JPS6026248Y2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JPS6026248Y2
JPS6026248Y2 JP1977150939U JP15093977U JPS6026248Y2 JP S6026248 Y2 JPS6026248 Y2 JP S6026248Y2 JP 1977150939 U JP1977150939 U JP 1977150939U JP 15093977 U JP15093977 U JP 15093977U JP S6026248 Y2 JPS6026248 Y2 JP S6026248Y2
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JP
Japan
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mixing chamber
plate
fuel
air
vaporization
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JP1977150939U
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JPS5476533U (ja
Inventor
誠記 佐久目
丈治 宇野
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三菱電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気ノズルによって微粒化した液体燃料を高
温加熱された気化板の気化面に噴射して気化させ、該気
化燃料と空気との混合気を燃焼する液体燃料燃焼装置に
関腰特にその燃焼性能の改善に関する。
上記燃焼方式の燃焼装置は、第1図に示すように燃料輸
送管21から流出する液体燃料を該輸送管周囲を取り巻
く空気ノズル22から噴出する空気流に巻き込んで微粒
化して吹き飛ばし、これを加熱された気化面23に付着
して気化させ、該気化燃料と空気との混合気と燃焼する
ようになっている。
かかる空気ノズルを使用した燃料気化方式は第2図に示
すような気化面に液体燃料を滴下して気化させる方式に
比べ、燃料が微粒化されているため気化効率がよく、比
較的低温の気化面で瞬時気化を行なうことができる。
又、燃料を間欠的でなく連続的に噴射して気化させるの
で気化された燃料濃度に時間的なむらがなくしたがって
短い混合経路で混合気を均一化でき燃焼性が安定するか
ら装置の小型化につながる。
又、第3図に示すような圧力噴霧式ノズルを使用したも
のもあるが、このように燃料だけを噴射して周囲空気と
混合させるものでは燃料噴射速度を相当大きくしなけれ
ば微粒化が促進されず(通常2〜1ωc/m1n)、燃
料消費量の小さい小型燃焼装置には不適当であった。
おれに対し空気ノズル式のものでは、燃料を強制的に流
速の大きな空気流に巻き込んで噴射させるから、燃料輸
送量を小さくしても燃料の微粒化が促進され、したがっ
て燃料消費量の小さい小型燃焼装置にも適用が可能であ
る。
このように空気ノズルを備えた液体燃料燃焼装置は種々
の利点を有しはいるが、従来のものは第1図に示したよ
うに気化面が円筒中央部を閉塞するように設けられてい
たため該気化面が障害となってバーナヘッド中心部から
の2次空気の供給が困難であった。
このため炎口を燃焼装置外周方に沿って流れる2次空気
を供給可能なバーナヘッドを外周辺部だけにしか設ける
ことができずバーナヘッド上方での温度分布が中心部で
粗となり、被加熱体の不均一加熱を招く結果となってい
た。
又、かかる構成では装置を小型化しようとすると、気化
板面積ひいては気化面面積が必然的に小さくなるから未
気化燃料を生じ易く燃焼性を悪化させるばかりか、該未
気化の液体燃料が混合室内壁に付着しさらにこれに塵埃
が付着して混合室を汚す結果となるから実質上小形化を
困難にしていた。
本考案はかかる欠点に鑑み、気化板を円筒形状にして該
円筒の外周面を気化面とし、円筒内部を2次空気通路の
一部として利用することにより気化面外方に環状に形成
された混合室端部に設けた炎口群から噴出する混合気の
燃焼炎に対し、上記円筒内部と混合室外方との2方から
2次空気を供給することにより、炎口群の形成分布を均
一化して均一加熱を図ると共に燃焼性の向上を図った液
体燃料燃焼装置を提供するものである。
・以下に本考案の実施例を第4図〜第6図に基
づいて説明する。
1は中空2次円筒形状に成形された気化板で、その円筒
中心軸を重力方向に向は七設置される。
2は該気化板1の内筒外周面に形成された気化面で、円
周方向に谷溝が刻み込まれて縦断面波形形状となってい
る。
3は気化板1の底壁内部に環状に埋設された加熱用ヒー
タ、4は気化板1の気化面2下方に延長する底壁土面に
環状に形成された受は溝で、前記ヒータ3の真上位置に
近接して設けられている。
5は気化板1の外筒壁の一部を貫通して配設された燃料
噴射管で、その中心軸部にある6の燃料輸送管が出口部
がベンチュリ状に狭さくされた空気通路7aを介して7
の空気ノズルに取り巻かれ、さらに該空気ノズル7が該
ノズル7出口外方の拡散空間7aを隔てて8の拡散筒に
嵌入固定された構造を有している。
9は気化板1の内外筒間に環状に形成された1次混合室
、10は気化板1の気化面3上方の内筒外周面に環状に
突出して形成された混合用突起(第1の混合板)で、1
次混合室9を迷路状として一次燃焼用空気と気化燃料と
の混合を良好にする役目をする。
11は気化板1の頭壁に接触面12゜13をもって接合
したバーナヘッドで中心部に形成されたllaの2次空
気導入孔が気化板1内筒内径に略一致して取り付けられ
ている。
14は該バーナヘッド11の外周部側壁に全周に亘って
スリット状に多数形成された炎口、15はバーナヘッド
11の2次空気導入孔11a周縁部の壁を後述する2次
混合室16と2次空気導入孔11a出口部とを連通ずる
よう貫通して全周に亘って多数形成された炎口、16は
気化器1の1次混合室9より上方に突出する内筒壁外周
方にバーナヘッド11との間に画成された2次混合室で
、気化板1の頭壁周囲に複数個形成された連通孔1aを
介して1次混合室9に連通している。
17は該2次混合室16内に配設された環状の混合板(
第2の混合板)で、その内周縁と気化板1内筒の外周面
との間に間隙18をもって取り付けられ、1次混合室9
内で形成されて前記連通孔1aより、噴出する混合気が
、拡散した後間隙18で整流され再び拡散させる役目、
つまり混合気の混合を更に良好にする役目をする。
なお混合気は、その後外側及び内側の炎口14,15か
ら噴出する。
19は気化板1内筒内部とバーナヘッドの2次空気導入
孔11aとで構成され前記内側の炎口15に2次空気を
導くための2次空気通路である。
次にかかる構成の燃焼装置の作用について説明する。
燃料輸送管6出口から流出した液体燃料は空気ノズル7
の狭された空気通路7a出口から噴出する流速の大きな
空気流に巻き込まれて微粒化し、拡散空間8aにおいて
円錐状に拡散して噴出されヒータ3及び接触面12,1
3を介してバーナヘッド11からの熱回収により加熱さ
れた気化面2に付着して気化される。
この場合気化面2は波形断面に形成されているから表面
積が大きく(例えは第5図Aに示すように波形の頂角α
を600とした場合その表面積は第5図Bに示す平断面
の場合の2倍となる)、かつ燃料微粒子が第5図Aのよ
うにその表面に効率よく接するから第5図Bの場合に比
べ一滴当りの接触面積も大幅に増大する。
更に該波形断面により重力方向に燃料が垂れることを防
止できると共に、噴射圧力による風圧により第6図に示
すように気化面2に付着した燃料に円周方向への流れが
発生して該燃料と気化面2との付着面積か一層増大する
から気化性能は著しく向上する。
又、万一燃料が気化面2を流下した場合でも該燃料が気
化面2下方の油受は溝4に流入すると、該油受は溝4表
面はヒータ3に近接して最も高温に加熱されているから
瞬時に気化する。
こうして効率よく気化された燃料はまず燃料と共に空気
ノズル7から1次混合室9に流入した空気と該1次混合
室9内で混合される。
この場合空気ノズル7から噴出される空気量と燃料輸送
管8から噴出される燃料量とは該空気と燃料とが完全に
混合した場合の混合気濃度が空気過剰率0.5〜0.7
となるように設定されている。
またこの混合時において、1次混合室9内を迷路状とす
る混合用突起10を設けている混合気が整流され良好に
混合が行われる。
そしてこのように1次混合室9て形成された混合が良好
な予混合気は混合用突起10によって狭められた入口か
ら連通孔1aを通って2次混合室16内に拡散流入し、
さらに混合板17と気化板1内筒との間隙18を通って
整流され2次混合室16の混合板17上方の室に再び拡
散して流入した後、バーナヘッド11の外側の炎口14
及び内側炎口15から噴出し着火燃焼される。
このように1次混合室9から炎口14,15に至る間に
予混合気は、混合用突起10、連通孔1a、混合板17
等により整流、拡散を数回繰り返し充分に攪拌混合され
て炎口から噴出する。
そしてバーナヘッド11の外側の炎口14からの噴炎は
燃焼装置外周方を自然対流或いは強制送風等の手段によ
り上方に向けて供給される2次空気を得て効率よく燃焼
腰一方バーナヘッド11内側の炎口15からの噴炎は気
化板1内筒内部及び2次空気導入孔11aを通って供給
される充分な2次空気を得て効率よく燃焼する。
炎口15は2次空気導入孔11aの中心軸よりに傾斜し
て形成されているので燃焼炎と2次空気との接触効率が
よく燃焼性が高められる。
このようにしてバーナヘッド11の外側と内側とで燃焼
が行われるから該バーナヘッド11上方の温度分布が均
一化し被加熱体を均一加熱することができる。
尚、以上の実施例において、気化面をショツトブラスト
等による機械的表面処理、或いはエツチング等による化
学的表面処理を施して表面を細かな凹凸形状とすれば液
体燃料と気化面との親和性が増大腰燃料が気化面上に更
に薄く拡がるから瞬時気化が促進される。
本考案は以上説明したように気化板を中空円筒形状と腰
その外周面を気化面としたため、円筒内部を2次空気通
路の一部として利用でき、燃焼装置の外周方と中央部と
の2方から2次空気が供給されるから炎口群が燃焼空間
の中間部に分布させることができ加熱温度分布を均一化
させることができる。
又、円筒内部からも2次空気を供給できることにより、
2次空気供給量の全体量が増大するから、小型にして加
熱能力の大きな燃焼装置が得られる。
さらに、気化面が円筒周面に周方向に沿った溝を刻んで
断面波形形状に構成されているから、重力方向に燃料が
垂れ下がるのを防止することができ、また、気化面の表
面積が著しく増大すると共に、燃料−滴当りの接触面積
も大幅に増大し、この面からも装置の小形化が図れる。
また、万一燃料が気化面を流下して油受は溝に流入して
も、油受は溝がヒータによって高温に加熱されていから
瞬時に気化する。
なお、また、この考案によれば、第1、第2の混合室を
設けると共に、その両混合室に、混合気が整流、拡散を
数回繰り返すよう第1、第2の混合板を夫々最適に配設
しているので、コンパクトな装置であるにもかかわらず
、混合気を極めて良好に混合できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空気ノズルを備えた液体燃料燃焼装置の
一部縦断面図、第2図は液体燃料滴下による気化方式を
示した図、第3図は圧力噴霧式ノズルによる気化方式を
示した図、第4図は本考案に係る液体燃料燃焼装置の一
部縦断面図、第5図Aは第4図に示す燃焼装置の気化面
での燃料付着状態を示す図、第5図Bは平面状の気化面
での燃料付着状態を示す図、第6図は同燃焼装置の気化
面に付着する燃料の拡がり状態を示す平面図である。 1・・・・・・気化板、2・・・・・・気化面、5・・
・・・・燃料噴射管、7・・・・・・空気ノズル、9・
・・・・・1次混合室、11a・・・・・・2次空気導
入孔、14・・・・・・炎口、15・・・・・・炎口、
16・・・・・・2次混合室、19・・・・・・2次空
気通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 微粒化した液体燃料を高温加熱された気化板の気化面に
    噴射して気化させ該気化燃料と空気との混合気を燃焼す
    る液体燃料燃焼装置において軸心を重心方向に向けて設
    置された中空円筒状内筒及び中空円筒状外筒を有し、こ
    の内筒及び外筒を、その内筒の外周面と外筒の内周面と
    の間に環状の第1の混合室が形成されるように同心状に
    組合せて形成され、かつ内筒外周面に周方向に沿った溝
    を刻んでその断面形状を波形とした気化板と、上記第1
    の混合室内に、−次燃焼用空気及びこの一次燃焼用空気
    にて微粒化され上記気化板の内筒外周面に噴射される液
    体燃料を供給する供給手段と、上記気化板の内筒外周面
    を気化面とするヒータと、上記気化板の上記ヒータ配設
    部の近傍位置に形成された油受は溝と、上記第1の混合
    室内に設けられ、その第1の混合室内を迷路状とする混
    合板と、上記第1の混合室に連通孔を介して連通ずるよ
    うに配設された第2の混合室と、この第2の混合室内に
    、上記連通孔より噴出された混合気を拡散した後整流し
    再び拡散させるよう配設された第2の混合板と、上記第
    2の混合室端部の外周部と内周部に並設され、第2の混
    合室より噴出された混合気を燃焼させる炎口群とを備え
    、上記炎口群に上記気化板の内筒内部から二次燃焼用空
    気を供給するようにしたことを特徴とする液体燃料燃焼
    装置。
JP1977150939U 1977-11-10 1977-11-10 液体燃料燃焼装置 Expired JPS6026248Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5476533U JPS5476533U (ja) 1979-05-31
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JPS5871514U (ja) * 1981-10-30 1983-05-14 サンデン株式会社 液体燃料燃焼装置のバ−ナ構造
JP2924185B2 (ja) * 1990-12-28 1999-07-26 松下電器産業株式会社 石油燃焼装置

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