JPS5833315Y2 - シヨツクアブソ−バ・ピストンのシ−ル構造 - Google Patents

シヨツクアブソ−バ・ピストンのシ−ル構造

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Publication number
JPS5833315Y2
JPS5833315Y2 JP1976082886U JP8288676U JPS5833315Y2 JP S5833315 Y2 JPS5833315 Y2 JP S5833315Y2 JP 1976082886 U JP1976082886 U JP 1976082886U JP 8288676 U JP8288676 U JP 8288676U JP S5833315 Y2 JPS5833315 Y2 JP S5833315Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
annular groove
piston ring
shock absorber
seal structure
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Expired
Application number
JP1976082886U
Other languages
English (en)
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JPS531587U (ja
Inventor
利博 溝淵
Original Assignee
カヤバ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 ショックアブソーバにおいて、ピストンの外周に穿設し
た環状角形溝にピストンリングを嵌め込み、このピスト
ンリングの張力によってシリンダの摺動面をオイルシー
ルすることは公知である。
本考案はこのような従来のピストンリングが鋳鉄または
青銅等金属製であったものを、弾性を有する合成樹脂製
として製作コストを低減するとともに、これが嵌め込ま
れる環状溝をシリンダ圧力に比例してピストンリングの
張力を変えるように形成し、ピストンとシリンダのクリ
アランスから作動油が漏洩するのを防止し、油圧に応じ
た張力を発生させることによってピストンの運動を円滑
にして耐久性を附付することを目的とするものである。
第1図において、2はシリンダ1に摺動自在に嵌挿した
ピストンで、伸び側に移動するとき、上部油室Aの作動
油がピストン2に設けた板ばね状の減衰弁3をばね4の
弾力に抗して撓ませて下部油室Bに流動し、そのときの
流動抵抗によってピストン2の運動に減衰力を与え、ま
た圧縮側に移動するとき、下部油室Bの作動油がピスト
ン2に設けた不還弁5を押開いてほとんど抵抗なく上部
油室Aに流動するようにしたものである。
以上の構成は従来公知であるが、本考案は、ピストン2
の外周に底面を圧側において深く、その反対側において
浅くテーパーになし、且つ適当な幅に形成した環状溝6
を穿設し、この環状溝に張力を有する合成樹脂からなる
ピストンリング7を差し入れたもので、このピストンリ
ングは継ぎ目を鋭角θに、幅Wを上記環状溝の幅よりや
や小さく形成され、かつ厚さは環状溝6の最浅部の深さ
寸法と略等しい寸法に形成されている。
このように形成した環状溝6とこれに挿入したピストン
リング7を備えたピストン2が、伸び側に摺動して上部
油室Aの圧力が上昇したとき、ピストン2とシリンダ1
の間のクリアランスを通り環状溝6に進入した圧油が、
その時の圧力に応じた圧力でピストンリング7の圧側側
面と、背面に作用してこれをシリンダ1内面に押し付け
、摺動向から作動油が漏洩するのを防止する。
合成樹脂のピストンリングは、従来の鋳鉄製等のものに
比し張力が劣るけれど、前述した如くピストンリング7
の厚さ寸法が環状溝6の最浅部の深さ寸法と略等しく形
成されているので、ピストンリング7の背面にテーパ状
の環状隙間が確保されてそこに受圧面が形成され、ピス
トンの摺動時に発生したシリンダ内油圧に比例した圧力
によってシリンダ内面に押し付けられ、張力の不足を充
分補うことができ、また合成樹脂の場合熱膨張係数が大
きいため、継ぎ目の間隙りを大きく設定する必要がある
が、継ぎ目の傾斜角を鋭角にすることによって、間隙d
がd=h、sinθの関係によって小さくなるとともに
、継ぎ目の圧側に形成されたナイフェツジeがこれに作
用する圧力によって折り曲げられ間隙dを閉塞するから
、間隙が大きいことによる不利を除くことができる。
本考案のシール構造は、ピストンリング7が弾性を有す
る合性樹脂からなるため、それ自体の張力において弾性
金属のものに比し劣るが、これを装着した環状溝6を特
異な形状にしたことにより、ピストン2が伸長動作する
時ピストンリング7が環状溝6の浅いテーパーを側へと
移行し、ピストンリング7のシリンダ1内面へとの接触
を高めると同時にピストン2の作動時に発生するシリン
ダ1内圧力に比例してその張力を高め、摺動面からの作
動油の漏洩を防ぐとともにピストンの運動を円滑にして
耐久性を高め、またピストンリング7を簡単容易に提供
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシール構造の一実施例を備えたショッ
クアブソーバの縦断正面図、第2図は一部を拡大して示
す縦断正面図、第3図はピストンリングの継ぎ目の拡大
正面図である。 6・・・・・・環状溝、7・・・・・・′ピストンリン
グ、θ・・・・・・鋭角、e・・・・・・ナイフエッヂ
゛、t・・・・・・テーパ、W・・・幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内に摺動自在に挿入したピストンの外周面に穿
    設した環状溝の底面が圧側において深くその反対側にお
    いて浅くテーパー状をなすように形成し、前記環状溝内
    に鋭角をした継ぎ目によって形成されたナイフエッヂを
    備えた合成樹脂からなるピストンリングを嵌挿すると共
    に、前記環状溝の最浅部の深さ寸法をピストンリングの
    厚さ寸法と略等しく形成して、当該環状溝とピストンリ
    ング背面との間にテーパ状の環状空隙を確保するよう構
    成したことを特徴とするショックアブソーバ・ピストン
    シール構造。
JP1976082886U 1976-06-25 1976-06-25 シヨツクアブソ−バ・ピストンのシ−ル構造 Expired JPS5833315Y2 (ja)

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JPS531587U JPS531587U (ja) 1978-01-09
JPS5833315Y2 true JPS5833315Y2 (ja) 1983-07-25

Family

ID=28563779

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59103943U (ja) * 1982-12-28 1984-07-12 トヨタ自動車株式会社 油圧式シヨツクアブソ−バ
JP2013181573A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Showa Corp フロントフォーク

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4978652U (ja) * 1972-10-30 1974-07-08

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JPS531587U (ja) 1978-01-09

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