JPS6026611Y2 - 脱穀選別装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、選別部から還元される２番処理物に起因する
扱室の処理能力低下を防止するために、選別部からの２
番処理物を脱穀部からの処理物に対する揺動選別板上に
還元するための還元経路を設けた脱穀選別装置に関し、
本来構成を有効利用した簡単な改造でもって、２番処理
物を効率よく再脱穀処理できるようにする事を目的とす
る。

次に、本考案の実施の態様を、コンバインに搭載される
脱穀選別装置の例示図に基づいて説明する。

脱穀フィードチェーン１により扱室２内に供給される殻
稈を回動する扱胴３により脱穀すべく構威し、この脱穀
部４の下方に、前記扱室２から落下供給される脱穀処理
物に対する選別板５を駆動揺動自在に備えさせると共に
、扱胴回動軸芯方向の選別風を供給する唐箕６を備えさ
せた選別部７を設けて、殻稈の脱穀処理に伴い、脱穀処
理物が揺動されながら風選別され、排塵が選別風と共に
排塵口８から機外に排出されるように構威しである。

前記選別部７の下部に、それからの１番処理物を搬出す
る１番スクリューコンベア９を設けて、脱穀処理物が風
選別されるに伴い、１番処理物が機外に搬出されるよう
に構威しである。

前記選別部７の下部に、それからの２番処理物を機体横
一側方に搬出する２番スクリューコンベア１０を設け、
そして、第２図に示すように、前記２番スクリューコン
ベア１０からの処理物をスロワ−１１により機体上部に
揚送するための筒体１２を機体外部に設けると供に、前
記筒体１２の上端側を、前記脱穀部４の受網１３の外側
面に対向する状態で機体内に開口１４させ、さらに、機
体横側壁１５と受網１３とによって、前記開口１４から
の処理物を前記選別板５上に供給するための通路を形成
して、選別部７からの２番処理物を選別板５上に還元す
ると供に、途中部分において、スロワ−１１により付与
された動慣性により受網１３の外側面に衝突させるため
の還元経路を構威しである。

他方、前記受網１３の前記開口１４側を、扱胴回動軸芯
にほぼ平行な軸芯周りで揺動自在なリンク１６の遊端側
に枢支連結し、かつ、扱口１７側を、扱胴回動軸芯にほ
ぼ平行な軸芯周りで回動されるエキセン１８に連結して
、受網１３の２番処理物衝突部分が開口１４からの２番
処理物放てき方向に強制振動されるように構戊しである
。

もって、選別部７から還元する２番処理物のために扱室
２内の処理物量が増大する事を防止しながらも、還元２
番処理物が受網１３及び選別板５に対する衝突と、受網
１３表面の凹凸とによって再脱穀処理されるように構威
しである。

尚、本考案は、上記実施例に示す如く、受網１３を揺動
させたものに採用すると、受網１３の動慣性のために衝
突による脱穀効果を一層高められて有益であるが、受網
１３が固定されたものにも採用できる。

以上要するに、本考案は、冒記した脱穀選別装置におい
て、前記還元経路の途中部分を、そこを通過する２番処
理物が前記脱穀部４の受網１３の外側面に衝突すべく配
置しである事を特徴とする。

つまり、上記構成によれば、２番処理物が受網１３に対
する衝突と、受網１３表面の凹凸とにより、脱穀される
ので、揺動される選別板５との当りによって脱穀される
にすぎなかった従来よりも再処理効率を向上できたので
あり、しかも還元経路を配置変更するだけの簡単な改造
で済んだので、コスト面、製作面を有利にしながら作業
を能率よく行わせられるようになった。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る脱穀選別装置の実施の態様を例示し
、第１図は縦断側面図、第２図は横断正面図である。 ４・・・・・・脱穀部、５・・・・・・選別板、７・・
・・・・選別部、１３・・・・・・受網。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 選別部７からの２番処理物を脱穀部４からの処理物
   に対する揺動選別板５上に還元するための還元経路を設
   けた脱穀選別装置であって、前記還元経路の途中部分を
   、そこを通過する２番処理物が前記脱穀部４の受網１３
   の外側面に衝突すべく配置しである事を特徴とする脱穀
   選別装置。 ■ 前記受網１３の２番処理物衝突部分を２番処理物放
   てき方向に強制振動すべく構威しである事を特徴とする
   実用新案登録請求の範囲第■項に記載の装置。