JPS601245Y2 - 内燃機関用組合せピストンリング - Google Patents
内燃機関用組合せピストンリングInfo
- Publication number
- JPS601245Y2 JPS601245Y2 JP5524980U JP5524980U JPS601245Y2 JP S601245 Y2 JPS601245 Y2 JP S601245Y2 JP 5524980 U JP5524980 U JP 5524980U JP 5524980 U JP5524980 U JP 5524980U JP S601245 Y2 JPS601245 Y2 JP S601245Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston ring
- ring
- piston
- cross
- expander
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案、は、内燃機関用ピストンリングに関し、更に
詳しくは、内周面の横断面形状が長円形又は楕円形をな
すシリンダと、該シリンダの内周横断面と相似な横断面
形状をなすピストンとを有する内燃機関に使用される組
合せピストンリングに関する。
詳しくは、内周面の横断面形状が長円形又は楕円形をな
すシリンダと、該シリンダの内周横断面と相似な横断面
形状をなすピストンとを有する内燃機関に使用される組
合せピストンリングに関する。
内周の横断面形状が長円形又は楕円形をなすシリンダを
有する内燃機関には、シリンダ孔の横断面形状と相似な
横断面形状を有するピストンが使用され、その外周に削
設された1つのリング溝には1箇所に合い口を有する1
本のピストンリングと、該ピストンリングの背面とリン
グ溝底面との間にエキスパンダが装着されていて、ピス
トンリングは前記エキスパンダの拡張力により外方に押
圧され、その外周面がシリンダ内周面に圧接しシリンダ
とピストンとの間の封止:がなされている。
有する内燃機関には、シリンダ孔の横断面形状と相似な
横断面形状を有するピストンが使用され、その外周に削
設された1つのリング溝には1箇所に合い口を有する1
本のピストンリングと、該ピストンリングの背面とリン
グ溝底面との間にエキスパンダが装着されていて、ピス
トンリングは前記エキスパンダの拡張力により外方に押
圧され、その外周面がシリンダ内周面に圧接しシリンダ
とピストンとの間の封止:がなされている。
この種のピストンリングが良好ナシール性能ヲ発揮する
ためには、そのピストンリングの外周摺動面が全周に亘
り適当な接触圧力をもってシリンダ内周面に安定して対
接していることが必要であ;す、それ故、ピストンリン
グは精度よく加工されることはもとより、使用によりピ
ストンリング外周摺動面に摩耗が生じてもピストンリン
グの自己張力あるいは(及び)エキスパンダの拡張力に
ょリピストンリング外周摺動面がシリンダ内周面に追従
接触を維持するよう作られている。
ためには、そのピストンリングの外周摺動面が全周に亘
り適当な接触圧力をもってシリンダ内周面に安定して対
接していることが必要であ;す、それ故、ピストンリン
グは精度よく加工されることはもとより、使用によりピ
ストンリング外周摺動面に摩耗が生じてもピストンリン
グの自己張力あるいは(及び)エキスパンダの拡張力に
ょリピストンリング外周摺動面がシリンダ内周面に追従
接触を維持するよう作られている。
しかしながら、加工精度が不充分であたっり、あるいは
、ピストンリングの外周摩耗が過度に進行する場合には
、ピストンリンク゛外周面のシリンダ内周面に対する塘
従接触特性が損われシール性能の劣化現象が起り易くな
る。
、ピストンリングの外周摩耗が過度に進行する場合には
、ピストンリンク゛外周面のシリンダ内周面に対する塘
従接触特性が損われシール性能の劣化現象が起り易くな
る。
この考案は、上記に鑑θ、内周の横断面形状が長円形又
は楕円形をなすシリンダと、横断面形状が前記長円形又
は楕円形に相似するピストンを有する内燃機関に:使用
、されるピストンリングの改善を目的としてなされたも
ので、ピストンの同一リング溝に、1箇所に合い口を有
する上部ピストンリングとピストンの横断面短軸に沿っ
て2分割されている下部ピストンリングとを重ね合せて
装着し、上部ピストンリングの背面とそれに対するリン
グ溝底面との間に該上部ピストンリングをピストンの横
断面短軸方向に拡張するエキスパンダを配設し、下部ピ
ストンリングの背面とそれに対するリング溝底面との間
に該下部ピストンリングをピストンの横断面長軸方向に
分離拡張するエキスパンダを配設してなる組合せピスト
ンリングに係る。
は楕円形をなすシリンダと、横断面形状が前記長円形又
は楕円形に相似するピストンを有する内燃機関に:使用
、されるピストンリングの改善を目的としてなされたも
ので、ピストンの同一リング溝に、1箇所に合い口を有
する上部ピストンリングとピストンの横断面短軸に沿っ
て2分割されている下部ピストンリングとを重ね合せて
装着し、上部ピストンリングの背面とそれに対するリン
グ溝底面との間に該上部ピストンリングをピストンの横
断面短軸方向に拡張するエキスパンダを配設し、下部ピ
ストンリングの背面とそれに対するリング溝底面との間
に該下部ピストンリングをピストンの横断面長軸方向に
分離拡張するエキスパンダを配設してなる組合せピスト
ンリングに係る。
以下、図示の実施例により本考案の詳細を説明する。
本考案の1実施例を示す第1〜3図において、1は、そ
の内周横断面形状が互に対向する同一半径の2つの半円
部3,3′と各半円部の相対向する端部に連続して連な
る直線部4,4′とでなる長円形をなすシリンダで、シ
リンダ1内には横断面形状が前記シリンダ1の内周長円
形と相似なピストン5が摺合している。
の内周横断面形状が互に対向する同一半径の2つの半円
部3,3′と各半円部の相対向する端部に連続して連な
る直線部4,4′とでなる長円形をなすシリンダで、シ
リンダ1内には横断面形状が前記シリンダ1の内周長円
形と相似なピストン5が摺合している。
ピストン5の外周にはリング溝6が削設されていて、該
リング溝6には1箇所に合いロアを有する上部ピストン
リング8と、ピストンの横断面短軸に沿って2分割され
ている下部ピストンリング9.9′とが重ね合されて装
着され、下部ピストンリング8の直線部の背面10とそ
れに対するリング溝底面11との間にはエキスパンダ1
2,12′が圧縮状態で装着され、一方、下部ピストン
リング9,9′の半円弧部の背面13,13’とそれに
対するリング溝底面14との間にはエキスパンダ15,
15’がそれぞれ圧縮状態で装着されている。
リング溝6には1箇所に合いロアを有する上部ピストン
リング8と、ピストンの横断面短軸に沿って2分割され
ている下部ピストンリング9.9′とが重ね合されて装
着され、下部ピストンリング8の直線部の背面10とそ
れに対するリング溝底面11との間にはエキスパンダ1
2,12′が圧縮状態で装着され、一方、下部ピストン
リング9,9′の半円弧部の背面13,13’とそれに
対するリング溝底面14との間にはエキスパンダ15,
15’がそれぞれ圧縮状態で装着されている。
ピストンリングを上記の如く構成する場合、上部ピスト
ンリング8は、エキスパンダ12,12の拡張力により
矢印A、A’で示すピストンの横断面短軸方向に押圧さ
れその外周面がシリンダの内周面に圧接し、一方、下部
ピストンリング9゜9′はエキスパンダ15,15’の
拡張力によりそれぞれ矢印B、 B’て示すピストンの
癲面長軸方向に押圧されその円弧状外周面がシリンダ内
周面に圧接し、両ピストンリングが補足し合ってピスト
ンとシリンダ′との間を封止する。
ンリング8は、エキスパンダ12,12の拡張力により
矢印A、A’で示すピストンの横断面短軸方向に押圧さ
れその外周面がシリンダの内周面に圧接し、一方、下部
ピストンリング9゜9′はエキスパンダ15,15’の
拡張力によりそれぞれ矢印B、 B’て示すピストンの
癲面長軸方向に押圧されその円弧状外周面がシリンダ内
周面に圧接し、両ピストンリングが補足し合ってピスト
ンとシリンダ′との間を封止する。
したがって、ピストンリングの州土精度が充分でない場
合や、ピストンリングの外周面摩耗が進行した状態にお
いても、良好なシール特性が維持される。
合や、ピストンリングの外周面摩耗が進行した状態にお
いても、良好なシール特性が維持される。
なお、本考案案において採用されるピストンリングは、
自由状態における外周形状がシリンダの内周横断面形状
と合同をなす如く成形されているものであってもよいが
、装着時に自己張力を生起しその自己張力によりシリン
ダ内周面に対接する形状に底形する場合、更に良好な結
果が得られる。
自由状態における外周形状がシリンダの内周横断面形状
と合同をなす如く成形されているものであってもよいが
、装着時に自己張力を生起しその自己張力によりシリン
ダ内周面に対接する形状に底形する場合、更に良好な結
果が得られる。
また、各エキスパンダが、装着される部分に対応するリ
ング溝の溝深さを他の部分のそれより深く形成すること
により、各エキスパンダの装着を容易にするとともに各
エキスパンダの装着状態における位置安定性を改善する
手段とすることができる。
ング溝の溝深さを他の部分のそれより深く形成すること
により、各エキスパンダの装着を容易にするとともに各
エキスパンダの装着状態における位置安定性を改善する
手段とすることができる。
実施例では、横断面が長円形をなすシリンダを使用する
場合について本考案を説明したが、本考案はこれに限ら
ず、横断面が楕円形をなすシリンダを使用する場合につ
いても同様に適用できるものである。
場合について本考案を説明したが、本考案はこれに限ら
ず、横断面が楕円形をなすシリンダを使用する場合につ
いても同様に適用できるものである。
第1〜3図は本考案の1実施例を示す断面図で、第1図
は縦断面図、第2図は第1図における■−■線断面図、
第3図は第1図における■−■線断面図。 図中:1・・・・・・シリンダ、3・・・・・・シリン
ダの半円部、3′・・・・・・シリンダの半円部、4・
・・・・・直線部、4′・・・・・・直線部、5・・・
・・・ピストン、6・・・・・・リング溝、7・・・・
・・合い口、訃・・・・・上部ピストンリング、9・・
・・・・下部ピストンリング、10・・・・・・上部ピ
ストンリングの直線部の背面、11・・・・・・リング
溝底面、12・・・・・・上部ピストンリングのエキス
パンダ、12′・・・・・・上部ピストンリングのエキ
スパンダ、15・・・・・・下部ピストンリングのエキ
スパンダ、15′・・・・・・下部ピストンリングのエ
キスパンダ。
は縦断面図、第2図は第1図における■−■線断面図、
第3図は第1図における■−■線断面図。 図中:1・・・・・・シリンダ、3・・・・・・シリン
ダの半円部、3′・・・・・・シリンダの半円部、4・
・・・・・直線部、4′・・・・・・直線部、5・・・
・・・ピストン、6・・・・・・リング溝、7・・・・
・・合い口、訃・・・・・上部ピストンリング、9・・
・・・・下部ピストンリング、10・・・・・・上部ピ
ストンリングの直線部の背面、11・・・・・・リング
溝底面、12・・・・・・上部ピストンリングのエキス
パンダ、12′・・・・・・上部ピストンリングのエキ
スパンダ、15・・・・・・下部ピストンリングのエキ
スパンダ、15′・・・・・・下部ピストンリングのエ
キスパンダ。
Claims (1)
- 横断面形状が長円形又は楕円形をなすシリンダ孔に摺合
する該シリンダ孔と相似な横断面形状をなすピストン、
9外周に設けられたリング溝にエキスパンダと綴金せて
装着されるピストンリングであって、該ピストンリング
が、1箇所にAい口を有スる1本の上部ピストンリング
と、ピストンの横断面短軸に沿って2分割されている下
部ピストンリングとを重ね合わせて同一リング溝に装着
し、上部ビス11ト、ン:リングの背面とそれに対する
リング溝底面との::間のピストンの横断面長軸方向に
沿った部分にエキスパンダを配設し、該2分割されてい
る下部ピストンリングの背面とりング溝底面との間のビ
ニ、ストン短軸を対称軸とする位置に下部ピストンリン
グをピストンの横断面4軸方向に分離拡張するよう、に
エキスパンダを配設してなることを特徴とする内燃機関
用組合せピストンリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5524980U JPS601245Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 内燃機関用組合せピストンリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5524980U JPS601245Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 内燃機関用組合せピストンリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56157353U JPS56157353U (ja) | 1981-11-24 |
| JPS601245Y2 true JPS601245Y2 (ja) | 1985-01-14 |
Family
ID=29649934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5524980U Expired JPS601245Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 内燃機関用組合せピストンリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS601245Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5970046U (ja) * | 1982-11-04 | 1984-05-12 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関のピストンリング構造 |
-
1980
- 1980-04-24 JP JP5524980U patent/JPS601245Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56157353U (ja) | 1981-11-24 |
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