JPS6027284Y2 - 調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オーブントースタ等のように調理室を形成す
ると内箱と、この外周を被う外箱とを備えこの外箱を複
数個の構成部材の接合により構成し、該外箱の両側部に
側板を取り付けるようにした調理器に関するものである
。

以下図示の一実施例について詳細に説明する。

１は内部に調理室を形成する内箱で、調理室にはヒータ
ー（図示せず）を配設する。

２は調理室の前面開口を開閉する扉、３は内箱１の上面
から背面を被う外周カバーで、両側縁部を内方に折曲し
、そして上部折曲片にねじ孔４，４を形成すると共に、
底部を内側に折曲し、この折曲片にねじ孔５を形成する
。

６は内箱１の底部を被う底板にして、その一端部は上方
に屈曲されこの部分に横長の嵌合孔７を形成している。

８は扉２の側方にあってタイムスイッチ９等の制御用電
気部品を備えた操作パネル、１０は扉２及び操作パネル
９の下方に位置する前面カバーにして、その下部折曲片
部にはねじ孔１１を形成している。

而して、内箱１の外周を被う外箱は上記外周カバー３、
底板６、操作パネル８、及び前面カバー１０を構成部材
を接合することによって構成される。

１２は外箱の側面を被う側板にして、外周カバー３のね
じ孔４．４．５及び前カバー１０のねじ孔１１に対向し
た位置に取付孔１３，１３・・・を形成して居り、この
下部内面には上記嵌合孔７に着脱自在に嵌合される突部
１４を一体形成している。

そして、外箱の側部に側板１２をその取付孔１３．１３
・・・がねじ孔４，４，５，１１に対向し、又突部１４
が上記嵌合孔７に嵌合するよう設置した後、取付螺子１
５．１５・・・により螺合する。

このように、側板１２側の突起１４を底板６の折曲片の
嵌合孔７に嵌合することにより側板１２が位置決めされ
ると共に、底板６と側板１２とが上記突部１４と嵌合孔
７との嵌合により連結される。

従って、側板１２の固定が確実となると共に上記底板６
及び側板１２が補強され、又、底板６の螺子止め箇所も
少なくなる。

尚、１６は側板１２の下部に一体成型された支脚、１７
は把手である。

本考案は、以上の如く調理室を形成する内箱と該内箱の
外周を被う外箱とを備え、この外箱を複数個の構成部材
の接合により構成し、該外箱の両側部に側板を取り付け
るようにした調理器に於いて、外箱の一部を構成する底
板の一端部を上方に折曲しこの部分に嵌合孔を形成する
と共に、側板の下部内面に上記嵌合孔に着脱自在に嵌合
される突部を形威し、この突部を上記嵌合孔に嵌合して
側板を外箱に螺子止めするようにしたものであるから、
側板の固定を確実に行うことができると共に、底板及び
側板の補強にもなり、又底板と側板とが上記嵌合孔と突
部との嵌合により一体的に連結されるため底板の螺子止
め箇所を少なくすることができる作業性を簡略化するこ
とができるという顕著な効果を奏し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案調理器の外観斜視図、第２図は本考案調
理器の要部分離斜視図を示す。 １：内箱、２：扉、３：外周カバー、４，４゜５．１１
：ねじ孔、６：底板、７：嵌合孔、８：操作パネル、１
０：前面カバー、１２：側板、１３．１３・・・：取付
孔、１４：突部、１５：取付螺子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 調理室を形成する内箱と、該内箱の外周を被う外箱とを
   備え、この外箱を複数個の構成部材の接合により構成し
   、該外箱の両側部に側板を取り付けるようにした調理器
   に於いて、外箱の一部を構成する底板の一端部を上方に
   折曲しこの部分に嵌合孔を形成すると共に、側板の下部
   内面に上記嵌合孔に着脱自在に嵌合される突部を形成し
   、この突部を上記嵌合孔に嵌合して側板を外箱に螺子止
   めするようにした事を特徴としてなる調理器。