JPS6026100B2 - テトラリン誘導体 - Google Patents

テトラリン誘導体

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JPS6026100B2
JPS6026100B2 JP12887577A JP12887577A JPS6026100B2 JP S6026100 B2 JPS6026100 B2 JP S6026100B2 JP 12887577 A JP12887577 A JP 12887577A JP 12887577 A JP12887577 A JP 12887577A JP S6026100 B2 JPS6026100 B2 JP S6026100B2
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JP
Japan
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group
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carboxylic acid
reaction
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JP12887577A
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JPS5463057A (en
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節郎 藤井
洋二郎 桜井
豊男 中山
良二 松井
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Torii Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Torii Pharmaceutical Co Ltd
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Priority to DE2846691A priority patent/DE2846691C2/de
Priority to FR7830495A priority patent/FR2407198A1/fr
Priority to GB7842193A priority patent/GB2009177B/en
Priority to US06/030,594 priority patent/US4214093A/en
Publication of JPS5463057A publication Critical patent/JPS5463057A/ja
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式(1)で示されるグアニジノテトラリン譲導
体およびその酸付加塩ならびにその製造法に関するもの
である。
式中Rはフェニル基、または低級アルキル基、低級アル
コキシ基、低級アルコキシカルボニル基もしくはハロゲ
ンで置換されたフヱニル基、またはナフチル基を示す。
本発明物資(1)は新規な化合物であり、蛋白分解酵素
(トリプシン、トロンビン、CIェステラーゼ、カリク
レィン、プラスミン等)に対し酵素阻害活性を有するの
で、これらの酵素に起因する疾病の治療に有用である。
本発明物質(1)は、式(0)で示されるニト。テトラ
リン誘導体(m)とフェノール議導体(m)またはナフ
トール(W)との通常の脱水反*応により式(V)で示
されるニトロテトラリン誘導体を製造し、次いでこれを
還元することにより式(町)で示されるアミノテトラリ
ン誘導体を製造し、次いでシアナミドと反応させること
により製造することができる。これを反応式で示せば下
記のとおりである。式中R′は水素、低級アルキル基、
低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基または
ハロゲンを示す。
Rはフェニル基、または低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、低級アルコキシカルボニル基もしくはハロゲンで
置換されたフェニル基、またはナフチル基を示す。
本発明で使用する原料物質(0)は既に知られた化合物
で1ーテトラリンカルボン酸のニトロ化等により合成す
ることができる。
本発明を実施するにあたっては上記原料物質(D)とフ
ェノール誘導体(m)またはナフト−ル(W)との通常
の脱水縮合反応によって化合物(V)を得ることが出来
る。
すなわちDCC(ジシクロヘキシルカーボジイミド)法
、DPPA(ジフェニルフオスフオリルアジド)法、混
合酸無水物法、酸クロラィド法等速常のよく知られた脱
水反応によって化合物(V)を得ることができる。しか
し、これらの反応において操作の難易、経済性、生成物
の純度等の見地から酸クロラィド法が好ましい方法であ
る。酸クロラィド法はハロゲン化水素を副生する反応で
あり、脱ハロゲン化水素剤、例えば、トリェチルアミン
、トリブチルアミンピリジン等の有機塩基、炭酸カリウ
ム、炭酸ソーダ等の無機塩基の存在下に行うのが有利で
ある。使用し得る溶媒としてはベンゼン、酢酸エチル、
エーテル、テトラヒド。フラン、ピリジン等があるが、
酢酸エチルが生成物の純度の点で好ましい。反応は広い
温度範囲にわたり比較的容易に進行する。常温でまたは
少し冷却して行ってもよく、一般に、0なし、し3ぴ○
の温度で、306なし、し1時間で反応は終了する。化
合物(V)よりアミノテトラリン(W)を製造する場合
、化合物(V)を有機溶媒に溶解又はけんだくしパラジ
ウム炭素、ラネーニツケル、酸化白金等の触媒の存在下
水素ガスを通じることより、または化合物(V)および
亜鉛、鉄筆の金属末を酢酸、塩酸等の酸に加えることに
より容易に合成できる。
上記接触還元に使用し得る溶媒としてはエタノール、メ
タノール、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン
、エーテル、酢酸エチル等があるが、エタノール、メタ
ノール、酢酸ェチル等が好ましい。反応は広い温度範囲
にわたり比較的容易に進行する。常温でまたは少し冷却
して行ってもよく、一般に、反応は20ないし4ぴ0の
温度で1時間ないし2時間で終了する。反応液より化合
物(W)を取り出す場合は通常の処理方法、すなわち、
反応液より鮫煤を淀去し母液を減圧下濃縮することによ
り化合物(W)を得ることができる。アミノテトラリン
誘導体(町)より本発明の目的化合物であるグアニジノ
テトラリン誘導体(1)を製造する場合、化合物(W)
を有機溶媒に溶解又はけんだくするか、あるいは溶媒な
しで、シアナミドと反応させることによって化合物(1
)を得ることができる。
使用し得る溶媒としてはエタノ−ル、メタノール、ジメ
チルホルムアミド、テトラヒドロフラン、エーテル等が
あるが、エタノール、メタノールが好ましい。反応は常
温ないし溶媒の沸点まで加溢することによって容易に進
行する。反応液より化合物(1)を取り出す場合この溶
液から溶媒を蟹去することにより目的化合物を得ること
ができる。得られた化合物は必要に応じて、再結晶カラ
ムクロマトグラフィーなどにより純品として得ることが
出釆る。また、所望によりその酸付加塩を得ることがで
きる。次に実施例をあげ本発明を詳細に説明する。
実施例 17−グアニジノテトラリン−1−カルボン酸
pーメトキシフェニルェステルの合成7−ニトロテトラ
リン−1ーカルボン酸1夕とPーメトキシフエノール5
60雌を20の‘のピリジンに熔解し、冷却する。
これにオキシ塩化リン700雌を加え、二昼夜放置する
。氷水に注力o後5%NaHC03で弱アルカリ性とな
しAcOEt可溶部をとる。AcOEtを減圧下蟹去し
、残績をAcOEt−へキサン混液より再結晶し、7ー
ニトロテトラリンー1ーカルボン酸−pーメトキシフェ
ニルェステルを得る。収量0.8夕、融点109〜11
0℃IR(KBr)仇‐1;1735(エステル) 1
350(ニトロ基)。ここで得られた 7ーニトロテトラリンー1ーカルボン酸pーメトキシフ
ェニルェステル0.8夕をACOH中5%Pd−Cを用
いて接触還元し藤煤ろ去後AcOHを減圧下蟹去してア
ミノ体を得る。
これをEら0に溶解して乾燥HCIガスを通導して7ー
アミノテトラリンー1ーカルポン酸一p−メトキシフェ
ニルェステル塩酸塩とする。収量520柵、mp155
一156o瓜(KBr)仇‐1;2950(NH2)1
740(エステル)。ここで得られた 7ーアミノテトラリンー1−カルボン酸pーメトキシフ
ェニルェステルHCI塩500級と結晶シアナミド25
0地をナス型コルベンにとり少量のEtOHを加えたの
ち50℃で二昼夜放置。
減圧下EtOHを蟹去し残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフイーに付して7ーグアニジノテトラリンー1
ーカルボン酸一pーメトキシフェニルェステル塩酸塩を
得た。収量480の3 油状物質IR(liqのd)弧
‐1;1735この物質は、invitroにおいてト
ロンビンがトシルアルギニンメチルヱステルを水解する
作用を阻害する。
この物質が、この水解反応を50%抑制する濃度は3.
2×10‐5Mであった。実施例 2 7一グアニジンテトラリン−1−カルボン酸フェニルェ
ステルの合成7ーニトロテトラリンー1ーカルポン酸1
.5夕をAcOEt50奴とに溶解し室温で五塩化リン
1.3夕を加え、30分間縄拝する。
不溶物をろ去後、AcOEtを留去し残澄に新らたにA
cOEt50の‘を加える。袷時、フェノール1.0夕
及びトリェチルアミン8.5夕を加え一昼夜かくまんす
る。反応液を冷5%NaOHで洗浄後溶媒を蟹去すると
7−ニトロテトラリンー1ーカルボン酸フェニルェステ
ルが得られた。収量1.5タ mp83−84oIR(
KBr)仇‐1:1740(ェステル)、1350(ニ
トロ基)。NMR(重アセトン)肌;8.26(IH,
d,J=2.0),8.04(IH,d,d,J=8.
4,2.0)ここで得られた7ーニトロテトラリンー1
ーカルボン酸フヱニルェステル1.0夕をAcOEt中
5%Pd−Cを用いて接触還元し、触媒ろ去後AcOE
tを減圧下留去し残澄をMeOHより再結晶する。
収量550の9 mp89一900ここで得られた 7ーアミノテトラリンー1ーカルボン酸フェニルェステ
ルHCI塩300の9と結晶シアナミド250の9をナ
ス型コルベンに探り、EのH少量を加えたのち50oo
前後に加湿、一夜放置、減圧下Eの日を蟹去した後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフイーによってグアニジノ
体を得る。
収量250馳油状物質IR(liquid)仇−1;1
740この物質は、invitroにおいてトロンビン
がトシルアルギニンメチルェステルを水解する作用を阻
害する。
この物質が、この水解反応を50%抑制する濃度は2.
7×10‐5Mであった。この他CIェステラーゼ、カ
リクレィンに対しても阻害活性を有していたが、プラス
ミンに対しては全く作用しなかつた。実施例 3 5ーグアニジノテトラリソー1ーカルボン酸pーェトキ
シカルボニルフェニルェステルHCI塩の合成実施例2
の方法に従い5ーニトロテトラリンー1−カルボン酸と
p−ェトキシカルボニルフ工/ールを用いて合成した、
5−アミノテトラリン−1ーカルボン酸pーェトキシカ
ルボニルフェニルェステルHCI塩3.0夕と結晶シア
ナミド1.5夕及び少量のEtOHをナス型コルベンに
とり50qoで二昼夜力0温。
減圧下EtOHを蟹去し、残澄をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付して、グアニジ/体を得た。収量1
.8タ 油状物質m(liq山d)の‐1;1750(
ェステル)この物質は、invitmにおいてトリプシ
ンがトシルアルギニンメチルェステルを水解する作用を
阻害する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはフエニル基、または低級アルキル基、低級
    アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基もしくはハ
    ロゲンで置換されたフエニル基、またはナフチル基を示
    す)で示されるグアニジノテトラリン誘導体およびその
    酸付加塩。 2 式(VI) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはフエニル基、または低級アルキル基、低級
    アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基もしくはハ
    ロゲンで置換されたフエニル基、またはナフチル基を示
    す)で示されるアミノテトラリン誘導体とシアナミドと
    を反応させ、所望により、塩に変換することを特徴とす
    る式(I)▲数式、化学式、表等があります▼で示され
    るグアニジノテトラリン誘導体およびその酸付加塩の製
    造方法。
JP12887577A 1977-10-27 1977-10-27 テトラリン誘導体 Expired JPS6026100B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12887577A JPS6026100B2 (ja) 1977-10-27 1977-10-27 テトラリン誘導体
DE2846691A DE2846691C2 (de) 1977-10-27 1978-10-26 Amino- oder Guanidino-1,2,3,4-tetrahydro-1-naphthoesäureester, Verfahren z u deren Herstellung und diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel
FR7830495A FR2407198A1 (fr) 1977-10-27 1978-10-26 Esters amino- ou guanidino-1, 2, 3, 4-tetrahydro-1-naphtoiques
GB7842193A GB2009177B (en) 1977-10-27 1978-10-27 Amino-and guanidino -1,2,3,4 - tetrahydro -unaphtoic acid esters process for their preparation and pharmaceutical compositions containing them
US06/030,594 US4214093A (en) 1977-10-27 1979-04-16 Amino- or guanidino-1,2,3,4-tetrahydro-1-naphthoic esters

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JPS5463057A JPS5463057A (en) 1979-05-21
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