JPS60259878A - 製氷機の水皿運転方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は製氷機に関し、特に、逆セル型製氷機の水皿運
転方法に関するものである。

（ロ）従来技術 一般に逆セル型製氷機は、下向きに開ＤＩ〜た多数の製
氷小室に氷ができると水皿を傾動せしめて製氷小室を開
放し、ホットガスによる脱水運転によって製氷小室から
離脱した氷は傾斜した水皿表面を滑って貯氷室へと落ド
し貯氷される様に構成されているが、製氷終了時点では
製氷小室内に生成された氷の下面が水皿表面に密着する
状態が通常発生し、水皿と氷の密着により水皿を傾動せ
しめるための駆動部分に過大な負荷がかかり、駆動部の
損傷や破損を招く原因となっていた。

斯かる逆セル型製氷機の欠点を解決する従来の方法は、
実開昭５７−１２００６５公報に開示される如く、製氷
終了に基づく水皿の傾動時に水皿表面に散水し、水皿と
氷との密着を溶解緩和させる給水方法を採用している。

しかし、斯かる給水による方法によると、給水温度が極
端に低温であると水皿と氷との密着を緩和させることを
ほとんど期待することができず、必しも効果的な解決方
法とは言えなかった。

（ハ）発明の目的 本発明は上記従来の欠点に鑑み、水１１旧頃動時に掛か
る水皿の駆動装置への負荷を軽減し、駆動装置の損傷及
び破損を防止する事を目的とする。

に）発明の構成 本発明は逆セル型製氷機であって、製氷運転の終了に基
づくホットガスによる脱水運転の開始後、冷却器の温度
が設定温度に上昇したとき、水皿の傾動を開始する様に
した製氷機の水皿運転方法である。

（１９実施例 第１図は本発明を実施する製氷機の一部を破断した側面
図を７ドしており、下向きに開口する多数の製氷小室（
ＩＡ）を有し、土壁外面に冷凍系の蒸発パイプ（２）を
配設した冷却器（１）と、各小室（ＩＡ）を下方から十
分余裕をもって閉塞し、表面には各小室（ＩＡ）に対応
する噴水孔（３）及びその両側に戻り穴（４）を形成し
た水皿（５）と、該水皿（５）に固定され戻り穴（４）
に連通ずる水タンク（６）と、水タンク（６）内の水を
送水・α（７）、更に分配管（８）を経て噴水孔（３）
から各小室（ＩＡ）へ循環せしめる循環ポンプ（９）と
、水皿（５）を傾動及び復動せしめる正逆回転可能な減
速モータ（１０）を含む駆動装置（１１）と、給水弁０
功が開いたとき水皿（５）の表面ＶＣ，Ｉ＆水する散水
器０３）と、水タンク（６）の底部に連通したフロート
タンク（］　４＆）　内のフロート（１４Ｂ）によって
水位スイッチ（１４Ｃ）を作動し、水タンク（６）の所
定水位を検出する水位検出装置αａ等にて所謂逆セル型
製氷装置を構成している。

而して、駆動値＃０１）は支持梁０啼に固定１〜だ取付
は板（１６）に支持した前記減速モータ０Ｑの出力軸に
相互が逆方向に延出した第１及び第２のアーム（１７Ａ
）及び（１７Ｂ）と中間部分に水皿（５）の剥離助成部
（１７Ｃ）を有する駆動カム（ｌηを連結し、該カム０
７）の第１のアーム（１７Ａ）の端部に取付けたコイル
発条（１８１の他端を水皿（５）の側部に連結し、水皿
（５）の後部は支点軸０１に支持している。（２１］は
第１及び第２のアーム（１７Ａ）及び（１７Ｂ）によっ
て接点を切換えられ、減速モータ（１０）への通ｋを停
止に制御するシーソ一式の制御スイッチである。

次に、本発明の′鑞気回路を第２図に基づき説明する。

（２υは冷凍系の電動圧縮機、（２かま製氷運転の終了
を制御するタイマーで、所定時間を経過したとき接点を
閉路するタイマー接点（２２Ａ）を有する。

０（支）は脱水運転の終了を制御する脱水検知ナーモス
タットで、冷却？’４（ＩＩの温度が所定温度に低下し
たときＬ接点（２３Ａ　）に切換わり、所定温度に上昇
したとぎＨ接点（２３Ｂ）に切換わる。（２勢は所定の
貯水量を検出したとき接点を閉路する貯水スイッチＣ１
２句と部列に接続した第１リレーで、滋閉の第１リレー
接点（２４Ａ）と常開の第１リレー接点（２４Ｂ）を有
する。（２６）は第２リレーで、常閉の第２リレー接点
（２６Ａ）及び（２６Ｂ）と常開の第２リレー接点（２
６Ｃ）及び（２６Ｄ）を有する。（２７）は第３リレー
で、常開の第３リレー接点（２７Ａ）及び（２７Ｂ）を
有する。（ｌ功は前記水位スイッチ（１４Ｃ）と直列に
接続した給水弁である。（２０Ａ１）及び（２０Ａ２）
は前記制御スイッチ四の傾動接点、（２０Ｂ１　）及び
（２０Ｂ２）は制御スイッチＣ（））の復動接点である
。α〔は制御スイッチ（２０１の切換わりによって正転
若しくは逆転する前記減速モータ、（９）は前記循環ポ
ンプ、ｔ２１Ｈ′！、＃縮器空冷用ファン、＋２９１は
ホットガスバルブである。また、（（４）は第１図に示
すように感温部（３０Ａｔ）を冷却器（１）の側壁外面
に固着した感温装置Ｗで、その設定温度は機種により若
干異なり実験的にめられるが、少なくとも前記脱水検知
サーモスタットぼやが水の離脱を検知する温度より低い
脱水運転初期に、冷却器（１）の所定の上昇温度を検知
して接点を閉路する温度スイッチ（３０Ｂ）を傾動接点
（２１１Ａ２）と減速モータ０〔の間に接続している。

なお、前記水位検出装置Ｉには機構的にディファレンシ
ャルを持たせて製氷運転中に給水しないようにしている
２゜次に本発明の動作を＃ｌ明する。水１１１１（５１
は第１図の実線で示すように各小室（ＩＡ）を閉塞した
水平状態にあり、電＃な投入すると常閉の第１リレー接
点（２４Ａ）、更に水位スイッチ（１４Ｃ）を介して通
電する給水弁（１２１が開き、散水器０階から水皿（５
）の表面に散水（２、主に戻り穴（４）を通って水タン
ク（６）に給水を開始する。また、電動圧縮機１２１）
が動作し゛〔冷却器（１）を冷却すると共に常閉の第１
リレー接点（２４Ａ）、傾動接点（２０Ａ１）　、更に
常閉の第２リレー接点（２６Ａ）を介して循環ポンプ（
９）及び凝縮器空金柑ファン（２樟が動作して製氷運転
を開始し、その後、水タンク（６）の水位が所定水位例
達するとフロー　）　（１４Ｂ）によって水位スイッチ
（１４Ｃ）の接点が開路され、給水弁（１りへの通電を
断って散水を停止し水タンク（６）への給水動作を終了
する。

而して、水声／り（６）内の水は送水管（７）、分配管
（８）を経て各噴水孔（３）から各製氷小室（ＩＡ）に
噴水され、該小室（ＩＡ）に凍結しない余水は戻り穴（
４）から水タンク（６）に帰還する水循４動作を繰り返
していく。製氷開始後、冷却器（１）の温度が所定温度
に低下すると脱水検知サーモスタッ）（２３）はＨ接点
（２３１３）からＬ接点（２３Ａ）Ｋ切換わっでタイマ
ー（２２１をスタートさせ、該タイマー（２２による所
定時間を経過すると、タイマー接点（２２Ａ）が閉路し
て第２リレー＋２［９が励磁し、常閉の舗２リレー接点
（２６Ａ）及び（２６Ｂ）が開路すると共に常開の第２
リレー接点（２６Ｃ）及び（２６Ｄ）が閉路する。

これによって、循環ポンプ（９）及びファン（２８）が
停止して製氷運転を終了すると共にホットガスバルブ（
２翅に通電し、該パルプ翰が開いて蒸発パイプ（２）に
ホットガスを循環し、冷却器（１）を加熱して各製氷小
室（ＩＡ）に凍結した氷の脱水運転を開始する。

脱水運転開始後、冷却器（１）が温度上昇し感温装置３
Ｑが所定の上昇温度を感知すると温度スイッチ（３０６
？）を閉路し、タイマー接点（２２Ａ）、傾動接点＾ト
菅゛ （２０Ａ２）　、更に　（３０Ｂ）を介して減速上〜り
（＋９が通電して正回転し、水皿（５）の傾動を開始す
るっ この様に脱水運転の開始から遅れて水［旧５）の傾動を
開始することにより、氷と水■旧５）の表面との密着力
が緩和され、駆動カム０．７）の剥離助成部（１７Ｃ）
が氷から水皿（５）を剥がす力が軽減され駆動装置１１
（］υへの過大負荷を減少することかできるのである。

そして、水皿（５）の傾動途中で水タンク（６）内の製
氷残水の一部が排水されると水位スイッチ（１４Ｃ）が
閉路し、給水弁（１２１に通電されて散水器０３）から
水皿（５）の表面に洗浄のための散水を開始する。而し
て、駆動カム０７）の第２のアーム（１７Ｂ）が制御ス
イッチ回を傾動接点（２０Ａ１）及び（２０Ａ２）から
復動接点（２０Ｂ１　）及び（２０Ｂ２　’）へ切換え
ると、減速モータ（１０）への通電が断たれて水皿（５
）は第１図の二点鎖線で示すように製氷小室（ＩＡ）を
開放した傾斜位置で傾動を終了する。なお、この状態に
おいて、水タンク（６）には第１図の点線（３）で示す
レベルに水が残され、次サイクルの製氷運転における循
環ポンプ（９）の始動時の空運転を防止している。

而して、各製氷小室（ＩＡ）から氷が離脱して脱水検知
サーモスタット（ハ）が冷却器（１）の所定の上昇温度
な感知してＬ接点（２３Ａ　）からＨ接点（２３Ｂ）に
切換わると、タイマー（ハ）への通電が断たれてタイマ
ー接点（２２Ａ）は通常へ復帰する。またこのとき、第
２リレー（イ）の励磁が解除されて常閉の第２リレー接
点（２６Ａ）及び（２６Ｂ）が通常へ閉路すると共に常
開の第２リレー接点（２６Ｃ）及び（２６Ｄ）が通常へ
開路するため、制御スイッチ（２Ｑｌの復動接点（２０
Ｂ１　）、常閉の第２リレー接点（２６Ｂ）を介して減
速モータＯＩが通ぽして今度は逆回転し、駆動カム（１
７）は時計方向に回転して水皿（５）は復動を開始する
。そして、駆動カム（１ηの第１のアーム（１７Ａ）カ
制御スイッチ四な復動接点（２０Ｂ１　）及び（２０Ｂ
２）から傾動接点（２０Ａ１　）及び（２０Ａ２）へ切
換えると、減速モータＱＯ）への通電が断たれて水皿（
５）は再び第１図の実線で示すように製氷小室（ＩＡ）
を閉塞した水平位置で復動を終了し、このとき、ホット
ガスバルブ（至）への通電が断たれて脱水運転ケ終了す
ると共に冷却器（１）の冷却を開始し循環ポンプ（９）
及びファン（２８）を動作して次サイクルの製氷運転を
開始する。その後、冷却器（１）の温度が低下していく
と温度スイッチ（３Ｏ８）も通常へ開路し、水タンク（
６）の水位が所定水位に達すると上述の如くフロート（
１４Ｂ）によって水位スイッチ（１４Ｃ）の接点が開路
され給水弁０２への通電が断たれて水声／り（６）への
給水動作を終了する。

（へ）発明の効果 本発明は以上の様に、製氷運転終了に基づく脱水運転開
始後、冷却器の温度が設定温度に上昇したとき、水皿の
傾動ケ開始することにより、氷と水皿の密着力が緩相状
悪で水皿が傾動を開始するため水皿が氷から離れるとき
に掛かる駆動装置への過大負荷が軽減され、駆動装置の
損傷及び破損を防止することができる優れた利点を奏す
るものである。

更に、本発明は冷却器の上昇温度にて水皿の傾動を遅ら
せているため、周囲温度条件に関係なく常に一定した緩
和状態で水皿が傾動を開始し、駆動装置へ掛かる負荷の
ばらつきもなく一層確実なる駆動装置の保護を達成する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施する製氷機の一部を破断した側面
図、第２図は本発明の電気回路図である。 （１）・・・冷却器、（ｔＡ）・・・製氷小室、　（５
）・・・水皿、Ｉ・・・駆動装置、　■・・・感温装置
、（３０Ａ）・・・感温部、（３０Ｂ）・・・温度スイ
ッチ。 出願人　三洋電機株式会社　外工名 代理人　弁理士　佐　野　靜　夫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、下向きに開口する多数の製氷小室を区画形成した冷
   却器と、各小室を閉塞する傾復動可能な水皿と、該水皿
   に固定した水タンクと、循環ボン噴水して製氷運転を行
   なうと共にホットガスによって前記冷却器を加熱して脱
   水運転を行なう製氷機において、前記製氷運転の終了に
   基づく前記脱水運転開始後、前記冷却器の温度が設定温
   度に上昇したとき、前記水皿の傾動を開始する様にした
   事を特徴とする製氷機の水皿運転方法。