JP2017089751A - ピストンリング - Google Patents
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Abstract
Description
図である。このピストンリング200a、200bは、平板リング状をなし、ピストンに装着するために、平面に直角の合口201または平面に対して斜角の合口202を有する。しかし、これらのピストンリング200a、200bは、摩耗が進行すると、ピストンリングの外縁部が削られてピストンリング200a、200bの外径が小さくなるため、合口201,202の周方向の間隔が拡大して、ピストンリングが開き、合口の隙間が拡大して気密が低下する。このため、図14〜図17に示されるように、摩耗が進行しても気密が低下することがないように工夫した種々のピストンリングが提案され、一部は実用化されている。
c1,100c2からなる多層の形態であり、各リング片100c1,100c2にはその周方向のそれぞれ異なる位置に直角合口113A,113Bが形成されている。一方のリング片100c2には直角の合口113Bを有する部分の外周にへこみ113ARが設けられ、他方のリング片100C1にはリング片100C2のへこみ113ARに嵌合する突部100BPが設けられている。
シリンダと、シリンダ内を往復移動するピストンとの間に介在するように、前記ピストンの外周面に設けられた溝内に配置され、前記ピストンの前記溝の底面及び側面との間に隙間があって、この隙間に作用する圧力媒体により、前記シリンダ内面に向けて応力を印加されることにより、前記シリンダ内の2個の空間を、気密的に仕切る自己潤滑性ピストンリングにおいて、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第1の合口を有し、この第1の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できるが、この周方向に広がる距離が所定値以下に制限される第1のリング部材と、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第2の合口を有し、この第2の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できる第2のリング部材と、
を有し、
前記第1の合口と前記第2の合口がリング周方向の異なる位置になるように重ねられることを特徴とする。
更に、リング板状をなし、周方向の一部で分断されて、周方向に対向する面を有する第3の合口が形成された第3のリング部材を有し、
前記第3のリング部材は、第2のリング部材に、前記第3の合口が、前記第2の合口とリング周方向の異なる位置になるように重ねられることを特徴とする。
1枚の前記第1のリング部材と、2枚の前記第2のリング部材とを有し、前記第1のリング部材の第1の合口と、前記2枚のリング部材の2個の第2の合口とが、リング周方向の異なる位置になるように、第1及び第2のリング部材が重ねられることを特徴とする。
シリンダと、シリンダ内を往復移動するピストンとの間に介在するように、前記ピストンの外周面に設けられた溝内に配置され、前記ピストンの前記溝の底面及び側面との間に隙間があって、この隙間に作用する圧力媒体により、前記シリンダ内面に向けて応力を印加されることにより、前記シリンダ内の2個の空間を、気密的に仕切る自己潤滑性ピストンリングにおいて、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第1の合口を有し、この第1の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できるが、この周方向に広がる距離が所定値以下に制限される3枚の第1のリング部材を有し、
3個の前記第1の合口がリング周方向の異なる位置になるように、3枚の第1のリング部材が重ねられることを特徴とする。
シリンダと、シリンダ内を往復移動するピストンとの間に介在するように、前記ピストンの外周面に設けられた溝内に配置され、前記ピストンの前記溝の底面及び側面との間に隙間があって、この隙間に作用する圧力媒体により、前記シリンダ内面に向けて応力を印加されることにより、前記シリンダ内の2個の空間を、気密的に仕切る自己潤滑性ピストンリングにおいて、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第2の合口を有し、この第2の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できる第2のリング部材と、
リング板状をなし、周方向の一部で分断されて、周方向に対向する面を有する第3の合口が形成された第3のリング部材と、
を有し、
前記第2の合口と前記第3の合口がリング周方向の異なる位置になるように重ねられることを特徴とする。
シリンダと、シリンダ内を往復移動するピストンとの間に介在するように、前記ピストンの外周面に設けられた溝内に配置され、前記ピストンの前記溝の底面及び側面との間に隙間があって、この隙間に作用する圧力媒体により、前記シリンダ内面に向けて応力を印加されることにより、前記シリンダ内の2個の空間を、気密的に仕切る自己潤滑性ピストンリングにおいて、
リング板状をなし、合口を持たずに、周方向に連続した第4のリング部材と、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第2の合口を有し、この第2の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できる第2のリング部材と、
を有することを特徴とする。
更に、リング板状をなし、周方向の一部で分断されて、周方向に対向する面を有する第3の合口が形成された第3のリング部材を有し、
前記第2の合口と前記第3の合口がリング周方向の異なる位置になるように重ねられることを特徴とする。
シリンダと、シリンダ内を往復移動するピストンとの間に介在するように、前記ピストンの外周面に設けられた溝内に配置され、前記ピストンの前記溝の底面及び側面との間に隙間があって、この隙間に作用する圧力媒体により、前記シリンダ内面に向けて応力を印加されることにより、前記シリンダ内の2個の空間を、気密的に仕切る自己潤滑性ピストンリングにおいて、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第1の合口を有し、この第1の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できるが、この周方向に広がる距離が所定値以下に制限される4枚以上の第1のリング部材を有し、
4個以上の前記第1の合口がリング周方向の異なる位置になるように、4枚以上の第1のリング部材が重ねられることを特徴とする。
C シリンダ
CC クランクケース
CR コンロッド
CRL コンロッド大端部
CRS コンロッド小端部
CS クランクシャフト
DV 吐出口
IL 吸入口
P ピストン
PC 圧縮室
PE ピストンリング溝
PP ピストンプレート
PR 自己潤滑性ピストンリング
RR 自己潤滑性ライダーリング
SB スライドベアリング
VC バルブカバー
VP バルブプレート
G ピストンPとシリンダCとの隙間
10 シリンダ内壁
20,30,40,70 リング部材
22,32,42 合口
22A,22B 合口22の周片
24A,24B 略台形の歯
24AS,24BS 歯肩部
24g ギャップ 24h 隙間
25A,25B 凹み
32A,32B 合口32の周片 32g 30の隙間
42A,42B 合口42の周片
Claims (7)
- シリンダと、シリンダ内を往復移動するピストンとの間に介在するように、前記ピストンの外周面に設けられた溝内に配置され、前記ピストンの前記溝の底面及び側面との間に隙間があって、この隙間に作用する圧力媒体により、前記シリンダ内面に向けて応力を印加されることにより、前記シリンダ内の2個の空間を、気密的に仕切る自己潤滑性ピストンリングにおいて、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第1の合口を有し、この第1の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できるが、この周方向に広がる距離が所定値以下に制限される第1のリング部材と、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第2の合口を有し、この第2の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できる第2のリング部材と、
を有し、
前記第1の合口と前記第2の合口がリング周方向の異なる位置になるように重ねられることを特徴とする自己潤滑性ピストンリング。 - 更に、リング板状をなし、周方向の一部で分断されて、周方向に対向する面を有する第3の合口が形成された第3のリング部材を有し、
前記第3のリング部材は、第2のリング部材に、前記第3の合口が、前記第2の合口とリング周方向の異なる位置になるように重ねられることを特徴とする請求項1に記載の自己潤滑性ピストンリング。 - 1枚の前記第1のリング部材と、2枚の前記第2のリング部材とを有し、前記第1のリング部材の第1の合口と、前記2枚のリング部材の2個の第2の合口とが、リング周方向の異なる位置になるように、第1及び第2のリング部材が重ねられることを特徴とする請求項1に記載の自己潤滑性ピストンリング。
- シリンダと、シリンダ内を往復移動するピストンとの間に介在するように、前記ピストンの外周面に設けられた溝内に配置され、前記ピストンの前記溝の底面及び側面との間に隙間があって、この隙間に作用する圧力媒体により、前記シリンダ内面に向けて応力を印加されることにより、前記シリンダ内の2個の空間を、気密的に仕切る自己潤滑性ピストンリングにおいて、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第1の合口を有し、この第1の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できるが、この周方向に広がる距離が所定値以下に制限される3枚の第1のリング部材を有し、
3個の前記第1の合口がリング周方向の異なる位置になるように、3枚の第1のリング部材が重ねられることを特徴とする自己潤滑性ピストンリング。 - シリンダと、シリンダ内を往復移動するピストンとの間に介在するように、前記ピストンの外周面に設けられた溝内に配置され、前記ピストンの前記溝の底面及び側面との間に隙間があって、この隙間に作用する圧力媒体により、前記シリンダ内面に向けて応力を印加されることにより、前記シリンダ内の2個の空間を、気密的に仕切る自己潤滑性ピストンリングにおいて、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第2の合口を有し、この第2の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できる第2のリング部材と、
リング板状をなし、周方向の一部で分断されて、周方向に対向する面を有する第3の合口が形成された第3のリング部材と、
を有し、
前記第2の合口と前記第3の合口がリング周方向の異なる位置になるように重ねられることを特徴とする自己潤滑性ピストンリング。 - シリンダと、シリンダ内を往復移動するピストンとの間に介在するように、前記ピストンの外周面に設けられた溝内に配置され、前記ピストンの前記溝の底面及び側面との間に隙間があって、この隙間に作用する圧力媒体により、前記シリンダ内面に向けて応力を印加されることにより、前記シリンダ内の2個の空間を、気密的に仕切る自己潤滑性ピストンリングにおいて、
リング板状をなし、合口を持たずに、周方向に連続した第4のリング部材と、
リング板状をなし、周方向の一部で半径方向に相互に気密性を有して対向して形成された第2の合口を有し、この第2の合口では、対向する部分が周方向に相対的に移動できる第2のリング部材と、
を有することを特徴とする自己潤滑性ピストンリング。 - 更に、リング板状をなし、周方向の一部で分断されて、周方向に対向する面を有する第3の合口が形成された第3のリング部材を有し、
前記第2の合口と前記第3の合口がリング周方向の異なる位置になるように重ねられることを特徴とする請求項6に記載の自己潤滑性ピストンリング。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108799493A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-11-13 | 安徽共青机电装备制造有限公司 | 一种无油润滑压缩机用活塞环 |
KR20190093139A (ko) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 왕복동 압축기 |
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-
2015
- 2015-11-10 JP JP2015220432A patent/JP6534066B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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KR102078095B1 (ko) | 2018-01-31 | 2020-02-17 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 왕복동 압축기 |
CN108799493A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-11-13 | 安徽共青机电装备制造有限公司 | 一种无油润滑压缩机用活塞环 |
CN108799493B (zh) * | 2018-06-08 | 2020-01-07 | 安徽共青机电装备制造有限公司 | 一种无油润滑压缩机用活塞环 |
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