JP2015036570A - ピストンリング - Google Patents

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Abstract

【課題】 ピストンリングの寿命を長期化し、合わせて気密性を維持すること。
【解決手段】
径方向の所定値以上の拡張を防止するストッパー手段26を有する合い口22を含む第1のリング部材20に径方向の漏れを防止することができる合い口32を有する第2のリング部材30及び周方向の漏れを防止する合い口42を有する第3のリング部材40を積層し、ストッパー手段26によって寿命を長期化し、第2及び第3のリング部材30、40気密性を向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、往復動オイルフリーコンプレッサ等のピストン摺動部の気密を維持するのに用いられるピストンリングの改良に関するものである。
一般に、ピストンリングは、ピストンに巻き付けるために、直角又は斜角の合い口101、102を有するが(図9参照)、これらのピストンリング100は、摩耗が進行して痩せてくると、リングの径が大きくなって合い口の隙間が拡大し気密が低下するため、図5乃至図8に示されるように、摩耗が進行しても気密が低下することがないようにした種々のピストンリングが提案され又は実用化されている。
図5に記載のピストンリング100は、厚み方向に相対する単純ステップ状の合い口111(図5(A)参照)又は厚み方向に噛み合うステップ状の合い口112(図5(B)参照)を有する。これらのピストンリング100は、ステップによって合い口の周方向の接触面の面積を拡大して摩耗による漏れを少なくしているが、これらの合い口は、ピストンリングの径方向の隙間を塞ぐことができないので漏れを防止することができない欠点があった。なお、図5(A)の単純ステップ状の合い口111を有するピストンリングは、例えば、特許文献1の図7に開示されている。
図6に記載のピストンリング100は、上下2つのリング片100A、100Bから成る多層の形態であり、各リング片100A、100Bのそれぞれ異なる位置に直角合い口113A、113Bを有し、一方のリング片100Aには直角の合い口113Aを有する部分の外周にへこみ113ARが設けられ、他方のリング片100Bにはリング片100Aのへこみ113ARを補完するような突部100BPが設けられている。
また、図7に記載のピストンリング100は、多重型ではなく、一体型であるが、厚み方向と径方向とに相対するステップ状の合い口114を有し、この合い口114の一方の部分E1は、符号114RAで示す逆L字形の横断面を有し、他方の部分E2は、この逆L字形部分E1に係合してピストンリング100の本体の断面と同じ断面を形成するように補完する符号114RBで示すような形状を有している。
これらの図6及び図7に記載のピストンリング100は、いずれも、図5に記載のステップ状の合い口を有するピストンリングに比べて、ピストンリングの摩耗時の漏れは少ないが、ピストンリング100の摩耗によってリングの内周が痩せてくると、図6のピストンリング100の突部100BPや図7のピストンリング100の補完部分E2の部分114RBが薄肉化してピストンPCの外周面とピストンリング100の内周面との間の隙間に薄肉化した突部100BPや補完部分E2が食い込んで気密性を喪失する欠点があった。これは、図6及び図7の摩耗前の図部分(B)と摩耗後の図部分(C)とを対比すると、容易に理解することができる。
図8に記載のピストンリング100は、合い口116の周方向の半部には図7の形態と同様の形態の厚み方向に噛み合う補完合い口部分116Tを有し、周方向の他の半部には径方向の合い口部分116Dを有し、且つ径方向の合い口部分116Dは、補完合い口部分116Tの反対の方向に向けて内周側に接触面が変位するようなテーパ状となっている。これらの合い口部分116T、116Dは、連続して一体に形成されている。この形態のピストンリングは、特許文献2の図3に開示されている。このピストンリングは、図5乃至図7のピストンリングよりも摩耗時の気密の低下は少ないが、摩耗自体を防止することができない欠点を有する。
上記図5乃至図8のいずれの従来技術によるピストンリングも、摩耗によって痩せると、最早、使用に耐えない状態となり、寿命が短い欠点があった。
特開2008−88842号 特開2013−44272号
本発明が解決しようとする第1の課題は、使用に耐える程度の気密を維持しつつ長期にわたって摩耗を防止して長期の寿命を保持することができるピストンリングを提供することにある。
本発明が解決しようとする第2の課題は、高い気密性を維持しつつ摩耗を防止して長期の寿命を保持することができるピストンリングを提供することにある。
本発明の第1の課題解決手段は、相互に積層され、周方向の異なる部位に位置する合い口をそれぞれ有する複数のリング部材から成り、その少なくとも1つのリング部材(第1のリング部材)の合い口は、径方向に相対する周壁片から成り、且つ摩耗によって前記相対する周壁片が所定値以上周方向にずれて前記リング部材が径方向に広がるのを阻止するストッパー手段を有することを特徴とするピストンリングを提供することにある。
本発明の第1の課題解決手段において、前記第1のリング部材の合い口の周壁片は、径方向に相対して噛み合う歯を有し、前記ストッパー手段は、前記リング部材の摩耗による所定値以上の径方向の拡張を抑制するようにギャップを介して相対する歯肩部から成っている形態とするのが好ましい。
本発明の第2の課題解決手段は、相互に積層され、周方向の異なる部位に位置する合い口をそれぞれ有する複数のリング部材から成り、その少なくとも1つのリング部材(第1のリング部材)の合い口は、径方向に相対する周壁片から成り、且つ摩耗によって前記相対する周壁片が所定値以上周方向にずれて前記リング部材が径方向に広がるのを阻止するストッパー手段を有し、他の1つのリング部材(第2のリング部材)の合い口は、前記第1のリング部材の合い口とは周方向の異なる位置にあって径方向に相対する歯なしの周壁片から成っていることを特徴とするピストンリングを提供することにある。
本発明の第2の課題解決手段において、前記第1のリング部材の合い口の周壁片は、径方向に相対して噛み合う歯を有し、前記ストッパー手段は、前記リング部材の摩耗による所定値以上の径方向の拡張を抑制するようにギャップを介して相対する歯肩部から成っている形態とするのが好ましい。
本発明の第2の課題解決手段において、更に他の1つのリング部材(第3のリング部材)を含み、前記第3のリング部材の合い口は、前記第2のリング部材の合い口に対応する位置にあって周方向に相対する周壁片から成っている形態とすることができる。
本発明によれば、複数の積層リング部材から成っていて、その少なくとも1つのリング部材(第1のリング部材)は、径方向に相対して係合する周壁片から成っており、且つ摩耗によって相対する壁片が所定値以上周方向にずれて第1のリング部材が径方向に広がるのを阻止するストッパー手段を有するので、ピストンとこれに巻き付けられたピストンリングとの間の隙間は、このストッパー手段によって所定値以上は拡大することがなく、従ってピストンリングの摩耗によって寿命が短くなるのを有効に防止することができる。
特に、このストッパー手段が第1のリング部材の合い口の壁片の相互に噛み合う歯に設けられてギャップを介して相対する歯肩部から成っていると、ギャップが埋まるまでの摩耗によるリング部材の径方向の拡張が生ずるが、相対する周壁片の歯肩部が衝合すると、リング部材は、それ以上の径方向の拡張を生ずることがなく、従って、リング部材は、ピストンに対して摩耗が生ずる程度まで係合することはなく、使用に耐える最低限の気密を維持しつつ摩耗による寿命の短縮を防止することができる。
また、第1のリング部材に径方向の漏れを防止することができる合い口を有する第2のリング部材及び周方向の漏れを防止する第3のリング部材の一方又は双方を積層すると、寿命の長期化に加えて気密性を向上することができる。特に、第1乃至第3のリング部材を積層すると、最大限の気密性を維持しつつ長期の寿命を保持することができるので最も有利である。
は、本発明の最も好ましい形態のピストンリングを装着したピストンの垂直断面図であり、同図(A)は、ピストン装着直後の状態、同図(B)は、ピストンリングが摩耗した状態を、それぞれ示す。 は、図1のピストンリングに用いられる3つの異なる形態のリング部材を同図(A)乃至(C)にそれぞれ平面で示し、またこれらリング部材の積層状態を同図(D)に側面で示す図である。 は、図1のピストンリングの合い口部分の要部を拡大した断面図であり、同図(A)は、図1(A)に相応する装着直後の状態、同図(B)は、摩耗後の状態を示す。 は、同図(A)(B)は、図3(A)(B)のそれぞれの状態にある第1のリング部材の平面図、同図(C)は、同図(A)の要部の拡大図である。 は、厚み方向に相対する合い口を有する従来技術による2つの異なるピストンリングを示し、同図(A)(B)は、それぞれその平面図、同図(A’)(B’)は、それぞれ同図(A)(B)のピストンリングの側面図である。 は、従来技術による二重積層型ピストンリングを示し、同図(A)はその斜視図、同図(B)(C)は、このピストンリングの摩耗前と摩耗後の状態の断面図である。 は、厚み方向と径方向とに相対する合い口を有する従来技術によるピストンリングを示し、同図(A)はその斜視図、同図(B)(C)は、このピストンリングの摩耗前と摩耗後の状態の断面図である。 は、厚み方向と径方向とに相対する合い口を有する他の異なる従来技術によるピストンリングの斜視図である。 は、直角又は斜角の合い口を有する最も単純な従来技術によるピストンリングの斜視図である。
本発明の最も好ましい形態のピストンリング10が図1及び図2に示されている。このピストンリング10は、図1に示すように、ピストンPのリング係入溝PGに係入してシリンダCとピストンPとの間の気密を維持するように装着される。
本発明のピストンリング10は、少なくとも2つ以上の多層のリング部材から成り、図示の形態では、図2(A)乃至(C)に順次積層した3層のリング部材20、30、40から成っており、各リング部材20、30、40は、相互に異なる形態の合い口22、32、42を有する。図2(A)乃至(C)は、3つのリング部材20、30、40が積層した状態(図2(D)参照)での合い口22、32、42の位置を示している。
第1のリング部材20の合い口22は、リングの径方向に相対して係合する周壁片22A、22Bから成り、これらの相対する周壁片22A、22Bが摩耗によって周方向にずれてもリング部材20が所定値以上は径方向に広がるのを阻止するストッパー手段26を含んでいる。
この第1のリング部材20の合い口22の周壁片22A、22Bは、図2(A)、図4(A)、特に図4(C)に示すように、径方向に相対して噛み合う略台形の歯24A、24Bをそれぞれ有し、ストッパー手段26は、リング部材20の摩耗による所定値以上の径方向の拡張を抑制するようにギャップ24gを介して相対する歯肩部24AS、24BSから成っている。
図4(C)に示すように、図示の形態では、歯24A、24Bは、それぞれ周方向に隣接して設けられて相対する壁片22A、22Bの噛み合い凹み25A、25Bに係入している。
ストッパー手段26の歯肩部24AS、24BSは、図4(C)に示すように、これらの隣接する歯24A、24Bの周方向に相対する壁にギャップ24gを介して径方向に延びる面を有するように形成されている。従って、この第1のリング部材20は、シリンダCとの接触による摩耗が生じると、ギャップ24gがなくなるように歯肩部24ASと24BSとが衝合するまで径方向に拡張するが、それ以上は、径方向に拡張することがないため、以後摩耗を生ずることがない。なお、このため、ギャップ24gによる摩耗代分だけリング部材20とシリンダCとの間に隙間gc(図3参照)が生じ、若干の漏れが生じ、気密性が低下するが、この漏れ隙間gcは、使用に耐えることができる程度に維持されるように設定される。隙間gcは、視認できない程度であるため、図3では明確には示されていない。
第2のリング部材30は、図2(B)に示すように、その合い口32が第1のリング部材20の合い口22とは周方向に異なる位置、好ましくは、第1のリング部材20の合い口22とは180°にずらせた位置となるように、第1のリング部材20に対して積層される。
第2のリング部材30の合い口32は、図2(B)に示すように、径方向に相対する歯なしの周壁片32A、32Bか成っている。従って、この第2のリング部材30は、合い口32を有しない部分が第1のリング部材20の合い口22に積層することになり、第1のリング部材20の合い口22からの漏れを補足的に防止する機能を有する。また、この第2のリング部材30の合い口32は、第1のリング部材20の合い口22がない部分に積層されるので、第2のリング部材30が摩耗によって痩せて径方向に拡張することがあっても、第1のリング部材20の合い口がない部分でシリンダCとピストンPとの隙間Gから遮断されて第2のリング部材30の痩せた部分が隙間Gに食い込むことがない。
第3のリング部材40は、その合い口42が第2のリング部材30の合い口32に対応する位置となるように第2のリング部材30の上に積層され、この合い口42は、ギャップを介して周方向に相対する周壁片(壁面)から成っている。これは、図9(A)の従来技術の合い口を有するリング部材と同じ構造を有する。
この第3のリング部材40は、第1のリング部材20の合い口22を有しない部分とで第2のリング部材30の合い口32の厚み方向の隙間32gを挟んで第2のリング部材30の合い口32の気密漏れを防止している。
図1及び図2の形態のピストンリング10は、図1及び図2(D)に示すように、ピストンPの嵌合溝PG内に第1のリング部材20の上に第2及び第3のリング部材30、40を順次積み上げて係入される。この積層状態でピストンP内に係入されたピストンリング10がシリンダC内でピストン運動すると、ピストンリング10の各リング部材20、30、40は、運動中に図3(A)で示すような圧力を受けつつ、シリンダCの内周面を摺動する。この摺動によって各シリンダ部材20、30、40が摩耗して図3(B)に示すように痩せてくるが、図3(A)と図3(B)及び図4(A)と図4(B)とを対比して解るように、第1のリング部材20は、合い口22のストッパー手段26のギャップ(摩擦代)24gがなくなるまでは径方向に拡張するが、ギャップ24gがなくなって歯肩部24ASと24BSとが衝合すると、それ以上は、拡張することがない。従って、図3(B)及び図4(B)に示すように、径方向の拡張が停止した後に、第1のリング部材20に摩耗が生じて若干の隙間gc(既に述べたように、図3(B)では明瞭には示されていない)が生じるが、それ以上は、第1のリング部材20が摩耗することはない。
一方、第2及び第3のリング部材30、40は、第1のリング部材20の合い口22に隙間が生じても、その隙間を閉じて第1のリング部材20の合い口22からの気密漏れを防止する機能を有する。
第2及び第3のリング部材30、40の合い口32、42は、径方向及び厚み方向の漏れを防止するように相互に作用すると共に、第1のリング部材20の合い口22のない部分で塞がれて合い口32、42からの気密漏れを防止している。
第2及び第3のリング部材30、40は、図3(B)に示すように、摩耗によって痩せてくるが、その痩せた部分が第1のリング部材20によってシリンダCとピストンPとの隙間G内に食い込むのが防止され、痩せた部分の食い込みによってピストンPの摺動性を阻害することはない。
図示の実施の形態では、図2(A)乃至(C)の第1乃至第3のリング部材20、30、40を積層してピストンリング10を構成したが、本発明のピストンリング10は、2つ以上のリング部材の積層物から成り、その少なくとも1つのリング部材は、第1のリング部材20であり、他の少なくとも1つのリング部材は、第1のリング部材20の合い口22とは周方向に異なる位置に合い口を有する任意のリング部材とすることができる。このようにすると、第1のリング部材20の合い口22のストッパー手段26によって第1のリンク部材20は、使用に耐える程度の隙間を残してそれ以上の摩耗を防止することができ、また他の少なくとも1つのリング部材の合い口を有しない部分によって第1のリング部材20の合い口22の残存隙間による気密漏れを有効に防止することができる。
本発明のピストンリング10の他の組み合わせの具体的な形態を掲げると、下記の(a)乃至(c)の通りである。
(a)図2(A)の2つ又は3つの第1のリング部材20をその合い口22を周方向に異ならせて組み合わせて積層した形態
(b)図2(A)の第1のリング部材20と図2(B)の第2のリング部材30とをその合い口22、32を異ならせて組み合わせ積層した形態。
(c)図2(A)の第1のリング部材20と図2(C)の第3のリング部材40とをその合い口22、42を異ならせて組み合わせ積層した形態。
(d)図2(A)の第1のリング部材20と従来技術による図5、図7、図8及び図9のいずれかに記載のリング部材とをその合い口を異ならせて組み合わせ積層した形態。
図1及び図2の実施の形態と(a)乃至(d)のいずれの形態でも、第1のリング部材20によって使用に耐える程度の気密漏れを許容しつつ長寿命を維持することができ、また第1のリング部材20に組み合わせられるリング部材に応じて更に気密性も維持することができる。
本発明によれば、ストッパー手段を含む合い口を有する第1のリング部材にこの第1のリング部材の合い口とは異なる周位置に合い口を有する他の任意の追加のリング部材を積層しているので、第1のリング部材によって寿命を延長することができる上に追加のリング部材によって気密性を向上することができるので、産業上の利用性が向上する。
C シリンダ
P ピストン
PG リング係入溝
10 ピストンリング
20、30、40 3層のリング部材
22、32、42 合い口
22A、22B 合い口22の周壁片
26 ストッパー手段
24A、24B 略台形の歯
24AS、24BS 歯肩部
24g ギャップ
25A、25B 凹み
G リング部材20とシリンダCとの間の隙間
32A、32B 合い口32の周壁片
42A、42B 合い口42の周壁片(壁面)

Claims (5)

  1. 相互に積層され、周方向の異なる位置に合い口をそれぞれ有する複数のリング部材から成り、その少なくとも1つのリング部材(第1のリング部材)の合い口は、径方向に相対する周壁片から成り、且つ摩耗によって前記相対する周壁片が所定値以上周方向にずれて前記リング部材が径方向に広がるのを阻止するストッパー手段を有することを特徴とするピストンリング。
  2. 請求項1に記載のピストンリングであって、前記第1のリング部材の合い口の周壁片は、径方向に相対して噛み合う歯を有し、前記ストッパー手段は、前記リング部材の摩耗による所定値以上の径方向の拡張を抑制するようにギャップを介して相対する歯肩部から成っていることを特徴とするピストンリング。
  3. 相互に積層され、周方向の異なる位置に合い口をそれぞれ有する複数のリング部材から成り、その少なくとも1つのリング部材(第1のリング部材)の合い口は、径方向に相対する周壁片から成り、且つ摩耗によって前記相対する周壁片が所定値以上周方向にずれて前記リング部材が径方向に広がるのを阻止するストッパー手段を有し、他の1つのリング部材(第2のリング部材)の合い口は、径方向に相対する歯なしの周壁片か成っていることを特徴とするピストンリング。
  4. 請求項3に記載のピストンリングであって、前記第1のリング部材の合い口の周壁片は、径方向に相対して噛み合う歯を有し、前記ストッパー手段は、前記リング部材の摩耗による所定値以上の径方向の拡張を抑制するようにギャップを介して相対する歯肩部から成っていることを特徴とするピストンリング。
  5. 請求項3又は4に記載のピストンリングであって、更に他の1つのリング部材(第3のリング部材)を含み、前記第3のリング部材の合い口は、前記第2のリング部材の合い口に対応する位置にあって周方向に相対する周壁片から成っていることを特徴とするピストンリング。
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