JPH06185619A - ピストンシール構造 - Google Patents

ピストンシール構造

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JPH06185619A
JPH06185619A JP33580392A JP33580392A JPH06185619A JP H06185619 A JPH06185619 A JP H06185619A JP 33580392 A JP33580392 A JP 33580392A JP 33580392 A JP33580392 A JP 33580392A JP H06185619 A JPH06185619 A JP H06185619A
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JP
Japan
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ring
piston
pressure
peripheral surface
inner peripheral
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JP33580392A
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Inventor
Yuji Kanto
勇二 関東
Shinichi Sano
眞一 佐野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】燃焼室15の圧力が所定圧を越えた場合に皿バ
ネリングからなるセカンドリング4を弾性変形させ、ピ
ストン外周面2cとボア内周面10との間のシール性を
高め得るピストンシール構造を提供する。 【構成】燃焼室15の圧力が高い場合には、燃焼室15
の圧力がセカンドリング4のバネ力に打ち勝ち、ファー
ストリング3を押し下げる。よって、ファーストリング
3はセカンドリング4を押し下げ、セカンドリング4が
偏平化する。このときセカンドリング4の外縁部4dが
拡径する方向に変位し、外縁部4dがボア内周面10に
圧接し、シール性が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボア内周面とピストン
外周面との間をシールするピストンシール構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ピストンではピストンの外周
部に形成した3本のリング溝のうち、上側の2本のリン
グ溝にシール用のコンプレッションリングをほぼ同軸的
に装着し、下側のリング溝にオイル掻き落とし用のオイ
ルリングをほぼ同軸的に装着している。ここで、コンプ
レッションリングの外縁部はボア内周面に常に密着して
おり、これによりボア内周面とピストン外周面との間を
シールする。
【0003】ところで、コンプレッションリングの張力
は内燃機関の吸気、圧縮、爆発、排気の各行程にわたり
一様である。しかし、シール性が最も要求されるのは、
爆発行程においてピストンが上死点付近に位置する時で
ある。しかも、コンプレッションリングの張力は、燃焼
室の圧力が最も高い爆発行程に合わせて設定されてお
り、その張力は一般的に大きい値とされている。従っ
て、コンプレッションリングの張力を比較的要求されな
い吸気、圧縮、排気の各行程においても、コンプレッシ
ョンリングは大きな張力を発揮しているので、摩擦が大
きく、ボア内周面やリングの摩耗促進を招く。
【0004】また、実開平1−83151号公報には、
ピストンリングの張力調整装置として、ピストンリング
にワイヤを介して重りを吊持し、ピストンの駆動に伴う
重りの慣性力を利用して、ピストンリングの合い口を伸
縮させ、これによりピストンリングの張力を調整するも
のが開示されている。このものでは、ピストンリングの
張力を調整し得るものの、重りやワイヤ等を要する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した実情
に鑑みなされたものであり、圧力室の圧力に応じて弾性
変形する皿バネリングを採用し、圧力室の圧力が所定圧
を越えた場合に皿バネリングを弾性変形させ、ピストン
外周面とボア内周面との間のシール性を高め得るピスト
ンシール構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るピストンシ
ール構造は、ボアを形成するボア内周面を備えたシリン
ダと、ボア内周面とで圧力室を形成すべく該ボアに移動
可能に嵌装され、外周部にリング溝を備えたピストン
と、ピストンのリング溝にほぼ同軸的に装着され、シリ
ンダのボア内周面とピストン外周面との間をシールする
ピストンリングとで構成されたピストンシール構造にお
いて、ピストンリングは、軸長方向における両端面がそ
の軸芯に対して傾斜した円錐リング面状をなし、圧力室
の高圧化に伴い受圧して各端面が軸直角方向に近づく向
きに弾性変形し、外縁部が拡径する方向に変位する皿バ
ネリングで構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】圧力室の圧力が高くない時には、皿バネリング
の外縁部はボア内周面に接触しないか、接触しても圧接
度は小さい。一方、圧力室の高圧化に伴い、皿バネリン
グが受圧し、皿バネリングが軸直角方向に近づく向きに
弾性変形すると、皿バネリングの外縁部が拡径する方向
に変位し、ボア内周面に接近あるいは圧接する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1〜図7を参
照して説明する。この例は車両の内燃機関のピストン装
置に適用した場合である。 (実施例の構成)図1に示す様にシリンダ1のボア内周
面10はボア11を形成している。ピストン2はボア1
1に移動可能に嵌装され、ピストン2のヘッド部2aと
ボア内周面10とで圧力室としての燃焼室15が形成さ
れている。ピストン2の外周部にはこれを1周するリン
グ溝20が形成されており、リング溝20は溝上壁面2
0a、溝下壁面20b、溝側壁面20cで形成されてい
る。なおリング溝20の上方はトップランド22とされ
ている。
【0009】ピストンリングとして、ファーストリング
3、セカンドリング4がリング溝20にほぼ同軸的に装
着されている。更にプレートリング5もリング溝20に
ほぼ同軸的に装着されている。ファーストリング3は、
軸方向における端面3a、3b、内縁部3c、外縁部3
d、傾斜面3eを備えている。ファーストリング3はバ
ネ鋼、ステンレス鋼等で形成された合い口を備えたC形
状であり、ファーストリング3の弾性復元力によりその
外縁部3dはボア内周面10に圧接している。
【0010】セカンドリング4は皿バネリングとされて
おり、ファーストリング3と同材質で形成されている。
セカンドリング4は、軸長方向における端面4a、4
b、内縁部4c、外縁部4d、傾斜面4eを備えてい
る。セカンドリング4の平面は図3に示され、その断面
は図4に示されている。図4に示す様にセカンドリング
4には合い口4hが形成されている。なお、セカンドリ
ング4のバネ定数は、爆発行程において所要のシール性
を得る様に設定されている。
【0011】図5に示す様にセカンドリング4の上側の
端面4aと内縁部4cとの間に円弧面4iが形成されて
いる。円弧面4iはセカンドリング4の周方向に形成さ
れている。円弧面4iによりセカンドリング4の揺動作
動性が確保され、ファーストリング3により押し下げら
れたセカンドリング4はスムースに弾性変形し得る。と
ころで、燃焼室15の圧力P1が所定圧を越えない場合
には、図1に示す様に、セカンドリング4のバネ力が圧
力P1に打ち勝ち、セカンドリング4は、ファーストリ
ング3を矢印Y1方向に付勢すると共にプレートリング
5を矢印Y2方向に付勢している。その結果、ファース
トリング3の上側の端面3aはリング溝20の溝上壁面
20aに圧接し、プレートリング5の端面5bはリング
溝20の下壁面20bに圧接している。この状態では、
図1に示す様に、セカンドリング4の外縁部4dはボア
内周面10に接触していない。
【0012】なお本実施例では、図示はしないがリング
溝20の下方にオイルリング溝20が形成され、オイル
掻き落とし用のオイルリングが装着されている。さて内
燃機関の吸気、圧縮、排気の各行程においては、燃焼室
15の圧力P1は爆発行程ほど高くないため、図1に示
す様に、セカンドリング4のバネ力により、ファースト
リング3はリング溝20の溝上壁面20aに圧接し、プ
レートリング5はリング溝20の溝下壁面20bに圧接
している。圧接により、リング溝20の溝上壁面20a
及び溝下壁面20bはシールされている。
【0013】これに対して、爆発行程においては、燃焼
室15の圧力P1が高くなる。特に、爆発行程の初期
(ピストン2が上死点付近に位置するとき)において
は、燃焼室15の圧力P1が最も高く、具体的には2.
9MPa〜3.9MPaと高い。この様に燃焼室15の
圧力P1が高い場合には、燃焼室15の圧力P1がセカ
ンドリング4のバネ力に打ち勝ち、図2に示す様に、燃
焼室15の圧力P1でファーストリング3は押し下げら
れるので、ファーストリング3の端面3aはリング溝2
0の溝上壁面20aから離れると共に、ファーストリン
グ3はセカンドリング4を押し下げる。この様にセカン
ドリング4が押し下げられると、セカンドリング4の各
端面4a、4bが軸直角方向に近づく向きに弾性変形
し、セカンドリング4が偏平化する。このとき、セカン
ドリング4の外縁部4dが拡径する方向に変位し、外縁
部4dがボア内周面10に圧接する。これによりセカン
ドリング4の外縁部4dによりシールされる。
【0014】即ち爆発行程では、ボア内周面10とピス
トン外周面2cとの間のシールは、ファーストリング3
とセカンドリング4との双方で行われ、シール性が高く
なる。このとき、図2から理解できる様に、燃焼室15
の圧力により矢印X1方向の力がファーストリング3に
作用し、ファーストリング3の外縁部3dがボア内周面
10に一層圧接するので、ファーストリング3によるシ
ール性が一層良好となる。
【0015】また、爆発行程が終了して燃焼室15の圧
力P1が所定圧よりも降下すると、再び、セカンドリン
グ4のバネ力が圧力P1に打ち勝ち、図1に示す様に、
ファーストリング3がリング溝20の溝上壁面20aに
圧接すると共に、セカンドリング4の外縁部4dはボア
内周面10に接触しない状態となり、シールはファース
トリング3のみで行われる。
【0016】ところで、図6は内燃機関の各行程を横軸
として示したものである。図6(A)は従来形態を示
し、図6(A)の特性線E1はファーストリング溝10
0内における従来のファーストリング101の高さ位
置、特性線E2はセカンドリング溝200内における従
来のセカンドリング201の高さ位置を示したものであ
る。各リング101、201の高さ位置は、ピストン3
00の駆動方向、各リング101、201に作用する慣
性力等の影響を受け、特性線E1、E2で示す形態とな
る。
【0017】図6(B)は燃焼室15の圧力P1の増大
形態、ファーストリング3とセカンドリング4との間の
空間の圧力P2の増大形態を示す。また、図6(C)は
本実施例を示し、リング溝20内におけるファーストリ
ング3及びセカンドリング4の高さ位置を縦軸として示
したものである。図6(C)の特性線F1はファースト
リング3の高さ位置を示し、特性線F2はセカンドリン
グ4の高さ位置を示す。特性線F1、F2から理解でき
る様に、本実施例では、爆発行程のみにおいて、ファー
ストリング3及びセカンドリング4はリング溝20内で
下降するものであり、他の吸気、圧縮、排気の各行程に
おいては、図1に示す形態とされている。なお図6
(C)において、破線で示す特性は、セカンドリング4
の合い口なしの場合の形態を示す。
【0018】(実施例の効果)以上説明した様に本実施
例では、吸気、圧縮、排気の各行程においては、図1に
示す様に、セカンドリング4はボア内周面10に接触し
ないため、上記行程においては摩擦をそれだけ低減で
き、ボア内周面10やセカンドリング4の摩耗を低減で
きると共に、燃費向上にも貢献できる。また燃焼室15
の圧力が高い爆発行程の様に、高いシール性が要求され
る場合には、セカンドリング4の外縁部4dが拡径する
方向に変位してボア内周面10に圧接するので、シール
性は高まる。この様に本実施例ではセカンドリング4に
よるシール性は可変とされ、シール性が要求される場合
には、セカンドリング4による良好なシール性が得られ
るものである。
【0019】図7において、特性線K1は、合い口が形
成されている場合の皿バネリングからなるセカンドリン
グ4のバネ特性を示す。特性線K1から理解できる様
に、皿バネリングに作用する圧力P1が所定圧Pαを越
えると、たわみδが直ちに増大しその張力が増大するバ
ネ特性が得られる。この様なバネ特性をもつ皿バネリン
グからなるセカンドリング4は、燃焼室15の圧力が所
定圧Pαを越えた時点で、瞬時にシール性が高まる利点
が得られ、シール瞬時応答性が確保される。
【0020】更には、本実施例では以下述べる様な波及
効果が得られる。即ち、図1から理解できる様に、セカ
ンドリング4のバネ力により、ファーストリング3はリ
ング溝20の溝上壁面20aに圧接し、プレートリング
5はリング溝20の溝下壁面20bに圧接するため、リ
ング溝20内における各リング3、4、5の保持性が向
上する。よって、リング溝20内における各リング3、
4、5の上下移動回数、すなわち、リング溝20の壁面
20a、20bとの当たり回数も低減し、リング溝20
の面粗れ低減にも有利である。更には、リング溝20内
における各リング3、4、5のフラッタリングを低減で
きるので、リング3の姿勢が良好化してシール性が確保
され、オイルの吹き抜け防止に有利である。加えて、各
リング3、4、5のフラッタリングの低減により、各リ
ング3、4、5とピストン2との衝突回数も低減でき、
騒音低減に有利である。
【0021】更にまた本実施例では、1個のリング溝2
0にファーストリング3及びセカンドリング4の双方が
装着されているので、従来のセカンドリング溝、セカン
ドランドの廃止にも貢献でき、そのぶんコンプレッショ
ンハイトの縮小化、ピストン2の軽量化にも有利であ
り、従って燃費向上、応答性向上にも有利である。また
本実施例では図5から理解できる様に、セカンドリング
4の上側の端面4aと内縁部4cとの間に円弧面4iが
形成されており、円弧面4iによりセカンドリング4の
揺動作動性が確保され、セカンドリング4がスムースに
偏平化し得る。更にセカンドリング4が偏平化する際に
おいて、セカンドリング4の円弧面4iの何処かの部位
はファーストリング3の下側の端面3bに常に接触して
おり、従って、セカンドリング4とファーストリング3
との境界域のシール性が確保される。
【0022】(他の例)本発明の第2実施例を図8〜図
10を参照して説明する。この例は、基本的には第1実
施例と同様の構成であり、同様の作用効果が得られる。
但し、この例では、セカンドリング8は1周する様に連
続しており、合い口をもたない。セカンドリング8は、
軸長方向における端面8a、8b、内縁部8c、外縁部
8d、円弧面8iを備えている。この例でも、爆発行程
において所要のシール性を得る様に、セカンドリング8
のバネ定数は設定されている。
【0023】図10に示す様に爆発行程においては、フ
ァーストリング3で押し下げられたセカンドリング8
は、傾斜角度が小さくなっているものの、やや傾いてい
るものである。セカンドリング8は合い口がないからで
ある。図7(A)において、特性線K2は、合い口が形
成されていない場合の皿バネリングからなるセカンドリ
ング8のバネ特性を示す。特性線K2から理解できる様
に、張力可変領域KAが得られるので、燃焼室15の圧
力P1の大きさに応じてたわみδの量を調整すれば、セ
カンドリング8のシール張力を適宜調整できる。更にこ
の例ではセカンドリング8に合い口が形成されていない
ので、合い口からのガス漏れもなく、シール性が一層確
保される。
【0024】本発明の第3実施例を図11に示す。この
例は、基本的には第1実施例と同様の構成であり、同様
の作用効果が得られる。但し、この例では、トップラン
ド22の径D1は第1実施例の場合よりも小さくされて
いる。ファーストリング3の端面3aが燃焼室15の圧
力を受ける受圧面積は、径差に基づく面積ΔSぶん大き
くなる。したがって、ファーストリング3の押し下げ力
が増し、セカンドリング8を迅速に弾性変形させること
が可能となり、応答性の向上に有利である。
【0025】本発明の第4実施例を図12に示す。この
例は、基本的には第1実施例と同様の構成であり、同様
の作用効果が得られる。但し、この例では、燃焼室15
とリング溝20内とを連通する連通溝2nがトップラン
ト22付近に複数個形成されている。そのため、燃焼室
15の圧力は連通溝2nを介してリング溝20内にも直
ちに作用するので、ファーストリング3が溝上壁面20
aに密接しているにもかかわらず、燃焼室15の圧力に
より矢印X1方向の力がファーストリング3に付勢さ
れ、ファーストリング3の外縁部3dがボア内周面10
に一層圧接され、ファーストリング3によるシール性が
向上する。なお、この場合には、爆発行程以外の行程に
おいて、連通溝2nを介して燃焼室15の圧力がセカン
ドリング4に作用しても、セカンドリング4の外縁部4
dがボア内周面10に非接触状態に維持される様に、セ
カンドリング4のバネ定数を設定する。
【0026】その他、本発明は上記しかつ図面に示した
実施例のみに限定されるものではなく、例えば内燃機関
のピストン装置に限らず、他の用途のピストン装置にも
適用できる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して
実施し得るものである。
【0027】
【発明の効果】本発明のピストンシール構造によれば、
ピストンリングとしての皿バネリングはボア内周面に接
触しないため、過剰摩擦を低減でき、ボア内周面やリン
グの摩耗低減に貢献でき、更に燃費向上にも貢献でき
る。また圧力室の圧力が高くなり高いシール性が要求さ
れる場合には、皿バネリングの外縁部が拡径する方向に
変位してボア内周面に接近または圧接するので、シール
性は高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の断面図である。
【図2】爆発行程における要部の断面図である。
【図3】セカンドリングの平面図である。
【図4】図3のW1−W1線にそう断面を示し、セカン
ドリングの断面図である。
【図5】ファーストリングとセカンドリングとの接触部
分の拡大断面図である。
【図6】(A)は従来に係る内燃機関の各行程とリング
の位置との関係を示す図であり、(B)は内燃機関の爆
発行程付近の燃焼室の圧力変動を示す図であり、(C)
は実施例に係る内燃機関の各行程とリングの位置との関
係を示す図である。
【図7】(A)はセカンドリングを構成する皿バネリン
グのたわみ量と圧力との関係を示す図であり、(B)は
セカンドリングを構成する皿バネリングの弾性変形過程
を示す図である。
【図8】第2実施例に係るセカンドリングの平面図であ
る。
【図9】図8のW2−W2線にそう断面を示し、セカン
ドリングの断面図である。
【図10】爆発行程における第2実施例に係る要部の断
面図である。
【図11】第3実施例に係る要部の断面図である。
【図12】第4実施例に係る要部の断面図である。
【符号の説明】
図中、1はシリンダ、10はボア内周面、11はボア、
15は燃焼室(圧力室)、2はピストン、20はリング
溝、3はファーストリング、4はセカンドリング、4d
は外縁部を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボアを形成するボア内周面を備えたシリン
    ダと、 該ボア内周面とで圧力室を形成すべく該ボアに移動可能
    に嵌装され、外周部にリング溝を備えたピストンと、 該ピストンのリング溝にほぼ同軸的に装着され、該シリ
    ンダのボア内周面と該ピストン外周面との間をシールす
    るピストンリングとで構成されたピストンシール構造に
    おいて、 該ピストンリングは、軸長方向における両端面がその軸
    芯に対して傾斜した円錐リング面状をなし、該圧力室の
    高圧化に伴い受圧して各該端面が軸直角方向に近づく向
    きに弾性変形し、外縁部が拡径する方向に変位する皿バ
    ネリングで構成されていることを特徴とするピストンシ
    ール構造。
JP33580392A 1992-12-16 1992-12-16 ピストンシール構造 Pending JPH06185619A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016070117A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 株式会社クボタ エンジン
JP2016070118A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 株式会社クボタ エンジン
JP2017089751A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 聖 丘野 ピストンリング

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JP2016070117A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 株式会社クボタ エンジン
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