JPS60260569A - ω−ヒドロキシ−もしくはω−アシロキシ−アルキル−γ−ブチロラクトン及びその製法 - Google Patents

ω−ヒドロキシ−もしくはω−アシロキシ−アルキル−γ−ブチロラクトン及びその製法

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JPS60260569A
JPS60260569A JP60072663A JP7266385A JPS60260569A JP S60260569 A JPS60260569 A JP S60260569A JP 60072663 A JP60072663 A JP 60072663A JP 7266385 A JP7266385 A JP 7266385A JP S60260569 A JPS60260569 A JP S60260569A
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鈴木 清則
Takeaki Eto
江藤 武顕
Takeyasu Otsuka
大塚 健泰
Shozo Abe
阿部 正三
Sadao Yoshikawa
貞雄 吉川
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Soda Koryo KK
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Soda Koryo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油脂・香料工業分野を包含して広い工業分野に
おいての利用及び合成中間体として有用であり、とくに
は、大環状ジャ香系香料製造中間体として注目されるオ
メガ−ヒドロキシ脂肪酸の製造その他の合成分野におけ
る中間体ラクトンとして有用な従来公知文献未記載のω
−ヒドロキシーモしくはω−アシロキシ−アルキル−r
 −フーy−ロラクトン及びそれらの製法に関する。
更に詳しくは、格段に短縮された工程及び著るしく容易
な操作で、高転化率ならびに高選択率をもって、安価且
つ入手容易な原料からオメガ−ヒドロキシ脂肪酸を製造
できる中間体ラクト/及びその製法に関し、更に、廃水
処理のトラブルが実質的に解消できる点でも、工業的に
著るしく有利なオメガ−ヒドロキシ脂肪酸の製法を提供
するのに有用な新規ラクトン及びその製法に関する。
従来、オメガ−ヒドロキシ脂肪酸の製造に関しては多く
の方法が知られているが、多工程且つ煩雑な操作が要求
されたり、操作に危険を伴ったり、或はまた高価につく
試薬の利用が要求されたり、収率が悪いなどの欠陥のい
くつかを伴う工業的に不利益な方法で行われており、例
えば奥田著「香料化学総覧」、昭和43年1月15日、
床用書店発行、1211頁に紹介されている下記のよう
な13.14−’)ヒドロキシ・ベヘン酸11 側 で /+′I 上記工程式に示されるように、従来法は多工程且つ操作
煩雑であり、高価な試薬の利用が要求される上に、上記
例における収率は、高々、約40チ程度という不満足な
ものである。
本発明者等は、上述の如き従来法の不利益を克服できる
オメガ−ヒドロキシ脂肪酸の製法を提供すべく研究を行
ってきた。その結果、下記式(2)、但し式中、Rは水
素もしくはアシル基を示し、nはθ〜18の整数を示す
、 で表わされるω−ヒドロキシ−もしくはω−アシロキシ
−アルキル−γ−ブチロラクトンを、水添分解触媒の存
在下に接触反応せしめることによって、下記式(1)、 ROCH,(CH,)nCH,CH,CH,C0OH(
11但し式中、R及びnは式(2)′についてのべたと
同義、 で表わされるオメガ−ヒドロキシ脂肪酸が、高転化率、
高選択率をもって工業的に有利に製造できるこ吉を発見
した。
更に又、上記式(2)′ブチロラクトン類は、下記式(
3)′、 HOCH,(CH,)nCH,OH(3)/但し式中、
nは式(2)′について述べたと同義、 で表わされる安価且つ入手容易なジオールと、下記式(
4)、 CH,=CHC0OR’ (4) 但し式中、R/は水素もしくはアルキル基を示す、 で表わされる同様に安価且つ入手容易なアクリル酸もし
くはそのアルキルエステルとを、ラジカル触媒の存在下
に反応せし、め、所望により、得られたω−ヒドロキシ
−アルキル−γ−ブチロラクトンをアシル化して高収率
で得ることができ、斯くして、従来法に比して格段に短
縮された二乃至三工程及び著るしく容易な操作で、高転
化率ならびに高選択率をもって、ジオール類及びアクリ
ル酸もしくはそのアルキルエステルからオメガ−ヒドロ
キシ脂肪酸を製造できることを発見した。更に又舛、こ
の新しく開発された製法によれば、従来法において回避
できない廃水処理のトラブルが実質的に解消できる点で
も、工業的に著るしく有利なオメガ−ヒドロキシ脂肪酸
の製法が提供できるこ吉がわかった。
更に又、上記式(2)′化合物中、下記式(2)但し式
中、Rは水素もしくは01〜CIQの1111肪族モノ
カルボン酸からみちびかれたアシル基を示し、nは4〜
18の整数を示す、で表わされるω−ヒドロキシ−もし
くはω−アシロキシ−アルキル−γ−ブチロラクトンは
、本発明者等の知るかぎり、従来文献未記載の化合物で
あって、オメガ−ヒドロキシ脂肪酸製造中間体のほかに
、他の合成分野における中間体ラクトンとしても有用で
ある。
そして、該式(2)新規化合物は、前記式(2)′ブチ
ロラクトン類の製造において記載した式(3)′ジオー
ル中、下記式(3) %式%(3) 但し式中、nは4〜18の整数を示す、で表わされるジ
オールを用いるほかは、同様にして製造できる。
従って、本発明の目的は、例えば前記オメガ−ヒドロキ
シ脂肪酸の製法に用いるのに有用な前記式(2)の新規
ω−ヒドロキシ−もしくはω−アシロキシ−アルキル−
γ−ブチロラクトン及びその製法を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
堺解を容易にするために、前記式(3)及び式(4)化
合物からの式(2)化合物の製造を包含して、例えば、
式(1)オメガ−ヒドロキシ脂肪酸の製造までを図式的
に示すと、下記式のように示すことができる。
ラジカル触媒 HOCH,(CH,)nCH,0H−1−CH,=CH
C0OR’−ルエステル類 ROCH,(CH,) nCH,CH,CH,C0OH
式(1)オメガ−ヒドロキシ脂貼酸 本発明で用いる前記式C)ブチロラクトン類の製造は、
式(3)ジオール類と式(4)アクリル酸もしくはその
アルキルエステル類とを、ラジカル触媒の存在下に反応
せしめ、必要に応じて、得られた下記式 nは4〜18の整数を示す、 で表4つされる前記式り)化合物中、Rが水素の化合物
を、Cr ” CI Oの脂肪族モノカルボン酸もしく
はそれらの酸無水物でアシル化することにより容易に高
収率で得ることができる。
上記式(3)のα・ω−ジオール類の具体例としては、
1.6−ヘキサンジオール、1.7−へブタンジオール
、1,8−オクタンジオール、1.9−ノナンジオール
、1.10−デカンジオール、1.11−ウンデカンジ
オール、1.12−ドデカンジオール、1.13−トリ
テカンジオール、l、14−テトラテカンジオール、1
.15−ペンタデカンジオール、1.16−ヘキサテカ
ンジオール、1.17−ヘプタデカンジオール、l11
8−オクタデカンジオールの如き式(3)ジオール類を
あげることができる。又、上記式(4)のアクリル酸モ
ジくはそのアルキルエステルとしては、例えば、アクリ
ル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸n・プロピル、アクリル酸iso・プロピル、アクリ
ル酸n・ブチル、アクリル酸iso・ブチル、アクリル
酸sec・ブチル、アクリル@tert・ブチル、 ア
クリル酸n・アミル、アクリル1Jiso・アミル、ア
クリル酸ヘキシルなどの如きアクリル酸及びそのC8〜
C6低級アルキルエステルを好ましくべ例示できる。更
に、反応に用いるラジカル触媒としては、過酸化物触媒
の利用が好ましく、とくに有機過酸化物触媒の利用が好
ましい。このようなラジカル触媒の例としては、一般に
ジアルキルパーオキサイド類例えば過酸化ジ第三ブチル
、ハイドロパーオキサイド類例えば第三ブチルヒドロペ
ルオキシド、ジアセチルパーオキサイド類、例えば過酸
化ジアセチル、並びにベンゾイルパーオキシドをあげる
ことが出来る。過酸化ジ第三ブチル(D、 T、 B、
 P、 )を用いるのが特に有利である。
上述の如き、式(3)ジオール類と式(4)アクリル酸
もしくはそのアルキルエステル類との反応は、上記例示
の如きラジカル触簿の存在下(、式(3)化合物と式(
4)化合物を接触せしめることにより行うことができる
。反応は溶媒の不存在下に行うことができるが、望むな
らば、不活性液媒の存在下に行うこともでき、斯かる液
体媒体の例としては、たとえば、n−ブチルエーテルの
如き脂肪族エーテル類、グライム類、デカリンの他に、
t−ブチルベンゼン等の芳香族炭化水素類などを例示す
ることができる。反応は、大気圧〜約20kg/crn
”の加圧条件下に加熱反応させるのがよく、例えば約1
00〜200℃好ましくは約130〜約170℃程度、
一層好ましくは約140〜約160℃程度の範囲の温度
が利用される。反応時間は適宜に選択でき、たとえば、
約3〜約8時間程度で行うことができる。式(4)化合
物に対する式(3)ジオール類の量は適当に選択でき、
例えば約5〜約15モル程度を利用できる。又、本発明
方法において、Rがアシル基である式(2)ブチロラク
トン類を用いる場合には、上述のようにして得られるω
−ヒドロキシ−アルキル−γ−ブチロラクトンをアシル
化して容易に得ることができる。このアシル化反応は、
例えば、Rがメチル基の場合には無水酢酸き反応せしめ
ることにより容易に行うことができる。反応は酸触媒の
存在下に行うこともでき、例えば燐り硫酸、バラ−トル
エンスルホン酸、アンバーリスl15(商品名:ローム
・アンド・ハース社製品)の如き陽イオン交換樹脂等の
酸触媒を例示できる。反応は室温〜約120″C程度の
温度で行うことができ、約1時間〜約6時間程度で行う
ことができる。アシル化剤の量も適当に選択でき、はぼ
理論!・から約5倍モル程度が最も普通に採用できる。
アシル化剤の例としては酢酸、プロピオン酸、酪酸、イ
ソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ヘキシル酸、インヘキシ
ル酸、ヘプチル酸、イソヘプチル酸、オクチル酸、イン
オクチル酸、ノニル酸、イソノニル酸等及びそれらの酸
無水物を例示するこきができる。これらの中でも、n 
−低級脂肪酸及びその酸無水物の利用が好ましい。
反応は溶媒の存在下に行うこきもでき、例えば、トルエ
ン、ベンゼン、ヘキサン、シクロヘキサン等の芳香族お
よび脂肪酸の炭化水素類をあげることができる。
本発明によれば、上述のようにして下記式(2)但賦中
、Rは水素もしくはC1〜CtOの脂肪族モノカルボン
酸からみちびかれたアシル基を示し、nは4〜18、好
ましくは4〜16、とくには7〜11の整数を示す、で
表わされる新規なω−ヒドロキシ−もしくはω−アシロ
キシ−アルキル−γ−ブチロラクトンを得ることができ
る。このような式(2)化合物の具体例としては、下記
の如きω−ヒドロキシ−もしくはω−アシロキシ−アル
キル−r−ブチロラクトンをあげることができる。
R=Hの場合:ω−ヒドロキシ−ペンチル−1−へキシ
ル−1−へブチル−1−オクチル−1−ノニル〜、−デ
シル−1−ウンデシル−1−ドデシル−1−トリデシル
−1−テトラデシル−1−ペンタデシル−1−ヘキサデ
シル−1−ヘプタデシル−1−オクタデシル−1−ノナ
テシルーγ−ブチロラクトン、1(、=アセトキシの場
合;ω−アセチル−アルキル(上記例示き同じ)−r−
t’チロ−ラクトン、R・=プロポキシの場合;ω−プ
ロピオニル(もしくは−プロピオン酸シ)−アルキル(
上記例示と同じ)−r−ブチロラクトン、R=ニブチロ
キシ場合;ω−ブチロイル(もしくは−ブチロノキシ)
−アルキル(上記例示と同じ)−r−フチIフラクトン
、R=ピバロキシの場合;ω−ピバロノギシーアルキル
(上記例示と同じ)−γ−ブチロラクトン、几=インブ
チロキシの場合;ω−インブチロイル(もしくは−イソ
ブチロノキシ)−アルキル(上記例示と同じ)−r−ブ
チロラクトン。
上記のようKして得られる前記式(2)で表わされるω
−ヒドロキシ−もしくはω−アシロキシ−アルキル−r
−ブチロラクトンを、水添分解触媒の存在下に接触反応
せしめることにより、下記式(1)′、ROCH,(C
H,)nCH,CH,CH,C0OH(t)l但し式中
、R1及びnは式(2)についてのべたと同義、 で表わされるオメガ−ヒドロキシ脂肪酸を優れた転化率
、選択率をもって容易に得ることができる。
例えば、大使)化合物としては、式(3)ジオール類と
式(4)化合物とから得られる式(2)中、Rが水素の
ω−ヒドロキシ−アルキル−r−ブチロラクトンを用い
て行うことができるが、式(2)化合物中、Rがアシル
基の化合物の利用が好ましい。反応は水添分解触媒の存
在下に水素ガスを共存ぜしめて行うことができ、°該触
媒としては、周期律異幅8族金属系水添分解触媒の利用
が好ましい。このような金属の例としては、パラジウム
、白金などを例示することができる。これら金属触媒は
、陽イオン交換樹脂、ゼオライトの如き固体酸;リン酸
、ポリリン酸、パラトルエンスルホン酸など液体酸の如
き担体もしくは助触媒と併用することが好ましく、所望
により、これら樹脂、ゼオライトの如き固体酸に担持せ
しめるこきができる。更に又、シリカゲルおよび9リカ
ーアルミナゲル等も挙げることが出来る。
このような水添分解触媒の例としては、ゼオライト−パ
ラジウム触媒、パラジウム−カーボン−陽イオン交換樹
脂触媒、ゼオライト−プラチナ触妙、白金黒−陽イオン
交換樹脂触媒などを例示することができる。
反応は、上記例示の如き水添分解触媒の存在下、水素ガ
スの共存下で、式(2)ブチロラクトン類を接触反応せ
しめればよい。反応は脂肪族および芳香族アルコール類
、脂肪酸類、芳香族酸類、炭化水素類、さらにこれらの
溶剤と水との混合系を使用することが出来る。さらに反
応系中で水添されて上記アルコール類に転化されるケト
ン類も当然使用できる。アルコール、アルコール−水と
くにイングロビルアルコールと水の混合系が好ましい。
反応は、例えば約50°〜約250 ℃で行うことがで
き、好ましくは約1000〜約200℃、一層好ましく
は約130°〜約170℃程度である。
反応は大気圧条件下でも加圧条件下でも行うことができ
るが、加圧条件の採用が好ましく、例えば約2〜約15
0 kg/an ’、一層好ましくは約10〜約80k
g/crIL2程度である。
反応はバッチ式でも連続方式でも行うことができる。反
応は液相反応、気相反応のいずれも採用できる。
上述のようにして得られたオメガ−ヒドロキシ脂肪酸、
たとえば15−ヒドロキシ−ペンタデカン酸、16−ヒ
ドロキシ−へキサデカン酸は、たとえば特公昭41−7
770号及び特開昭48−28488号の方法に従って
、容易に且つ好収率で香料化合物として極めて有用なじ
ゃ香様芳香性物質シクロベンタデカッリッド、シクロへ
キサデカノリラドに転化できる。
実施例1〔式(2)化合物の製造例〕 1.9ノナンジオール50og(3,1amole)を
1を三ツロフラスコに仕込み溶解かくはんする。
160〜170℃でメチルアクリレート26.8gr(
0,312mole)、n−ブチルエーテル2,6.8
Flrsジーt−ブチルパーオキサイド(DTBP)4
.6gr(0,0312m01e) の混合液を5時間
半で滴下する。滴下終了後1時間反応し、反応生成物は
蒸留する。1.9ノナンジオール450 p (bp1
47〜148℃/l藺H1l )をえ、反応生成物であ
るω−ヒドロキシオクチル−r−ブチロラクト745g
(bp195℃/l藺Hg)をえた。
収率68.5%対メチルアクリレート。
実施例2〔式(2)化合物の製造例〕 l、12−ドデカンジオール101101O,0mo 
l e )を溶解し、攪拌下160℃に加熱しておき、
この中にメチルアクリレート43.0.!7(0,5m
ole)と7.39 (0,05mole) (7)ジ
−t−ブチルパーオキサイド(D、 T、 B、 P、
)と43.0g+7)デカリンの混合液を5時間30分
かかって滴下する。滴下終点では内温145℃となる。
滴下終了後1時間140〜160℃にて反応する。この
反応物を精留して回収し1.12−ドデカンジオール(
bp184〜185℃/ 1 wH!J ) 900 
grとω−ヒドロキシウンデシル−r−ブチロラクトy
(bpz17℃/ 1 vuxHll m、 p、 6
1.5℃)102.3gえた。収率81%対アクリル酸
メチル。
実施例3〔式(2)化合物の製造例〕 1.13−1リゾカンジオール1070 g(5,0m
o l e ) と、アクリル酔メチル43g、ジ−t
−ブチルパーオキサイド(D、 T、 B、 P、) 
7.3 fl、デカリン43.0gの混合液を実施例2
と同様に反応してω−ヒドロキシドデシル−γ−ブチロ
ラクトン(bJ)227℃/1uHg)を収率77チ対
アクリル酸メチルでえた。
実施例4〔式(2)化合物の製造例〕 ω−ヒドロキシウンデシル−γ−ブチロラクトン25.
9(0,0977モル)と無水酢酸40g(0,392
15モル)の混合液をかくはん下115〜120℃で6
時間反応した。反応終了後常法によって処理し、ω−ア
セチルウンデシル−γ−ブチロラクトン29.5 gr
 (mp 36.6℃)を得た。
収率98.5%。
実施例5〔式(2)化合物の製造例〕 ω−ヒドロキシウンデシル−r−ブチロラクトy25g
 (0,0977モル)と無水Bk 38. l gr
(0,293モル)の混合液を攪拌下120℃で5時間
反応した。反応終了後、常法により処理してω−ブチロ
イルウンデシル−γ−ブチロラクトン33.5 gr 
(mp 24.5℃)を得た。収率99.0チ。
実施例6〔式(2)化合物の製迅′例〕ω−ヒドロキシ
ーウンデシル−γ−ブチロラクトン25g(0,097
7モル)とビバール酸19.9gr(0,1954モル
)とをベンゼ/100ccに溶解し、2〜3滴の#1硅
酸を触媒として共沸脱水を5時間行った。反応終了後、
炭酸ナトリウム水溶液で未反応ピバール酸を十分除去し
たのち、水洗中和して常法処理してω−ビバロノキシウ
ンデシルーγ−ブチロラクトン34゜t、F(mpa4
.7℃)を得た。収率98.6%。
実施例7〔式(2)化合物の製造例〕 ω−ヒドロキシドデシル−T−ブチロラクトン26.4
9(0,0A77モル)と無水酢酸40g(0,392
15モル)をもちいて実施例4と同様にしてω−アセチ
ルドデシル−r−ブチロラクトンを30、Og、収率9
8%で得た。
実施例8〔式(2)化合物の製造例〕 ω−ヒドロキシドデシル−γ−ブチロラクトン30.0
g(0,0977モル)とn−バレリアン酸zogr(
o19sモル)とを用い実施例6と同様に反応してω−
バレロノキシードデシルーr −ブチロラクトン35.
3grを得た。収率98.3 %。
参考例1〔水添分解触媒の調製例〕 NaY型ゼオライト50 gr、硝酸アンモニウム14
.42gr、イオン交換水1800grを2を三つロフ
ラスコに入れ70〜80℃で30分間攪拌下イオン交換
する。終了後濾過して沈殿物は2000gのイオン交換
水で洗浄する。このイオン交換洗浄操作をさらに2度繰
り返す。最後の洗浄では3000gのイオン交換水で洗
浄する。洗浄後室温乾燥後125℃で5時間乾燥する。
これによって459のイオン交換ゼオライトを得た。
このゼオライト45gとイオン交劾225. OElを
フラスコに入れ、塩化パラジウ゛ム0.753 gを2
8%アンモニア水6dにとかし、イオン交換水45mで
希釈した溶液を30℃で圧加し同温にて1時間攪拌付着
させた。沈殿物は濾過しイオン交換水で充分洗浄後12
0℃で5時間乾燥後、350〜400℃で9時間焼成し
た。その後4501500℃で水素気流下10時間活性
化してPdHY型ゼオライト触媒40gを得た。これを
(J)PdFTY型ゼオライト触媒とする。
参考例2〔水添分解触媒の調製例〕 専萎qす1と同様にして、塩化パラジウム添加後、35
0〜400℃で9時間焼成しただけのものを触媒として
用いることが出来る。これを(1)PdHY型ゼオライ
ト触媒とした。
参考例3〔水添分解触媒の調製例〕 4港創1と同様の方法で得たイオン交換ゼオライト40
gを、イオン交換水2001とをフラスコに仕込み、P
t (NH,)、CI 、H,01,2/Jを260g
のイオン交換水に溶解した溶泄′を10〜12時間にわ
たって攪拌上滴下付着反応した。付着したスラリは沖過
し、イオン交換水で洗浄後、これを125℃で乾燥後3
50〜400℃で焼成した。
その後450J500℃で水素気流下10時間活性化す
ることによってPtHY型ゼオライト触媒を得た。
参考例4〔式(1)化合物の製造例〕 ω−ヒドロキシウンデシル−γ−ブチロラクトンzoy
(o、o7sxモル)と(1)PdHY型ゼオライト触
媒1.0g、80q6インプロパノール(20チ水を含
む)1.5gをオートクレーブに仕込、水素初圧66.
1 kl?/cTL”、反応温度158〜160℃で3
時間水素添加分解し、反応終了後、触媒を沖過し20g
の反応油を得た。
その反応油のG、 iL、、C,定量の結果、ペンタデ
カン酸1.110.0045モル)、γ−ペンタデカラ
クトン4.5g(0,0187モル)、15−ヒドロキ
シペンタデカン酸10.9g(0,0422モル)、未
反応ω−ヒドロキシウンデシル−γ−ブチロラクトン2
.9g(0,0011モル)を得た。
= 83.7% したがって、15−ヒドロキシペンタデカン酸の収率は
ω−ヒドロキシウンデシル−r−ブチロラクトンに対し
62.9 %である。
参考例5〔式(1)化合物の製造例〕 ω−ヒドロキシウンデシル−γ−ブチロラクトン20g
(0,0781モル)とP t HY型ゼオライと触媒
1.2.lit、80%インプロパツール(20%水を
含む)i、Bを用いて参考例4と同様に反応した結果、
15ヒドロキシペンタデカン酸の転化率は80,7%選
択率は60,3%であった。
参考例6〔式(1)化合物の製造例〕 ω−アセチルウンデシル−γ−ブチロラクトン29.5
.9(0,0962モル)と(1)PdHY型ゼオライ
ト触妖1,249.80%インプロパツール(20チの
水を含む)1.9gをオートクレーブに仕込み、水素初
圧60に!7/cm” 、反応温度144〜156℃で
3.5時間水素添加分解する。反応終了後触媒を沖過し
、常法によって処理し、反応生成物28.69を得た。
ぞの組成はぺ/タデカン鈑(1,:l(0,0011モ
ル)、γ−ウンデシルブチロラクトン1.7g(0,0
07モル)、15−アセチルペンタデカン酸2.5.2
FI(0,0841モル)未反応ω−アセチルウンアン
ルーγ−ブチロラクトン1.2g(0,0039モル)
を得た。
すなわち15−アセチルペンタデカン酸の収率は消費ω
−アセチルクンデシル−γ−ブチロラクトンに対して9
1.1%であり、目的とするω−ヒドロキシペンタデカ
ン酸はこれを常法によって加水分解して得られる。
参考例7〔式(1)化合物の製造例〕 ω−アセチルクンデシル−γ−プチロラクトン729.
5g(0,0962モル〕と(If)Pd)IY型ゼオ
ライト触媒1.3g、80%イソプロパツール(20%
水を含む)1.951を用いて参考例6と同様に反応し
て15−アセチルペンタデカン酸への転化率は930%
、選択率は87.0%であった。
参考例8〔式(1)化合物の製造例〕 ω−アセチルクンデシル−γ−ブチロラクトン30、0
 g(0,0978モル)さPtH,Y型ゼオライト触
媒1.2.9’、80%イソプロパツール(20チの水
を含む)2.0gを用いて参考例6と同様に反応シた結
果、15−アセチルペンタデカン酸への転化率は96%
、選択率は89.2%であった。
参考例9〔式(1)化合物の製造例〕 ω−ブチロイルウンデシル−γ−ブチロラクトン29.
0g(0,089モル)と(1)PdHYゼオライト触
iW 1.0 gと80%インプロパツール(20%の
水を含む)20gを用いて参考例6と同様に反応し、生
成物の分析結果、転化&72%、選択率75%であつブ
:二。
参考例1()〔式(1)化合物の製造例〕ω−ピバロノ
キシウンデシルーγ−ブチロラクトン30.0y (o
、08 sモル)と(])PdHYゼオライ触奴1. 
o gと80%イソプロパツール(20チ水を含む)2
.0gを用いて参考例6と同様に反応し生成物の分析結
果、転化率70%、選択率80%であった。
参考例11〔式(1)化合物の製造例〕ω−プチロイル
ウンテシルーγ−ブチロラクトン29.0.G (0,
089モル)とPtHY型ゼオライト触媒160gと8
0%インプロパツール(20チの水を含む)20gを用
いて参考例6と同様に反応し、生成物分析結果、目的生
成物ω−ブチロイルペンタデカン酸の転化率は80%、
選択率は70チであった。
参考例12[式(1)化合物の製造例〕ω−ピバロノキ
シクンデシルーγ−ブチロラクトン30.0 g(0,
088モル)とPtHY 型ゼオライト触媒1.0g、
80%インプロパツール(20チ水を含む)2.0gを
用いて参考例6き同様の方法で反応した結果、目的生成
物は転化率82チ、選択率78%であった。
参考例13[式(1)化合物の製造例]ω−アセチルウ
ンデシル−r−ブチロラクトン23.9g(0,078
8モル)とs%Pd−C1,□I、陽イオン交換樹脂(
アンバーリスト15)1.5,9,80%イソプロパツ
ール(20%の水を含む)1.5gをオートクレーブに
仕込、水素初圧63、5 kll/cm 2.反応温度
134〜144℃で5時間水素添加分解した。反応終了
後、触媒を濾過し常法処理し反応生成物2411を得た
その組成はペンタデカン酸0.4 fl (0,001
6モル)、γ−ペンタデカラクトン0.9g(0,00
36モル)、15−アセチルペンタデカン酸xs、sg
(0,0626モル)、未反応ω−アセチルウンデシル
−γ−ブチロラクトン3.0g(0,0099モル)で
あった。
すなわち消費ω−アセチルウンデシル−γ−ブチロラク
トンから15−アセチルペンタデカン酸の収率は92.
3%である。
参考例14〔式(1)化合物の製造例〕ω−アセチルド
デシル−r−ブチロラクトン30、2 g(0,095
3モル)と(t)PdHY型ゼオライト触媒1.3.!
i+、80%イングロパノール(20−の水を含む)1
.9.9をオートクレーブに仕込、水素初圧65 kl
lJ/cm、 ” 、反応温度144〜157℃で3.
5時間水素添加分解した。
反応終了後触媒を濾過し、常法によって処理し反 ・応
生成物30gを得た。その組成はヘキサデカン?0.8
g(0,003モル)、γ−ヘキサデカラクトン1.8
g(0,0071モル)、16−アセチルへキサデカン
酸24.5.9’ (0,0779モル)、未反応ω−
アセチルドデシル−r−ブチロラクトン2、3 g(0
,0073モル)を得た。
すなわち消費ω−アセチルドデシル−γ−ブチロラクト
ンに対する16−アセチルへ苓すデカン酸の収率88.
5%である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式(2) 但し式中、Rは水素もしくはC1〜CtOの脂肪族モノ
    カルボン酸からみちびかれたアシル基を示し、nは4〜
    18の整数を示す、で表わされるω−ヒドロキシ−もし
    くはω−アシロキシ−アルキル−γ−ブチロラクトン。 2、下記式(3) %式%(3) 但し式中、nは4〜18の整数を示す、で表わされるジ
    オールと、下記式(4)%式%(4) 但し式中、R′は水素もしくはアルキル基を示す、 で表わされるアクリル酸もしくはそのアルキルエステル
    とを、ラジカル触媒の存在下に反応せしめることを特徴
    とする下記式(2) 但し式中、Rは水素もしくはC1〜CIOの脂肪族モノ
    カルボン酸からみちびかれたアシル基を示し、nは4〜
    18の整数を示す、で表わされるω−ヒドロキシ−もし
    くはω−アシロキシ−アルキル−r−ブチロラクトンの
    製法。
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