JPH0864414A - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

Info

Publication number
JPH0864414A
JPH0864414A JP19811594A JP19811594A JPH0864414A JP H0864414 A JPH0864414 A JP H0864414A JP 19811594 A JP19811594 A JP 19811594A JP 19811594 A JP19811594 A JP 19811594A JP H0864414 A JPH0864414 A JP H0864414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
iron core
movable core
fixed
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19811594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Sato
秀夫 佐藤
Shinya Watabe
伸也 渡部
Atsushi Goto
敦 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Oki Electric Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Oki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Oki Electric Co Ltd filed Critical Tohoku Oki Electric Co Ltd
Priority to JP19811594A priority Critical patent/JPH0864414A/ja
Publication of JPH0864414A publication Critical patent/JPH0864414A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品を増やさずに、残留磁気をなくした高品
質,高信頼性のソレノイドを得る。 【構成】 U字形ヨーク14に電磁コイル13を収容す
る。ヨーク14の開口端に磁性プレート15を架設す
る。この磁性プレート15の中央孔と電磁コイル13の
コイルボビン13aの中央孔内に可動鉄心11を摺動自
在に設け、固定鉄心12と対向させる。可動鉄心11は
コイルボビン13中央孔内部を摺動する棒状部11aと
外部にあって磁性プレート15と当接する段差部11b
及びスプリング押え11cとから構成される。スプリン
グ16をスプリング押え11cと磁性プレート14間に
可動鉄心11と同心状に挟着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ソレノイドに係り、
詳しくは、消勢時の残留磁気を無くしたソレノイドに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のソレノイドは図2に示さ
れる構成例が周知である。同図は従来ソレノイドの構成
を示す動作時の要部断面図であって、1は可動鉄心、2
は固定鉄心、3は電磁コイルで3aはそのコイルボビ
ン、4はU字形ヨーク、5はヨーク4の開口端に架設さ
れた磁性プレートで、ヨーク4と磁性プレート5で磁路
が構成される。6はスプリングで、スプリング押え7と
磁性プレート5間に挟着される。
【0003】上記構成のソレノイドは電磁コイル3が所
定電流で付勢されると、発生磁束は可動鉄心1を中心と
して左右の磁路即ち、可動鉄心1→固定鉄心2→U字形
ヨーク4→磁性プレート5→可動鉄心1を通るため、可
動鉄心1は固定鉄心2に吸引保持される。図2がこの状
態を示している。また、電磁コイル3の励磁電流が断た
れると、弾性材のスプリング6の復元力によって、可動
鉄心1は押し上げられ、復旧する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたソレノイドでは、吸引動作時に可動鉄心
1と固定鉄心2は密着状態にあるから、電磁コイル3が
消勢されても磁路には磁気が残留するため、可動鉄心1
と固定鉄心2との間に吸着力(可動鉄心1の材質が炭素
鋼の場合20〜30g)が残り、スプリング6の復旧力
に対抗する。このため、固定鉄心2から離脱する可動鉄
心1の復旧速度が鈍化するといった問題点があった。
【0005】本発明はこのような従来の技術の有してい
た問題点を解決するためになされたもので、吸引時に可
動鉄心を固定鉄心と密着させずにわずかなギャップが生
ずるように構成することによって、部品を増やさずに残
留磁気をなくし、復旧時のスピードアップを図ることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1を用いて説明
すると、本発明は、スプリング16によって支持された
可動鉄心11と、この可動鉄心11を吸着する固定鉄心
12と、前記可動鉄心11を吸引するために所定の駆動
電流により励磁される電磁コイル13と、この電磁コイ
ル13の発生磁束を所定の磁路に導くヨーク14,磁性
プレート15とを備えており、前記可動鉄心11は上部
のスプリング支持端において、直径が棒状部11aのそ
れよりも大きい段差部11bを形成し、吸引時に、段差
部11bの下面を磁性プレート15上面に当接させ、固
定鉄心12との間に僅かなギャップgを残させる構成に
したものである。
【0007】
【作用】本発明では可動鉄心11に段差部11bを配設
したため、ソレノイド装置の吸引時には、前記段差部1
1bがその下面で磁性プレート15に当接し、可動鉄心
11の下部端面との間に所定のギャップgが形成され、
このギャップgが磁気抵抗となるため、離脱時の残留吸
着力を解消することができる。これにより、部品を増や
さずに残留磁気をなくすることが可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係るソレノイドの一実施例
を示す要部断面図である。同図において、11は本発明
の特徴とする可動鉄心で、従来の可動鉄心と同様な棒状
部11aと、これよりも外径の大きい段差部11bとス
プリング押え11cとから構成される。このスプリング
押え11cは一体形成されても、別個の部材を固定して
もよい。段差部11bは後述する磁性プレートと当接し
て、固定鉄心12と所定のギャップgを残して対向停止
するように設定されている。13はコイルボビン13a
に巻回された電磁コイルで、U字状ヨーク14内に収容
されており、ヨーク14の開口部は中央部に円形透孔を
有する磁性プレート15が架設されている。16はこの
磁性プレート15とスプリング押え11c間に装着され
たスプリングで、可動鉄心11を常に矢印方向に付勢し
ている。
【0009】上記構成の実施例の動作について説明する
と、いま、適宜の向きの電流を電磁コイル13に流す
と、これにより発生する磁束は可動鉄心棒状部11a→
ギャップg→固定鉄心12→ヨーク14→磁性プレート
15→可動鉄心棒状部11aを通る左右一対の磁路を通
って流れる。このため、スプリング16に抗して固定鉄
心12に向う吸引力を発生し、可動鉄心11は固定鉄心
12に向って吸引される。しかし、上端部には段差部1
1bがあるため、固定鉄心12とは密着せず、ギャップ
gを残して対向し、図示の状態で可動鉄心11は保持さ
れる。このギャップgは磁気回路において磁気抵抗とし
て作用するため、磁路中に残留磁気は生じない。
【0010】次に、電磁コイル13を消勢すると、上述
の如く、磁路中には残留磁気はないから、可動鉄心11
と固定鉄心12間には吸着力が働かず、スプリング16
の復旧力によって固定鉄心12から急速に離脱し、2点
鎖線で示す復旧位置まで上昇する。従って、本発明のソ
レノイドによれば、電磁コイルのオン・オフ制御に遅滞
なく対応して可動鉄心が吸引・復旧し、例えば、スイッ
チ等の高品質の開閉制御が得られる。
【0011】
【発明の効果】以上の通り本発明においては、前記従来
例と異り、棒状可動鉄心の上端部に段差部を設けて可動
鉄心が吸引された時、この段差部を磁性プレートに当接
させ、固定鉄心との間にギャップをおいて保持させる構
成にしたので、両鉄心に残留磁気が発生せず、電磁コイ
ル消勢時にはスプリングの復旧力によって可動鉄心は固
定鉄心からスピーディに離脱することが可能になる。こ
のため、部品を増やさずに残留磁気をなくすことができ
るようになり、また、可動鉄心の吸引・離脱動作がシャ
ープになり、諸種の電気機器のメカニズム制御用として
高品質,高信頼性のソレノイドを提供できる効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部断面図である。
【図2】従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
11 可動鉄心 12 固定鉄心 13 電磁コイル 14 ヨーク 15 磁性プレート 16 スプリング g ギャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引・復旧自在に支持された可動鉄心
    と、この可動鉄心を吸着する固定鉄心と、前記可動鉄心
    を吸引するために所定の駆動電流により励磁される電磁
    コイルと、この電磁コイルの発生磁束を所定の磁路に導
    くヨークとを備え、前記可動鉄心は、その自由端面と前
    記固定鉄心間に所定のギャップを有して吸引保持される
    ように上端に所定の段差部を配設したことを特徴とする
    ソレノイド。
JP19811594A 1994-08-23 1994-08-23 ソレノイド Pending JPH0864414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19811594A JPH0864414A (ja) 1994-08-23 1994-08-23 ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19811594A JPH0864414A (ja) 1994-08-23 1994-08-23 ソレノイド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0864414A true JPH0864414A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16385722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19811594A Pending JPH0864414A (ja) 1994-08-23 1994-08-23 ソレノイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0864414A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4667664B2 (ja) 電力用開閉装置
WO2007023792A1 (ja) 電磁継電器
US1104077A (en) Electromagnetic circuit-controlling device.
JPH0140162Y2 (ja)
JPH0864414A (ja) ソレノイド
JPH08200537A (ja) ソレノイド
JP4480642B2 (ja) 交流パワーリレー
JPH01302707A (ja) 電磁石
JPH088167B2 (ja) 電磁石
JPS6028096Y2 (ja) 電磁石装置
JPH0677046A (ja) 反発型電磁石
JP2010140900A (ja) 電気接触器用電磁石
JP2000299045A (ja) 電磁リレー
JP2872075B2 (ja) 自己保持型ソレノイド装置
JP2011077141A (ja) 電磁石装置、およびこれを用いた電磁リレー
GB162673A (en) Improvements in or relating to electro-magnetic relays or like devices
JPS63237503A (ja) 電磁石装置
JPH0112364Y2 (ja)
JP2598444B2 (ja) 電磁石
JPS63237506A (ja) 電磁石装置
JPS5875804A (ja) 有極型電磁石装置
JPS63182804A (ja) 電磁石装置
US3219780A (en) Relay with tandem armature means
JPS583206A (ja) 有極電磁石装置
JPS63258006A (ja) 電磁石装置