
尚、アーマチャーレバー6は軸9に於いて回動可能に軸
支されている。
支されている。
7は復帰バネであってアーマチャーレlく−の一部6a
と地板の一部1aとの間に介装されており、アーマチャ
ーレバー6はこの復帰バネ7によって図示時計方向に回
動付勢されている。
と地板の一部1aとの間に介装されており、アーマチャ
ーレバー6はこの復帰バネ7によって図示時計方向に回
動付勢されている。
従って、アーマチャー5はヨーク2から離間する方向に
常時付勢を受けている。
常時付勢を受けている。
このように構成されているので、コイル4が電磁制御回
路により励磁されると、チャーシカによりアーマチャー
5はヨーク2に吸着されるものであり、コイル4が非励
磁状態になった際に、アーマチャーレバー6に設けられ
た復帰バネ7の付勢力によりアーマチャー5はヨーク2
から引き離されるようになっている。
路により励磁されると、チャーシカによりアーマチャー
5はヨーク2に吸着されるものであり、コイル4が非励
磁状態になった際に、アーマチャーレバー6に設けられ
た復帰バネ7の付勢力によりアーマチャー5はヨーク2
から引き離されるようになっている。
又、この離脱動作に伴って所定のロック爪部材等が外さ
れる。
れる。
このような電磁石装置に於いては、ヨーク2とアーマチ
ャー5との吸着安定性を良好にすると共に離脱が高速か
つ安定に行われることが望まれる。
ャー5との吸着安定性を良好にすると共に離脱が高速か
つ安定に行われることが望まれる。
次に第2図は従来の電磁石装置の要部断面図であって、
2,5は第1図に於けるヨーク2又はアーマチャー5を
意味している。
2,5は第1図に於けるヨーク2又はアーマチャー5を
意味している。
11はヨーク又はアーマチャーの吸着面に施された0、
51L〜IPの銅メッキ層であり、12は更にその上に
施された0、1重m程度の防錆用のクロムメッキ層であ
る。
51L〜IPの銅メッキ層であり、12は更にその上に
施された0、1重m程度の防錆用のクロムメッキ層であ
る。
このように構成することによって、アーマチャーとヨー
クとを吸着させた状態に於いて磁気回路にエアギャップ
が生じるよう為し、これによってマグネットに対する通
電を遮断した時にアーマチャーとヨークとがスムーズに
離れる様になるものである。
クとを吸着させた状態に於いて磁気回路にエアギャップ
が生じるよう為し、これによってマグネットに対する通
電を遮断した時にアーマチャーとヨークとがスムーズに
離れる様になるものである。
尚、このようなアーマチャーとヨークとの離れ具合は、
一般に1切れ特性ヨと呼ばれている。
一般に1切れ特性ヨと呼ばれている。
一方、第2図示の構成には、次のような難点がある。
即ち、銅メッキは非磁性体であり、価格も安価であるが
、機械的強度が弱く耐久性に乏しい。
、機械的強度が弱く耐久性に乏しい。
而も、強度的に弱い銅メッキの上に防錆用として硬度の
高いクロムメッキを施しているため、ヨーク、アーマチ
ャーの吸着を何度も繰り返しているとクロムメッキはは
がれるという問題が発生する。
高いクロムメッキを施しているため、ヨーク、アーマチ
ャーの吸着を何度も繰り返しているとクロムメッキはは
がれるという問題が発生する。
又、2種類のメッキを施すため、メッキのバラツキが2
重となってしまい、トータルとしてのメッキ厚、即ちヨ
ークとアーマチャーの吸着面でのエアギャップの厚さが
不均一となり安定して形成されないため吸着力の分布に
偏りが生じる。
重となってしまい、トータルとしてのメッキ厚、即ちヨ
ークとアーマチャーの吸着面でのエアギャップの厚さが
不均一となり安定して形成されないため吸着力の分布に
偏りが生じる。
従って動作特性も安定しないものである。
第3図は本考案に於けるヨーク又はアーマチャーの吸着
面の断面を示す図である。
面の断面を示す図である。
13は金、銀、プラチナ等の貴金属類から戊るメッキ層
であって、ヨーク2又はアーマチャー5の少なくとも一
方の吸着面に銅メッキと同じ厚みの0.5/A〜IPの
厚さで一層だけメッキされている。
であって、ヨーク2又はアーマチャー5の少なくとも一
方の吸着面に銅メッキと同じ厚みの0.5/A〜IPの
厚さで一層だけメッキされている。
第2図示の構成との違いはこの点にあるだけであるが、
このように構成した本考案に依れば、貴金属を用いるた
めメッキ材料としては高価ではあるが、従来と比べてメ
ッキ回数が2度も必要なく、単に1度施すだけで良い。
このように構成した本考案に依れば、貴金属を用いるた
めメッキ材料としては高価ではあるが、従来と比べてメ
ッキ回数が2度も必要なく、単に1度施すだけで良い。
従って、製造工程が減るので製造コストから見ると略同
程度の価格でできる。
程度の価格でできる。
(尚、このような価格面から見ると貴金属類の中でも銀
が最も望ましい。
が最も望ましい。
)又、貴金属を用いているので、防錆性も高く、一層だ
けメッキすることができるので、耐久性に優れ而もエア
ギャップ量が比較的正確かつ安定的に得られる。
けメッキすることができるので、耐久性に優れ而もエア
ギャップ量が比較的正確かつ安定的に得られる。
よって、メッキ厚の不安定によるエアギャップのバラツ
キも低減できると共に、アーマチャーとヨークの切れ特
性も向上するという多くの効果が得られるものであり、
安定したアーマチャーの動作の速い釈放型電磁石装置が
得られるようになるものである。
キも低減できると共に、アーマチャーとヨークの切れ特
性も向上するという多くの効果が得られるものであり、
安定したアーマチャーの動作の速い釈放型電磁石装置が
得られるようになるものである。
第1図は本考案に係る電磁石装置の正面図、第2図は従
来の吸着面断面図、第3図は本考案の電磁石装置の吸着
面の断面図である。 1・・・・・・地板、2・・・・・・ヨーク、3・・・
・・・ボビン、4・・・・・・コイル、5・・・・・・
アーマチャー、6・・・・・・アーマチャーレバー、7
・・・・・・復帰バネ、11・・・・・・銅メッキ層、
12・・・・・・クロムメッキ層、13・・・・・・貴
金属(銀)メッキ層。
来の吸着面断面図、第3図は本考案の電磁石装置の吸着
面の断面図である。 1・・・・・・地板、2・・・・・・ヨーク、3・・・
・・・ボビン、4・・・・・・コイル、5・・・・・・
アーマチャー、6・・・・・・アーマチャーレバー、7
・・・・・・復帰バネ、11・・・・・・銅メッキ層、
12・・・・・・クロムメッキ層、13・・・・・・貴
金属(銀)メッキ層。
Claims (1)
- ヨークと、該ヨークに巻回されたコイルと前記ヨークに
対して吸着或いは離間し得るアーマチャーと、該アーマ
チャーとヨークから離間する方向に付勢する付勢手段と
を有する電磁石装置に於いて、前記ヨーク及びアーマチ
ャー吸着面の少なくとも一方に貴金属によるメッキを所
定の厚さで一層だけ施したことを特徴とする電磁石装置
。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980168903U JPS6028096Y2 (ja) | 1980-11-26 | 1980-11-26 | 電磁石装置 |
US06/322,551 US4458230A (en) | 1980-11-26 | 1981-11-18 | Magnetic device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980168903U JPS6028096Y2 (ja) | 1980-11-26 | 1980-11-26 | 電磁石装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5791212U JPS5791212U (ja) | 1982-06-04 |
JPS6028096Y2 true JPS6028096Y2 (ja) | 1985-08-26 |
Family
ID=15876694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980168903U Expired JPS6028096Y2 (ja) | 1980-11-26 | 1980-11-26 | 電磁石装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4458230A (ja) |
JP (1) | JPS6028096Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100480640B1 (ko) * | 2003-01-17 | 2005-03-31 | 삼성전자주식회사 | 솔레노이드 스위치 및 그 도금방법 |
JP2014186126A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Seiko Precision Inc | フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器 |
US9598877B2 (en) * | 2015-08-03 | 2017-03-21 | National Security And Door Corp. | Flush pull door handle |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2735967A (en) * | 1956-02-21 | Electromagnetic relays | ||
US2986662A (en) * | 1958-11-06 | 1961-05-30 | Wahl Clipper Corp | Vibratory motor |
US3479627A (en) * | 1966-09-15 | 1969-11-18 | Cornell Dubilier Electric | Electromagnetic relay and method of manufacture thereof |
US4131865A (en) * | 1977-10-19 | 1978-12-26 | Allen-Bradley Company | Three pole electromagnet |
-
1980
- 1980-11-26 JP JP1980168903U patent/JPS6028096Y2/ja not_active Expired
-
1981
- 1981-11-18 US US06/322,551 patent/US4458230A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4458230A (en) | 1984-07-03 |
JPS5791212U (ja) | 1982-06-04 |
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