JPS6027658Y2 - 難燃性複合パネル製造装置 - Google Patents

難燃性複合パネル製造装置

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JPS6027658Y2
JPS6027658Y2 JP10601280U JP10601280U JPS6027658Y2 JP S6027658 Y2 JPS6027658 Y2 JP S6027658Y2 JP 10601280 U JP10601280 U JP 10601280U JP 10601280 U JP10601280 U JP 10601280U JP S6027658 Y2 JPS6027658 Y2 JP S6027658Y2
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JP10601280U
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JPS5627919U (ja
Inventor
尭 石川
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株式会社アイジ−技術研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建材、特に不燃性基材と不燃性シート状物等間
に軽量で、難燃性の合成樹脂発泡体を芯材として配置し
た難燃性複合パネルの製造装置に関する。
合成樹脂発泡体、例えば発泡性ポリウレタン樹脂に比重
、嵩等の異なる無機粉末あるいは無機粒状物を均質に混
在せしめるには、■反応前の樹脂原料にこれらを混入し
、それを同時に基土に吐出すること、@樹脂の反応速度
をスローにし、樹脂が低粘度の間にこれら物質をミキシ
ングして吐出すること等である。
すなわち、■の場合は反応前のポリオール(A液)樹脂
原料に混入し、それがインシアネート(B液)と混合さ
れると同時に吐出する。
その結果、樹脂は無機粉末および(または)無機粒状物
を被覆した状態で分散される。
従って、樹脂発泡体の中には無機粉末、粒状物がほぼ均
質に混在せしめられ、ある程度の難燃性もあった。
しかし、この方法においては50〜100メツシュ程度
の無機粉末は樹脂中に混入しうるが、平均粒形2〜lO
rrgnφの無機粒状物を混入することはできない。
それ故、所期の難燃性を得るためには無機粉末を大量に
混入しなければならず、それに伴って軽量であるべき芯
材が石膏板に近づく比重になってしまう不都合がある。
さらにある粘度の樹脂原料(A液)中に無機粉末を混入
し、上記原料と重合反応するB液を混合し、急激に粘度
を上昇した状態で吐出するため、吐出装置における分散
不良、吐出口の閉塞等を生起するおそれが多々ある、し
かも、これらの現象から推測すると、あまり速い重合反
応を示す樹脂原料にはとても使用できない。
さらに、強力な脱水作用の一戊分が他成分と混合された
直後に結晶水を大量に含有する硼砂等を添加した際には
、その反応割合を大幅に変化せしめ、発泡組織が荒らさ
れると共に、未反応成分が内蔵されることになる。
また、@の方法においては■における不都合な諸点を改
善すべく案出されたものである。
しかしこの場合、重合反応をスロー(緩慢)にすること
は生産性の点で大きな問題となり、設備、コスト等の関
係で企業化できにくい。
さらに重合反応しにくい条件にするため、樹脂原料およ
び混合、吐出装置等を所定温度に冷却するなどの手段が
6要であった。
しながら、このような合成樹脂原料と無機粉粒物を均一
に、かつさほどの悪影響を受けることく混合することが
でき、しかも均一分散の困難なこの種組成物を平均に分
布させ、欠陥部のない芯材とする装置は存在しなかった
本考案はこのような要望に答えるため、発泡性合成樹脂
原料と無機粉粒物の混合を重力と強制スプレーの霧状化
の空間で行ない、かつ無機粉粒物を振動によって平均に
連続的に供給し、これを裏面材とガイドローラで分散し
て難燃性のある複合パネルを連続的に製造する装置を提
案する。
以下に図面を用いて本考案に係る難燃性複合パネル製造
装置の一実施例につき詳細に説明する。
第1図は上記装置の代表例を示す説明図であり、1は不
燃性の表面材、例えば金属板、石綿セメント板、硅酸カ
ルシウム板等であり、2は不燃性の裏面材、例えばシー
ト状物であり、アルミニウム箔、アスベスト紙、および
これらと紙、合成樹脂フィルムとをラミネートした物等
からなる。
3は上型部材、4は下型部材であり、例えば無端の金属
板あるいは多数の型部片を鎖からなる無端帯の各リング
板に連結し、上下型部片が対面することによって第2図
に示すような型5を形成する。
また両型の間隔Hは後記するポリウレタン樹脂発泡体の
自然放置における最終発泡高さより小さく設定する。
なお、上型部材は図のように下型部材より短く設定し、
そのスペース(上型部材の存在しない部分)に後記する
ようなスプレーガン、無機粉末、粒状物を散布する粉粒
物供給機、ガイドローラの順に配設する。
6,7は案内輪、8,9は駆動輪であり、この間に上記
した上型部材、下型部材を巻回し、各型部材を矢印方向
に定速で、かつ水平に移動せしめる。
10.11は補助輪で例えば複数個のロール等を直線状
に並べ、上記上、下型部を水平に移動せしめるのに役立
つ。
12゜13は温度制御装置で前記型5の雰囲気および型
部材を加温する。
14はA液供給機、15はB液供給機で、これら両様は
混合し、分散するスプレーガン16に連結されている。
なお、A液、B液はある温度に設定されたタンクから送
給される。
またスプレーガンの基材1に対する角度θおよび高さ等
はパネルの幅によって異なるが、図では約45°に設定
した場合を示す。
換言すれば、スプレーガン16はスペースの前段部に型
5の進行方向と同一方向に、かつ吹付けられる原料Pの
スプレー雰囲気の軌跡がほぼ二等辺三角形の断面となる
ように設置することである。
17はホッパーで目的に応じて加温しうるものである。
18は分散機で無機粉末B、無機粒状物Cを前記スプレ
ー雰囲気範囲内に平均に混合された状態で連続して交差
するように落下せしめるものである。
もちろん、表面材1上に対しては、終局的に直交するよ
うに自然落下するものである。
また、ホッパー17、分散機18は目的に応じて各別に
設けることもある。
19は振動機で、例えばバイブレータ等からなり、分散
機18を振動することにより無機粉粒物B、 Cを平均
に連続して落下せしめるものである。
20はロールで裏面材2を巻回し、これをガイドローラ
21を介して表面材1上に対面するように案内すると共
に、原料を分散する。
次に、動作について説明すると、いま上型部材および下
型部材が矢印方向に回転−左端から第2図に案すような
基材1が下型にコンベヤ等を介して連続的に送給された
と仮定する。
そして基材1がスプレーガン16の噴射領域内に到達す
るとA液、B液が混合され、かつ一部重合反応したポリ
ウレタン樹脂原料Pが基材1に、第1図において二点鎖
線で示す軌跡でスプレーされる。
そして、このポリウレタン樹脂が積層されて基材上の領
域に対し、前記ホッパー17から分散機18を経て0.
6V/C1ftの割合で平均粒径3TrrfrLφのパ
ーライト粒isaと硼砂B (100メツシユ)を10
f/cr4の割合で落下せしめる。
なお、この際、分散機18は5Q/minでバイブレー
タにより振動せしめられている。
そしてパーライト粒Cは落下途中で重合反応中の樹脂原
料と鋭角で衝突接触し、その表皮に樹脂を付着したまま
落下し、基材1上に樹脂の接着性によってパーライト粒
Cが固着される。
このような現象が基材1上で多数くり返され、積層され
る。
然る後、シート状物、例えばアルミニウム箔がその上に
重ねられ、上、下型部材によって形成される型5によっ
て成形され、複合パネルとして型5から出てくる。
そこでこのパネルを切断し、断面を観察したところ第2
図に示す分布になっていた。
また発泡倍率を測定したところ、約30倍になっており
、かつ発泡組織も均一に近く、パーライト粒の吸油性が
ほとんど発泡組織に悪影響を与えていなかった。
これは重合反応が進んだ状態、すなわち粘度が高くなり
、パーライト粒に付着してもあまり流動せず、かつその
重合反応の発熱によって平均に分散されたパーライト粒
空隙の空気がとび出した状態で各パーライト粒間がバイ
ンドされるからと考えられる。
それ故、機械強度も骨材的なパーライト粒Cの作用によ
り向上されていた。
換言すれば、この樹脂原料Pとパーライト粒Cの配合比
は、例えば樹脂原料がパーライト粒C空隙内の空気が重
合反応の際の熱で、しかも基材1に落下するまでの間に
大部分が放出するような割合および雰囲気になっている
こと等である。
もちろん、パーライト粒Cの分散は均一であり、耐火性
においては準不燃の加熱曲線に従って基材1面から加熱
した場合は約6分間で標準温度曲線を満足する程度の性
能があった。
以上説明したのは本考案の一実施例にすぎず、表、裏面
材を同質の材料で形成することもできる。
上述したように、本考案に係る製造装置によれば、発泡
性合成樹脂原料と無機粉粒物とをトラブルなく平均に分
布した難燃性複合パネルを製造できる特徴がある。
また、発泡倍率は無機粉粒物なしの樹脂に比してあまり
低下せず、かつその発泡組織も均質で、無機粉粒状物が
骨材となり、相当の機械強度の改善を行うことができる
特徴がある。
また、広幅のパネルを製造する場合には樹脂を広範囲に
分散し、その間に無機粉粒物を落下せしめるため特に効
力を発揮する特徴がある。
さらに、角度θでスプレーし、かつそのスプレー領域内
に無機粉粒物を落下せしめて樹脂の飛散を防止すると共
に、これらの混合を行い、樹脂の有効利用と作業環境を
改善し、発泡組織の均質化および耐火性を向上した特徴
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る複合パネルの製造装置を示す説明
図、第2図は上記装置の型を示す縦断面図である。 1・・・・・・表面材、2・・・・・・裏面材、3,4
・・・・・・上下型部材、16・・・・・・スプレーガ
ン、17・・・・・・ホッパー18・・・・・・分散機
、19・・・・・・振動機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二つの型部材を無端に形成すると共に所定間隔をもって
    上下に配置し、順次この型部材を向い合ってほぼ水平面
    上で一方向へ移動する型を形成し、該型の対向面に表、
    裏面材を連続して供給すると共に、表面材上に発泡性合
    成樹脂原料をスプレーガンを介して供給した後に裏面材
    を積層し、これを加温された型内で発泡成形して複合パ
    ネルを製造する装置において、下型部材を上型部材より
    長く形威し、該上型部材の存在しないスペースの前段部
    にスプレーガンを型の進行方向と同一方向に、かつ前記
    原料の軌跡断面がほぼ二等辺三角形となるスプレー雰囲
    気を形成するように配置腰中段部に所謂スプレー雰囲気
    の最大長辺範囲で、かつ表面材に対して垂直に無機粉粒
    物を混合しながら落下させる分散機および該分散機を強
    制的に振動させて無機粉粒物を分散させる振動機を設け
    、さらに後段部に裏面材を表面材と対面する位置に案内
    すると共に、前記原料および無機粉粒物の混合組成物を
    分散するガイドローラを設けたことを特徴とする難燃性
    複合パネル製造装置。
JP10601280U 1980-07-26 1980-07-26 難燃性複合パネル製造装置 Expired JPS6027658Y2 (ja)

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JPS5627919U JPS5627919U (ja) 1981-03-16
JPS6027658Y2 true JPS6027658Y2 (ja) 1985-08-21

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