JPS6026993Y2 - 金属蒸着フイルム - Google Patents

金属蒸着フイルム

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JPS6026993Y2
JPS6026993Y2 JP6557280U JP6557280U JPS6026993Y2 JP S6026993 Y2 JPS6026993 Y2 JP S6026993Y2 JP 6557280 U JP6557280 U JP 6557280U JP 6557280 U JP6557280 U JP 6557280U JP S6026993 Y2 JPS6026993 Y2 JP S6026993Y2
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JP
Japan
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layer
film
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metal
thin film
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JP6557280U
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JPS56168337U (ja
Inventor
慈彦 伊藤
博 松野
稲穂 田代
Original Assignee
大日本インキ化学工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン及びその共重合体等のポリオレフィンを
主成分とした共押出積層フィルムの表面に光沢のある金
属蒸着面を設けた新規な金属蒸着用フィルムに関するも
のである。
金属蒸着を施したフィルムは、近年、金属的な外観とガ
スバリヤ−性、保香性、光遮断性等の特長を有すること
から、菓子類の包装、断熱材、インテリア−用等広い分
野に使用されるようになった。
蒸着金属としては、アルミニウムが一般的であるが、用
途により、亜鉛、クロム、ニッケル、金、銀等が使われ
ている。
金属蒸着を施したフィルムとしては、ポリオレフィン未
延伸フィルム又は延伸フィルムの表面をコロナ処理して
活性化した後、金属蒸着せしめたものが知られている。
しかしながら、ポリオレフィンフィルムに直接金属蒸着
を施した場合、ポリオレフィンフィルム中の高級脂肪酸
等の滑剤や無水珪酸粉沫等のブロッキング防止剤により
、フィルム表面の平滑性が失われ、金属蒸着後も光沢の
あるものは得られなかった。
又、これら添加剤は経時変化でフィルム表面に滓出して
くる為(ブリードアウト)、コロナ処理度も低下し、蒸
着金属の付着力は弱くなる欠点があった。
更に、金属蒸着後、蒸着面に印刷を施す際、蒸着工程で
フィルムが受ける熱と超真空下で添加剤のブリードアウ
トが促進され、且つ、印刷段階までの経時変化も重なっ
て、蒸着面のコロナ処理度が部分的に低下し、印刷イン
キの接着性の点でも一定品質の保持が困難であった。
本考案は、このような欠点を解消するために為されたも
のであって、以下図面とともに説明すると、ポリオレフ
ィンを主成分とする層1と、ポリエチレンテレフタレー
ト及びその共重合体の何れかより戊る薄膜層2並びに層
1と層2の間にエチレン−酢酸ビニール共重合体又はそ
の部分鹸化物夫々の単体又は両者の混合物から戊る接着
層3を設けた共押出積層フィルムの薄膜層2の表面に金
属蒸着層4を設けた金属蒸着フィルムに関するものであ
る。
本考案に係わる金属蒸着フィルムに於いては、ポリオレ
フィンを主成分とする層1中に滑剤、ブロッキング防止
剤などの添加剤を添加しても、これらの添加剤が共押出
積層フィルムの薄膜層2にブリードアウトすることがな
い上に、ポリエチレンテレフタレート及びその共重合体
の何れかより成る薄膜層2が平滑性にすぐれていること
によって薄膜層2上に光沢のすぐれた金属蒸着層4を形
成することができるとともにポリエチレンテレフタレー
ト及びその共重合体に極性があることによって薄膜層2
上に接着強度のきわめて大きい金属蒸着層4を形成する
ことかできる。
ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、ポリプロピレン及びその共重合体等を挙
げることができ、ポリオレフィンを主成分とする層1の
膜厚は、通常20〜27μとすればよい。
薄膜層2はポリエチレンテレフタレート及びその共重合
体のいずれかにより形成され、薄膜層2の膜厚は通常1
〜3μとすればよい。
ポリエチレンテレフタレート共重合体としてはイソフタ
ル酸、p−オキシ安息香酸などとの共重合体を挙げるこ
とができる。
エチレン−酢酸ビニール共重合体又はその部分鹸化物夫
々の単体又は両者の混合物から成る接着層3は、層1と
層2を強固に接着するために設けられており、接着層3
の膜厚は通常l〜5μとすればよい。
共押出積層フィルムは、三台の押出機と一台のTダイス
の結合から戊る共押出多層フィルム成形板を使用して共
押出成形すればよく、必要に応じてポリオレフィンを主
成分とする層1の裏面にさらに樹脂層を設けてもよい。
蒸着金属としては、アルミニウムが一般的であるが、用
途により亜鉛、クロム、ニッケル、金、銀等を使用して
もよく、共押出積層フィルムの薄膜層2上に直接蒸着し
てもよいし、或は薄膜層2をコロナ処理した後に蒸着し
てもよい。
次に、実施例により本考案を具体的に説明する。
実施例 1 三台の押出機(EX −l 、 EX −2,EX −
3)と一台のTダイスの結合から成る共押出積層フィル
ム成形板を用い、EX−1にポリエチレンテレフタレー
ト共重合体(PET) (極限粘度0.8〕、EX−2
にエチレン−酢酸ビニール共重合体 (EVA)(酢酸ビニール含有率19%、MI=3.0
ダ/lQmin)と部分鹸化エチレン−酢酸ビニール共
重合体(部分鹸イEZEVA) (密度0.95g/
cc、 MI= 159/10m1n)を50750に
ブレンドとしたもの、EX−3にエチレン−プロピレン
共重合体(COPP) (密度=0.9001/cc、
MFI=9.0g/10m1n、滑剤=1200pp
m、アンチーブロッキング防止剤= i5ooppm添
加〕を投入し、PET/EVA十部分鹸化物EVA/C
0PPの3層構成で各構成比率が5%/10%/85%
の、全体厚み30μの共押出積層フィルムを製膜した。
次いで、共押出積層フィルムのPET上にアルミニウム
蒸着を行なって電気低抗値が2Ωの膜厚を形成させ、ア
ルミニウム蒸着フィルムを得た。
得られた共押出積層フィルム並びにアルミニウム蒸着フ
ィルムの物性を示すと、表1の通りである。
表1の如く、共押出積層フィルムのPET側の光沢は良
く、蒸着も艶のあるもものが得られた。
アルミニウム蒸着の付着性は一般的にセロテープ剥離法
により評価されるが、本実施例の場合何ら問題が無かっ
た。
尚、共押出積層フィルムのPETlC0PP間の層間接
着力は66B/in (ASTM−Z−1521)であ
った。
又、滑性のないフィルムは蒸着後の巻取りで皺等の発生
があるが本実施例ではc orpの滑性化で防ぐことが
出来た。
蒸着面にポリアミド−硝酸綿糸インキでグラビア印刷機
により表刷りし、印刷面をセロテープ剥離試験を行った
が、実用上何ら問題の無いインキ接着性を有していた。
更に、予め0PET (厚み12μ)に裏刷りしたもの
をウレタン系接着剤を使用し、塗布量(固形分):l/
rIlで、実施例の蒸着フィルムとドライラミネートを
行った。
その結果、印刷部の光沢の優れたものが得られた。
この蒸着ラミネート複合フィルムをcorpをシーラン
ト層として、ヒートシール温度120℃、ヒートシール
圧力2kp/cIt、ヒートシール時間2secでヒー
トシールし、剥離試験(JIS −Z−1521、サン
プル幅1インチ、ヒートシール幅1インチ、引張り速度
300y++m/minで90°方向剥離)を行ったと
ころ、1.5に9/インチの値が得られ、スナック食品
、冷菓、菓子等の軽量包装に充分な性質をもっているこ
とが解った。
又、アルミニウム蒸着後のフィルム物性では、蒸着前と
力学的性質が何ら変ることが無く、金属蒸着によるガス
バリヤ−性、透湿性向上も計ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係わる金属蒸着用フィルムの一例を
示した断面図である。 1・・・・・・ポリオレフィンを主成分とする層、2・
・・・・・薄膜層、3・・・・・・接着層、4・・・・
・・金属蒸着層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリオレフィンを主成分とする層1と、ポリエチレンテ
    レフタレート及びその共重合体の何れかより成る薄膜層
    2並びに層1と層2の間にエチレン−酢酸ビニール共重
    合体又は、その部分鹸化物夫々の単体又は、両者の混合
    物から成る接着層3を設けた共押出積層フィルムの薄膜
    層2の表面に金属蒸着層4を設けた金属蒸着フィルム。
JP6557280U 1980-05-15 1980-05-15 金属蒸着フイルム Expired JPS6026993Y2 (ja)

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JP6557280U JPS6026993Y2 (ja) 1980-05-15 1980-05-15 金属蒸着フイルム

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JPS56168337U JPS56168337U (ja) 1981-12-12
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JPS62111734A (ja) * 1985-11-08 1987-05-22 大日本印刷株式会社 バル−ン形成用複合フイルム

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JPS56168337U (ja) 1981-12-12

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