JPS6027802Y2 - 組合せオイルリング - Google Patents

組合せオイルリング

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JPS6027802Y2
JPS6027802Y2 JP1980113769U JP11376980U JPS6027802Y2 JP S6027802 Y2 JPS6027802 Y2 JP S6027802Y2 JP 1980113769 U JP1980113769 U JP 1980113769U JP 11376980 U JP11376980 U JP 11376980U JP S6027802 Y2 JPS6027802 Y2 JP S6027802Y2
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JP
Japan
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expander
spacer
rail
ear
oil ring
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980113769U
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English (en)
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JPS5742134U (ja
Inventor
五郎 鎌倉
Original Assignee
株式会社リケン
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Publication date
Application filed by 株式会社リケン filed Critical 株式会社リケン
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/06Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging
    • F16J9/064Rings with a flat annular side rail
    • F16J9/066Spring expander from sheet metal
    • F16J9/068Spring expander from sheet metal corrugated in the axial direction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は組合せオイルリングに関し、特に詳述すれば
、シリンダ内壁面へのレールリングの追従特性を改善し
た組合せオイルリングに関する。
銅帯をピストンの軸線方向に波形に成形したスペーサエ
キスパンダの上下にレールリングを配し、スペーサエキ
スパンダの内周側端部の小部分を上下に突出させて設け
られた耳部を介してスペーサエキスパンダの拡張力をレ
ールリングの内周端縁に作用させ、レールリングの外周
をシリンダ内壁面の圧接させる構成及び機能を有する組
合せオイルリングは、そのばね特性が従来の一体構成の
オイルリングに比べ優れており、シリンダ内壁面に対す
る追従特性が良好であり、かつ、他の構造の組合せオイ
ルリングに比べ機関への装着が容易であることから、近
時、内燃機関用のオイルリングとして多用されている。
しかしながら、従来のこの種の組合せオイルリングにあ
っては、スペーサエキスパンダに生起される拡張力をレ
ールリングに伝える耳部はスペーサエキスパンダの内周
側端部の小部分を上下に突出させてなるものであり、ス
ペーサエキスパンダに固定されているために、特にピス
トンがシリンダ軸心に対して傾斜し易い機関に使用する
場合には、耳部を介して上下のレールリングに作用する
押圧力に差が生じ、上下両レールリングのシリンダ内壁
面に対する接触追従が均等に得られない場合がありこの
点の改善が望まれていた。
この考案は上記に鑑み、従来の組合せオイルリングの追
従特性を更に向上させることを目的としてなされたもの
で、ピストンの軸線方向に波形に成形され、且つ、内周
側端縁の小部分を上下に突出させて耳部を設けたスペー
サエキスパンダの上下にレールリングを配してなる組合
せオイルリングであって、該スペーサエキスパンダが耳
部に近接して上下方向から設けられた切り込み部を有し
、上下方向からの該切り込み部の間に残存する結続部材
によって結続されたエキスパンダ本体部と先端に耳部を
有する耳片部との部分に分けられている組合せオイルリ
ングに係る。
以下に図示の実施例により本考案の詳細を説明する。
第1図、第2図において、組合せオイルリング1は、ピ
ストン2の軸線方向に波状に成形され、内周側端縁上下
の小部分に小突起より成る耳部3.3′を設けたスペー
サエキスパンダ4と、該スペーサエキスパンダ4の上下
に配されるレールリング5,5′とを有し、レールリン
グ5,5′は該耳部3,3′を介してスペーサエキスパ
ンダ4の拡張力の作用を受け、その外周6,6′がシリ
ンダ内壁面7に圧接されている。
ここで、スペーサエキスパンダ4は該スペーサエキスパ
ンクの内周側寄りに耳部3,3′に近接して上下方向か
ら設けられた切り込み部8,8′を有し、高さ方向中央
部に上下からの切り込み部8.8′間に存在する結合部
材9によって結続されたエキスパンダ本体部10と先端
部に耳部3゜3′を有する耳片部11.11’の2つの
部分に分けられている。
スペーサエキスパンク4を上記の如く上下からの切り込
み部によりエキスパンダ本体部10と耳片部11とに分
ける場合、装着状態でエキスパンダ本体10に生起され
る拡張力は耳片部11,11′を介して耳部3,3′に
伝達され、レールリング5,5′は該耳部3,3′によ
り外周方向に押圧されその外周面6,6′がシリンダ内
壁面7に圧接されるが、該耳部3,3′とエキスパンダ
本体部10とは、その間に形成された切り込み部8゜8
′の存在により柔軟性が付与された状態で結合されてい
るので、相対的に弾性変位を生じ得る関係にあるため、
ピストン2の主軸がシリンダ中心軸に対して傾斜する場
合においても、レールリング5,5′の外周面のシリン
ダ内壁面7に対する追従特性が改善され、上下両レール
リングは均等な接触圧でシリンダ内壁面に対接する。
なお、本考案において、エキスパンダ本体10に対する
耳部3,3′の相対的弾性変位はエキスパンダ本体と耳
片11との間の結合部材9及び耳片11の弾性変形によ
りもたらされるものである。
したがって、この変位量を確保するためには、切り込み
部8,8′は可能な限りスペーサエキスパンダ4の内周
側端縁に近づけて設け、耳片にばね性を付与することが
必要であり、スペーサエキスパンダ4の内周側端縁12
と切り込み部8゜8′の内周側端縁13,13’との間
の距離rをスペーサエキスパンダの半径方向内Rの17
3以下にするそとが望ましい。
ただし、前記の距離rが過度に小さいと耳片部11の強
度が不足することになるので、該距離rは少なくとも耳
部3の径方向巾以上のとすることが必要である。
また、結合部材9に弾性変形を許容するためには切り込
み部8,8の巾W及びその深さdは可能な限り大きくす
ることが望ましい。
しかしながら、巾Wを過度に大きくする場合、エキスパ
ンダ本体が弱くなり充分な拡張力を生起し5得なくなる
したがって、レールリングのシリンダ内壁面への充分な
接触面圧が得られなくなる。
また、深さdを過度に大にする場合、結合部材の強度が
不足し好ましくない。
切り込み部の巾Wとしては、スペーサエキスパンダ4の
半径方向内Wの115〜1/3の範囲とし、深さdはエ
キスパンダ本体10の高さHの1/3〜215の範囲と
する場合、良好な結果が得られる。
以上の如くで、本考案になる組合せオイルリングにおい
てはピストン軸方向に波形をなすスペーサエキスパンク
はその内周側寄りの位置に上下方向から切り送部が設け
られていて、その切り込み部により、組合せオイルリン
グの張力の大力を担うエキスパンダ本体と、該エキスパ
ンダ本体に弾性的に結続されていて該エキスパンダ本体
に生起される拡張力を弾力をもってレールリングに伝え
る耳片部との2つの主要部分に分けられており、耳片部
の端部の耳部はエキスパンダ本体に対して相対的に弾性
変位をなし得るようになっている。
したがって、エキスパンダ本体の拡張力はエキスパンダ
本体に対して相対的に弾性変位を生じ得る耳片部を介し
て弾性をもってレールリングに伝達されるため、ピスト
ンがシリンダ主軸に対して傾斜した場合においても、上
下両レールリングのシリンダ内壁面に対する追従接触が
確保され、その接触圧も均等化され、内燃機関の潤滑油
消費を低減させる効果が得られる。
第3図、第4図は、本考案の別の実施例を示し、本実施
例においては、エキスバンク本体10はその外周側端部
近くに段部14が設けられ、該段部14によりその外周
側にレールリング支持部15が設けられている。
組合せオイルリングを上記の如く構成する場合、レール
リング3,3は、その内周側端部と外周側近傍側面部分
とが耳部11,11’と前記支持部15とで支持され、
作動中におけるレールリングの径方向運動がエキスパン
ダ本体により制限されることが少なくなり、レールリン
グの外周のシリンダ内壁面に対する追従接触特性を更に
向上させる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例を示し、第1図は装着
状態の断面図、第2図はスペーサエキスパンダの斜視図
である。 第3図、第4図は本考案の別の実施例を示す。 第3図は装着状態の断面図、第4図はスペーサエキスパ
ンダの斜視図である。 図中、1・・・・・・組合せオイルリング、2・・・・
・・ピストン、3,3′・・・・・・耳部、4・・・・
・・スペーサエキスパンダ、5,5′・・・・・・レー
ルリング、6,6′・・・・・・レールリングの外周、
7・・・・・・シリンダ内壁面、8.8・・・・・・切
り込み部、9・・・・・・結合部材、10・・・・・・
エキスパンダ本体、11,11’・・・・・・耳片、1
2・・・・・・スペーサエキスパンク内周端IL13,
13′・・・・・・切り込み部の内周側端縁、14・・
・・・・段部、15・・・・・・レールリング支持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンの軸線方向に波形をなし、且つ、内周側端部の
    小部分を上下に突出させてレールリングの内周側端縁に
    対接する耳部を設けたスペーサエキスパンダと該スペー
    サエキスパンダの上下に配されるレールリングとで成る
    組合せオイルリングであって、該スペーサエキスパンダ
    がエキスパンダの径方向巾Wの115〜1/3の巾Wを
    なしエキスパンダ本体の高さ1/3〜215の深さdを
    なす切り込み部8,8′を該切り込み部の内周側端縁1
    3,13′が該エキスパンダの内周側端縁から耳部3の
    径方向巾以上でエキスパンダの径方向巾Wの173以内
    の位置に位置するように上下方向から形威し、上下から
    の該切り込み部8,8′間に残存する結合部材によって
    結続されたエキスパンダ本体部10と先端に耳部を有す
    る耳片部11.11’とに分けられていることを特徴と
    する組合せオイルリング。
JP1980113769U 1980-08-13 1980-08-13 組合せオイルリング Expired JPS6027802Y2 (ja)

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JPS5742134U JPS5742134U (ja) 1982-03-08
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JPS59127856U (ja) * 1983-02-18 1984-08-28 トヨタ自動車株式会社 組合せオイルリング
JP6211332B2 (ja) * 2012-07-27 2017-10-11 日本ピストンリング株式会社 組合せオイルリング
JP6518493B2 (ja) 2015-04-09 2019-05-22 株式会社リケン 組合せオイルコントロールリング

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JPS5742134U (ja) 1982-03-08

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